JPH0971022A - サーマルヘッドの支持装置 - Google Patents
サーマルヘッドの支持装置Info
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- JPH0971022A JPH0971022A JP25462395A JP25462395A JPH0971022A JP H0971022 A JPH0971022 A JP H0971022A JP 25462395 A JP25462395 A JP 25462395A JP 25462395 A JP25462395 A JP 25462395A JP H0971022 A JPH0971022 A JP H0971022A
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- thermal head
- head
- shaft
- platen roller
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、サーマルヘッドの軸方向への移動
をなくして、各色の印刷ズレをなくして、印刷用紙への
印刷の画質を向上することのできるサーマルヘッドの支
持装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、プラテンローラ１０との間に
印刷用紙２０を移動させて印刷を行うサーマルヘッド１
を回動自在に軸支するシャフト４と、シャフト４の軸方
向からサーマルヘッド１の移動を規制する規制部材７、
８と、サーマルヘッド１を覆うようにシャフト４に回動
自在に軸支されたヘッドプレスバー５と、サーマルヘッ
ド１とヘッドプレスバー５間に介装される複数の圧接ば
ね１５を備え、各圧接ばね１５が、ヘッドプレスバー５
の回動による圧縮作動で、サーマルヘッド１をプラテン
ローラ１０に付勢する押圧力とシャフト４の軸線方向に
付勢する押圧力とを発生するように斜めに配置されてい
るものである。
をなくして、各色の印刷ズレをなくして、印刷用紙への
印刷の画質を向上することのできるサーマルヘッドの支
持装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、プラテンローラ１０との間に
印刷用紙２０を移動させて印刷を行うサーマルヘッド１
を回動自在に軸支するシャフト４と、シャフト４の軸方
向からサーマルヘッド１の移動を規制する規制部材７、
８と、サーマルヘッド１を覆うようにシャフト４に回動
自在に軸支されたヘッドプレスバー５と、サーマルヘッ
ド１とヘッドプレスバー５間に介装される複数の圧接ば
ね１５を備え、各圧接ばね１５が、ヘッドプレスバー５
の回動による圧縮作動で、サーマルヘッド１をプラテン
ローラ１０に付勢する押圧力とシャフト４の軸線方向に
付勢する押圧力とを発生するように斜めに配置されてい
るものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写プリンタに
設けられたサーマルヘッドの支持装置に関する。
設けられたサーマルヘッドの支持装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来技術のサーマルヘッドの支持装置と
しては、図３及び図４に示すようなものがあり、以下、
説明する。図３及び図４において、１は略直方体形状の
サーマルヘッドであり、発熱部１Ａとこの発熱部１Ａの
熱を放散させるヒートシンク１Ｂとからなっている。ま
た、サーマルヘッド１の前面の中央部には、突出部１Ｃ
が形成されている。２は金属板を略Ｌ字状に折り曲げ形
成したヘッドブラケットであり、その取付片２Ａにネジ
孔が形成され、その支持片２Ｂにその外側に開口する長
溝孔２Ｃが形成されている。このへッドブラケット２
は、その取付片２Ａがネジ３によりサーマルヘッド１の
突出部１Ｃに取付けられ、支持片２Ｂの長溝孔２Ｃにヘ
ッドシャフト４が内嵌されて貫通している。このヘッド
シャフト４はヘッドプレスバー５を回動自在に支持する
ものであり、その両端が図示しないプリンターのフレー
ムに取り付けられている。
しては、図３及び図４に示すようなものがあり、以下、
説明する。図３及び図４において、１は略直方体形状の
サーマルヘッドであり、発熱部１Ａとこの発熱部１Ａの
熱を放散させるヒートシンク１Ｂとからなっている。ま
た、サーマルヘッド１の前面の中央部には、突出部１Ｃ
が形成されている。２は金属板を略Ｌ字状に折り曲げ形
成したヘッドブラケットであり、その取付片２Ａにネジ
孔が形成され、その支持片２Ｂにその外側に開口する長
溝孔２Ｃが形成されている。このへッドブラケット２
は、その取付片２Ａがネジ３によりサーマルヘッド１の
突出部１Ｃに取付けられ、支持片２Ｂの長溝孔２Ｃにヘ
ッドシャフト４が内嵌されて貫通している。このヘッド
シャフト４はヘッドプレスバー５を回動自在に支持する
ものであり、その両端が図示しないプリンターのフレー
ムに取り付けられている。
【０００３】ヘッドプレスバー５は、サーマルヘッド１
を覆って支持するもので、複数の開口部５Ｂが形成され
た上板５Ａと、この上板５Ａの両端縁からサーマルヘッ
ド１側に延びる側板５Ｃ、５Ｃ、５Ｄ、５Ｄとが一体形
成されている。このヘッドプレスバー５は、各側板５
Ｃ、５Ｃの先端に形成された取付孔５Ｅ、５Ｅを、ヘッ
ドシャフト４の両端縁にそれぞれ外嵌することにより回
動可能に取り付けられている。また、ヘッドプレスバー
５の側板５Ｄ、５Ｄには、その先端に溝部Ｍ、Ｍが形成
されている。ヘッドシャフト４には、その軸方向のヘッ
ドブラケット２が外嵌された両側には周溝４Ａ、４Ｂが
形成されており、この各周溝４Ａ、４Ｂには規制部材と
なる止め輪７、８が外嵌されて、ヘッドブレケット２を
この軸方向から挟持している。これにより、ヘッドブラ
ケット２が各止め輪７、８に係合することでサーマルヘ
ッド１のヘッドシャフト４の軸方向への移動を規制して
いる。
を覆って支持するもので、複数の開口部５Ｂが形成され
た上板５Ａと、この上板５Ａの両端縁からサーマルヘッ
ド１側に延びる側板５Ｃ、５Ｃ、５Ｄ、５Ｄとが一体形
成されている。このヘッドプレスバー５は、各側板５
Ｃ、５Ｃの先端に形成された取付孔５Ｅ、５Ｅを、ヘッ
ドシャフト４の両端縁にそれぞれ外嵌することにより回
動可能に取り付けられている。また、ヘッドプレスバー
５の側板５Ｄ、５Ｄには、その先端に溝部Ｍ、Ｍが形成
されている。ヘッドシャフト４には、その軸方向のヘッ
ドブラケット２が外嵌された両側には周溝４Ａ、４Ｂが
形成されており、この各周溝４Ａ、４Ｂには規制部材と
なる止め輪７、８が外嵌されて、ヘッドブレケット２を
この軸方向から挟持している。これにより、ヘッドブラ
ケット２が各止め輪７、８に係合することでサーマルヘ
ッド１のヘッドシャフト４の軸方向への移動を規制して
いる。
【０００４】９は支持部材であって、突出片９Ａ及びプ
ラテンローラ１０の軸に外嵌される凹部９Ｂが形成さ
れ、サーマルヘッド１の側面に取り付けられている。こ
の支持部材９の突出片９Ａは、ヘッドプレスバー５の溝
部Ｍ、Ｍに挿入されている。１５、１５は圧接ばねであ
って、サーマルヘッド１とヘッドプレスバー５の上板５
Ａとの間に介装されて、サーマルヘッド１をプラテンロ
ーラ１０側に付勢している。
ラテンローラ１０の軸に外嵌される凹部９Ｂが形成さ
れ、サーマルヘッド１の側面に取り付けられている。こ
の支持部材９の突出片９Ａは、ヘッドプレスバー５の溝
部Ｍ、Ｍに挿入されている。１５、１５は圧接ばねであ
って、サーマルヘッド１とヘッドプレスバー５の上板５
Ａとの間に介装されて、サーマルヘッド１をプラテンロ
ーラ１０側に付勢している。
【０００５】このように構成されるサーマルヘッドの支
持装置は、印刷時の初期状態においては、図示しない駆
動装置によりヘッドプレスバー５がヘッドシャフト４を
軸としてサーマルヘッド１から離間する方向に所定角度
回転される。これにより、サーマルヘッド１の発熱部１
Ａがプラテンローラ１０から離れた状態とされる。この
状態で、印刷用紙２０の供給ローラ１６を回転して、印
刷用紙２０が複数の色に色分けされたインクリボン２５
と共に、プラテンローラ１０とサーマルヘッド１の発熱
部１Ａとの間まで搬送されると、上記駆動装置により、
ヘッドプレスバー５がヘッドシャフト４を軸としてサー
マルヘッド１の方向に所定角度回転して複数の圧接ばね
１５、１５を圧縮すると共に、プラテンローラ１０を回
転（供給ローラ１６と同方向に回転する。）する。これ
により、印刷用紙２０がサーマルヘッド１とプラテンロ
ーラ１０との間を通過する際に、各圧接ばね１５、１５
の押圧力Ｐ１（ばね力）でプランテンローラ１０に当接
されて、サーマルヘッド１の発熱部１Ａに電流が供給さ
れ、発熱部１Ａが発熱することにより、インクリボン２
５のインクが溶けて印刷用紙２０に転写される。そし
て、供給ローラ１６とプラテンローラ１０を逆・正回転
することで、印刷用紙２０がサーマルヘッド１とプラテ
ンローラ１０との間で往復を繰り返され、数色の印刷を
行う。
持装置は、印刷時の初期状態においては、図示しない駆
動装置によりヘッドプレスバー５がヘッドシャフト４を
軸としてサーマルヘッド１から離間する方向に所定角度
回転される。これにより、サーマルヘッド１の発熱部１
Ａがプラテンローラ１０から離れた状態とされる。この
状態で、印刷用紙２０の供給ローラ１６を回転して、印
刷用紙２０が複数の色に色分けされたインクリボン２５
と共に、プラテンローラ１０とサーマルヘッド１の発熱
部１Ａとの間まで搬送されると、上記駆動装置により、
ヘッドプレスバー５がヘッドシャフト４を軸としてサー
マルヘッド１の方向に所定角度回転して複数の圧接ばね
１５、１５を圧縮すると共に、プラテンローラ１０を回
転（供給ローラ１６と同方向に回転する。）する。これ
により、印刷用紙２０がサーマルヘッド１とプラテンロ
ーラ１０との間を通過する際に、各圧接ばね１５、１５
の押圧力Ｐ１（ばね力）でプランテンローラ１０に当接
されて、サーマルヘッド１の発熱部１Ａに電流が供給さ
れ、発熱部１Ａが発熱することにより、インクリボン２
５のインクが溶けて印刷用紙２０に転写される。そし
て、供給ローラ１６とプラテンローラ１０を逆・正回転
することで、印刷用紙２０がサーマルヘッド１とプラテ
ンローラ１０との間で往復を繰り返され、数色の印刷を
行う。
【０００６】ところで、このように、印刷用紙をサーマ
ルヘッド１とプラテンローラ１０との間の往復を繰り返
すことにより数色の印刷を行うものにおいては、ヘッド
ブラケット２と止め輪７、８との係合でサーマルヘッド
１のヘッドシャフト４の軸線方向への横ズレを生じない
ようにして、印刷後の色ズレを低減している。
ルヘッド１とプラテンローラ１０との間の往復を繰り返
すことにより数色の印刷を行うものにおいては、ヘッド
ブラケット２と止め輪７、８との係合でサーマルヘッド
１のヘッドシャフト４の軸線方向への横ズレを生じない
ようにして、印刷後の色ズレを低減している。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術のサーマルヘッドの支持装置では、ヘッドブラケ
ットと止め輪との間に少しでもヘッドシャフトの軸線方
向に隙間があると、印刷用紙の印刷中にサーマルヘッド
がこの隙間分だけ軸線方向に横ずれしてしまう。この結
果、印刷用紙をサーマルヘッドとプラテンローラ間の往
復で印刷される各色の印刷の相互にズレが生じて、印刷
紙への印刷の画質が劣化するという問題があった。
来技術のサーマルヘッドの支持装置では、ヘッドブラケ
ットと止め輪との間に少しでもヘッドシャフトの軸線方
向に隙間があると、印刷用紙の印刷中にサーマルヘッド
がこの隙間分だけ軸線方向に横ずれしてしまう。この結
果、印刷用紙をサーマルヘッドとプラテンローラ間の往
復で印刷される各色の印刷の相互にズレが生じて、印刷
紙への印刷の画質が劣化するという問題があった。
【０００８】この際に、ヘッドブラケットと止め輪との
隙間を、零に近づければ上記問題は解消されると考えら
れるが、各部品加工精度が非常に厳しくなり、隙間を零
にするのは実現不可能である。
隙間を、零に近づければ上記問題は解消されると考えら
れるが、各部品加工精度が非常に厳しくなり、隙間を零
にするのは実現不可能である。
【０００９】本発明は、この問題を解決するためになさ
れたもので、サーマルヘッドのシャフォトの軸線方向へ
の移動をなくすことで、各色の印刷のズレをなくして、
印刷用紙への印刷の画質を向上することのできるサーマ
ルヘッドの支持装置を提供することを目的とする。
れたもので、サーマルヘッドのシャフォトの軸線方向へ
の移動をなくすことで、各色の印刷のズレをなくして、
印刷用紙への印刷の画質を向上することのできるサーマ
ルヘッドの支持装置を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明のサーマルヘッドの支持装置では、請求項１
においては、プラテンローラとの間にインクリボンと印
刷用紙とを移動させて印刷を行うサーマルヘッドを回動
自在に軸支するシャフトと、前記シャフトの軸方向から
前記サーマルヘッドを挟持して軸方向の移動を規制する
一対の規制部材と、前記サーマルヘッドを覆うように前
記シャフトに回動自在に軸支されたヘッドプレスバー
と、前記サーマルヘッドと前記ヘッドプレスバーとの間
に介装され前記ヘッドプレスバーの回動による圧縮作動
で前記サーマルヘッドを前記プラテンローラに付勢する
複数の圧接ばねとを備えてなるサーマルヘッドの支持装
置において、前記各圧接ばねが、前記ヘッドプレスバー
の回動による圧縮作動で、前記サーマルヘッドを前記プ
ラテンローラに付勢する押圧力と前記シャフトの軸線方
向に付勢する押圧力とを発生するように斜めに配置され
ているものである。これによれば、印刷において、ヘッ
ドプレスバーを回動して各圧接ばねを圧縮すると、各圧
接ばねには、サーマルヘッドをプラテンローラに付勢す
る押圧力と共に、サーマルヘッドをシャフトの軸線同方
向に付勢する押圧力が発生して、この押圧力でサーマル
ヘッドをシャフトの軸線方向に移動させて一の規制部材
に押さえ付けるように係合させることができるので、規
制部材とサーマルヘッドとの間に隙間が存在しても、サ
ーマルヘッドのシャンクの軸方向の横ズレを規制するこ
とができる。
め、本発明のサーマルヘッドの支持装置では、請求項１
においては、プラテンローラとの間にインクリボンと印
刷用紙とを移動させて印刷を行うサーマルヘッドを回動
自在に軸支するシャフトと、前記シャフトの軸方向から
前記サーマルヘッドを挟持して軸方向の移動を規制する
一対の規制部材と、前記サーマルヘッドを覆うように前
記シャフトに回動自在に軸支されたヘッドプレスバー
と、前記サーマルヘッドと前記ヘッドプレスバーとの間
に介装され前記ヘッドプレスバーの回動による圧縮作動
で前記サーマルヘッドを前記プラテンローラに付勢する
複数の圧接ばねとを備えてなるサーマルヘッドの支持装
置において、前記各圧接ばねが、前記ヘッドプレスバー
の回動による圧縮作動で、前記サーマルヘッドを前記プ
ラテンローラに付勢する押圧力と前記シャフトの軸線方
向に付勢する押圧力とを発生するように斜めに配置され
ているものである。これによれば、印刷において、ヘッ
ドプレスバーを回動して各圧接ばねを圧縮すると、各圧
接ばねには、サーマルヘッドをプラテンローラに付勢す
る押圧力と共に、サーマルヘッドをシャフトの軸線同方
向に付勢する押圧力が発生して、この押圧力でサーマル
ヘッドをシャフトの軸線方向に移動させて一の規制部材
に押さえ付けるように係合させることができるので、規
制部材とサーマルヘッドとの間に隙間が存在しても、サ
ーマルヘッドのシャンクの軸方向の横ズレを規制するこ
とができる。
【００１１】請求項２においては、請求項１のものに、
前記サーマルヘッドが、前記プラテンローラとの間に介
装された複数色に色分けされたインクリボンとに対して
往復移動させて前記印刷用紙をカラー印刷するものであ
る。これによれば、、印刷用紙がサーマルヘッドとプラ
テンローラ間を往復して、複数色の印刷を行っても、各
色の印刷のズレを無くして、印刷用紙の印刷の画質を向
上させることが可能となる。
前記サーマルヘッドが、前記プラテンローラとの間に介
装された複数色に色分けされたインクリボンとに対して
往復移動させて前記印刷用紙をカラー印刷するものであ
る。これによれば、、印刷用紙がサーマルヘッドとプラ
テンローラ間を往復して、複数色の印刷を行っても、各
色の印刷のズレを無くして、印刷用紙の印刷の画質を向
上させることが可能となる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
るサーマルヘッドの支持装置について、図面を参照して
説明する。図１は本発明の実施の形態におけるサーマル
ヘッドの支持装置を示す背面図、図２は本発明の実施の
形態におけるサーマルヘッドの支持装置を示す側面図で
ある。尚、本発明の実施の形態における図１及び図２に
おいて、従来技術の図３及び図４と同一の符号は同一の
構成を有するので、その説明を省略する。
るサーマルヘッドの支持装置について、図面を参照して
説明する。図１は本発明の実施の形態におけるサーマル
ヘッドの支持装置を示す背面図、図２は本発明の実施の
形態におけるサーマルヘッドの支持装置を示す側面図で
ある。尚、本発明の実施の形態における図１及び図２に
おいて、従来技術の図３及び図４と同一の符号は同一の
構成を有するので、その説明を省略する。
【００１３】図１及び図２において、サーマルヘッド１
とヘッドプレスバー５との間に介装される各圧接ばね１
５、１５は、この両端面が相互に並行してヘッドシャフ
ト４の軸方向に対して所定角度θを有する傾斜面１５
Ａ、１５Ｂにされている。そして、各圧接ばね１５、１
５は、相互にヘッドシャフト４の軸線方に対して同方向
に傾斜する状態にして、各傾斜面１５Ａ、１５Ｂをサー
マルヘッド１のヒートシンフ１Ｂとヘッドプレスバー５
の上板５Ａのそれぞれに係合して、サーマルヘッド１と
ヘッドプレスバー５との間に介装されている。
とヘッドプレスバー５との間に介装される各圧接ばね１
５、１５は、この両端面が相互に並行してヘッドシャフ
ト４の軸方向に対して所定角度θを有する傾斜面１５
Ａ、１５Ｂにされている。そして、各圧接ばね１５、１
５は、相互にヘッドシャフト４の軸線方に対して同方向
に傾斜する状態にして、各傾斜面１５Ａ、１５Ｂをサー
マルヘッド１のヒートシンフ１Ｂとヘッドプレスバー５
の上板５Ａのそれぞれに係合して、サーマルヘッド１と
ヘッドプレスバー５との間に介装されている。
【００１４】そして、印刷時の初期状態においては、図
示しない駆動装置によりヘッドプレスバー５がヘッドシ
ャフト４を軸としてサーマルヘッド１から離間する方向
に所定角度回転される。これにより、サーマルヘッド１
の発熱部１Ａがプラテンローラ７から離れた状態とされ
る。この状態で、印刷用紙２０の供給ローラ１６を回転
して、印刷用紙２０がインクリボン２５と共に、プラテ
ンローラ７とサーマルヘッド１の発熱部１Ａとの間まで
搬送されると、上記駆動装置により、ヘッドプレスバー
５がヘッドシャフト４を軸としてサーマルヘッド１の方
向に所定角度回転して複数の圧接ばね１５、１５を圧縮
すると共に、プラテンローラ１０を回転（供給ローラ１
６と同方向に回転する。）する。
示しない駆動装置によりヘッドプレスバー５がヘッドシ
ャフト４を軸としてサーマルヘッド１から離間する方向
に所定角度回転される。これにより、サーマルヘッド１
の発熱部１Ａがプラテンローラ７から離れた状態とされ
る。この状態で、印刷用紙２０の供給ローラ１６を回転
して、印刷用紙２０がインクリボン２５と共に、プラテ
ンローラ７とサーマルヘッド１の発熱部１Ａとの間まで
搬送されると、上記駆動装置により、ヘッドプレスバー
５がヘッドシャフト４を軸としてサーマルヘッド１の方
向に所定角度回転して複数の圧接ばね１５、１５を圧縮
すると共に、プラテンローラ１０を回転（供給ローラ１
６と同方向に回転する。）する。
【００１５】そして、サーマルヘッド１とヘッドプレス
バー５との間に傾斜して介装された各圧接ばね１５、１
５は、そのばね力がサーマルヘッド１をプラテンローラ
１０に付勢する押圧力Ｐ２と、サーマルヘッド１をヘッ
ドシャフト４の軸線同方向に付勢する押圧力Ｐ３とから
なる分圧力が発生し、印刷用紙２０がサーマルヘッド１
とプラテンローラ１０との間を通過する際に、各圧接ば
ね１５、１５の押圧力Ｐ２の合力Ｆ１でプランテンロー
ラ１０に当接され、また、各押圧力Ｐ３の合力Ｆ２でサ
ーマルヘッド１がヘッドブラケット２の支持片２Ｂとと
もにヘッドシャフト４の一方の軸線方向に、この支持片
２Ｂと止め輪８との間に存する隙間を吸収しつつ移動さ
せられ、遂には、この支持片２Ｂが止め輪８に押さえ付
けられるように係合する。
バー５との間に傾斜して介装された各圧接ばね１５、１
５は、そのばね力がサーマルヘッド１をプラテンローラ
１０に付勢する押圧力Ｐ２と、サーマルヘッド１をヘッ
ドシャフト４の軸線同方向に付勢する押圧力Ｐ３とから
なる分圧力が発生し、印刷用紙２０がサーマルヘッド１
とプラテンローラ１０との間を通過する際に、各圧接ば
ね１５、１５の押圧力Ｐ２の合力Ｆ１でプランテンロー
ラ１０に当接され、また、各押圧力Ｐ３の合力Ｆ２でサ
ーマルヘッド１がヘッドブラケット２の支持片２Ｂとと
もにヘッドシャフト４の一方の軸線方向に、この支持片
２Ｂと止め輪８との間に存する隙間を吸収しつつ移動さ
せられ、遂には、この支持片２Ｂが止め輪８に押さえ付
けられるように係合する。
【００１６】これにより、この支持片２Ｂと止め輪８と
の係合でサーマルヘッド１のヘッドシャフト４の軸線方
向の移動、すなわち、サーマルヘッド１の横ズレを規制
する状態にして、サーマルヘッド１の発熱部１Ａに電流
を供給することで、インクリボン２５のインクが溶けて
印刷用紙２０に転写され、また、供給ローラ１６とプラ
テンローラ１０を逆・正回転することで、印刷用紙２０
がサーマルヘッド１とプラテンローラ１０間で往復を繰
り返され、数色の印刷を行うことができる。
の係合でサーマルヘッド１のヘッドシャフト４の軸線方
向の移動、すなわち、サーマルヘッド１の横ズレを規制
する状態にして、サーマルヘッド１の発熱部１Ａに電流
を供給することで、インクリボン２５のインクが溶けて
印刷用紙２０に転写され、また、供給ローラ１６とプラ
テンローラ１０を逆・正回転することで、印刷用紙２０
がサーマルヘッド１とプラテンローラ１０間で往復を繰
り返され、数色の印刷を行うことができる。
【００１７】
【発明の効果】このように本発明のサーマルヘッドの支
持装置によれば、請求項１では、印刷において、ヘッド
プレスバーを回動して各圧接ばねを圧縮すると、各圧接
ばねには、サーマルヘッドをプラテンローラに付勢する
押圧力と共に、サーマルヘッドをシャフトの軸線同方向
に付勢する押圧力が発生して、この押圧力でサーマルヘ
ッドをシャフトの軸線方向に移動させて一の規制部材に
押さえ付けるように係合させることがで、規制部材とサ
ーマルヘッドとの間に隙間が存在しても、サーマルヘッ
ドのシャンクの軸方向の横ズレを規制することができ
る。この結果、印刷用紙がサーマルヘッドとプラテンロ
ーラ間を往復して、数色の印刷を行っても、各色の印刷
のズレを無くして、印刷用紙の印刷の画質を向上させる
ことが可能となる。
持装置によれば、請求項１では、印刷において、ヘッド
プレスバーを回動して各圧接ばねを圧縮すると、各圧接
ばねには、サーマルヘッドをプラテンローラに付勢する
押圧力と共に、サーマルヘッドをシャフトの軸線同方向
に付勢する押圧力が発生して、この押圧力でサーマルヘ
ッドをシャフトの軸線方向に移動させて一の規制部材に
押さえ付けるように係合させることがで、規制部材とサ
ーマルヘッドとの間に隙間が存在しても、サーマルヘッ
ドのシャンクの軸方向の横ズレを規制することができ
る。この結果、印刷用紙がサーマルヘッドとプラテンロ
ーラ間を往復して、数色の印刷を行っても、各色の印刷
のズレを無くして、印刷用紙の印刷の画質を向上させる
ことが可能となる。
【００１８】請求項２では、請求項１の効果に加えて、
印刷用紙がサーマルヘッドとプラテンローラ間を往復し
て、複数色の印刷を行っても、各色の印刷のズレを無く
して、印刷用紙の印刷の画質を向上させることが可能と
なる。
印刷用紙がサーマルヘッドとプラテンローラ間を往復し
て、複数色の印刷を行っても、各色の印刷のズレを無く
して、印刷用紙の印刷の画質を向上させることが可能と
なる。
【図１】本発明の一実施例におけるサーマルヘッドの支
持装置の構成を示す背面図である。
持装置の構成を示す背面図である。
【図２】本発明の一実施例におけるサーマルヘッドの支
持装置の構成を示す側面図である。
持装置の構成を示す側面図である。
【図３】従来技術のサーマルヘッドの支持装置の構成を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図４】従来技術のサーマルヘッドの支持装置の構成を
示す概略側面図である。
示す概略側面図である。
１ サーマルヘッド ４ ヘッドシャフト ７、８ 止め輪（規制部材） １０ プラテンローラ １５、１５ 圧接ばね ２０ 印刷用紙
Claims (2)
- 【請求項１】 プラテンローラとの間にインクリボンと
印刷用紙とを移動させて印刷を行うサーマルヘッドを回
動自在に軸支するシャフトと、前記シャフトの軸方向か
ら前記サーマルヘッドを挟持して軸方向の移動を規制す
る一対の規制部材と、前記サーマルヘッドを覆うように
前記シャフトに回動自在に軸支されたヘッドプレスバー
と、前記サーマルヘッドと前記ヘッドプレスバーとの間
に介装され前記ヘッドプレスバーの回動による圧縮作動
で前記サーマルヘッドを前記プラテンローラに付勢する
複数の圧接ばねとを備えてなるサーマルヘッドの支持装
置において、 前記各圧接ばねが、前記ヘッドプレスバーの回動による
圧縮作動で、前記サーマルヘッドを前記プラテンローラ
に付勢する押圧力と前記シャフトの軸線同方向に付勢す
る押圧力とを発生するように斜めに配置されていること
を特徴とするサーマルヘッドの支持装置。 - 【請求項２】 前記サーマルヘッドが、前記プラテンロ
ーラとの間に介装される複数色に色分けされたインクリ
ボンとに対して往復移動させて前記印刷用紙をカラー印
刷するものであることを特徴とする請求項１記載のサー
マルヘッド支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25462395A JP3438432B2 (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | サーマルヘッドの支持装置 |
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| JP25462395A JP3438432B2 (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | サーマルヘッドの支持装置 |
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
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-
1995
- 1995-09-05 JP JP25462395A patent/JP3438432B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
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|---|---|---|---|---|
| US7073962B2 (en) | 2003-07-28 | 2006-07-11 | Funai Electric Co. | Thermal-transfer printer |
| US7256806B2 (en) | 2004-04-28 | 2007-08-14 | Funai Electric Co., Ltd. | Image formation apparatus and sublimation printer |
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