JPH0970620A - 板材鋭角曲げ加工方法 - Google Patents

板材鋭角曲げ加工方法

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JPH0970620A
JPH0970620A JP22877095A JP22877095A JPH0970620A JP H0970620 A JPH0970620 A JP H0970620A JP 22877095 A JP22877095 A JP 22877095A JP 22877095 A JP22877095 A JP 22877095A JP H0970620 A JPH0970620 A JP H0970620A
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JP
Japan
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bending
angle
punch
plate material
acute
Prior art date
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Pending
Application number
JP22877095A
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English (en)
Inventor
Osamu Miyazaki
修 宮▲崎▼
Yasuo Kuboki
保夫 窪木
Shinji Nakano
真治 中野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 板材の鋭角曲げ加工における曲げ加工部分の
局部段差をなくし、曲げ加工部分の強度の低下を防止
し、装置が簡単で、加工工程数の削減を図ることが可能
な板材鋭角曲げ加工方法を提供することを目的とする。 【構成】 連続帯状素材フレーム1との継棧部7を極力
細くし、所望曲げ角度を満足することができる曲げ角度
Aを持つ曲げパンチ11と、それに対向する曲げダイ1
2により曲げ加工を行うときに、継棧部7は曲げパンチ
11に設定された素材フレーム1の板材が持つ弾性限界
内の先端傾き角度Bだけ傾けて曲げ加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレス機械に供給された
連続帯状板材を鋭角に曲げ加工する板材鋭角曲げ加工方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来において、プレス機械により板材を
鋭角に曲げ加工する方法としては、例えば図7に示すよ
うに金属材からなる連続帯状の素材フレーム40を打ち
抜き加工によってコ字状の切り欠き部41を形成し、そ
れにより形成された舌片状の加工部42を角度Kの曲げ
加工する場合は、図8(a)に示すように加工部42と
当接する曲げ角度Kの曲げパンチ44と、対向した曲げ
ダイ45により加工部42を押圧して折曲部43を形成
していた。
【0003】しかしながら前記折曲部43の曲げ角度
は、素材フレーム40の金属板材のスプリングバックに
より所望の曲げ角度、すなわち曲げパンチ44の曲げ角
度Kに対して図8(b)のようにスプリングバック角度
Nを加算された角度Mとなっていた。
【0004】さらに所望の曲げ角度Kが90度以下の鋭
角を必要とする場合は、図9(a)に示すようにまず第
1曲げ始点Qの位置で前記の図8と同様の曲げ加工を行
い、次に図9(b)のようにオフセット量Sだけ曲げ加
工位置を素材フレーム40側へずらして、第2曲げ始点
Rの位置で同様の曲げ加工を行うことにより所望の曲げ
角度Kとしていた。
【0005】また、他の板材曲げ加工方法としては図1
0(a)に示すように、前記図8と同様の曲げ加工を行
った後に、図10(b)のように鋭角な曲げ角度Lを折
曲部43の当接部に持つスライダー47と、それと対向
したスライダー46をそれぞれ点線の位置から矢印方向
に折曲部43を挟持かつ押圧して所望の曲げ角度Kに加
工していた。
【0006】次に図7の折曲部43の先端をさらに鋭角
の曲げ加工を行う場合は、例えば図11(a)に示すよ
うにまず曲げパンチ49と曲げダイ48で折曲部43の
一端部58を90度近傍まで曲げ加工し、さらに図11
(b)あるいは図11(c)のように押えブロック52
あるいは分割点すなわち位置の異なる押えブロック55
と、所望曲げ角度および形状の先端突部59の第2曲げ
ダイ50で素材フレーム40および折曲部43を挟持し
た状態で、第2曲げパンチ51あるいは分割点すなわち
位置の異なる第2曲げパンチ54により所望角度の一端
部58の鋭角曲げ加工を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の板材曲げ加工方法では、曲げ工程が2工程必要であ
り、曲げ装置のパンチおよびダイが複数必要で複雑かつ
高価なものとなるものであった。
【0008】また図11(a)から図11(c)の曲げ
加工方法では、押えブロック52あるいは押えブロック
55と、第2曲げパンチ51あるいは第2曲げパンチ5
4の分割点53あるいは分割点56の部分の作用によ
り、図11(b)の場合は図11(d)のごとく、また
図11(c)の場合は図11(e)のごとく曲げ部分に
局部段差53aあるいは局部段差56aが発生する場合
があり、曲げ部分の強度不足となるなどの課題があっ
た。
【0009】本発明は従来のこのような課題を解決しよ
うとするもので、90度以下の鋭角曲げ加工の工程数を
削減し、さらに曲げ部分の強度の低下を防止する板材鋭
角曲げ加工方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明による板材鋭角曲げ加工方法は、素材フレーム
と折曲部となる加工部との保持をする継棧部を極力細く
して、曲げ加工の際にその継棧部を板材の弾性限界内で
変形させ所望の鋭角曲げ角度および形状に加工する方
法、あるいは押えブロックと曲げパンチの分割点を折曲
部の曲げ加工部分以外の部分とすることにより鋭角曲げ
加工を行う方法としたものである。
【0011】
【作用】この板材鋭角曲げ加工方法により、90度以下
の鋭角曲げ加工の加工工程数を削減でき、曲げ装置の簡
素化が図れると共に、鋭角曲げ加工部分の局部段差の発
生を解消し、曲げ加工部分の強度の低下を防止し、品質
の安定化が図れるものとなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例による板材鋭角曲げ
加工方法について図面を用いて説明する。図1(a)〜
(c)は本発明の一実施例による板材鋭角曲げ加工方法
の加工工程の主要部分の断面図、図2(a)〜(c)は
他の実施例による板材鋭角曲げ加工方法の加工工程の主
要部分の断面図、図3は本実施例により製造される接触
子例のプレス打ち抜き材料部分の平面図、図4は同実施
例の接触子の斜視図、図5は同実施例の接触子を用いた
機構部品例の構成図、図6は同機構部品の動作概要説明
図である。
【0013】まず、図5に示す機構部品は押ボタンスイ
ッチを例としたものであり、接続用の導電・弾性体の金
属材を打ち抜き加工してなる端子34を絶縁樹脂材料で
なるケース33にインサート成形を行い、それに別の工
程にて打ち抜き鋭角曲げ加工などを行った導電・弾性体
の金属材でなる接触子29を挿入し、次にまた別の工程
にて樹脂成形加工されたレバー31およびカバー30を
挿入して組立て構成されるものであり、その動作の概要
は図6に示すように、レバー31を下方向に押して移動
させると接触子29も下方向へ移動かつ変形し、ストロ
ークHの距離移動すると点線で示した位置と形状とな
り、その時接触子29の一方の先端球面加工部35は、
ケース33の内底面を摺動して右方向へ移動して端子3
4と接触し電気的接続の開閉動作を果たすものである。
【0014】そして本発明の実施例として、前記接触子
29の曲げ加工における板材鋭角曲げ加工方法について
説明すると、図4の曲げ加工などのほぼ加工済み接触子
29において根元の曲げ角度Dは製品の機能上85〜9
0度が必要であり、また中央部の曲げ角度Eは15〜2
0度の曲げ角度が必要である。
【0015】次に根元曲げ角度Dの曲げ加工方法は、図
3に示すように例えば厚みがtで銅合金などの導電・弾
性体の金属材でなり、連続帯状の打ち抜き用素材フレー
ム1に、打ち抜き加工により搬送送り穴6、先端スリッ
ト4、コ字状打ち抜き部5、後端コ字状打ち抜き部8を
設けることにより、加工部2、先端球面加工部35とな
る先端加工部3および継棧部7が構成され、素材フレー
ム1と加工部2との接続部の継棧部7の打ち抜き加工は
できるだけ細くすることが望ましく、例えば幅Fは板厚
tの1〜2倍程度、また長さGは板厚tの2〜4倍程度
である。
【0016】そして図1に示すように、前記のほぼ加工
終了・完成品で根元曲げ角度Dの所望角度を満足するこ
とが可能な曲げ角度Aを先に先端加工部3を先端球面加
工部35に加工された加工部2と当接する先端部に持つ
曲げパンチ11と、それと対向した曲げ角度Cを加工部
2と当接する内凹部に持つ曲げダイ12による押圧によ
り加工部2の曲げ加工を行うが、その時前記継棧部7は
図1(a)および図1(b)に示すように曲げパンチ1
1の他の先端下面と保持上型と保持下型(図示せず)に
より水平に保持された素材フレーム1の加工部2以外の
水平面との傾斜角度Bだけ傾けて曲げ加工が行われる
が、その傾きすなわち変形は素材フレーム1の金属材が
持つ弾性限界以内であるため、曲げ加工により変形した
継棧部7は曲げパンチ11と曲げダイ12がそれぞれ上
・下方向に移動して、押圧を開放すれば図1(c)に示
すように素材フレーム1と同一平面上となるとともに、
根元曲げ加工角度Dの曲げ加工が終了する。
【0017】そして次に図4に示す中央部曲げ角度Eの
曲げ加工は、図2(a)に示すようにまず根元曲げ角度
Dの加工済み加工部2を保持できる第1曲げパンチ17
とそれと対向する第1曲げダイ16で加工部2の中央部
を90度近傍まで曲げ加工を行い、次に図2(b)に示
すように押えブロック15と、一先端部を所望の先端角
度Eの形状とした第2曲げダイ13で根元曲げ角度Dの
加工済み加工部2と素材フレーム1を保持ならびに挟持
し、一端部に前記第2曲げダイ13の一先端部と対応す
る曲げ角度Jの凹部を持ち、前記押えブロック15と加
工部2との当接部分での接触個所すなわち分割点18
が、加工部2の曲げ加工の行われない垂直部分のおよそ
1/3〜2/3の位置としたはめあいの第2曲げパンチ
14を押圧することにより、中央部曲げ角度Eの曲げ加
工を行うのである。
【0018】曲げ加工終了後不要となる継棧部7を切断
除去して、素材フレーム1より切り離し、接触子29を
完成させるのである。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明による板材鋭角曲げ
加工方法は、曲げ加工後継棧部が素材フレームと同一平
面上となるので、曲げ加工完成済み製品の付いた連続帯
状フレームの搬送やリールへの巻取りにおいて、製品を
損傷あるいはズレさせることが少なく、また継棧部の切
断・除去が容易で精度がよく、装置が簡単で加工工程数
が削減でき、押えブロックと曲げパンチの分割点が曲げ
加工部でないため、鋭角曲げ部分の局部段差の発生を解
消して、曲げ加工部分の強度の低下を防止し品質の安定
化が図れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による板材鋭角曲げ加工方法
の加工工程の主要部分の側面断面図
【図2】他の実施例による板材鋭角曲げ加工方法の加工
工程の主要部分の側面断面図
【図3】同実施例により製造される接触子のプレス打ち
抜き材料の部分図
【図4】同実施例の接触子の斜視図
【図5】同実施例の接触子を用いた機構部品例の構成図
【図6】同実施例の機構部品の動作概要説明図
【図7】従来例による板材曲げ加工方法の概念を示す部
分斜視図
【図8】同従来例による板材曲げ加工方法の工程の主要
部分の側面断面図
【図9】同従来例による板材曲げ加工方法の工程主要部
の説明図
【図10】同従来例による板材鋭角曲げ加工方法の工程
主要部の説明図
【図11】同従来例の他の板材鋭角曲げ加工方法の工程
主要部の説明側面図
【符号の説明】
1 素材フレーム 2 加工部 3 先端加工部 4 先端スリット 5 コ字状打ち抜き部 6 搬送送り穴 7 継棧部 8 後端コ字状打ち抜き部 11 曲げパンチ 12 曲げダイ 13 第2曲げダイ 14 第2曲げパンチ 15 押えブロック 16 第1曲げダイ 17 第1曲げパンチ 18 分割点 29 接触子 30 カバー 31 レバー 33 ケース 34 端子 35 先端球面加工部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続帯状板材を打ち抜き加工により加工
    部とフレームとの接続保持の継棧部を設けた素材フレー
    ムを挟持して先端に所望曲げ角度を有する曲げダイと、
    対向する曲げ凹部を有する曲げパンチにより、継棧部を
    板材の弾性限界内の角度で変形させて所望の曲げ角度の
    曲げ加工を行う板材鋭角曲げ加工方法。
  2. 【請求項2】 板材の加工部を90度近傍に曲げ加工を
    行った後、分割点を加工部の曲げ加工部分以外の所にし
    た押えブロックとはまりあう所望曲げ角度の凹部を有す
    る曲げパンチおよび前記曲げパンチに対向した案内突部
    を有する曲げダイによる所望曲げ角度の押圧曲げ加工を
    する板材鋭角曲げ加工方法。
JP22877095A 1995-09-06 1995-09-06 板材鋭角曲げ加工方法 Pending JPH0970620A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010125454A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Osamu Makino プレス曲げ加工用工具
JP2011256607A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Sekisui Jushi Plametal Corp 積層板
US8930741B2 (en) 2006-09-28 2015-01-06 Intel Corporation Voltage regulator with drive override

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