JPH11314132A - クリップ成形方法 - Google Patents

クリップ成形方法

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JPH11314132A
JPH11314132A JP12034898A JP12034898A JPH11314132A JP H11314132 A JPH11314132 A JP H11314132A JP 12034898 A JP12034898 A JP 12034898A JP 12034898 A JP12034898 A JP 12034898A JP H11314132 A JPH11314132 A JP H11314132A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ループ部を有し一対の足部が交差するクリップ
のループ部の隙間およびループ幅を所望の寸法に収め、
品質にバラツキのないクリップを得る。 【解決手段】クリップ成形方法において、第1の押圧手
段15により芯金12に向かってワークを押圧する第1
のループ曲げ工程と、第2の押圧手段14によりワーク
を芯金12に押圧する第2のループ曲げ工程と、突き上
げピン20により他方の足部を突き上げてループ部後部
を塑性変形させる工程と、第3の押圧手段13によりワ
ークを芯金12に押圧する第3のループ曲げ工程と、第
1の押圧手段15によりループ部の後部を再度押圧する
工程と、押圧部材22によりワークの他方の足部を上方
から押圧する工程と、第4の押圧手段16と第1,第2
および第3の押圧手段15,14,13とによりワーク
のループ部を芯金12に向かって押圧整形する工程とを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属板からなり、
ループ部と一対の足部とを有し、足部が互いに交差する
クリップを成形するクリップ成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明のクリップ成形方法の成形対象物
であるクリップについて、図1〜図4を用いて説明す
る。図1はクリップ1の斜視図、図2はクリップ1の平
面図、図3はクリップ1の側面図、図4は成形前のクリ
ップ1のブランクの展開図、図5はクリップ1を装備し
たクリップ機構の斜視図である。図1、図2および図3
において、クリップ1は楕円状のループ部2と一対の足
部3、4とからなり、ループ部2は、後部2a、一方の
側部2b、他方の側部2cおよび交差部2dからなって
いる。また、一方の足部3は、鈍角に曲がった中部3a
と内側に直角に曲がった端部3bを有し、他方の足部4
は、鈍角に曲がった中部4aと内側に直角に曲がった端
部4bを有している。このクリップ1は、図4に示すよ
うな輪郭形状であって、金属薄板から打ち抜き等の手段
により形成されたブランク5を折り曲げて成形されるも
のである。
【0003】また、クリップ1は、図5に示すように、
クリップ機構に組み込まれて使用される。すなわち、ク
リップ1のループ部2(図2参照)側を管状のオサエカ
ン6内で移動することにより、クリップ機構を構成して
クリップ対象物7を摘むことができる。クリップ機構
は、管状のオサエカン6が図2に示すクリップ1の後部
2a側から側部2b、2c側へ進むに連れて、オサエカ
ン6の内径がループ幅Wより小さいので、ループ部2を
絞ることにより足部3、4の端部3b、4bの間隔が一
旦広がり、オサエカン5がさらに足部3、4に進むと、
足部3、4を絞って端部3b、4bの間隔を狭め、足部
3、4にクリップ力が生ずる機構となっている。
【0004】従来、上述のようなループ部を有するクリ
ップの成形方法には、一般的に、金属薄板を打ち抜いた
ブランクを押圧成形する方法(従来技術1)が用いられ
ている。図32に示すように、芯金102に対して、金
型103を3方向から押圧し、介在するブランク101
を芯金102に倣わせて成形する。この場合、ブランク
101の両端部101aは平行に成形される。ループ部
を有し足部が交差するクリップの成形方法に関連する技
術には、釣巻環の製造方法として、特公昭57−344
5号公報所載の技術(従来技術2)が開示されている。
図33に示すように、素材の線材110は、上型111
によって環状部110aを曲げられた後、回転可能な軸
112によって回転され、線材110は捻じられて所定
の形状に成形される。
【0005】また、同様に、フック付コイルばねのフッ
ク端の成形方法として、特公昭62−43768号公報
所載の技術(従来技術3)が開示されている。図34に
示すように、連続して送り出される線材120の送り方
向と直角の面内に、放射状に配置された複数個の成形工
具121がカム122のタイミングによって前後進しコ
イルばねを成形している。さらに、同様に、ループ状線
材の製造装置として、特開昭62−118929号公報
所載の技術(従来技術4)が開示されている。図35お
よび図36に示すように、まず、線材130を巻付け用
爪131で掴み、この巻付け用爪131をピン132の
方向へスライド手段133の動作により移動させ、ピン
132に線材130を巻き付けて、スライド手段133
を反対方向に移動させ、線材130をループ状に成形し
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来技
術には、つぎのような問題点があった。従来技術1の方
法を本発明のクリップ成形方法の成形対象物であるクリ
ップ1に適用すると、図1に示したように、足部3、4
が互いに交差しているので、双方の足部3、4が干渉
し、成形できないという問題があった。また、従来技術
2の方法では、クリップ1は板材であるため、図37に
示すように、ループ部2にタオレ8が発生し、品質を満
足することができない。
【0007】さらに、従来技術3の方法では、成形部に
対して放射方向に成形工具121を配置し、カム122
のタイミングによって線材120をループ形状に成形し
ている。しかし、カム122を使用したストローク制御
方式をクリップ1に適用すると、板材の厚さのバラツキ
によっては、板材が成形工具121に確実に押圧され
ず、特に板材の厚さが公差の最小の場合には、スプリン
グバックが大きくなり、ループ部2の幅W(図2参照)
が大きくばらつく。クリップ1は、オサエカン6と組み
合わせて使用するので、ループ幅Wのバラツキの影響に
よって引き込み力量が大きく変わり、安定した操作がで
きない。さらにまた、従来技術4の方法では、型による
押圧成形ではないため、当然、ループ2の形状や寸法が
大きくばらつく。また、板材のループ曲げへの応用は非
常に困難である。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、請求項1、2または3に係る発明の課題
は、ループ部を有し一対の足部が交差するクリップを、
板状のワークの両足部を干渉させることなく成形し、成
形後のループ部の隙間およびループ幅を所望の寸法に収
めてループ形状を安定させることができ、さらに品質に
バラツキのないクリップを得るクリップ成形方法を提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、ループ部と一対の足部とを
有し該足部が互いに交差するクリップを成形するクリッ
プ成形方法において、ワークを予備成形する工程と、予
備成形されたワークを成形部にセットし、成形中心に対
して放射方向に移動自在に配設されループ部の後部形状
を成形する第1の押圧手段により成形中心に固着されル
ープ部の内側形状を成形する芯金に向かってワークを押
圧する第1のループ曲げ工程と、成形中心に対して放射
方向に移動自在に配設されループ部の一方の側部形状を
成形する第2の押圧手段によりワークを前記芯金に押圧
する第2のループ曲げ工程と、第1の押圧手段を後退さ
せ、上下方向に移動自在に配設された突き上げピンによ
り一対の足部同士が交差可能な状態で維持されるように
他方の足部を突き上げてループ部後部を塑性変形させる
工程と、突き上げピンを後退させ、成形中心に対して放
射方向に移動自在に配設されループ部の他方の側部形状
を成形する第3の押圧手段によりワークを前記芯金に押
圧する第3のループ曲げ工程と、第3の押圧手段を後退
させ、第1の押圧手段によりループ部の後部を再度押圧
する工程と、上下方向に移動自在に配設された押圧部材
によりループ部後部が塑性変形されて持ち上げられた他
方の足部が所望の位置に成形されるように、少なくとも
ワークの該足部を上方から押圧する工程と、成形中心に
対して放射方向に移動自在に配設され一対の足部が交差
する角度を整える第4の押圧手段と第1、第2、および
第3の押圧手段とによりクリップ形状を整えるように、
ワークのループ部を芯金に向かって押圧整形する工程と
を有する。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明のクリップ成形方法において、前記第2のループ曲げ
工程および前記第3のループ曲げ工程では、前記第2の
押圧手段および第3の押圧手段の押圧力を前記芯金を破
損しない低圧力とし、前記第4の押圧手段と第1、第2
および第3の押圧手段とによってクリップ形状を整える
ように、押圧成形する際またはその後に、少なくとも第
2および第3の押圧手段の押圧力を高くしてワークのル
ープ部を芯金向かって押圧整形する。請求項3に係る発
明は、請求項1または2に係る発明のクリップ成形方法
において、前記ワークを予備成形する工程は、完成品ク
リップのループ曲げ形状の一部と同一の形状となるよう
に、ワークを曲げ成形するものである。
【0011】請求項1、2または3に係る発明のクリッ
プ成形方法では、第1のループ曲げにより、ループ部の
後部の成形を行うとともに、ワークが八の字状に曲げら
れ、第2のループ曲げ以降の工程がやり易い形状を形成
する。第2のループ曲げにより、ループ部の一方の側部
の成形を行うとともに、クリップの一方の足部が他方の
足部と交差可能の位置まで曲げられる。芯金と第2の押
圧手段とによってワークを把持し、以降の工程において
ワークの固定が行える。第1の押圧手段を後退させるこ
とによって、他方の足部を突き上げてループ部の後部を
塑性変形させる際に、ループ部の後部が自由に動き、ル
ープ部の異常な変形を防止する。他方の足部を突き上げ
てループ部の後部を塑性変形させることによって、突き
上げピンが元に戻っても、一対の足部同士が交差可能な
状態にする。
【0012】突き上げピンを後退させることによって、
以降の工程で、第3の押圧手段等の押圧動作の障害にな
らないようにする。第3のループ曲げによって、ループ
部の他方の側部の成形を行うとともに、一対の足部の交
差が完了する。第3の押圧手段を後退させることによっ
て、以降の工程で、ループ部の後部および他方の足部が
動き、ループ部の異常な変形を防止する。ループ部の後
部を再度押圧することにより、ループ部の後部の形状が
整うとともに、持ち上げられた他方の足部が下がり隙間
間隔が小さくなる。押圧部材で少なくともワークの足部
を上方から押圧することにより、持ち上げられた他方の
足部が所望の位置にくるようにループ部の後部を塑性変
形させる。第4の押圧手段と第1、第2、第3の押圧手
段とにより、ワークのループ部を芯金に向かって押圧成
形することによりクリップ形状を最終的に整える。
【0013】請求項2に係る発明のクリップ成形方法で
は、上記作用に加え、つぎのような作用がある。第2の
ループ曲げおよび第3のループ曲げにおいては、芯金を
破損しない低圧力で、ワークを芯金に押圧するため、ル
ープの形状によっては、第4の押圧手段と第1、第2、
第3の押圧手段で、クリップ形状を整えるように、ワー
クにループ部を芯金に向かってする押圧整形において、
クリップ形状の整形が不十分で、スプリングバックが残
る場合がある。そこで、第4の押圧手段と、第1、第
2、第3の押圧手段とで、ワークのループ部を芯金に向
かって押圧整形する際に、少なくとも第2および第3の
押圧手段の押圧力を高くして押圧整形すると、スプリン
グバックが修正され、クリップ形状を整えることができ
る。第4の押圧手段と第1、第2、第3の押圧手段とで
押圧した後に、少なくとも第2および第3の押圧手段の
押圧力を高くして押圧整形しても同じ作用が得られる。
クリップ形状の成形および整形が終了した後、それぞれ
の押圧手段の押圧力を低くして各押圧手段を後退させる
と、各押圧手段の後退タイミングのずれによって芯金に
対して不測の押圧力がかかって芯金を破損するようなこ
とはない。
【0014】請求項3に係る発明のクリップ成形方法で
は、上記作用に加え、つぎのような作用がある。第2の
ループ曲げ、第3のループ曲げおよび第4の押圧手段と
第1、第2、第3の押圧手段での押圧整形では、押圧手
段の数および押圧手段の移動方向に制限があるため、ワ
ークのスプリングバックにより、ループ部の成形まはた
整形が不十分な場合がある。前記ワークを成形部にセッ
トする前に、ワークに完成品のループ曲げ形状と同一の
形状となる曲げ成形を予め行うことによって、押圧手段
の数および押圧手段の移動方向の制限を補って、良好な
ループ形状を得る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態では、既に図
1〜図5に示したクリップ1の成形方法を説明するもの
であるが、クリップの形状については、ループ部と一対
の足部とを有し、該足部が交差する金属薄板からなる部
材であるならば、クリップという名称や機能に制限を受
けることなく、本発明の実施の形態を適用できるもので
ある。以下、具体的な実施の形態について説明する。
【0016】(実施の形態1)図6〜図19は実施の形
態1を示し、図6はクリップ成形装置の斜視図、図7は
突き上げピン部の縦断面図、図8は押圧部材部であって
図6のX−X断面図、図9はワークを成形部に供給した
状態の平面図、図10は第1のループ曲げの平面図、図
11は第2のループ曲げの平面図、図12は他方の足部
の突き上げ加工の平面図、図13は他方の足部の突き上
げ加工の側面図、図14は第3のループ曲げの平面図、
図15はループ部後部の第1のパンチによる再押圧加工
の平面図、図16はループ部後部の第1のパンチによる
再押圧加工の側面図、図17は他方の足部の上方からの
押圧加工の平面図、図18は他方の足部の上方からの押
圧加工の側面図、図19は整形加工の平面図である。
【0017】まず、クリップ成形方法に用いる成形装置
について説明する。図6において、クリップ成形装置
は、押圧手段として、先端押圧面に成形型を形成し、シ
リンダによって駆動されて押圧力を得るパンチを用いて
いる。テーブル11の上面には、成形位置中心(以下成
形中心とよぶ)にクリップ1のループ部2(図2参照)
の内側形状を成形する型である芯金12が固着されてい
る。この芯金12を中心、すなわち成形中心に対して、
放射方向であって、芯金12の左側に第3の押圧手段と
しての第3のパンチ13、芯金12の右側に第2の押圧
手段としての第2のパンチ14、芯金12の後側に第1
の押圧手段としての第1のパンチ15、芯金12の前側
に第4の押圧手段としての第4のパンチ16がそれぞれ
配設されている。
【0018】第1のパンチ15は、その押圧面がクリッ
プ1のループ部2の後部2a(図2参照)を成形する
型、第2のパンチ14は、その押圧面がループ部2の一
方の側部2b(図2参照)を成形する型、第3のパンチ
13は、その押圧面がループ部2の他方の側部2c(図
2参照)を成形する型、第4のパンチ16は、その押圧
面がループ部2の交差部2dで一対の足部3、4が交差
する角度(図2参照)を整える型となっている。これら
のパンチ13、14、15、16は、それぞれ、テーブ
ル11の上面に配設された一対のガイド17に挟持さ
れ、かつテーブル11の上面をスムーズに成形中心に対
して放射方向に摺動自在に調整されている。また、これ
らのパンチ13、14、15、16の浮き防止のため、
それぞれ、一対のガイド17の上面にカバー18が取着
され、ボルト19により固定されている。これらのパン
チ13、14、15、16は、それぞれ押圧面と反対側
の端部がシリンダのシリンダロッドと連結され、該シリ
ンダによって移動するようになっている。なお、各シリ
ンダと、このシリンダを載置する台とは、図示されてい
ない。
【0019】芯金12に対して、左前側の位置に、突き
上げピン20が配設されている。図7に示すように、突
き上げピン20は、テーブル11に穿設された摺動穴1
1aに挿通され、収納穴11b内に配置されたシリンダ
21のシリンダロッド21aと連結されており、上下方
向に摺動自在になっている。図6において、芯金12に
対して、前側の位置に、押圧部材22が配設されてい
る。図8(図6のX−X断面図)に示すように、押圧部
材22は、テーブル11の上面に立設した支柱23に取
付け板24を介して取着したシリンダ25のシリンダロ
ッド25aに連結され、上下に移動することができる。
【0020】つぎに、上記構成の成形装置を用いたクリ
ップの成形方法を説明する。図9において、ワーク9
は、図4において既に示したブランク5を予備成形し
て、図9に示す形状となっている。この形状は後に説明
する実施の形態3によって形成されたものであるが、ワ
ーク9は必ずしもこの形状でなくてもよい。ただし、本
実施の形態で成形される部分は、クリップ1のループ部
2(図2参照)の部分のみであるので、ワーク9には、
予め、クリップ1の足部3、4の中部3a、4aの鈍角
曲げ加工、および端部3b、4bの直角曲げ加工を施し
たものである必要がある。
【0021】図9において、ワーク9をテーブル11の
成形部、すなわち、テーブル11の成形中心に固着され
た芯金12に沿わせてワーク9を成形する位置、特に、
この段階では、芯金12と第1のパンチ15との間での
成形位置にセットし、以下の工程でクリップ1の成形を
行う。 第1工程 図10に示すように、不図示のシリンダにて第1のパン
チ15を芯金12に向かって前進させ、第1のパンチ1
5で芯金12に向かってワーク9を押圧して、第1のル
ープ曲げを行う。第1のループ曲げにより、ループ部2
の後部2aの成形を行うとともに、ワーク9が八の字状
に曲げられ、第2のループ曲げ以降の工程がやり易い形
状となる。
【0022】 第2工程 図11に示すように、不図示のシリンダにて第2のパン
チ14を芯金12に向かって前進させ、第2のパンチ1
4で芯金12に向かってワーク9を押圧して、第2のル
ープ曲げを行う。第2のループ曲げにより、ループ部2
の一方の側部2bの成形を行うとともに、ワーク9の一
方の足部3が、他方の足部4と交差可能な位置まで曲げ
られる。芯金12と第2のパンチ14とによってワーク
9を把持し、以降の工程においてワーク9の固定が行わ
れる。この後、第1のパンチ15は後退させられる。こ
れにより、次工程で他方の足部4を突き上げピン20で
突き上げて、ループ部2の後部2aを塑性変形させる際
に、後部2aが自由に動き、ループ部2の異常な変形を
防止することができる。
【0023】 第3工程 図12および図13に示すように、シリンダ21(図7
参照)にて突き上げピン20をテーブル11の上面から
垂直な方向に突き出させて、突き上げピン20で他方の
足部4を突き上げて、ループ部2の後部2aを変形させ
る。この変形によって、ループ部2の後部2aが塑性変
形し、突き上げピン20が復帰しても、つぎの第4工程
において、一対の足部3、4同士が交差可能な状態に維
持される。この後、突き上げピン20をテーブル11の
上面から突き出ない状態に後退させる。これにより、以
降の工程で、第3のパンチ13等の押圧手段の動作の障
害にならないようにすることができる。
【0024】 第4工程 図14に示すように、不図示のシリンダにて第3のパン
チ13を芯金12に向かって前進させ、第3のパンチ1
3でワーク9を芯金12に向かって押圧して、一対の足
部3、4を交差させるように、第3のループ曲げを行
う。第3のループ曲げによって、ループ部2の他方の側
部2cの成形を行うとともに、一対の足部部3、4の交
差が完了する。この後、第3のパンチ13を後退させ
る。これによって、以降の工程で、ループ部2の後部2
aおよび他方の足部4が自由に動き、ループ部2の異常
な変形を防止することができる。
【0025】 第5工程 図15に示すように、不図示のシリンダにて第1のパン
チ15を再び芯金12に向かって前進させ、第1のパン
チ15でループ部2の後部2aを再度押圧する。この工
程は、ループ部2の後部2aの形状を整えるとともに、
図16に示すように、ループ部2の後部2aの上側(矢
印Aの部分)を押圧するため、突き上げられている他方
の足部4が下方(矢印Bの方向)に下がり、隙間Gを小
さくすることができる。しかし、図15に示すように、
他方の側部2cの一部2c′に若干の歪みが発生してし
まう。
【0026】 第6工程 図17に示すように、シリンダ25(図8参照)にて押
圧部材22を、テーブル11上面に垂直でかつワーク9
の上方から下降させ、ワーク9を上方から一対の足部
3、4が交差する交差部2dの位置で押圧する。これに
より、ループ部2の後部2aが塑性変形され、持ち上げ
られた他方の足部4が所望の位置に整えられ、図18に
示すように、隙間Gが所望する寸法に修正される。
【0027】 第7工程 図19に示すように、不図示のシリンダにて第3のパン
チ13を再び芯金12に向かってループ部2の他方の側
部2cを押圧するように前進させ、図15にて示した他
方の側部2cの一部2c′の歪みを修正する。この工程
と同時に、不図示のシリンダにて第4のパンチ16を一
方の足部3と他方の足部4とのなす角度を成形するよう
に前進させ、第4のパンチ16、第1のパンチ15、第
2のパンチ14および第3のパンチ13の協同で、ワー
ク9のループ部2を芯金12に向かって押圧整形し、ク
リップ形状を整形する。この後、第3のパンチ13、第
2のパンチ14、第1のパンチ15、第4のパンチ16
をワーク9から離反・後退させて、ワーク9を成形して
得られたクリップ1を取り出す。
【0028】本実施の形態によれば、板状のワークの足
部を突き上げピンにて持ち上げ、その後に一対の足部が
交差するようにループ曲げを行うことにより、ループ部
を有し一対の足部が交差するクリップを、板状のワーク
の両足部を干渉させることなく成形することができる。
また、第1のパンチによる2回の押圧、押圧部材による
押圧、第1、第2、第3および第4のパンチの協同によ
る押圧整形により、ループ部と一対の足部を有し該足部
が互いに交差するクリップの整形後のループ部の隙間お
よびループ幅を所望の寸法に収め、ループ形状を安定さ
せることができ、品質にバラツキのないクリップを得る
ことができる。
【0029】(実施の形態2)図20〜図22は実施の
形態2を示し、図20は芯金と第2のパンチおよび第3
のパンチとのクリアランスを示す図、図21は高圧成形
の効果を示す説明図、図22は低圧成形の場合を示す説
明図である。本実施の形態は、一部が異なるのみで、大
部分が実施の形態1と共通の成形装置と工程とで成形加
工が行われるため、異なる部分のみ説明し、共通の部分
はその旨説明し、共通の図と詳細な説明を省略する。
【0030】まず、本実施の形態で用いる成形装置につ
いて説明する。成形装置は、つぎの点が実施の形態1と
異なっている。すなわち、図6において、第3のパンチ
13と第2のパンチ14とを駆動するシリンダ(不図
示)の圧力が、ワーク9を芯金2に押圧しても、芯金1
2が破損しない程度の圧力(低圧力)と、ワーク9を芯
金12に押圧すると、クリップ形状が押圧されてスプリ
ングバックが修正される圧力(高圧力)とに切り換えが
可能になっている。また、芯金12と第2のパンチ14
および第3のパンチ13とのクリアランスCは、図20
に示すように、ワーク9の板厚の最小値に調整されてお
り、いかなる板厚でも常時押圧できるようになってい
る。その他の成形装置の構成は実施の形態1と同一であ
る。
【0031】つぎに、上記構成の成形装置を用いたクリ
ップの成形方法を説明する。実施の形態1と同様に、図
9において、ワーク9をテーブル11の成形部にセット
し、以下の工程でクリップ1の成形を行う。 第1工程 実施の形態1の第1工程と同様に第1のループ曲げを行
う。 第2工程 第2のパンチ14を芯金12に向かって前進させ、第2
のパンチ14で芯金12を破損しない低圧力でワーク9
を芯金12に押圧し、図11に示すように、第2のルー
プ曲げを行う。このように低圧力で成形を行うので、板
厚が厚いワーク9が供給された場合でも、片持ち梁状態
にある芯金12の破損を防止することができる。他の作
用は、実施の形態1の第2工程と同様である。
【0032】 第3工程 実施の形態1の第3工程と同様に、図12および図13
に示すように、他方の足部4を持ち上げて、ループ部2
の後部2aを塑性変形させる。 第4工程 第3のパンチ13を芯金12に向かって前進させ、第3
のパンチ13で芯金12を破損しない低圧力でワーク9
を芯金12に向かって押圧して、図14に示すように、
第3のループ曲げを行う。このように、低圧力で成形を
行うので、板厚の厚いワーク9が供給された場合、また
は第3のパンチ13と第2のパンチ14との押圧力のバ
ランスが崩れた場合でも、片持ち梁状態にある芯金12
の破損を防止することができる。他の作用は実施の形態
1の第4工程と同様である。
【0033】 第5工程 実施の形態1の第5工程と同様に、ループ部2の後部2
aを再度押圧する。 第6工程 実施の形態1の第6工程と同様に、ワーク9の上方から
押圧部材22でワーク9を押圧する。
【0034】 第7工程 図19に示すように、不図示のシリンダにて第3のパン
チ13を再び芯金12に向かってループ部2の他方の側
部2cを押圧するように前進させ、図15にて示した他
方の側部2cの一部2c′の歪みを修正する。この工程
と同時に、不図示のシリンダにて第4のパンチ16を一
方の足部3と他方の足部4とのなす角度を成形するよう
に前進させ、第4のパンチ16、第1のパンチ15、第
2のパンチ14および第3のパンチ13の協同で、ワー
ク9のループ部2を芯金12に向かって押圧整形し、ク
リップ形状を整形する。この際、第2のパンチ14と第
3のパンチ13との押圧力を高圧力にしてワーク9のル
ープ部2を芯金に向かって押圧整形する。芯金12は片
持ち梁構造なので高圧力で押圧すると芯金12が破損す
る危険があるが、第2のパンチ14と第3のパンチ13
が芯金12の両側から押圧しているため力の釣り合いが
とれ、芯金12が破損することはない。このように高圧
力で押圧整形できるため、図21に示すようにスプリン
グバックが小さくでき、図2に示すループ幅Wの寸法バ
ラツキが図22に示す低圧力整形の場合よりも小さくな
る。
【0035】この後、第3のパンチ13、第2のパンチ
14、第1のパンチ15、第4のパンチ6をワーク9か
ら離反・後退させ、ワーク9を成形して得られたクリッ
プ1を取り出す。このとき、第2のパンチ14と第3の
パンチ13の後退のタイミングがずれると、芯金12は
一瞬高圧力がかかった片持ち梁の状態になり、芯金12
が破損する危険がある。このため、第2のパンチ14と
第3のパンチ13との押圧力を再び低圧力に切り換えて
から、第2のパンチ14と第3のパンチ13とを後退さ
せる。
【0036】本実施の形態によれば、実施の形態1の効
果に加え、第2のパンチと第3のパンチを高圧力にして
ワークを同時に押圧整形するので、芯金を破損すること
なく、スプリングバックを修正し、ループ幅の寸法を所
望の値に収めてクリップ形状を整えることができ、品質
にバラツキのないクリップを得ることができる。
【0037】本実施の形態では、第3のパンチ13を再
び芯金12に向かって前進させ、同時に第4のパンチ1
6を前進させて、第4のパンチ16、第1のパンチ1
5、第2のパンチ14および第3のパンチ13の協同
で、ワーク9のループ部2を芯金12に向かって押圧整
形し、クリップ形状を整形する際に、第2のパンチ14
と第3のパンチ13の押圧力を高圧力にしてワーク9の
ループ部2を芯金12に向かって押圧整形しているが、
第2のパンチ14と第3のパンチ13との押圧力は低圧
力のままで一旦押圧整形し、その状態で、第2のパンチ
14および第3のパンチ13の押圧力を高くしてワーク
9のループ部2を芯金12に向かって押圧整形しても同
一の作用が得られる。
【0038】また、本実施の形態では、第1のパンチ1
5の押圧力を芯金12が破損しない程度の圧力で押圧す
る形態を示したが、第4のパンチ16の押圧力とのバラ
ンスをとって、より高い圧力で押圧することもできる。
この場合、第1のパンチ15および第4のパンチ16を
後退させるときには、それぞれの押圧力を一旦芯金12
が破損しない程度の低圧力にして後退させることは言う
までもない。
【0039】(実施の形態3)図23〜図31は実施の
形態3を示し、図23はワーク成形装置の斜視図、図2
4はブランクをセットした平面図、図25は凸パンチが
前進した平面図、図26は固定用パンチが前進した平面
図、図27は凹パンチが前進した平面図、図28は端部
曲げパンチが前進した平面図、図29は全てのパンチが
後退した平面図、図30は予備成形工程が完了したワー
クの平面図、図31は後工程のR曲げの状態を示す説明
図である。
【0040】本実施の形態は、実施の形態1におけるワ
ーク9をテーブル1の成形部にセットするに先立って、
ワーク9に完成品であるクリップ1のループ曲げ形状の
一部と同一の形状となる予備成形としての曲げ成形を行
うところに特徴がある。しかし、実際には、ワーク9
は、図4に示すブランク5を曲げ成形して、図30に示
すように、ループ曲げ形状の一部と同一の形状であるR
曲げ部51とともに、中部3a、4aの鈍角曲げ加工お
よび端部3b、4bの直角曲げ加工を行って得られるも
のである。
【0041】まず、ワーク9の成形装置について説明す
る。図23において、テーブル31の上面の成形位置で
ある中心部に対して放射方向に、位置決めパンチ左3
2、位置決めパンチ右33、凸パンチ34、凹パンチ3
5および固定用パンチ36が配設されている。位置決め
パンチ左32と位置決めパンチ右33とには、互いに対
向する端面に溝部32a、33aが形成され、平板状の
ブランク5(図4参照)の両端を保持して成形位置に位
置決めする。凸パンチ34と凹パンチ35とは、図30
に示すワーク9のR曲げ部51および中部3a、4aを
曲げ加工する。凸パンチ34の両側には、凹パンチ35
と協同して図30に示す端部3b、4bの曲げ加工を行
う端部曲げパンチ左37と端部曲げパンチ右38とが配
設されている。凹パンチ35は中央部で2分割されてお
り、固定用パンチ36を前後に摺動できる状態に介装し
ている。固定用パンチ36は、凸パンチ34と協同し
て、ブランク5が成形される間、ブランク5を挟持する
ものである。位置決めパンチ左32と位置決めパンチ右
33、凸パンチ34と凹パンチ35および固定用パンチ
36とは、それぞれ対向する位置に配置されている。
【0042】これらのパンチは、それぞれ一対のガイド
39または49に挟持され、ガイド39または49は、
それぞれのパンチがテーブル31の上面をスムーズに放
射方向に摺動するように調整してテーブル31に固着さ
れている。また、これらのパンチの浮き防止のために、
それぞれ一対のガイド39または49の上面にカバー4
0またはカバー50を載置し、ボルト41にてガイド3
9または49に固定している。また、それぞれのパンチ
は図示しないシリンダに連結されており、各々独立して
駆動されるように構成されている。
【0043】つぎに、図24〜図29を用いて、ブラン
ク5を曲げ成形してワーク9を得るワーク9の成形方法
を説明する。 第1工程(図24参照) 不図示のシリンダにて、位置決めパンチ左32と位置決
めパンチ右33とを、中央部に向かって前進させ、それ
ぞれの先端面に形成された溝部32a、33aに、図示
しないブランク供給ハンドでブランク5をセットする。 第2工程(図25参照) 不図示のシリンダにて凸パンチ34を前進させ、ブラン
ク5の一方の面に接触させる。 第3工程(図26参照) 不図示のシリンダにて固定用パンチ36を前進させ、ブ
ランク5を固定用パンチ36と凸パンチ34とで挟持す
る。その後、位置決めパンチ左32と位置決めパンチ右
33とを後退させる。
【0044】 第4工程(図27参照) 不図示のシリンダにて凹パンチ35を前進させ、ブラン
ク5を凹パンチ35と凸パンチ34との間に当接させ
て、R曲げ成形を2ヶ所、中部鈍角曲げ成形を2ヶ所行
う。 第5工程(図28参照) 不図示のシリンダにて、端部曲げパンチ左37と端部曲
げパンチ右38とを前進させ、ブランク5を端部曲げパ
ンチ左37および端部曲げパンチ右38と凹パンチ35
との間に当接させて、端部直角曲げ成形を2ヶ所行う。 第6工程(図29参照) 全てのパンチが後退し、不図示のワーク排出ハンドで完
成したワーク9を取り出す。
【0045】図30に示すように、ワーク9のR曲げ部
51のR寸法は、図31に示すループ曲げまで行った最
終工程の製品であるクリップ1のR曲げ形状と同一にな
っている。以上の第1〜第6の工程で得られたワーク9
は、実施の形態1または実施の形態2で説明したループ
曲げの工程を経ることにより、完成品であるクリップ1
が得られる。
【0046】つぎに、予めR曲げを行ったワーク9を用
いて、クリップ1のループ曲げ成形をした場合の作用を
説明する。図31において、ワーク9は、芯金12に向
かって、第1のパンチ15、第2のパンチ14、第3の
パンチ13および第4のパンチ16で押圧整形されてい
る。この押圧整形において、ループ部2の後部2aの整
形は十分に行うことはできるが、R曲げ部51の整形
は、ワーク9のこの部分が平板状の場合は、スプリング
バックにより十分に行えない。しかし、上記工程によ
り、予めR曲げを行ったワーク9を用いると、R曲げ部
51が予め成形されているので、ループ部2が所望の形
状および寸法となる。
【0047】本実施の形態によれば、実施の形態1また
は実施の形態2の効果に加え、ワーク9に完成品のルー
プ曲げ形状の一部と同一の形状となる曲げ成形を行って
いるので、ループ曲げおよび押圧整形において、スプリ
ングバックが取りきれなくても、ループ形状や寸法を安
定させることができる。
【0048】
【発明の効果】請求項1、2または3に係る発明によれ
ば、板状のワークの足部を突き上げピンにて持ち上げ、
その後に一対の足部が交差するようにループ曲げを行う
ことにより、ループ部を有し足部が交差するクリップ
を、板状のワークの両足部を干渉させることなく成形す
ることができる。また、第1の押圧手段による2回の押
圧、押圧部材による押圧、第1、第2、第3および第4
の押圧手段による協同の押圧整形により、ループ部と一
対の足部を有し該足部が互いに交差するクリップの整形
後のループ部の隙間およびループ幅を所望の寸法に収
め、ループ形状を安定させることができ、品質にバラツ
キのないクリップを得ることができる。請求項2または
3に係る発明によれば、上記効果に加え、第2の押圧手
段と第3の押圧手段とを高圧力にしてワークを押圧整形
するので、芯金を破損することなく、スプリングバック
を修正し、ループ幅の寸法を所望の値に収めてクリップ
形状を整えることができ、品質にバラツキのないクリッ
プを得ることができる。請求項3に係る発明によれば、
上記効果に加え、ワークに完成品のループ曲げ形状の一
部と同一の形状となる曲げ成形を行っているので、ルー
プ曲げおよび押圧整形において、スプリングバックが取
りきれなくても、クリップのループ形状や寸法を安定さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形対象物であるのクリップ1の斜視
図である。
【図2】クリップ1の平面図である。
【図3】クリップ1の側面図である。
【図4】成形前のクリップ1のブランクの展開図であ
る。
【図5】クリップ1を装備したクリップ機構の斜視図で
ある。
【図6】実施の形態1のクリップ成形装置の斜視図であ
る。
【図7】実施の形態1の突き上げピン部の縦断面図であ
る。
【図8】実施の形態1の押圧部材部であって、図6のX
−X断面図である。
【図9】実施の形態1のワークを成形部に供給した状態
の平面図である。
【図10】実施の形態1の第1のループ曲げの平面図で
ある。
【図11】実施の形態1の第2のループ曲げの平面図で
ある。
【図12】実施の形態1の他方の足部の突き上げ加工の
平面図である。
【図13】実施の形態1の他方の足部の突き上げ加工の
側面図である。
【図14】実施の形態1の第3のループ曲げの平面図で
ある。
【図15】実施の形態1のループ部後部の第1のパンチ
による再押圧加工の平面図である。
【図16】実施の形態1のループ部後部の第1のパンチ
による再押圧加工の側面図である。
【図17】実施の形態1の他方の足部の上方からの押圧
加工の平面図である。
【図18】実施の形態1の他方の足部の上方からの押圧
加工の側面図である。
【図19】実施の形態1の整形加工の平面図である。
【図20】実施の形態2の芯金と第2のパンチおよび第
3のパンチとのクリアランスを示す図である。
【図21】実施の形態2の高圧成形の効果を示す説明図
である。
【図22】実施の形態2の低圧成形の場合を示す説明図
である。
【図23】実施の形態3のワーク成形装置の斜視図であ
る。
【図24】実施の形態3のブランクをセットした平面図
である。
【図25】実施の形態3の凸パンチが前進した平面図で
ある。
【図26】実施の形態3の固定用パンチが前進した平面
図である。
【図27】実施の形態3の凹パンチが前進した平面図で
ある。
【図28】実施の形態3の端部曲げパンチが前進した平
面図である。
【図29】実施の形態3の全てのパンチが後退した平面
図である。
【図30】実施の形態3の予備成形工程が完了したワー
クの平面図である。
【図31】実施の形態3の後工程のR曲げの状態を示す
説明図である。
【図32】従来技術1の成形方法を示す説明図である。
【図33】従来技術2の製造方法を示す説明図である。
【図34】従来技術3の成形装置の正面図である。
【図35】従来技術4の製造装置の概略平面図である。
【図36】従来技術4の製造装置の正面図である。
【図37】従来技術2の不具合を示す説明図である。
【符号の説明】
12 芯金 13 第3のパンチ 14 第2のパンチ 15 第1のパンチ 16 第4のパンチ 20 突き上げピン 21 押圧部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ループ部と一対の足部とを有し該足部が
    互いに交差するクリップを成形するクリップ成形方法に
    おいて、 ワークを予備成形する工程と、予備成形されたワークを
    成形部にセットし、成形中心に対して放射方向に移動自
    在に配設されループ部の後部形状を成形する第1の押圧
    手段により成形中心に固着されループ部の内側形状を成
    形する芯金に向かってワークを押圧する第1のループ曲
    げ工程と、成形中心に対して放射方向に移動自在に配設
    されループ部の一方の側部形状を成形する第2の押圧手
    段によりワークを前記芯金に押圧する第2のループ曲げ
    工程と、第1の押圧手段を後退させ、上下方向に移動自
    在に配設された突き上げピンにより一対の足部同士が交
    差可能な状態で維持されるように他方の足部を突き上げ
    てループ部後部を塑性変形させる工程と、突き上げピン
    を後退させ、成形中心に対して放射方向に移動自在な配
    設されループ部の他方の側部形状を成形する第3の押圧
    手段によりワークを前記芯金に押圧する第3のループ曲
    げ工程と、第3の押圧手段を後退させ、第1の押圧手段
    によりループ部の後部を再度押圧する工程と、上下方向
    に移動自在に配設された押圧部材によりループ部後部が
    塑性変形されて持ち上げられた他方の足部が所望の位置
    に成形されるように、少なくともワークの該足部を上方
    から押圧する工程と、成形中心に対して放射方向に移動
    自在に配設され一対の足部が交差する角度を整える第4
    の押圧手段と第1、第2、および第3の押圧手段とによ
    りクリップ形状を整えるように、ワークのループ部を芯
    金に向かって押圧整形する工程とを有することを特徴と
    するクリップ成形方法。
  2. 【請求項2】 前記第2のループ曲げ工程および前記第
    3のループ曲げ工程では、前記第2の押圧手段および第
    3の押圧手段の押圧力を前記芯金を破損しない低圧力と
    し、前記第4の押圧手段と第1、第2および第3の押圧
    手段とによってクリップ形状を整えるように、押圧成形
    する際またはその後に、少なくとも第2および第3の押
    圧手段の押圧力を高くしてワークのループ部を芯金向か
    って押圧整形することを特徴とする請求項1記載のクリ
    ップ成形方法。
  3. 【請求項3】 前記ワークを予備成形する工程は、完成
    品クリップのループ曲げ形状の一部と同一の形状となる
    ように、ワークを曲げ成形するものであることを特徴と
    する請求項1または2記載のクリップ成形方法。
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