JPH0970327A - 家具転倒防止用固定金具および壁または天井 - Google Patents

家具転倒防止用固定金具および壁または天井

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Publication number
JPH0970327A
JPH0970327A JP7254667A JP25466795A JPH0970327A JP H0970327 A JPH0970327 A JP H0970327A JP 7254667 A JP7254667 A JP 7254667A JP 25466795 A JP25466795 A JP 25466795A JP H0970327 A JPH0970327 A JP H0970327A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furniture
bolt
wire
ceiling
wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP7254667A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Fukumoto
和夫 福本
Makoto Ueda
真 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Kumagai Gumi Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kumagai Gumi Co Ltd filed Critical Kumagai Gumi Co Ltd
Priority to JP7254667A priority Critical patent/JPH0970327A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家具等への取付、固定が容易でしかも、
信頼性が高い。 【解決手段】 壁面となるプラスターボード13の前面
に、取付金具30とボルト20を配置し、プラスターボ
ード13の裏面に位置するナット16にボルト20を螺
着する。家具転倒防止用固定金具10はこの状態で所定
の間隔を以て部屋の壁面に設置されている。家具の大き
さを考慮すると間隔は、例えば、60cm程度が好まし
い。家具の転倒を防止するためには、前記備付けの取付
金具30をボルトまたは木ねじ等で家具の天板等に固定
する。更に、ボルト20の貫通孔22に、ワイヤー、ピ
アノ線等を通して、これを家具に繋止すれば、万全であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震時等において
家具等の転倒を防止するための固定金具、およびその固
定金具が設けられた壁または天井に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、家具等の転倒防止には種々の固定
金具が市販されており、木造住宅ではこれらの固定金具
を柱や鴨居に木ねじ等で取り付け、鉄筋コンクリート住
宅ではコンクリート壁にコンクリート釘等で打ち付ける
ことにより取り付けを行っている。しかしながら、これ
ら固定金具は建物の構造部材に確実に取り付けられなけ
れば、転倒防止効果は十分に発揮されず、取り付けには
相当の技能と熟練を必要とする。また、大きさや形が様
々である家具の全てに対して転倒防止対策を施すことは
煩雑であり、困難な問題である。なお、マンション等の
共同住宅では住宅境が共用部分となっていることから、
家具の転倒防止用アンカー等を建物完成後に施工するこ
とは法令上の制限を受ける場合が多い。
【0003】また、家具の天板と天井との間に、所謂
「突っ張り棒」等をかませることも行われているが、当
該突っ張り棒は下り天井や二重天井の場合には十分な効
果を期待することができない。
【0004】更に、ワイヤ等を用いて家具を天井または
壁に繋止することも行われているが、弱震程度の地震な
らいざ知らず、この方法では中震以上の耐震対策として
は心許ないと言わざるを得ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、家具等への
取付、固定が容易でしかも、信頼性の高い家具転倒防止
用固定金具を提供することを目的とするものである。ま
た、本発明は、その固定金具が設けられた壁または天井
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の家具転倒防止用
固定金具は、建物の構造部材に固着されたナットまたは
インサートと、頭部直径方向にワイヤまたはピアノ線が
挿通可能な貫通孔を有し前記ナットまたはインサートに
螺合可能なボルトと、該ボルトによって前記構造部材に
固定されると共に家具に取着される取付金具とからなる
ことを特徴とするものである。
【0007】本発明の壁または天井は、前記家具転倒防
止用固定金具が所定間隔で設けられてなることを特徴と
するものである。
【0008】
【作用】上記固定金具による転倒防止対策は、前記備付
けの取付金具をボルトまたは木ねじ等で家具の天板等に
固定することにより行われる。また、前記ボルトの貫通
孔に、ワイヤー、ピアノ線等を通して、これを家具に繋
止すれば、当該家具の転倒を完全に防止することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る家具転倒防止
用固定金具の最良の形態を、図面に基づいて説明する。
【0010】図1は、建物の構造部材としてのLGS
(軽量形鋼)下地に家具転倒防止用固定金具10を取り
付ける場合の斜視図である。図においてLGS(軽量形
鋼)12にはフラットバー14がビス15で固着されて
おり、フラットバー14には、ナット16が溶接されて
いる。符号20は、ナット16に螺合可能なボルトであ
り、その頭部直径方向にはワイヤまたはピアノ線(図示
せず。)が挿通可能な貫通孔22が穿設されている。符
号30は、家具用の取付金具であり、本実施形態ではフ
ラットバーをL字形に折り曲げた形状とし、ボルトまた
は螺子止め可能な長穴32が各辺に複数個設けられてい
る。
【0011】符号13は部屋の壁面となるプラスターボ
ードであり、プラスターボード13の前面に、取付金具
30とボルト20を配置し、プラスターボード13の裏
面に位置するナット16にボルト20を螺着する。家具
転倒防止用固定金具10はこの状態で所定の間隔を以て
部屋の壁面に設置されている。家具の大きさを考慮する
と間隔は、例えば、60cm程度が好ましい。なお、本実
施形態は、LGSに限らず、木下地の場合も同様に適用
することができる。
【0012】本発明の家具転倒防止対策は、部屋に家具
を搬入したら前記備付けの取付金具30をボルトまたは
木ねじ等で家具の天板等に固定することにより行われ
る。更に、ボルト20の貫通孔22に、ワイヤー、ピア
ノ線等を通して、これを家具に繋止すれば、家具の転倒
を完全に防止することができる。
【0013】図2は、建物の構造部材としてのコンクリ
ート17の下地に家具転倒防止用固定金具10を取り付
けた場合の断面図である。本実施形態では、コンクリー
ト17に予めインサート18を所定間隔で打込んでおく
点が、図1に示す実施形態と相違する。取付金具30が
ボルト20で締め付けられる点は同じである。
【0014】図3は、本発明の固定金具10をGL工法
(直貼り工法)に適用した場合の断面図である。GL工
法では、構造部材としてのコンクリート17に接着剤1
9で直接石膏ボード13を貼るため、コンクリート17
と石膏ボード13間に空隙ができる。そこで、コンクリ
ート17に予めインサート18を所定間隔で打込んだ
後、インサート18に寸切ボルト24を挿入し、この寸
切ボルト24の先端に調整ナット26を螺着しておく。
GL仕上り面の調整は、調整ナット26を廻すことによ
り行い、GL施工完了後、取付金具30をボルト20に
て締め付ける。
【0015】前記したように、本発明の固定金具10は
部屋の壁面または天井に初めから設備されているもので
あるから、これを使用しない場合には無駄となるばかり
か、邪魔になりかねない。しかし、当該固定金具10は
家具の転倒防止対策以外にも広範な用途を有しており、
そのような心配はない。
【0016】例えば、図4は、固定金具10をブラケッ
トとして利用し、ピクチャーレール34を取り付けた使
用例を示す断面図である。また、図5は、固定金具10
をブラケットとして利用し、棚36を取り付けた使用例
を示す斜視図である。固定金具10はこれ以外にも使用
する人のアイデア次第でいろいろなものに利用すること
ができる。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る家具転倒防止用固定金具
は、家具等が取付金具を介して直接、建物の構造部材に
固定されるので、転倒防止効果が非常に高いだけでな
く、取り付けが簡単である。また、取付金具による固定
だけでなく、ボルトにも貫通孔を設け、ワイヤー、ピア
ノ線等を通して、これを家具に繋止可能としたので、家
具の転倒を完全に防止することができる。
【0018】本発明の壁または天井には、予め、家具転
倒防止用固定金具が設備されているので、わざわざ、市
販の転倒防止用固定金具を購入する必要がない。また、
設備された固定金具は、家具転倒防止対策以外にも使用
する人の使い方次第でいろいろな用途に利用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】LGS下地に家具転倒防止用固定金具を取り付
けた場合の斜視図である。
【図2】コンクリートの下地に家具転倒防止用固定金具
を取り付けた場合の断面図である。
【図3】固定金具をGL工法(直貼り工法)に適用した
場合の断面図である。
【図4】固定金具をブラケットとして利用し、ピクチャ
ーレールを取り付けた使用例を示す断面図である。
【図5】固定金具をブラケットとして利用し、棚を取り
付けた使用例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 家具転倒防止用固定金具 16 ナット 18 インサート 20 ボルト 22 貫通孔 30 取付金具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の構造部材に固着されたナットまた
    はインサートと、頭部直径方向にワイヤまたはピアノ線
    が挿通可能な貫通孔を有し前記ナットまたはインサート
    に螺合可能なボルトと、該ボルトによって前記構造部材
    に固定されると共に家具に取着される取付金具とからな
    る家具転倒防止用固定金具。
  2. 【請求項2】 前記家具転倒防止用固定金具が所定間隔
    で設けられてなる壁または天井。
JP7254667A 1995-09-06 1995-09-06 家具転倒防止用固定金具および壁または天井 Pending JPH0970327A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7254667A JPH0970327A (ja) 1995-09-06 1995-09-06 家具転倒防止用固定金具および壁または天井

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JP7254667A JPH0970327A (ja) 1995-09-06 1995-09-06 家具転倒防止用固定金具および壁または天井

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JPH0970327A true JPH0970327A (ja) 1997-03-18

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ID=17268198

Family Applications (1)

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JP7254667A Pending JPH0970327A (ja) 1995-09-06 1995-09-06 家具転倒防止用固定金具および壁または天井

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JP (1) JPH0970327A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008154653A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Asahi Kasei Homes Kk 家具の転倒防止構造、転倒防止固定具及びこれを用いた転倒防止固定方法
JP2016183469A (ja) * 2015-03-25 2016-10-20 大和ハウス工業株式会社 持出し部の支持構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010626