JPH096968A - 画像処理装置および方法 - Google Patents

画像処理装置および方法

Info

Publication number
JPH096968A
JPH096968A JP14870795A JP14870795A JPH096968A JP H096968 A JPH096968 A JP H096968A JP 14870795 A JP14870795 A JP 14870795A JP 14870795 A JP14870795 A JP 14870795A JP H096968 A JPH096968 A JP H096968A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
pixel block
quantization
hadamard
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP14870795A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Abe
喜則 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP14870795A priority Critical patent/JPH096968A/ja
Publication of JPH096968A publication Critical patent/JPH096968A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像の圧縮符号化を行っても復号時の画像劣
化を低減する画像処理装置を提供する。 【構成】 画像信号をラインメモリ401〜404でm
×n(m,nは自然数)の画素毎のブロックに分割し、
アマダール変換回路405で分割した画素ブロック毎に
アダマール変換により直交変換を行う。そして、セグメ
ンテーション回路418で分割した画素ブロック内の画
像の属性を判定し、判定結果に従って最適のルックアッ
プテーブルROMを選択して分割した画素ブロック毎に
符号化処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画層処理装置および方法
に関し、例えば画像データの符号化処理を行う画像処理
装置および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像データを、画像ブロック毎に
直交変換し、変換後にスカラー量子化あるいはベクトル
量子化あるいはスカラー量子化とベクトル量子化を組み
合わせたものを用いて、固定長符号に符号化(圧縮)す
る装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のこの種の
装置においては、スカラー量子化の量子化特性を変える
だけで使用するビット配分等は同じものを使用してい
た。直交交換後の値は、写真画像や濃度変化が少ない画
像は同じ傾向を示すが、濃度変化の厳しい画像や網点画
像にいおいては異なる傾向を示す。このために、復号画
像に劣化が発生していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決することを目的として成されたもので、上述した課題
を解決する位置手段として以下の構成を備える。
【0005】即ち、画像信号をm×n(m,nは自然
数)の画素毎のブロックに分割する分割手段と、前記分
割手段で分割した画素ブロック毎に直交変換を行う変換
手段と、前記分割手段で分割した画素ブロック内の画像
の属性を判定する判定手段と、前記分割手段で分割した
画素ブロック毎に符号化処理を行う少なくとも2つの量
子化手段と、前記判定手段で判定した画像の属性に従っ
て前記少なくとも2つの量子化手段の1つを選択する選
択手段とを備えることを特徴とする。
【0006】そして例えば、前記変換手段はアダマール
変換により直交変換を行うことを特徴とする。また例え
ば、前記判定手段による画像属性の判定は、直交変換の
係数の大きさから判定した判定結果であることを特徴と
し、あるいは、前記少なくとも2つの量子化手段は、複
数のスカラー量子化のビット配分及び量子化特性、複数
のベクトル量子化グループを備えていることを特徴とす
る。
【0007】
【作用】以上の構成において、分割したブロック毎の画
像の属性に応じて量子化手段を選択することができ、復
号時の画像劣化を低減する事が可能になる。
【0008】また、直交変換の係数の大きさから画像の
属性を判断することにより、容易に写真画像や濃度変化
が少ない画像と、濃度変化の激しい画像や網点画像等を
判別することができる。
【0009】更に、画像の属性に応じてスカラー量子化
のビット配分およびベクトル量子化のグループ分けを変
える事で、符号長を変えることなく復号時の画像劣化を
低減することが可能になる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明に係る一実施例による画像
処理装置の構造を示す断面図である。以下、図1を参照
して本実施例の構成及び動作について説明する。
【0012】図1において、1は原稿を読み取るための
スキャナ部、2はスキャナ部1で読み取られた画像デー
タを記憶するプリンタ部である。
【0013】スキャナ部1の原稿給送装置101上に載
置された原稿は、1枚ずつ順次原稿台ガラス102上の
所定位置に給送される。104はランプ103、走査ミ
ラー105等で構成されるスキャナユニットである。原
稿給送装置101により原稿台ガラス面102に読取原
稿が載置されると、スキャナユニット104のランプ1
03が点灯し、本体が所定方向に往復走査され、原稿よ
りの反射光は、走査ミラー105,106,107、レ
ンズ108を介して不図示のRGBフィルタに導かれ、
ここで色分解され、CCDイメージセンサ(以下、「C
CD」と称す。)109に結像する。
【0014】CCD109に入力された原稿の反射光ま
たは透過光は、ここで光電変換される。光電変換された
電気信号は画像処理部110に送られ、この原稿読み取
り信号に対して後述するような種々の画像処理が行われ
る。
【0015】201はレーザスキャナで構成される露光
制御部であり、画像処理部110から出力される画像デ
ータに基づいて変調された光ビームを感光体202に照
射する。203は現像器であり、感光体202に形成さ
れた静電潜像を所定色の現像剤(トナー)で可視化す
る。
【0016】204,205は被転写紙積載部であり、
定形サイズの記録媒体が積載収容され、給送ローラの駆
動によりレジスト配設位置まで給送され感光体202に
形成される画像との画像先端合せタイミングをとられた
状態で再給紙される。
【0017】206は転写分離帯電器であり、感光体2
02に現像されたトナー像を被転写紙に転写した後、感
光体202より分離して搬送ベルトを介して定着部20
7に搬送され、ここで定着される。
【0018】208は排紙ローラであり、画像形成の終
了した被転写紙をソータ220に積載排紙する。209
は方向フラッパーであり、画像形成の終了した被転写紙
の搬送方向を排紙口と内部搬送路方向に切り換え、多重
/両面画像形成プロセスに備える。
【0019】図2は画像処理部110の内部構成を示す
ブロック図である。
【0020】図2において、29はヒストグラム作成
部、30はA/D変換器、31は黒補正/白補正部、3
2はND信号生成部、33は色検出部、34は変倍部、
35は画像処理部、36は画像合成部、37は濃度補正
部、38は画像圧縮部、39はマーカ領域検出部をそれ
ぞれ示している。
【0021】次に以上の構成を備える本実施例における
画像処理部の動作を説明する。
【0022】CCDイメージセンサ109から入力され
た画像信号は、A/D変換器30によりディジタル信号
に変換される(本実施例においては各8ビット)。続い
て、黒補正/白補正部31により黒レベルの補正と白レ
ベルの補正(シェーディング補正)が施され、その後、
黒補正/白補正部31よりND信号生成部32及び色検
出部33にRGBの各信号が入力される。
【0023】ND信号生成部32では、RGBの信号が
下記の式に従って加算され1/3に除算されて輝度信号
Doutが出力される。
【0024】 Dout=(Rin+Gin+Bin)/3 色検出部33では、RGBの信号比率により入力信号
が、例えば赤、緑、青、ラインマーカのピンク、イエロ
ー、ダイダイ、白及び黒に分離されて3ビットの色信号
Coutとして出力される。輝度信号Doutおよび色
信号Coutは、変倍部34で主走査方向(CCDのラ
イン方向)の変倍あるいは画像の移動処理が行なわれて
画像処理部35に入力される。
【0025】画像処理部35では、網かけ、色情報を単
一色のパターンに変換するパターン化処理、マスキン
グ、トリミング、白黒反転等の処理が行われる。画像合
成部36では、画像処理部35からの信号と後述する画
像圧縮部38からの信号を合成あるいはどちらかの信号
を選択し、後段の濃度補正部37に送る。
【0026】その後、濃度補正部37で輝度−濃度変換
処理、プリンタに記録する際の濃度補正が行なわれてプ
リンタ部2に送られる。画像圧縮部38では、画像処理
部35からの画像データ(8ビット)を画像圧縮して内
部の画像メモリに記憶する。また画像圧縮部38では、
画像メモリからの読み出し時には、圧縮された符号デー
タを伸張して出力する。
【0027】ND信号生成部32及び色検出部33から
出力された輝度信号Doutと色信号Coutは、ヒス
トグラム作成部29に出力され、ここで輝度信号から濃
度ヒストグラムが作成される。このヒストグラムには必
要に応じて色信号情報が付加される。
【0028】また、色信号Coutは、変倍部34を介
してマーカ領域検出部39に出力される。そしてマーカ
領域検出部39で原稿にマーカで指定された領域の信号
を検出して、マーカの領域が求められた処理領域信号と
して画像処理部35に送られ領域内外の白黒反転、網が
け等の処理が実行される。
【0029】次に、図2に示す本実施例に特有の画像圧
縮部38の構成について詳しく説明する。
【0030】図3に画像圧縮部38の概略ブロック構成
を示す。図3において、40は、画像処理部35から入
力された画像データを圧縮する圧縮処理部、41は画像
メモリ42へのデータ書き込み及び読み出しの制御を行
うメモリ制御部、42は圧縮処理部40で圧縮された画
像データを記憶する画像メモリ、43は画像メモリ42
に記憶された圧縮データ(符号データ)を伸張する伸張
処理部、44は不図示の画像処理装置を制御する制御部
からの指令により、画像圧縮部38の動作を制御する記
憶制御部である。
【0031】記憶制御部44とその他の処理部はコマン
ドバス45を介して接続されている。また、メモリ制御
部41と画像メモリ42は、メモリ制御信号46及びデ
ータバス47を介して接続されている。
【0032】画像処理部35より入力された画像データ
は、圧縮処理部40でデータ圧縮されたのちメモリ制御
部41によって画像メモリの所定のアドレスに書き込ま
れる。画像メモリ42に記憶された符号データは、所定
のタイミングで画像処理装置の動作モードに応じて順に
読み出され、伸張処理部43に送られる。そして、伸張
処理部43で符号データが伸張されて復元され画像合成
部36に送られる。
【0033】図4に本実施例の図3に示す圧縮処理部の
詳細構成を、また、図5に本実施例における圧縮の概念
図を示す。
【0034】まず、図5を用いて本実施例の圧縮処理の
概要を説明する。
【0035】本実施例においては、画像データの圧縮
(符号化)は、走査4画素×副走査4ラインの計16画
素を1つのブロックとし、このブロックを単位として行
われる。このブロックの例を図6に示す。図6におい
て、XPHSは主走査位置を示す2ビットの信号であ
り、0,1,2,3が繰り返し出力される。また、YP
HSは副走査位置を示す2ビットの信号であり、0,
1,2,3が繰り返し出力される。そして、画像の圧縮
に先立って、XPHS及びYPHSの信号に同期して4
×4の画素ブロックが切り出される。
【0036】以下、本実施例における圧縮方法の概念を
図5を用いて説明する。
【0037】現画像データを図6に示す様にして4×4
の画素ブロックに切り出し、切り出された原画像データ
を図5に504で示す様にXij(i,j=1,2,3,
4)とした時に、これに対して以下に示す(1)式に示
す4×4のアダマール変換501を施し、505に示す
Yij(i,j=1,2,3,4)を得る。
【0038】
【数1】
【0039】アダマール変換は、直交変換の一種であ
り、フーリエ変換によって、時間領域もしくは空間領域
の信号を、周波数領域もしくは空間周波数領域に変換す
るのに相当する。即ち、アダマール変換後Yijは、入力
信号の行列Xijの持つ空間周波数の各成分に相当する信
号となる。
【0040】ここで、2次元のフーリエ変換の場合と同
様に、このアダマール変換の出力Yijにおいては、jの
値(即ち行の位置)が大きくなればなるほど副走査方向
の高い空間周波数の成分が配置され、iの値(即ち列位
置)が大きくなればなるほど主走査方向の高い空間周波
数の成分が配置される。特に、i=j=1の場合には、
{Yij=(1/4)ΣXij}となり、入力データXijの
直流成分、すなわち、ブロック内の平均値に相当する信
号が出力される(実際には、平均値を4倍したもの)。
【0041】さらに、CCD等の読取りセンサの読取り
解像力や、光学系の透過特性などによって、高い周波数
成分のものが少ないという特徴、あるいは、人間の視覚
特性は高周波の雑音に対する視感度が、低周波の雑音に
対して低いという特徴、あるいた同じく人間の視覚特性
は、平坦部のノイズに対しては検知しやすく、エッジ部
でのノイズは検知しにくいという特徴などより、アダマ
ール変換後の信号Yij505をスカラー量子化502し
て、Zij(i,j=1,2,3,4)506を得る。
【0042】509にXij504の各要素のビット数
を、510にZij506の各要素のビット数を示す。こ
れに示すように、511においては、Y11、即ち直流成
分を最も多い8ビットに量子化してZ11とし、各yijを
空間周波数の高いほど少ないビット数で量子化する。
【0043】更に、Zij506の16個の要素を、50
7に示す様に直流成分および4つの交流成分にグループ
化する。即ち、以下に示す表1の如くにAVEに直流成
分としてZ11を割り当て、L1に主走査交流成分として
Z12,Z13,Z14をグループ化して割り当て、L2に副
走査交流成分としてZ21,Z31.Z41をグループ化して
割り当て、Mに主走査および副走査の中域交流成分とし
てZ22,Z23,Z32,Z33をグループ化して割り当て、
Hに主走査および副走査の高域成分としてZ24,Z34,
Z42,Z43,Z44をグループ化して割り当てる。これら
はベクトル量子化503にて行われる。
【0044】
【表1】
【0045】同様に、512のビット配分は網点画像な
ど特殊な画像をアダマール変換した場合に用いられる。
そのような画像においては、アダマール変換した係数が
高周波成分に比べて低周波成分が非常に高いとは言え
ず、Z32,Z33,Z23などの位置の係数が大きくなり、
511のビット配分のスカラー量子化だけで最適な量子
化ができない。511或は512どちらのビット配分を
選択するかは後述するセグメンテーション(カテゴリー
分け)にて説明する。
【0046】このビット配分512は511と同様に、
Zij506の16個の要素を508に示す様に、直流成
分および、4つの交流成分にグループ化する。即ち、以
下に示す表2の如くにAVEに直流成分としてZ11を割
り当て、L1に主走査交流成分としてZ12,Z13,Z1
4,Z24をグループ化し割り当て、L2に副走査交流成
分としてZ21,Z31,Z41,Z42をグループ化し割り当
て、Mに主走査および副走査の中域交流成分としてZ2
2,Z23,Z32をグループ化し割り当て、Hに主走査お
よび副走査の高域成分としてZ33,Z34,Z43,Z44を
グループ化して割り当てる。
【0047】
【表2】
【0048】ベクトル量子化(503)よりの出力デー
タである符号化データの513に示すのは、ベクトル量
子化された507に対応した符合ビットを、514はベ
クトル量子化された508に対応した符合ビットを示し
たものである。
【0049】図7および図8を参照して、上述したスカ
ラー量子化のビット配分およびスカラー量子化の量子化
特性について説明する。図7は以上の処理におけるスカ
ラー量子化のビット配分を説明する図、図8は図7にお
けるビット配分で量子化する際の量子化特性を説明する
図である。
【0050】図7に示すビット配分(A)901は、図
5の511で示したビット配分を示しており、ビット配
分(B)902は図5の512のビット配分を示してい
る。また図7において囲んであるのは、図5におけるベ
クトル量子化のグループ分けを示した507,508に
相当している。
【0051】ビット配分(A)901は、写真画像ある
いは濃度変化の少ない画像や網点画像以外の多少濃度変
化のある文字画像に使用するものであり、本実施例で
は、4種類のカテゴリーの内で3種類がこれを使用して
いる。そして、ビット配分(A)901においてカテゴ
リー0,1,2の順に量子化のピッチを粗くして、正し
く量子化されるアダマール係数の範囲が広くなるように
設定されている。また、ビット配分(B)902は、網
点画像等特殊な画像に使用するものである。本実施例で
は、1種類のカテゴリーがこのビット配分を使用してい
る。
【0052】図8において、横軸は入力でアダマール変
換された係数(0を中心に+、−がある)である。縦軸
は変換された量子化特性であり、例えば6ビットのビッ
ト配分であれば0から63の64レベルに割り当てられ
ている。又、横軸のA,Bで示した様に、Aの領域では
細かいピッチで、Bの領域においてはA領域に比べて粗
いピッチで量子化されている。
【0053】アダマール変換された係数は、0を中心に
して分布するために、A領域においては精度良く量子化
されるように構成されている。なお、本実施例において
は、正しく量子化されるのは入力のアダマール係数が出
力に対して64レベル迄としており、それ以上の場合
(0または63)にはクリップする様になっており、6
4レベル以上の場合には量子化は不正確となる。
【0054】以上の圧縮処理の概要を達成する具体的構
成である図4に示す本実施例の圧縮処理部を、図9のタ
イミングチャートも参照して以下に説明する。
【0055】図4において、401,402,403,
404はラインメモリであり、それぞれ画像データを1
ライン分遅延させる。これにより、図6に示される画素
ブロックが切り出される。405はアダマール変換回路
であり(1)式で示される変換を行う。即ち、図9に示
されるように、CLK信号とXPHS信号に同期して、
アダマール変換回路405のX1にX11,X12,X13,
X14信号が入力され、アダマール変換回路405のX2
にX21,X22,X23,X24信号が入力され、、X3にX
31,X32,X33,X34信号が入力され、アダマール変
換回路405のX4にX41,X42,X43,X44信号が入
力され、アダマール変換された信号が、CLK信号8ク
ロック分遅延されて、アダマール変換回路405のY1
からY11,Y12,Y13,Y14が出力され、アダマール変
換回路405のY2からY21,Y22,Y23,Y24が出力
され、アダマール変換回路405のY3からY31,Y3
2,Y33,Y34が出力され、アダマール変換回路405
のY4からY41,Y42,Y43,Y44が出力される。
【0056】406,407,408,409はそれぞ
れルックアップテーブルROMであり、図に示すスカラ
ー量子化を行う部分である。即ち、アダマール変換され
た出力を図5の511或は512に示すビット数に量子
化するように、ルックアップテーブルROM406,4
07,408,409のROMのアドレスには、アダマ
ール変換後の出力、XPHS信号及び後述のセグメンテ
ーション部418から出力されたカテゴリーCACDが
入力され、出力としてスカラー量子化された結果を出力
するように予め各ROMにはデータが書き込まれてい
る。
【0057】410はベクトル量子化のグループ化を行
う回路である。即ち、図5においてスカラー量子化され
た係数506を507あるいは508に示すようにグル
ープ化する。表1および表2に示したグループ毎に出力
として、図9のタイミングでL1,L2,M,H(各1
7ビット),AVE(8ビット0、CACD(2ビッ
ト)をCLK4の立ち上がりに同期して出力するれる。
【0058】また、411,412,413,414は
ルックアップテーブルROMであり、それぞれベクトル
量子化のグループ化を行う回路410のL1,L2,
M,Hより出力される信号を公知のベクトル量子化によ
り量子化するものである。本実施例では、411,41
2,413,414のROMから出力された各9ビット
のデータをさらに415,416のルックアップテーブ
ルROMでベクトル量子化する。
【0059】またCACD3信号は後述するカテゴリー
コードであり、アダマール変換された係数の大きさによ
り4種類のカテゴリーに分けたものである。CACD3
信号がルックアップテーブルROM411,412,4
13,414及び415,416の上位アドレスに入力
されて、下位アドレスにはそれぞれL1,L2,M,H
信号が入力される。そして出力された9ビットのデータ
は、L1,L2での出力は415にM,Hでの出力は4
16のROMに入力されそれぞれ11ビットに量子化さ
れる。
【0060】つまり、符号化結果としては、L1/L2
グループが11ビット、M/Hグループが11ビット、
AVEの8ビット、CACDの2ビットを併せた32ビ
ットの符号長に符号量子化される。この本実施例におけ
る符号量子化の関係を図10に示す。この量子化された
結果は、フリップフロップ417でCLK4信号の立ち
上がりで同期が取られて、図9に示すタイミングで符合
データとして出力される。
【0061】また、図4の418はセグメンテーション
部でありアダマール変換された係数の大きさから画像の
特徴を調べて4種類のカテゴリーに分類する。図11に
このセグメンテーション回路418の詳細構成を示す。
本実施例では、ブロック内の平均濃度を示すY11を除く
係数Y12からY44までを使ってカテゴリー分けを行う。
【0062】図11において、801から815までは
絶対値回路であり、アダマール変換された負の係数を正
の係数に変換するものである。Y12と、Y13の関係は、
絶対値回路801および802でY12と、Y13が共に正
の係数に変換され、続いて加算器816で加算されるこ
とになる。同様に、Y21,Y31の係数も絶対値回路80
3,804で正の係数に変換されて加算器817で加算
される。これら加算された係数は大小比較回路822で
大小比較され、どちらか大きな方の値が選択されて後段
の判定回路824に入力される。
【0063】Y14とY24,Y41とY42も同様に絶対値回
路805から808、加算器818,819、大小比較
回路823を用いて演算される。Y22,Y23,Y32につ
いては絶対値回路809から811、加算器820を用
いて演算され、Y33,Y34,Y43,Y44は絶対値回路8
12から815、加算器821を用いて演算されて判定
回路824に入力される。判定回路824ではこれらの
値から所定の基準値と比較してカテゴリーコードを作成
して出力する。発明者の方に、このカテゴリー分けは本
願発明の主要部ですので、この部分が特に大切です。従
って、この所定の基準値の具体例を加えたいと思料致し
ますので、各Yn,mの絶対値がどの基準値の場合に4つ
のカテゴリーのどれに該当するのかをお知らせくださ
い。ここで、判定回路824よりのCACD1信号は、
図4のROM406,407,408,409のタイミ
ングに合わせて出力する信号、CACD2信号はベクト
ル量子化のグループ分けを行う部分410にタイミング
を合わせて出力する信号である。
【0064】図3の圧縮処理部40で符号化された符合
化データ(32ビット)は、メモリ制御部41によって
制御されたアドレス信号46により所定のアドレスにデ
ータバス47を介して画像メモリ42に書き込まれる。
画像メモリ42に記憶された符合化データは、メモリ制
御部41を介して伸張処理部43に送られ、ここで復号
されて画像合成部36に送られる。
【0065】次に本実施例における復号時(伸張)の動
作について図12を参照して説明する。図12は図3に
示す伸張処理部43の詳細ブロック構成を示す図であ
る。
【0066】図12に示す伸張処理部43は、画像メモ
リ42から読み出された、符号化データから復号化した
データを逆アダマール変換することによって、符号化デ
ータを画像データに復号する。逆アダマール変換は、
(1)式で示したアダマール変換の逆変換であり、
(2)式で定義される。
【0067】
【数2】
【0068】一方、アダマール変換および逆アダマール
変換は線形演算であり、行列Xのアダマール変換または
逆アダマール変換をH(X)と表現する場合、一般に以
下に示す(3)式が成り立つ。
【0069】
【数3】
【0070】 H(X1+X2…+Xn)+H(X1)+H(X2)+…+H(Xn) (3)式 本実施例においては、この性質を利用して、逆アダマー
ル変換を伸張処理部43で定義した各周波数帯域に分割
し、分割した各周波数帯域毎にそれぞれ並列に行う。こ
こで、LLの符号化されたデータマトリクスをYLLと
し、MHの符号で符号化されたデータマトリクスをYMH
とする時に、以下に示す(4)式が成立する。
【0071】
【数4】
【0072】 H(YLL+YMH)=H(YLL)+H(YMH) (4)式 以下、図12を参照して具体的に説明する。図12にお
いて、1201,1202はルックアップテーブルRO
Mであり、符号化の処理と逆アダマール変換の処理を予
め算出したものが各ROMに記憶してある。そして、そ
れぞれのルックアップテーブルROMの下位アドレスか
らXPHS/YPHSの4ビット及び1201にはLL
符号の11ビット、1202にはMH符号の11ビット
が、上位にはCACDの8ビットが入力される。、符号
化の処理と逆アダマール変換の処理を予め算出したもの
を各ROMに記憶してある。
【0073】XPHS/YPHSは、各4×4の画素ブ
ロックでの位置(座標)においての逆アダマール変換後
の値が出力するようになっている。さらに1203は
(4)式に相当する加算を行う部分であり、各周波数成
分(LL,MH)での逆アダマール変換の結果を加算す
る部分である。加算した結果、画素ブロック内での交流
成分を得て、フリップフロップ1204を経て加算器1
206に入力される。
【0074】AVE信号は、フリップフロップ1205
を経て加算器1206に入力されて交流成分と加算され
て復号された画像信号が得られて1207のリミット回
路に入力される。リミット回路1207は、演算された
データが負になったときには、0に255を越えた時に
は255に変換する回路である。リミット回路1207
で補正された画像データは、フリップフロップ1208
でCLK信号の立ち上がりに同期されて出力される。
【0075】以上説明した様に本実施例によれば、分割
したブロック毎の画像の属性に応じて量子化手段を選択
することができ、復号時の画像劣化を低減する事が可能
になる。
【0076】また、直交変換の係数の大きさから画像の
属性を判断することにより、容易に写真画像や濃度変化
が少ない画像と、濃度変化の激しい画像や網点画像等を
判別することができる。
【0077】
【他の実施例】上述した第1の実施例では、アダマール
変換後にスカラー量子化してベクトル量子化を行なった
が圧縮率によってはスカラー量子化のみで構成して、画
像の属性から判断して量子化特性/ビット配分を変えて
も同様の効果が得られる。また、画像の属性(カテゴリ
ー)を判定する(セグメンテーション)のに、アダマー
ル変換後の係数の大小からカテゴリーに分けていたが、
本発明は以上の例に限定されるものではなく、4×4の
ブロックに分けた画像レベル(空間的)のエッジ及び濃
度レベル差を検出してセグメンテーションを行なっても
良い。
【0078】また、上述した実施例では、スカラー量子
化のビット配分及びベクトル量子化のグループ分けの種
類を2種類、スカラー量子化特性を4種類、ベクトル量
子化特性を4種類の分類に分けて圧縮/伸張動作を行う
場合を例にあげて説明したが、本発明はこれらの数に限
定されるものではなく、何種類用意しても良い。
【0079】また、符号化されたビット数を32ビット
として説明したがこれに限定するわけではなく、希望す
る圧縮率に応じて符号長を何ビットにしてもよい。実施
例では、ベクトル量子化を2段にして処理する場合につ
いて説明したがこれに限定するものではない。
【0080】以上説明した様に、画像データを、画素ブ
ロック毎に直交変換後にスカラー量子化あるいはベクト
ル量子化あるいはスカラー量子化とベクトル量子化を組
み合わせたものを用いて、固定長符号化(圧縮)する構
成において、直交変換後の値が、写真画像や濃度変化が
少ない画像と、濃度変化の激しい画像や網点画像では異
なるということから、画像の属性に応じてスカラー量子
化のビット配分およびベクトル量子化のグループ分けを
変える事で、符号長を変える事なく復号時の画像劣化を
低減する事が可能になる。又、固定長圧縮である事から
回転など符号化状態での処理、或は動作速度に対しても
有利である。
【0081】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適
用しても良い。
【0082】また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0083】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、分割
したブロック毎の画像の属性に応じて量子化手段を選択
することができ、復号時の画像劣化を低減する事が可能
になる。
【0084】また、直交変換の係数の大きさから画像の
属性を判断することにより、容易に写真画像や濃度変化
が少ない画像と、濃度変化の激しい画像や網点画像等を
判別することができる。
【0085】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の画像処理装置の構造を
示す断面図である。
【図2】本実施例の画像処理部の内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】図2に示す画像圧縮部の詳細構成を示す図であ
る。
【図4】図3に示す圧縮処理部の詳細構成を示す図であ
る。
【図5】本実施例の圧縮処理部野動作を説明するための
概念図である。
【図6】本実施例における主走査及び副走査のブロック
を示す図である。
【図7】本実施例におけるスカラー量子化のビット配分
を示す図である。
【図8】本実施例におけるスカラー量子化特性を説明す
るための図である。
【図9】図4に示す圧縮処理部の動作タイミングを示す
図である。
【図10】本実施例における符号化された際の符号長を
説明するための図である。
【図11】図4に示す本実施例における画像の属性を調
べるためのセグメンテーション回路の詳細構成を示す図
である。
【図12】本実施例における図3に示す伸張処理部の詳
細構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
29 ヒストグラム作成部 30 A/D変換器 31 黒補正/白補正部 32 ND信号生成部 33 色検出部 34 変倍部 35 画像処理部 36 画像合成部 37 濃度補正部 38 画像圧縮部 39 マーカ領域検出部 40 圧縮処理部 41 メモリ制御部 42 画像メモリ 43 伸張処理部 44 記憶制御部 45 コマンドバス 47 データバス 401〜404 ラインメモリ 405 アダマール変換回路 406〜409、411〜414、1201、1202
ルックアップテーブルROM 410 ベクトル量子化のグループ化を行う回路 417 フリップフロップ 418 セグメンテーション部 801〜818 絶対値回路 816〜821、1203、1206 加算器 822、823 大小比較回路 824 判定回路 1204、1205 フリップフロップ 1207 リミット回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号をm×n(m,nは自然数)の
    画素毎のブロックに分割する分割手段と、 前記分割手段で分割した画素ブロック毎に直交変換を行
    う変換手段と、 前記分割手段で分割した画素ブロック内の画像の属性を
    判定する判定手段と、 前記分割手段で分割した画素ブロック毎に符号化処理を
    行う少なくとも2つの量子化手段と、 前記判定手段で判定した画像の属性に従って前記少なく
    とも2つの量子化手段の1つを選択する選択手段とを備
    えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記変換手段はアダマール変換により直
    交変換を行うことを特徴とする請求項1記載の画像処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段による画像属性の判定は、
    直交変換の係数の大きさから判定した判定結果であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記少なくとも2つの量子化手段は、複
    数のスカラー量子化のビット配分及び量子化特性、複数
    のベクトル量子化グループを備えていることを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 画像信号をm×n(m,nは自然数)の
    画素毎のブロックに分割し、分割した画素ブロック毎に
    直交変換を行うと共に、前記直交変換の係数の大きさか
    ら分割した画素ブロック内の画像の属性を判定し、前記
    判定結果に従って分割した画素ブロック毎に符号化処理
    を行うことを特徴とする画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記直交変換はアダマール変換により直
    交変換を行うものであることを特徴とする請求項5記載
    の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 前記符号化処理は少なくとも2つの量子
    化が可能であり、量子化に際しての複数のスカラー量子
    化のビット配分及び量子化特性、複数のベクトル量子化
    グループを備えていることを特徴とする請求項5記載の
    画像処理方法。
JP14870795A 1995-06-15 1995-06-15 画像処理装置および方法 Withdrawn JPH096968A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14870795A JPH096968A (ja) 1995-06-15 1995-06-15 画像処理装置および方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14870795A JPH096968A (ja) 1995-06-15 1995-06-15 画像処理装置および方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH096968A true JPH096968A (ja) 1997-01-10

Family

ID=15458806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14870795A Withdrawn JPH096968A (ja) 1995-06-15 1995-06-15 画像処理装置および方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH096968A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3777785B2 (ja) 画像処理装置
EP1505821B1 (en) Image processing apparatus, an image forming apparatus and an image processing method
JP3700381B2 (ja) 画像処理装置
US6404919B1 (en) Image processor for encoding image data
JPH1169150A (ja) 像域識別方法および画像処理装置および画像形成装置
US7324244B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP4280404B2 (ja) 画像処理装置及びその方法
EP0388043B1 (en) System for processing a quantized vector
JP3162792B2 (ja) 画像処理装置
JP2007306513A (ja) 画像データの圧縮方法および装置
JPH0965114A (ja) 画像処理装置の変倍制御装置
JP2004350240A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP4659789B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体
JPH096968A (ja) 画像処理装置および方法
EP0362590B1 (en) Facsmile system
JP3361355B2 (ja) 画像処理装置
JPH08331388A (ja) 画像処理装置及びその方法
JP3264526B2 (ja) 画像処理方法及び装置
JPH0993438A (ja) 画像処理装置およびその方法
JP2007128328A (ja) 画像処理装置
JPH01280969A (ja) 画像処理装置
JP3291056B2 (ja) 画像処理方法及びその装置
JP3124839B2 (ja) 画像形成装置
JP3507100B2 (ja) 画像処理システムおよびその方法
JP3471915B2 (ja) 画像処理装置およびその方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020903