JPH0968817A - 電子写真感光体 - Google Patents
電子写真感光体Info
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- JPH0968817A JPH0968817A JP22531195A JP22531195A JPH0968817A JP H0968817 A JPH0968817 A JP H0968817A JP 22531195 A JP22531195 A JP 22531195A JP 22531195 A JP22531195 A JP 22531195A JP H0968817 A JPH0968817 A JP H0968817A
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Abstract
質との相溶性に優れ、溶媒に溶解しても白化又はゲル化
を起こさず、かつ、高い耐摩耗性を有するポリカーボネ
ートを感光層中のバインダー樹脂として用いることによ
り、長期間にわたって優れた耐久性及び電子写真特性を
維持する電子写真感光体を提供する。 【解決手段】 導電性基板上に電荷発生物質、電荷輸送
物質及びバインダー樹脂を含有する感光層を設けてなる
電子写真感光体において、感光層のバインダー樹脂とし
て下記式(I)及び(II)で表される構造単位(I)
及び(II)から選ばれた少なくとも1つの構造単位を
含有するポリカーボネートを用いた電子写真感光体。 【化1】 (式中、R1、R2、R6及びR7はハロゲン原子、アルキ
ル基、シクロアルキル基又はアリール基であり、a、
b、c及びdは0〜4の整数であり、R4及びR5は水素
原子、アルキル基、シクロアルキル基又はアリール基で
あり、R3、R8及びR9はアルキル基又はアリール基で
ある。)
Description
関し、より詳しくは、長時間にわたる繰り返し使用に対
して優れた機械的強度及び電子写真特性を維持し、種々
の電子写真分野に好適に利用できる電子写真感光体に関
する。
の電子写真感光体、即ち、感光層が、露光により電荷を
発生させる電荷発生層(CGL)と電荷を輸送する電荷
輸送層(CTL)との少なくとも2層を有する積層型の
有機電子写真感光体(OPC)や、感光層が電荷発生物
質及び電荷輸送物質をバインダー樹脂に分散させた単一
層からなる単層型の電子写真感光体が提案され利用され
ている。
子写真プロセスに応じた所定の感度、電気特性、光学特
性を備えていることが要求される。特に、繰り返し使用
される感光体には、その感光体の表面層、即ち基体(通
常は導電性基板)より最も離れて位置する層には、コロ
ナ帯電、トナー現像、紙への転写、クリーニング処理等
の際に、電気的、機械的外力が直接に加えられるため、
それらに対する耐久性が要求される。具体的には、摩擦
による表面の摩耗や傷の発生、高温下においてのコロナ
帯電時に発生するオゾンによる表面の劣化などに対する
耐久性が要求される。そこで、このような要求に対応す
るために、上記積層型の電子写真感光体の電荷輸送層や
単層型電子写真感光体の感光層のバインダー樹脂として
は、電荷輸送物質との相溶性がよく、しかも機械強度が
高いビスフェノールAあるいはビスフェノールZを原料
とするポリカーボネート樹脂が広く利用されてきた。し
かしながら、このビスフェノールAやビスフェノールZ
を原料とするポリカーボネート樹脂をもってしても上記
要求を満足させるには不十分である。
ールZを原料とするポリカーボネート樹脂は、溶媒に溶
解させて感光層を形成するための塗工液を調製する際
に、塗工液が白化又はゲル化し、塗工、乾燥後の感光層
が結晶化を起こすことがある。この結晶化を起こした部
分では、光減衰がなく、電荷は残留電位となって残り、
画質上ディフェクトとなって出現する。
Zを原料とするポリカーボネート樹脂を用いた感光体は
その表面硬度不足から、摩耗や傷の発生が起こり耐久性
に劣る。
テルペン構造に由来する構造単位を有するポリカーボネ
ートが記載されており、また、このポリカーボネートは
高いガラス転移温度を有することが記載されている。し
かし、該公報には、このポリカーボネートが電子写真感
光体の製造においてバインダー樹脂として使用可能であ
るかどうか、また、上記従来のポリカーボネートの難点
を解消しうるものであるかどうかに関する記載はない。
基づいてなされたものであり、バインダー樹脂としてビ
スフェノールAやビスフェノールZを原料とするポリカ
ーボネートを用いた電子写真感光体に認められる上記の
問題点を解決し、電荷輸送物質との相溶性が良い上に、
溶媒に溶解しても白化又はゲル化を起こさず、かつ、高
い表面硬度を有するポリカーボネートを用いて作製され
る長期間に亘って優れた電子写真特性を維持する電子写
真感光体を提供することを目的とする。
点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、テルペン構造に
由来する構造単位を有するポリカーボネートは、電荷輸
送物質との相溶性がよく、また、電子写真感光体のバイ
ンダー樹脂として用いた場合、塗工液が白化又はゲル化
したりすることがなく、しかも耐摩耗性などの機械的強
度が高く、電子写真感光体の長期使用期間に亘って優れ
た優れた電子写真特性及び耐久性を維持することを見出
し、これら知見に基づき、本発明を完成するに至った。
基板上に電荷発生物質、電荷輸送物質及びバインダー樹
脂を含有する感光層を設けてなる電子写真感光体におい
て、感光層のバインダー樹脂として下記式(I)で表さ
れる構造単位(I)及び下記式(II)で表される構造
単位(II)から選ばれた少なくとも1つの構造単位を
含有するポリカーボネート(1)を用いた電子写真感光
体を提供するものである。
子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数5〜7のシクロ
アルキル基又は炭素数6〜12の置換若しくは無置換の
アリール基であり、a、b、c及びdは各々独立に0〜
4の整数であり、R4及びR5は各々独立に水素原子、炭
素数1〜6のアルキル基、炭素数5〜7のシクロアルキ
ル基又は炭素数6〜12の置換若しくは無置換のアリー
ル基であり、R3、R8及びR9は各々独立に炭素数1〜
6のアルキル基又は炭素数6〜12の置換若しくは無置
換のアリール基である。) また、本発明は、導電性基板上に電荷発生物質、電荷輸
送物質及びバインダー樹脂を含有する感光層を設けてな
る電子写真感光体において、感光層のバインダー樹脂と
して、請求項1記載の式(I)で表される構造単位
(I)及び式(II)で表される構造単位(II)から
選ばれた少なくとも1つの構造単位と下記式(III)
で表される少なくとも1つの構造単位を含有するポリカ
ーボネート共重合体であって、構造単位(I)及び構造
単位(II)から選ばれた少なくとも1つの構造単位を
5モル%以上含有するポリカーボネート共重合体(2)
を用いた電子写真感光体を提供するものである。
O2−、−CR12R13−(ただし、R12及びR13は各々
独立に水素原子、炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数
6〜12の置換若しくは無置換のアリール基である。)
又は炭素数5〜7の1,1−シクロアルキリデン基であ
り、R10及びR11は各々独立にハロゲン原子、炭素数1
〜6のアルキル基、炭素数5〜7のシクロアルキル基又
は炭素数6〜12の置換若しくは無置換のアリール基を
表し、e及びfは各々独立に0〜4の整数である。]
ボネート(1)及びポリカーボネート共重合体(2)
(以下、両者を単にポリカーボネートと称することがあ
る。)は、塩化メチレンを溶媒とする濃度0.5g/d
lの溶液の20℃における還元粘度が0.2〜10.0
dl/gであることが好ましい。この還元粘度が0.2
dl/g未満であると、電子写真感光体のこのポリカー
ボネートをバインダー樹脂として用いた層が表面硬度不
足のため摩耗しやすくなり耐刷寿命が短くなり、この還
元粘度が10.0dl/gを超えると、ポリカーボネー
トの溶液粘度が上昇し、塗工液の塗布による感光体の製
造が困難になったりすることがある。更に好ましくは、
0.3〜2.0dl/gである。
おいて、R1、R2、R6、R7、R10及びR11について、
それらの例であるハロゲン原子としては、フルオロ基、
クロロ基、ブロモ基又はヨード基があり、特にクロロ基
又はブロモ基が好ましい;R1、R2、R4、R5、R6、
R7、R10及びR11について、それらの例である炭素数
5〜7のシクロアルキル基の具体例としては、例えば、
シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル
基等が挙げられ、特にシクロヘキシル基が好ましい;R
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、
R11、R12及びR13について、それらの例である炭素数
1〜6のアルキル基の具体例としては、例えばメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘ
キシル基、イソプロピル基、イソブチル基、sec−ブ
チル基、tert−ブチル基、等が挙げられ、炭素数6
〜12の置換(置換基としては、例えばフルオロ基、ク
ロロ基、ブロモ基又はヨード基のハロゲン原子、メチル
基、エチル基、tert−ブチル基等の炭素数1〜6の
アルキル基、フェニル基などが挙げられる。)若しくは
無置換のアリール基の具体例としては、例えばフェニル
基、トリル基、キシリル基、ブロモフェニル基、ナフチ
ル基等が挙げられ、特にフェニル基が好ましい。
例えば、R3、R4及びR5がメチル基であるものが挙げ
られる。なかでも、a及びbが0であるものが好ましい
が、その他、それぞれメチル基、クロロ基、ブロモ基、
フェニル基及びブロモフェニル基から選ばれる置換基R
1及びR2を、各々、1又は2有するものも好適である。
は、例えば、R8がイソプロピル基であり、R9がメチル
基であるものが挙げられる。なかでも、c及びdが0で
あるものが好ましいが、その他、それぞれメチル基、ク
ロロ基、ブロモ基、フェニル基及びブロモフェニル基か
ら選ばれる置換基R6及びR7を、各々、1又は2有する
ものも好適である。
ち、ポリカーボネート共重合体(2)は、構造単位
(I)及び(II)の少なくとも1種に加えて、構造単
位(III)を特定の共重合構造単位として含有する
が、構造単位(III)を導入することにより、様々な
力学特性を有する樹脂を製造することができ、様々な機
種に適合した電子写真感光体を得ることができる。ただ
し、このポリカーボネート共重合体(2)中の構造単位
(I)及び/又は(II)の割合は、少なくとも5モル
%とする。5モル%未満であると、構造単位(III)
の種類によっては、ポリカーボネート共重合体(2)の
機械的強度が低下したり、塗工液調製時の溶剤に対する
溶解性や、溶液の安定性が低下したり、結晶化による白
化が生じたりすることがある。例えば、構造単位(II
I)に特有の機能を発揮せしめ、かつ、塗工液の白化、
ゲル化、電荷輸送層や感光層の結晶化等を確実に防止し
つつ、耐刷寿命の向上を図るためには、[構造単位
(I)+(II)]:[構造単位(III)]のモル比
を、95:5〜5:95の範囲とすることが好ましい。
本発明の目的達成に支障のない範囲で、前記以外の他の
構造単位を有していてもよく、また、他のポリカーボネ
ート成分や添加物を適宜添加してもよい。
直鎖状、環状のいずれでもよい。更に、ポリカーボネー
ト合成時に末端停止剤や分岐剤等を用いることにより、
得られるポリマー末端に特殊な末端構造が導入されてい
るものや、特殊な分岐構造が導入されているものであっ
てもよい。
下記式(I′)及び下記式(II′)
9、a、b、c及びdは上記と同じ意味を有する。)で
表されるジヒドロキシアリール化合物(I′)及びジヒ
ドロキシアリール化合物(II′)のうちの少なくとも
1種のジヒドロキシアリール化合物(A)、又はこのジ
ヒドロキシアリール化合物(A)及び下記式(II
I′)
有する。)で表されるジヒドロキシアリール化合物(I
II′)少なくとも1種とホスゲン等の炭酸エステル形
成性化合物とを、適当な酸結合剤の存在下に重縮合する
か、あるいはジヒドロキシアリール化合物(A)の少な
くとも1種、又はジヒドロキシアリール化合物(A)の
少なくとも1種及びジヒドロキシアリール化合物(II
I′)とビスアリールカーボネートとのエステル交換反
応などの方法によって得ることができる。
アリール化合物(I′)の具体例としては、例えば以下
のものが挙げられる。
合物(II′)の具体例としては、例えば下記のものが
挙げられる。
化合物(III′)の具体例としては、例えば、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)エタン、1,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−メチル−
4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)オクタン、4,4−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)ヘプタン、1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−1,1−ジフェニルメタン、1,1−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニ
ルメタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、
ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4
−ヒドロキシフェニル)スルホン、1,1−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)シクロペンタン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2−
ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−2
−(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、
ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)スルフィ
ド、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)スル
ホン、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)メ
タン、1,1−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)シクロヘキサン、4,4′−ジヒドロキシビフェ
ニル、2,2−ビス(2−メチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン、1,1−ビス(2−ブチル−4−ヒド
ロキシ−5−メチルフェニル)ブタン、1,1−ビス
(2−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−3−メチル
フェニル)エタン、1,1−ビス(2−tert−ブチ
ル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロパン、
1,1−ビス(2−tert−ブチル−4−ヒドロキシ
−5−メチルフェニル)ブタン、1,1−ビス(2−t
ert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニ
ル)イソブタン、1,1−ビス(2−tert−ブチル
−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ヘプタン、
1,1−ビス(2−tert−ブチル−4−ヒドロキシ
−5−メチルフェニル)−1−フェニルメタン、1,1
−ビス(2−tert−アミル−4−ヒドロキシ−5−
メチルフェニル)ブタン、ビス(3−クロロ−4−ヒド
ロキシフェニル)メタン、ビス(3,5−ジブロモ−4
−ヒドロキシフェニル)メタン、2,2−ビス(3−ク
ロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジフルオロ−4
−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,
5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン、2,2−ビス(3−ブロモ−4−ヒド
ロキシ−5−クロロフェニル)プロパン、2,2−ビス
(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)ブタ
ン、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシ
フェニル)ブタン、1−フェニル−1,1−ビス(3−
フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)エタン、ビス(3
−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)エーテル、3,
3′−ジフルオロ−4,4′−ジヒドロキシビフェニ
ル、1,1−ビス(3−シクロヘキシル−4−ヒドロキ
シフェニル)シクロヘキサン、4,4′−ジヒドロキシ
−3,3′−ジメチルビフェニル、4,4′−ジヒドロ
キシ−2,2′−ジメチルビフェニル、4,4′−ジヒ
ドロキシ−3,3′−ジシクロヘキシルビフェニル、
2,2−ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、1,1−ビス(3−フェニル−4−ヒド
ロキシフェニル)シクロヘキサン、ビス(3−フェニル
−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシ−3−トリルフェニル)プロパン、ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)ケトン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)−1,1−ジトリルメタン
等が挙げられる。
として好ましいものとしては、例えば、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2−
ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2、2−ビス(4−ヒドロキシ−3−ト
リルフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−シクロヘ
キシル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,1−ジ
フェニルメタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−1−フェニルエタン、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシ−3−フェニルフェニル)プロパン、4,4′−ジ
ヒドロキシビフェニル、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)スルホン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテ
ル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケトン、ビス(4
−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ジトリルメタン等が挙げられる。
ール化合物(III′)は、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)−1,1−ジフェニルメタン、1,1
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−フ
ェニルフェニル)プロパン、4,4′−ジヒドロキシビ
フェニル及びビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン
である。
は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用しても
よい。
ール化合物(I′)、(II′)及び(III′)以外
にも、必要に応じ、分岐剤、末端停止剤を用いてもよ
い。
はカルボン酸を用いることができる。
ロガロール、4,6−ジメチル−2,4,6−トリス
(4−ヒドロキシフェニル)−2−ヘプテン、2,4−
ジメチル−2,4,6−トリス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ヘプタン、2,6−ジメチル−2,4,6−トリス
(4−ヒドロキシフェニル)−3−ヘプテン、1,3,
5−トリス(2−ヒドロキシフェニル)ベンゼン、1,
3,5−トリス(4−ヒドロキシフェニル)ベンゼン、
1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタ
ン、トリス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタ
ン、2,2−ビス(4,4−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)シクロヘキシル)プロパン、2,4−ビス{2−
(4−ヒドロキシフェニル)−2−プロピル}フェノー
ル、2,6−ビス(2−ヒドロキシ−5−メチルベンジ
ル)−4−メチルフェノール、2−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)プロ
パン、テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、
テトラキス(4−(4−ヒドロキシフェニルイソプロピ
ル)フェノキシ)メタン、1,4−ビス(4′、4″−
ジヒドロキシトリフェニルメチル)ベンゼン、2,4−
ジヒドロキシ安息香酸、トリメシン酸、シアヌル酸、
3,3−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)
−2−オキソ−2,3−ジヒドロインドール、3,3−
ビス(4−ヒドロキシアリール)オキシインドール、5
−クロロイサチン、5,7−ジクロロイサチン、5−ブ
ロモイサチン等が挙げられる。
グリシン、1,3,5−トリス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ベンゼン、1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフ
ェニル)エタン等である。
びその誘導体、一価のフェノールを用いることができ
る。
フトール、β−ナフトール、o−クレゾール、m−クレ
ゾール、p−クレゾール、2,3−キシレノール、2,
4−キシレノール、2,5−キシレノール、2,6−キ
シレノール、3,4−キシレノール、3,5−キシレノ
ール、p−エチルフェノール,p−プロピルフェノー
ル、p−ブチルフェノール、p−ぺンチルフェノール、
p−ヘキシルフェノール、p−ヘプチルフェノール、p
−オクチルフェノール、p−ノニルフェノール、p−デ
シルフェノール、p−ウンデシルフェノール、p−ドデ
シルフェノール、p−イソプロピルフェノール、p−t
ert−ブチルフェノール、2,6−ジメチル−p−t
ert−ブチルフェノール、2−tert−ペンチル−
4−メチルフェノール、3−メチル−6−tert−ブ
チルフェノール、2−メチル−4,6−ジ−tert−
ブチルフェノール、2,4−ジ−tert−ブチルフェ
ノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフ
ェノール、4−tert−ペンチルフェノール、2,
4,6−トリ−tert−ブチルフェノール、p−フェ
ニルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−
フェニルフェノール、2,6−ジ−sec−ブチル−4
−メチルフェノール、o−アニソール、m−アニソー
ル、p−アニソール、o−クロロフェノール、m−クロ
ロフェノール、p−クロロフェノール、o−ブロモフェ
ノール、m−ブロモフェノール、p−ブロモフェノー
ル、p−エトキシフェノール、o−アミノフェノール、
m−アミノフェノール、p−アミノフェノール、p−シ
アノフェノール、p−ニトロフェノール、3−メチル−
6−イソプロピルフェノール、2−メチル−5−イソプ
ロピルフェノール、パーフルオロブタン酸、パーフルオ
ロぺンタン酸、パーフルオロヘキサン酸、パーフルオロ
ヘプタン酸、パーフルオロオクタン酸、パーフルオロノ
ナン酸、パーフルオロデカン酸、パーフルオロウンデカ
ン酸、パーフルオロドデカン酸、パーフルオロトリデカ
ン酸、パーフルオロテトラデカン酸、パーフルオロぺン
タデカン酸、パーフルオロヘキサデカン酸、パーフルオ
ロオクタデカン酸、2H,2H−パーフルオぺンタン
酸、2H,2H−パーフルオロヘキサン酸、2H,2H
−パーフルオロヘプタン酸、2H,2H−パーフルオロ
オクタン酸、2H,2H−パーフルオロノナン酸、2
H,2H−パーフルオロデカン酸、2H,2H−パーフ
ルオロウンデカン酸、2H,2H−パーフルオロドデカ
ン酸、2H,2H−パーフルオロトリデカン酸、2H,
2H,3H,3H−パーフルオロヘキサン酸、2H,2
H,3H,3H−パーフルオロヘプタン酸、2H,2
H,3H,3H−パーフルオロオクタン酸、2H,2
H,3H,3H−パーフルオロノナン酸、2H,2H,
3H,3H−パーフルオロデカン酸、2H,2H,5H
−パーフルオペンタン酸、2H,2H,6H−パーフル
オロヘキサン酸、2H,2H,7H−パーフルオロヘプ
タン酸、2H,2H,8H−パーフルオロオクタン酸、
2H,2H,9H−パーフルオロノナン酸、2H,2
H,10H−パーフルオロデカン酸、2H,2H,11
H−パーフルオロウンデカン酸、2H,2H,12H−
パーフルオロドデカン酸、2H,2H,13H−パーフ
ルオロウンデカン酸、又はこれらの酸ハロゲン化物、p
−(パーフルオロペンチル)フェノール、p−(パーフ
ルオロヘキシル)フェノール、p−(パーフルオロヘプ
チル)フェノール、p−(パーフルオロオクチル)フェ
ノール、p−(パーフルオロノニル)フェノール、p−
(パーフルオロデシル)フェノール、p−(パーフルオ
ロウンデシル)フェノール、p−(パーフルオロドデシ
ル)フェノール、p−(パーフルオロトリデシル)フェ
ノール、p−(パーフルオロテトラデシル)フェノー
ル、p−(パーフルオロペンタデシル)フェノール、p
−(パーフルオロブチルオキシ)フェノール、p−(パ
ーフルオロペンチルオキシ)フェノール、p−(パーフ
ルオロヘキシルオキシ)フェノール、p−(パーフルオ
ロヘプチルオキシ)フェノール、p−(パーフルオロオ
クチルオキシ)フェノール、p−(パーフルオロノニル
オキシ)フェノール、p−(パーフルオロデシルオキ
シ)フェノール、p−(パーフルオロウンデシルオキ
シ)フェノール、p−(パーフルオロドデシルオキシ)
フェノール、p−(パーフルオロトリデシルオキシ)フ
ェノール、p−(パーフルオロテトラデシルオキシ)フ
ェノール、p−(パーフルオロペンタデシルオキシ)フ
ェノール、4−パーフルオロオクチル−2,3,5,6
−テトラフルオロフェノール、4−パーフルオロノニル
−2,3,5,6−テトラフルオロフェノール、4−パ
ーフルオロデシル−2,3,5,6−テトラフルオロフ
ェノール、4−パーフルオロウンデシル−2,3,5,
6−テトラフルオロフェノール、4−パーフルオロドデ
シル−2,3,5,6−テトラフルオロフェノール、4
−パーフルオロトリデシル−2,3,5,6−テトラフ
ルオロフェノール、4−パーフルオロテトラデシル−
2,3,5,6−テトラフルオロフェノール、4−パー
フルオロペンタデシル−2,3,5,6−テトラフルオ
ロフェノール、p−tert−パーフルオロブチルフェ
ノール、3−メチル−4−パーフルオロノニルフェノー
ル、p−(2−(1H,1H−パーフルオロオクチルオ
キシ)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2
−プロピル)フェノール、p−(2−(1H,1H−パ
ーフルオロノニルオキシ)−1,1,1,3,3,3−
ヘキサフルオロ−2−プロピル)フェノール、p−(2
−(1H,1H−パーフルオロデシルオキシ)−1,
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピル)
フェノール、p−(2−(1H,1H−パーフルオロウ
ンデシルオキシ)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフ
ルオロ−2−プロピル)フェノール、p−(2−(1
H,1H−パーフルオロドデシルオキシ)−1,1,
1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピル)フェ
ノール、3,5−ビス(パーフルオロヘキシルオキシカ
ルボニル)フェノール、p−(1H,1H−パーフルオ
ロペンチルオキシ)フェノール、p−(1H,1H−パ
ーフルオロヘキシルオキシ)フェノール、p−(1H,
1H−パーフルオロヘプチルオキシ)フェノール、p−
(1H,1H−パーフルオロオクチルオキシ)フェノー
ル、p−(1H,1H−パーフルオロノニルオキシ)フ
ェノール、p−(1H,1H−パーフルオロデシルオキ
シ)フェノール、p−(1H,1H−パーフルオロウン
デシルオキシ)フェノール、p−(1H,1H−パーフ
ルオロドデシルオキシ)フェノール、p−(1H,1H
−パーフルオロトリデシルオキシ)フェノール、p−ヒ
ドロキシ安息香酸パーフルオロペンチル、p−ヒドロキ
シ安息香酸パーフルオロヘキシル、p−ヒドロキシ安息
香酸パーフルオロヘプチル、p−ヒドロキシ安息香酸パ
ーフルオロオクチル、p−ヒドロキシ安息香酸パーフル
オロノニル、p−ヒドロキシ安息香酸パーフルオロデシ
ル、p−ヒドロキシ安息香酸パーフルオロウンデシル、
p−ヒドロキシ安息香酸パーフルオロドデシル、(p−
ヒドロキシベンジル)パーフルオロヘキサン、(p−ヒ
ドロキシベンジル)パーフルオロヘプタン、(p−ヒド
ロキシベンジル)パーフルオロオクタン、(p−ヒドロ
キシベンジル)パーフルオロノナン、(p−ヒドロキシ
ベンジル)パーフルオロデカン、(p−ヒドロキシベン
ジル)パーフルオロウンデカン、(p−ヒドロキシベン
ジル)パーフルオロドデカン等が挙げられる。
(tert−ブチル)フェノール、p−フェニルフェノ
ール、p−(パーフロオロノニルフェニル)フェノー
ル、p−(パーフルオロキシルフェニル)フェノール、
p−tert−パーフルオロブチルフェノール、1−
(p−ヒドロキシベンジル)パーフルオロデカン、p−
(2−(1H,1H−パーフルオロトリデシルオキシ)
−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロビル)
フェノール、3,5−ビス(パーフルオロヘキシルオキ
シカルボニル)フェノール、p−ヒドロキシ安息香酸パ
ーフルオロドデシル、p−(1H,1H−パーフルオロ
オクチルオキシ)フェノール、2H,2H,9H−パー
フルオロノナン等が挙げられる。
として0.01〜30mol%、より好ましくは1〜1
0mol%である。30mol%を超えると表面硬度不
足のため摩耗しやすくなり耐刷寿命が短くなり、0.0
1mol%未満では溶液粘度が上昇し、液塗工法による
感光体の製造が困難になることがある。分岐剤の好まし
い範囲は共重合組成比として30mol%以下、より好
ましくは5mol%以下である。30mol%を超える
と溶液粘度が上昇し、液塗工法による感光体の製造が困
難になることがある。
リール化合物に共存させて使用するが、その方法として
は、原料として用いられるジヒドロキシアリール化合物
(I′)、(II′)及び(III′)(以下、単にジ
ヒドロキシアリール化合物と称することがある。)と末
端停止剤及び分岐剤の両方を最初から共存させて反応を
行い高分子量化する方法、ジヒドロキシアリール化合物
からなるオリゴマーを作った後、高分子量化する際に末
端停止剤及び分岐剤の両方を共存させ高分子量化する方
法、ジヒドロキシアリール化合物からなるオリゴマーを
作った後、先にオリゴマーに末端停止剤を共存させてオ
リゴマーと反応させ、次に分岐剤を共存させ高分子量化
する方法、ジヒドロキシアリール化合物からなるオリゴ
マーを作った後、先にオリゴマーに分岐剤を共存させて
オリゴマーと反応させ、次に末端停止剤を共存させ高分
子量化する方法等、各種の方法を採用することができ
る。
ゲンをはじめとする各種のジハロゲン化カルボニル、ク
ロロホルメート等のハロホルメート類、炭酸エステル化
合物などを用い、酸結合剤の存在下に重縮合を行う反応
は、通常、溶媒中で行われる。ホスゲン等のガス状の炭
酸エステル形成性化合物を使用する場合、これを反応系
に吹き込む方法が好適に採用できる。
反応の化学量論比(当量)を考慮して適宜調整すればよ
い。また、ホスゲン等のガス状の炭酸エステル形成性化
合物を使用する場合、これを反応系に吹き込む方法が好
適に採用できる。
リウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩、
ピリジン等の有機塩基或いはこれらの混合物などが用い
られる。
(当量)を考慮して適宜定めればよい。具体的には、使
用するジヒドロキシアリール化合物(I′)、(I
I′)及び(III′)の合計モル数(通常1モルは2
当量に相当)に対して2当量若しくはこれより若干過剰
量の酸結合剤を用いることが好ましい。
トの製造に使用されるものなど各種の溶媒を1種単独で
或いは混合溶媒として使用すればよい。代表的な例とし
ては、例えば、トルエン、キシレン等の炭化水素溶媒、
塩化メチレン、クロロホルム、クロロベンゼンをはじめ
とするハロゲン化炭化水素溶媒などが挙げられる。互い
に混ざり合わない2種の溶媒を用いて界面重縮合反応を
行ってもよい。
エチルアミン等の第三級アミン又は第四級アンモニウム
塩などの触媒を添加して反応を行うことが望ましい。ま
た、所望に応じ、亜硫酸ナトリウム、ハイドロサルファ
イドなどの酸化防止剤を少量添加してもよい。反応は、
通常、0〜150℃、好ましくは5〜40℃の範囲の温
度で行われる。反応圧力は、減圧、常圧、加圧のいずれ
でも可能であるが、通常は、常圧若しくは反応系の自圧
程度で好適に行い得る。反応時間は、反応温度等によっ
て左右されるが、通常0.5分間〜10時間、好ましく
は1分間〜2時間程度である。
(I′)、(II′)及び(III′)から選ばれる反
応原料の一部と炭酸エステル形成性物質とを反応させて
オリゴマーを生成せしめ、次いで残りの反応原料を添加
して重縮合を完結させる2段階法を用いることもでき
る。このような2段階法によれば、反応の制御が容易で
あり、精度の高い分子量コントロールを行うことができ
る。
(I′)、(II′)及び(III′)とビスアリール
カーボネートとのエステル交換法に用いられるビスアリ
ールカーボネートとしては、例えば、ジ−p−トリルカ
ーボネート、フェニル−p−トリルカーボネート、ジ−
p−クロロフェニルカーボネート、ジナフチルカーボネ
ート等が挙げられる。
溶融重縮合法、固相重縮合法などが好適である。溶融重
縮合法を行う場合は、ジヒドロキシアリール化合物とビ
スアリールカーボネートとを混合し、減圧下で高温にお
いて溶融状態で反応させる。反応は、通常150〜35
0℃、好ましくは200〜300℃の範囲の温度におい
て行われる。固相重縮合法を行う場合は、ジヒドロキシ
アリール化合物及びビスアリールカボネートを混合し、
固相状態のまま、生成ポリカーボネートの融点以下の温
度に加熱して重縮合を行う。いずれの場合においても、
反応の最終段階で減圧度を好ましくは1mmHg以下に
して、エステル交換反応により生成した上記ビスアリー
ルカーボネートから由来するフェノール類を系外へ留去
させる。反応時間は反応温度や減圧度などによって左右
されるが、通常1〜4時間程度である。反応は窒素やア
ルゴンなどの不活性ガス雰囲気下で行うことが好まし
く、また、所望に応じて前記の分子量調節剤や酸化防止
剤などを添加して反応を行ってもよい。
記の範囲にするには、例えば、前記反応条件の選択、前
記分岐剤や末端停止剤の使用量の調節など、各種の方法
によってなすことができる。また、場合により、得られ
たポリカーボネートに適宜物理的処理(混合、分画な
ど)及び/又は化学的処理(ポリマー反応、架橋処理、
部分分解処理など)を施して、所定の還元粘度のポリカ
ーボネートとして取得することもできる。
光層中にバインダー樹脂としての上記ポリカーボネート
の少なくとも1種と電荷発生物質と電荷輸送物質とを含
有するものである。
層が導電性基体上に形成されたものである限り、その構
造に特に制限はなく、単層型、積層型等の公知の種々の
形式の電子写真感光体はもとより、どのようなものとし
てもよいが、感光層が少なくとも1層の電荷発生層と少
なくとも1層の電荷輸送層を有する積層型電子写真感光
体中の電荷輸送層のバインダー樹脂として用いることが
好ましい。
のポリカーボネートは1種単独で使用してもよいし、2
種以上を組み合わせて用いてもよい。また、所望に応じ
て本発明の目的達成を阻害しない範囲で、他のポリカー
ボネート等の樹脂成分を含有させてもよい。
性基体の材料としては、公知のものなど各種のものを使
用することができ、具体的には、具体的にはアルミニウ
ム、ニッケル、クロム、パラジウム、チタン、金、銀、
銅、亜鉛、ステンレス、モリブデン、インジウム、白
金、酸化鉛、酸化錫、酸化インジウム、ITO若しくは
グラファイトの板、ドラム及びシート、並びに蒸着、ス
パッタリング、塗布等によりコーティングするなどして
導電化処理したガラス、布、紙若しくはプラスチックの
フィルム、シート及びシームレスベルト、アルミニウム
等の金属箔を積層したプラスチックフィルム、シート及
びシームレスベルト、並びに金属板のフィルム状シート
及びシームレスベルト、並びに電極酸化などにより金属
酸化処理した金属ドラムなどを使用することができる。
くとも電荷発生物質を含むものであり、この電荷発生層
はその下地となる基板上に真空蒸着、スパッタ法、CV
D法等により電荷発生物質の層を形成せしめるか、又は
その下地となる層上に電荷発生物質をバインダー樹脂を
用いて結着してなる層を形成せしめることによって得る
ことができる。バインダー樹脂を用いる電荷発生層の形
成方法としては公知の方法等、各種の方法を使用するこ
とができるが、通常、例えば、電荷発生物質をバインダ
ー樹脂と共に適当な溶媒により分散若しくは溶解した塗
工液を、所定の下地となる層上に塗布し、乾燥せしめる
方法が好適に用いられる。
ど各種のものを使用することができ、具体的には、非晶
質セレン、三方晶セレン等のセレン単体、テルル単体、
セレン−テルル合金、セレン−ヒ素合金等のセレンの合
金、As2Se3等のセレン化合物若しくはセレン含有組
成物、酸化亜鉛、硫化カドミウム、硫化アンチモン、硫
化亜鉛、CdS−Se等の合金、第12族及び第16族
元素からなる無機材料、酸化チタン等の酸化物系半導
体、アモルファスシリコンなどのシリコン系材料等の各
種の無機材料、τ型無金属フタロシアニン、χ型無金属
フタロシアニン等の無金属フタロシアニン顔料、α型銅
フタロシアニン、β型銅フタロシアニン、γ型銅フタロ
シアニン、ε型銅フタロシアニン、X型銅フタロシアニ
ン、A型チタニルフタロシアニン、B型チタニルフタロ
シアニン、C型チタニルフタロシアニン、D型チタニル
フタロシアニン、E型チタニルフタロシアニン、F型チ
タニルフタロシアニン、H型チタニルフタロシアニン、
G型チタニルフタロシアニン、K型チタニルフタロシア
ニン、L型チタニルフタロシアニン、M型チタニルフタ
ロシアニン、N型チタニルフタロシアニン、Y型チタニ
ルフタロシアニン、X線回折図におけるブラック角2θ
が27.3±0.2度に強い回折ピークを示すチタニル
フタロシアニンなどの金属フタロシアニン顔料、シアニ
ン顔料、アントラセン顔料、ビスアゾ顔料、ビレン顔
料、多環キノン顔料、キナクリドン顔料、インジゴ顔
料、ベリレン顔料、ピリリウム塩、チアピリリウム塩、
ポリビニルカルバゾール、スクェアリウム顔料、アント
アントロン顔料、ベンズイミダゾール顔料、アゾ顔料、
チオインジゴ顔料、ビスベンゾイミダゾール顔料、キノ
リン顔料、レーキ顔料、オキサジン顔料、ジオキサジン
顔料、トリフェニルメタン顔料、アズレニウム染料、ス
クウェアリウム染料、トリアリールメタン染料、キサン
テン染料、チアジン染料などが挙げられる。
して用いることもできる。
mが好ましく、0.1〜0.8μmがより好ましい。
0.01μm未満であると、電荷発生層を均一に形成す
ることが困難であり、2.0μmを超えると、電子写真
特性が低下する傾向がある。
脂としては、特に制限はなく、公知のものなど各種のも
のを使用できる。具体的には、ポリスチレン、ポリ塩化
ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、ポリビニルアセタール、アルキッド樹脂、アクリ
ル樹脂、ポリアクリロニトリル、ボリカーボネート、ウ
レタン、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリアミド、
ポリケトン、ポリアクリルアミド、ブチラール樹脂、ポ
リエステル、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体、メ
タクリル樹脂、ポリスチレン、スチレン−ブタジエン共
重合体、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、
塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、シ
リコーン樹脂、シリコーン−アルキッド樹脂、フェノー
ル−ホルムアルデヒド樹脂、スチレン−アルキッド樹
脂、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルブチラ
ール、ポリビニルフォルマール、ポリスルホン、カゼイ
ン、ゼラチン、ポリビニルアルコール、エチルセルロー
ス、ニトロセルロース、カルボキシ−メチルセルロー
ス、塩化ビニリデン系ポリマーラテックス、アクリロニ
トリル−ブタジエン共重合体、ビニルトルエン−スチレ
ン共重合体、大豆油変性アルキッド樹脂、ニトロ化ポリ
スチレン、ポリメチルスチレン、ポリイソプレン、ポリ
チオカーボネート、ポリアリレート、ポリハロアリレー
ト、ポリアリルエーテル、ポリビニルアクリレート、メ
ラミン樹脂、ポリエーテル樹脂、ベンゾグアナミン樹
脂、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポ
リエステルアクリレート等の熱硬化性樹脂を使用するこ
とができる。
して本発明のポリカーボネートを使用することもでき
る。
に、電荷輸送物質をバインダー樹脂で結着してなる層を
形成することによって得ることができる。
の方法等の各種の方式を使用することができるが、通
常、上記電荷輸送物質を上記ポリカーボネートと共に適
当な溶媒に分散若しくは溶解した塗工液を、所定の下地
となる層上に塗布し、乾燥する方式などが使用される。
電荷輸送層中の電荷輸送物質とポリカーボネートとの配
合割合は、好ましくは重量で20:80〜80:20、
さらに好ましくは30:70〜70:30である。
ーボネートは1種単独で用いることもできるし、また、
2種以上を混合して用いることもできる。また、本発明
の目的達成を阻害しない範囲で、前記の樹脂を本発明の
ポリカーボネートと併用することもできる。
種のものを使用することができる。例えば、カルバゾー
ル化合物、インドール化合物、イミダゾール化合物、オ
キサゾール化合物、ピラゾール化合物、オキサジアゾー
ル化合物、ピラゾリン化合物、チアジアゾール化合物、
アニリン化合物、ヒドラゾン化合物、芳香族アミン化合
物、脂肪族アミン化合物、スチルべン化合物、フルオレ
ノン化合物、キノン化合物、キノジメタン化合物、チア
ゾール化合物、トリアゾール化合物、イミダゾロン化合
物、イミダゾリジン化合物、ビスイミダゾリジン化合
物、オキサゾロン化合物、ベンゾチアゾール化合物、ベ
ンズイミダゾール化合物、キナゾリン化合物、ベンゾフ
ラン化合物、アクリジン化合物、フェナジン化合物、ポ
リ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルピレン、ポリ
ビニルアントラセン、ポリビニルアクリジン、ポリ−9
−ビニルフェニルアントラセン、ピレン−ホルムアルデ
ヒド樹脂、エチルカルバゾール樹脂、あるいはこれらを
主鎖、側鎖に有する重合体が用いられ、好ましくは下記
一般式で表されるような化合物が用いられる。
1〜10の置換若しくは無置換のアルキル基、炭素数7
〜13の置換若しくは無置換のアラルキル基、炭素数6
〜12の置換若しくは無置換のアリール基、多環式炭化
水素基、置換若しくは無置換の縮合多環式炭化水素基、
複素環式基、多環系複素環式基又は縮合多環系複素環式
基を表し、Ar1とAr2、Ar2とAr3及びAr3とA
r1で環を形成していてもよい。] 下記の構造式で表される化合物がより好ましい。
基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アシル基、ヒドロ
キシル基、ニトロ基、アミノ基、アルキルアミノ基、ア
リールアミノ基、アラルキルアミノ基、炭素数1〜10
の置換若しくは無置換のアルキル基、炭素数7〜13の
置換若しくは無置換のアラルキル基、炭素数6〜12の
置換若しくは無置換のアリール基、多環式炭化水素基、
置換若しくは無置換の縮合多環式炭化水素基、複素環式
基、多環系複素環式基又は縮合多環系複素環式基を表
し、A、B、C及びDは各々独立に、0〜5の整数であ
る。] 下記の構造式で表される化合物がより好ましい。
数1〜10の置換若しくは無置換のアルキル基、炭素数
7〜13の置換若しくは無置換のアラルキル基、炭素数
6〜12の置換若しくは無置換のアリール基、多環式炭
化水素基、置換若しくは無置換の縮合多環式炭化水素
基、複素環式基、多環系複素環式基又は縮合多環系複素
環式基を表し、Ar1とAr2は環を形成してもよい。R
Aはシアノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アシル
基、ヒドロキシル基、ニトロ基、アミノ基、アルキルア
ミノ基、アリールアミノ基、アラルキルアミノ基、炭素
数1〜10の置換若しくは無置換のアルキル基、炭素数
7〜13の置換若しくは無置換のアラルキル基、炭素数
6〜12の置換若しくは無置換のアリール基、多環式炭
化水素基、置換若しくは無置換の縮合多環式炭化水素
基、複素環式基、多環系複素環式基又は縮合多環系複素
環式基を表し、REはエチレン基又はエテニレン基を表
し、Eは0〜4の整数である。] 下記の構造式で表される化合物がより好ましい。
数1〜10の置換若しくは無置換のアルキル基、炭素数
7〜13の置換若しくは無置換のアラルキル基、炭素数
6〜12の置換若しくは無置換のアリール基、多環式炭
化水素基、置換若しくは無置換の縮合多環式炭化水素
基、複素環式基、多環系複素環式基又は縮合多環系複素
環式基を表し、Ar1とAr2は環を形成してもよい。R
Aはシアノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アシル
基、ヒドロキシル基、ニトロ基、アミノ基、アルキルア
ミノ基、アリールアミノ基、アラルキルアミノ基、炭素
数1〜10の置換若しくは無置換のアルキル基、炭素数
7〜13の置換若しくは無置換のアラルキル基、炭素数
6〜12の置換若しくは無置換のアリール基、多環式炭
化水素基、置換若しくは無置換の縮合多環式炭化水素
基、複素環式基、多環系複素環式基又は縮合多環系複素
環式基を表し、RF及びRGは各々独立に、水素原子、炭
素数1〜6のアルキル基又はハロゲン原子を表し、Eは
0〜4の整数である。] 下記の構造式で表される化合物がより好ましい。
独立に、水素原子、炭素数1〜10の置換若しくは無置
換のアルキル基、炭素数7〜13の置換若しくは無置換
のアラルキル基、炭素数6〜12の置換若しくは無置換
のアリール基、多環式炭化水素基、置換若しくは無置換
の縮合多環式炭化水素基、複素環式基、多環系複素環式
基又は縮合多環系複素環式基を表し、Ar6とAr7は各
々独立に、炭素数1〜6の置換若しくは無置換のアルキ
レン基或は炭素数6〜12の置換若しくは無置換のアリ
ール化合物、多環式炭化水素、置換若しくは無置換の縮
合多環式炭化水素、複素環化合物、多環系複素環化合物
又は縮合多環系複素環化合物の2価残基を表し、Ar1
とAr2及びAr3とAr4は環を形成してもよい。] 下記の構造式で表される化合物がより好ましい。
水素原子、炭素数1〜10の置換若しくは無置換のアル
キル基、炭素数7〜13の置換若しくは無置換のアラル
キル基、炭素数6〜12の置換若しくは無置換のアリー
ル基、多環式炭化水素基、置換若しくは無置換の縮合多
環式炭化水素基、複素環式基、多環系複素環式基又は縮
合多環系複素環式基を表し、Ar1とAr2及びAr3と
Ar4は環を形成してもよい。RH及びRIは各々独立
に、シアノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アシル
基、ヒドロキシル基、ニトロ基、アミノ基、アルキルア
ミノ基、アリールアミノ基、アラルキルアミノ基、炭素
数1〜10の置換若しくは無置換のアルキル基、炭素数
7〜13の置換若しくは無置換のアラルキル基、炭素数
6〜12の置換若しくは無置換のアリール基、多環式炭
化水素基、置換若しくは無置換の縮合多環式炭化水素
基、複素環式基、多環系複素環式基又は縮合多環系複素
環式基を表し、E及びFは各々独立に0〜4の整数であ
る。] 下記の構造式で表される化合物がより好ましい。
水素原子、炭素数1〜10の置換若しくは無置換のアル
キル基、炭素数7〜13の置換若しくは無置換のアラル
キル基、炭素数6〜12の置換若しくは無置換のアリー
ル基、多環式炭化水素基、置換若しくは無置換の縮合多
環式炭化水素基、複素環式基、多環系複素環式基又は縮
合多環系複素環式基を表し、Ar1とAr2及びAr3と
Ar4は環を形成してもよい。RA、RB及びRCは各々独
立に、シアノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アシ
ル基、ヒドロキシル基、ニトロ基、アミノ基、アルキル
アミノ基、アリールアミノ基、アラルキルアミノ基、炭
素数1〜10の置換若しくは無置換のアルキル基、炭素
数7〜13の置換若しくは無置換のアラルキル基、炭素
数6〜12の置換若しくは無置換のアリール基、多環式
炭化水素基、置換若しくは無置換の縮合多環式炭化水素
基、複素環式基、多環系複素環式基又は縮合多環系複素
環式基を表し、E、F及びGは各々独立に0〜4の整数
である。X1は−O−、−S−、−Se−、−Te−、
−CRJRK−、−SiRJRK−、−NR J−又は−PRK
−(式中、RJ及びRKは各々独立に、水素原子、ハロゲ
ン原子、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、アラル
キルアミノ基、炭素数1〜10の置換若しくは無置換の
アルキル基、炭素数7〜13の置換若しくは無置換のア
ラルキル基、炭素数6〜12の置換若しくは無置換のア
リール基、多環式炭化水素基、置換若しくは無置換の縮
合多環式炭化水素基、複素環式基、多環系複素環式基又
は縮合多環系複素環式基を表す。)を表す。] 下記の構造式で表される化合物がより好ましい。
数1〜10の置換若しくは無置換のアルキル基、炭素数
7〜13の置換若しくは無置換のアラルキル基、炭素数
6〜12の置換若しくは無置換のアリール基、多環式炭
化水素基、置換若しくは無置換の縮合多環式炭化水素
基、複素環式基、多環系複素環式基又は縮合多環系複素
環式基を表し、Ar1とAr2は環を形成してもよい。R
Aはシアノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アシル
基、ヒドロキシル基、ニトロ基、アミノ基、アルキルア
ミノ基、アリールアミノ基、アラルキルアミノ基、炭素
数1〜10の置換若しくは無置換のアルキル基、炭素数
7〜13の置換若しくは無置換のアラルキル基、炭素数
6〜12の置換若しくは無置換のアリール基、多環式炭
化水素基、置換若しくは無置換の縮合多環式炭化水素
基、複素環式基、多環系複素環式基又は縮合多環系複素
環式基を表し、Aは0〜5の整数である。] 下記の構造式で表される化合物がより好ましい。
独立に、水素原子、炭素数1〜10の置換若しくは無置
換のアルキル基、炭素数7〜13の置換若しくは無置換
のアラルキル基、炭素数6〜12の置換若しくは無置換
のアリール基、多環式炭化水素基、置換若しくは無置換
の縮合多環式炭化水素基、複素環式基、多環系複素環式
基又は縮合多環系複素環式基を表し、RA及びRBは各々
独立に、シアノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、ア
シル基、ヒドロキシル基、ニトロ基、アミノ基、アルキ
ルアミノ基、アリールアミノ基、アラルキルアミノ基、
炭素数1〜10の置換若しくは無置換のアルキル基、炭
素数7〜13の置換若しくは無置換のアラルキル基、炭
素数6〜12の置換若しくは無置換のアリール基、多環
式炭化水素基、置換若しくは無置換の縮合多環式炭化水
素基、複素環式基、多環系複素環式基又は縮合多環系複
素環式基を表し、Ar1とAr2及びAr3とAr4は環を
形成してもよい。E及びFは各々独立に0〜4の整数で
ある。] 下記の構造式で表される化合物がより好ましい。
くは無置換のアルキル基、炭素数7〜13の置換若しく
は無置換のアラルキル基、炭素数6〜12の置換若しく
は無置換のアリール基、多環式炭化水素基、置換若しく
は無置換の縮合多環式炭化水素基、複素環式基、多環系
複素環式基又は縮合多環系複素環式基を表し、RA、RB
及びRCは各々独立に、シアノ基、ハロゲン原子、カル
ボキシル基、アシル基、ヒドロキシル基、ニトロ基、ア
ミノ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、アラル
キルアミノ基、炭素数1〜10の置換若しくは無置換の
アルキル基、炭素数7〜13の置換若しくは無置換のア
ラルキル基、炭素数6〜12の置換若しくは無置換のア
リール基、多環式炭化水素基、置換若しくは無置換の縮
合多環式炭化水素基、複素環式基、多環系複素環式基又
は縮合多環系複素環式基を表し、nは0又は1、A、B
及びCは各々独立に0〜5の整数である。] 下記の構造式で表される化合物がより好ましい。
原子、炭素数1〜10の置換若しくは無置換のアルキル
基、炭素数7〜13の置換若しくは無置換のアラルキル
基、炭素数6〜12の置換若しくは無置換のアリール
基、多環式炭化水素基、置換若しくは無置換の縮合多環
式炭化水素基、複素環式基、多環系複素環式基又は縮合
多環系複素環式基を表し、RA及びRCは各々独立に、シ
アノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アシル基、ヒ
ドロキシル基、ニトロ基、アミノ基、アルキルアミノ
基、アリールアミノ基、アラルキルアミノ基、炭素数1
〜10の置換若しくは無置換のアルキル基、炭素数7〜
13の置換若しくは無置換のアラルキル基、炭素数6〜
12の置換若しくは無置換のアリール基、多環式炭化水
素基、置換若しくは無置換の縮合多環式炭化水素基、複
素環式基、多環系複素環式基又は縮合多環系複素環式基
を表し、RB′は水素原子、シアノ基、ハロゲン原子、
カルボキシル基、アシル基、ヒドロキシル基、ニトロ
基、アミノ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、
アラルキルアミノ基、炭素数1〜10の置換若しくは無
置換のアルキル基、炭素数7〜13の置換若しくは無置
換のアラルキル基、炭素数6〜12の置換若しくは無置
換のアリール基、多環式炭化水素基、置換若しくは無置
換の縮合多環式炭化水素基、複素環式基、多環系複素環
式基又は縮合多環系複素環式基を表し、nは0又は1、
Eは0〜4の整数、Hは0〜3の整数である。] 下記の構造式で表される化合物がより好ましい。
原子、炭素数1〜10の置換若しくは無置換のアルキル
基、炭素数7〜13の置換若しくは無置換のアラルキル
基、炭素数6〜12の置換若しくは無置換のアリール
基、多環式炭化水素基、置換若しくは無置換の縮合多環
式炭化水素基、複素環式基、多環系複素環式基又は縮合
多環系複素環式基を表し、Ar1とAr2は環を形成して
もよい。] 下記の構造式で表される化合物がより好ましい。
子、炭素数1〜10の置換若しくは無置換のアルキル
基、炭素数7〜13の置換若しくは無置換のアラルキル
基、炭素数6〜12の置換若しくは無置換のアリール
基、多環式炭化水素基、置換若しくは無置換の縮合多環
式炭化水素基、複素環式基、多環系複素環式基又は縮合
多環系複素環式基を表し、Ar1とAr2は環を形成して
もよい。] 下記の構造式で表される化合物がより好ましい。
に、シアノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アシル
基、ヒドロキシル基、ニトロ基、アミノ基、アルキルア
ミノ基、アリールアミノ基、アラルキルアミノ基、炭素
数1〜10の置換若しくは無置換のアルキル基、炭素数
7〜13の置換若しくは無置換のアラルキル基、炭素数
6〜12の置換若しくは無置換のアリール基、多環式炭
化水素基、置換若しくは無置換の縮合多環式炭化水素
基、複素環式基、多環系複素環式基又は縮合多環系複素
環式基を表し、A、B、C、D、I及びJは各々独立に
0〜5の整数である。] 下記の構造式で表される化合物がより好ましい。
水素原子、炭素数1〜10の置換若しくは無置換のアル
キル基、炭素数7〜13の置換若しくは無置換のアラル
キル基、炭素数6〜12の置換若しくは無置換のアリー
ル基、多環式炭化水素基、置換若しくは無置換の縮合多
環式炭化水素基、複素環式基、多環系複素環式基又は縮
合多環系複素環式基を表し、Ar6は炭素数1〜6の置
換若しくは無置換のアルキレン基或は炭素数6〜12の
置換若しくは無置換のアリール化合物、多環式炭化水
素、置換若しくは無置換の縮合多環式炭化水素、複素環
化合物、多環系複素環化合物又は縮合多環系複素環化合
物の2価残基を表し、Ar1とAr2及びAr3とAr4は
環を形成してもよく、nは0又は1である。] 下記の構造式で表される化合物がより好ましい。
子、炭素数1〜10の置換若しくは無置換のアルキル
基、炭素数7〜13の置換若しくは無置換のアラルキル
基、炭素数6〜12の置換若しくは無置換のアリール
基、多環式炭化水素基、置換若しくは無置換の縮合多環
式炭化水素基、複素環式基、多環系複素環式基又は縮合
多環系複素環式基を表す。] 下記の構造式で表される化合物がより好ましい。
ることができる。電荷輸送層の厚さは5〜100μmが
好ましく、10〜30μmがより好ましい。5μm未満
であると、初期電位が低くなり、100μmを超える
と、電子写真特性が低下する傾向がある。
るような公知の下引き層を設けることができる。下引き
層としては、酸化チタン、酸化アルミニウム、ジルコニ
ア、チタン酸、ジルコン酸、ランタン鉛、チタンブラッ
ク、シリカ、チタン酸鉛、チタン酸バリウム、酸化錫、
酸化インジウム、酸化珪素等の微粒子、ポリアミド樹
脂、フェノール樹脂、カゼイン、メラミン樹脂、ベンゾ
グアナミン樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、セ
ルロース、ニトロセルロース、ポリビニルアルコール、
ポリビニルブチラール樹脂等の成分を使用することがで
きる。これらの微粒子や樹脂を単独で又は2種以上混合
して使用することができる。特に微粒子を用いると、微
粒子に樹脂が吸着され、平滑な皮膜を得ることができる
ため、微粒子と樹脂を併用することが望ましい。また、
下引き層には前記バインダー樹脂を用いることができ
る。また、本発明のポリカーボネートも用いることもで
きる。
0μm、好ましくは0.01〜1.0μmである。この
厚さが0.01μm未満であると、下引き層を均一に形
成することが困難になり、10.0μmを超えると、電
子写真特性が低下することがある。
用されているような公知のブロッキング層を設けること
ができる。ブロッキング層には前記バインダー樹脂を用
いることができる。ブロッキング層の厚さは、通常0.
01〜20.0μm、好ましくは、0.1〜10.0μ
mである。この厚さが0.01μm未満であると、ブロ
ッキング層を均一に形成することが困難になり、20.
0μmを超えると、電子写真特性が低下することがあ
る。
に保護層を積層してもよい。保護層の膜厚は0.01〜
20μmが可能であり、より好ましくは0.1〜10μ
mである。保護層には前記バインダー樹脂を用いること
ができる。保護層には、前記の電荷発生物質、電荷輸送
物質、添加剤、金属及びその酸化物、窒化物、塩、合
金、カーボンなどの導電材料を含有してもよい。
性能を向上させるために電荷発生層、電荷輸送層に結合
剤、可塑剤、硬化触媒、流動付与剤、ピンホール制御
剤、電子写真感度を改良するための分光感度増感剤(増
感染料)、分光感度増感剤とは別に、繰り返し使用に対
しての残留電位の増加、帯電電位の低下、感度の低下を
防止する目的の種々の化学物質、酸化防止剤、界面活性
剤、カール防止剤、レベリング剤等などの添加剤を添加
することができる。
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステ
ル樹脂、エポキシ樹脂、ポリケトン樹脂、上記ポリカー
ボネート以外のポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹
脂、ポリメタクリレート樹脂、ポリアクリルアミド樹
脂、ポリブタジエン樹脂、ポリイソプレン樹脂、メラミ
ン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ポリクロロプレン樹
脂、ポリアクリロニトリル樹脂、エチルセルロース樹
脂、ニトロセルロース樹脂、尿素樹脂、フェノール樹
脂、フェノキシ樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ホル
マール樹脂、酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニル/塩化ビニル
共重合体、ポリエステルカーボネート樹脂等が挙げられ
る。また、熱及び/又は光硬化性樹脂も使用できる。い
ずれにしても、電気絶縁性で通常の状態で皮膜を形成し
うる樹脂であれば、特に制限はない。
質に対して、5〜200重量%添加することが好まし
く、10〜100重量%がより好ましい。5重量%未満
では感光層の皮膜が不均一となりやすく、画質が劣る傾
向がある。200重量%を超えると、感度が低下し、残
留電位が高くなる傾向がある。
ル、塩化ビフェニル、o−ターフェニル、ハロゲン化パ
ラフィン、ジメチルナフタリン、ジメチルフタレート、
ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジエチレ
ングリコールフタレート、トリフェニルフォスフェー
ト、ジイソブチルアジペート、ジメチルセバケート、ジ
ブチルセバケート、ラウリル酸ブチル、メチルフタリー
ルエチルグリコレート、ジメチルグリコールフタレー
ト、メチルナフタレン、ベンゾフェノン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、各種フルオロ炭化水素等が挙げられ
る。
ルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、ジノニルナフ
タレンジスルホン酸等が挙げられる。
ナール4F等が挙げられる。
ジメチルフタレート等が挙げられる。
ル制御剤は、前記電荷輸送物質に対して、5重量%以下
で用いることが好ましい。
イオレット、クリスタルバイオレット、ナイトブルー、
ビクトリアブルー等で代表されるトリフェニルメタン系
染料、エリスロシン、ローダミンB、ローダミン3R、
アクリジンオレンジ、フラペオシン等に代表されるアク
リジン染料、メチレンブルー、メチレングリーン等に代
表されるチアジン染料、カプリブルー、メルドラブルー
等に代表されるオキサジン染料、その他シアニン染料、
メロシアニン染料、スチリル染料、ピリリュウム塩染
料、チオピリリュウム塩染料等が挙げられる。
用時の疲労低減等を目的として、電子受容性物質を加え
ることができる。
無水マレイン酸、ジブロモ無水マレイン酸、無水フタル
酸、テトラクロロ無水フタル酸、テトラブロモ無水フタ
ル酸、3−ニトロ無水フタル酸、4−ニトロ無水フタル
酸、無水ピロメリット酸、無水メリット酸、テトラシア
ノエチレン、テトラシアノキノジメタン、o−ジニトロ
ベンゼン、m−ジニトロベンゼン、1,3,5−トリニ
トロベンゼン、パラニトロベンゾニトリル、ピクリルク
ロライド、キノンクロルイミド、クロラニル、ブロマニ
ル、ベンゾキノン、2,3−ジクロロベンゾキノン、ジ
クロロジシアノパラベンゾキノン、ナフトキノン、ジフ
ェノキノン、トロポキノン、アントラキノン、1−クロ
ロアントラキノン、ジニトロトロアントラキノン、4−
ニトロベンゾフェノン、4,4−ニトロベンゾフェノ
ン、4−ニトロベンザルマロンジニトリル、α−シアノ
−β−(p−シアノフェニル)アクリル酸エチル、9−
アントラセニルメチルマロンジニトリル、1−シアノ−
(p−ニトロフェニル)−2−(p−クロロフェニル)
エチレン、2,7−ジニトロフルオレノン、2,4,7
−トリニトロフルオレノン、2,4,5,7−テトラニ
トロフルオレノン、9−フルオレニリデン[ジシアノメ
チレンマロノニトリル]、ポリニトロ−9−フルオレニ
リデン−[ジシアノメチレンマロノジニトリル]、ピク
リン酸、o−ニトロ安息香酸、p−ニトロ安息香酸、
3,5−ジニトロ安息香酸、ペンタフルオロ安息香酸、
5−ニトロサリチル酸、3,5−ジニトロサリチル酸、
フタル酸、メリット酸など、電子親和力が大きい化合物
がある。
発生層のいずれに加えてもよく、電荷輸送物質又は電荷
発生物質に対して通常0.01〜200重量%、より好
ましくは0.1〜50重量%配合される。
チレン樹脂、三フッ化塩化エチレン樹脂、四フッ化エチ
レン六フッ化プロピレン樹脂、フッ化ビニル樹脂、フッ
化ビニリデン樹脂、二フッ化二塩化エチレン樹脂及びそ
れらの共重合体、フッ素系グラフトポリマーを用いても
よい。
に対して0.1〜60重量%、より好ましくは5〜40
重量%配合される。0.1重量%より少ないと耐摩耗
性、表面耐久性、表面エネルギー低下等の表面改質が十
分でなく、60重量%より多いと電子写真特性が悪くな
ることがある。
ル系酸化防止剤、芳香族アミン系酸化防止剤、ヒンダー
ドアミン系酸化防止剤、スルフィド系酸化防止剤、有機
リン酸系酸化防止剤などが挙げられる。
て通常0.01〜10重量%、より好ましくは0.1〜
2重量%配合される。
し、あるいは、2種類以上を混合するなどして併用して
もよい。これらの添加剤は保護層、下引き層、ブロッキ
ング層に添加してもよい。
使用する前記溶媒の具体例としては、例えば、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族系
溶媒、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノ
ン等のケトン、メタノール、エタノール、イソプロパノ
ール等のアルコール、酢酸エチル、エチルセロソルブ等
のエステル、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロロメタ
ン、テトラクロロエタン等のハロゲン化炭化水素、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジエチルホルムア
ミド等を挙げることができる。
く、或いは、2種以上を混合溶媒として用いてもよい。
発生物質、電荷輸送物質、添加剤及びバインダー樹脂を
溶剤に分散、又は溶解した溶液を所定の下地となる基
体、層上に浸漬塗工法、静電塗工法、粉体塗工法、スプ
レー塗工法、ロール塗工法、アプリケーター塗工法、ス
プレーコーター塗工法、バーコーター塗工法、ロールコ
ーター塗工法、ディップコーター塗工法、ドクターブレ
ード塗工法、ワイヤーバー塗工法、ナイフコーター塗工
法、アトライター塗工法、スピナー塗工法、ビード塗工
法、ブレード塗工法、カーテン塗工法などの塗工法を用
いて塗工し、乾燥して形成することができる。
波、ペイントシェーカー、レッドデビル、サンドミル、
ミキサー、アトライターなどを用いることができる。
前記バインダー樹脂を用いることができる。また、単層
型感光体の感光層には、前記の電荷発生物質、電荷輸送
物質を用いることができる。また、感光層の電子写真特
性を向上させるために、前記の添加剤を用いてもよい。
また、保護層、下引き層、ブロッキング層を設けてもよ
い。
が好ましく、8〜50μmがより好ましい。5μm未満
であると、初期電位が低くなりやすく、100μmを超
えると電子写真特性が低下する傾向がある。
生物質:ポリカーボネートの重量による割合は、好まし
くは20:80〜80:20、さらに好ましくは30:
70〜60:40である。また、電荷輸送物質:ポリカ
ーボネートの重量による割合は、好ましくは20:80
〜80:20、さらに好ましくは30:70〜70:3
0である。また、電荷発生物質:電荷輸送物質の重量に
よる割合は、好ましくは20:80〜70:30、さら
に好ましくは30:70〜60:40である。
で、他の樹脂を本発明のポリカーボネートと併用するこ
とも可能である。
層構成としては、本発明のポリカーボネートを含む層が
感光層の表面層となる構成とすることが好ましい。この
ようにして得られる本発明の電子写真感光体は高い表面
硬度を有し、長期間にわたって優れた耐刷性及び良好な
クリーニング性を維持する感光体であり、複写機(モノ
クロ、マルチカラー、フルカラー;アナログ、デジタ
ル)、プリンター(レーザー、LED、液晶シャッタ
ー)、FAX、製版機等の各種の電子写真分野に好適に
利用することができる。
って、帯電器は、コロナ放電(コロトロン、スコトロ
ン)、接触帯電(帯電ロール、帯電ブラシ)などが用い
られる。露光は、ハロゲンランプ、蛍光灯、レーザー
(半導体、He−Ne)、LED、感光体内部露光方式
で行われる。現像工程はカスケード現像、二成分磁気ブ
ラシ現像、一成分絶縁トナー現像、一成分導電トナー現
像などの乾式現像方式や湿式現像方式などが用いられ
る。転写工程はコロナ転写、ローラ転写、ベルト転写な
どの静電転写法、圧力転写法、粘着転写法が用いられ
る。定着は、熱ローラ定着、ラジアント・フラッシュ定
着、オーブン定着、圧力定着などが用いられる。クリー
ニング・除電には、ブラシクリーナー、磁気ブラシクリ
ーナー、静電ブラシクリーナー、磁気ローラクリーナ
ー、ブレードクリーナーなどが用いられる。
て本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。
ネン(424.5g、3.11モル)及び酸性イオン交
換樹脂(200.0g、東京有機化学社製アンバーリス
ト31、樹脂1g当たり4.94ミリ当量のH+をもつ
スルホン化ポリスチレン−ジビニルベンゼンゲル)の混
合物を約100℃で24時間加熱した。粗生成物を濾過
してイオン交換樹脂ビーズを除去した。濾液からフェノ
ールを減圧蒸留により除去し、蒸留残渣を得た。この残
渣にクロロホルム600mlを加え、50℃に加熱後、
ゆっくりと冷却し、黄褐色結晶状の(I′−1)粗生成
物を得、吸引濾過により(I′−1)の粗生成物と残渣
濾液を得た。粗生成(I′−1)をクロロホルムから再
結晶して(I′−1)の白色結晶280gを得た。ま
た、それぞれの濾液を濃縮し、(II′−1)の粗生成
物を得、イソプロピルアルコールから再結晶し、白色の
(II′−1)、29gを得た。
メチルフェノール2590gに変更した以外は合成例1
と同様の操作を行い、(I′−2)340g及び(I
I′−2)35gを得た。
フェノール2725gに変更した以外は合成例1と同様
の操作を行い、(I′−3)350g及び(II′−
3)35gを得た。
ルフェノール3608gに変更した以外は合成例1と同
様の操作を行い、(I′−4)420g及び(II′−
4)40gを得た。
ブロモフェニル)フェノール5280gに変更した以外
は合成例1と同様の操作を行い、(I′−5)540g
及び(II′−5)53gを得た。
液550mlに溶解した溶液と塩化メチレン250ml
とを混合して撹拌しながら、冷却下、液中にホスゲンガ
スを950ml/秒の割合で15分間吹き込んだ。次い
で、この反応液を静置分離し、末端基としてクロロホル
メート基を有するポリカーボネートオリゴマーの塩化メ
チレン溶液を得た。
化メチレンを加えて全量を450mlとした後、(I′
−1)34gを8重量%濃度の水酸化ナトリウム水溶液
150mlに溶解した溶液を混合し、これに分子量調節
剤であるp−tert−ブチルフェノール3.0gを加
えた。次いで、この混合液を激しく撹拌しながら、触媒
として7重量%濃度のトリエチルアミン水溶液を2ml
加え、28℃において撹拌下で1.5時間反応を行っ
た。反応終了後、反応生成物を塩化メチレン1リットル
で希釈し、次いで水1.5リットルで2回、0.01規
定塩酸1リットルで1回、水1リットルで2回の順に洗
浄し、有機層をメタノール中に投入し、再沈精製した。
1)は、塩化メチレンを溶媒とする濃度0.5g/dl
の溶液の20℃における還元粘度[ηSP/c]が0.6
5dl/gであった。得られた重合体(PC−1)の1
H−NMRより下記構造を確認した。
化メチレン=1:1:80(重量比)の混合液をボール
ミルにて48時間分散し、この分散液をバーコーターを
用いて導電性基板であるアルミニウムを蒸着したペット
フィルム上に塗工して乾燥し、電荷発生層(膜厚約0.
3μm)とした。
(PC−1):塩化メチレン=1:1:8(重量比)の
溶液を調製し、塗工液とした。この塗工液は1ケ月放置
しても、白濁、ゲル化は見られなかった。この塗工液を
浸漬塗工法により電荷発生層上に塗布して電荷輸送層
(膜厚約20μm)を形成し、積層型電子写真感光体を
作製した。塗工時において塗工液からなる電荷輸送層が
結晶化することはなかった。
気帯電試験装置EPA−8100(株式会社川口電気製
作所製)を用い、−6kVのコロナ放電を行い、初期表
面電位(V0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電
位(VR)、半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表
1に示す。
験機NUS−ISO−3型(スガ試験機(株)製)を用
いて評価した。試験条件は200gの荷重をかけた表面
粗さ9μmの摩耗紙上でサンプルを1200回往復運動
させ、その減少量を測定することにより評価した。結果
を表2に示す。
1)105gに、後で追加した(I′−1)34gを
(II′−1)34gに変更した以外は実施例1と同様
の操作を行い、重合体(PC−2)([ηSP/c]=
0.63dl/g)を得た。得られた重合体(PC−
2)の1H−NMRより下記構造を確認した。
変えて積層型電子写真感光体を作製し、初期表面電位
(V0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電位
(VR)、半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表1
に示す。また、実施例1と同様の方法で、摩耗による電
荷輸送層の減少量を測定した。結果を表2に示す。
ゲル化は見られず、塗工時において塗工液からなる電荷
輸送層が結晶化することもなかった。
1)105gに変更した以外は実施例1と同様の操作を
行い、共重合体(PC−3)([ηSP/c]=0.65
dl/g)を得た。得られた共重合体(PC−3)の1
H−NMRより下記構造及び共重合組成比を確認した。
変えて積層型電子写真感光体を作製し、初期表面電位
(V0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電位
(VR)、半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表1
に示す。また、実施例1と同様の方法で、摩耗による電
荷輸送層の減少量を測定した。結果を表2に示す。
ゲル化は見られず、塗工時において塗工液からなる電荷
輸送層が結晶化することもなかった。
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン24
gに変更した以外は実施例1と同様の操作を行い、共重
合体(PC−4)([ηSP/c]=0.66dl/g)
を得た。得られた共重合体(PC−4)の1H−NMR
より下記構造及び共重合組成比を確認した。
変えて積層型電子写真感光体を作製し、初期表面電位
(V0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電位
(VR)、半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表1
に示す。また、実施例1と同様の方法で、摩耗による電
荷輸送層の減少量を測定した。結果を表2に示す。
ゲル化は見られず、塗工時において塗工液からなる電荷
輸送層が結晶化することもなかった。
ス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン87gに
変更した以外は実施例2と同様の操作を行い、共重合体
(PC−5)([ηSP/c]=0.66dl/g)を得
た。得られた共重合体(PC−5)の1H−NMRより
下記構造及び共重合組成比を確認した。
変えて積層型電子写真感光体を作製し、初期表面電位
(V0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電位
(VR)、半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表1
に示す。また、実施例1と同様の方法で、摩耗による電
荷輸送層の減少量を測定した。結果を表2に示す。
ゲル化は見られず、塗工時において塗工液からなる電荷
輸送層が結晶化することもなかった。
52gと(II′−1)53gに変更した以外は実施例
4と同様の操作を行い、共重合体(PC−6)([ηSP
/c]=0.65dl/g)を得た。得られた共重合体
(PC−6)の 1H−NMRより下記構造及び共重合組
成比を確認した。
変えて積層型電子写真感光体を作製し、初期表面電位
(V0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電位
(VR)、半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表1
に示す。また、実施例1と同様の方法で、摩耗による電
荷輸送層の減少量を測定した。結果を表2に示す。
ゲル化は見られず、塗工時において塗工液からなる電荷
輸送層が結晶化することもなかった。
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン74gに、後から
追加した(I′−1)34gを(I′−1)17gと
(II′−1)17gに変更した以外は実施例1と同様
の操作を行い、共重合体(PC−7)([ηSP/c]=
0.64dl/g)を得た。得られた共重合体(PC−
7)の1H−NMRより下記構造及び共重合組成比を確
認した。
変えて積層型電子写真感光体を作製し、初期表面電位
(V0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電位
(VR)、半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表1
に示す。また、実施例1と同様の方法で、摩耗による電
荷輸送層の減少量を測定した。結果を表2に示す。
ゲル化は見られず、塗工時において塗工液からなる電荷
輸送層が結晶化することもなかった。
127gに、後で添加した(I′−1)34gを(I
I′−3)41gに変更した以外は実施例1と同様の操
作を行い、共重合体(PC−8)([ηSP/c]=0.
57dl/g)を得た。得られた共重合体(PC−8)
の1H−NMRより下記構造及び共重合組成比を確認し
た。
変えて積層型電子写真感光体を作製し、初期表面電位
(V0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電位
(VR)、半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表1
に示す。また、実施例1と同様の方法で、摩耗による電
荷輸送層の減少量を測定した。結果を表2に示す。
ゲル化は見られず、塗工時において塗工液からなる電荷
輸送層が結晶化することもなかった。
123gに、(II′−3)41gを(II′−2)4
0gに変更した以外は実施例8と同様の操作を行い、共
重合体(PC−9)([ηSP/c]=0.59dl/
g)を得た。得られた共重合体(PC−9)の1H−N
MRより下記構造及び共重合組成比を確認した。
変えて積層型電子写真感光体を作製し、初期表面電位
(V0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電位
(VR)、半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表1
に示す。また、実施例1と同様の方法で、摩耗による電
荷輸送層の減少量を測定した。結果を表2に示す。
ゲル化は見られず、塗工時において塗工液からなる電荷
輸送層が結晶化することもなかった。
154gに、(II′−3)41gを(II′−4)5
0gに変更した以外は実施例8と同様の操作を行い、共
重合体(PC−10)([ηSP/c]=0.55dl/
g)を得た。得られた共重合体(PC−10)の1H−
NMRより下記構造及び共重合組成比を確認した。
に変えて積層型電子写真感光体を作製し、初期表面電位
(V0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電位
(VR)、半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表1
に示す。また、実施例1と同様の方法で、摩耗による電
荷輸送層の減少量を測定した。結果を表2に示す。
ゲル化は見られず、塗工時において塗工液からなる電荷
輸送層が結晶化することもなかった。
205gに、(II′−3)41gを(II′−5)6
6gに変更した以外は実施例8と同様の操作を行い、共
重合体(PC−11)([ηSP/c]=0.54dl/
g)を得た。得られた共重合体(PC−11)の1H−
NMRより下記構造及び共重合組成比を確認した。
に変えて積層型電子写真感光体を作製し、初期表面電位
(V0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電位
(VR)、半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表1
に示す。また、実施例1と同様の方法で、摩耗による電
荷輸送層の減少量を測定した。結果を表2に示す。
ゲル化は見られず、塗工時において塗工液からなる電荷
輸送層が結晶化することもなかった。
を2,2−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン31gに変更した以外は実施例1と同様の
操作を行い、共重合体(PC−12)([ηSP/c]=
0.60dl/g)を得た。得られた共重合体(PC−
12)の1H−NMRより下記構造及び共重合組成を確
認した。
に変えて積層型電子写真感光体を作製し、初期表面電位
(V0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電位
(VR)、半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表1
に示す。また、実施例1と同様の方法で、摩耗による電
荷輸送層の減少量を測定した。結果を表2に示す。
ゲル化は見られず、塗工時において塗工液からなる電荷
輸送層が結晶化することもなかった。
ドロキシフェニル)プロパン31gを2,2−ビス(3
−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン27gに
変更した以外は実施例12と同様の操作を行い、共重合
体(PC−13)([ηSP/c]=0.61dl/g)
を得た。得られた共重合体(PC−13)の1H−NM
Rより下記構造及び共重合組成を確認した。
に変えて積層型電子写真感光体を作製し、初期表面電位
(V0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電位
(VR)、半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表1
に示す。また、実施例1と同様の方法で、摩耗による電
荷輸送層の減少量を測定した。結果を表2に示す。
ゲル化は見られず、塗工時において塗工液からなる電荷
輸送層が結晶化することもなかった。
ドロキシフェニル)プロパン31gを2,2−ビス(4
−ヒドロキシ−3−フェニルフェニル)プロパン40g
に変更した以外は実施例12と同様の操作を行い、共重
合体(PC−14)([ηSP/c]=0.63dl/
g)を得た。得られた共重合体(PC−14)の1H−
NMRより下記構造及び共重合組成を確認した。
に変えて積層型電子写真感光体を作製し、初期表面電位
(V0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電位
(VR)、半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表1
に示す。また、実施例1と同様の方法で、摩耗による電
荷輸送層の減少量を測定した。結果を表2に示す。
ゲル化は見られず、塗工時において塗工液からなる電荷
輸送層が結晶化することもなかった。
ドロキシフェニル)プロパン31gを2,2−ビス(4
−ヒドロキシ−3−トリルフェニル)プロパン43gに
変更した以外は実施例12と同様の操作を行い、共重合
体(PC−15)([ηSP/c]=0.60dl/g)
を得た。得られた共重合体(PC−15)の1H−NM
Rより下記構造及び共重合組成を確認した。
に変えて積層型電子写真感光体を作製し、初期表面電位
(V0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電位
(VR)、半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表1
に示す。また、実施例1と同様の方法で、摩耗による電
荷輸送層の減少量を測定した。結果を表2に示す。
ゲル化は見られず、塗工時において塗工液からなる電荷
輸送層が結晶化することもなかった。
ドロキシフェニル)プロパン31gを1,1−ビス(3
−シクロヘキシル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘ
キサン45gに変更した以外は実施例12と同様の操作
を行い、共重合体(PC−16)([ηSP/c]=0.
58dl/g)を得た。得られた共重合体(PC−1
6)の1H−NMRより下記構造及び共重合組成を確認
した。
に変えて積層型電子写真感光体を作製し、初期表面電位
(V0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電位
(VR)、半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表1
に示す。また、実施例1と同様の方法で、摩耗による電
荷輸送層の減少量を測定した。結果を表2に示す。
ゲル化は見られず、塗工時において塗工液からなる電荷
輸送層が結晶化することもなかった。
4,4′−ジヒドロキシビフェニル20gに変更した以
外は実施例1と同様の操作を行い、共重合体(PC−1
7)([ηSP/c]=0.63dl/g)を得た。得ら
れた共重合体(PC−17)の1H−NMRより下記構
造及び共重合組成を確認した。
に変えて積層型電子写真感光体を作製し、初期表面電位
(V0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電位
(VR)、半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表1
に示す。また、実施例1と同様の方法で、摩耗による電
荷輸送層の減少量を測定した。結果を表2に示す。
ゲル化は見られず、塗工時において塗工液からなる電荷
輸送層が結晶化することもなかった。
ス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル21gに変更し
た以外は実施例1と同様の操作を行い、共重合体(PC
−18)([ηSP/c]=0.62dl/g)を得た。
得られた共重合体(PC−18)の1H−NMRより下
記構造及び共重合組成を確認した。
に変えて積層型電子写真感光体を作製し、初期表面電位
(V0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電位
(VR)、半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表1
に示す。また、実施例1と同様の方法で、摩耗による電
荷輸送層の減少量を測定した。結果を表2に示す。
ゲル化は見られず、塗工時において塗工液からなる電荷
輸送層が結晶化することもなかった。
ス(4−ヒドロキシフェニル)ケトン23gに変更した
以外は実施例1と同様の操作を行い、共重合体(PC−
19)([ηSP/c]=0.60dl/g)を得た。得
られた共重合体(PC−19)の1H−NMRより下記
構造及び共重合組成を確認した。
に変えて積層型電子写真感光体を作製し、初期表面電位
(V0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電位
(VR)、半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表1
に示す。また、実施例1と同様の方法で、摩耗による電
荷輸送層の減少量を測定した。結果を表2に示す。
ゲル化は見られず、塗工時において塗工液からなる電荷
輸送層が結晶化することもなかった。
ス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド23gに変更
した以外は実施例1と同様の操作を行い、共重合体(P
C−20)([ηSP/c]=0.58dl/g)を得
た。得られた共重合体(PC−20)の1H−NMRよ
り下記構造及び共重合組成を確認した。
に変えて積層型電子写真感光体を作製し、初期表面電位
(V0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電位
(VR)、半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表1
に示す。また、実施例1と同様の方法で、摩耗による電
荷輸送層の減少量を測定した。結果を表2に示す。
ゲル化は見られず、塗工時において塗工液からなる電荷
輸送層が結晶化することもなかった。
ス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン26gに変更し
た以外は実施例1と同様の操作を行い、共重合体(PC
−21)([ηSP/c]=0.56dl/g)を得た。
得られた共重合体(PC−21)の1H−NMRより下
記構造及び共重合組成を確認した。
に変えて積層型電子写真感光体を作製し、初期表面電位
(V0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電位
(VR)、半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表1
に示す。また、実施例1と同様の方法で、摩耗による電
荷輸送層の減少量を測定した。結果を表2に示す。
ゲル化は見られず、塗工時において塗工液からなる電荷
輸送層が結晶化することもなかった。
ス(4−ヒドロキシフェニル)メタン20gに変更した
以外は実施例1と同様の操作を行い、共重合体(PC−
22)([ηSP/c]=0.63dl/g)を得た。得
られた共重合体(PC−22)の1H−NMRより下記
構造及び共重合組成を確認した。
に変えて積層型電子写真感光体を作製し、初期表面電位
(V0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電位
(VR)、半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表1
に示す。また、実施例1と同様の方法で、摩耗による電
荷輸送層の減少量を測定した。結果を表2に示す。
ゲル化は見られず、塗工時において塗工液からなる電荷
輸送層が結晶化することもなかった。
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,1−ジ
フェニルメタン37gに変更した以外は実施例1と同様
の操作を行い、共重合体(PC−23)([ηSP/c]
=0.64dl/g)を得た。得られた共重合体(PC
−23)の1H−NMRより下記構造及び共重合組成を
確認した。
に変えて積層型電子写真感光体を作製し、初期表面電位
(V0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電位
(VR)、半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表1
に示す。また、実施例1と同様の方法で、摩耗による電
荷輸送層の減少量を測定した。結果を表2に示す。
ゲル化は見られず、塗工時において塗工液からなる電荷
輸送層が結晶化することもなかった。
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,1−ジ
トリルメタン40gに変更した以外は実施例1と同様の
操作を行い、共重合体(PC−24)([ηSP/c]=
0.61dl/g)を得た。得られた共重合体(PC−
24)の1H−NMRより下記構造及び共重合組成を確
認した。
に変えて積層型電子写真感光体を作製し、初期表面電位
(V0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電位
(VR)、半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表1
に示す。また、実施例1と同様の方法で、摩耗による電
荷輸送層の減少量を測定した。結果を表2に示す。
ゲル化は見られず、塗工時において塗工液からなる電荷
輸送層が結晶化することもなかった。
るポリカーボネート([ηSP/c]=0.59dl/
g)をバインダー樹脂として用い、実施例1と同様の方
法で積層型電子写真感光体を作製し、初期表面電位(V
0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電位(VR)、
半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表1に示す。
また、実施例1と同様の方法で、摩耗による電荷輸送層
の減少量を測定した。結果を表2に示す。
化した。
るポリカーボネート([ηSP/c]=0.60dl/
g)をバインダー樹脂として用い、実施例1と同様の方
法で積層型電子写真感光体を作製し、初期表面電位(V
0)、光照射(10Lux)5秒後の残留電位(VR)、
半減露光量(E1/2)を測定した。結果を表1に示す。
また、実施例1と同様の方法で、摩耗による電荷輸送層
の減少量を測定した。結果を表2に示す。
ゲル化は見られなかった。
質との相溶性に優れ、また、溶液とした場合に結晶化や
ゲル化を起こしにくく、かつ機械的強度に優れるポリカ
ーボネートを感光層中のバインダー樹脂として用いて製
造されるものである。従って、本発明の電子写真感光体
は、電子写真感光体の作製時において塗工液が白化(ゲ
ル化)したりすることがなく、導電性基板と感光層の接
着性及び感光体表面の耐摩耗性が向上し、電子写真感光
体の長寿命化が図れるとともに、繰り返し長時間使用し
ても優れた電子写真特性を維持することができる。
Claims (8)
- 【請求項1】 導電性基板上に電荷発生物質、電荷輸送
物質及びバインダー樹脂を含有する感光層を設けてなる
電子写真感光体において、感光層のバインダー樹脂とし
て下記式(I)で表される構造単位(I)及び下記式
(II)で表される構造単位(II)から選ばれた少な
くとも1つの構造単位を含有するポリカーボネートを用
いた電子写真感光体。 【化1】 (式中、R1、R2、R6及びR7は各々独立にハロゲン原
子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数5〜7のシクロ
アルキル基又は炭素数6〜12の置換若しくは無置換の
アリール基であり、a、b、c及びdは各々独立に0〜
4の整数であり、R4及びR5は各々独立に水素原子、炭
素数1〜6のアルキル基、炭素数5〜7のシクロアルキ
ル基又は炭素数6〜12の置換若しくは無置換のアリー
ル基であり、R3、R8及びR9は各々独立に炭素数1〜
6のアルキル基又は炭素数6〜12の置換若しくは無置
換のアリール基である。) - 【請求項2】 感光層が、電荷発生物質を含有する電荷
発生層と、電荷輸送物質及びバインダー樹脂を含有する
電荷輸送層とからなるものである請求項1記載の電子写
真感光体。 - 【請求項3】 R3、R4、R5及びR9がメチル基であ
り、R8がイソプロピル基である請求項1記載の電子写
真感光体。 - 【請求項4】 a、b、c及びdが0であり、R3、
R4、R5及びR9がメチル基であり、R8がイソプロピル
基である請求項1記載の電子写真感光体。 - 【請求項5】 導電性基板上に電荷発生物質、電荷輸送
物質及びバインダー樹脂を含有する感光層を設けてなる
電子写真感光体において、感光層のバインダー樹脂とし
て、請求項1記載の式(I)で表される構造単位(I)
及び式(II)で表される構造単位(II)から選ばれ
た少なくとも1つの構造単位と下記式(III)で表さ
れる少なくとも1つの構造単位を含有するポリカーボネ
ート共重合体であって、構造単位(I)及び構造単位
(II)から選ばれた少なくとも1つの構造単位を5モ
ル%以上含有するポリカーボネート共重合体を用いた電
子写真感光体。 【化2】 [式中、Yは単結合、−O−、−CO−、−S−、−S
O2−、−CR12R13−(ただし、R12及びR13は各々
独立に水素原子、炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数
6〜12の置換若しくは無置換のアリール基である。)
又は炭素数5〜7の1,1−シクロアルキリデン基であ
り、R10及びR11は各々独立にハロゲン原子、炭素数1
〜6のアルキル基、炭素数5〜7のシクロアルキル基又
は炭素数6〜12の置換若しくは無置換のアリール基を
表し、e及びfは各々独立に0〜4の整数である。] - 【請求項6】 感光層が、電荷発生物質を含有する電荷
発生層と、電荷輸送物質及びバインダー樹脂を含有する
電荷輸送層からなるものである請求項5記載の電子写真
感光体。 - 【請求項7】 R3、R4、R5及びR9がメチル基であ
り、R8がイソプロピル基である請求項5記載の電子写
真感光体。 - 【請求項8】 a、b、c及びdが0であり、R3、
R4、R5及びR9がメチル基であり、R8がイソプロピル
基である請求項5記載の電子写真感光体。
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---|---|---|---|
JP22531195A JP3468935B2 (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 電子写真感光体 |
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JP22531195A JP3468935B2 (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 電子写真感光体 |
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JPH0968817A true JPH0968817A (ja) | 1997-03-11 |
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JP22531195A Expired - Fee Related JP3468935B2 (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 電子写真感光体 |
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