JPH0968492A - 皮膜剥離治具の加熱接着装置 - Google Patents

皮膜剥離治具の加熱接着装置

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JPH0968492A
JPH0968492A JP22509295A JP22509295A JPH0968492A JP H0968492 A JPH0968492 A JP H0968492A JP 22509295 A JP22509295 A JP 22509295A JP 22509295 A JP22509295 A JP 22509295A JP H0968492 A JPH0968492 A JP H0968492A
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JP
Japan
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bonding
film
hot air
temperature
peeling jig
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP22509295A
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English (en)
Inventor
Yuzo Kawahara
雄三 川原
Koji Sasaki
宏二 佐々木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被測定物上の表面処理皮膜に対し、その皮膜
の付着力測定用の剥離治具を加熱硬化型接着剤を用いて
効率的に容易に接着させうる皮膜剥離治具の加熱接着装
置を提供する。 【解決手段】 ボイラチューブの表面処理皮膜の付着力
測定用の皮膜剥離治具を加熱硬化型接着剤によって接着
させるための装置である。この装置は、皮膜剥離治具が
接着されるボイラチューブ部分を覆う断熱カバー1と、
同断熱カバー1内に熱風を送る熱風送風管5と、接着部
温度を検出する接着部温度検出器4と、同検出器4で検
出された温度を所定の接着時間に亘って所定の接着温度
に保つよう前記熱風送風管に熱風を供給する制御ヒータ
ー装置2とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種製品の表面に施
工されている溶射皮膜等の表面処理皮膜の付着力を測定
するためにその表面処理皮膜に対し皮膜剥離治具を加熱
接着するための加熱接着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばボイラ管表面に耐腐食用に施工さ
れた溶射皮膜のように、各種の装置部材に施工してある
溶射等による表面処理皮膜の付着力を測定するために
は、その表面処理皮膜に対し皮膜剥離のための剥離治具
を接着により取付ける必要がある。
【0003】従来、現地において溶射皮膜の付着力を測
定する時は、1つのやり方として、図4に示すように、
剥離治具12の接着面に常温硬化型の接着剤13を塗布
していたが、これを使用すると完全硬化(完全接着)ま
でに1日かかり、また、接着強度も低いことで、作業性
が悪く、また付着力の測定結果の精度低下が懸念され
た。
【0004】なお、表面処理皮膜に接着される皮膜剥離
治具は、例えば図4の溶射管11のような円管上の皮膜
について付着力を測定する場合を例にとると、図5に示
されているように円柱状の皮膜表面に接着される接着面
12aと、皮膜剥離のための引張部材に連結されるネジ
部12bを有している。
【0005】また、加熱硬化型の接着剤を用いることも
行われるが、この場合は接着時間も速く、接着強度も常
温型接着剤に比べると高い強度が得られる。このように
加熱硬化型の接着剤を用いる場合の皮膜剥離治具の接着
のやり方を図6及び図7に示している。
【0006】この場合は、皮膜剥離治具の接着面に加熱
硬化型の接着剤14を付け、これをボイラ管などの溶射
管11に付着させたのち、その皮膜剥離治具12に小型
ヒーター15を巻きつけて図7に示すように通電して加
熱し完全硬化まで約1時間保持していた。
【0007】しかしながら、従来のこのやり方では、皮
膜剥離治具を加熱接着させるために使用するヒータは、
容量が大きくなければならず(この場合は、被測定物、
例えばボイラ管に熱が奪われるため)、また、効率の面
から1回に複数個所測定するために複数個の皮膜剥離治
具を加熱接着させる場合は、電源容量が大幅に不足す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】付着力を測定すべき皮
膜に剥離治具を接着させる場合、従来は、常温硬化型接
着剤又は、加熱硬化型接着剤を使用してきたが、常温硬
化型の場合は、接着されるまでの時間が長く、また、接
着強度も高いレベルではない。また、加熱硬化型の場合
は、接着時間は、前処理により左右されるが、かなり清
浄な面との接着では約1時間、強度的にも高い接着力を
持っているため通常は加熱型を用いている。
【0009】しかしながら、加熱接着するためにはボイ
ラ管などの被測定物に熱が奪われることを考慮した大容
量のヒーターが必要となる。そうなると、ヒーター自体
の大型化または現場作業であるために電源容量も規制さ
れ、1度に複数個所での皮膜剥離治具の接着と、測定が
困難になる。
【0010】本発明は、被測定物上の表面処理皮膜に対
し、その皮膜の付着力測定用の剥離治具を加熱硬化型接
着剤を用いて効率的に容易に接着させうる皮膜剥離治具
の加熱接着装置を提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記した課題
を解決するため、被測定物上の表面処理皮膜に対しその
皮膜の付着力測定用の皮膜剥離治具を加熱硬化型接着剤
によって接着させるための装置として次の構成の加熱接
着装置を提供する。
【0012】すなわち、本発明による加熱接着装置は、
皮膜剥離治具が接着される被測定物部分を覆う断熱カバ
ーと、同断熱カバー内に熱風を送る熱風送風管と、接着
部温度を検出する接着部温度検出器と、同検出器で検出
された温度を所定の接着時間に亘って所定の接着温度に
保つよう前記熱風送風管に熱風を供給する制御ヒーター
装置とを有している。
【0013】本発明による装置では、断熱カバー内に送
られる熱風を加熱するためのヒーターの容量をある程度
大きくし、それに制御装置(タイマー)を取付けて、1
個の接着が完了したら電力が切れて次のヒーターに電力
が移行するような構成とすることができる。
【0014】このような構成とすることにより、常に1
個のヒーターにのみ電気が流れて皮膜剥離治具が次々に
接着されていくことで、そのヒーターの容量はその1個
の接着を行わせるに足るだけで済み、また自動で次のヒ
ーターへと切替わるため、電源容量やヒーターの組みか
え作業の手間が省ける。
【0015】本発明の加熱接着装置によれば、断熱カバ
ーで覆われた被測定部分に熱風送風管から送られる熱風
により接着部温度が所定の接着時間に亘って所定の接着
温度に保たれる。従って、本装置によれば、付着力を測
定すべき表面処理皮膜に対し接着時間の無駄なく皮膜剥
離治具を短時間で高強度で接着させうる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明による皮膜剥離治具
の加熱接着装置の実施の一形態について図1〜図3を用
いて具体的に説明する。まず、図1及び図2により本実
施形態による加熱接着装置の構成について説明する。な
お、本実施形態による装置は、ボイラチューブに施工さ
れた溶射皮膜を対象にしてその付着力を測定するための
装置として構成したものである。
【0017】図1に示すように、本加熱接着装置は、ボ
イラチューブ表面形状に合った断熱カバー1と、雰囲気
温度熱電対3、接着部温度熱電対4及び熱風送風管5が
取り付いた制御ヒーター装置2からなる。断熱カバー1
は、その断熱シート6部分をボイラチューブに巻きつけ
ることによってチューブと密着固定されている。
【0018】制御ヒーター装置2には、断熱カバー1内
温度と接着部温度及び時間(タイマー付)の設定器が設
置され、これらの値を任意に設定できる。図1では No.
1のみボイラチューブに取付けた状態で示してあるが、
溶射皮膜の付着力を同様に測定すべき他のボイラチュー
ブに対しても同様に No.2, No.3の断熱カバーが密着
固定されている。
【0019】このように構成した図1及び図2の装置に
おいて、皮膜の付着力を測定すべき個所に加熱硬化型接
着剤を用いて皮膜剥離治具を接着させたのち、その被測
定物部分を覆うように断熱カバー1を取付けたのち制御
ヒーター装置2の硬化温度と硬化時間を設定する。
【0020】この制御ヒーター装置2の温度とタイマー
の設定は、例えば接着剤の硬化条件が120℃×40分
の場合、接着部の温度が120℃になったら、120℃
を40分間保持するようにセットする。
【0021】このように本装置によれば、接着時間が任
意に設定でき、かつ、自動制御によって No.1〜 No.3
の測定部に対し加熱保持が次々と自動的に切り替わって
治具の接着作業が行われるので作業が極めて効率的であ
る。以上説明した本装置における制御フローを図3に示
してある。
【0022】このようにして皮膜の付着力測定用の皮膜
剥離治具をボイラチューブに対して接着したらその皮膜
剥離治具に対し付着力測定装置の引張部材を係合させて
付着力測定を行う。その付着力測定装置としては、特願
平6−191492号に示されたものなどを使用でき
る。
【0023】以上、本発明を図示した実施形態に基づい
て具体的に説明したが、本発明がこれらの実施形態に限
定されず特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、その
構成に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
【0024】例えば、上記実施形態では、その制御ヒー
ター装置が、 No.1〜 No.3の3つにより3箇所の被測
定部分に対し皮膜剥離治具を加熱硬化型接着剤で接着で
きる構成としているが、これは3個に限らず適宜の個数
であってよい。
【0025】
【発明の効果】以上具体的に説明したように、本発明の
加熱接着装置は、皮膜剥離治具が接着される被測定物部
分を覆う断熱カバーと、同断熱カバー内に熱風を送る熱
風送風管と、接着部温度を検出する接着部温度検出器
と、同検出器で検出された温度を所定の接着時間に亘っ
て所定の接着温度に保つよう前記熱風送風管に熱風を供
給する制御ヒーター装置とを有している。
【0026】従って、皮膜剥離治具の接着は所定温度に
所定時間保持することによって効率的に行われる。しか
も、加熱保持は各接着個所に1つづつ制御ヒーター装置
により自動的に行わせることができるため、小さい加熱
容量で効果的に接着を行わせうる装置となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る加熱接着装置の構
成を示す側面図。
【図2】図1に示した加熱接着装置における断熱カバー
部分の平面図。
【図3】本発明の実施の一形態に係る加熱接着装置にお
ける制御ヒーター装置の制御フロー。
【図4】常温硬化型接着剤を用いた従来の接着方法を示
す説明図で、(a)は平面図、(b)は側面図。
【図5】皮膜剥離治具の例を示し、(a)は平面図、
(b)は縦断面図。
【図6】加熱硬化型接着剤を用いた従来の接着方法を示
す説明図で、(a)は平面図、(b),(c)は側面
図。
【図7】加熱硬化型接着剤を用いた場合の従来の接着方
法を示す斜視図。
【符号の説明】
1 断熱カバー 2 制御ヒーター装置 3 雰囲気温度熱電対 4 接着部温度熱電対 5 熱風送風管 6 断熱シート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物上の表面処理皮膜に対し同皮膜
    の付着力測定用の皮膜剥離治具を加熱硬化型接着剤によ
    って接着させるための装置であって、前記皮膜剥離治具
    が接着される被測定物部分を覆う断熱カバーと、同断熱
    カバー内に熱風を送る熱風送風管と、接着部温度を検出
    する接着部温度検出器と、同検出器で検出された温度を
    所定の接着時間に亘って所定の接着温度に保つよう前記
    熱風送風管に熱風を供給する制御ヒーター装置とを有す
    ることを特徴とする皮膜剥離治具の加熱接着装置。
JP22509295A 1995-09-01 1995-09-01 皮膜剥離治具の加熱接着装置 Withdrawn JPH0968492A (ja)

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