JPH04299121A - 表面被覆用プラスチックパウダ付着フイルムとその表面被覆方法および装置 - Google Patents

表面被覆用プラスチックパウダ付着フイルムとその表面被覆方法および装置

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JPH04299121A
JPH04299121A JP3064785A JP6478591A JPH04299121A JP H04299121 A JPH04299121 A JP H04299121A JP 3064785 A JP3064785 A JP 3064785A JP 6478591 A JP6478591 A JP 6478591A JP H04299121 A JPH04299121 A JP H04299121A
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hot air
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Tatsu Nishimura
龍 西村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩害・腐食のひどい水
門扉や船舶の外鈑,屋外手摺り,建物・構造物の壁面等
の防錆表面処理加工や、熱歪みの激しいダクト等の断熱
表面処理加工に供せられるプラスチックパウダ付着フイ
ルムとそれを使用する表面被覆方法ならびにその方法の
実施に直接使用する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種従来のプラスチック防錆表面処理
加工には塗料液をハケ等で塗布したり、静電塗装を行っ
たり、塗料液槽内でドブ漬塗装や電着塗装をしたりして
いた。また、断熱表面処理加工として、塗膜を利用する
ことは殆んどなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、被覆塗膜が
薄く耐防錆年数が短いため短年サイクルで防錆表面加工
処理を繰り返し行なわなければならなかったり、ちなみ
に水門扉のような塩害のひどい所では1〜2年毎に繰り
返さなければならず、塗膜ムラを生じ、また、現場での
処理が不可能であったり、大型設備を必要としコスト高
となる。しかも被覆塗膜が薄いため断熱機能を持たせる
ことは不可能である等の課題を有していた。こゝにおい
て、本発明は、前記課題を解決するのに有効、適切なプ
ラスチックパウダ付着フイルムとその表面被覆方法およ
び装置を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決は、本発
明が次に列挙する新規な特徴的構成物、構成手法および
構成手段をそれぞれ採用することにより達成される。即
ち、本発明物の第1の特徴はフイルムの片面又は両面に
一種類以上のプラスチックパウダを付着してなるプラス
チックパウダ付着フイルムである。
【0005】本発明物の第2の特徴は、前記第1の特徴
におけるフイルムが、金属又はプラスチックであるプラ
スチックパウダ付着フイルムである。
【0006】本発明法の特徴は、まず、母材表面を予め
適当な温度に加熱する準備工程と、別途用意するプラス
チックパウダ付着フイルムの張着側片面又は両面に一種
類以上付着したプラスチックパウダを前記加熱表面に融
着して当該プラスチックパウダ付着フイルムを張着被覆
する本工程と、引続き必要に応じ、当該被覆したプラス
チックパウダ付着フイルムに熱風を吹付けて溶融又は加
熱し平滑面とするか、密着仕上げる仕上げ工程とを連続
一貫経由処理してなるプラスチックパウダ付着フイルム
表面被覆方法である。
【0007】本発明装置の第1の特徴は、母材表面に沿
って加熱しながら先行するヒーターと、張着側片面に一
種類以上のプラスチックパウダを付着したプラスチック
パウダ付着フイルムを進行しながら繰り出し供給して前
記母材加熱表面に張着被覆するフイルム供給手段とから
なるプラスチックパウダ付着フイルム表面被覆装置であ
る。
【0008】本発明装置の第2の特徴は、母材表面に沿
って加熱しながら先行するヒーターと、張着側片面又は
両面に一種類以上のプラスチックパウダを付着したプラ
スチックパウダ付着フイルムを進行しながら繰り出し供
給して前記母材加熱表面に張着被覆するフイルム供給手
段と、当該被覆されたプラスチックパウダ付着フイルム
表面に臨ませ熱風圧送パイプから圧送されて来た熱風を
吹付ける吹付け手段とからなるプラスチックパウダ付着
フイルム表面被覆装置である。
【0009】
【作用】本発明は、前記のような物、手法および手段を
講じたので、現場又は工場等でガスバーナー等のヒータ
ーで母材表面を予め温めてプラスチックパウダの付着を
良好とし、次いで別途用意した張着側片面又は両面にプ
ラスチックパウダを付着したプラスチックパウダ付着フ
イルムを温められた母材表面に張着側片面のプラスチッ
クパウダを融接してプラスチックパウダ付着フイルムを
所要幅厚に張着被覆する。その後必要に応じ、被覆され
たプラスチックパウダ付着フイルムの表面に熱風を吹付
けて加熱溶融しムラのない平滑面に仕上げるか、張着側
のプラスチックパウダを加熱して万遍なく粘着性を持た
せ、母材表面との張着を確固とする。
【0010】
【実施例】(装置例)本発明装置の実施例を図面につき
詳説する。図1は本実施例の概念構成図である。同図中
、Aは本実施例のプラスチックパウダ付着フイルム表面
被覆装置、αは鉄等の金属母材表面、1は母材表面αに
向けられ、母材表面αに沿って例えば20〜30m/分
のスピードで前進しつつ、酸素とプロパンの図示しない
混合ガス源と連通して燃焼火力温度が例えば約150℃
で、母材表面αを加熱するため進行方向に直交する所定
幅方向に点在又は延在したヒーターとしてのガスバーナ
ーである。
【0011】2は、各種プラスチック又はアルミニュー
ム箔等の金属フイルムの張着側片面又は両面にプラスチ
ックパウダを適宜手段で均等密に付着したプラスチック
パウダ付着フイルムであって、プラスチックパウダとし
ては、フイルムとの関係や母材用途や被覆形成される樹
脂厚層の特質効果を狙って各種樹脂パウダが選択され、
例えば単一種のエチレン樹脂パウダやエチレン樹脂パウ
ダとフッ素樹脂パウダの二種類を混合して滑性と耐熱性
および強度を増加する。
【0012】3は、フイルム供給器であって、下端先部
3aにプラスチックパウダ付着フイルム2を繰り出し自
在に巻取り、上端把手部3bを作業要員が握持してガス
バーナー1進行スピードと同速で追従引張り移動する。 4は、母材表面αに張着被覆されたプラスチックパウダ
付着フイルム2の繰り出し方向に直交する幅方向全長に
亙り延在した吹付口4aをプラスチックパウダ付着フイ
ルム2表面に臨ませて前進し、例えば約200℃以上の
熱風源(図示せず)に連通する熱風圧送パイプである。 この熱風圧送パイプ4は、フイルムの張着側片面のみに
プラスチックパウダを付着したプラスチックパウダ付着
フイルム2を使用するときは、必ずしも必要なく省略可
能である。
【0013】なお、ガスバーナー1とフイルム供給器3
と熱風圧送パイプ4は別々でも良いし、図中仮想線で示
すよう装置本体5に一体に取付けても良いし、ガスバー
ナー1をフイルム供給器3に仮想線で示す連結支持部材
6で取付けても良い。また、本実施例では、母材表面α
が固定不動の場合を説明したが、可動の場合はガスバー
ナー1とフイルム供給器3と熱風圧送パイプ4を固定に
して母材表面αを矢印O方向に定速移動しても同様であ
る。
【0014】(方法例)本装置例に適用した本発明方法
の処理例を図1を参照して説明する。まず、ガスバーナ
ー1を表面被覆処理を行なおうとする母材表面αに沿っ
て所要の例えば20〜30m/分のスピードで進行を開
始すると同時にガスバーナー1の点火、別途熱風源(図
示せず)からの所要の例えば200℃の熱風を熱風圧送
パイプ4に送り込み始める。
【0015】次いで、母材表面αをガスバーナー1の所
要例えば150℃の炎で加熱する準備工程に入る。引続
き、フイルム供給器3がこれに所要間隔を開けて後追い
前進して加熱された母材表面α上に、下端先部3aに巻
取ったプラスチックパウダ付着フイルム2の張着側片面
を敷くように接して繰り出し供給することにより張着側
片面に付着したプラスチックパウダが融着し、母材表面
α上にプラスチックパウダ付着フイルム2を張着被覆し
て本工程処理する。なお、フイルムがプラスチックで張
着側片面にのみプラスチックパウダを付着したものは本
工程処理で完了し得る。
【0016】張着側片面にのみプラスチックパウダを付
着した金属箔フイルムの場合や両面にプラスチックパウ
ダを付着したフイルムの場合には、さらに仕上げ工程処
理へ移行する。即ち、本工程により張着被覆されたプラ
スチックパウダ付着フイルム2表面に対し吹付口4aか
ら所要の例えば200℃の、まだらにならないよう圧力
をかけて送風されて来た熱風を吹付け、表面側のプラス
チックパウダを溶融して延展平滑面に仕上げるか、金属
箱フイルムを通して張着側面に付着したプラスチックパ
ウダを加熱し粘着力を高めて密着仕上げる仕上げ工程を
連続一貫経由処理する。
【0017】
【発明の効果】かくして、本発明によれば、広い母材に
対して早く張着被覆可能となり、作業の能率化と迅速化
を計り、仕上げ工程では、平滑面に炎で成形加工しない
のでプラスチックパウダ付着フイルム層が燃えることな
く、プラスチックパウダ付着フイルム溶融層は従来の塗
装に比し被膜層が厚いため、耐用年数が長く、耐久性に
富んだ防錆処理および耐熱処理を確保する。
【0018】その上、各種着色済みのプラスチックパウ
ダやフイルムを使用すればカラフルに富み美麗に仕上が
るばかりか、金属箔フイルムのプラスチックパウダを無
色透明とすれば金属箔フイルムの色合を透視出来、ダク
ト表面に張装被覆すれば断熱効果を持たせて熱歪みを解
消し、しかも製造母材、既設母材に対して工場処理およ
び現場処理を問わない。又、張着側片面のプラスチック
パウダはフイルムで保護され、表面温度が上がる所でプ
ラスチックパウダが溶け落ちるのを防いだり、フイルム
が裂壊してもプラスチックパウダは外部の影響を受けな
いので、フイルム層が壊れても次にプラスチックパウダ
層が母材表面を守る等優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置例による処理例を示す概念説明図
である。
【符号の説明】
A…プラスチックパウダ付着フイルム表面被覆装置α…
母材表面 1…ガスバーナー 2…プラスチックパウダ付着フイルム 3…フイルム供給器 3a…下端先部 3b…上端把手部 4…熱風圧送パイプ 4a…吹付口 5…装置本体 6…連結支持部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フイルムの片面又は両面に一種類以上のプ
    ラスチックパウダを付着したことを特徴とするプラスチ
    ックパウダ付着フイルム
  2. 【請求項2】フイルムは、金属又はプラスチックである
    ことを特徴とする請求項1記載のプラスチックパウダ付
    着フイルム
  3. 【請求項3】まず、母材表面を予め適当な温度に加熱す
    る準備工程と、別途用意するプラスチックパウダ付着フ
    イルムの張着側片面又は両面に一種類以上付着したプラ
    スチックパウダを前記加熱表面に融着して当該プラスチ
    ックパウダ付着フイルムを張着被覆する本工程と、引続
    き必要に応じ、当該被覆したプラスチックパウダ付着フ
    イルム表面に熱風を吹付けて溶融又は加熱し平滑面とす
    るか、密着仕上げる仕上げ工程とを連続一貫経由処理し
    たことを特徴とするプラスチックパウダ付着フイルム表
    面被覆方法
  4. 【請求項4】母材表面に沿って加熱しながら先行するヒ
    ーターと、張着側片面に一種類以上のプラスチックパウ
    ダを付着したプラスチックパウダ付着フイルムを進行し
    ながら繰り出し供給して前記母材加熱表面に張着被覆す
    るフイルム供給手段とからなることを特徴とするプラス
    チックパウダ付着フイルム表面被覆装置
  5. 【請求項5】母
    材表面に沿って加熱しながら先行するヒーターと、張着
    側片面又は両面に一種類以上のプラスチックパウダを付
    着したプラスチックパウダ付着フイルムを進行しながら
    繰り出し供給して前記母材加熱表面に張着被覆するフイ
    ルム供給手段と、当該被覆されたプラスチックパウダ付
    着フイルム表面に臨ませ熱風圧送パイプから圧送されて
    来た熱風を吹付ける吹付け手段とからなることを特徴と
    するプラスチックパウダ付着フイルム表面被覆装置
JP3064785A 1991-03-28 1991-03-28 表面被覆用プラスチックパウダ付着フイルムとその表面被覆方法および装置 Expired - Lifetime JPH0717008B2 (ja)

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JPH0717008B2 JPH0717008B2 (ja) 1995-03-01

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108115472A (zh) * 2017-12-29 2018-06-05 芜湖造船厂有限公司 一种舰船重防腐钢材表面缺陷处理方法
RU2727481C2 (ru) * 2016-05-26 2020-07-21 Штарлингер Унд Ко Гезелльшафт М.Б.Х. Антискользящие гибкие материалы и способы для их изготовления и использования

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6218229A (ja) * 1985-07-18 1987-01-27 Kojima Press Co Ltd 樹脂成形品の製法

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