JPH0967764A - 蛍光色に発光する繊維 - Google Patents

蛍光色に発光する繊維

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JPH0967764A
JPH0967764A JP5243495A JP24349593A JPH0967764A JP H0967764 A JPH0967764 A JP H0967764A JP 5243495 A JP5243495 A JP 5243495A JP 24349593 A JP24349593 A JP 24349593A JP H0967764 A JPH0967764 A JP H0967764A
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JP
Japan
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luminous
luminescent
light
yarn
light emitting
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JP5243495A
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English (en)
Inventor
Takeshi Sato
武四 佐藤
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Satake Corp
Original Assignee
Satake Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】より斬新な視覚効果を与え得る発光繊維、発光
糸、発光織物、発光編物、発光衣料、発光カーテン、発
光刺繍シャツ、発光壁クロス、発光安全ベスト発光垂れ
幕を提供する。 【構成】紫外線で発光する顔料と樹脂とからなる組成物
3を、表面に付着させた発光繊維1。この発光繊維を撚
ってなる発光糸、化学繊維の形成樹脂と蛍燐光体顔料と
の混合物で作られた発光糸。この発光糸で作られた織物
や編物、そしてこれらを利用した衣料、カーテン、壁ク
ロス、安全ベスト、垂れ幕。 【効果】本発明の発光繊維、発光糸、発光織物、発光編
物、発光衣料、又これらを利用した繊維製品は紫外線の
照射により、蛍光色に発光するようにしたものであるか
ら、特にイベントや舞台の衣装や道具類に適用する事に
より演出効果を高める事ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ブラックライトなど
からの紫外線を照射することにより、白色から青、赤、
緑等、又は有色から別色に発光する発光繊維、発光糸、
及びこれらを用いて作られる発光織物、発光編物、発光
衣料、発光カーテン、発光刺繍シャツ発光壁クロス、発
光安全ベスト、発光垂れ幕に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の繊維は、定まった色で作られてお
り、様々な色彩変化が無いと言うものであった。衣料等
の織物又は編物の素材となる繊維としては、木綿、羊
毛、絹などの天然繊維や、ポリエステル繊維、ナイロ
ン、アクリル繊維などの化学繊維が知られている。これ
らの繊維は、通常複数本から構成され、その集合体が糸
であり、さらにこの糸が織られることによって、織物と
なり、編むことにより編物となる。また、このような繊
維や糸は、通常所望する色の染料で着色され、或いは素
材そのものの色で織物や編物、特に衣料に加工されてい
る。したがって従来の繊維製品においても、前記織物又
は編物で構成され、つまり定まった色で作られておるの
で、様々な色彩変化が無いと言うものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のような繊
維では、紫外線等を発するブラックライトを照射しても
色彩変化が無いので面白味が無いという問題点があっ
た。又は上記のような繊維では、紫外線等を発するブラ
ックライトを照射しても、別色に又は高輝度に発光しな
いため、安全用品として使用できないという問題点があ
った。ところで、近年では各種のイベントが催され、ま
た舞台や映画などでも、演出効果をねらったものが多く
上演、上映されている。このようなイベントや舞台など
では、たとえばレーザー光を用いることなどによって演
出効果を高めているがより演出効果を高めるためには、
斬新な視覚効果が得られる衣装や垂れ幕、カーテン、壁
クロス等の道具類が必要であり、これらの提供が望まれ
ている。本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、よ
り斬新な視覚効果を与え得るとともに高輝度発光を利用
した安全用品も与え得る発光繊維、発光糸、発光織物発
光編物、発光衣科、発光カーテン、発光刺繍シャツ、発
光壁クロス、発光安全ベスト、発光垂れ幕を提供するこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における請求項1記載の発光繊維では、紫外
線で発光する蛍燐光体顔料と樹脂とからなる組成物を、
表面に付着させてなることを前記課題の解決手段とし
た。請求項2記載の発光糸では、紫外線で発光する蛍燐
光体顔料と樹脂とからなる組成物前記発光繊維を撚って
形成されたことを、前記課題の解決手段とした。請求項
3記載の発光糸では、ポリエステル、ナイロン、アクリ
ルなどの化学繊維樹脂への紫外線等で発光する蛍燐光体
顔料混入で前記課題の解決手段とした。請求項4記載の
発光織物では、請求項2、3記載の発光糸を少なくと
も、経糸あるいは緯糸として用い、これら経糸或いは緯
糸を織ってなることを前記課題の解決手段とした。請求
項5記載の発光編物では、請求項2、3記載の発光糸を
用い、編んでなることを前記課題の解決手段とした。請
求項6記載の発光衣科では、請求項4又は5記載の発光
織物あるいは発光編物からなることを前記課題の解決手
段とした。請求項7記載の発光カーテンでは、請求項2
又は3記載の発光糸又は請求項4記載の発光織物からな
ることを前記課題の解決手段とした。請求項8記載の発
光刺繍シャツでは、請求項2、3記載の発光糸を用い、
一般衣料品に刺繍することからなることを前記課題の解
決手段とした。請求項9記載の発光壁クロスでは、請求
項2又は3記載の発光糸又は請求項4記載の発光織物か
らなることを前記課題の解決手段とした。請求項10記
載の発光安全ベストでは、請求項2又は3記載の発光糸
を用い編んでなることを前記課題の解決手段とした。請
求項11記載の発光垂れ幕では、請求項2又は3記載の
発光糸又は請求項4記載の発光織物からなることを前記
課題の解決手段とした。
【0005】
【作用】硫化物又は酸化物を主成分とする蛍燐光体顔料
と樹脂とからなる粗成物を繊維の表面に付着させてなる
繊維や糸あるいは、化学繊維樹脂への紫外線で発光する
蛍燐光体顔料混入による糸、それを利用した織物及び編
み物さらにはそれを利用した衣料、カーテン、刺繍製
品、壁クロス、安全ベスト、垂れ幕は、紫外線を多く含
むブラックライトを照射すると白色繊維、白色糸、白色
織物、白色編物、白色衣料、白色刺繍製品、白色壁クロ
ス、白色安全ベスト、白色垂れ幕がそれぞれ青、緑、
黄、赤など多彩に発光する。つまり本発明における請求
項1、2記載の発光繊維、発光糸によれば、紫外線で発
光する蛍燐光体顔料と樹脂とからなる組成物を表面に付
着させてなることから、紫外線を多く含むブラックライ
トを照射することにより、無機蛍光体の種類に応じた蛍
光色を発光する。請求項3記載の発光糸によれば、ポリ
エステル、ナイロン、アクリルなどの化学繊維に利用さ
れている樹脂に紫外線で発光する蛍燐光体顔料を混入し
てなる糸であるから、紫外線を照射することにより、無
機蛍光体の種類に応じた蛍光色を発光する。請求項4の
発光織物によれば、前記発光糸を少なくとも経糸或いは
緯糸として用い、これら経糸或いは緯糸を織ってなるこ
とから、紫外線を照射することによって、無機蛍光体の
種類に応じた蛍光色を発光する。請求項5記載の発光編
物によれば、前記発光糸を編んでなる発光編物であるか
ら紫外線を照射することにより無機蛍光体の種類に応じ
た蛍光色を発光する。請求項6記載の発光衣料によれ
ば、前記発光織物又は編物からなることから、紫外線を
照射することにより無機蛍光体の種類に応じた蛍光色を
発光する。請求項7記載の発光カーテンによれば、前記
発光糸及び発光織物又は発光編物からなることから、紫
外線を照射することにより、無機蛍光体の種類に応じた
蛍光色を発光する。請求項8記載の発光刺繍シャツによ
れば、前記発光糸からなることから、紫外線を照射する
ことにより、無機蛍光体の種類に応じた蛍光色を発光す
る。請求項9記載の発光壁クロスによれば、前記発光糸
及び発光織物又は発光編物からなることから紫外線を照
射することにより、無機蛍光体の種類に応じた蛍光色を
発光する。請求項10記載の発光安全ベストによれば、
前記発光糸からなることから、紫外線を照射することに
より、無機蛍光体の種類に応じた蛍光色を発光する。請
求項11記載の発光垂れ幕によれば、前記発光糸及び発
光織物からなることから、紫外線を照射することによ
り、無機蛍光体の種類に応じた蛍光色を発光する。
【0006】
【実旋例】以下実施例について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の発光繊維を示す断面図であって、図
1中符号1は発光繊維である。この発光繊維1は、繊維
2の表面に硫化物又は酸化物を主成分とする蛍燐光体顔
料と樹脂とからなる組成物3を付着させてなるものであ
る。素材となる繊維2としては、木綿、羊毛、絹などの
天然繊維や、ポリエステル繊維、ナイロン、アクリル繊
維などの化学繊維が用いられるが、用途により選別の必
要がある。
【0007】蛍燐光体顔料は、紫外領域で発光するもの
であり、特に、波長300〜400nmの紫外線で発光
するものである。また、この蛍燐光体顔料としては、と
くに発光ピークが600〜660nmの範囲にある赤色
発光蛍燐光体(以下、R蛍燐光体と略称する)、発光ピ
ークが490〜660nmの範囲にある緑色発光蛍燐光
体(以下、G蛍燐光体と略称する)、発光ピークが39
0〜460nmの範囲にある青色発光蛍燐光体(以下、
B蛍燐光体と略称する)が好適に使用される。
【0008】R蛍燐光体としては、Y:Eu(発
光ピーク611nm)、YVO:Eu(発光ピーク6
19nm)、YS:Eu(発光ピーク624n
m)などのうちの一種或いは複数種の混合物が用いられ
る。G蛍燐光体としては、ZnS:Cu、AI(発光ピ
ーク530nm)、ZuS:Cu(発光ピーク535n
m)、ZnGeO:Mn(発光ピーク534nm)
などのうちの一種或いは複数種の混合物が用いられる。
B蛍燐光体としては、ZnS:Ag(発光ピーク450
nm)、CaWO(発光ピーク425nm)、Sr
(POCl:Eu(発光ピーク445nm)など
のうちの一種あるいは複数種の混合物が用いられる。
【0009】なお、これら蛍燐光体顔料については、R
蛍燐光体顔料、G蛍燐光体顔料、B蛍燐光体顔料をモれ
ぞれ単独で用い、赤、緑、青の色を発光させるようにし
てもよいが、これらを組み合わせて用い、これら三原色
の組合せによる種々の色を発光させるようにしても良
い。また、蛍燐光体顔料は、通常光では白色なので、一
般の染料つまり直接染料あるいは酸性染料および顔料を
混入することにより、たとえば通常光では黄色、紫外線
を照射すると蛍光色の赤色に発光させることができる。
上記蛍燐光体顔料の三原色と一般染料および顔料の組合
せで、色彩はあらゆる要望にこたえることができる。こ
のような蛍燐光体顔料に混合される樹脂としては、アク
リル、ウレタン、フツ素樹脂などがあるが、いずれも透
明度の高いものが好ましい。そして、これら蛍燐光体顔
料と樹脂との混合物に、必要に応じて溶剤や各種の添加
剤(分散剤、消泡剤等)が添加されることにより、繊維
に付着される組成物3となる。このような組成物3の繊
維2への付着には、浸漬法やローラーサイジング法など
の公知の方法が採用される。詳しくは、合成繊維である
ナイロン70デニールの原糸に前記ローラーサイジング
方式にて蛍燐光体顔料と樹脂を付着させる場合、つまり
アクリル樹脂25%、アクリル系糊剤15%、増粘剤3
%、蛍燐光体顔料(R蛍燐光体)25%、添加剤3%、
水29%の比率で配合し、乾燥温度80度により10分
程度経過後その加工された白色発光糸200gに紫外線
照射したところ、詳明な赤色に発光し、良好な結果が得
られた。上記の組成物は、原糸の種類、乾燥時間に応じ
配分比率を変化させる必要がある。
【0010】このような発光繊維1にあっては、紫外線
を照射することにより、蛍燐光体顔料の種類に応じた
色、すなわち赤、緑、青、あるいはこれら三原色の組合
せからなる色を発光する。発光繊維1は通常光では白色
のものと、一般染料や顔料を混入した有色のものとがあ
る。いずれのものも、暗いところでこの発光繊維1に紫
外線を照射することにより、白色から有色にと有色から
別色に、鮮やかな色彩の色を発光してこれを暗闇中に浮
かび上がらせる事が出来るまた、このような発光繊維1
を単独で撚り、あるいは複数本を撚りあわせることによ
り、本発明における請求項2記載の発光糸が得られる。
なお、紫外線の照射にはブラックライトが好適に用いら
れる。このブラックライトは、紫外線波長域の中でも、
特に人体に無害とされる340〜400nmの波長域の
紫外線を照射するもので、波長が400nm以上の可視
光を照射せず、したがって暗闇中でこれを照射しても、
照明としての機能は果たし得ないものである。
【0011】図2は本発明における請求項2記載の発光
糸を示す図であり、図2中符号4は、発光糸である。こ
の発光糸4は発光繊維1を複数本撚りあわせて糸として
いる。又、この発光糸4は発光糸1と複数の他繊維との
組合せでも形成することができる。前記他繊維は天然繊
維あるいは化学繊維が用いられる。このような発光糸4
にあっても、発光繊維1と同様に紫外線を照射すること
によって各種の色を発光することから、暗いところで紫
外線を照射することにより鮮やかな色を暗闇中に浮かび
上がらせることができる。
【0012】図3は本発明における請求項3記載の発光
糸を示す図であり、図3中符号5は発光糸である。この
発光糸5は、化学繊維を形成している樹脂7と蛍燐光体
顔料6とからなる組成物を糸にしたものである。化学繊
維はポリエステル、ナイロン、アクリルなどが一般的に
しられているが用途により選別する必要がある。
【0013】図4は本発明における請求項4記載の発光
織物を示す図であり、図4中符号8は発光織物である。
この発光織物8は、例えば舞台や各種イベントで背景や
装飾などとして用いられる垂れ幕や敷物などに適用さ
れ、あるいは衣料の素材として用いられるものであり、
図2で示した発光糸4からなる経糸9と緯糸10とが、
織機などにより、縦横に織られて形成されたものであ
る。また図1中符号1、図2中符号4、図3中符号5の
発光繊維及び発光糸を用い、編機などにより、編まれて
形成されたものは前記請求項5記載の発光編物となる。
このような発光織物8にあっても、発光編物であって
も、紫外線を照射することによって各種の色を発光する
ものとなり、特に暗いところで紫外線を照射すれば、暗
闇中に鮮やかな色を浮かび上がらせるものとなる。なお
この例では経糸9と緯糸10の両方に発光糸4を用いた
が、何れか一方のみに発光糸を用い、他方には通常の糸
を用いるようにしても良い。また図2に示した発光糸4
にかえて、前述した、発光繊維1を用いても良い。
【0014】図5は本発明の発光衣料をウエディングド
レスに適用した場合の一実施例を示す図である。図5中
符号11はウエディングドレスであり、このウエディン
グドレス11は、図4に示した発光織物8から形成され
たものである。このウエディングドレス11にあって
も、紫外線を照射することによって各種の色を発光する
ものとなる。したがって、例えば披露宴において場内を
暗くし、ブラックライトを照射することにより、暗闇中
に鮮やかな色を浮かび上がらせることができ、これによ
って視覚効果を高めインパクトのある演出を行なうこと
ができる。なお、本発明の衣料はウエディングドレスの
対としてタキシードにも適用されまたイベント用のコス
チュームなどにも適用される。さらに、衣類以外の、マ
フラーや手袋などにも適用される。
【0015】図6は本発明の発光糸をカーテンに適用し
た場合の一実施例を示す図である。図6中符号12はカ
ーテンでありこのカーテン12は図2、3で示した発光
糸を通常適用されている一般織物13に刺繍して形成さ
れたものである。このカーテン12にあっても、紫外線
を照射することによって各種の刺繍された模様が蛍光色
に発光するものである。例えば劇場や舞台での背景に使
用した場合、通常光では前記発光糸は白色なので、刺繍
によって構成された模様が容易に視認できないが場内を
暗くしブラックライトを照射することにより、一瞬に様
々な模様が蛍光色に光を放ち斬新な視覚効果を高めるこ
とができる。
【0016】図7は本発明の発光織物8をカーテンに適
用した場合の一実施例を示す図である。図7中符号14
はカーテンであり、このカーテン14は図4で示した発
光織物に、通常適用されている一般糸15で刺繍して形
成されたものである。通常適用されている一般糸15は
容易に視認できる色を有しているため、刺繍をした模様
は通常光では、容易に視認することができる。劇場など
で場内を暗くしブラックライトを照射した場合、刺繍に
より構成された模様は視認することできないが、基布と
して使われている本発明の発光織物が暗闇中に鮮やかな
色を浮かび上がらせることができる。図6で示したカー
テン同様、これによって視覚効果を高めインパクトのあ
る演出を行なうことができる。
【0017】図8は本発明の図2、3で示した発光糸を
刺繍糸として使用した場合の一実施例を示す図である。
図8中符号16はシャツであり、このシャツ16は図
2、3で示した発光糸を通常適用されている衣料品13
に刺繍して形成されたものである。このシャツ16にお
いてもブラックライトを照射することにより、刺繍によ
り構成された模様が暗闇中に鮮やかな色を浮かび上がら
せることができる。又、その他の製品でも発光糸を使用
しかつてない新たな提案をすることができる。詳しくは
カバン、靴、ハンカチ、ネクタイ、小物等などに使用す
ることができる。
【0018】図9は本発明の発光糸を壁クロスに適用し
た場合の一実施例を示す図である。図9中符号18は壁
クロスであり、この壁クロス18は、図2、3で示した
発光糸を一般織物13に刺繍し形成されたものである。
さらに前記壁クロスの裏面に紙19を接着することによ
り壁面加工の際、糊付け作業が容易になる。この壁クロ
ス18にあっても、紫外線を照射することにより、発光
糸で刺繍された模様が暗闇で鮮やかな色を発光するもの
である。例えば結婚式場において、この壁クロスに刺繍
された模様が花柄の場合、暗転と同時にブラックライト
を照射することにより、白い花が一瞬にして、赤、青、
黄、緑と式場いっぱいの花園に変えることもできる。
【0019】図10は本発明の発光織物を壁クロスに適
用した場合の一実施例を示す図である。図10中符号2
4は壁クロスであり、この壁クロス24は図4で示した
発光識物に、通常適用されている一般糸で刺繍すること
から形成されたものである。図7のカーテン同様通常適
用されている一般糸15は、容易に視認できる色を有し
ているため、刺繍をした模様は通常光では、容易に視認
することができる。結婚式場や舞台などで場内暗転の際
同時にブラックライトを照射すれば、刺繍により構成さ
れた模様は視認することができないが、基布として使わ
れている本発明の発光織物が暗闇中に鮮やかな色を浮か
び上がらせることができる。
【0020】図11は本発明の発光糸を安全ベストに適
用した場合の一実施例を示す図である。図11中符号2
0は安全ベストであり、この安全ベスト20は図2、3
で示した発光糸から形成されたものである。四季を通じ
て着用できるよう発光糸を定められた太さにするため、
数本撚りあわせメッシュ状に編み上げ企画内のベストを
作る。この安全ベスト20においてもブラックライトを
照射すれば、一瞬にして強力な蛍光色を発する。夜間の
安全及び緊急の事故の際の捜査、探索が容易になる。と
くに紫外線を多く含むブラックライトの特性の一つとし
て、光の直進性並びに水分透過性が極めてたかく、この
安全ベスト20は海難救助においては、かなりの効果が
得られる。
【0021】図12は本発明の発光織物を垂れ幕に適用
した場合の一実施例を示す図である図12中符号21は
垂れ幕であり、この垂れ幕21は図4で示した発光織物
に、通常適用されるペイントを用い文字や絵柄をプリン
トすることにより形成されたものである。また発光識物
8のかわりに通常垂れ幕に適用されている織物を用い通
常適用されているプリント22のかわりに図2、3で示
した発光糸を用いても良い。いずれの場合、この垂れ幕
においてもブラックライトを照射することにより、白色
から有色に又は有色から別色に鮮やかな色で発光する。
夜間時にも視認でき、さらに視覚効果を高めることがで
きる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における請
求項1、2、3記載の発光繊維、発光糸は紫外線を照射
することにより、蛍燐光体顔料の種類に応じた色、例え
ば赤、緑、青やこれら三原色の組合せからなる色を発光
するようにしたものであるから暗いところで紫外線を照
射することにより、鮮やかな色彩の色を発光して、これ
を暗闇中に浮かび上がらせることができる。請求項4、
請求項5記載の発光織物、発光編物も暗いところで紫外
線を照射することにより、鮮やかな色彩の色を発光して
これを暗闇中に浮かび上がらせることができるようにし
たものであるから、例えばテーブルのはかまや敷物など
に適用するとともに、舞台やイベントにおける背景や装
飾などとして用いることにより視覚効果が高まり、これ
によって演出効果を高めることができる。請求項6記載
の発光衣料も紫外線の照射により鮮やかな色彩の色を発
光するようにしたものであるから、例えばイベントや舞
台などの衣装に適用することにより、前記発光織物や発
光編物と同様に演出効果を高めることができる。請求項
7記載の発光カーテンも、紫外線の照射により、発光糸
を適用し刺繍した模様や基布として適用した発光織物
は、鮮やかな色彩の色を発光してこれを暗闇中に浮かび
上がらせることができるようにしたものであるから、例
えば劇場や結婚式場などでの使用で、新たな演出として
高い効果を得ることができる。請求項8記載の発光刺繍
シャツも紫外線の照射により発光糸を適用した刺繍部位
が鮮やかな色彩の色を発光してこれを暗闇中に浮かび上
がらせることができるようにしたものであるから、例え
ば舞台やイベントにおける衣装類としてインパクトのあ
る演出効果を提供できる。又、刺繍として適用できる糸
であるがゆえに既存の衣料品、既存の小物類にも簡単に
使用でき、斬新な効果が得られる。請求項9記載の発光
壁クロスも前記発光カーテン同様、紫外線の照射によ
り、鮮やかな色彩の色を発光してこれを暗闇中に浮かび
上がらせることができるようにしたものであるから例え
ば結婚式場での演出でもかつてない高い効果が得られ
る。請求項10記載の発光安全ベストにおいても、紫外
線の照射により、鮮やかなしかも強力な蛍光色を発光す
ることができるようにしたものであるから、たとえば、
夜間の突発的な事故での捜査、探索が容易にできる。請
求項11記載の発光垂れ幕においても、紫外線の照射に
より、鮮やかな色彩の色を発光してこれを暗闇中に浮か
び上がらせることができるようにしたものであるから、
例えば交通安全垂れ幕として使用したとき、夜間時でも
視認でき、安全にたいする意識喚起に大きな効果が期待
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発光繊維の一例を示す側断面図。
【図2】本発明の発光糸の一例を示す側断面図。
【図3】発明の発光糸の一例を示す側断面図。
【図4】本発明の発光織物の一例を示す部分拡大図。
【図5】本発明の発光衣料をウエディングドレスに適用
した場合の一例を示す正面図。
【図6】本発明の発光糸をカーテンに適用した場合の一
例を示す正面図。
【図7】本発明の発光織物をカーテンに適用した場合の
一例を示す正面図。
【図8】本発明の発光糸をシャツに刺繍として適用した
場合の一例を示す正面図。
【図9】本発明の発光糸を壁クロスに適用した場合の一
例を示す正面図。
【図10】本発明の発光織物を壁クロスに適用した場合
の一例を示す正面図。
【図11】本発明の発光糸を安全ベストに適用した場合
の一例を示す正面図。
【図12】本発明の発光織物を垂れ幕に適用した場合の
一例を示す正面図。
【符号の説明】
1 発光繊維 2 繊維 3 組成物 4 発光糸 5 発光糸 6 蛍燐光体顔料 7 樹脂 8 発光織物 9 経糸 10 緯糸 11 ウエディングドレス 12 カーテン 13 一般織物 14 カーテン 15 一般糸 16 発光刺繍シャツ 17 一般衣料品 18 壁クロス 19 紙 20 安全ベスト 21 垂れ幕 22 一般プリント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A47H 23/08 A47H 23/08 B32B 27/12 B32B 27/12 27/18 27/18 Z 27/20 27/20 A D01F 1/04 D01F 1/04 D02G 3/44 D02G 3/44 D03D 15/00 102 D03D 15/00 102Z D04B 1/14 D04B 1/14 D06M 11/51 D06M 15/00 15/00 D06Q 1/10 D06Q 1/10 D06M 11/00 Z

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紫外線で発光する硫化物又は酸化物を主成
    分とする蛍燐光体顔料と樹脂とからなる組成物(図1中
    3)を、繊維(図1中2)の表面に付着させてなる発光
    繊維。
  2. 【請求項2】請求項1記載の発光繊維を撚ってなる発光
    糸(図2中符号4)。
  3. 【請求項3】紫外線で発光する硫化物又は酸化物を主成
    分とする蛍燐光体顔料(図3中6)と、化学繊維に用い
    られる樹脂(図3中7)との混合物で作られた発光糸
    (図3中符号5)。
  4. 【請求項4】請求項2又は3記載の発光糸を少なくとも
    経糸或いは緯糸として用い、これら経糸(図4中9)或
    いは緯糸(図4中10)を織ってなる発光織物(図4中
    符号8)。
  5. 【請求項5】請求項2又は3記載の発光糸を編んでなる
    発光編物。
  6. 【請求項6】請求項4又は5記載の発光織物或いは発光
    編物からなる発光衣料
  7. 【請求項7】請求項2又は3記載の発光糸または請求項
    4記載の発光織物からなる発光カーテン(図6中符号1
    2、図7中符号14)。
  8. 【請求項8】請求項2又は3記載の発光糸からなる発光
    刺繍シャツ(図8中符号16)。
  9. 【請求項9】請求項2又は3記載の発光糸又は請求項4
    記載の発光織物からなる発光壁クロス(図9中符号1
    8、図10中符号24)。
  10. 【請求項10】請求項2又は3記載の発光糸からなる発
    光安全ベスト(図11中符号20)。
  11. 【請求項11】請求項2又は3記載の発光糸又は請求項
    4記載の発光織物からなる発光垂れ幕(図12中符号2
    1)。
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