JPH0967468A - エステル化澱粉を含む高分子組成物 - Google Patents

エステル化澱粉を含む高分子組成物

Info

Publication number
JPH0967468A
JPH0967468A JP7245190A JP24519095A JPH0967468A JP H0967468 A JPH0967468 A JP H0967468A JP 7245190 A JP7245190 A JP 7245190A JP 24519095 A JP24519095 A JP 24519095A JP H0967468 A JPH0967468 A JP H0967468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
starch
esterified
polymer composition
glycerin
poly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7245190A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2740824B2 (ja
Inventor
Yutaka Tokiwa
豊 常盤
Takashi Ueda
隆 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CHIKYU KANKYO SANGYO GIJUTSU
CHIKYU KANKYO SANGYO GIJUTSU KENKYU KIKO
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
CHIKYU KANKYO SANGYO GIJUTSU
CHIKYU KANKYO SANGYO GIJUTSU KENKYU KIKO
Agency of Industrial Science and Technology
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CHIKYU KANKYO SANGYO GIJUTSU, CHIKYU KANKYO SANGYO GIJUTSU KENKYU KIKO, Agency of Industrial Science and Technology filed Critical CHIKYU KANKYO SANGYO GIJUTSU
Priority to JP7245190A priority Critical patent/JP2740824B2/ja
Publication of JPH0967468A publication Critical patent/JPH0967468A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2740824B2 publication Critical patent/JP2740824B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な耐水性を有する澱粉含有組成物及びそ
の製造方法と、良好な耐水性を有する澱粉含有成形体及
びその製造方法を提供する。 【解決手段】 (1)エステル化澱粉とエステル化(ポ
リ)グリセリンを含有することを特徴とする高分子組成
物。 (2)エステル化澱粉、エステル化(ポリ)グリセリン
及び熱可塑性樹脂を含有することを特徴とする高分子組
成物。 (3)エステル化澱粉とエステル化(ポリ)グリセリン
を溶融混合することを特徴とする高分子組成物の製造方
法。 (4)エステル化澱粉、エステル化(ポリ)グリセリン
及び熱可塑性樹脂を溶融混合することを特徴とする高分
子組成物の製造方法。 (5)前記高分子組成物からなる成形体。 (6)前記高分子組成物を押出機を用いて溶融混合し、
その押出機先端のダイスから押出すことを特徴とする成
形体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エステル化澱粉を
含む熱可塑性の高分子組成物、その製造方法、その高分
子組成物からなる成形体及びその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、澱粉を含んだ熱可塑性の高分子組
成物としては、各種のものが提案されている。このよう
なものとしては、例えば、澱粉にグリセリン等の可塑剤
を加えたもの(特公平6−6307号、米国特許第46
73438号)、化学的に変性された澱粉にポリオール
と乳化剤を加えたもの(特開平5−200822号)、
澱粉にポリオール、尿素及びアルカリ土類金属又はアル
カリ金属の水酸化物を加えたもの(特開平3−2410
1号公報)、澱粉にエチレン/酢酸ビニル系共重合体ケ
ン化物を加えたもの(特開平5−93092号)、ポリ
ビニルアルコール、ヒドロキシプロピル化澱粉及びグリ
センからなる組成物(特開平6−248150号)、低
置換度の変性澱粉、アクリレート系共重合体及びグリセ
リンからなる組成物(特開平5−209090号)等が
挙げられる。しかしながら、前記の如き従来の澱粉含有
組成物は、いずれも、澱粉が親水性であるか、それに用
いる可塑剤が親水性であるか、あるいは両者が親水性で
ある等から、実質的な耐水性を有しないという問題があ
る。また、親水性澱粉に対して疎水性の可塑剤を用いる
場合には、親水性澱粉との混和性が悪く、押出成形する
ことが困難である上、押出成形物の強度が低下するとい
う問題もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は良好な耐水性
を有する澱粉含有組成物及びその製造方法と、良好な耐
水性を有する澱粉含有成形体及びその製造方法を提供す
ることをその課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、以下の発明が提供さ
れる。 (1)エステル化澱粉とエステル化(ポリ)グリセリン
を含有することを特徴とする高分子組成物。 (2)エステル化澱粉、エステル化(ポリ)グリセリン
及び熱可塑性樹脂を含有することを特徴とする高分子組
成物。 (3)エステル化澱粉とエステル化(ポリ)グリセリン
を溶融混合することを特徴とする高分子組成物の製造方
法。 (4)エステル化澱粉、エステル化(ポリ)グリセリン
及び熱可塑性樹脂を溶融混合することを特徴とする高分
子組成物の製造方法。 (5)前記高分子組成物からなる成形体。 (6)前記高分子組成物を押出機を用いて溶融混合し、
その押出機先端のダイスから押出すことを特徴とする成
形体の製造方法。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で用いるエステル化澱粉
は、澱粉を、カルボン酸、カルボン酸無水物、カルボン
酸ハライド、カルボン酸の低級アルキルエステル等のエ
ステル化剤と反応させることにより得ることができる。
カルボン酸の種類は特に制約されず、脂肪族系及び芳香
族系のカルボン酸が包含される。前記カルボン酸又はそ
の低級アルキルエステルは、次の一般式で表わされる。 R1COOR2 (1) 前記式中、R1は脂肪族基又は芳香族基を示し、R2は水
素又は低級アルキル基を示す。脂肪族基には鎖状又は環
状の飽和もしくは不飽和アルキル基が包含され、その炭
素数は特に制約されないが、通常、1〜22である。脂
肪族基の具体例としては、メチル、エチル、プロピル、
ブチル、アミル、ヘキシル、シクロヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、ドデシル、ステアリル、オレイル、ベヘ
ニル等が挙げられる。芳香族基の具体例としては、フェ
ニル、トリル、ベンジル等が挙げられる。低級アルキル
基(R2)としては、メチル、エチル、プロピル、ブチ
ル等が挙げられる。
【0006】エステル化用の原料澱粉としては、従来公
知の各種のものが用いられ、未処理澱粉、処理澱粉の
他、各種の澱粉含有物が包含される。このようなものと
しては、例えば、小麦澱粉、馬鈴薯澱粉、トウモロコシ
澱粉、甘薯澱粉、タピオカ澱粉、サゴ澱粉、米澱粉、モ
チトウモロコシ粉、高アミロース含量トウモロコシ澱粉
などの未処理澱粉、小麦粉、タピオカ粉末、コーンフラ
ワー、米粉等の澱粉含有物及びこれらの澱粉及び澱粉含
有物の酸化、酸処理化等を行ったもの等が挙げられる。
【0007】澱粉とエステル化剤との反応は、従来公知
の方法によって実施される。反応温度は、常温又は90
〜150℃程度の加温であることができる。また、反応
は溶媒の存在下又は不存在下で実施することができる。
反応溶媒としては、エステル化剤自体を使用し得る他、
ピリジン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミ
ド等を用いることができる。
【0008】本発明で用いるエステル化澱粉において、
そのエステル化の度合は特に制約されないが、導入され
るエステル結合の平均数で、グルコース単位当り、1〜
3、好ましくは1〜2である。エステル化澱粉は、全体
としては生分解性を有するものである。また、エステル
結合は加水分解性のもので、高PH域で容易に加水分解
される。本発明で用いる好ましいエステル化澱粉は、ア
セチル化澱粉であり、このものは原料澱粉を酢酸無水物
と反応させることにより容易にかつ安価に得ることがで
きる。エステル化澱粉は、エステル化(ポリ)グリセリ
ンと溶融混合することにより糊化させることができる。
そして、この糊化したエステル化澱粉とエステル化(ポ
リ)グリセリンとの混合物は、熱可塑性を有し、各種の
形状に成形することができる。
【0009】本発明で用いるエステル化(ポリ)グリセ
リンは、グリセリン又はポリグリセリンをエステル化剤
と反応させることにより得ることができる。ポリグリセ
リンにおける平均重合度は、通常、1〜10、好ましく
は1〜6である。エステル化剤としては、前記したもの
を用いることができる。エステル化(ポリ)グリセリン
に導入されるエステル結合の割合は特に制約されない
が、(ポリ)グリセリン中に含まれる水酸基のうちの2
0〜100%、好ましくは50〜100%がエステル化
される割合である。このエステル化(ポリ)グリセリン
は、エステル化澱粉に対して可塑剤として作用する。
【0010】なお、本明細書におけるエステル化(ポ
リ)グリセリンは、エステル化グリセリン及び/又はエ
ステル化ポリグリセリンを意味するものである。本発明
で用いる好ましいエステル化(ポリ)グリセリンは、ア
セチル化(ポリ)グリセリンであり、このものはグリセ
リン又はポリグリセリンに、アセチル化剤として、酢
酸、酢酸無水物又はその反応性誘導体(酸ハライド、低
級アルキルエステル等)を反応させることにより、容易
かつ安価に得ることができる。
【0011】本発明の高分子組成物は、エステル化澱粉
とエステル化(ポリ)グリセリンからなるものである。
エステル化(ポリ)グリセリンの使用割合は、エステル
化澱粉(乾燥物)に対して5〜100重量%、好ましく
は10〜60重量%である。エステル化(ポリ)グリセ
リンの割合が前記範囲より高くなると、成形体が軟かく
なりすぎるので好ましくなく、一方、前記範囲より低く
なるとエステル化澱粉の十分な糊化が困難になるので好
ましくない。エステル化澱粉は、水分を含有していても
よいが、その水分は20重量%以下にするのがよい。こ
の水分が20重量%を超えるようになると、エステル化
澱粉の保存安定性が悪化する傾向を示す。
【0012】本発明の高分子組成物は、エステル化澱粉
とエステル化(ポリ)グリセリンの他に、必要に応じ
て、熱可塑性樹脂を含有することができる。熱可塑性樹
脂としては、その軟化点又は融点が220℃以下のもの
であればよく、例えば、低密度ポリエチレン、高密度ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等の付加重
合物の他、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリヒドロキ
シブチレート及びその誘導体、ポリカプラクトン、ポリ
ブチレンサクシネート等の脂肪族ポリエステルが挙げら
れる。これら熱可塑性樹脂の使用割合は、エステル化澱
粉(乾燥物)に対して、150重量%以下、好ましくは
0〜100重量%である。
【0013】さらに、本発明の高分子組成物は、必要に
応じて、可塑剤を含有することができる。このような可
塑剤としては、例えば、グリセリン、ポリグリセリン、
エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチ
レングリコール、ブタンジオール、ソルビトール等の多
価アルコールを用いることができる。可塑剤の含有量
は、全組成物中、0〜20重量%、好ましくは0〜5重
量%である。
【0014】本発明の高分子組成物は、必要に応じて、
慣用の補助成分、例えば、酸化防止剤、熱安定化剤、充
填剤、着色剤、界面活性剤等を適量含むことができる。
【0015】本発明の高分子組成物は、前記した配合成
分を溶融混合し、エステル化澱粉を糊化させることによ
って得ることができる。混合温度は、エステル化澱粉の
糊化開始温度以上であればよいが、その上限は220℃
以下にするのがよい。220℃を超えると、エステル化
澱粉の劣化が生じるようになる。混合温度は、通常、8
0〜220℃、好ましくは80〜150℃である。熱可
塑性樹脂を含む高分子組成物を得る場合には、混合温度
はその熱可塑性樹脂の軟化(又は溶融)温度である。ま
た、熱可塑性樹脂を含む高分子組成物は、熱可塑性樹脂
を含む全配合成分を同時に溶融混合することによって製
造し得る他、エステル化澱粉とエステル化(ポリ)グリ
セリンを溶融混合して得た組成物に、熱可塑性樹脂を加
え、溶融混合することによっても製造することができ
る。本発明の高分子組成物の形状は、粉末状、ペレット
状、塊状等の任意の形状であることができる。
【0016】本発明の高分子組成物は、熱成形材料とし
て用いられ、一般の熱可塑性樹脂と同様に、押出成形、
射出成形、吹込み成形、圧縮成形等により、任意の形状
の成形体とすることができる。成形体の具体例として
は、例えば、買い物袋、ゴミ袋、農業用マルチフィル
ム、ボトル、カップ、トレイ、糸、ネット等が挙げられ
る。
【0017】
【実施例】次に本発明を実施例により更に詳細に説明す
る。
【0018】参考例1 無水酢酸(酢酸無水物)320重量部に対してトウモロ
コシ澱粉80重量部を投入し、撹拌を行った。50wt
%の水酸化ナトリウム水溶液を17.6重量部滴下後、
115〜130℃で所定時間反応させて各種エステル化
度のアセチル化澱粉を得た。
【0019】参考例2 馬鈴薯澱粉、タピオカ澱粉、小麦澱粉についても参考例
1と同様にして各種エステル化度のアセチル化澱粉を得
た。
【0020】実施例1 表1に示した試料No.1〜13の各種アセチル化澱粉
(水分13wt%)にトリアセチル化グリセリンをアセ
チル化澱粉に対して表1に示した量を添加し、混練機を
用いて十分に混合した。これを単軸の押出機を用いて9
5℃、180rpmで溶融混合させた後、ペレット化し
た。得られたペレットを95℃、6分間ヒートプレスを
行い、厚さ0.2mmのフィルムを得た。これを2号ダ
ンベルで打ち抜き試験片として引張試験を行い、その結
果を表1に示した。
【0021】実施例2 表1に示した試料No.14〜15のアセチル化澱粉と
ジアセチル化グリセリン又はモノアセチル化グリセリン
との組合せを用いる以外は実施例1と同様にして実験を
行った。フィルムの引張試験の結果を表1に示した。
【0022】比較例3 表1に示した試料No.16〜18のアセチル化澱粉と
グリセリンとの組合せを用いる以外は実施例1と同様に
して実験を行った。フィルムの引張試験の結果を表1に
示す。
【0023】
【表1】 × :押し出し不能 *1:グルコース単位当りのエステル結合の平均数 *2:アセチル化澱粉の重量(乾燥物基準)に対する% *3:トリアセチルグリセリン *4:モノアセチルグリセリン *5:ジアセチルグリセリン
【0024】実施例3 実施例1、比較例1で得られた試料No.4、6、7、
9及び16のペレットをミクロトームを用いて100μ
mの厚さの薄片にスライスした。この薄片の100mg
を水20mlに投入し、30℃3時間振とう後に濾過し
たものの全有機炭素濃度(TOC)を測定するととも
に、次式により薄片の溶出率を計算し、その結果を表2
に示した。 溶出率(%)=(測定したTOC値)/(全量が溶出した時のTOC
値)×100
【0025】
【表2】
【0026】実施例4 実施例1で得られた試料No.4〜6のペレット50重
量部と低密度ポリエチレン50重量部を二軸の押出機を
用いて150℃で溶融混合し、押出すことにより、良好
なペレットを得た。また、実施例1と同様にしてフィル
ムの引張試験を行い、その結果を表3に示した。
【0027】実施例5 実施例1で得られた試料No.4〜6のペレット50重
量部とポリカプロラクトン50重量部を二軸の押出機を
用いて90℃で溶融混合し、押出すことにより、良好な
ペレットを得た。また、実施例1と同様にしてフィルム
の引張試験を行い、その結果を表3に示した。
【0028】
【表3】
【0029】実施例6 実施例4、5で得られたペレットを実施例2と同様にし
て溶出率を測定し、その結果を表4に示した。
【0030】
【表4】
【0031】参考例3 参考例1において、無水酢酸の代りに無水プロピオン酸
を用いた以外は同様にして、プロピオニル化澱粉(エス
テル化度:2.40)を得た。
【0032】参考例4 参考例1において、無水酢酸の代りに、無水酢酸と無水
酪酸を用いた以外は同様にして、アセチル−ブチリル化
澱粉(エステル化度:1.73)を得た。
【0033】実施例6 参考例3で得たプロピオニル化澱粉を用いた以外は実施
例1と同様にして実験を行った。得られたペレットにつ
いて、実施例3と同様にして溶出率を測定したところ、
その溶出率は3%であった。
【0034】実施例7 参考例4で得たアセチル−ブチリル化澱粉を用いた以外
は実施例1と同様にして実験を行った。得られたペレッ
トについて、実施例3と同様にして溶出率を測定したと
ころ、その溶出率は2%であった。
【0035】
【発明の効果】本発明の高分子組成物は、エステル化澱
粉とエステル化(ポリ)グリセリンからなるもので、良
好な耐水性を有するものである。しかも、エステル化澱
粉とエステル化(ポリ)グリセリンは溶融混合性にすぐ
れ、両者を均一に混合することができるので、良好な機
械的強度を有するものである。本発明の高分子組成物
は、生分解性プラスチック素材として各種の分解におい
て有利に利用される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 隆 東京都港区西新橋2−8−11 第7東洋海 事ビル8階 財団法人地球環境産業技術研 究機構 CO2固定化等プロジェクト室内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エステル化澱粉とエステル化(ポリ)グ
    リセリンを含有することを特徴とする高分子組成物。
  2. 【請求項2】 エステル化(ポリ)グリセリンの含有量
    がエステル化澱粉に対して5〜100重量%である請求
    項1記載の高分子組成物。
  3. 【請求項3】 エステル化澱粉中に含まれるエステル結
    合の数が、グルコース単位当りの平均数で1〜3である
    請求項1又は2記載の高分子組成物。
  4. 【請求項4】 エステル化澱粉、エステル化(ポリ)グ
    リセリン及び熱可塑性樹脂を含有することを特徴とする
    高分子組成物。
  5. 【請求項5】 該熱可塑性樹脂が脂肪族ポリエステルで
    ある請求項4記載の高分子組成物。
  6. 【請求項6】 エステル化澱粉とエステル化(ポリ)グ
    リセリンを溶融混合することを特徴とする高分子組成物
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 エステル化澱粉、エステル化(ポリ)グ
    リセリン及び熱可塑性樹脂を溶融混合することを特徴と
    する高分子組成物の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜5のいずれかに記載の高分子
    組成物からなる成形体。
  9. 【請求項9】 請求項1〜5のいずれかに記載の高分子
    組成物を押出機を用いて溶融混合し、その押出機先端の
    ダイスから押出すことを特徴とする成形体の製造方法。
JP7245190A 1995-08-31 1995-08-31 エステル化澱粉を含む高分子組成物 Expired - Lifetime JP2740824B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7245190A JP2740824B2 (ja) 1995-08-31 1995-08-31 エステル化澱粉を含む高分子組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7245190A JP2740824B2 (ja) 1995-08-31 1995-08-31 エステル化澱粉を含む高分子組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0967468A true JPH0967468A (ja) 1997-03-11
JP2740824B2 JP2740824B2 (ja) 1998-04-15

Family

ID=17129960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7245190A Expired - Lifetime JP2740824B2 (ja) 1995-08-31 1995-08-31 エステル化澱粉を含む高分子組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2740824B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002226691A (ja) * 2001-01-31 2002-08-14 Asahi Kasei Corp ポリグリコール酸系樹脂組成物
JP2003518541A (ja) * 1999-12-27 2003-06-10 ポリヴァロー、ソシエテ・アン・コマンディトゥ 熱可塑性澱粉を含有するポリマー組成物及びその製法
JP2007002142A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Tokyo Univ Of Agriculture & Technology 生分解性プラスチック、および該プラスチックから得られる生分解性プラスチック製品
JP2009511714A (ja) * 2005-10-11 2009-03-19 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー デンプンを含む水安定性組成物及び物品、並びにその製造方法
JP2016524029A (ja) * 2013-07-08 2016-08-12 フォンダツィオーネ・イスティトゥート・イタリアーノ・ディ・テクノロジャFondazione Istituto Italiano Di Tecnologia デンプンを含む疎水性複合バイオエラストマーを製造するための方法
JP2018053192A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 日本コーンスターチ株式会社 エステル化澱粉及び澱粉系プラスチック組成物
CN115819851A (zh) * 2022-12-22 2023-03-21 江苏三黍生物科技有限公司 一种包膜材料及其制备方法和应用

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05508185A (ja) * 1991-04-30 1993-11-18 エムス―インヴェンタ、アクチエンゲゼルシャフト キャストシートおよび熱可塑性材料を製造するための耐水性デンプン材料
JPH06234882A (ja) * 1992-11-24 1994-08-23 Cerestar Holding Bv 澱粉に基づく材料

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05508185A (ja) * 1991-04-30 1993-11-18 エムス―インヴェンタ、アクチエンゲゼルシャフト キャストシートおよび熱可塑性材料を製造するための耐水性デンプン材料
JPH06234882A (ja) * 1992-11-24 1994-08-23 Cerestar Holding Bv 澱粉に基づく材料

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003518541A (ja) * 1999-12-27 2003-06-10 ポリヴァロー、ソシエテ・アン・コマンディトゥ 熱可塑性澱粉を含有するポリマー組成物及びその製法
JP4889899B2 (ja) * 1999-12-27 2012-03-07 ポリヴァロー、ソシエテ・アン・コマンディトゥ 熱可塑性澱粉を含有するポリマー組成物及びその製法
JP2002226691A (ja) * 2001-01-31 2002-08-14 Asahi Kasei Corp ポリグリコール酸系樹脂組成物
JP2007002142A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Tokyo Univ Of Agriculture & Technology 生分解性プラスチック、および該プラスチックから得られる生分解性プラスチック製品
JP2009511714A (ja) * 2005-10-11 2009-03-19 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー デンプンを含む水安定性組成物及び物品、並びにその製造方法
JP2009511715A (ja) * 2005-10-11 2009-03-19 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー デンプンを含む水安定性組成物及び物品並びにその製造方法
JP2016524029A (ja) * 2013-07-08 2016-08-12 フォンダツィオーネ・イスティトゥート・イタリアーノ・ディ・テクノロジャFondazione Istituto Italiano Di Tecnologia デンプンを含む疎水性複合バイオエラストマーを製造するための方法
JP2019151853A (ja) * 2013-07-08 2019-09-12 フォンダツィオーネ・イスティトゥート・イタリアーノ・ディ・テクノロジャFondazione Istituto Italiano Di Tecnologia デンプンを含む疎水性複合バイオエラストマーを製造するための方法
JP2018053192A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 日本コーンスターチ株式会社 エステル化澱粉及び澱粉系プラスチック組成物
US11203648B2 (en) 2016-09-30 2021-12-21 Japan Corn Starch Co., Ltd. Esterified starch and starch-containing plastic composition
CN115819851A (zh) * 2022-12-22 2023-03-21 江苏三黍生物科技有限公司 一种包膜材料及其制备方法和应用
CN115819851B (zh) * 2022-12-22 2023-12-01 江苏三黍生物科技有限公司 一种包膜材料及其制备方法和应用

Also Published As

Publication number Publication date
JP2740824B2 (ja) 1998-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3137198B2 (ja) フィルムを製造するためのポリマー混合物
JP3112127B2 (ja) 高い耐水性を有する、生物学的に分解可能な成形材料ないしはポリマーブレンド及びその製造方法並びに成形材料ないしは押出成形体
AU723458B2 (en) Biodegradable polyester and natural polymer compositions and films therefrom
JP3923094B2 (ja) 溶融加工可能な生物分解性組成物およびその製品
US5256711A (en) Starch-containing biodegradable plastic and method of producing same
EP0670863B1 (en) Biodegradable compositions comprising starch
JP2813470B2 (ja) 未変性の澱粉様多糖類を基剤とする生分解性の多成分高分子材料
JP4815448B2 (ja) 押出し処理による化学的変性可塑化澱粉組成物
US5322866A (en) Method of producing biodegradable starch-based product from unprocessed raw materials
DE69631884T2 (de) Thermoplastifizierte stärke und verfahren zur herstellung
JPH07258488A (ja) デンプン基組成物
JP4553875B2 (ja) 生分解性樹脂組成物および生分解性フィルム
JP2742892B2 (ja) エステル化ポリエステルグラフト化澱粉
KR102508277B1 (ko) 열가소성 전분 조성물, 이의 제조방법 및 이의 용도
JP2740824B2 (ja) エステル化澱粉を含む高分子組成物
WO1996016116A1 (fr) Composition de resine biodegradable
JP2631050B2 (ja) 糊化澱粉を含む生分解性プラスチック成形品及びその製造方法
JP3108472B2 (ja) 生分解性樹脂組成物
JP3078478B2 (ja) 生分解性成形品用組成物および生分解性成形品の製造方法
JPH06200108A (ja) 生分解性樹脂組成物
JPH07113028A (ja) アイオノマー組成物及びその製法
JPH09137069A (ja) 生分解性組成物
JP3372648B2 (ja) 生分解性を有する熱可塑性セルロース誘導体組成物の成形物の製造方法
JPH0593092A (ja) 澱粉・エチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物組成物の製造法
JP2951720B2 (ja) 樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term