JPH0967224A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

Info

Publication number
JPH0967224A
JPH0967224A JP22629195A JP22629195A JPH0967224A JP H0967224 A JPH0967224 A JP H0967224A JP 22629195 A JP22629195 A JP 22629195A JP 22629195 A JP22629195 A JP 22629195A JP H0967224 A JPH0967224 A JP H0967224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
carbon atoms
linear
cosmetic
branched
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22629195A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Ishikawa
伸二 石川
Ichiro Sukai
一郎 須貝
Toshio Kamisaka
敏雄 上坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP22629195A priority Critical patent/JPH0967224A/ja
Publication of JPH0967224A publication Critical patent/JPH0967224A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (A)セラミド類又は擬セラミド類及び
(B)次の一般式(1): 【化1】 (式中、R1 は炭素数12〜24の直鎖又は分岐のアル
キル基又はアルケニル基を示し、R2 は炭素数6〜24
の直鎖、分岐もしくは環状のアルキル基もしくは直鎖ア
ルケニル基又はアリール基を示し、R3 は炭素数1〜6
の直鎖、分岐もしくは環状のアルキル基もしくは直鎖ア
ルケニル基又はアリール基を示す。)で表されるリン酸
トリエステルを含有する化粧料。 【効果】本発明の化粧料は、べたつきがなく、使用感及
び保湿効果に優れ、しかも保存安定性が良好である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は使用感及び保湿効果
に優れ保存安定性も良好な化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、セラミド類は皮膚角質層に存在
し、角質層の水分保持に重要な役割を果たしていること
が知られている。そして、外用によっても角質層の水分
保持能力を改善し持続的な保湿効果を付与できることが
知られている。しかし、これらのセラミド類又は擬セラ
ミド類は単に化粧料に配合しただけでは必ずしもその効
果を十分に得ることはできず、しかも保存安定性も満足
できるものではないため、セラミド類又は擬セラミド類
と相溶性のよい特定の油性基剤を組合わせて用いられて
いる。しかしながら、セラミド類又は擬セラミド類と相
溶性のよい油性基剤は、べたつきが大きく感触が悪く、
一方、べたつきの少ない油性基剤は相溶性が悪く保存安
定性も悪いという問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、べ
たつきがなく使用感及び保湿効果に優れ、しかも保存安
定性が良好な化粧料を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、セラミド類又は擬セ
ラミド類と特定構造で表されるリン酸トリエステルとを
組合わせることにより、べたつきがなく使用感及び保湿
効果に優れ、しかも保存安定性が良好な化粧料が得られ
ることを見出し、本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、(A)セラミド類又
は擬セラミド類及び(B)次の一般式(1):
【0006】
【化3】
【0007】(式中、R1 は炭素数12〜24の直鎖又
は分岐のアルキル基又はアルケニル基を示し、R2 は炭
素数6〜24の直鎖、分岐もしくは環状のアルキル基も
しくは直鎖アルケニル基又はアリール基を示し、R3
炭素数1〜6の直鎖、分岐もしくは環状のアルキル基も
しくは直鎖アルケニル基又はアリール基を示す。)で表
されるリン酸トリエステルを含有することを特徴とする
化粧料を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で用いる(A)成分のセラ
ミド類又は擬セラミド類は、哺乳動物脳組織等の天然物
から抽出されたものであっても、合成されたものであっ
てもよく、例えば次の一般式(2)又は(3):
【0009】
【化4】
【0010】(式(2)中、R4 及びR5 は1以上のヒ
ドロキシル基で置換されていてもよい炭素数10〜26
の直鎖又は分岐の飽和又は不飽和の炭化水素基を示す。
式(3)中、R6 は炭素数10〜26の直鎖又は分岐の
飽和又は不飽和の炭化水素基を示し、R7 は炭素数9〜
25の直鎖又は分岐の飽和又は不飽和の炭化水素基を示
す。)で表されるセラミド類又は擬セラミド類を挙げる
ことができる。
【0011】一般式(2)中、R4 及びR5 で示される
炭素数10〜26の直鎖又は分岐の飽和又は不飽和の炭
化水素基としては、例えばデシル基、ウンデシル基、ド
デシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシ
ル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル
基、ノナデシル基、エイコシル基、ヘンエイコシル基、
ドコシル基、トリコシル基、テトラコシル基、ペンタコ
シル基、ヘキサコシル基、2−ヘプチルウンデシル基、
5,7,7−トリメチル−2−(1,3,3−トリメチ
ルブチル)−オクチル基、2−ヘキシルデシル基、2−
オクチルウンデシル基、2−デシルテトラデシル基等の
アルキル基;デセニル基、ドデセニル基、ウンデセニル
基、トリデセニル基、テトラデセニル基、ペンタデセニ
ル基、ヘキサデセニル基、ヘプタデセニル基、オクタデ
セニル基、ノナデセニル基、エイコセニル基、ヘンエイ
コセニル基、ドコセニル基、トリコセニル基、テトラコ
セニル基、ペンタコセニル基、ヘキサコセニル基、ノナ
ジエニル基、デカジエニル基、ドデカジエニル基、ウン
デカジエニル基、トリデカジエニル基、テトラデカジエ
ニル基、ペンタデカジエニル基、ヘキサデカジエニル
基、ヘプタデカジエニル基、オクタデカジエニル基、ノ
ナデカジエニル基、イコサジエニル基、ヘンイコサジエ
ニル基、ドコサジエニル基、トリコサジエニル基、テト
ラコサジエニル基、ペンタコサジエニル基、ヘキサコサ
ジエニル基、9−オクタデセニル基、9,12−オクタ
デカジエニル基等を挙げることができる。これらの炭化
水素基は1以上のヒドロキシル基で置換されていてもよ
い。
【0012】また、式(3)中、R6 で示される炭素数
10〜26の直鎖又は分岐の飽和又は不飽和の炭化水素
基としては、前記と同様のものを挙げることができ、更
に、R7 で示される炭素数9〜25の直鎖又は分岐の飽
和又は不飽和の炭化水素基としては、ノニル基、ノネニ
ル基等に加えて前記と同様の炭素数25までのものを挙
げることができる。
【0013】前記一般式(3)で表される擬セラミド類
は公知の方法〔例えば、ポリッシュ・ジャーナル・オブ
・ケミストリー(Pol.J.Chem.)52,10
59(1978):同52,1283(1978);特
開昭54−117421号公報、同54−144308
号公報、同54−147937号公報、同62−228
048号公報、同63−216852号公報〕に準じ
て、例えばグリシジルエーテルとエタノールとから得ら
れる化合物のアミノ基のみを選択的にアシル化すること
により得ることができる。
【0014】(A)成分としては上記の成分から選択さ
れた1種又は2種以上を組合わせて用いることができ
る。(A)成分は、化粧料中に0.1〜50重量%配合
するのが好ましく、特に0.5〜30重量%、更に1〜
20重量%配合すると、角質層の水分保持能力が向上す
るため好ましい。
【0015】本発明で用いられる(B)成分のリン酸ト
リエステルは、前記一般式(1)で表されるものであ
る。一般式(1)中、R1 で示される炭素数12〜24
の直鎖アルキル基としては、例えばn−ドデシル基、n
−テトラデシル基、n−ヘキサデシル基、n−オクタデ
シル基等が挙げられ、分岐アルキル基としては、例えば
2−メチルドデシル基、2−メチルテトラデシル基、2
−ブチルオクチル基、2−ヘキシルデシル基、2−ヘプ
チルウンデシル基、2−オクチルドデシル基、2−デシ
ルテトラデシル基、5,7,7−トリメチル−2−
(1,3,3−トリメチルブチル)オクチル基、牛脂又
はトール油由来の脂肪酸の骨格異性化により製造される
次式で表される構造を主として含有することを特徴とす
る炭素数14〜24の混合物としてのいわゆるイソステ
アリル基
【0016】
【化5】
【0017】(式中、m+n=14であり、m=n=7
を頂点とする分布を有する。)等が挙げられ、アルケニ
ル基としては、例えばヘキサデセニル基、オクタデセニ
ル基、ヘキサデカジエニル基、オクタデカジエニル基、
エイコサジエニル基等が挙げられるが、必ずしもこれら
に限定されるものではない。かかるR1 のうち、皮膚刺
激低減の点から、炭素数13〜20の分岐アルキル基が
好ましい。
【0018】一般式(1)中、R2 で示される炭素数6
〜24の直鎖又は分岐のアルキル基としては、上記R1
で例示したもののほか、n−ヘキシル基、n−オクチル
基、n−デシル基、2−エチルヘキシル基等が挙げら
れ、環状アルキル基としては、例えばシクロヘキシル
基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロドデ
シル基等が挙げられ、直鎖アルケニル基としては、例え
ばウンデセニル基、ヘキサデセニル基、オクタデセニル
基、ヘキサデカジエニル基、オクタデカジエニル基、エ
イコサジエニル基等が挙げられ、アリール基としてはフ
ェニル基、ナフチル基等が挙げられるが、必ずしもこれ
らに限定されるものではない。かかるR2 のうち、皮膚
刺激低減の点から炭素数6〜18、特に炭素数11〜1
8の直鎖もしくは分岐のアルキル基又は直鎖アルケニル
基が好ましい。
【0019】一般式(1)中、R3 で示される炭素数1
〜6の直鎖アルキル基としては、メチル基、エチル基、
n−プロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル基及びn
−ヘキシル基が挙げられ、分岐アルキル基としては、例
えばイソプロピル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、tert−ブチル基等が挙げられ、環状アルキル基
としては、例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル基
等が挙げられ、アルケニル基としては、例えばアリル
基、メタリル基等が挙げられ、アリール基としてはフェ
ニル基が挙げられるが、必ずしもこれらに限定されるも
のではない。かかるR3 のうち、皮膚親和性及び良好な
使用感の点から炭素数1〜6の直鎖又は分岐のアルキル
基が好ましく、更に炭素数1〜4の直鎖アルキル基、特
に粘度の低さからエチル基が好ましい。
【0020】また、一般式(1)で表されるリン酸トリ
エステルは、融点が20℃以下のものが好ましく、この
点から、R1 が炭素数13〜20の分岐アルキル基又は
直鎖アルケニル基であり、R2 が炭素数11〜18の直
鎖もしくは分岐のアルキル基又は直鎖アルケニル基であ
り、R3 が炭素数1〜6の直鎖又は分岐のアルキル基で
あるものが好ましく、特にリン酸ビス(2−メチルドデ
シル)エチル、リン酸ビス(2−ヘプチルウンデシル)
エチル、リン酸(2−ヘプチルウンデシル)ドデシルエ
チル、リン酸ビス(2−メチルテトラデシル)エチル、
リン酸ジトリデシルブチルが好ましい。
【0021】かかるリン酸トリエステル(1)は、公知
の方法に従って、例えばオキシ塩化リン等のオキシハロ
ゲン化リンにR1 、R2 及びR3 に対応するアルコール
を直接又は塩基存在下に順次反応させることにより合成
することができる。すなわち、R1 、R2 及びR3 がそ
れぞれ異なるリン酸トリエステルを目的とする場合は、
R1-OH、R2-OH及びR3-OHの3種のアルコールを順次オキ
シハロゲン化リンに対し約1倍モルずつ添加・反応させ
る。また、R1 とR2 又はR2 とR 3 が同一であるリン
酸トリエステルを目的とする場合は、2種のアルコール
のうち1種をオキシハロゲン化リンに対し約1倍モル
(又は約2倍モル)添加・反応させた後、残る1種のア
ルコールを約2倍モル(又は約1倍モル)添加・反応さ
せる。
【0022】本反応に使用される溶媒としては、反応に
対し不活性でオキシハロゲン化リンを溶解できるもので
あればよく、特に限定されないが、例えばテトラヒドロ
フラン、ジオキサン等のエーテル系溶媒、ヘキサン、ヘ
プタン、オクタン等の脂肪族炭化水素、シクロペンタ
ン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環式
炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベン
ゼン等の芳香族炭化水素などが挙げられる。これらの溶
媒は単独で又は2種以上を組合わせて使用することがで
きる。溶媒の使用量は特に限定されないが、一般にはオ
キシハロゲン化リン濃度が60重量%以下、好ましくは
30重量%以下となる量である。
【0023】また、本反応に使用し得る塩基としては、
例えばトリエチルアミン、トリブチルアミン、ピリジン
等の有機第三級アミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム等のアルカリ金属水酸化物などが挙げられる。これ
らの塩基は単独で又は2種以上を組合わせて使用するこ
とができる。
【0024】(B)成分であるリン酸トリエステルの本
発明化粧料への配合量は特に限定されないが、全組成中
に1〜40重量%配合するのが好ましく、特に2〜20
重量%、更に3〜15重量%配合すると(A)成分との
相溶性がより向上し、化粧料の安定性が向上するため好
ましい。
【0025】本発明の化粧料には、更に界面活性剤及び
水を配合することができる。この界面活性剤としては、
化粧料成分として通常配合されるものであれば特に制限
されず、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポ
リオキシエチレングルタミン酸、ポリオキシエチレンイ
ソステアリン酸ジエステル、α−モノイソステアリルグ
リセリルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エス
テル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセリド等の
ノニオン性界面活性剤;アルキル硫酸ナトリウム、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテルリン酸ナトリウム、モ
ノアルキルリン酸塩、N−ステアロイルメチルタウリン
酸ナトリウム等のアニオン性界面活性剤などを挙げるこ
とができる。界面活性剤としては上記の成分から選択さ
れた1種又は2種以上を用いることができ、これらを配
合する場合の配合量は、化粧料中に0.1〜8.0重量
%であるのが好ましく、特に0.1〜5.0重量%が好
ましい。
【0026】水の配合量は剤型に応じて適宜設定するこ
とができ、0.1〜99.9重量%の範囲が好ましい。
また、本発明の化粧料は乳化型であることが好ましく、
乳化型化粧料の場合の水の配合量は20〜90重量%が
好ましく、特に油中水型の場合は20〜70重量%、水
中油型の場合は50〜90重量%が好ましい。
【0027】また、本発明の化粧料には、更に他の油性
基剤を配合することができる。この油性基剤としては、
本発明の効果を損なわない範囲であれば特に制限され
ず、例えば、流動パラフィン、パラフィンワックス、セ
レシン、スクワラン等の炭化水素;蜜ロウ、カルナウバ
ロウ等のワックス類;オリーブ油、椿油、ホホバ油、ラ
ノリン等の天然動植物油脂;イソプロピルミリステー
ト、セチルイソオクタノエート、グリセリルトリオクタ
ノエート等のエステル油;デカメチルペンタシロキサ
ン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロ
キサン等のシリコーン油;セチルアルコール、ステアリ
ルアルコール、オレイルアルコール等の高級アルコー
ル;ステアリン酸、ミリスチン酸等の高級脂肪酸などを
挙げることができる。油性基剤としては上記の成分から
選択された1種又は2種以上を用いることができ、これ
らを配合する場合の配合量は、化粧料中に0.1〜40
重量%、特に0.1〜20重量%配合するのが好まし
い。
【0028】更に、本発明の化粧料には、本発明の目的
を損なわない範囲内において、上記成分以外の通常化粧
品、医薬部外品、医薬品等に用いられる各種成分、例え
ばアルコール、保湿剤、皮膚軟化剤、薬効剤、退色防止
剤、色素、香料、防腐剤、感触向上剤、紫外線吸収剤、
粉体、消炎剤、鎮痒剤、殺菌消毒剤、ホルモン剤、pH調
整剤、吸油性担体等を適宜配合することができる。
【0029】本発明の化粧料は、通常の方法に従って製
造することができ、例えば油中水型又は水中油型のクリ
ーム乳液、化粧水、油性化粧料、口紅、ファンデーショ
ン、皮膚洗浄剤、ヘアートニック、整髪剤等にすること
ができる。
【0030】
【発明の効果】本発明の化粧料は、べたつきがなく使用
感及び保湿効果に優れ、しかも保存安定性が良好であ
る。
【0031】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。
【0032】実施例1、2及び比較例1、2 表1に示す組成の水中油型乳化化粧料を、下記製法によ
り製造した。得られた各化粧料について、下記の方法に
より使用感及び保存安定性を評価した。結果を表1に示
す。
【0033】(製法)成分(1)〜(9)の油相成分を
80℃に加熱して溶解した。次に、油相成分中に、同温
度に加熱した成分(10)〜(13)及び(15)から
なる水相成分を加え、乳化させた。その後、攪拌しなが
ら(14)を加え、室温まで冷却し、水中油型乳化化粧
料を得た。
【0034】(試験方法) (1)使用感:専門パネラー10名により、各乳液を実
際に使用して実用評価を行った。評価項目はべたつきの
無さ、油性感の無さ、さっぱり感、しっとり感、全体評
価の5項目とし、下記基準に従い評価を行った。 ◎:10名中8名以上が良好と回答。 ○:10名中6〜7名が良好と回答。 △:10名中4〜5名が良好と回答。 ×:10名中3名以下が良好と回答。 (2)保存安定性:各化粧料を5℃、室温及び50℃で
それぞれ1カ月間保存した場合の乳化状態を目視で観察
し、次の基準により保存安定性を評価した。 ○:変化がなかった。 △:粘度が著しく増加若しくは減少するか又は結晶が析
出した。 ×:分離又はクリーミングが生じた。
【0035】
【表1】
【0036】表1から明らかなとおり、実施例1及び2
は、いずれも使用感及び保存安定性が優れていた。これ
に対して、ミリスチン酸イソステアリルを用いた比較例
1は使用感は良かったが、5℃で増粘し、50℃では分
離した。夏季の高温時から冬季の低温時までの使用期間
を考慮すると、比較例1の化粧料は保存安定性が悪く製
品として不良であった。また、ジイソステアリン酸ジグ
リセリンを用いた比較例2は保存安定性は良かったが、
べたつきの無さ、油性感の無さ、さっぱり感が認知され
ず、使用感が悪かった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)セラミド類又は擬セラミド類及び
    (B)次の一般式(1): 【化1】 (式中、R1 は炭素数12〜24の直鎖又は分岐のアル
    キル基又はアルケニル基を示し、R2 は炭素数6〜24
    の直鎖、分岐もしくは環状のアルキル基もしくは直鎖ア
    ルケニル基又はアリール基を示し、R3 は炭素数1〜6
    の直鎖、分岐もしくは環状のアルキル基もしくは直鎖ア
    ルケニル基又はアリール基を示す。)で表されるリン酸
    トリエステルを含有することを特徴とする化粧料。
  2. 【請求項2】 (A)成分が、次の一般式(2)又は
    (3): 【化2】 (式(2)中、R4 及びR5 は1以上のヒドロキシル基
    で置換されていてもよい炭素数10〜26の直鎖又は分
    岐の飽和又は不飽和の炭化水素基を示す。式(3)中、
    6 は炭素数10〜26の直鎖又は分岐の飽和又は不飽
    和の炭化水素基を示し、R7 は炭素数9〜25の直鎖又
    は分岐の飽和又は不飽和の炭化水素基を示す。)で表さ
    れるセラミド類又は擬セラミド類である請求項1記載の
    化粧料。
  3. 【請求項3】 (B)成分のリン酸トリエステルが、一
    般式(1)において、R1 が炭素数13〜20の分岐の
    アルキル基又は直鎖のアルケニル基、R2 が炭素数11
    〜18の直鎖もしくは分岐のアルキル基又は直鎖のアル
    ケニル基、R 3 が炭素数1〜6の直鎖又は分岐のアルキ
    ル基のものである請求項1又は2記載の化粧料。
  4. 【請求項4】 乳化型化粧料である請求項1〜3のいず
    れか1項記載の化粧料。
JP22629195A 1995-09-04 1995-09-04 化粧料 Pending JPH0967224A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22629195A JPH0967224A (ja) 1995-09-04 1995-09-04 化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22629195A JPH0967224A (ja) 1995-09-04 1995-09-04 化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0967224A true JPH0967224A (ja) 1997-03-11

Family

ID=16842917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22629195A Pending JPH0967224A (ja) 1995-09-04 1995-09-04 化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0967224A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6932975B2 (en) 1997-01-29 2005-08-23 Kao Corporation Cosmetic composition comprising a phosphoric triester and a skin activating component
EP2323616A4 (en) * 2008-07-11 2012-08-15 Amorepacific Corp PSEUDOLIPIDE COMPLEX AND COMPOSITION COMPRISING THE TOPICAL APPLICATION TO THE SKIN

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6932975B2 (en) 1997-01-29 2005-08-23 Kao Corporation Cosmetic composition comprising a phosphoric triester and a skin activating component
EP2323616A4 (en) * 2008-07-11 2012-08-15 Amorepacific Corp PSEUDOLIPIDE COMPLEX AND COMPOSITION COMPRISING THE TOPICAL APPLICATION TO THE SKIN
US8546361B2 (en) 2008-07-11 2013-10-01 Amorepacific Corporation Pseudolipid complex mixture and a skin external application composition containing same
EP2769709A1 (en) * 2008-07-11 2014-08-27 Amorepacific Corporation Pseudolipid complex mixture and a skin external application composition containing same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4970220A (en) Skin conditioning composition
EP0391124B1 (en) Cosmetic composition of double emulsion type
JPS63192703A (ja) 皮膚外用剤
JPH04327563A (ja) セラミド、その製造方法および化粧品組成物
JPH08119847A (ja) 皮膚化粧料
EP0015030A2 (en) Skin conditioning compositions
JPH0686373B2 (ja) 化粧料
JPH10245315A (ja) シクロジペプタイド誘導体を含有する組成物
JP3503834B2 (ja) 化粧料
JPH0967224A (ja) 化粧料
JPH09188605A (ja) メイクアップ除去料
JP2516249B2 (ja) 入浴剤
JP2641003B2 (ja) 皮膚外用剤
JP2893128B2 (ja) 化粧料用添加剤及びこれを含有する化粧料
JP2741143B2 (ja) 皮膚外用剤
JP3788633B2 (ja) リン酸トリエステル並びにこれを含有する化粧料及び外用剤
JP3457825B2 (ja) 化粧料
JPH08310934A (ja) 化粧料
JPH0543441A (ja) 乳化化粧料
JPS6147408A (ja) 皮膚化粧料
JP3813231B2 (ja) リン酸トリエステルを含有する皮膚外用剤
JP3462332B2 (ja) 油ゲル化剤及びこれを含有する化粧料
JPH08231565A (ja) リン酸トリエステル並びにこれらを含有する化粧料及び外用剤
JP2731353B2 (ja) 皮膚化粧料
JP3165371B2 (ja) 皮膚外用剤