JPH096697A - ネットワークシステムにおける統合情報管理システム - Google Patents

ネットワークシステムにおける統合情報管理システム

Info

Publication number
JPH096697A
JPH096697A JP14769695A JP14769695A JPH096697A JP H096697 A JPH096697 A JP H096697A JP 14769695 A JP14769695 A JP 14769695A JP 14769695 A JP14769695 A JP 14769695A JP H096697 A JPH096697 A JP H096697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
service
file
information
unit
service information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14769695A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3735139B2 (ja
Inventor
Hideo Shimizu
英雄 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP14769695A priority Critical patent/JP3735139B2/ja
Publication of JPH096697A publication Critical patent/JPH096697A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3735139B2 publication Critical patent/JP3735139B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のサービスの連携が可能な統合情報管理
システムを提供する。 【構成】 複数のクライアント端末110をネットワー
クを介してサーバ装置120に接続したシステムにおけ
る統合情報管理システムにおいて、クライアント端末1
10は、複数のサービス処理手段111とサーバ装置1
20との間で、サービス情報を含んだ手順情報を授受す
る手順通信手段112と、転送依頼で指定されたファイ
ルを転送するファイル転送手段113と、手順通信手段
112を介して送受信されるサービス情報を抽出する抽
出手段114と、抽出されたサービス情報を保持するサ
ービス情報保持手段115とを備えた構成であり、複数
のサービス処理手段111は、サービス情報を再利用す
る旨の指示の入力に応じて、サービス情報保持手段11
5から該当するサービス情報を検索して、サービス提供
処理に供する検索手段116を備えた構成である

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ローカルエリアネット
ワーク(以下、LANと略称する)などで各クライアン
ト端末とサーバ装置とを接続したネットワークシステム
において、各クライアント端末とサーバ装置との間で授
受する情報の統合的な管理を図る統合情報管理システム
に関するものである。パソコンなどの情報処理装置の利
用者のすそ野の広がり、また、企業内LANのようなネ
ットワークの普及に伴って、情報処理装置が提供する様
々なサービスの統合や連携が要望されている。これに応
じて、例えば、掲示板や電子会議、電子メール、スケジ
ュール管理などのサービスを統合して、ネットワークの
利点をオフィスオートメーションの推進に活用しようと
する統合情報管理システムが提案されている。また、こ
のようなシステムでは、例えば、ワードプロセッサで作
成したテキストと表計算ソフト用のデータなど、形式の
異なる複数のファイルを1つの文書として統合し、物事
を多面的に表現したドキュメントとして扱うことが必要
とされている。
【0002】
【従来の技術】図6に、LANで接続されたクライアン
トサーバシステムの構成例を示す。図6において、クラ
イアント端末410の掲示板サービス提供部411、メ
ールサービス提供部412、スケジュールサービス提供
部413および会議室サービス提供部414は、クライ
アント側のセッション処理部415とLAN401およ
びサーバ420側のセッション処理部421からなるセ
ッション処理機構を介して、掲示板サービス代行部42
2、メールサービス代行部423、スケジュールサービ
ス代行部424および会議室サービス代行部425との
間で、それぞれ互いにサービス固有の情報を要求し、そ
れらの情報の提供を受ける構成となっている。
【0003】ここで、サービス固有の情報としては、例
えば、掲示板サービスにおける掲示情報リストおよび各
掲示情報の提供者名やID、また、メールサービスにお
ける受信メールリストおよび各メールの発信者名やID
などがある。また、クライアント端末410の利用者
が、例えば掲示板に情報を登録しようとする場合は、掲
示板サービス提供部411は、セッション処理機構を介
してサーバ420の掲示板サービス代行部422に登録
する旨を通知するとともに、ファイル転送処理部416
に対して、指定したファイルの転送処理を指示する構成
となっている。
【0004】これに応じて、ファイル転送処理部416
は、オペレーティングシステム402を介してハードデ
ィスク403から該当するファイルを受け取り、適切な
ヘッダなどの管理情報を付加してLAN401に送出
し、サーバ420の掲示板サービス代行部422への送
信を依頼すればよい。また、サーバ420のファイル転
送処理部426は、このファイルをLAN401から受
け取って、サーバ装置420に備えられた補助記憶装置
404に蓄積するとともに、このファイルに関する情報
を掲示板サービス代行部422に新しい掲示情報として
渡せばよい。これに応じて、掲示板サービス代行部42
2により、上述したファイルが掲示板の情報として新規
に登録される。
【0005】また、同様にして、利用者が掲示板に登録
された情報を要求した場合は、掲示板サービス代行部4
22により、指定された情報が格納されたファイルの転
送依頼が行われ、ファイル転送処理部426、416お
よびLAN401からなるファイル転送機構を介して、
クライアント端末410のハードディスク403などに
ダウンロードされる。
【0006】メールサービスにおいても同様である。こ
のように、従来の統合情報管理システムにおいては、メ
ールの文書や掲示板への登録情報などのボディ部に、転
送作業に必要なヘッダなどを付加して1つのファイルと
し、このファイルをアップロード、ダウンロードするこ
とにより、メールの送受信や情報の登録/参照が実現さ
れている。
【0007】また、複数のファイルが転送対象として指
定された場合は、ファイル転送処理部416のファイル
編成部417が動作し、指定されたファイルのそれぞれ
をボディ部とするマルチボディファイル(後述する)を
編成し、1つのファイルとしてLAN401に送出する
構成となっている。図7に、従来のマルチボディファイ
ルの構成例を示す。
【0008】図7(a) に示すように、マルチボディファ
イルは、複数のボディ部(図7において、ボディ部1か
らボディ部nとして示した)に、これらのボディ部がフ
ァイルにおいて占める位置を示すオブジェクトレコード
からなるオブジェクトレコード部と管理部とを付加した
構成となっている。なお、管理部は、ファイルヘッダと
オブジェクトヘッダから構成されており、ファイルヘッ
ダにより、ファイル全体の長さとオブジェクトヘッダの
位置を表し、オブジェクトヘッダにより、上述した各オ
ブジェクトレコード部の位置を示す構成となっている。
【0009】また、図7(b) に示すように、注釈文など
からなるメッセージボディ部と、このメッセージボディ
部の有無および位置を示すメッセージヘッダとを備えて
構成される場合もある。ここで、上述した従来の統合情
報システムにおいては、掲示板サービスやメールサービ
スなどの各サービスにおいて、セッション処理機構を介
してやりとりされる情報は、基本的には、各サービスに
固有な情報として、それぞれのサービスを提供する処理
部によってのみ利用されている。
【0010】ただし、アポイント付きメールという形
で、メールサービスとスケジュール管理サービスとの連
携を図ったシステムも提供されている。このアポイント
付きメールは、サーバ420側のメールサービス代行部
423と、クライアント端末420のメールサービス提
供部412とのそれぞれが、特殊な機能を持つことで、
メールに付加されたアポイント情報をスケジュール管理
サービスに反映するものである。
【0011】この場合は、メールサービス代行部423
は、各メールにアポイント情報が付加されているか否か
を示すフラグをメール管理ファイルに保持しておき、こ
のフラグによって、指定されたメールにアポイント情報
が付加されていることが示されたときに、該当するアポ
イント情報をクライアント側に渡す構成とすればよい。
また、クライアント端末410のメールサービス提供部
412は、サーバ420側からアポイント情報を受け取
って、例えば、オペレーティングシステム402を介し
て、利用者が入力した場合と同様のアポイント情報とし
て、スケジュールサービス提供部413に渡す構成とす
ればよい。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の統合情報システムにおいては、アポイントメールのよ
うに、特別にサービス側で情報の共有を図った場合以外
は、各サービス固有の情報はサービス間でやりとりされ
ることはなかった。このため、例えば、掲示板に登録さ
れた情報をダウンロードした後に、この情報の提供者に
宛ててメールを送信しようとする場合は、メールサービ
スを利用するときに、改めて宛先を指定する必要があっ
た。このため、掲示板サービスを利用している間に、該
当する利用者名やIDを控えておいたり、または、メー
ルサービスの利用中に、掲示板サービスに問い合わせを
発行したりといった操作が必要となっていた。
【0013】このように、従来の統合情報システムにお
いては、各サービスの固有の情報が共有されない構成と
なっていたため、サービス間の連携が不十分であった。
しかしながら、上述したアポイント付きメールのよう
に、各サービスにそれぞれ特殊な機能を設けて、特定の
サービスに関する情報を個別に利用可能にしていったの
では、アプリケーションソフトウェアの開発コストが大
幅に上昇してしまう。また、連携させようとするサービ
スの組み合わせごとに、対応する特殊機能が必要とな
り、拡張性、汎用性に乏しい。
【0014】本発明は、複数のアプリケーションが提供
するサービスの連携が可能な統合情報管理システムを提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、それ
ぞれ異なるサービスを提供する複数のサービス処理手段
111を備えた複数のクライアント端末110のそれぞ
れをネットワークを介してサーバ装置120に接続した
ネットワークシステムにおいて、各クライアント端末1
10とサーバ装置120との間で授受する情報の統合的
な管理を図る統合情報管理システムにおいて、クライア
ント端末110は、複数のサービス処理手段111とサ
ーバ装置120との間で、それぞれのアプリケーション
に固有のサービス情報を含んだ手順情報を授受する手順
通信手段112と、複数のサービス処理手段111から
の転送依頼に応じて、指定されたファイルを転送するフ
ァイル転送手段113と、手順通信手段112を介して
送受信されるサービス情報を抽出する抽出手段114
と、抽出手段114によって抽出されたサービス情報を
保持するサービス情報保持手段115とを備えた構成で
あり、複数のサービス処理手段111は、サービス情報
を再利用する旨の指示の入力に応じて、サービス情報保
持手段115から該当するサービス情報を検索して、サ
ービス提供処理に供する検索手段116を備えた構成で
あることを特徴とする。
【0016】請求項2の発明は、請求項1に記載の統合
情報管理システムにおいて、ファイル転送手段113
は、入力される転送依頼とサービス情報保持手段115
に保持されたサービス情報とに基づいて、依頼元に対応
するサービス情報と指定されたファイルに対応するサー
ビス情報とを含むサービスレコードを作成するサービス
レコード作成手段117と、転送依頼で指定された少な
くとも1つのファイルを結合するとともに、サービスレ
コードを付加して転送用ファイルを編成し、ネットワー
クを介するファイル転送処理に供するファイル編成手段
118とを備えた構成であり、サーバ装置120は、フ
ァイル転送手段113から転送用ファイルを受け取って
蓄積するファイル蓄積手段121と、手順通信手段11
2を介して入力された要求に応じて、ファイル蓄積手段
121から該当する転送用ファイル内のサービスレコー
ドを読み出して、手順通信手段112を介して要求元に
返す応答処理手段122とを備えた構成であることを特
徴とする。
【0017】
【作用】請求項1の発明は、抽出手段114により、各
提供手段111がサーバ装置120に送出するサービス
情報とサーバ装置120が各提供手段111に送出した
サービス情報との両方を抽出してサービス情報保持手段
115に保持しておくことができ、また、各サービス処
理手段111は、対応する検索手段116を介して上述
したサービス情報保持手段115から任意のサービス処
理手段111に対応するサービス情報を検索して、自身
が提供するサービスに利用することができる。
【0018】請求項2の発明は、任意のサービス処理手
段111からの依頼に応じて、ファイル転送手段113
のサービスレコード作成手段117とファイル編成手段
118とが動作することにより、指定されたファイルと
これらのファイルおよび依頼元のサービスに対応するサ
ービスレコードを含んだ転送用ファイルを作成し、サー
バ装置120のファイル蓄積手段121に蓄積すること
ができる。
【0019】したがって、応答処理手段122が、クラ
イアント端末110からの要求に応じて、該当する転送
用ファイルからサービスレコードを読み出して送出する
ことにより、複数のクライアント端末110間において
サービス情報を共有することができる。
【0020】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の実施例につ
いて詳細に説明する。
【0021】図2に、本発明の統合情報管理システムを
適用したクライアントサーバシステムの実施例構成を示
す。また、図3に、本発明の統合情報管理システムで授
受されるマルチボディファイルの構成例を示す。図3に
示したマルチボディファイルにおいて、サービスレコー
ド部は、このマルチボディファイルが利用するサービス
ごとに、それぞれ固有の情報(以下、サービス情報と称
する)を格納する構成となっており、従来のマルチボデ
ィファイルに、このサービスレコード部を付加した構成
となっている。また、このサービスレコード部のファイ
ルにおける位置およびその種類を示す情報は、管理部に
付加されたサービスヘッダによって示されている。
【0022】図2に示した統合情報管理システムにおい
て、クライアント端末210は、図6に示した従来のク
ライアント端末410に、サービス情報保持手段115
に相当するサービスレコード保持部211を付加し、ま
た、ファイル編成部417に代えて、ファイル編成部2
12と検索処理部213とを備えた構成となっている。
上述したサービスレコード保持部211は、例えば、各
サービスを示すキーワードに対応して、該当するサービ
スレコードを保持する構成となっている。
【0023】また、図2において、サービス提供部21
1〜214nは、サービス処理手段111に相当するも
のであり、それぞれ図6に示した掲示板サービス提供部
411、メールサービス提供部412、スケジュールサ
ービス提供部413および会議室サービス提供部414
などと同様に、それぞれ該当するサービスの処理を行う
構成となっている。
【0024】これらのサービス提供部2141〜214n
において、サービス処理部215は、受付処理部216
がセッション処理機構あるいはオペレーティングシステ
ム402から受け取った情報や要求に応じて、それぞれ
該当するサービスを提供する構成となっている。また、
検索処理部217は、受付処理部216からの指示に応
じて、上述したサービスレコード保持部211から必要
な情報を検索し、受付処理部214に返す構成となって
いる。
【0025】以下、上述したサービス提供部2141
214nを総称する際には、単に、サービス提供部21
4と称する。また、図2に示したファイル転送機構にお
いて、ファイル編成部212は、上述した各サービス処
理部215からの指示に応じて、指定されたファイルを
従来と同様にボディ部として結合するとともに、検索処
理部213を介して上述したサービスレコード保持部2
11から該当するサービス情報を検索し、このサービス
レコードを付加して、図3に示したマルチボディファイ
ルを編成する構成となっている。
【0026】一方、サーバ装置220の補助記憶装置4
04は、請求項2で述べたファイル蓄積手段117に相
当するものであり、上述したファイル転送機構を介し
て、クライアント端末210から転送されたマルチボデ
ィファイルをそのまま蓄積する構成となっている。ま
た、図2に示したサーバ装置220側のサービス代行部
2211〜221nにおいて、代行処理部222は、図6
に示した掲示板サービス代行部422、メールサービス
代行部423、スケジュール代行部424および会議室
サービス代行部425などと同様に、各サービスの処理
を代行する機能を備えている。
【0027】これらのサービス代行部2211〜221n
において、サービス情報提供部223は、応答処理手段
122に相当するものであり、セッション処理機構を介
して対応するサービス処理部215からの要求を受け取
り、補助記憶装置404から指定されたファイルの管理
部とともにサービスレコード部とオブジェクトレコード
部とを読み出して、セッション処理機構を介してクライ
アント端末210側に送出する構成となっている。
【0028】以下、サービス固有の情報を共有する方法
について説明する。図4に、サービス情報の受付動作を
表す流れ図を示す。各サービス提供部214の受付処理
部216は、上述したように、セッション処理機構ある
いはオペレーティングシステム402からの入力に応じ
て動作を開始し、まず、入力情報が、サーバ装置220
側からのものであるか否かを判定する(ステップ30
1)。
【0029】例えば、掲示板に登録された情報を参照す
る場合には、該当するサービス提供部214のサービス
処理部215がセッション処理機構を介して通知した要
求に応じて、サーバ装置220側の該当するサービス代
行部221のサービス情報提供部222により、補助記
憶装置404に蓄積された該当するファイルから、その
管理部とともにサービスレコード部およびオブジェクト
レコード部が読み出されて、セッション処理機構を介し
て上述したサービス提供部214の受付処理部216に
通知される。
【0030】この場合は、ステップ301の肯定判定と
してステップ302に進み、受付処理部216は、セッ
ション処理機構から上述した管理部およびオブジェクト
レコード部とともにサービスレコード部を受け取って、
該当するサービス(例えば、掲示板サービス)に対応す
るサービス情報としてサービスレコード保持部211に
格納する。
【0031】ここで、要求したマルチボディファイル
が、スケジュールサービスに対応するサービスレコード
として、会議の開催日時や場所を示すアポイント情報を
持ち、また、掲示板サービスに対応するサービスレコー
ドとして、登録した利用者名や利用者IDなどを持って
いた場合は、受付処理部216は、これらの2つのサー
ビスレコードをそれぞれがいとうするサービスに対応し
て、サービスレコード保持部211に格納すればよい。
【0032】その後、受付処理部216は、これらの情
報をサービス処理部233に渡し(ステップ303)、
処理を終了すればよい。このように、各サービス提供部
214に設けられた受付処理部216が、手順通信手段
112に相当するセッション処理機構からのサービスレ
コードの受信に応じて動作することにより、抽出手段1
14の機能の一部を実現し、サーバ装置220からクラ
イアント端末210側に渡されるサービス情報を抽出し
て、サービスレコード保持部211に保持することがで
きる。
【0033】また、上述した管理部およびオブジェクト
レコード部の入力に応じて、サービス処理部215は、
従来と同様にして、登録された情報の一覧などを利用者
に提供し、利用者からの指示に応じて、セッション処理
機構を介して、対応するサービス代行部221に該当す
るファイルの転送を要求すればよい。一方、例えば、メ
ールサービス提供部215を介して、メールを送信しよ
うとする場合は、受付処理部216は、オペレーティン
グシステム402側からの入力に応じて動作するので、
上述したステップ301の否定判定となる。
【0034】このとき、利用者によって、サービスレコ
ードを再利用する旨が指示された場合は、ステップ30
4の肯定判定となり、受付処理部216からの指示に応
じて、検索処理部217は、サービスレコード保持部2
11から該当するサービス情報を検索する(ステップ3
05)。例えば、上述したようにして、サービスレコー
ド保持部211に掲示板サービスに対応するサービスレ
コードとして、情報登録者の利用者名および利用者ID
が格納されていれば、検索処理部217は、受付処理部
216からの指示に応じてこれらの情報を検索し、受付
処理部216に返すことができる。
【0035】その後、ステップ303に進んで、受付処
理部216は、検索された情報を入力された情報と同様
にしてサービス処理部215に送出すればよい。このよ
うに、利用者の所定の操作に応じて、受付処理部216
からの指示に応じて検索処理部217が動作することに
より、検索手段116の機能を実現し、再利用指示に応
じて、他のサービスの処理の際に、サービスレコード保
持部211に保持されたサービス情報を流用することが
できる。
【0036】この場合に、検索処理部217によって検
索されたサービス情報は、受付処理部216によりオペ
レーティングシステム402を介して入力された情報と
同等に扱われるから、サービス処理部215は、従来と
同様にして、メールの本文を格納したファイルを示す情
報を指定して、ファイル転送処理部213にファイル転
送を依頼すれよい。
【0037】更に、スケジュールサービスに対応するサ
ービス提供部214に切り換えて、同様の操作を行え
ば、上述した掲示情報にサービスレコードとして含まれ
ていたスケジュール情報を利用者のスケジュールに反映
させることができる。この場合も、上述した宛先情報を
利用する場合と同様にして、サービスレコードを再利用
する旨の指示の入力に応じて、受付処理部216が検索
処理部217にスケジュール情報の検索を指示すればよ
い。これに応じて、サービスレコード保持部211から
検索された会議の予定を示す情報は、受付処理部216
を介してサービス処理部215に送出され、利用者が入
力したスケジュール情報と同等のものとして、利用者の
スケジュールに反映される。
【0038】また一方、利用者が、会議室サービスを提
供するサービス提供部214を介して会議室を新規に予
約する際には、会議室を特定する情報や会議の参加者を
示す情報および予約者を示す予約情報が入力れる。この
場合は、新規なサービスレコードがクライアント端末2
10の利用者側から入力されるので、ステップ301お
よびステップ304の否定判定となり、受付処理部21
6は、利用者が入力した情報を受け付けて(ステップ3
06)、この情報をサービスレコード保持部211に送
出し(ステップ307)、該当サービス(例えば、会議
室サービス)に対応するサービス情報として格納すれば
よい。
【0039】その後、ステップ303に進んで、このサ
ービスレコードをサービス処理部215の処理に供すれ
ばよい。このように、各受付処理部216が、オペレー
ティングシステム402からの情報の入力に応じて動作
することにより、抽出手段114の機能の残りの一部を
実現し、新規に入力されたサービス情報をサービスレコ
ード保持部211に追加することができる。
【0040】また、この会議室サービス提供部216の
サービス処理部233d は、上述したようにして入力さ
れた予約情報に基づいて、従来と同様にして、会議室の
予約処理を行えばよい。上述したようにして、サーバ装
置220側およびオペレーティングシステム402側か
ら入力されるサービス情報を両方とも抽出し、該当する
サービス処理部215の処理に供するとともにサービス
レコード保持部211に保持しておき、必要に応じて検
索することにより、クライアント端末210側の複数の
サービス提供部214の間において、互いにサービス情
報を共有し、サービス間の連携を図ることが可能とな
る。
【0041】これにより、スケジュール情報や宛先の利
用者名などを重複して入力する必要がなくなり、利用者
の負担を大幅に軽減することができる。例えば、上述し
た会議室の予約作業の後に、スケジュールサービスを利
用して、会議室の予約に関する情報を利用者自身のスケ
ジュールとして取り込めば、改めてスケジュールを入力
する必要はない。
【0042】次に、アポイント付きの会議開催通知文書
と会議用の資料文書とをまとめたマルチボディファイル
をメールで送信する場合を例にとって、上述したような
マルチボディファイルを作成する方法について説明す
る。図5に、ファイル転送動作を表す流れ図を示す。フ
ァイル転送手段113に相当するファイル転送機構に設
けられたファイル編成部212は、ファイル転送指示に
応じて動作を開始し、まず、依頼元からそのサービスに
対応するサービスレコードを受け取って、サービスレコ
ードの1つとする(ステップ311)。
【0043】例えば、メールサービス提供部215から
依頼があった場合は、クライアント端末210の利用者
を特定する情報を受け取り、メールサービスに対応する
サービスレコードとすればよい。次に、編成処理部23
1は、検索処理部213を介して、指定された各ファイ
ルに関連づけられたサービスレコードをサービスレコー
ド保持部211から検索し、順次に上述したサービスに
対応するサービスレコードに付加する(ステップ31
2)。
【0044】例えば、メールサービスにおいて、会議開
催通知文書のファイルに会議の開催場所や日時を示すス
ケジュール情報が関連づけられている場合は、検索処理
部213により、このスケジュール情報が読み出され、
ファイル編成部212により、会議開催通知文書のファ
イルに対応するサービスレコードとして付加される。こ
のようにして、全てのファイルに対応するサービスレコ
ードを検索するまで上述したステップ312を繰り返
し、検索が終了したときに、ステップ313の肯定判定
となってステップ314に進み、ファイル編成部212
は、従来と同様のオブジェクトレコード部およびサービ
スヘッダを含んだ管理部を作成すればよい。
【0045】その後、ファイル編成部212は、この管
理部と上述したサービスレコード部およびオブジェクト
レコード部とに続いて、ファイル転送依頼で指定された
各ファイルをボディ部として結合し(ステップ31
5)、マルチボディファイルとして転送すればよい。こ
のように、ファイル編成部212と検索処理部213と
が、ファイル転送依頼に応じて動作することにより、請
求項2で述べたサービスレコード作成手段117および
ファイル編成手段118の機能を実現し、少なくとも1
つのファイルと少なくとも1つのサービスレコードとを
備えた転送用ファイルを編成し、サーバ装置220の処
理に供することができる。
【0046】このようにして作成されたマルチボディフ
ァイルを宛先の利用者がダウンロードする際には、利用
中のサービスに関するサービスレコードと発信元の利用
者がファイルに関連づけたサービスレコードとを一括し
て得ることができる。したがって、上述したようにし
て、クライアント端末210において、各サービス提供
部の間でサービスに固有の情報を共用可能とし、更に、
サーバ装置220側への転送用ファイルにこれらのサー
ビス固有の情報をサービスレコードとして付加すること
により、複数のクライアント端末210間においても、
サービス情報の共有が可能となる。
【0047】この場合は、マルチボディファイルに付加
したサービスレコードによって、クライアント端末21
0とサーバ装置220との間で、複数のサービスに関す
るサービス情報を一括して授受することができるから、
セッション処理機構を介するサービス情報の通信頻度が
大幅に減少する。したがって、クライアント端末210
とサーバ装置220との間で授受されるプロトコルデー
タを抑制し、通信量を削減することができるから、これ
により、有用な情報の転送処理により多くの通信能力を
割り当てることが可能となり、情報処理システム全体の
効率の向上を図ることができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、各サービス処理手段の間でサービス情報の共有
が可能となり、複数のサービスを容易に連携して利用す
ることができ、類似した情報を重複して入力するといっ
た無駄な手間を削減して、利用者の負担を大幅に軽減す
ることができる。
【0049】更に、請求項2の発明によれば、クライア
ント端末とサーバ装置との間で、複数のサービスに関す
るサービス情報を一括して授受することが可能となるか
ら、クライアント端末とサーバ装置との間のプロトコル
データを削減し、通信能力の有効利用を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の統合情報管理システムを適用したクラ
イアントサーバシステムの実施例構成図である。
【図3】マルチボディファイルの構成例を示す図であ
る。
【図4】サービス情報の受付処理動作を表す流れ図であ
る。
【図5】ファイル編成動作を表す流れ図である。
【図6】LANで接続されたクライアントサーバシステ
ムの構成例を示す図である。
【図7】従来のマルチボディファイルの構成例を示す図
である。
【符号の説明】
110、210、410 クライアント端末 111 サービス処理手段 112 手順通信手段 113 ファイル転送手段 114 抽出手段 115 サービス情報保持手段 116 検索手段 117 サービスレコード作成手段 118 ファイル編成手段 120、220、420 サーバ装置 121 ファイル蓄積手段 122 応答処理手段 211 サービスレコード保持部 212 ファイル編成部 213、217 検索処理部 214 サービス提供部 215 サービス処理部 216 受付処理部 221 サービス代行部 222 代行処理部 223 サービス情報提供部 401 ローカルエリアネットワーク(LAN) 402 オペレーティングシステム(OS) 403 ハードディスク 404 補助記憶装置 411 掲示板サービス提供部 412 メールサービス提供部 413 スケジュールサービス提供部 414 会議室サービス提供部 415、421 セッション処理部 416、426 ファイル転送処理部 417 ファイル編成部 422 掲示板サービス代行部 423 メールサービス代行部 424 スケジュールサービス代行部 425 会議室サービス代行部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 12/58

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ異なるサービスを提供する複数
    のサービス処理手段を備えた複数のクライアント端末の
    それぞれをネットワークを介してサーバ装置に接続した
    ネットワークシステムにおいて、前記各クライアント端
    末と前記サーバ装置との間で授受する情報の統合的な管
    理を図る統合情報管理システムにおいて、 前記クライアント端末は、 前記複数のサービス処理手段と前記サーバ装置との間
    で、それぞれのアプリケーションに固有のサービス情報
    を含んだ手順情報を授受する手順通信手段と、 前記複数のサービス処理手段からの転送依頼に応じて、
    指定されたファイルを転送するファイル転送手段と、 前記手順通信手段を介して送受信されるサービス情報を
    抽出する抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出されたサービス情報を保持す
    るサービス情報保持手段とを備えた構成であり、 前記複数のサービス処理手段は、前記サービス情報を再
    利用する旨の指示の入力に応じて、前記サービス情報保
    持手段から該当するサービス情報を検索して、サービス
    提供処理に供する検索手段を備えた構成であることを特
    徴とする統合情報管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の統合情報管理システム
    において、 ファイル転送手段は、 入力される転送依頼とサービス情報保持手段に保持され
    たサービス情報とに基づいて、依頼元に対応するサービ
    ス情報と指定されたファイルに対応するサービス情報と
    を含むサービスレコードを作成するサービスレコード作
    成手段と、 前記転送依頼で指定された少なくとも1つのファイルを
    結合するとともに、前記サービスレコードを付加して転
    送用ファイルを編成し、ネットワークを介するファイル
    転送処理に供するファイル編成手段とを備えた構成であ
    り、 サーバ装置は、 前記ファイル転送手段から前記転送用ファイルを受け取
    って蓄積するファイル蓄積手段と、 手順通信手段を介して入力された要求に応じて、前記フ
    ァイル蓄積手段から該当する転送用ファイル内の前記サ
    ービスレコードを読み出して、前記手順通信手段を介し
    て要求元に返す応答処理手段とを備えた構成であること
    を特徴とする統合情報管理システム。
JP14769695A 1995-06-14 1995-06-14 ネットワークシステムにおける統合情報管理システム Expired - Fee Related JP3735139B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14769695A JP3735139B2 (ja) 1995-06-14 1995-06-14 ネットワークシステムにおける統合情報管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14769695A JP3735139B2 (ja) 1995-06-14 1995-06-14 ネットワークシステムにおける統合情報管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH096697A true JPH096697A (ja) 1997-01-10
JP3735139B2 JP3735139B2 (ja) 2006-01-18

Family

ID=15436202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14769695A Expired - Fee Related JP3735139B2 (ja) 1995-06-14 1995-06-14 ネットワークシステムにおける統合情報管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3735139B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10275125A (ja) * 1997-03-31 1998-10-13 Nri & Ncc Co Ltd 多数のコンピュータが参加する情報分配応答システム
US7165106B2 (en) 1997-11-07 2007-01-16 Hitachi Ltd. Method of managing operation of computer system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10275125A (ja) * 1997-03-31 1998-10-13 Nri & Ncc Co Ltd 多数のコンピュータが参加する情報分配応答システム
US7165106B2 (en) 1997-11-07 2007-01-16 Hitachi Ltd. Method of managing operation of computer system

Also Published As

Publication number Publication date
JP3735139B2 (ja) 2006-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6694335B1 (en) Method, computer readable medium, and system for monitoring the state of a collection of resources
EP1014266B1 (en) Method, apparatus and program storage device for a client and adaptive synchronization and transformation server
EP0329779B1 (en) Session control in network for digital data processing system which supports multiple transfer protocols
US6278532B1 (en) Apparatus and method for reception and transmission of information using different protocols
US6697458B1 (en) System and method for synchronizing voice mailbox with e-mail box
US20010042093A1 (en) Information processing system capable of file transmission and information processing apparatus in the system
EP0845184B1 (en) Improved message queuing distribution services for mail systems
CN101395838A (zh) 数据同步方法、系统和装置
WO2002046971A1 (en) Remote service agent for sending commands and receiving data over e-mail network
WO2001071992A3 (en) Integrated system and method of providing online access to files and information
CA2537448A1 (en) Mail server based application record synchronization
JPH09238157A (ja) 電子メール自動回送システム
CN100539552C (zh) 用于推电子邮件信息到多个无线通信设备的方法和系统
JPH096697A (ja) ネットワークシステムにおける統合情報管理システム
JP2002351762A (ja) 情報開示システム
JP3827415B2 (ja) 電子メールシステムの端末装置
JP2002268935A (ja) データ転送装置、データ転送方法及びプログラム
JPH01293063A (ja) マルチメディア連携通信方式
JP2001339422A (ja) メールデータ管理システム
JP2001308906A (ja) メール管理装置及び方法並びにメール管理用プログラム又はデータを記録した記録媒体
JP2825917B2 (ja) 複合メール配達方式
JP2000148691A (ja) 情報同期システムおよび記録媒体
JPH1031636A (ja) ファイルサーバ管理機能を持つ電子メールサービスマネージャー
JPH07121415A (ja) ファイル管理装置
JP2002373106A (ja) データ転送装置、データ転送方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040318

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040610

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050830

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051018

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051021

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081028

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091028

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091028

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101028

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101028

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111028

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111028

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121028

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees