JP3735139B2 - ネットワークシステムにおける統合情報管理システム - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ローカルエリアネットワーク(以下、LANと略称する)などで各クライアント端末とサーバ装置とを接続したネットワークシステムにおいて、各クライアント端末とサーバ装置との間で授受する情報の統合的な管理を図る統合情報管理システムに関するものである。
パソコンなどの情報処理装置の利用者のすそ野の広がり、また、企業内LANのようなネットワークの普及に伴って、情報処理装置が提供する様々なサービスの統合や連携が要望されている。これに応じて、例えば、掲示板や電子会議、電子メール、スケジュール管理などのサービスを統合して、ネットワークの利点をオフィスオートメーションの推進に活用しようとする統合情報管理システムが提案されている。
また、このようなシステムでは、例えば、ワードプロセッサで作成したテキストと表計算ソフト用のデータなど、形式の異なる複数のファイルを1つの文書として統合し、物事を多面的に表現したドキュメントとして扱うことが必要とされている。
【0002】
【従来の技術】
図6に、LANで接続されたクライアントサーバシステムの構成例を示す。
図6において、クライアント端末410の掲示板サービス提供部411、メールサービス提供部412、スケジュールサービス提供部413および会議室サービス提供部414は、クライアント側のセッション処理部415とLAN401およびサーバ420側のセッション処理部421からなるセッション処理機構を介して、掲示板サービス代行部422、メールサービス代行部423、スケジュールサービス代行部424および会議室サービス代行部425との間で、それぞれ互いにサービス固有の情報を要求し、それらの情報の提供を受ける構成となっている。
【0003】
ここで、サービス固有の情報としては、例えば、掲示板サービスにおける掲示情報リストおよび各掲示情報の提供者名やID、また、メールサービスにおける受信メールリストおよび各メールの発信者名やIDなどがある。
また、クライアント端末410の利用者が、例えば掲示板に情報を登録しようとする場合は、掲示板サービス提供部411は、セッション処理機構を介してサーバ420の掲示板サービス代行部422に登録する旨を通知するとともに、ファイル転送処理部416に対して、指定したファイルの転送処理を指示する構成となっている。
【0004】
これに応じて、ファイル転送処理部416は、オペレーティングシステム402を介してハードディスク403から該当するファイルを受け取り、適切なヘッダなどの管理情報を付加してLAN401に送出し、サーバ420の掲示板サービス代行部422への送信を依頼すればよい。
また、サーバ420のファイル転送処理部426は、このファイルをLAN401から受け取って、サーバ装置420に備えられた補助記憶装置404に蓄積するとともに、このファイルに関する情報を掲示板サービス代行部422に新しい掲示情報として渡せばよい。これに応じて、掲示板サービス代行部422により、上述したファイルが掲示板の情報として新規に登録される。
【0005】
また、同様にして、利用者が掲示板に登録された情報を要求した場合は、掲示板サービス代行部422により、指定された情報が格納されたファイルの転送依頼が行われ、ファイル転送処理部426、416およびLAN401からなるファイル転送機構を介して、クライアント端末410のハードディスク403などにダウンロードされる。
【0006】
メールサービスにおいても同様である。
このように、従来の統合情報管理システムにおいては、メールの文書や掲示板への登録情報などのボディ部に、転送作業に必要なヘッダなどを付加して1つのファイルとし、このファイルをアップロード、ダウンロードすることにより、メールの送受信や情報の登録/参照が実現されている。
【0007】
また、複数のファイルが転送対象として指定された場合は、ファイル転送処理部416のファイル編成部417が動作し、指定されたファイルのそれぞれをボディ部とするマルチボディファイル(後述する)を編成し、1つのファイルとしてLAN401に送出する構成となっている。
図7に、従来のマルチボディファイルの構成例を示す。
【0008】
図7(a) に示すように、マルチボディファイルは、複数のボディ部(図7において、ボディ部1からボディ部nとして示した)に、これらのボディ部がファイルにおいて占める位置を示すオブジェクトレコードからなるオブジェクトレコード部と管理部とを付加した構成となっている。なお、管理部は、ファイルヘッダとオブジェクトヘッダから構成されており、ファイルヘッダにより、ファイル全体の長さとオブジェクトヘッダの位置を表し、オブジェクトヘッダにより、上述した各オブジェクトレコード部の位置を示す構成となっている。
【0009】
また、図7(b) に示すように、注釈文などからなるメッセージボディ部と、このメッセージボディ部の有無および位置を示すメッセージヘッダとを備えて構成される場合もある。
ここで、上述した従来の統合情報システムにおいては、掲示板サービスやメールサービスなどの各サービスにおいて、セッション処理機構を介してやりとりされる情報は、基本的には、各サービスに固有な情報として、それぞれのサービスを提供する処理部によってのみ利用されている。
【0010】
ただし、アポイント付きメールという形で、メールサービスとスケジュール管理サービスとの連携を図ったシステムも提供されている。
このアポイント付きメールは、サーバ420側のメールサービス代行部423と、クライアント端末420のメールサービス提供部412とのそれぞれが、特殊な機能を持つことで、メールに付加されたアポイント情報をスケジュール管理サービスに反映するものである。
【0011】
この場合は、メールサービス代行部423は、各メールにアポイント情報が付加されているか否かを示すフラグをメール管理ファイルに保持しておき、このフラグによって、指定されたメールにアポイント情報が付加されていることが示されたときに、該当するアポイント情報をクライアント側に渡す構成とすればよい。
また、クライアント端末410のメールサービス提供部412は、サーバ420側からアポイント情報を受け取って、例えば、オペレーティングシステム402を介して、利用者が入力した場合と同様のアポイント情報として、スケジュールサービス提供部413に渡す構成とすればよい。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の統合情報システムにおいては、アポイントメールのように、特別にサービス側で情報の共有を図った場合以外は、各サービス固有の情報はサービス間でやりとりされることはなかった。
このため、例えば、掲示板に登録された情報をダウンロードした後に、この情報の提供者に宛ててメールを送信しようとする場合は、メールサービスを利用するときに、改めて宛先を指定する必要があった。このため、掲示板サービスを利用している間に、該当する利用者名やIDを控えておいたり、または、メールサービスの利用中に、掲示板サービスに問い合わせを発行したりといった操作が必要となっていた。
【0013】
このように、従来の統合情報システムにおいては、各サービスの固有の情報が共有されない構成となっていたため、サービス間の連携が不十分であった。
しかしながら、上述したアポイント付きメールのように、各サービスにそれぞれ特殊な機能を設けて、特定のサービスに関する情報を個別に利用可能にしていったのでは、アプリケーションソフトウェアの開発コストが大幅に上昇してしまう。また、連携させようとするサービスの組み合わせごとに、対応する特殊機能が必要となり、拡張性、汎用性に乏しい。
【0014】
本発明は、複数のアプリケーションが提供するサービスの連携が可能な統合情報管理システムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、それぞれ異なるサービスを提供する複数のサービス処理手段111を備えた複数のクライアント端末110のそれぞれをネットワークを介してサーバ装置120に接続したネットワークシステムにおいて、各クライアント端末110とサーバ装置120との間で授受する情報の統合的な管理を図る統合情報管理システムにおいて、クライアント端末110は、複数のサービス処理手段111とサーバ装置120との間で、複数のサービス処理手段111によるサービス提供処理に伴って、複数のサービス処理手段111それぞれのアプリケーションに対応する位置に前記各アプリケーションに固有のサービス情報を配置した構造の手順情報を授受する手順通信手段112と、複数のサービス処理手段111によるサービス提供処理に伴って手順通信手段112を介して送受信される手順情報から所望のアプリケーションに対応する位置に配置されたサービス情報を抽出する抽出手段114と、抽出手段114によって抽出されたサービス情報を保持するサービス情報保持手段115とを備えた構成であり、複数のサービス処理手段111は、サービス情報の少なくとも一部を再利用する旨の指示の入力に応じて、サービス情報保持手段115から指示によって指定されたサービス情報を検索して、サービス提供処理に供する検索手段116を備えた構成であることを特徴とする。
【0016】
請求項2の発明は、請求項1に記載の統合情報管理システムにおいて、複数のサービス処理手段111からの転送依頼に応じて、転送依頼で指定された少なくとも一つのファイルそれぞれを少なくとも一つの実体部として含むマルチボディファイルを、ネットワークを介して前記サーバ装置に転送するファイル転送手段113を備え、ファイル転送手段113は、入力される転送依頼とサービス情報保持手段115に保持されたサービス情報とに基づいて、依頼元に対応するサービス情報と指定されたファイルに対応するサービス情報とを含むサービスレコードを作成するサービスレコード作成手段117と、転送依頼で指定された少なくとも1つのファイルを結合してマルチボディファイルのボディ部を形成するとともに、サービスレコードをボディ部に付加して転送用ファイルを編成し、ネットワークを介するファイル転送処理に供するファイル編成手段118とを備えた構成であり、サーバ装置120は、ファイル転送手段113から転送用ファイルを受け取って蓄積するファイル蓄積手段121と、手順通信手段112を介して入力された要求に応じて、ファイル蓄積手段121から該当する転送用ファイル内のサービスレコードを読み出して、手順通信手段112を介して要求元に返す応答処理手段122とを備えた構成であることを特徴とする。
【0017】
【作用】
請求項1の発明では、サービス処理手段111によるサービス提供処理に伴って、手順通信手段112により、各サービス処理手段のアプリケーションに対応してそのアプリケーションに固有のサービス情報が配置された手順情報がやり取りされる。この手順情報から、抽出手段114により、各サービス処理手段111にかかわるサービスの提供が実行されている過程において、それぞれのサービス処理手段111がサーバ装置120に送出するサービス情報とサーバ装置120が各サービス処理手段111に送出したサービス情報との両方を抽出してサービス情報保持手段115に保持しておく。このようにして、各サービス処理手段111によるサービス提供処理が実行されるごとに、そのサービス提供処理にかかわって用いられたサービス情報(例えば、掲示板に掲載された情報の掲載者のアドレスなど)が、サービス情報保持手段115に蓄積されていく。そして、例えば、任意のサービス処理手段111によるサービスの提供を受ける過程において、利用者がサービスの提供に必要なサービス情報の一つ(例えば、メールの宛先を示す利用者アドレスなど)を入力する代わりにそれまでに利用したサービスの提供過程で用いられたサービス情報を使用する旨を指示したときに、各サービス処理手段111に備えられた検索手段116により、サービス情報保持手段115から適切なサービス情報を検索する。この検索によって得られた情報を、現在サービスを提供中のサービス処理手段111の処理に供することにより、それまでに利用者が提供を受けた様々なサービスにおいて使用したサービス情報を各サービスの境を越えて利用することができる。
【0018】
請求項2の発明は、任意のサービス処理手段111からの依頼に応じて、ファイル転送手段113のサービスレコード作成手段117とファイル編成手段118とが動作することにより、指定された少なくとも一つのファイルを結合して形成されたボディ部に依頼元のサービス処理手段によって利用者に提供されるサービスに対応するサービスレコードを所定の形式に則って付加した転送用ファイルを作成する。このようにして作成した転送用ファイルは、ネットワークを介してサーバ装置120に転送され、サーバ装置120のファイル蓄積手段121に蓄積される
【0019】
上述したように、サーバ装置120のファイル蓄積手段121には、所定の形式に従ってサービスレコードが付加された転送用ファイルが蓄積されるので、応答処理手段122が、クライアント端末110からの要求に応じて、該当する転送用ファイルから上述した所定の規則に従ってサービスレコードを読み出して送出することができる。これにより、複数のクライアント端末110間においてサービス情報を共有することができる。
【0020】
【実施例】
以下、図面に基づいて、本発明の実施例について詳細に説明する。
【0021】
図2に、本発明の統合情報管理システムを適用したクライアントサーバシステムの実施例構成を示す。また、図3に、本発明の統合情報管理システムで授受されるマルチボディファイルの構成例を示す。
図3に示したマルチボディファイルにおいて、サービスレコード部は、このマルチボディファイルが利用するサービスごとに、それぞれ固有の情報(以下、サービス情報と称する)を格納する構成となっており、従来のマルチボディファイルに、このサービスレコード部を付加した構成となっている。また、このサービスレコード部のファイルにおける位置およびその種類を示す情報は、管理部に付加されたサービスヘッダによって示されている。
【0022】
図2に示した統合情報管理システムにおいて、クライアント端末210は、図6に示した従来のクライアント端末410に、サービス情報保持手段115に相当するサービスレコード保持部211を付加し、また、ファイル編成部417に代えて、ファイル編成部212と検索処理部213とを備えた構成となっている。
上述したサービスレコード保持部211は、例えば、各サービスを示すキーワードに対応して、該当するサービスレコードを保持する構成となっている。
【0023】
また、図2において、サービス提供部2141〜214nは、サービス処理手段111に相当するものであり、それぞれ図6に示した掲示板サービス提供部411、メールサービス提供部412、スケジュールサービス提供部413および会議室サービス提供部414などと同様に、それぞれ該当するサービスの処理を行う構成となっている。
【0024】
これらのサービス提供部214〜214において、サービス処理部215は、受付処理部216がセッション処理機構あるいはオペレーティングシステム402から受け取った情報や要求に応じて、それぞれ該当するサービスを提供する構成となっている。また、検索処理部217は、受付処理部216からの指示に応じて、上述したサービスレコード保持部211から必要な情報を検索し、受付処理部216に返す構成となっている。
【0025】
以下、上述したサービス提供部2141〜214nを総称する際には、単に、サービス提供部214と称する。
また、図2に示したファイル転送機構において、ファイル編成部212は、上述した各サービス処理部215からの指示に応じて、指定されたファイルを従来と同様にボディ部として結合するとともに、検索処理部213を介して上述したサービスレコード保持部211から該当するサービス情報を検索し、このサービスレコードを付加して、図3に示したマルチボディファイルを編成する構成となっている。
【0026】
一方、サーバ装置220の補助記憶装置404は、請求項2で述べたファイル蓄積手段117に相当するものであり、上述したファイル転送機構を介して、クライアント端末210から転送されたマルチボディファイルをそのまま蓄積する構成となっている。
また、図2に示したサーバ装置220側のサービス代行部2211〜221nにおいて、代行処理部222は、図6に示した掲示板サービス代行部422、メールサービス代行部423、スケジュール代行部424および会議室サービス代行部425などと同様に、各サービスの処理を代行する機能を備えている。
【0027】
これらのサービス代行部2211〜221nにおいて、サービス情報提供部223は、応答処理手段122に相当するものであり、セッション処理機構を介して対応するサービス処理部215からの要求を受け取り、補助記憶装置404から指定されたファイルの管理部とともにサービスレコード部とオブジェクトレコード部とを読み出して、セッション処理機構を介してクライアント端末210側に送出する構成となっている。
【0028】
以下、サービス固有の情報を共有する方法について説明する。
図4に、サービス情報の受付動作を表す流れ図を示す。
各サービス提供部214の受付処理部216は、上述したように、セッション処理機構あるいはオペレーティングシステム402からの入力に応じて動作を開始し、まず、入力情報が、サーバ装置220側からのものであるか否かを判定する(ステップ301)。
【0029】
例えば、掲示板に登録された情報を参照する場合には、該当するサービス提供部214のサービス処理部215がセッション処理機構を介して通知した要求に応じて、サーバ装置220側の該当するサービス代行部221のサービス情報提供部222により、補助記憶装置404に蓄積された該当するファイルから、その管理部とともにサービスレコード部およびオブジェクトレコード部が読み出されて、セッション処理機構を介して上述したサービス提供部214の受付処理部216に通知される。
【0030】
この場合は、ステップ301の肯定判定としてステップ302に進み、受付処理部216は、セッション処理機構から上述した管理部およびオブジェクトレコード部とともにサービスレコード部を受け取って、該当するサービス(例えば、掲示板サービス)に対応するサービス情報としてサービスレコード保持部211に格納する。
【0031】
ここで、要求したマルチボディファイルが、スケジュールサービスに対応するサービスレコードとして、会議の開催日時や場所を示すアポイント情報を持ち、また、掲示板サービスに対応するサービスレコードとして、登録した利用者名や利用者IDなどを持っていた場合は、受付処理部216は、これらの2つのサービスレコードをそれぞれ該当するサービスに対応して、サービスレコード保持部211に格納すればよい。
【0032】
その後、受付処理部216は、これらの情報をサービス処理部215に渡し(ステップ303)、処理を終了すればよい。
このように、各サービス提供部214に設けられた受付処理部216が、手順通信手段112に相当するセッション処理機構からのサービスレコードの受信に応じて動作することにより、抽出手段114の機能の一部を実現し、サーバ装置220からクライアント端末210側に渡されるサービス情報を抽出して、サービスレコード保持部211に保持することができる。
【0033】
また、上述した管理部およびオブジェクトレコード部の入力に応じて、サービス処理部215は、従来と同様にして、登録された情報の一覧などを利用者に提供し、利用者からの指示に応じて、セッション処理機構を介して、対応するサービス代行部221に該当するファイルの転送を要求すればよい。
一方、例えば、メールサービス提供部215を介して、メールを送信しようとする場合は、受付処理部216は、オペレーティングシステム402側からの入力に応じて動作するので、上述したステップ301の否定判定となる。
【0034】
このとき、利用者によって、サービスレコードを再利用する旨が指示された場合は、ステップ304の肯定判定となり、受付処理部216からの指示に応じて、検索処理部217は、サービスレコード保持部211から該当するサービス情報を検索する(ステップ305)。
例えば、上述したようにして、サービスレコード保持部211に掲示板サービスに対応するサービスレコードとして、情報登録者の利用者名および利用者IDが格納されていれば、検索処理部217は、受付処理部216からの指示に応じてこれらの情報を検索し、受付処理部216に返すことができる。
【0035】
その後、ステップ303に進んで、受付処理部216は、検索された情報を入力された情報と同様にしてサービス処理部215に送出すればよい。
このように、利用者の所定の操作に応じて、受付処理部216からの指示に応じて検索処理部217が動作することにより、検索手段116の機能を実現し、再利用指示に応じて、他のサービスの処理の際に、サービスレコード保持部211に保持されたサービス情報を流用することができる。
【0036】
この場合に、検索処理部217によって検索されたサービス情報は、受付処理部216によりオペレーティングシステム402を介して入力された情報と同等に扱われるから、サービス処理部215は、従来と同様にして、メールの本文を格納したファイルを示す情報を指定して、ファイル転送処理部213にファイル転送を依頼すれよい。
【0037】
更に、スケジュールサービスに対応するサービス提供部214に切り換えて、同様の操作を行えば、上述した掲示情報にサービスレコードとして含まれていたスケジュール情報を利用者のスケジュールに反映させることができる。
この場合も、上述した宛先情報を利用する場合と同様にして、サービスレコードを再利用する旨の指示の入力に応じて、受付処理部216が検索処理部217にスケジュール情報の検索を指示すればよい。これに応じて、サービスレコード保持部211から検索された会議の予定を示す情報は、受付処理部216を介してサービス処理部215に送出され、利用者が入力したスケジュール情報と同等のものとして、利用者のスケジュールに反映される。
【0038】
また一方、利用者が、会議室サービスを提供するサービス提供部214を介して会議室を新規に予約する際には、会議室を特定する情報や会議の参加者を示す情報および予約者を示す予約情報が入力れる。
この場合は、新規なサービスレコードがクライアント端末210の利用者側から入力されるので、ステップ301およびステップ304の否定判定となり、受付処理部216は、利用者が入力した情報を受け付けて(ステップ306)、この情報をサービスレコード保持部211に送出し(ステップ307)、該当サービス(例えば、会議室サービス)に対応するサービス情報として格納すればよい。
【0039】
その後、ステップ303に進んで、このサービスレコードをサービス処理部215の処理に供すればよい。
このように、各受付処理部216が、オペレーティングシステム402からの情報の入力に応じて動作することにより、抽出手段114の機能の残りの一部を実現し、新規に入力されたサービス情報をサービスレコード保持部211に追加することができる。
【0040】
また、このとき、会議室サービスを提供するサービス提供部214のサービス処理部215 は、上述したようにして入力された予約情報に基づいて、従来と同様にして、会議室の予約処理を行えばよい。
上述したようにして、サーバ装置220側およびオペレーティングシステム402側から入力されるサービス情報を両方とも抽出し、該当するサービス処理部215の処理に供するとともにサービスレコード保持部211に保持しておき、必要に応じて検索することにより、クライアント端末210側の複数のサービス提供部214の間において、互いにサービス情報を共有し、サービス間の連携を図ることが可能となる。
【0041】
これにより、スケジュール情報や宛先の利用者名などを重複して入力する必要がなくなり、利用者の負担を大幅に軽減することができる。
例えば、上述した会議室の予約作業の後に、スケジュールサービスを利用して、会議室の予約に関する情報を利用者自身のスケジュールとして取り込めば、改めてスケジュールを入力する必要はない。
【0042】
次に、アポイント付きの会議開催通知文書と会議用の資料文書とをまとめたマルチボディファイルをメールで送信する場合を例にとって、上述したようなマルチボディファイルを作成する方法について説明する。
図5に、ファイル転送動作を表す流れ図を示す。
ファイル転送手段113に相当するファイル転送機構に設けられたファイル編成部212は、ファイル転送指示に応じて動作を開始し、まず、依頼元からそのサービスに対応するサービスレコードを受け取って、サービスレコードの1つとする(ステップ311)。
【0043】
例えば、メールサービス提供部215から依頼があった場合は、クライアント端末210の利用者を特定する情報を受け取り、メールサービスに対応するサービスレコードとすればよい。
次に、編成処理部231は、検索処理部213を介して、指定された各ファイルに関連づけられたサービスレコードをサービスレコード保持部211から検索し、順次に上述したサービスに対応するサービスレコードに付加する(ステップ312)。
【0044】
例えば、メールサービスにおいて、会議開催通知文書のファイルに会議の開催場所や日時を示すスケジュール情報が関連づけられている場合は、検索処理部213により、このスケジュール情報が読み出され、ファイル編成部212により、会議開催通知文書のファイルに対応するサービスレコードとして付加される。
このようにして、全てのファイルに対応するサービスレコードを検索するまで上述したステップ312を繰り返し、検索が終了したときに、ステップ313の肯定判定となってステップ314に進み、ファイル編成部212は、従来と同様のオブジェクトレコード部およびサービスヘッダを含んだ管理部を作成すればよい。
【0045】
その後、ファイル編成部212は、この管理部と上述したサービスレコード部およびオブジェクトレコード部とに続いて、ファイル転送依頼で指定された各ファイルをボディ部として結合し(ステップ315)、マルチボディファイルとして転送すればよい。
このように、ファイル編成部212と検索処理部213とが、ファイル転送依頼に応じて動作することにより、請求項2で述べたサービスレコード作成手段117およびファイル編成手段118の機能を実現し、少なくとも1つのファイルと少なくとも1つのサービスレコードとを備えた転送用ファイルを編成し、サーバ装置220の処理に供することができる。
【0046】
このようにして作成されたマルチボディファイルを宛先の利用者がダウンロードする際には、利用中のサービスに関するサービスレコードと発信元の利用者がファイルに関連づけたサービスレコードとを一括して得ることができる。
したがって、上述したようにして、クライアント端末210において、各サービス提供部の間でサービスに固有の情報を共用可能とし、更に、サーバ装置220側への転送用ファイルにこれらのサービス固有の情報をサービスレコードとして付加することにより、複数のクライアント端末210間においても、サービス情報の共有が可能となる。
【0047】
この場合は、マルチボディファイルに付加したサービスレコードによって、クライアント端末210とサーバ装置220との間で、複数のサービスに関するサービス情報を一括して授受することができるから、セッション処理機構を介するサービス情報の通信頻度が大幅に減少する。
したがって、クライアント端末210とサーバ装置220との間で授受されるプロトコルデータを抑制し、通信量を削減することができるから、これにより、有用な情報の転送処理により多くの通信能力を割り当てることが可能となり、情報処理システム全体の効率の向上を図ることができる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、各サービス処理手段の間でサービス情報の共有が可能となり、複数のサービスを容易に連携して利用することができ、類似した情報を重複して入力するといった無駄な手間を削減して、利用者の負担を大幅に軽減することができる。
【0049】
更に、請求項2の発明によれば、クライアント端末とサーバ装置との間で、複数のサービスに関するサービス情報を一括して授受することが可能となるから、クライアント端末とサーバ装置との間のプロトコルデータを削減し、通信能力の有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の統合情報管理システムを適用したクライアントサーバシステムの実施例構成図である。
【図3】マルチボディファイルの構成例を示す図である。
【図4】サービス情報の受付処理動作を表す流れ図である。
【図5】ファイル編成動作を表す流れ図である。
【図6】LANで接続されたクライアントサーバシステムの構成例を示す図である。
【図7】従来のマルチボディファイルの構成例を示す図である。
【符号の説明】
110、210、410 クライアント端末
111 サービス処理手段
112 手順通信手段
113 ファイル転送手段
114 抽出手段
115 サービス情報保持手段
116 検索手段
117 サービスレコード作成手段
118 ファイル編成手段
120、220、420 サーバ装置
121 ファイル蓄積手段
122 応答処理手段
211 サービスレコード保持部
212 ファイル編成部
213、217 検索処理部
214 サービス提供部
215 サービス処理部
216 受付処理部
221 サービス代行部
222 代行処理部
223 サービス情報提供部
401 ローカルエリアネットワーク(LAN)
402 オペレーティングシステム(OS)
403 ハードディスク
404 補助記憶装置
411 掲示板サービス提供部
412 メールサービス提供部
413 スケジュールサービス提供部
414 会議室サービス提供部
415、421 セッション処理部
416、426 ファイル転送処理部
417 ファイル編成部
422 掲示板サービス代行部
423 メールサービス代行部
424 スケジュールサービス代行部
425 会議室サービス代行部

Claims (2)

  1. それぞれ異なるサービスを提供する複数のサービス処理手段を備えた複数のクライアント端末のそれぞれをネットワークを介してサーバ装置に接続したネットワークシステムにおいて、前記各クライアント端末と前記サーバ装置との間で授受する情報の統合的な管理を図る統合情報管理システムにおいて、
    前記クライアント端末は、
    前記複数のサービス処理手段と前記サーバ装置との間で、前記複数のサービス処理手段によるサービス提供処理に伴って、前記複数のサービス処理手段それぞれのアプリケーションに対応する位置に前記各アプリケーションに固有のサービス情報を配置した構造の手順情報を授受する手順通信手段と、
    前記複数のサービス処理手段によるサービス提供処理に伴って前記手順通信手段を介して送受信される手順情報から所望のアプリケーションに対応する位置に配置された前記サービス情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出されたサービス情報を保持するサービス情報保持手段とを備えた構成であり、
    前記複数のサービス処理手段は、前記サービス情報の少なくとも一部を再利用する旨の指示の入力に応じて、前記サービス情報保持手段から前記指示によって指定されたサービス情報を検索して、サービス提供処理に供する検索手段を備えた構成である
    ことを特徴とする統合情報管理システム。
  2. 請求項1に記載の統合情報管理システムにおいて、
    前記複数のサービス処理手段からの転送依頼に応じて、前記転送依頼で指定された少なくとも一つのファイルそれぞれを少なくとも一つの実体部として含むマルチボディファイルを、前記ネットワークを介して前記サーバ装置に転送するファイル転送手段を備え、
    前記ファイル転送手段は、
    入力される転送依頼とサービス情報保持手段に保持されたサービス情報とに基づいて、依頼元に対応するサービス情報と指定されたファイルに対応するサービス情報とを含むサービスレコードを作成するサービスレコード作成手段と、
    前記転送依頼で指定された少なくとも1つのファイルを結合してマルチボディファイルのボディ部を形成するとともに、前記サービスレコードを前記ボディ部に付加して転送用ファイルを編成し、ネットワークを介するファイル転送処理に供するファイル編成手段とを備えた構成であり、
    サーバ装置は、
    前記ファイル転送手段から前記転送用ファイルを受け取って蓄積するファイル蓄積手段と、
    手順通信手段を介して入力された要求に応じて、前記ファイル蓄積手段から該当する転送用ファイル内の前記サービスレコードを読み出して、前記手順通信手段を介して要求元に返す応答処理手段とを備えた構成である
    ことを特徴とする統合情報管理システム。
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