JPH10275125A - 多数のコンピュータが参加する情報分配応答システム - Google Patents

多数のコンピュータが参加する情報分配応答システム

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JPH10275125A
JPH10275125A JP9081081A JP8108197A JPH10275125A JP H10275125 A JPH10275125 A JP H10275125A JP 9081081 A JP9081081 A JP 9081081A JP 8108197 A JP8108197 A JP 8108197A JP H10275125 A JPH10275125 A JP H10275125A
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Tomohiko Saito
藤 倫 彦 斎
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Nomura Research Institute Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク環境の変化を許容し、かつ、統
一的かつ簡単なリクエストによって、ネットワークに接
続されたコンピュータの能力を最大限利用した処理結果
を得られる情報分配応答システムを提供する。 【解決手段】 コアーノード1に、アプリケーション手
段管理部3と、一方送信型サーバと一方送信サービスと
を管理する一方送信型サーバ管理部4と、所定の情報処
理とその応答を要求する問合せリクエストを管理する問
合せリクエスト管理部5と、所定の情報の送信を要求す
る一方送信リクエストを管理する一方送信リクエスト管
理部6と、一方送信リクエストと問合せリクエストの送
信元アプリケーション手段を、リクエストIDごとに管
理するリクエスト元アプリケーション手段管理部7と、
サーバと前記クライアント間の情報送信とリクエストと
を仲介し、イベントの処理を前記各管理部に振り分ける
主制御部2と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば多数接続
されたコンピュータに株価情報や金融情報を常時配布し
たり、要求に応じて一定の情報処理を行った後にその情
報を配布するネットワークのように、多数のコンピュー
タ(クライアント、サーバ)が接続されたネットワーク
であって、コンピュータ間のリクエストとサービスとを
仲介し、一定のリクエストに対して所定の情報を応答す
るようにした情報分配応答システムに関する。
【0002】特に、クライアントが特定のサーバを意識
することなく、欲する情報をリクエストするのみで、そ
のリクエストに対応する情報処理や情報送信を所定のサ
ーバが実行し、その実行結果の情報がクライアントに返
信されるようにした多数のコンピュータが参加する「情
報分配応答システム」に関する。
【0003】なお、ここで発明の名称で「多数のコンピ
ュータが参加する情報分配応答システム」としたのは、
システムの具体的なイメージを表わすためであり、「多
数」に限らず「複数」のコンピュータが接続されたシス
テムであればよい。
【0004】また、コンピュータが「参加する」とした
のは、後に説明するように本発明のシステムによれば、
コンピュータは、自分が行えるサービスを登録してお
き、クライアントとして作動する一方、必要に応じてサ
ービスを提供するサーバとなるからである。
【0005】
【従来の技術】現在広く使用されている株価情報や金融
情報を接続されたコンピュータに配布するネットワーク
システムは、所定の要求を発するクライアントと、クラ
イアントの要求に応じて所定の情報を提供するサーバと
からなるクライアントサーバシステムからなっていた。
【0006】この従来のクライアントサーバシステムで
は、クライアントはサーバの所在を意識し、直接サーバ
に対して接続を試みて通信を行っていた。すなわち、従
来はクライアントがリクエストを発するときに、リクエ
ストの命令文中に通信相手のサーバを特定するデータを
含ませた上で、そのサーバに対してリクエストを送信
し、回答を得ていた。
【0007】このため、従来のクライアントサーバシス
テムでは、ユーザーはサーバの配置等のネットワーク環
境を熟知していなければ、欲しい情報を得ることができ
なかった。また、たとえネットワーク環境を熟知したユ
ーザーにおいても、リクエスト文あるいはそれを含むプ
ログラムの作成するための手続が煩雑であった。
【0008】このサーバを特定することは、単純なリク
エスト文に限らず、所定のコンピュータをクライアント
サーバシステムとして作動させるネットワークプログラ
ミングにおいても同じであった。つまり、クライアント
サーバシステムを作動させるためのソフトウェアプログ
ラムは、ネットワーク環境に強く依存していた。
【0009】このため、このようなネットワーク環境に
大きく依存するネットワークプログラムでは、サーバや
アプリケーションソフトウェアの構成を変えるときは、
大幅なプログラムの見直しを強いられていた。このこと
は、サーバやクライアントの配置を柔軟に変更したり、
ソフトウェアのバージョンアップ等をする必要がある現
状では極めて不便であった。
【0010】これに対して上記クライアントサーバシス
テムのリクエスト文の煩雑さを改善するために、最近は
「エージェント」という概念(規格、インターフェー
ス)が提案されている。
【0011】このエージェントは、ユーザーの「代理
人」として必要な手続をするもので、処理に必要な知識
を持つことを特徴としている。たとえば、エージェント
を有する切符の予約を行うネットワークでは、ユーザー
は特定のサーバを指定せずに、欲しい切符の条件のみを
入力し、エージェントはその要求に対応するサーバを検
索し、そのサーバにジョブ(切符の予約の処理)を転送
する。
【0012】つまり、エージェントは、複数の開放型シ
ステム(クライアント、サーバをそれぞれシステムとす
る)間でやり取りされる情報を統一された「ワークスペ
シフィケーション」としてシステム間で転送する。この
ワークスペシフィケーションは、通常以下の内容の情報
を含んでいる。
【0013】(1)システム名、ジョブ名等のジョブ情
報オブジェクトの識別子 (2)ジョブ情報オブジェクトへの参照や実行等のアク
セス権限に関する情報 (3)ジョブ処理結果の報告先、その内容規定に関する
情報 (4)ジョブ処理依頼先のシステム名、転送や操作に関
する情報 (5)次に行うべき処理を規定した連携処理情報 エージェントは、オブジェクト指向の枠組みに加え、デ
ータや手続を使い分ける知識を有し、ユーザーのリクエ
ストを上記「ワークスペシフィケーション」とし、開放
型システム(クライアント、サーバ)間でユーザのリク
エストをジョブとして転送する。
【0014】この「エージェント」という概念はユーザ
ーインターフェースとして研究されており、これによれ
ば、あるシステム(クライアント)でジョブを入力し、
そのジョブを実行するのに必要なデータを他のシステム
から集め、そして更に別のシステムでジョブを実行する
ことができるようになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
「エージェント」は、未だに実用化されておらず、単に
データや手続の転送の規格の概念として提案されている
のみで、システムの具体的手段としては確定的なものは
実現されていない。
【0016】また、この「エージェント」は、上記「ワ
ークスペシフィケーション」がジョブ処理結果の報告
先、ジョブ処理の依頼先等の情報を含む点からも明らか
なように、相変わらずネットワーク環境に依存してい
た。
【0017】このため、サーバやアプリケーションソフ
トウェアの配置替えを行うときは、エージェントのソフ
トウェアプログラムを見直さなければならなかった。こ
の結果、必然的にネットワーク環境が固定化され、新規
システム(クライアント、サーバ)の参入や、既存シス
テム(クライアント、サーバ)の削除等に柔軟に対応す
ることができなかった。
【0018】また、データの転送や操作や形式を統一し
なければならないため、処理が煩雑であり、既存の様々
なシステムを柔軟に取り込むことができなかった。
【0019】さらに、上記エージェントを含めて従来の
クライアントサーバシステムは、処理を行うサーバが固
定化されており、本来種々な処理を行うことができるコ
ンピュータの能力を、最大限生かすことはできなかっ
た。
【0020】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、サーバやアプリケーション手段の配置替え等のネッ
トワーク環境の変化を許容し、かつ、統一的かつ簡単な
リクエストによって、ネットワークに接続されたコンピ
ュータの能力を最大限利用した処理結果を得られる「多
数のコンピュータが参加する情報分配応答システム」を
提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に係る情報
分配応答システムは、一定の情報を送信する一方送信型
サーバと、問合せに対して一定の情報処理を行って応答
する問合せ応答型サーバと、問合せに対する応答と情報
の送信とを要求するリクエストを発するクライアント
と、ネットワーク内の情報の処理と分配とを管理するコ
アーノードと、からなる情報分配応答システムにおい
て、前記コアーノードは、前記サーバとクライアントが
有する情報処理手段であって、それぞれ特定の目的のた
めに機能を特化させたアプリケーション手段を管理する
アプリケーション手段管理部と、前記一方送信型サーバ
と一方送信サービスとを管理する一方送信型サーバ管理
部と、所定の情報処理とその応答を要求する問合せリク
エストの発生、処理、終了を管理する問合せリクエスト
管理部と、所定の情報の送信を要求する一方送信リクエ
ストの発生、処理、終了を管理する一方送信リクエスト
管理部と、一方送信リクエストと問合せリクエストの送
信元アプリケーション手段を、リクエストIDごとに管
理するリクエスト元アプリケーション手段管理部と、前
記サーバと前記クライアント間の情報送信とリクエスト
とを仲介し、イベントの処理を前記各管理部に振り分け
る主制御部と、を有していることを特徴とするものであ
る。
【0022】本願請求項2に係る情報分配応答システム
は、上記請求項1の情報分配応答システムにおいて、前
記コアーノードは、前記サーバが提供するサービスをサ
ービス内容によって分類したサービスIDにより、リク
エストと情報送信のイベントの処理を前記各管理部に振
り分けることを特徴とするものである。
【0023】本願請求項3に係る情報分配応答システム
は、上記請求項1の情報分配応答システムにおいて、前
記コアーノードは、前記サーバが提供するサービスをサ
ービス内容とデータ種類とによって分類したサービスI
Dにより、リクエストと情報送信のイベントの処理を前
記各管理部に振り分けることを特徴とするものである。
【0024】本願請求項4に係る情報分配応答システム
は、上記請求項1の情報分配応答システムにおいて、前
記アプリケーション手段管理部は、所定のリクエストと
そのリクエストを処理するアプリケーション手段間の交
信を保持するためのチャネルごとに、チャネル情報およ
びアプリケーション手段に関する情報を管理するアプリ
ケーションインフォメーション管理手段と、システム内
のアプリケーション手段を登録したアプリケーションマ
ネージメントテーブルを有し、前記アプリケーションイ
ンフォメーション管理手段を管理するアプリケーション
マネージメントテーブル管理手段と、を有していること
を特徴とするものである。
【0025】本願請求項5係る情報分配応答システム
は、上記請求項1の情報分配応答システムにおいて、前
記一方送信型サーバ管理部は、情報送信を行う一方送信
ノードIDごとに、ノード情報を管理するサーバノード
ID管理手段と、一方送信サービスIDごとに、前記サ
ーバノードID管理手段を管理するサーバサービスID
管理手段と、前記一方送信型サーバの一方送信サービス
を登録したサーバインフォメーションリストを有し、前
記サーバサービスID管理手段を管理するサーバインフ
ォメーションリスト管理手段と、を有していることを特
徴とするものである。
【0026】本願請求項6に係る情報分配応答システム
は、上記請求項1の情報分配応答システムにおいて、前
記問合せリクエスト管理部は、問合せ応答サービスID
ごとに、対応する問合せ応答サービスを行う問合せ応答
型サーバの情報を管理し、問合せリクエストの問合せデ
ータを保持するリクエストキュー管理手段と、問合せ応
答サービスIDごとに、前記リクエストキュー管理手段
を管理するリクエストキューマネージャー手段と、問合
せ応答サービスIDごとに、問合せリクエストに対する
応答を監視し、応答があった場合の応答データの送信を
管理するリプライウォッチャー手段と、を有しているこ
とを特徴とするものである。
【0027】本願請求項7に係る情報分配応答システム
は、上記請求項1の情報分配応答システムにおいて、前
記一方送信リクエスト管理部は、一方送信リクエストの
サブキーごとに、サブキー情報を管理するリクエストエ
レメント管理手段と、一方送信リクエスト内容ごとに、
前記リクエストエレメント管理手段を管理するリクエス
トインフォメーション管理手段と、一方送信サービスI
Dごとに、一方送信リクエスト内容を登録したリクエス
トインフォメーションリストを有し、前記リクエストイ
ンフォメーション管理手段を管理するリクエストインフ
ォメーションリスト管理手段と、前記リクエストインフ
ォメーションリスト管理手段を管理し、一方送信データ
の送信を行うデータディスパッチャー手段と、を有して
いることを特徴とするものである。
【0028】本願請求項8に係る情報分配応答システム
は、上記請求項6の情報分配応答システムにおいて、前
記リクエストキュー管理手段は、対応する問合せ応答サ
ービスを行う問合せ応答型サーバのうち、処理可能な問
合せ応答型サーバのうち処理の優先順序の最も高い問合
せ応答型サーバをサーチして問合せ応答処理を依頼する
ことを特徴とするものである。
【0029】本願請求項9に係る情報分配応答システム
は、上記請求項1の情報分配応答システムにおいて、前
記コアーノードは、システム起動時に所定のサーバの内
部に、あるいは複数のサーバの内部にその主制御部と各
管理部を分散して生成されることを特徴とするものであ
る。
【0030】本願請求項10に係る情報分配応答システ
ムは、上記請求項1の情報分配応答システムにおいて、
前記コアーノードは、外部のネットワークからのリクエ
ストに対して情報を分配あるいは応答することを特徴と
するものである。
【0031】本願請求項11に係る情報分配応答システ
ムは、上記請求項2の情報分配応答システムにおいて、
前記問合せリクエスト管理部は、リクエスト送信元アプ
リケーション手段と問合せ応答サービスを行うアプリケ
ーション手段との間のデータ変換を行うコンバータ手段
を有していることを特徴とするものである。
【0032】本願請求項12に係る情報分配応答システ
ムは、上記請求項1の情報分配応答システムにおいて、
前記一方送信リクエスト管理部は、リクエスト送信元ア
プリケーション手段と一方送信サービスを行うアプリケ
ーション手段との間のデータ変換を行うコンバータ手段
を有していることを特徴とするものである。
【0033】本願請求項13に係る情報分配応答システ
ムは、上記請求項1の情報分配応答システムにおいて、
前記問合せ応答型サーバあるいは一方送信型サーバのア
プリケーション手段は、クライアントとして他の問合せ
応答型サーバあるいは一方送信型サーバのアプリケーシ
ョン手段に情報の処理と分配とを要求することを特徴と
するものである。
【0034】本願請求項14に係る情報分配応答システ
ムは、一定の情報を送信する一方送信型サーバと、一方
送信リクエストを発するクライアントと、ネットワーク
内の情報の処理と分配とを管理するコアーノードと、か
らなる情報分配応答システムにおいて、前記コアーノー
ドは、前記一方送信型サーバとクライアントが有する情
報処理手段であって、それぞれ特定の目的のために機能
を特化させたアプリケーション手段を管理するアプリケ
ーション手段管理部と、前記一方送信型サーバと一方送
信サービスとを管理する一方送信型サーバ管理部と、所
定の情報の送信を要求する一方送信リクエストの発生、
処理、終了を管理する一方送信リクエスト管理部と、一
方送信リクエストの送信元アプリケーション手段を、リ
クエストIDごとに管理するリクエスト元アプリケーシ
ョン手段管理部と、前記一方送信型サーバと前記クライ
アント間の情報送信とリクエストとを仲介し、イベント
の処理を前記各管理部に振り分ける主制御部と、を有し
ていることを特徴とするものである。
【0035】本願請求項15に係る情報分配応答システ
ムは、上記請求項14の情報分配応答システムにおい
て、前記コアーノードは、前記一方送信型サーバが提供
する一方送信サービスをサービス内容によって分類した
サービスIDにより、リクエストと情報送信のイベント
の処理を前記各管理部に振り分けることを特徴とするも
のである。
【0036】本願請求項16に係る情報分配応答システ
ムは、上記請求項14の情報分配応答システムにおい
て、前記コアーノードは、前記一方送信型サーバが提供
するサービスをサービス内容とデータ種類とによって分
類したサービスIDにより、リクエストと情報送信のイ
ベントの処理を前記各管理部に振り分けることを特徴と
するものである。
【0037】本願請求項17に係る情報分配応答システ
ムは、上記請求項14の情報分配応答システムにおい
て、前記アプリケーション手段管理部は、所定のリクエ
ストとそのリクエストを処理するアプリケーション手段
間の交信を保持するためのチャネルごとに、チャネル情
報およびアプリケーション手段に関する情報を管理する
アプリケーションインフォメーション管理手段と、シス
テム内のアプリケーション手段を登録したアプリケーシ
ョンマネージメントテーブルを有し、前記アプリケーシ
ョンインフォメーション管理手段を管理するアプリケー
ションマネージメントテーブル管理手段と、を有してい
ることを特徴とするものである。
【0038】本願請求項18に係る情報分配応答システ
ムは、上記請求項14の情報分配応答システムにおい
て、前記一方送信型サーバ管理部は、情報送信を行う一
方送信ノードIDごとに、ノード情報を管理するサーバ
ノードID管理手段と、一方送信サービスIDごとに、
前記サーバノードID管理手段を管理するサーバサービ
スID管理手段と、前記一方送信型サーバの一方送信サ
ービスを登録したサーバインフォメーションリストを有
し、前記サーバサービスID管理手段を管理するサーバ
インフォメーションリスト管理手段と、を有しているこ
とを特徴とするものである。
【0039】本願請求項19に係る情報分配応答システ
ムは、上記請求項14の情報分配応答システムにおい
て、前記一方送信リクエスト管理部は、一方送信リクエ
ストのサブキーごとに、サブキー情報を管理するリクエ
ストエレメント管理手段と、一方送信リクエスト内容ご
とに、前記リクエストエレメント管理手段を管理するリ
クエストインフォメーション管理手段と、一方送信サー
ビスIDごとに、一方送信リクエスト内容を登録したリ
クエストインフォメーションリストを有し、前記リクエ
ストインフォメーション管理手段を管理するリクエスト
インフォメーションリスト管理手段と、前記リクエスト
インフォメーションリスト管理手段を管理し、一方送信
データの送信を行うデータディスパッチャー手段と、を
有していることを特徴とするものである。
【0040】本願請求項20に係る情報分配応答システ
ムは、上記請求項14の情報分配応答システムにおい
て、前記コアーノードは、システム起動時に所定のサー
バの内部に、あるいは複数のサーバの内部にその主制御
部と各管理部を分散して生成されることを特徴とするも
のである。
【0041】本願請求項21に係る情報分配応答システ
ムは、上記請求項14の情報分配応答システムにおい
て、前記コアーノードは、外部のネットワークからのリ
クエストに対して情報を分配することを特徴とするもの
である。
【0042】本願請求項22に係る情報分配応答システ
ムは、上記請求項15の情報分配応答システムにおい
て、前記一方送信リクエスト管理部は、リクエスト送信
元アプリケーション手段と一方送信サービスを行うアプ
リケーション手段との間のデータ変換を行うコンバータ
手段を有していることを特徴とするものである。
【0043】本願請求項23に係る情報分配応答システ
ムは、上記請求項14の情報分配応答システムにおい
て、前記一方送信型サーバのアプリケーション手段は、
クライアントとして他の一方送信型サーバのアプリケー
ション手段に情報の分配を要求することを特徴とするも
のである。
【0044】本願請求項24に係る情報分配応答システ
ムは、問合せに対して一定の情報処理を行って応答する
問合せ応答型サーバと、問合せ応答リクエストを発する
クライアントと、ネットワーク内の情報の処理と分配と
を管理するコアーノードと、からなる情報分配応答シス
テムにおいて、前記コアーノードは、前記問合せ応答型
サーバとクライアントが有する情報処理手段であって、
それぞれ特定の目的のために機能を特化させたアプリケ
ーション手段を管理するアプリケーション手段管理部
と、所定の情報処理とその応答を要求する問合せリクエ
ストの発生、処理、終了を管理する問合せリクエスト管
理部と、問合せリクエストの送信元アプリケーション手
段を、リクエストIDごとに管理するリクエスト元アプ
リケーション手段管理部と、前記問合せ応答型サーバと
前記クライアント間の情報送信とリクエストとを仲介
し、イベントの処理を前記各管理部に振り分ける主制御
部と、を有していることを特徴とするものである。
【0045】本願請求項25に係る情報分配応答システ
ムは、上記請求項24の情報分配応答システムにおい
て、前記コアーノードは、前記問合せ応答型サーバが提
供する問合せ応答サービスをサービス内容によって分類
したサービスIDにより、リクエストと情報送信のイベ
ントの処理を前記各管理部に振り分けることを特徴とす
るものである。
【0046】本願請求項26に係る情報分配応答システ
ムは、上記請求項24の情報分配応答システムにおい
て、前記コアーノードは、前記問合せ応答型サーバが提
供するサービスをサービス内容とデータ種類とによって
分類したサービスIDにより、リクエストと情報送信の
イベントの処理を前記各管理部に振り分けることを特徴
とするものである。
【0047】本願請求項27に係る情報分配応答システ
ムは、上記請求項24の情報分配応答システムにおい
て、前記アプリケーション手段管理部は、所定のリクエ
ストとそのリクエストを処理するアプリケーション手段
間の交信を保持するためのチャネルごとに、チャネル情
報およびアプリケーション手段に関する情報を管理する
アプリケーションインフォメーション管理手段と、シス
テム内のアプリケーション手段を登録したアプリケーシ
ョンマネージメントテーブルを有し、前記アプリケーシ
ョンインフォメーション管理手段を管理するアプリケー
ションマネージメントテーブル管理手段と、を有してい
ることを特徴とするものである。
【0048】本願請求項28に係る情報分配応答システ
ムは、上記請求項24の情報分配応答システムにおい
て、前記問合せリクエスト管理部は、問合せ応答サービ
スIDごとに、対応する問合せ応答サービスを行う問合
せ応答型サーバの情報を管理し、問合せリクエストの問
合せデータを保持するリクエストキュー管理手段と、問
合せ応答サービスIDごとに、前記リクエストキュー管
理手段を管理するリクエストキューマネージャー手段
と、問合せ応答サービスIDごとに、問合せリクエスト
に対する応答を監視し、応答があった場合の応答データ
の送信を管理するリプライウォッチャー手段と、を有し
ていることを特徴とするものである。
【0049】本願請求項29に係る情報分配応答システ
ムは、上記請求項28の情報分配応答システムにおい
て、前記リクエストキュー管理手段は、対応する問合せ
応答サービスを行う問合せ応答型サーバのうち、処理可
能な問合せ応答型サーバのうち処理の優先順序が最も高
い問合せ応答型サーバをサーチして問合せ応答処理を依
頼することを特徴とするものである。
【0050】本願請求項30に係る情報分配応答システ
ムは、上記請求項24の情報分配応答システムにおい
て、前記コアーノードは、システム起動時に所定のサー
バの内部に、あるいは複数のサーバの内部にその主制御
部と各管理部を分散して生成されることを特徴とするも
のである。
【0051】本願請求項31に係る情報分配応答システ
ムは、上記請求項24の情報分配応答システムにおい
て、前記コアーノードは、外部のネットワークからのリ
クエストに対して問合せ応答をすることを特徴とするも
のである。
【0052】本願請求項32に係る情報分配応答システ
ムは、上記請求項25の情報分配応答システムにおい
て、前記問合せリクエスト管理部は、リクエスト送信元
アプリケーション手段と問合せ応答サービスを行うアプ
リケーション手段との間のデータ変換を行うコンバータ
手段を有していることを特徴とするものである。
【0053】本願請求項33に係る情報分配応答システ
ムは、上記請求項24の情報分配応答システムにおい
て、前記問合せ応答型サーバのアプリケーション手段
は、クライアントとして他の問合せ応答型サーバのアプ
リケーション手段に問合せを行うことを特徴とするもの
である。
【0054】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
添付の図面を参照して以下に説明する。最初に、理解容
易のために本発明による情報分配応答システムの物理的
なシステム構成例を示して説明する。
【0055】図1に、本発明による情報分配応答システ
ムの物理的な構成例を示す。図1の情報分配応答システ
ムは、2台のワークステーション(WS1,WS2)
と、4台のパーソナルコンピュータ(PC1〜PC4)
とからなる。また、このシステムには、外部のネットワ
ーク(NET1)もアクセス可能に接続されているとす
る。
【0056】各ワークステーション(WS1,WS2)
とパーソナルコンピュータ(PC1〜PC4)は、それ
ぞれアプリケーション手段(図中において符号APを付
し、四角枠で囲って示す)を有しているとする。
【0057】なお、外部のネットワーク(NET1)
は、アプリケーション手段と、本発明による情報分配応
答システムとのインターフェースを有しているものとす
る。
【0058】ここで、アプリケーション手段とは、情報
処理手段であって、特定の目的のために機能を特化させ
たものをいうものとする。このアプリケーション手段
は、固定的にその処理をするようにしたハードウェアで
もよいが、好ましくは所定のアプリケーションソフトウ
ェアで制御され、ある時点で所定の処理をするコンピュ
ータの処理装置である。
【0059】上記アプリケーション手段はオブジェクト
指向プログラミングによるオブジェクトからなっていて
もよいが、アプリケーション手段自体は手続型プログラ
ムによって制御された手段であり、本発明による情報分
配応答システムとの間にオブジェクト指向プログラミン
グによるインターフェースを有するものであってもよ
い。
【0060】ここで、オブジェクトとは、ある属性によ
ってクラス分けし、データと手続とを一体化したもので
ある。オブジェクトは、以下の特徴を有している。 (1)同じ属性を有するオブジェクト(クラスオブジェ
クト)は、基本的に同じメソッド(所定の処理を行う手
段)を有している。 (2)あるクラスオブジェクトの属性やメソッドは、他
のクラスオブジェクトでも継承できる。 (3)他のオブジェクトにそのオブジェクトが有するメ
ソッドによる処理を依頼することができる。
【0061】本明細書でいう「オブジェクト」は、上記
データと手続を一体化したソフトウェア的なものの他、
オブジェクトを実行するためのハードウェアも含むもの
とする。
【0062】すなわち、本発明のシステムを構成する各
処理手段(コアーノードや管理部や各管理部の処理手
段、あるいはアプリケーション手段)は、上記オブジェ
クトによって表現でき、また、各処理手段や管理部をオ
ブジェクトとすることにより、本発明のシステムは、種
々の処理に柔軟に対応できるようになるので、以下の実
施形態では、システムを構成する各処理手段は「オブジ
ェクト」であるとする。しかし、これは本発明をオブジ
ェクト指向の枠組みに限る意味ではない。つまり、オブ
ジェクトと同一の機能を通常の手続型プログラムによっ
て制御されたコンピュータによって実現するようにして
もよい。
【0063】図1の構成例では、パーソナルコンピュー
タPC1は問合せ応答型サーバとして作動するオブジェ
クト、パーソナルコンピュータPC2は一方送信型サー
バとして作動するオブジェクト、パーソナルコンピュー
タPC3はクライアントとして作動するオブジェクト、
パーソナルコンピュータPC4もクライアントとして作
動するオブジェクト、をそれぞれ有している。
【0064】ここで、「問合せ応答型サーバ」とは、ク
ライアントからのリクエスト(問合せリクエスト)に応
じて、所定の情報処理を行い、応答するサーバをいい、
「一方送信型サーバ」とは、クライアントからのリクエ
スト(一方送信リクエスト)に応じて、所定の情報を送
信するサーバをいう。クライアントサーバシステムにお
けるサーバは通常この2種類のサーバに分けることがで
きる。
【0065】ワークステーションWS1は、2つの問合
せ応答型サーバとして作動するオブジェクトと、コアー
ノードとして作動するオブジェクトとを有している。ワ
ークステーションWS2は、一方送信型サーバとして作
動するオブジェクトを有している。さらに、外部ネット
ワークNET1上のアプリケーション手段も、ここでは
クライアントあるいはサーバとして作動するオブジェク
トとして把握される。
【0066】なお、上記問合せ応答型サーバ、一方送信
型サーバ、クライアントの各オブジェクトは、本明細書
でいう「アプリケーション手段」である。
【0067】各オブジェクトは、情報分配応答システム
(本実施形態の説明では省略して「IDP」ということ
もあることとする)とのインターフェイスを有している
(図1中にIDP APIと記す)。
【0068】コアーノードは、本実施形態ではシステム
起動時に1個生成される。図1の例では、ワークステー
ションWS1に生成されているが、これは固定的なもの
ではなく、システムにより、起動時に適当なワークステ
ーションに生成されてもよい。また、後述するコアーノ
ードの下位のオブジェクトが複数のワークステーション
に分散して生成されてもよい。なお、コアーノードは後
述するサービスID別に複数個生成するようにしてもよ
い。この場合は、コアーノードにより別々の情報分配応
答を行うようにすることができる。
【0069】このコアーノードに対して、各パーソナル
コンピュータとワークステーションのオブジェクトは
「コネクション」を有している。ここで、コネクション
とは、オブジェクト間で相手方のオブジェクトに所定の
メッセージを送るための経路である。このメッセージ
は、相手方のオブジェクトに所定のメソッドによる処理
を依頼することができる。すなわち、各オブジェクト
は、「コネクション」により、他のオブジェクトに所定
の処理や情報の分配を依頼することができるのである。
【0070】図1に示すように、本発明の情報分配応答
システムは、すべてのサーバとクライアントは、コアー
ノードにコネクションによって接続されている。このこ
とは、コアーノードが、すべてのオブジェクト(サーバ
とクライアント)間のリクエストや情報送信を仲介する
ことを意味している。
【0071】図1の情報分配応答システムは、2種類の
問合せ応答型サーバを有している。これらの問合せ応答
サービスは、問合せ応答サービスの内容により、それぞ
れ「問合せ応答サービスID100」と「問合せ応答サ
ービスID200」に分類されている。問合せ応答サー
ビスID100を行う問合せ応答型サーバは、パーソナ
ルコンピュータPC1内に存在し、一方、問合せ応答サ
ービスID200を行う問合せ応答型サーバは、ワーク
ステーションWS1内に存在している。
【0072】ここで、サービスIDとは、問合せ応答サ
ービスあるいは一方送信サービスを、その情報内容、デ
ータ種類等によって分類して数字等により特定する識別
子である。
【0073】ワークステーションWS1は、同一の問合
せ応答サービスID100を行う2つ問合せ応答型サー
バを有している。これらの同一問合せ応答サービスを行
う問合せ応答型サーバは、問合せ応答サービスID10
0の「ノード」という。図1の例のように、ノードは同
一のサービスIDに複数存在することがある。物理的に
は、ノードはネットワーク上に存在する装置(アプリケ
ーション手段)を意味している。
【0074】また、図1の情報分配応答システムは、2
種類の一方送信型サーバを有している。これらの一方送
信サービスは、それぞれ「一方送信サービスID15
0」と「一方送信サービスID250」に分類されてい
る。一方送信サービスID150を行う一方送信型サー
バはワークステーションWS2内に存在し、一方送信サ
ービスID250を行う一方送信型サーバはパーソナル
コンピュータPC2内に存在している。同一のコンピュ
ータ内に複数の一方送信型サーバが存在できることは問
合せ応答型サーバと同様である。また、同一の一方送信
サービスIDについて、その一方送信サービスを行う
「ノード」が複数存在することも問合せ応答サービスと
同様である。
【0075】ここで注目すべきことは、本発明によれ
ば、各サーバは、特定の物理的な装置として認識される
のではなく、サービスの内容によって分類されたサービ
スIDとして認識されることである。
【0076】すなわち、後に説明するように、本発明で
は、システムに接続されるコンピュータ(サーバとクラ
イアントとに拘わらず)は、その提供できる情報や、提
供できる情報処理の内容を予めコアーノードにサービス
IDとして登録しておき、クライアントはコアーノード
に対して所定のサービスIDを指定してリクエストを発
し、コアーノードはそのサービスIDを提供するサーバ
を検索してジョブを転送するのである。
【0077】このようにサーバをサービスIDとして認
識することにより、物理的なサーバの配置替え等に対し
ては、コアーノードの登録内容を変化させることのみに
より、対応できるようになる。
【0078】また、クライアントであるコンピュータが
所定の処理を要求されてサーバとして作動したり、反
面、サーバがクライアントとして他のサーバのサービス
を求めることができるようになる。つまり、システムに
接続されるコンピュータは、自分が提供できるサービス
を予め登録しておき、そのサービスを求められた時は、
サーバとして作動するが、サーバとして固定化されるわ
けではないので、クライアントとして他のサーバのサー
ビスを求めることもできるのである。これにより、本シ
ステムによれば、クライアントとして作動するコンピュ
ータの能力も利用でき、システムに接続された全てのコ
ンピュータの能力を生かすことができるようになる。
【0079】図1の情報分配応答システムでは、2種類
の問合せ応答サービス(ID100,ID200)と2
種類の一方送信サービス(ID150,ID250)を
行うサーバとクライアントが、コアーノードにコネクシ
ョンを有している。この構成により、クライアントであ
るパーソナルコンピュータPC3,PC4は、コアーノ
ードを介して4種類のサービス、すなわちサービスID
100,200,150,250を受けることができ
る。
【0080】また、ワークステーションWS2も、時に
よってクライアントとして他のサーバのサービスを受け
ることができる。
【0081】次に、本発明の中心部分であるコアーノー
ドの構成について以下に説明する。図2は、コアーノー
ドのクラスオブジェクトの構造を示している。図2にお
いて、各オブジェクトは4角形の線で囲み、上段にオブ
ジェクト名、中段に属性、下段にそのオブジェクトのメ
ソッドを記している。
【0082】図2に示すように、全体を符号1で示すコ
アーノードは、主制御部2と、アプリケーション手段管
理部3と、一方送信型サーバ管理部4と、問合せリクエ
スト管理部5と、一方送信リクエスト管理部6とからな
る。
【0083】アプリケーション手段管理部3は、アプリ
ケーションインフォメーション管理手段3aと、アプリ
ケーションマネージメントテーブル管理手段3bとから
なる。
【0084】一方送信型サーバ管理部4は、サーバノー
ドID管理手段4aと、サーバサービスID管理手段4
bと、サーバインフォメーションリスト管理手段4cと
からなる。
【0085】問合せリクエスト管理部5は、リプライウ
ォッチャー手段5aと、リクエストキュー管理手段5b
と、リクエストキューマネージャー手段5cとからな
る。なお、コンバータ手段5dは、別の実施形態で追加
される。コンバータ手段5dを有する実施形態について
は後にさらに説明する。
【0086】一方送信リクエスト管理部6は、リクエス
トエレメント管理手段6aと、リクエストインフォメー
ション管理手段6bと、リクエストインフォメーション
リスト管理手段6cと、データディスパッチャー手段6
dとからなる。なお、コンバータ手段6eは、別の実施
形態で追加される。コンバータ手段6eを有する実施形
態については後にさらに説明する。
【0087】アプリケーションインフォメーション管理
手段3aは、所定のリクエストとそのリクエストを処理
するアプリケーション手段との交信を維持するチャネル
ごとに、そのチャネル情報と、アプリケーション手段に
関する情報とを管理する手段である。すなわち、本発明
のシステムにおいて、所定のリクエストに対して所定の
サーバ(アプリケーション手段)が情報の処理や分配を
行うが、その情報の流れの交信口を維持する必要があ
る。その情報の流れの交信口がチャネルである。
【0088】アプリケーションインフォメーション管理
手段3aは、チャネルごとにサービスを提供するアプリ
ケーション手段の情報(アプリケーション手段の所在
等)や、その他のチャネル情報(たとえば、チャネル識
別子等)を管理するのである。
【0089】アプリケーションマネージメントテーブル
管理手段3bは、全システムで1個存在し、アプリケー
ションマネージメントテーブルを有し、前記アプリケー
ションインフォメーション管理手段3aを管理する。こ
こで、オブジェクト間の「管理」とは、たとえば、アプ
リケーションマネージメントテーブル管理手段3bは、
アプリケーションインフォメーション管理手段3aに依
頼し、所定のアプリケーション手段の情報を検索させ、
回答を得る等の制御を行うことをいう。オブジェクト間
の「管理」については以下に同じとする。
【0090】アプリケーションマネージメントテーブル
とは、情報分配応答システムに接続される各アプリケー
ション手段の情報(アプリケーション情報)を登録した
テーブルをいう。アプリケーションマネージメントテー
ブルは、クライアントとサーバとに拘わらず、全てのア
プリケーション手段の情報を登録している。ここで、ア
プリケーションマネージメントテーブルに登録するアプ
リケーション情報は、各アプリケーション手段を特定す
る情報、たとえばアプリケーション手段が提供するサー
ビスの内容を特定するサービスID、アプリケーション
手段の所在等である。
【0091】サーバノードID管理手段4aは、一方送
信サービスIDごとの、それぞれの情報送信を行う一方
送信ノードごとに1個存在し、一方送信ノードの情報を
管理する。つまり、一方送信サービスIDは、複数の一
方送信ノードを有することがあるが、サーバノードID
管理手段4aは、各一方送信ノードごとにその所在等の
ノード情報を管理するのである。
【0092】サーバサービスID管理手段4bは、一方
送信サービスIDごとに1個存在し、前記サーバノード
ID管理手段4aを管理する。
【0093】サーバインフォメーションリスト管理手段
4cは、全システムで1個存在し、サーバインフォメー
ションリストを有し、前記サーバサービスID管理手段
4bを管理する。サーバインフォメーションリストは、
すべての一方送信型サーバを登録したリストである。
【0094】リプライウォッチャー手段5aは、問合せ
リクエストIDごとに存在し、応答待ちのアプリケーシ
ョン手段の情報を登録し、応答を監視し、応答があった
場合にはその応答データを送信する手段である。リクエ
ストIDは、リクエストを特定するためにリクエストご
とに付された識別子である。
【0095】リクエストキュー管理手段5bは、問合せ
応答サービスIDごとに存在し、対応する問合せ応答サ
ービスを行う問合せ応答型サーバの情報を管理し、問合
せリクエストの問合せデータを保持する。
【0096】すなわち、リクエストキュー管理手段5b
は、問合せリクエストがあった場合に、対応する問合せ
応答サービスを行う問合せ応答型サーバをサーチし、問
合せデータ(問合せを行ったアプリケーション手段の情
報や、処理をしてもらう元のデータ)を転送し、応答が
あるまで前記問合せデータ登録しておくのである。
【0097】リクエストキューマネージャー手段5c
は、問合せ応答サービスIDごとに存在し、前記リクエ
ストキュー管理手段5bを管理する。
【0098】リクエストエレメント管理手段6aは、一
方送信リクエストのサブキーごとに存在し、サブキー情
報を記憶、管理する。ここで、「サブキー」は、一方送
信リクエストをする際に指定するキーを構成する部分キ
ーであって、一方送信データをフィルタリングするため
のキーである。例えば、株価情報の配信をリクエストす
るのにあたって、一定の銘柄を指定したり、一定の期間
を指定したりすることがある。この場合の一定銘柄を指
定するキーがサブキーであり、そのサブキーの示す内容
(サブキー情報)を管理するのがリクエストエレメント
管理手段6aである。
【0099】リクエストインフォメーション管理手段6
bは、一方送信リクエストのリクエスト内容ごとに存在
し、前記リクエストエレメント管理手段6aを管理す
る。ここで、一方送信リクエストのリクエスト内容と
は、前記サブキーの組合せによって指定される一方送信
リクエストの内容である。たとえば、先の例では、株価
情報のうち、「何々銘柄の何々期間のもの」というよう
に特定した内容である。同一の一方送信リクエストで
も、その内容によって、複数のリクエスト内容を有す
る。
【0100】リクエストインフォメーションリスト管理
手段6cは、一方送信サービスIDごとに存在し、前記
リクエストインフォメーション管理手段6bを管理す
る。この一方送信サービスIDとは、先の例では株価情
報の一方送信サービスを指す識別子のようなものであ
る。
【0101】データディスパッチャー手段6dは、全シ
ステムで1個存在し、リクエストインフォメーションリ
スト管理手段6cを管理し、一方送信データをアプリケ
ーション手段に送信する。
【0102】以上が本実施形態の各構成手段の説明であ
ったが、次ぎに問合せ応答サービスと一方送信サービス
とにおける各構成手段の作用について以下に説明する。
なお、以下の説明では図2に示した情報分配応答システ
ムの構成を参照することにより、構成手段間の関係がよ
り明らかとなる。
【0103】最初に、本発明の情報分配応答システムを
構成するには、システムにコンピュータを接続しなけれ
ばならない。本発明の構成に沿ってより正確に言うなら
ば、システムにアプリケーション手段を接続しなければ
ならない。このアプリケーション手段の接続の処理の流
れを図3に示す。なお、図3のフローチャートにおい
て、各処理ステップの処理を行う処理手段を括弧を付し
て示す。
【0104】図3に示すように、本発明の情報分配応答
システムにアプリケーション手段を接続するには、接続
を要求するコンピュータがコアーノード1の主制御部2
にアプリケーション手段の接続を要求する(ステップS
100)。
【0105】この接続要求のイベントを受けた主制御部
2は、アプリケーション手段接続受付用チャネルにアプ
リケーション手段を接続するためのイベントを発生する
(ステップS110)。このイベントは、次のように処
理される。
【0106】まず、接続を要求するアプリケーション手
段について、新たなアプリケーションインフォメーショ
ン管理手段3aが作成され、チャネル情報やそのアプリ
ケーション手段に関する情報等が登録される(ステップ
S120)。
【0107】次に、この新たなアプリケーションインフ
ォメーション管理手段3aは、アプリケーションマネー
ジメントテーブルに登録される(ステップS130)。
【0108】以上がアプリケーション手段の接続のため
の処理であるが、サービスを提供するアプリケーション
手段は、サーバとして宣言をしなければならない。以下
にサーバ宣言の処理の流れを図4に示す。なお、図4の
フローチャートにおいて、各処理ステップの処理を行う
処理手段を括弧を付して示す。
【0109】図4に示すように、アプリケーション手段
がサーバとしてサービスを提供するには、サーバである
ことをコアーノード1の主制御部2に宣言しなければな
らない(ステップS200)。
【0110】主制御部2は、上記アプリケーション手段
からのサーバ宣言のイベントを受け、そのアプリケーシ
ョン手段についてのアプリケーションインフォメーショ
ン管理手段3aを作成する(ステップS210)。
【0111】次に、そのアプリケーション手段が提供す
るサービスの種類により、以下の一方送信型サーバとし
ての処理、あるいは問合せ応答型サーバとしての処理の
いずれかを行う。
【0112】サーバ宣言を行ったサーバが一方送信型サ
ーバである場合、まず、サーバインフォメーションリス
ト管理手段4cが、サーバインフォメーションリストに
そのサーバ情報を登録する(ステップS220)。
【0113】次に、サーバインフォメーションリスト管
理手段4cは、そのサーバのサービスIDと同一のサー
バーサービスID管理手段4bを検索する。該当するサ
ーバーサービスID管理手段4bがない場合には、新た
なサーバーサービスID管理手段4bを作成する(ステ
ップS230)。
【0114】次に、前記ステップS230により検索あ
るいは作成されたサーバーサービスID管理手段4b
は、宣言を行ったサーバについてサーバノードID管理
手段4aを作成する(ステップS240)。
【0115】最後に、サーバインフォメーションリスト
管理手段4cが、そのサーバについて、送信開始フラグ
を設定する(ステップS250)。
【0116】サーバ宣言を行ったサーバが問合せ応答型
サーバである場合、すでにステップS210で対応する
アプリケーションインフォメーション管理手段3aを作
成しているので、ここでは問合せリクエスト管理部5に
問合せ応答型サーバの登録を行う。
【0117】まず、アプリケーションインフォメーショ
ン管理手段3aが、同一の問合せ応答サービスIDを有
するリクエストキューマネージャー手段5cが存在する
か否かを検索する(ステップS260)。同一の問合せ
応答サービスIDのリクエストキューマネージャー手段
5cがなければ、新たに作成する。
【0118】次に、アプリケーションインフォメーショ
ン管理手段3aは、前記ステップS260により検索あ
るいは作成されたリクエストキューマネージャー手段5
cに、サーバ宣言を行っているサーバの情報を登録する
(ステップS270)。
【0119】最後に、上記リクエストキューマネージャ
ー手段5cは、リクエストキュー管理手段5bを取得
し、サーバ宣言をしているサーバを、問合せ応答サービ
スIDに対応する問合せ応答サービスを行う問合せ応答
型サーバ(ノード)として登録する(ステップS28
0)。ここで、「取得」とは、所定のオブジェクトを検
索し、コネクションを介して種々のメッセージを送れる
状態にすることをいうものとする。
【0120】以上がサーバ宣言とその処理についての説
明であったが、このようにアプリケーション手段が接続
され、サーバとして作動するアプリケーション手段がサ
ーバとして登録された情報分配応答システムは、以下に
説明するように情報の分配と応答とを行う。以下の説明
では、この情報の分配と応答とを分けて説明する。
【0121】最初に情報の応答、すなわち問合せ応答サ
ービスについて説明する。問合せ応答サービスには、ク
ライアントから問合せ応答型サーバへの問合せリクエス
トの送信と、問合せ応答型サーバからクライアントへの
応答の送信とがある。これらの送信は、すべてコアーノ
ード1を介して行われる。
【0122】図5に、クライアントから問合せ応答型サ
ーバへの問合せリクエストの送信の流れを示す。なお、
図5のフローチャートにおいて、各処理ステップの処理
を行う処理手段を括弧を付して示す。
【0123】問合せリクエストは、クライアントから発
せられ、図5の最初に示すように、コアーノード1の主
制御部2に問合せのイベントとして入力される(ステッ
プS300)。
【0124】上記問合せのイベントを受けた主制御部2
は、チャネルごとにアプリケーションインフォメーショ
ン管理手段3aを生成する(ステップS310)。
【0125】次に、上記ステップS310によって生成
されたアプリケーションインフォメーション管理手段3
aは、問合せリクエストに対応する問合せ応答サービス
IDのリクエストキューマネージャー手段5cを取得す
る(ステップS320)。
【0126】上記ステップS320によって取得された
リクエストキューマネージャー手段5cは、同一問合せ
応答サービスIDのリクエストキュー管理手段5bを取
得する(ステップS330)。リクエストキューマネー
ジャー手段5cは、取得したリクエストキュー管理手段
5bに問合せリクエストに関する情報(問合せデータ、
あるいは問合せ元アプリケーション手段等の情報)を渡
す(ステップS340)。
【0127】上記リクエストキュー管理手段5bは、上
記問合せリクエストに関する情報をそのリクエストキュ
ー、つまり問合せリクエストの待ち行列に登録する(ス
テップS350)。
【0128】次に、リクエストキュー管理手段5bはリ
プライウォッチャー手段5aを取得し、これに問合せリ
クエスト元のアプリケーション手段を応答待ちアプリケ
ーション手段として登録する(ステップS360)。
【0129】上記ステップS360で取得されたリプラ
イウォッチャー手段5aは、その問合せリクエストに対
して応答待ちタイマを設定し、応答を監視する(ステッ
プS370)。
【0130】次に、リクエストキュー管理手段5bは、
所定の処理の優先順位に従って問合せ応答サービスを行
う問合せ応答型サーバ(ノード)をサーチし、処理が可
能な問合せ応答型サーバのうちで処理の優先順位が最も
高い問合せ応答型サーバのアプリケーションインフォメ
ーション管理手段3aを取得する(ステップS38
0)。
【0131】次に、上記アプリケーションインフォメー
ション管理手段3aが、上記サーチした問合せ応答型サ
ーバに対し、問合せデータを送信する(ステップS39
0)。これにより、問合せリクエストと問合せデータが
所定の問合せ応答型サーバで処理されることになる。
【0132】以上がクライアントから問合せ応答型サー
バへの問合せリクエストの送信であるが、次に、問合せ
応答処理後の問合せ応答型サーバからクライアントへの
応答の送信について説明する。
【0133】図6に問合せ応答型サーバからクライアン
トへの応答の送信の流れを示す。図6のフローチャート
において、図5と同様に各処理ステップの処理を行う処
理手段を括弧を付して示す。
【0134】応答の送信のイベントは、処理を行った問
合せ応答型サーバから発せられ、図6の最初に示すよう
に、コアーノード1の主制御部2に入力される(ステッ
プS400)。
【0135】上記応答送信のイベントを受けた主制御部
2は、応答をする問合せ応答型サーバに対応するアプリ
ケーションインフォメーション管理手段3aを取得する
(ステップS410)。
【0136】次に、上記ステップS410によって取得
されたアプリケーションインフォメーション管理手段3
aは、対応する問合せ応答サービスIDのリクエストキ
ューマネージャー手段5cを取得する(ステップS42
0)。
【0137】上記ステップS420によって取得された
リクエストキューマネージャー手段5cは、同一問合せ
応答サービスIDのリクエストキュー管理手段5bを取
得する(ステップS430)。
【0138】上記ステップS430によって取得された
リクエストキュー管理手段5bは、問合せを行った問合
せリクエストをそのリクエストキューから削除する(ス
テップS440)。
【0139】次に、リプライウォッチャー手段5aは、
問合せリクエスト元のアプリケーション手段(クライア
ント)に関するデータを応答待ちアプリケーション手段
のデータから削除する(ステップS450)。
【0140】以上のステップS420〜S450の処理
により、問合せリクエスト管理部5から問合せリクエス
トが削除される。
【0141】次に、リプライウォッチャー手段5aは、
アプリケーションマネージメントテーブル管理手段3b
にアクセスし、アプリケーションマネージメントテーブ
ル管理手段3bを取得する(ステップS460)。
【0142】アプリケーションマネージメントテーブル
管理手段3bは、問合せ応答型サーバの情報から、対応
するアプリケーションインフォメーション管理手段3a
を取得し、このアプリケーションインフォメーション管
理手段3aにより、リプライウォッチャー手段5aはリ
クエスト元のアプリケーション手段の情報を得ることが
できる(ステップS470)。
【0143】最後に、リプライウォッチャー手段5a
は、上記のように得られたリクエスト元のアプリケーシ
ョン手段に応答データを送信する(ステップS48
0)。
【0144】以上が、問合せ応答サービスの問合せリク
エストの送信と応答データの返信に関するコアーノード
1の処理の流れである。次に、一方送信サービスのリク
エストと送信に関するコアーノード1の処理について説
明する。
【0145】一方送信サービスも問合せ応答サービス同
様、クライアントから一方送信型サーバへの一方送信リ
クエストの送信と、一方送信型サーバからクライアント
への一方送信データの送信とに分けられる。これらの送
信も、すべてコアーノード1を介して行われる。
【0146】図7に、クライアントから一方送信型サー
バへの一方送信リクエストの送信の流れを示す。図7の
フローチャートにおいて、各処理ステップの処理を行う
処理手段を括弧を付して示す。
【0147】一方送信リクエストは、クライアントから
発せられ、図7の最初に示すように、コアーノード1の
主制御部2に一方送信要求のイベントとして入力される
(ステップS500)。
【0148】上記一方送信要求のイベントを受けた主制
御部2は、チャネルごとにアプリケーションインフォメ
ーション管理手段3aを生成する(ステップS51
0)。
【0149】次に、上記ステップS510で得られたア
プリケーションインフォメーション管理手段3aは、同
一の一方送信サービスが行われているか否かをチェック
すべく、データディスパッチャー手段6dを取得する
(ステップS520)。
【0150】取得されたデータディスパッチャー手段6
dは、リクエストされた一方送信サービスIDと同一I
Dのリクエストインフォメーションリスト管理手段6c
を検索する(ステップS530)。同一IDのリクエス
トインフォメーションリスト管理手段6cが存在しない
場合は、新たに生成する。
【0151】次に、検索されあるいは生成されたリクエ
ストインフォメーションリスト管理手段6cは、リクエ
スト内容が一致するリクエストインフォメーション管理
手段6bを検索する(ステップS540)。リクエスト
内容が一致するリクエストインフォメーション管理手段
6bが存在しない場合には、新たに生成する。
【0152】ここで、リクエスト内容とは、同一一方送
信サービスIDにおいても、配信を受けるデータに種々
の条件が付されることがあり、その場合には配信データ
の条件により、区別された一方送信リクエストである。
このリクエスト内容を表わすものが、一方送信リクエス
トのキーである。
【0153】次に、検索されあるいは生成されたリクエ
ストインフォメーション管理手段6bは、リクエストキ
ーを構成するサブキーの情報をリクエストエレメント管
理手段6aに登録する(ステップS550)。
【0154】次に、リクエストインフォメーション管理
手段6bは、リクエスト元アプリケーション手段管理部
7を生成し、リクエスト送信元のアプリケーション手段
の情報を登録する(ステップS560)。
【0155】最後に、ステップS510で生成されたア
プリケーションインフォメーション管理手段3aは、リ
クエストに対応する一方送信型サーバに一方送信リクエ
ストを送信する(ステップS570)。
【0156】以上がクライアントから一方送信型サーバ
への一方送信リクエストの送信であるが、次に、一方送
信型サーバからクライアントへの一方送信データの送信
について説明する。
【0157】図8に一方送信型サーバからクライアント
への一方送信データの送信の流れを示す。図8のフロー
チャートにおいて、図7と同様に各処理ステップの処理
を行う処理手段を括弧を付して示す。
【0158】一方送信データの送信のイベントは、配信
する一方送信型サーバから発せられ、図8の最初に示す
ように、コアーノード1の主制御部2に入力される(ス
テップS600)。
【0159】上記送信のイベントを受けた主制御部2
は、一方送信型サーバに対応するアプリケーションイン
フォメーション管理手段3aを取得する(ステップS6
10)。
【0160】次に、上記ステップS610で得られたア
プリケーションインフォメーション管理手段3aは、リ
クエスト元のクライアントを検索すべく、データディス
パッチャー手段6dを取得する(ステップS620)。
【0161】取得されたデータディスパッチャー手段6
dは、配信をリクエストされた一方送信サービスIDと
同一IDのリクエストインフォメーションリスト管理手
段6cを検索する(ステップS630)。
【0162】次に、データディスパッチャー手段6d
は、リクエストインフォメーションリスト管理手段6c
を介して、リクエスト内容が一致するリクエストインフ
ォメーション管理手段6bを検索する(ステップS64
0)。
【0163】リクエスト内容が一致するリクエストイン
フォメーション管理手段6bが存在する場合は、そのリ
クエストインフォメーション管理手段6bにより、リク
エスト元アプリケーション手段管理部7を取得し、リク
エスト送信元のアプリケーション手段の情報を取得する
(ステップS650)。
【0164】最後に、データディスパッチャー手段6d
は、ステップS650で得られたリクエスト送信元のア
プリケーション手段に一方送信データを送信する(ステ
ップS660)。
【0165】以上が、一方送信サービスにおける一方送
信リクエストの送信と一方送信データの配信に関するコ
アーノード1の処理の流れである。
【0166】以上の図1〜図8の説明から明らかなよう
に、本発明による情報分配応答システムは、クライアン
トとサーバが直接交信せず、サーバが提供するサービス
をサービスIDとしてコアーノードに登録し、クライア
ントは自分が利用したいサービスIDを指定してコアー
ノードに問い合わせ、コアーノードはそのサービスID
を提供するサーバにサービスの提供を要求する。また、
サーバ側も、データを直接クライアントに送る代わり
に、データをコアーノードに送り、コアーノードがその
サービスIDを要求するクライアントに配信する。
【0167】このように、サービスIDによってサーバ
を管理し、この管理をコアーノードによって行うように
したことにより、サービスIDを変えることによって多
数のサーバを接続でき、多数のサービスを提供するシス
テムを得ることができる。また、サーバを拡張すること
も、サーバ宣言をすることにより、それまでのシステム
を変更することなく簡単に拡張することができるのであ
る。
【0168】また、このようにサービスIDによってリ
クエストを行うようにしたことにより、システムからデ
ータの取得方法を統一化でき、ユーザーフレンドリーな
システムを構築することができるようになる。
【0169】クライアントサーバシステムを構成するプ
ログラミングの面でも、システムを構成するノードのプ
ログラムは、サーバの配置等のシステムの環境に依存し
ないので、アプリケーション手段のパーツ化、コンポー
ネント化が可能となる。
【0170】さらに、情報分配応答システムに接続する
コンピュータは、自分が提供することができるサービス
(情報処理やデータ配信)をサービスIDとして登録し
ておき、要求があった場合には、そのサービスを提供す
る一方、クライアントとして他のサーバにサービスを要
求することもできるようになる。これにより、本発明に
よる情報分配応答システムは、既存のコンピュータの処
理能力を余すことなく活用でき、極めて効率のよい情報
処理システムを得ることができる。
【0171】また、一方送信サービスIDとその送信デ
ータの内容さえ同一ならば、一つの一方送信サービスを
複数のクライアントが同時に享受することができるよう
になる。これにより、数多くの利用が見込まれる情報の
配信を極めて効率よく行うことができるようになる。
【0172】また、リクエストキュー管理手段5bは、
同一の問合せ応答サービスを提供する複数個の問合せ応
答型サーバの情報を有している。リクエストキュー管理
手段5bは、所定の問合せリクエストを送信するのに当
たって、これらの問合せ応答型サーバをチェックし、処
理可能な問合せ応答型サーバのうちで処理の優先順序が
最も高いサーバに処理を依頼する。これにより、情報分
配応答システムの負荷が平均的に分散され、システムの
ハードウェア資源を効率よく利用でき、特定のサーバに
処理が集中することによってシステムの機能が損なわれ
る可能性を低くすることができる。
【0173】なお、上記サーバの負荷分散の機能は、本
発明の情報分配応答システムに不可欠な構成ではなく、
この機能を有しないシステムであってもよい。
【0174】次に、上記実施形態の変形例(他の実施形
態)について以下に説明する。上記実施形態では、一方
送信サービスと、問合せ応答サービスの双方のサービス
提供する情報分配応答システム(本願請求項1〜13)
について説明した。しかし、むろん一方送信サービスの
みを提供する情報分配応答システム(本願請求項14〜
23)、あるいは問合せ応答サービスのみを提供する情
報分配応答システム(本願請求項24〜33)を構成す
ることもできる。
【0175】また、上記実施形態では、サービスIDは
提供するサービスの内容とデータの種類とによって分類
したものを前提に説明した。ここで、データの種類と
は、たとえばテキストデータとか、特定のアプリケーシ
ョンソフトウェア(OS、ワードプロセッサ、表計算、
データベース等)のデータ等までを指定したものをいう
とする。
【0176】すなわち、上記実施形態では、サービスI
Dにより、リクエストは所定の情報内容およびそのデー
タ形式を指定し、該当する情報を得るのである。
【0177】しかし、本発明によれば、図2に示すコン
バータ手段5dとコンバータ手段6eを設けることによ
り、上記アプリケーションソフトウェア間の相違を吸収
することもできる。
【0178】この場合、サービスIDは単にサービス内
容によって分類されたものからなり、クライアントは、
取得したい情報の内容とサービスIDによって指定し、
さらに取得したいデータの種類を指定してリクエストを
発する。コンバータ手段5dとコンバータ手段6eは、
サーバが提供するデータをクライアントが欲するデータ
形式に変換し、リプライウォッチャー手段5aやデータ
ディスパッチャー手段6dは、変換後のデータをクライ
アントに返送する。
【0179】このようにすることにより、他のアプリケ
ーションソフトウェアで処理したデータをも利用でき、
OSに対して依存度が低く、かつ、効率が高い情報分配
応答システムを得ることができる。
【0180】なお、上記実施形態の説明では、コアーノ
ードの主制御部に送られるイベントは、いずれもクライ
アントかサーバから送られたものであった。しかし、図
1に示したように、本発明の情報分配応答システムは、
他のネットワークからのイベントも処理することができ
る。
【0181】これにより、本発明の情報分配応答システ
ムは、単一のネットワークのみによって構成されるもの
ではなく、ネットワークとネットワークが複合的に情報
分配応答システムを構成し、一つのネットワークのノー
ドから他のネットワークの情報を取得することができる
ようになる。
【0182】本発明の情報分配応答システムは、上記複
数のネットワークを取り込んだ複合的なシステムである
場合をも含むものである。
【0183】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の情報分配応答システムによれば、サーバをサービスI
Dによって把握し、クライアントは所定のサービスID
を指定してリクエストを発し、コアーノードは上記リク
エストを仲介して所定のサーバに処理を依頼し、そのサ
ーバからの応答をリクエスト元のクライアントに返送す
るようにしている。これにより、クライアントやサーバ
を制御するプログラムがネットワーク環境から独立し、
サーバの配置替えや拡張等のネットワーク環境の変化を
吸収することができるようになる。
【0184】また、ユーザがデータを取得する際にも、
自分の欲しいデータやサービスを指定するだけで、情報
分配応答システムから欲する情報を得られる。これによ
り、簡単なデータ取得を実現するシステムを提供するこ
とができる。
【0185】さらに、サーバがサーバとして固定され
ず、クライアントとして他のサーバのサービスを受ける
ことができるので、システムに接続されたコンピュータ
全体の能力を最大限活用できるようになる。これによ
り、利用効率が極めて高い情報分配応答システムを得る
ことができる。
【0186】また、ネットワークを複合的に組み合わせ
ることにより、極めて広範な情報処理と情報配布をする
情報分配応答システムを提供することができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報分配応答システムの物理的な
構成例を示した説明図。
【図2】本発明の情報分配応答システムのコアーノード
の構成を示したブロック図。
【図3】本発明の情報分配応答システムへのアプリケー
ション手段の接続の処理を示したフローチャート。
【図4】本発明の情報分配応答システムにおけるサーバ
宣言の処理処理を示したフローチャート。
【図5】本発明の情報分配応答システムによる問合せ応
答サービスにおける、クライアントから問合せ応答型サ
ーバへの問合せリクエストの送信の流れを示したフロー
チャート。
【図6】本発明の情報分配応答システムによる問合せ応
答サービスにおける、問合せ応答型サーバからクライア
ントへの応答の送信の流れを示したフローチャート。
【図7】本発明の情報分配応答システムによる一方送信
サービスにおける、クライアントから一方送信型サーバ
への一方送信リクエストの送信の流れを示したフローチ
ャート。
【図8】本発明の情報分配応答システムによる一方送信
サービスにおける、一方送信型サーバからクライアント
への一方送信データの送信の流れを示したフローチャー
ト。
【符号の説明】
1 コアーノード 2 主制御部 3 アプリケーション手段管理部 3a アプリケーションインフォメーション管理手段 3b アプリケーションマネージメントテーブル管理手
段 4 一方送信型サーバー管理部 4a サーバノードID管理手段 4b サーバーサービスID管理手段 4c サーバインフォメーションリスト管理手段 5 問合せリクエスト管理部 5a リプライウォッチャー手段 5b リクエストキュー管理手段 5c リクエストキューマネージャー手段 5d コンバータ手段 6 一方送信リクエスト管理部 6a リクエストエレメント管理手段 6b リクエストインフォメーション管理手段 6c リクエストインフォメーションリスト管理手段 6d データディスパッチャー手段 6e コンバータ手段 7 リクエスト元アプリケーション手段管理部

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定の情報を送信する一方送信型サーバ
    と、問合せに対して一定の情報処理を行って応答する問
    合せ応答型サーバと、問合せに対する応答と情報の送信
    とを要求するリクエストを発するクライアントと、ネッ
    トワーク内の情報の処理と分配とを管理するコアーノー
    ドと、からなる情報分配応答システムにおいて、 前記コアーノードは、 前記サーバとクライアントが有する情報処理手段であっ
    て、それぞれ特定の目的のために機能を特化させたアプ
    リケーション手段を管理するアプリケーション手段管理
    部と、 前記一方送信型サーバと一方送信サービスとを管理する
    一方送信型サーバ管理部と、 所定の情報処理とその応答を要求する問合せリクエスト
    の発生、処理、終了を管理する問合せリクエスト管理部
    と、 所定の情報の送信を要求する一方送信リクエストの発
    生、処理、終了を管理する一方送信リクエスト管理部
    と、 一方送信リクエストと問合せリクエストの送信元アプリ
    ケーション手段を、リクエストIDごとに管理するリク
    エスト元アプリケーション手段管理部と、 前記サーバと前記クライアント間の情報送信とリクエス
    トとを仲介し、イベントの処理を前記各管理部に振り分
    ける主制御部と、を有していることを特徴とする多数の
    コンピュータが参加する情報分配応答システム。
  2. 【請求項2】前記コアーノードは、 前記サーバが提供するサービスをサービス内容によって
    分類したサービスIDにより、リクエストと情報送信の
    イベントの処理を前記各管理部に振り分けることを特徴
    とする請求項1記載の情報分配応答システム。
  3. 【請求項3】前記コアーノードは、 前記サーバが提供するサービスをサービス内容とデータ
    種類とによって分類したサービスIDにより、リクエス
    トと情報送信のイベントの処理を前記各管理部に振り分
    けることを特徴とする請求項1記載の情報分配応答シス
    テム。
  4. 【請求項4】前記アプリケーション手段管理部は、 所定のリクエストとそのリクエストを処理するアプリケ
    ーション手段間の交信を保持するためのチャネルごと
    に、チャネル情報およびアプリケーション手段に関する
    情報を管理するアプリケーションインフォメーション管
    理手段と、 システム内のアプリケーション手段を登録したアプリケ
    ーションマネージメントテーブルを有し、前記アプリケ
    ーションインフォメーション管理手段を管理するアプリ
    ケーションマネージメントテーブル管理手段と、を有し
    ていることを特徴とする請求項1記載の情報分配応答シ
    ステム。
  5. 【請求項5】前記一方送信型サーバ管理部は、 情報送信を行う一方送信ノードIDごとに、ノード情報
    を管理するサーバノードID管理手段と、 一方送信サービスIDごとに、前記サーバノードID管
    理手段を管理するサーバサービスID管理手段と、 前記一方送信型サーバの一方送信サービスを登録したサ
    ーバインフォメーションリストを有し、前記サーバサー
    ビスID管理手段を管理するサーバインフォメーション
    リスト管理手段と、を有していることを特徴とする請求
    項1記載の情報分配応答システム。
  6. 【請求項6】前記問合せリクエスト管理部は、 問合せ応答サービスIDごとに、対応する問合せ応答サ
    ービスを行う問合せ応答型サーバの情報を管理し、問合
    せリクエストの問合せデータを保持するリクエストキュ
    ー管理手段と、 問合せ応答サービスIDごとに、前記リクエストキュー
    管理手段を管理するリクエストキューマネージャー手段
    と、 問合せ応答サービスIDごとに、問合せリクエストに対
    する応答を監視し、応答があった場合の応答データの送
    信を管理するリプライウォッチャー手段と、を有してい
    ることを特徴とする請求項1記載の情報分配応答システ
    ム。
  7. 【請求項7】前記一方送信リクエスト管理部は、 一方送信リクエストのサブキーごとに、サブキー情報を
    管理するリクエストエレメント管理手段と、 一方送信リクエスト内容ごとに、前記リクエストエレメ
    ント管理手段を管理するリクエストインフォメーション
    管理手段と、 一方送信サービスIDごとに、一方送信リクエスト内容
    を登録したリクエストインフォメーションリストを有
    し、前記リクエストインフォメーション管理手段を管理
    するリクエストインフォメーションリスト管理手段と、 前記リクエストインフォメーションリスト管理手段を管
    理し、一方送信データの送信を行うデータディスパッチ
    ャー手段と、を有していることを特徴とする請求項1記
    載の情報分配応答システム。
  8. 【請求項8】前記リクエストキュー管理手段は、 対応する問合せ応答サービスを行う問合せ応答型サーバ
    のうち、処理可能な問合せ応答型サーバのうち処理の優
    先順序が最も高い問合せ応答型サーバをサーチして問合
    せ応答処理を依頼することを特徴とする請求項6記載の
    情報分配応答システム。
  9. 【請求項9】前記コアーノードは、システム起動時に所
    定のサーバの内部に、あるいは複数のサーバの内部にそ
    の主制御部と各管理部を分散して生成されることを特徴
    とする請求項1に記載の情報分配応答システム。
  10. 【請求項10】前記コアーノードは、外部のネットワー
    クからのリクエストに対して情報を分配あるいは応答す
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報分配応答シス
    テム。
  11. 【請求項11】前記問合せリクエスト管理部は、 リクエスト送信元アプリケーション手段と問合せ応答サ
    ービスを行うアプリケーション手段との間のデータ変換
    を行うコンバータ手段を有していることを特徴とする請
    求項2記載の情報分配応答システム。
  12. 【請求項12】前記一方送信リクエスト管理部は、 リクエスト送信元アプリケーション手段と一方送信サー
    ビスを行うアプリケーション手段との間のデータ変換を
    行うコンバータ手段を有していることを特徴とする請求
    項2記載の情報分配応答システム。
  13. 【請求項13】前記問合せ応答型サーバあるいは一方送
    信型サーバのアプリケーション手段は、クライアントと
    して他の問合せ応答型サーバあるいは一方送信型サーバ
    のアプリケーション手段に情報の処理と分配とを要求す
    ることを特徴とする請求項1記載の情報分配応答システ
    ム。
  14. 【請求項14】一定の情報を送信する一方送信型サーバ
    と、一方送信リクエストを発するクライアントと、ネッ
    トワーク内の情報の処理と分配とを管理するコアーノー
    ドと、からなる情報分配応答システムにおいて、 前記コアーノードは、 前記一方送信型サーバとクライアントが有する情報処理
    手段であって、それぞれ特定の目的のために機能を特化
    させたアプリケーション手段を管理するアプリケーショ
    ン手段管理部と、 前記一方送信型サーバと一方送信サービスとを管理する
    一方送信型サーバ管理部と、 所定の情報の送信を要求する一方送信リクエストの発
    生、処理、終了を管理する一方送信リクエスト管理部
    と、 一方送信リクエストの送信元アプリケーション手段を、
    リクエストIDごとに管理するリクエスト元アプリケー
    ション手段管理部と、 前記一方送信型サーバと前記クライアント間の情報送信
    とリクエストとを仲介し、イベントの処理を前記各管理
    部に振り分ける主制御部と、を有していることを特徴と
    する情報分配応答システム。
  15. 【請求項15】前記コアーノードは、 前記一方送信型サーバが提供する一方送信サービスをサ
    ービス内容によって分類したサービスIDにより、リク
    エストと情報送信のイベントの処理を前記各管理部に振
    り分けることを特徴とする請求項14記載の情報分配応
    答システム。
  16. 【請求項16】前記コアーノードは、 前記一方送信型サーバが提供するサービスをサービス内
    容とデータ種類とによって分類したサービスIDによ
    り、リクエストと情報送信のイベントの処理を前記各管
    理部に振り分けることを特徴とする請求項14記載の情
    報分配応答システム。
  17. 【請求項17】前記アプリケーション手段管理部は、 所定のリクエストとそのリクエストを処理するアプリケ
    ーション手段間の交信を保持するためのチャネルごと
    に、チャネル情報およびアプリケーション手段に関する
    情報を管理するアプリケーションインフォメーション管
    理手段と、 システム内のアプリケーション手段を登録したアプリケ
    ーションマネージメントテーブルを有し、前記アプリケ
    ーションインフォメーション管理手段を管理するアプリ
    ケーションマネージメントテーブル管理手段と、を有し
    ていることを特徴とする請求項14記載の情報分配応答
    システム。
  18. 【請求項18】前記一方送信型サーバ管理部は、 情報送信を行う一方送信ノードIDごとに、ノード情報
    を管理するサーバノードID管理手段と、 一方送信サービスIDごとに、前記サーバノードID管
    理手段を管理するサーバサービスID管理手段と、 前記一方送信型サーバの一方送信サービスを登録したサ
    ーバインフォメーションリストを有し、前記サーバサー
    ビスID管理手段を管理するサーバインフォメーション
    リスト管理手段と、を有していることを特徴とする請求
    項14記載の情報分配応答システム。
  19. 【請求項19】前記一方送信リクエスト管理部は、 一方送信リクエストのサブキーごとに、サブキー情報を
    管理するリクエストエレメント管理手段と、 一方送信リクエスト内容ごとに、前記リクエストエレメ
    ント管理手段を管理するリクエストインフォメーション
    管理手段と、 一方送信サービスIDごとに、一方送信リクエスト内容
    を登録したリクエストインフォメーションリストを有
    し、前記リクエストインフォメーション管理手段を管理
    するリクエストインフォメーションリスト管理手段と、 前記リクエストインフォメーションリスト管理手段を管
    理し、一方送信データの送信を行うデータディスパッチ
    ャー手段と、を有していることを特徴とする請求項14
    記載の情報分配応答システム。
  20. 【請求項20】前記コアーノードは、システム起動時に
    所定のサーバの内部に、あるいは複数のサーバの内部に
    その主制御部と各管理部を分散して生成されることを特
    徴とする請求項14に記載の情報分配応答システム。
  21. 【請求項21】前記コアーノードは、外部のネットワー
    クからのリクエストに対して情報を分配することを特徴
    とする請求項14に記載の情報分配応答システム。
  22. 【請求項22】前記一方送信リクエスト管理部は、 リクエスト送信元アプリケーション手段と一方送信サー
    ビスを行うアプリケーション手段との間のデータ変換を
    行うコンバータ手段を有していることを特徴とする請求
    項15記載の情報分配応答システム。
  23. 【請求項23】前記一方送信型サーバのアプリケーショ
    ン手段は、クライアントとして他の一方送信型サーバの
    アプリケーション手段に情報の分配を要求することを特
    徴とする請求項14記載の情報分配応答システム。
  24. 【請求項24】問合せに対して一定の情報処理を行って
    応答する問合せ応答型サーバと、問合せ応答リクエスト
    を発するクライアントと、ネットワーク内の情報の処理
    と分配とを管理するコアーノードと、からなる情報分配
    応答システムにおいて、 前記コアーノードは、 前記問合せ応答型サーバとクライアントが有する情報処
    理手段であって、それぞれ特定の目的のために機能を特
    化させたアプリケーション手段を管理するアプリケーシ
    ョン手段管理部と、 所定の情報処理とその応答を要求する問合せリクエスト
    の発生、処理、終了を管理する問合せリクエスト管理部
    と、 問合せリクエストの送信元アプリケーション手段を、リ
    クエストIDごとに管理するリクエスト元アプリケーシ
    ョン手段管理部と、 前記問合せ応答型サーバと前記クライアント間の情報送
    信とリクエストとを仲介し、イベントの処理を前記各管
    理部に振り分ける主制御部と、を有していることを特徴
    とする情報分配応答システム。
  25. 【請求項25】前記コアーノードは、 前記問合せ応答型サーバが提供する問合せ応答サービス
    をサービス内容によって分類したサービスIDにより、
    リクエストと情報送信のイベントの処理を前記各管理部
    に振り分けることを特徴とする請求項24記載の情報分
    配応答システム。
  26. 【請求項26】前記コアーノードは、 前記問合せ応答型サーバが提供するサービスをサービス
    内容とデータ種類とによって分類したサービスIDによ
    り、リクエストと情報送信のイベントの処理を前記各管
    理部に振り分けることを特徴とする請求項24記載の情
    報分配応答システム。
  27. 【請求項27】前記アプリケーション手段管理部は、 所定のリクエストとそのリクエストを処理するアプリケ
    ーション手段間の交信を保持するためのチャネルごと
    に、チャネル情報およびアプリケーション手段に関する
    情報を管理するアプリケーションインフォメーション管
    理手段と、 システム内のアプリケーション手段を登録したアプリケ
    ーションマネージメントテーブルを有し、前記アプリケ
    ーションインフォメーション管理手段を管理するアプリ
    ケーションマネージメントテーブル管理手段と、を有し
    ていることを特徴とする請求項24記載の情報分配応答
    システム。
  28. 【請求項28】前記問合せリクエスト管理部は、 問合せ応答サービスIDごとに、対応する問合せ応答サ
    ービスを行う問合せ応答型サーバの情報を管理し、問合
    せリクエストの問合せデータを保持するリクエストキュ
    ー管理手段と、 問合せ応答サービスIDごとに、前記リクエストキュー
    管理手段を管理するリクエストキューマネージャー手段
    と、 問合せ応答サービスIDごとに、問合せリクエストに対
    する応答を監視し、応答があった場合の応答データの送
    信を管理するリプライウォッチャー手段と、を有してい
    ることを特徴とする請求項24記載の情報分配応答シス
    テム。
  29. 【請求項29】前記リクエストキュー管理手段は、 対応する問合せ応答サービスを行う問合せ応答型サーバ
    のうち、処理可能な問合せ応答型サーバのうち処理の優
    先順序が最も高い問合せ応答型サーバをサーチして問合
    せ応答処理を依頼することを特徴とする請求項28記載
    の情報分配応答システム。
  30. 【請求項30】前記コアーノードは、システム起動時に
    所定のサーバの内部に、あるいは複数のサーバの内部に
    その主制御部と各管理部を分散して生成されることを特
    徴とする請求項24に記載の情報分配応答システム。
  31. 【請求項31】前記コアーノードは、外部のネットワー
    クからのリクエストに対して問合せ応答をすることを特
    徴とする請求項24に記載の情報分配応答システム。
  32. 【請求項32】前記問合せリクエスト管理部は、 リクエスト送信元アプリケーション手段と問合せ応答サ
    ービスを行うアプリケーション手段との間のデータ変換
    を行うコンバータ手段を有していることを特徴とする請
    求項25記載の情報分配応答システム。
  33. 【請求項33】前記問合せ応答型サーバのアプリケーシ
    ョン手段は、クライアントとして他の問合せ応答型サー
    バのアプリケーション手段に問合せを行うことを特徴と
    する請求項24記載の情報分配応答システム。
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