JPH0966806A - ワイパピボットおよびワイパピボットの取付構造 - Google Patents

ワイパピボットおよびワイパピボットの取付構造

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JPH0966806A
JPH0966806A JP7226805A JP22680595A JPH0966806A JP H0966806 A JPH0966806 A JP H0966806A JP 7226805 A JP7226805 A JP 7226805A JP 22680595 A JP22680595 A JP 22680595A JP H0966806 A JPH0966806 A JP H0966806A
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pivot
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support pin
elastic support
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JP7226805A
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English (en)
Inventor
Yukitaka Uchida
田 幸 尊 内
Yasuaki Matoba
場 康 晃 的
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Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて簡潔な構造でワイパピボットを車体パ
ネルに仮保持することによって、手でつかむことなく容
易にして確実に取付けをすることができるワイパピボッ
トおよびワイパピボットの取付構造を提供する 【解決手段】 可撓性があり、ピボットホルダ3および
車体パネル20にそれぞれ係止可能にして、ピボットシ
ャフト2が車体パネル20のピボットシャフト孔20a
に挿通された際に、ピボットホルダ3を車体パネル20
に支持する弾性支持ピン14を備えているワイパピボッ
トおよびワイパピボットの取付構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワイパブレード
によって払拭面を拭うワイパ装置においてワイパブレー
ドを払拭面上で往復揺動させるピボットシャフトをもつ
ワイパピボットおよびワイパピボットの取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ワイパブレードを払拭面上で往復揺動さ
せるピボットシャフトをもつワイパピボットとしては、
リンクが連結されるピボットアームが一方に結合されて
いるとともにワイパアームに他方が固定されるピボット
シャフトがピボットホルダに回動可能に支持され、この
ピボットホルダが車体パネルに固定されているものが知
られている。
【0003】このようなワイパピボットでは、ピボット
ホルダに設けられたフランジにボルトが圧入されてお
り、車体パネルに設けられたピボットシャフト孔にピボ
ットシャフトが挿通され、ピボットシャフト孔の外側に
設けられた取付孔にフランジのボルトが挿通され、車体
パネルから突出したフランジのボルトにナットが締め込
まれることによってピボットホルダが車体パネルに取付
けられる。
【0004】ピボットシャフトは、ピボットアームに連
結されたリンクによってワイパモータの回転力が往復回
動に変換されて伝達されるため、ピボットシャフトが往
復で回動することによって、ワイパアームに装着したワ
イパブレードがワイパアームに内蔵されたアームスプリ
ングによって払拭面に押圧されつつ払拭面上を往復で揺
動して払拭面を拭う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したワ
イパピボットにおいては、ワイパピボットがウインドシ
ールドガラスとフードとの間の比較的小さいカウルトッ
プパネルの下方側に配置されるため、その取付けにあた
り、ワイパピボット、リンク、ワイパモータがカウルト
ップパネルに開口状に設けられたサービス用孔からカウ
ルトップパネルの下方側に入れられたうえで、カウルト
ップパネルの下方側からピボットシャフト孔にピボット
シャフトが挿通されるとともにカウルトップパネルの取
付孔にフランジのボルトが挿通され、このピボットシャ
フトあるいはピボットホルダを作業者が手でつかんだり
押さえたりしながら、カウルトップパネルから突出して
いるフランジのボルトにナットを締め込んでワイパピボ
ットを車体パネルに固定したうえで、車体パネルの外側
でピボットシャフトにワイパアームを結合させていた。
そのため、作業者は片方の手でピボットシャフトやピボ
ットホルダをつかみながら、もう片方の手でナットを締
め込む作業をすることとなるため、つかんだ手がゆるん
だりしてワイパピボットがカウルトップパネル内に落ち
ると、やり直しを強いられるという繁雑な作業になり易
く、容易に取付作業を行えるようにするという課題があ
った。
【0006】
【発明の目的】この発明に係わるワイパピボットおよび
ワイパピボットの取付構造は、極めて簡潔な構造でワイ
パピボットを車体パネルに仮保持することによって、手
でつかむことなく容易にして確実に車体パネルに対する
取付けをすることができるワイパピボットおよびワイパ
ピボットの取付構造を提供することを目的としている。
【0007】
【発明の構成】
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わるワイパピボットでは、一方がワイパアームに固定さ
れ、ワイパアームへの固定側が車体パネルに設けられた
ピボットシャフト孔に挿通されて車体パネルの外側に突
出するピボットシャフトと、ピボットシャフトの他方側
に結合されているとともに、リンクに連結されるピボッ
トアームと、ピボットシャフトを回動可能に支持すると
ともに、車体パネルに取付けられるピボットホルダと、
可撓性があり、ピボットホルダおよび車体パネルにそれ
ぞれ係止可能にして、ピボットシャフトが車体パネルの
ピボットシャフト孔に挿通された際に、ピボットホルダ
を車体パネルに支持する弾性支持ピンを備えている構成
としたことを特徴としている。
【0009】この発明の請求項2に係わるワイパピボッ
トでは、軸状のシャフト本体の一方にピボットアームに
結合されるピボットアーム結合部が形成されているとと
もにシャフト本体の他方にワイパアームに固定されるワ
イパアーム固定部が形成され、ワイパアーム固定部が車
体パネルに設けられたピボットシャフト孔に挿通されて
車体パネルの外側に突出するピボットシャフトと、ピボ
ットシャフトのピボットアーム結合部に結合されている
とともに、リンクに連結されるピボットアームと、ピボ
ットシャフトを回動可能に支持するピボットシャフト支
持部を有するとともに、ピボットシャフト支持部の外側
に配置されたフランジ部を有するピボットホルダと、ピ
ボットホルダのフランジ部上に配設され、ピボットシャ
フト孔の外側に設けられた固定孔に挿通されて車体パネ
ルに固定される固定手段と、フランジ部に形成されたフ
ランジ部側弾性支持ピン孔と、フランジ部側弾性支持ピ
ン孔に対向して車体パネルに形成された車体パネル側弾
性支持ピン孔と、可撓性があって軸状のピン本体の一端
側に、フランジ部側弾性支持ピン孔に挿入されてフラン
ジ部側弾性支持ピン孔に係止可能なピボットホルダ係止
部が形成されているとともに、ピボットホルダ係止部か
らピン本体の軸方向に離れて配置され、ピボットシャフ
トのワイパアーム固定部が車体パネルのピボットシャフ
ト孔に挿通された際に、車体パネル側弾性支持ピン孔に
挿入されて車体パネルの外側に引出されて車体パネルに
係止可能な車体パネル係止部をもつ弾性支持ピンを備え
ている構成としたことを特徴としている。
【0010】この発明の請求項3に係わるワイパピボッ
トの取付構造では、軸状のシャフト本体の一方にピボッ
トアームに結合されるアーム結合部が形成されていると
ともにシャフト本体の他方にワイパアームに固定される
ワイパアーム固定部が形成され、ワイパアーム固定部が
車体パネルに設けられたピボットシャフト孔に挿通され
て車体パネルの外側に突出するピボットシャフトと、ピ
ボットシャフトのピボットアーム結合部に結合されてい
るとともに、リンクに連結されるピボットアームと、ピ
ボットシャフトを回動可能に支持するピボットシャフト
支持部を有するとともに、ピボットシャフト支持部の外
側に配置されたフランジ部を有するピボットホルダと、
ピボットホルダを車体パネルに固定する固定手段とを備
えたワイパピボットを車体パネルに取付けるワイパピボ
ットの取付け構造において、ピボットホルダのフランジ
部には、フランジ部側弾性支持ピン孔が形成され、車体
パネルには、フランジ部側弾性支持ピン孔に対向配置さ
れた車体パネル側弾性支持ピン孔が形成され、可撓性が
あって軸状のピン本体の一端側に、フランジ部側弾性支
持ピン孔に挿入されてフランジ部側弾性支持ピン孔に係
止したピボットホルダ係止部が形成されているととも
に、ピボットホルダ係止部からピン本体の軸方向に離れ
て配置され、車体パネル側弾性支持ピン孔に挿入されて
車体パネルの外側に係止可能な車体パネル係止部をもつ
弾性支持ピンを備え、ピボットシャフトのワイパアーム
固定部が車体パネルのピボットシャフト孔に挿通された
際に、弾性支持ピンの車体パネル係止部が車体パネルの
車体パネル側弾性支持ピン孔を挿通して車体パネルの外
側に引出されてから、車体パネルの外側に係止されて仮
保持され、この仮保持の状態から固定手段によりピボッ
トホルダが車体パネルに取付けられている構成としたこ
とを特徴としている。
【0011】
【発明の作用】この発明の請求項1に係わるワイパピボ
ットにおいて、ピボットシャフトが車体パネルのピボッ
トシャフト孔に挿通されると、ピボットシャフトに係止
されている弾性支持ピンが車体パネルに係止され、ピボ
ットホルダが車体パネルに支持されて脱落することなく
仮保持され、この仮保持の状態から、ピボットホルダが
車体パネルに取付けられる。それ故、仮保持されてから
は、作業者が手でつかんだり押さえたりすることなく車
体パネルに対する取付けが行われる。
【0012】この発明の請求項2に係わるワイパピボッ
トにおいて、フランジ部側弾性支持ピン孔に挿入されて
ピボットホルダ係止部がフランジ部側弾性支持ピン孔に
係止されている弾性支持ピンは、ピボットシャフトのワ
イパアーム固定部が車体パネルのピボットシャフト孔に
挿通された際に、車体パネル側弾性支持ピン孔を通って
車体パネルの外側に引き出されることにより、車体パネ
ル側弾性支持ピン孔に対し弾性変形しながら挿通された
車体パネル係止部が車体パネルの外側で係止されるた
め、ピボットホルダが車体パネルから脱落することなく
仮保持され、この仮保持の状態から、固定手段によりピ
ボットホルダのフランジ部が車体パネルに取付けられ
る。それ故、仮保持されてからは、作業者が手でつかん
だり押さえたりすることなく車体パネルに対する取付け
が行われる。
【0013】この発明の請求項3に係わるワイパピボッ
トの取付構造において、ピボットシャフトが車体パネル
のピボットシャフト孔に挿通された際に、フランジ部側
弾性支持ピン孔に挿入されてフランジ部側弾性支持ピン
孔にピボットホルダ係止部が係止されている弾性支持ピ
ンは、車体パネル側弾性支持ピン孔を通って車体パネル
の外側に引き出されることにより、車体パネル係止部が
車体パネル側弾性支持ピン孔に対して弾性変形しながら
挿通されて車体パネルの外側で係止されるため、ピボッ
トホルダが車体パネルから脱落することなく仮保持さ
れ、この仮保持の状態から、固定手段によりピボットホ
ルダのフランジ部が車体パネルに取付けられる。それ
故、仮保持されてからは、作業者が手でつかんだり押さ
えたりすることなく車体パネルに対する取付けが行われ
る。
【0014】
【実施例】図1および図2には、この発明に係わるワイ
パピボットおよびワイパピボットの取付構造の実施例が
示されている。
【0015】図示するワイパピボット1には、ピボット
シャフト2、ピボットホルダ3、ピボットアーム4が備
えられている。
【0016】ピボットシャフト2は、図2に示されるよ
うに、軸状に形成されたシャフト本体2aの一方に設け
られた加締め固定部(ピボットアーム結合部)2bにピ
ボットアーム4の一端側が加締め固定されており、シャ
フト本体2aの他方に設けられた雄ねじ部(ワイパアー
ム固定部)2cが車体パネルであるカウルトップパネル
20に形成されたピボットシャフト孔20aに挿通さ
れ、カウルトップパネル20の外側でワイパアーム6の
基端側がねじ止められる。ワイパアーム6の先端側には
図示しないワイパブレードが装着されるため、このワイ
パアーム6に内蔵されたアームスプリングによってワイ
パブレードが図示しない払拭面に圧接される。
【0017】ピボットアーム4の他端側には図2に示さ
れるリンク7の一部を構成するリンクコンロッド7aが
回転可能に結合され、このリンクコンロッド7aが図示
しないワイパモータの出力軸に固定されたモータアーム
に回転可能に結合される。そして、ピボットアーム4と
リンクコンロッド7aと同じくリンク7の他の一部を構
成するモータアームとが四接回転連鎖のリンク機構を形
成するため、ワイパモータに電源が接続されることによ
って出力軸ととともにモータアームが回転すると、モー
タアームの回転がピボットアームの往復回動に変換され
て、ピボットシャフト2を往復回動させ、ワイパアーム
6を払拭面上で往復揺動させて、ワイパブレードによっ
て払拭面を拭うワイパ動作を行う。このようなピボット
シャフト2はピボットホルダ3に支持されている。
【0018】ピボットホルダ3には、図2に示されるよ
うに、円筒形状をなすピボットシャフト支持部3aと、
このピボットシャフト支持部3aの外側に向け突出形成
されたフランジ部3bとが備えられている。
【0019】ピボットシャフト支持部3aの内側は、上
述したピボットシャフト2のシャフト本体2aの外径寸
法に対して予め定められた寸法交差を有する軸受3cに
なっているため、この軸受3cによってピボットシャフ
ト2が回転可能に支持されている。軸受3cとピボット
シャフト2のシャフト本体2aとの間には潤滑用油脂が
封入されている。
【0020】また、ピボットシャフト2が挿通されたピ
ボットシャフト支持部3aの一端側であるピボットシャ
フト2の雄ねじ部2c側には、平ワッシャ8を介し、ピ
ボットシャフト2に嵌付けられたクリップ(C形止め
輪)9が当接されており、ピボットシャフト支持部3a
の他端側であるピボットシャフト2の加締め固定部2b
側には、波ワッシャ10を介してピボットアーム4が加
締められているため、ピボットシャフト支持部3aにピ
ボットシャフト2が抜け止めされている。クリップ9お
よび平ワッシャ8の外側にはブーツ11がピボットシャ
フト支持部3aの一端側に取付けられている。
【0021】フランジ部3bは、図1に示されるよう
に、三角形の板状に形成されており、外側寄りに等間隔
に配置されたスタッドボルト取付け孔3b1、3b1、
3b1に固定手段の一部を構成する3個のスタッドボル
ト12、12、12がそれぞれ取付けられている。スタ
ッドボルト12、12、12はピボットシャフト支持部
3aの一端側に雄ねじ部12a、12a、12aがそれ
ぞれ突出している。
【0022】スタッドボルト12、12、12は、図2
に示されるように、カウルトップパネル20に形成され
たピボットシャフト孔20aの外側にそれぞれ形成され
た固定孔20b、20b、20bに挿通されてカウルト
ップパネル20の車外側に突出され、カウルトップパネ
ル20の車外側において固定手段の他の一部を構成する
ナット13、13、13が締め付けられる。
【0023】そして、フランジ部3bには、スタッドボ
ルト取付け孔3b1のさらに外側に、フランジ部側弾性
支持ピン孔3b2が形成されている。このフランジ部側
弾性支持ピン孔3b2は、上述したスタッドボルト取付
け孔3b1に比べて小さい内径寸法を有するものとして
軸受3cの孔方向に沿ってフランジ部3bを貫通してお
り、このフランジ部側弾性支持ピン孔3b2に弾性支持
ピン14が係止されている。
【0024】弾性支持ピン14は、可撓性のある樹脂を
素材として成形されており、軸状をなすピン本体14a
の基端側にピボットホルダ係止部14bが形成されてい
る。このピボットホルダ係止部14bは、図2に示され
るように、フランジ部側弾性支持ピン孔3b2の内径よ
りも大きい外径寸法の円形状に成形されている。
【0025】また、弾性支持ピン14には、ピン本体1
4aの先端寄りに車体パネル係止部14cが形成されて
いる。この車体パネル係止部14cは、図2に示される
ように、ピボットホルダ係止部14bからピン本体14
aの軸方向に離れて配置されており、フランジ部側弾性
支持ピン孔3b2の内径よりも大きい外径寸法の円形状
に成形されている。ピン本体14aの先端部14dは小
突起状に突出している。
【0026】そして、弾性支持ピン14は、ピボットホ
ルダ係止部14bから車体パネル係止部14cまでの離
隔寸法がピボットホルダ3のフランジ部3bの板厚およ
びカウルトップパネル20の板厚を合算した大きさに略
等しくなっている。
【0027】ここで、カウルトップパネル20の固定孔
20bの外側には、フランジ部側弾性支持ピン孔3b2
に対向配置された車体パネル側弾性支持ピン孔20cが
形成されており、弾性支持ピン14のピン本体14aの
外径は、この車体パネル側弾性支持ピン孔20cの内径
寸法よりも小さく、弾性支持ピン14の車体パネル係止
部14cの外径は、車体パネル側弾性支持ピン孔20c
の内径寸法よりもわずかに大きい。
【0028】このような弾性支持ピン14は、ピン本体
14aの先端部14dを先にして、ピボットホルダ3の
フランジ部側弾性支持ピン孔3b2に押圧挿入していく
ことによって、車体パネル係止部14cが弾性変形しな
がらフランジ部側弾性支持ピン孔3b2を挿通してか
ら、スタッドボルト12の雄ねじ部12aがフランジ部
3b上で突出する方向と同方向に突出してピボットホル
ダ3に取付けられる。
【0029】そして、弾性支持ピン14は、ピボットシ
ャフト2の雄ねじ部2cがカウルトップパネル20ピボ
ットシャフト孔20aに挿通される際に、車体パネル側
弾性支持ピン孔20cを通してカウルトップパネル20
の外側から引き出されることにより、車体パネル係止部
14cが弾性変形しながら、ピン本体14aの先端部1
4dがカウルトップパネル20の車体パネル側弾性支持
ピン孔20cを挿通して、車体パネル係止部14cがカ
ウルトップパネル20の外側に突出することによって、
車体パネル係止部14cがカウルトップパネル20の外
側の面に係止されてピボットホルダ3をカウルトップパ
ネル20に仮保持する機能をもつ。
【0030】この場合、弾性支持ピン14は、フランジ
部3b上に1個配置されているが、1個に限らず、2個
であっても、3個であってもよく、その場合にも、配置
される数に応じてフランジ部3bのフランジ部側弾性支
持ピン孔3b2およびカウルトップパネル20の車体パ
ネル側弾性支持ピン孔20cを形成する。
【0031】このようなワイパピボット1をカウルトッ
プパネル20に取付けるに際しては、ワイパピボット
1、ピボットアーム4に回転可能に結合されたリンクコ
ンロッド7a、リンクコンロッド7aに回転可能に結合
された図示しないモータアームからなるワイパ組立体を
カウルトップパネル20に設けられた図示しないサービ
ス用孔からカウルトップパネル20の下方側に挿入して
から、ピボットシャフト2の雄ねじ部2cをカウルトッ
プパネル20のピボットシャフト孔20aの下方に配置
し、スタッドボルト12、12、12をカウルトップパ
ネル20の固定孔20b、20b、20bに下方から挿
入しつつ、ピボットシャフト2の雄ねじ部2cをカウル
トップパネル20のピボットシャフト孔20aに下方か
ら挿入し、カウルトップパネル20の車体パネル側弾性
支持ピン孔20cを通して弾性支持ピン14の先端部1
4dおよび車体パネル係止部14cをカウルトップパネ
ル20の外側に引き出す。弾性支持ピン14は、先端部
14dがカウルトップパネル20の外側に引き出される
際に車体パネル係止部14cが弾性変形しながら車体パ
ネル側弾性支持ピン孔20c内を挿通する。
【0032】そして、先端部14dがカウルトップパネ
ル20の外側に引き出された弾性支持ピン14は、車体
パネル係止部14cがカウルトップパネル20の外側に
突出することによって、車体パネル係止部14cがカウ
ルトップパネル20の外側の面に係止されてピボットホ
ルダ3をカウルトップパネル20に仮保持する。
【0033】この仮保持の状態では、フランジ部3cの
スタッドボルト12、12、12は、カウルトップパネ
ル20の固定孔20b、20b、20bを挿通した雄ね
じ部12a、12a、12aがカウルトップパネル20
の上方に突出しているため、スタッドボルト12、1
2、12の雄ねじ部12a、12a、12aにナット1
3、13、13がねじ込まれることによって、ピボット
ホルダ3がカウルトップパネル20にねじ止めされて車
体への取付けが完了し、その後に、ピボットシャフト2
の雄ねじ部2cにワイパアーム6が結合されるものとな
る。
【0034】上述したように、ワイパピボット1は、カ
ウルトップパネル20のピボットシャフト孔20aにピ
ボットシャフト2を挿通すると同時に、弾性支持ピン1
4がカウルトップパネル20に係止されて仮保持される
ことにより、作業者がピボットシャフト2やピボットホ
ルダ3を手でつかんだり押さえたりしながらねじ止めを
行うことなくカウルトップパネル20に対する取付けが
行われるものとなる。
【0035】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に係わるワイパピボットによれば、ピボットシャ
フトが車体パネルのピボットシャフト孔に挿通される
と、ピボットシャフトに係止されている弾性支持ピンが
車体パネルに係止され、ピボットホルダが車体パネルに
支持されて脱落することなく仮保持され、この仮保持の
状態から、ピボットホルダが車体パネルに取付けられる
ので、仮保持されてからは、作業者が手でつかんだり押
さえたりすることなく車体パネルに対する取付けが行わ
れ、それによって、極めて簡潔な構造でワイパピボット
を車体パネルに仮保持することによって、手でつかむこ
となく容易にして確実に車体パネルに対する取付けをす
ることができるという優れた効果を奏する。
【0036】この発明の請求項2に係わるワイパピボッ
トによれば、フランジ部側弾性支持ピン孔に挿入されて
ピボットホルダ係止部がフランジ部側弾性支持ピン孔に
係止されている弾性支持ピンは、ピボットシャフトのワ
イパアーム固定部が車体パネルのピボットシャフト孔に
挿通された際に、車体パネル側弾性支持ピン孔を通って
車体パネルの外側に引き出されることにより、車体パネ
ル側弾性支持ピン孔に対し弾性変形しながら挿通された
車体パネル係止部が車体パネルの外側で係止されるた
め、ピボットホルダが車体パネルから脱落することなく
仮保持され、この仮保持の状態から、固定手段によりピ
ボットホルダのフランジ部が車体パネルに取付けられる
ので、仮保持されてからは、作業者が手でつかんだり押
さえたりすることなく車体パネルに対する取付けが行わ
れ、それによって、極めて簡潔な構造でワイパピボット
を車体パネルに仮保持することによって、手でつかむこ
となく容易にして確実に車体パネルに対する取付けをす
ることができるという優れた効果を奏する。
【0037】この発明の請求項3に係わるワイパピボッ
トの取付構造によれば、ピボットシャフトが車体パネル
のピボットシャフト孔に挿通された際に、フランジ部側
弾性支持ピン孔に挿入されてフランジ部側弾性支持ピン
孔にピボットホルダ係止部が係止されている弾性支持ピ
ンは、車体パネル側弾性支持ピン孔を通って車体パネル
の外側に引き出されることにより、車体パネル係止部が
車体パネル側弾性支持ピン孔に対して弾性変形しながら
挿通されて車体パネルの外側で係止されるため、ピボッ
トホルダが車体パネルから脱落することなく仮保持さ
れ、この仮保持の状態から、固定手段によりピボットホ
ルダのフランジ部が車体パネルに取付けられるので、仮
保持されてからは、作業者が手でつかんだり押さえたり
することなく車体パネルに対する取付けをすることがで
きるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係わるワイパピボットおよび
ワイパピボットの取付構造の実施例の仮保持状態の平面
図である。
【図2】図2は図1に示したワイパピボットおよびワイ
パピボットの取付構造においての(A−A)線断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ワイパピボット 2 ピボットシャフト 2b (ピボットアーム結合部)加締め固定部 2c (ワイパアーム固定部)雄ねじ部 3 ピボットホルダ 3a ピボットシャフト支持部 3b フランジ部 3b2 フランジ部側弾性支持ピン孔 4 ピボットアーム 6 ワイパアーム 7 リンク 12 (固定手段)スタッドボルト 13 (固定手段)ナット 14 弾性支持ピン 14b ピボットホルダ係止部 14c 車体パネル係止部 20 (車体パネル)カウルトップパネル 20a ピボットシャフト孔 20b 固定孔 20c 車体パネル側弾性支持ピン孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方がワイパアームに固定され、該ワイ
    パアームへの固定側が車体パネルに設けられたピボット
    シャフト孔に挿通されて該車体パネルの外側に突出する
    ピボットシャフトと、 上記ピボットシャフトの他方側に結合されているととも
    に、リンクに連結されるピボットアームと、 上記ピボットシャフトを回動可能に支持するとともに、
    上記車体パネルに取付けられるピボットホルダと、 可撓性があり、上記ピボットホルダおよび上記車体パネ
    ルにそれぞれ係止可能にして、上記ピボットシャフトが
    車体パネルのピボットシャフト孔に挿通された際に、該
    ピボットホルダを車体パネルに支持する弾性支持ピンを
    備えていることを特徴とするワイパピボット。
  2. 【請求項2】 軸状のシャフト本体の一方にピボットア
    ームに結合されるピボットアーム結合部が形成されてい
    るとともに該シャフト本体の他方にワイパアームに固定
    されるワイパアーム固定部が形成され、該ワイパアーム
    固定部が車体パネルに設けられたピボットシャフト孔に
    挿通されて該車体パネルの外側に突出するピボットシャ
    フトと、 上記ピボットシャフトのピボットアーム結合部に結合さ
    れているとともに、リンクに連結されるピボットアーム
    と、 上記ピボットシャフトを回動可能に支持するピボットシ
    ャフト支持部を有するとともに、該ピボットシャフト支
    持部の外側に配置されたフランジ部を有するピボットホ
    ルダと、 上記ピボットホルダのフランジ部上に配設され、上記ピ
    ボットシャフト孔の外側に設けられた固定孔に挿通され
    て車体パネルに固定される固定手段と、 上記フランジ部に形成されたフランジ部側弾性支持ピン
    孔と、 上記フランジ部側弾性支持ピン孔に対向して車体パネル
    に形成された車体パネル側弾性支持ピン孔と、 可撓性があって軸状のピン本体の一端側に、上記フラン
    ジ部側弾性支持ピン孔に挿入されて該フランジ部側弾性
    支持ピン孔に係止可能なピボットホルダ係止部が形成さ
    れているとともに、該ピボットホルダ係止部から該ピン
    本体の軸方向に離れて配置され、上記ピボットシャフト
    のワイパアーム固定部が上記車体パネルのピボットシャ
    フト孔に挿通された際に、上記車体パネル側弾性支持ピ
    ン孔に挿入されて車体パネルの外側に引出されて、該車
    体パネルに係止可能な車体パネル係止部をもつ弾性支持
    ピンを備えていることを特徴とするワイパピボット。
  3. 【請求項3】 軸状のシャフト本体の一方にピボットア
    ームに結合されるピボットアーム結合部が形成されてい
    るとともに該シャフト本体の他方にワイパアームに固定
    されるワイパアーム固定部が形成され、該ワイパアーム
    固定部が車体パネルに設けられたピボットシャフト孔に
    挿通されて該車体パネルの外側に突出するピボットシャ
    フトと、 上記ピボットシャフトのピボットアーム結合部に結合さ
    れているとともに、リンクに連結されるピボットアーム
    と、 上記ピボットシャフトを回動可能に支持するピボットシ
    ャフト支持部を有するとともに、該ピボットシャフト支
    持部の外側に配置されたフランジ部を有するピボットホ
    ルダと、 上記ピボットホルダを車体パネルに固定する固定手段と
    を備えたワイパピボットを車体パネルに取付けるワイパ
    ピボットの取付構造において、 上記ピボットホルダのフランジ部には、フランジ部側弾
    性支持ピン孔が形成され、 上記車体パネルには、フランジ部側弾性支持ピン孔に対
    向配置された車体パネル側弾性支持ピン孔が形成され、 可撓性があって軸状のピン本体の一端側に、上記フラン
    ジ部側弾性支持ピン孔に挿入されて該フランジ部側弾性
    支持ピン孔に係止したピボットホルダ係止部が形成され
    ているとともに、該ピボットホルダ係止部から該ピン本
    体の軸方向に離れて配置され、上記車体パネル側弾性支
    持ピン孔に挿入されて車体パネルの外側に係止可能な車
    体パネル係止部をもつ弾性支持ピンを備え、上記ピボッ
    トシャフトのワイパアーム固定部が上記車体パネルのピ
    ボットシャフト孔に挿通された際に、弾性支持ピンの車
    体パネル係止部が車体パネルの車体パネル側弾性支持ピ
    ン孔を挿通して車体パネルの外側に引出されてから、車
    体パネルの外側に係止されて仮保持され、この仮保持の
    状態から固定手段によりピボットホルダが車体パネルに
    取付けられていることを特徴とするワイパピボットの取
    付構造。
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