JPH0965427A - 簡易型携帯電話システムにおける無線チャネル干渉監視方式 - Google Patents

簡易型携帯電話システムにおける無線チャネル干渉監視方式

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Publication number
JPH0965427A
JPH0965427A JP7213183A JP21318395A JPH0965427A JP H0965427 A JPH0965427 A JP H0965427A JP 7213183 A JP7213183 A JP 7213183A JP 21318395 A JP21318395 A JP 21318395A JP H0965427 A JPH0965427 A JP H0965427A
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JP
Japan
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base station
interference monitoring
base stations
station
interference
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JP7213183A
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Inventor
Naoto Takahashi
直人 高橋
Hirokazu Matsuura
寛和 松浦
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】移動機から基地局へのアクセス情報(トラヒッ
ク情報)を、干渉監視の契機とし、基地局が自律的に干
渉監視を行うことを可能とする。 【解決手段】複数の基地局と、複数の基地局と同一周波
数の論理制御チャネルを、送信タイミングをずらして送
信する交換局と、交換局からの一斉呼び出しエリア毎に
該エリア内に位置する基地局情報を保持する加入者デー
タベースを有する簡易型携帯電話システムにおいて、複
数の基地局の内、一の監視局となる基地局から周辺の基
地局に対し、論理制御チャネルの干渉監視を行うことを
通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一周波数の論理
制御チャネルを、送信タイミングをずらして送信するこ
とにより、複数の基地局において使用可能とした簡易携
帯電話システムにおける無線チャネル干渉監視方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】近時日本において、パーソナル・ハンデ
ィーホン・システム(以下必要によりPHSと略称す
る)として簡易携帯電話システムのサービスが開始され
た。かかる簡易携帯電話システムにおいては、同一周波
数の論理制御チャネルを、複数の基地局に対して使用す
る。
【0003】図22は、簡易携帯電話システムにおける
論理制御チャネルを説明する図である。基本的に簡易携
帯電話システムでは移動機と基地局との間は、同じ周波
数の電波を使い、移動機から基地局への上りと、基地局
から移動機への下りの信号は時間をずらして交互に送ら
れる時分割多重(TDMA)方式が採用されている。
【0004】図22(a)は、マルチフレーム形式にお
いて、下りと上りのディジタル信号が時分割多重され
て、1フレーム5msの周期で順次送信される例を示し
ている。1、2、3、4はタイムスロットを示し、図2
2(a)においては、タイムスロット1に、論理制御チ
ャネルのタイムスロットが割り当てられている。
【0005】更に、タイムスロット2、3、4は3回線
(同時に3つの移動機分)の信号がそれぞれ時分割され
るタイムスロットを意味する。更に図22(b)は、上
り方向の信号フレームのタイムスロット1に挿入される
上り論理制御チャネルである。この上り論理制御チャネ
ルは、図22の例ではnフレーム分有する。
【0006】また、図22(c)は、下り方向の信号フ
レームのタイムスロット1に挿入される下り論理制御チ
ャネルである。したがって、図22(b)及び図22
(c)の関係から、nフレーム毎のm個の間欠送信スロ
ットでマルチフレームのスーパフレームが構成される。
【0007】このように、信号のタイムスロットや論理
制御チャネルのタイムスロットの送受信タイミングは、
スーパフレームを基本として生成され、且つ複数の基地
局で同一周波数を使用して送信される。したがって、基
地局間では同期をとっていないため、時間の経過と共に
送信タイミングのずれが生じる場合がある。かかる場合
は、他の基地局との間で、干渉が発生する可能性があ
る。かかる干渉により次のような問題が生じる。
【0008】第一に、システム運用中、論理制御チャネ
ルが干渉状態となった場合、移動機から基地局へのアク
セスができなくなるため、移動機において、論理制御チ
ャネルの干渉を検出したとしても、基地局に通知する有
効な手段がない。また、基地局間で論理制御チャネルを
同一周波数で使用しているため、基地局での干渉の検出
も困難である。
【0009】第二に、基地局において、干渉の検出を行
うためには、周辺基地局の送信電波の監視を行わなけれ
ばならないが、論理制御チャネルを同一周波数で使用し
ているため、自基地局の電波を停止する必要がある。こ
のため、保守者による再立ち上げ(リセット)等が必要
とされ、多数の基地局で同時に干渉が発生した場合、シ
ステム運用に支障をきたす。
【0010】また、基地局に自律的に監視動作を行わせ
る場合、周辺基地局が同時に干渉状態を検出し、電波停
止を行うことがあるため、正常な干渉監視が行われな
い。
【0011】第三に、基地局がカバーするゾーンが、図
23に示すような構成の場合、即ち複数の基地局BS1
〜BS3がそれぞれ対応する通信ゾーンA〜Cを有する
場合、干渉を生じるゾーンAとゾーンBの間のエリアI
では、基地局が相互に、送信する電波の監視を行うこと
は可能である。
【0012】しかし、同様に干渉を生じるゾーンBとゾ
ーンCの間のエリアIIでは、互いの基地局が送信する電
波の監視が行えず、エリア境界で干渉が発生した場合に
は、基地局側では干渉を検出することができない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、移動機から基地局へのアクセス情報(トラヒッ
ク情報)を、干渉監視の契機とすることにより、基地局
が自律的に干渉監視を行うことを可能とする簡易型携帯
電話システムにおける無線チャネル干渉監視方式を提供
することにある。
【0014】更に、本発明の目的は、干渉を監視する基
地局に比して、周辺基地局での送信電波の出力を一時的
に上げることによりゾーンを拡大し、干渉を監視する基
地局において、ゾーン境界での干渉についても監視を行
うことができる簡易型携帯電話システムにおける無線チ
ャネル干渉監視方式を提供することにある。
【0015】更にまた、本発明の目的は、干渉監視時、
周辺基地局への干渉監視の開始を通知することにより、
干渉監視のために同時に電波停止を行うことを防ぐこと
ができ、確実に干渉の監視が行える無線チャネル干渉監
視方式を提供することにある。
【0016】本発明の目的は、周辺基地局への干渉監視
の開始通知を呼設定処理を利用して行うことにより、交
換局等の既存システムに影響なく、干渉の監視が行える
簡易型携帯電話システムにおける無線チャネル干渉監視
方式を提供することにある。
【0017】更に、本発明の目的は、以下の発明の実施
の形態及び実施例の説明からも明らかとなる。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明にしたがう簡易型
携帯電話システムにおける無線チャネル干渉監視方式構
成は、第一の構成として、複数の基地局と、複数の基地
局と同一周波数の論理制御チャネルを、送信タイミング
をずらして送信する交換局と、交換局からの一斉呼び出
しエリア毎にエリア内に位置する基地局情報を保持する
加入者データベースを有する簡易型携帯電話システムを
対象としている。
【0019】更に、特徴として前記複数の基地局の内、
一の監視局となる基地局から周辺の基地局に対し、論理
制御チャネルの干渉監視を行うことを通知する。あるい
は前記複数の基地局に対し優先度を設定し、優先度によ
り前記監視局を特定する。
【0020】又、別の特徴として前記において、周辺の
基地局の電波送信の出力を一時的に増加するように構成
される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下図面にしたがい本発明の実施
の形態を説明する。尚、図において、同一または類似の
ものには同一の番号及び記号を付して説明する。
【0022】図1は、本発明にしたがう基地局BSの機
能構成ブロック図である。かかる機能構成において、各
機能に対応する制御装置部は、マイクロプロセッサと制
御プログラムを用意することにより容易に実現可能であ
る。
【0023】図において基地局BSは、基地局番号や優
先度を記憶するためのメモリである基地局情報記憶部
1、移動機MTから基地局BSへの上りアクセス情報
(トラヒック情報)を格納するトラヒック情報格納部
2、タイマ制御部3、無線側送受信制御部4、有線側送
受信制御部5、信号制御部6と干渉監視の起動契機の判
定、干渉監視の通知および干渉監視の起動を制御する基
地局制御部7から構成される。
【0024】無線側送受信制御部4は、アンテナATを
介して無線で移動機MTと信号を送受するインタフェー
ス機能を有する。また有線側送受信制御部5は、交換機
SW及び各種の外部装置EXと接続される。
【0025】かかる機能構成において、本発明にしたが
う簡易型携帯電話システムにおける無線チャネル干渉監
視方式では、先に説明した従来の種々問題点を解決する
ために下記の各機能構成が付加されている。ここで、こ
れらについて以下に説明するが、本発明のより正しい理
解のために、PHSにおける移動端末の基地局への接続
について先に説明する。
【0026】PHSでは、移動端末からの発信を着信し
た時に、端末の正常性(当該システムに許容されている
端末であるか否か等)の確認のために認証が行われる。
この認証は、基地局で行われる場合と、交換局で行われ
る場合(交換局内に備えられる記憶装置としてあるいは
交換局とは独立形式で備えられ交換局をインタフェース
として、アクセスされる加入者対応の加入者データベー
スのデータとの比較)とがある。
【0027】図2は、認証を基地局BSで行う場合の接
続シーケンスである。又、図3は、認証を交換局で行う
場合の接続シーケンスである。図2において、先ず発信
端末TTと基地局BSとの間で呼設定が確立される(シ
ーケンスSS1)。
【0028】この後、基地局BSは、加入者データベー
スSDBが保持する認証キー(加入者毎に登録された情
報)を検索し、発信端末TTに認証要求を行い、その認
証応答の結果により交換局SWとの呼設定を行う(シー
ケンスSS3)。ここで、認証は、加入者データベース
SDBW 保持する認証キーと発信端末が保持する認証
との比較により行われる。
【0029】ついで、交換局SWは、着信先を検索する
ために加入者データベースSDBに対し、アクセスを行
う(シーケンスSS4)。加入者データベースSDBに
は、加入者情報としての着信先番号(着番号)により、
移動機の位置情報を保持している。
【0030】したがって、交換局SWは、着信先検索に
基づき当該着信先の端末である移動機RTの位置する基
地局BS0 に対し、呼設定を行う(シーケンスSS
5)。基地局BS0 は、着信先端末RTに対し、着呼及
び呼設定を行う(シーケンスSS6)。
【0031】ついで、基地局BS0 により加入者データ
ベースSDBの検索を行い、着信端末の認証を行い接続
を完了する。
【0032】図3における接続シーケンスは、移動端末
の認証を交換局SWで行う点が図2の場合と相違する。
したがって、図2との比較において、図2では基地局B
S、BS0 から認証要求が発せられるが、図3のシーケ
ンスでは交換局SWから発せられる。更にこれに伴い、
基地局BSと交換局SWとの間の呼設定タイミングが異
なる。その他は、同様である。
【0033】かかる前提において、以下に本発明の特徴
とする各機能について説明する。
【0034】〔干渉監視起動契機機能]移動機MTから
基地局BSへ送られるアクセス情報(トラヒック情報)
により、干渉監視起動の契機とする。この機能の動作フ
ローが図4に示される。移動機MTから送られる上りア
クセス情報(トラヒック情報)を、基地局BSにおいて
トラヒック情報格納部2に保持する。
【0035】基地局BSの基地局制御部7は、タイマ制
御部3のタイマを起動し(ステップS1:図4)、タイ
マ制御部3のタイマ計数が満了するまでタイミング信号
を受ける(ステップS2)。このタイミング信号に基づ
き一定時刻毎にトラヒック情報格納部2の内容を検索
し、移動機MTからの上りアクセス情報の変化を判定す
る(ステップS3)。
【0036】この判定の結果、トラヒック情報が正常で
あれば、上記の処理を繰り返し、上りアクセス情報の変
化(一定時間上りアクセスなし等)が検出された場合
は、基地局BSでは干渉監視の起動を自律的に行う(ス
テップS4)。または、このことを、基地局BS以外の
外部装置(保守卓等)EXに通知することにより、外部
装置EXにより干渉監視の起動を行う。
【0037】〔干渉監視通知手段〕上記の通り、干渉監
視の起動が行われる場合、干渉監視を行うことを周辺基
地局へ通知を行う。これにより、周辺基地局の間で同時
に干渉監視を行うことを防ぐ。
【0038】図5は、基地局BS−A、B、C、Dにお
いて、基地局BS−B及び基地局BS−Cが干渉監視起
動契機により、干渉監視を開始するために当該基地局B
S−B及びBS−Cが自律で周辺基地局に監視開始の通
知を行う場合を示す。
【0039】また、図6に、干渉監視時のシーケンス
を、図7、図8に、干渉監視動作フローを示す。
【0040】先ず、基地局BS−B及び基地局BS−C
は、上記した干渉監視起動契機(ステップS50:図
7)により、基地局制御部7(図1参照)は、信号制御
部6を制御して干渉監視開始通知用信号を生成する(ス
テップS51)。次いで干渉監視を開始することを周辺
基地局へ通知する(ステップS52)。
【0041】この時、基地局制御部7は、有線側送受信
制御部5を通して交換局SWに対して呼設定の為の「S
ETUP」信号の送信を行う(図5、図6において参
照)。同時にタイマ制御部3をセットして信号受信待ち
タイマ(他局からの干渉監視を通知するための「着呼」
信号受信待ちタイマ)を起動する(ステップS53)。
【0042】基地局BS−B及び基地局BS−Cは、
「SETUP」信号の送信により、ダミー端末として自
律的に発信を行う。この際、基地局BS−B、Cはダミ
ーの加入者番号(発番号)及び加入者キー、着信番号を
保持する。交換局SW及び加入者データベースSDB
は、ダミーの加入者番号によって、試験呼であることが
認識出来る。
【0043】図7に戻ると、タイマー計数時間内におい
て、受信信号の有無を基地局制御部7において判断し
(ステップS54)、信号がタイマー時間内に受信され
ないと、タイマー制御部3の計数満了により基地局制御
部7は他局からの監視信号受信待ちタイマー満了と判断
する(ステップS55:図8参照)。
【0044】この時、自局が干渉監視を行う基地局であ
ると判断して、自局からの送信電波の送信を停止し(ス
テップS56)、干渉監視を開始する(ステップS5
7)。一方、ステップS54(図7)において、信号が
受信されると、受信信号のチェックが行われる(ステッ
プS58)。この受信信号のチェックは図9の呼設定
(SETUP)メッセージフォーマットのメッセージ種
別を参照することにより行われる。
【0045】この呼設定(SETUP)信号のフォーマ
ットは、TTC標準規格に規定されるフォーマットに対
応するものである。ここで、呼設定の為の「SETU
P」信号の情報内容は、発番号パラメータおよび着番号
パラメータを有し、基地局番号等を設定することによ
り、基地局間で、この信号が干渉監視の開始を通知する
ための信号であることが判定できることとする。
【0046】例えば、図9の呼設定(SETUP)メッ
セージフォーマットに示されるように、発番号及び呼番
号更に、メッセージ種別等含ませることにより、上記の
ように干渉監視の開始を通知するための信号であること
が判定できる。
【0047】即ち、加入者の情報(ダミー情報)を設定
するには、発番号(着番号)と発サブアドレス(着サブ
アドレス)がある。設定方法及び接続等については、後
に実施例の説明と合わせて説明する。
【0048】図8のフローに戻ると、受信信号が呼処理
信号である場合は、基地局制御部7はタイマー制御部3
を制御して、他局からの監視開始信号受信待ちタイマー
を停止させる(ステップS59)。これにより干渉監視
動作を中止し(ステップS60)、通常の通話の為の呼
設定処理を行う(ステップS61)。
【0049】一方、交換局SWでは、呼設定処理に従い
受信した「SETUP」信号の着番号パラメータ(図9
参照)により、加入者データベースSDB(交換局SW
内に加入者対応に備えられる:図4参照)へのアクセス
を行い(図5、図6において参照)、干渉監視基地局
(基地局Bおよび基地局C)が交換局SWのサービスエ
リア内の基地局であることを確認する。
【0050】ここで、加入者データベースSDBには、
予め、基地局番号により、対応する周辺基地局の一斉呼
出エリア情報が設定されている。したがって、これら干
渉監視基地局BS−B、Cに対する周辺基地局の一斉呼
出エリアが検索される。
【0051】交換局SWでは、したがって検索された一
斉呼出エリア内の周辺基地局に対して、「着呼」信号の
送信を行う(図5、図6において)。
【0052】各基地局では、「着呼」信号の受信時に、
以下の動作を行う。
【0053】基地局A及び基地局Dでは、自局が干渉監
視を起動していないため、受信した「着呼」信号の情報
要素内容の解析を行わずに、呼設定処理と同様に、その
まま無線チャネル(論理制御チャネル)により送信を行
う(図5、図6において参照)。
【0054】一方、基地局B及び基地局Cでは、自局が
干渉監視を起動中のため、受信した「着呼」信号の情報
要素内容の解析を行い、図9の呼設定(SETUP)メ
ッセージフォーマット中の着番号パラメータにより、受
信した「着呼」信号が他局での干渉監視の開始を通知す
るための信号であるかの判定を行う。
【0055】受信した信号が、他局での干渉監視を通知
する信号であった場合、さらに情報要素内容の解析を行
い、自局との優先度の比較を行う(ステップS62:図
8)。また、受信した信号が呼設定信号の場合、干渉監
視を中止し、直ちに、呼設定動作を行う(上記の図8の
ステップS59〜61)。
【0056】更に、干渉監視を開始しようとしている基
地局Bおよび基地局Cでは、優先度を比較した結果、自
局の優先レベルの方が低い場合、他局からの監視開始信
号受信待ちタイマーを停止し(ステップS63)、干渉
監視を行わずに受信した「着呼」信号を無線チャネル
(論理制御チャネル)により送信する(ステップS6
4)。
【0057】ここで、基地局間の優先度の比較の方法
は、例えば次のように行われる。受信した番号(発番号
/着番号)と自基地局が保持する番号を単純に比較す
る。受信番号=101、自基地局番号=210とする
と、201>101より自基地番号の方が優先度が高
い。更にこの比較は、受信した番号と自基地局内に保持
する番号をマイクロプロセッサにより演算処理すること
により行われる。
【0058】図5の例では、基地局Bの優先度が基地局
Cの優先度より高い場合を示す。したがって、基地局B
のみが自局送信電波を停止し(ステップS56)、干渉
監視を開始する(ステップS57)。
【0059】即ち、干渉監視を行う基地局Bでは、タイ
マー制御部3の信号受信待ちタイマーがタイムアウトす
ると、干渉監視を行うために、自局送信電波を停止し、
周辺基地局からの送信電波の監視を行う。
【0060】監視を行う基地局(図5の例では、基地局
B)では、送信電波を停止する前の自基地局の送信タイ
ミングを記憶しておき、自基地局の送信タイミングと同
タイミングでの受信レベルを監視することにより、自基
地局の無線チャネル(論理制御チャネル)が干渉してい
るかの判定を行う。
【0061】〔他の実施の形態の説明〕上述の実施の形
態では、基地局BSと交換局SW間での干渉監視の開始
の通知を、規定された呼設定信号により行っているが、
システム運用者が固有に規定した専用の信号により行う
ことも可能である。
【0062】例えば、図10は、かかるシステム運用者
固有で規定した専用の信号フォーマット例を示す。図1
0において、(a)「干渉監視開始通知メッセージ」
は、呼設定信号の「SETUP」信号を、また、(b)
「干渉監視用電波送信要求メッセージ」は、呼設定信号
の「着呼」信号とそれぞれ同様に使用されるものとす
る。
【0063】図11は、更に本発明の他の実施の形態例
であり、基地局以外の外部装置により干渉監視の開始の
通知を行う場合を示す図である。
【0064】即ち、基地局BS以外の外部装置(保守卓
等)EXにより、干渉監視の開始を周辺基地局に通知す
る場合の例であり、第一に、干渉監視を行う局(図11
の例では基地局BS−B)の周辺基地局に対して、外部
装置EXより、標準規格により規定された呼設定信号ま
たは、システム運用者が固有で規定した専用の信号によ
り、干渉監視を行うことを通知する。尚、基地局BSへ
の通知は、外部装置EXより直接行うか、あるいは、交
換局SW経由で行われる。
【0065】図11において、基地局BS−A、B、
C、Dのうち基地局BS−Bが干渉監視を開始するため
に外部装置EXにより、周辺基地局へ監視開始の通知を
行う場合を示す。図12は、図11に対応する干渉監視
時のシーケンスを示す。
【0066】外部装置EXは、前述した干渉監視起動契
機により加入指者データベースSDBへのアクセスを行
い、干渉監視局(基地局B)に対する周辺基地局の一斉
呼出エリアの情報検索を行う(図11、図12において
)。
【0067】基地局BSへの通知を交換局SW経由で行
う場合は、外部装置EXより交換局SWに対して、干渉
監視を通知するための「着呼」信号の送信要求を行う
(図11、図12において) ついで、交換局SWより検索された一斉呼出し対象の基
地局BS−A、C、Dに対して、干渉監視を通知するた
めの「着呼」信号の送信を行う(図11、図12におい
て)。
【0068】基地局BSにおいては、それぞれ管轄する
呼び出しエリア内の移動機に対して、「着呼」信号を無
線チャネル(論理制御チャネル)により移動機に対して
送信する。
【0069】また、基地局BSへの通知を外部装置EX
より直接行う場合は、外部装置EXより各基地局BSに
対して、干渉監視を通知するための「着呼」信号の送信
を行う(図11、図12において’)。基地局BSに
て、受信した「着呼」信号は、先に説明したと同様に、
「着呼」信号を無線チャネル(論理制御チャネル)によ
り送信する。
【0070】更に、前述した基地局BSが自律的に行う
場合と同様に、基地局と交換局間での干渉監視の開始の
通知を、規定された呼設定信号により行う方法に代え
て、システム運用者が固有的に規定した専用の信号によ
り行うことも可能である。
【0071】この場合、システム運用者固有で規定した
専用の信号フォーマットは、図10の例に示すと同様で
ある。図12において、(b)「干渉監視用電波送信要
求メッセージ」は、呼設定信号の「着呼」信号と同様に
使用されるものとする。
【0072】図13、図14は、更に別の本発明の実施
の形態を説明する図であり、干渉を監視する基地局に対
して、周辺基地局は送信電波の出力を一時的に上げるこ
とにより、ゾーンを拡大する形態を説明する図である。
【0073】図13において、干渉監視局は、干渉監視
を行う基地局を意味し、ゾーン拡大局は、ゾーン拡大の
ため、一時的に送信電波の出力を上げる周辺基地局を意
味する。干渉監視を行う基地局BS−Bの周辺基地局B
S−A、Cに対して、干渉監視局BS−Bから交換局S
Wを介し(図中、実線)、あるいは基地局以外の外部装
置EX(図中、点線)からゾーン拡大のための要求信号
の送信を行う。
【0074】これによりゾーン拡大局BS−A、Cで
は、一時的に送信電波の出力を上げ、図AのIのエリア
を拡大する。即ち、図14は、ゾーンの拡大前後のゾー
ン構成を示す。図中、干渉監視局BS−Bは、干渉監視
を行う基地局を示し、ゾーン拡大局BS−A、Bは、ゾ
ーン拡大のため、一時的に送信電波の出力を上げる周辺
基地局を示す。
【0075】また、実線は、通常(システム運用時)の
ゾーンエリアZ01、Z02を示し、点線は、送信電波を上
げたことにより拡大されたゾーンZ11、Z12を示す。ゾ
ーン拡大前では、周辺基地局BS−A、Cのゾーン
01、Z02は、干渉監視局BS−Bまでカバーしていな
いため、エリアの境界で干渉が発生していた場合にも、
干渉の検出は行われない。
【0076】しかし、ゾーン拡大後は、周辺基地局BS
−A、CのゾーンZ11、Z12が、干渉基地局BS−Bま
でカバーしているため、干渉監視局BS−Bでは、確実
に干渉の検出が行える。
【0077】
【実施例】次に上記の本発明の実施の形態に基づく実施
例を説明する。
【0078】図15は、基地局BSあるいは加入者デー
タベースSDBにおいて保持されるデータの一例を示す
図である。図15(a)は基地局BSのデータであっ
て、ダミー移動機情報として基地局番号、着番号、及び
位置情報を有する。一方、図15(b)は基地局の位置
情報を検索するための加入者データベースであり、着番
号、位置情報及び基地局番号を有する。
【0079】今、図16に示すシーケンスに従い、一の
基地局Aのみが干渉監視起動を行う実施例を説明する。
【0080】一の基地局Aが干渉監視の起動(自基地局
電波停止及び他基地局への通知)を行うため、自基地局
が保持するダミー番号としての着番号(図15の実施例
では「01」)を設定した呼設定を交換局SWに対して
送信(疑似発信)する(シーケンスSS50)。
【0081】同時にタイマー制御部3(図1参照)にお
いてタイマー計数が開始される(シーケンスSS5
1)。交換局SWは、受信した呼設定の着番号(「0
1」)に基づき加入者データベースSDBに対し、着信
先基地局の位置情報検索を行う(シーケンスSS5
2)。これにより、検索結果として位置情報(図15
参照)を得る。
【0082】交換局SWは、検索した位置情報を元
に、基地局Aから受信した着番号を設定した呼設定を当
該位置情報により指定される基地局Aに対して送信す
る。これにより擬似的な着信接続が行われる(シーケン
スSS53)。
【0083】基地局Aでは、ある一定時間内に他局から
の同様な呼設定信号を受信しない時、タイムアウトとし
て自局からの電波放出を停止し、干渉監視を開始する
(シーケンスSS54)。
【0084】また、他の基地局では、受信した呼設定
(着番号)に対する電波放出(着呼送信)を行う(シー
ケンスSS55)。基地局Aでは更に、干渉開始後、他
局との論理制御チャネルの干渉監視を行う。
【0085】他局との論理制御チャネルの干渉監視を行
う第一の方法として、上記における交換局SWに対して
の送信(疑似発信:シーケンスSS50)を一定時間内
に繰り返し行う(シーケンスSS56:図16)。これ
により他局から着呼信号の送信を行わせる。基地局Aに
おいて、自基地局の送信タイミングでその着呼信号を受
信するか否かの判断により干渉の監視を行う。
【0086】更に、他局との論理制御チャネルの干渉監
視を行う第二の方法として、図17に示すシーケンスで
行う方法がある。
【0087】シーケンスSS50〜SS54の内容は図
16に関連して説明したと同様である。更に、図17に
おいては、各基地局A〜Dで交換局SWから送られる呼
設定信号解析即ち、着番号の解析を行う(シーケンスS
S57)。これにより疑似発信(干渉監視を行うこと)
の認識を行い。基地局A以外の基地局は疑似発信の呼設
定信号を受信した場合、一定時間電波の送信を行う(シ
ーケンスSS58)。
【0088】これに対し、基地局Aでは、受信する着番
号が自局番号のため電波送信を停止し(シーケンスSS
59)、自基地局内の送信タイミングで他局の送信電波
を受信するかどうかにより干渉の監視を行う。
【0089】次に二つの基地局A及びBにおいて、干渉
監視を起動する場合の実施例について説明する。図1
8、図19はその動作シーケンスである。尚、図18、
図19は、後に説明するように干渉開始後の他局との論
理制御チャネルの干渉監視の異なる方法に対応するシー
ケンスであり、同一のシーケンス番号は同一の内容を有
している。
【0090】先ず、基地局A及び基地局Bは、干渉監視
の起動(自基地局電波停止及び他基地局への通知)を行
うために自基地局が保持する着番号(ダミー番号)を設
定した呼設定を交換局SWに対して送信する事による疑
似送信を行う(シーケンスSS60、61)。尚、基地
局Aの保持する着番号(ダミー番号)は「01」であ
り、基地局Bの保持する着番号(ダミー番号)は「0
2」である(図15参照)。
【0091】交換局SWは、受信した呼設定の着番号に
より、加入者データベースに対して着信先基地局の位置
情報検索を行う(シーケンスSS62)。更に検索した
位置情報を元に、各基地局から受信した着番号を設定し
た呼設定を位置商法により指定された基地局に対して送
信することにより疑似着信接続を行う(シーケンスSS
63)。
【0092】各基地局では自局にて干渉監視起動実施
後、他局から同様な呼設定信号を受信することにより、
受信した呼設定の着番号と自局が保持する着番号を比較
することにより自局との優先度のチェックを行う(シー
ケンスSS64、65)。
【0093】優先度のチェックの結果、基地局Aは、自
局の優先度が高い(「01」>「02」)ため、ある一
定時間内に他基地局から同様な信号を受信しなければ、
自局電波の送信を停止し、干渉監視を開始する(シーケ
ンスSS66)。基地局Bでは、自局の優先度が低いた
め(「02」<「01」)、干渉監視を行わず受信した
呼設定(着番号)に対して電波送信(着呼送信)を行う
(シーケンスSS67)。
【0094】基地局Aでは干渉開始後、基地局Bとの論
理制御チャネルの干渉監視を行う。この干渉監視のため
の第一の方法として、上記における交換局SWに対して
の送信(疑似発信:シーケンスSS60)を一定時間内
に繰り返し行う(シーケンスSS68:図18)。これ
により基地局Bから着呼信号の送信を行わせる。基地局
Aにおいて、自基地局の送信タイミングでその着呼信号
を受信するか否かの判断により干渉の監視を行う。
【0095】更に、他局との論理制御チャネルの干渉監
視を行う第二の方法として、図19に示すシーケンスで
行う方法がある。
【0096】シーケンスSS60〜SS66の内容は、
図18に関連して説明したと同様である。更に、図19
においては、基地局で呼設定信号の解析(着番号の解
析)を行うことにより疑似発信(干渉監視を行うこと)
の認識を行う。疑似発信の呼設定信号を受信した場合、
一定時間電波の送信を行う(シーケンスSS69)。
【0097】基地局Aでは、自基地局の送信タイミング
で他局の送信電波を受信するかどうかにより、干渉監視
を行う。
【0098】図20は、基地局BSあるいは、加入者デ
ータベースが保有する更に別の実施例としてのデータ内
容であり、かかる実施例について以下に説明する。
【0099】図20(a)は、図15(a)と同様の基
地局データ(ダミー移動機情報)であり、本実施例デー
タには、更にサブアドレス情報が含まれる。今、かかる
データに基づき一の基地局Aのみが干渉監視を起動する
場合について、図21の動作シーケンスを参照して説明
する。
【0100】基地局Aは、干渉監視の起動(自基地局電
波停止及び他基地局への通知)を行うため、自基地局が
保持する着番号及び着サブアドレス(ダミー番号)を設
定した呼設定を交換局SWに対して送信することにより
疑似発信を行う(シーケンスSS70)。交換局SW
は、受信した呼設定の着番号により、着信先基地局の加
入者データベースに対して、位置情報検索を行う(シー
ケンスSS71)。
【0101】かかる位置情報検索において、加入者デー
タベースSDBは、図20(b)に示す着番号「01」
と対応表との関係リストを有し、受信した着番号「0
1」により対応表αを検出する。更にサブアドレス「1
01」により対応表αから位置情報を検索する。
【0102】交換局SWは、基地局Aから受信した着番
号「01」を設定した呼設定を、検索した位置情報に
より指定された基地局に対して送信することにより、疑
似着信接続を行う(シーケンスSS72)。
【0103】基地局Aでは、ある一定時間内に他局から
の同様な呼設定信号を受信しないために自局の電波送信
を停止し、干渉監視を開始する(シーケンスSS73、
74)。また他の基地局では、受信した呼設定(着番
号)に対する電波送信(着呼送信)を行う(シーケンス
SS75)。
【0104】更に、基地局A及び他の基地局にて干渉監
視の開始後、先に説明した図16〜19のシーケンスに
従い干渉監視を行う。
【0105】
【発明の効果】以上図面にしたがい説明したように、本
発明により、以下の効果が期待できる。 (1)移動機から基地局へのアクセス情報(トラヒック
情報)を、干渉監視の契機とすることにより、基地局が
自律で、干渉監視を行うことが可能となる。 (2)干渉を監視する局に対して、周辺基地局での送信
電波の出力を一時的に上げることによるゾーン拡大によ
り、干渉を監視する局において、ゾーン境界での干渉に
ついても監視を行うことができる。 (3)干渉監視時、周辺基地局へ干渉監視の開始を通知
することにより、干渉監視のために同時に電波停止を行
うことを防ぐことができ、確実に干渉の監視が行える。 (4)周辺基地局への干渉監視の開始通知を呼設定処理
を利用して行うことにより、既存システム(交換局等)
に影響なく、干渉の監視が行える。
【0106】又、上記実施の形態及び実施例は、本発明
の説明のためのものであり、本発明は、これらに限定さ
れるものではなく、本発明の目的と効果を共通にする均
等物も本発明の保護の範囲に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にしたがう基地局BSの機能構成ブロッ
ク図である。
【図2】認証を基地局BSで行う場合の接続シーケンス
である。
【図3】認証を交換局で行う場合の接続シーケンスであ
る。
【図4】干渉監視起動機能の動作フローを示す図であ
る。
【図5】自律的に基地局が周辺基地局に監視開始を通知
する場合の説明図である。
【図6】干渉監視時のシーケンスである。
【図7】干渉監視動作フロー(その1)である。
【図8】干渉監視動作フロー(その2)である。
【図9】呼設定(SETUP)メッセージフォーマット
の一例を示す図である。
【図10】システム運用者固有で規定した信号フォーマ
ットの一例を示す図である。
【図11】外部装置により干渉監視を通知する実施の形
態を説明する図である。
【図12】図9に対応する干渉監視時のシーケンスであ
る。
【図13】ゾーン拡大する実施の形態である。
【図14】図13の動作を説明する図である。
【図15】基地局及び加入者データベースのデータの一
例を示す図である。
【図16】図15のデータに基づく、1の基地局Aのみ
が干渉監視起動を行う実施例シーケンスを示す図であ
る。
【図17】図15のデータに基づく、他局との論理制御
チャネルの干渉監視を行う一方法のシーケンスを示す図
である。
【図18】二つの基地局A、Bにおいて、干渉監視を起
動する場合の実施例における動作シーケンス(その1)
である。
【図19】二つの基地局A、Bにおいて、干渉監視を起
動する場合の実施例における動作シーケンス(その2)
である。
【図20】基地局及び加入者データベースのデータの他
の例を示す図である。
【図21】図20のデータに基づく、1の基地局Aのみ
が干渉監視起動を行う実施例シーケンスを示す図であ
る。
【図22】簡易携帯電話(PHS)の論理制御チャネル
を説明する図である。
【図23】基地局と対応ゾーンとの関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
MT 移動機 BS 基地局 SW 交換局 EX 外部装置 SDB 加入者データベース 1 基地局情報記憶部 2 トラフィック情報格納部 3 タイマー制御部 4 無線側送受信制御部 5 有線側送受信制御部 6 信号制御部 7 基地局制御部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一周波数の論理制御チャネルを、送信タ
    イミングをずらして送信する複数の基地局と、一斉呼び
    出しエリア毎に該エリア内に位置する基地局情報を保持
    する加入者データベースと、該加入者データベースへの
    アクセス及び呼の回線交換を行う交換局を有する簡易型
    携帯電話システムにおいて、 該複数の基地局の内、一の監視局となる基地局から周辺
    の基地局に対し、該論理制御チャネルの干渉監視を行う
    ことを通知するようにしたことを特徴とする無線チャネ
    ル干渉監視方式。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記複数の基地局に対し優先度を設定し、該優先度によ
    り前記監視局を特定するようにしたことを特徴とする無
    線チャネル干渉監視方式。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記周辺の基地局の電波送信の出力を一時的に増加する
    ようにしたことを特徴とする無線チャネル干渉監視方
    式。
  4. 【請求項4】請求項1、2もしくは3において前記複数
    の基地局に属する移動機から該基地局へのアクセス情報
    により干渉監視の契機とすることを特徴とする無線チャ
    ネル干渉監視方式。
  5. 【請求項5】同一周波数の論理制御チャネルを、送信タ
    イミングをずらして送信する複数の基地局と、一斉呼び
    出しエリア毎に該エリア内に位置する基地局情報を保持
    する加入者データベースと、該加入者データベースへの
    アクセス及び呼の回線交換を行う交換局を有する簡易型
    携帯電話システムにおいて、 該複数の基地局の内、一の基地局から自局を宛先とする
    着番号を用いて該交換局に対し、呼設定を要求し、 該交換局は、該着番号に対応する位置情報を該加入者デ
    ータベースから検索しし、検索された位置情報に属する
    複数の基地局に対し、呼設定を行い、 更に該一の基地局は、該呼設定に対し、該着番号が自局
    のものであることを検出し、電波送信を停止して干渉監
    視を開始することを特徴とする無線チャネル干渉監視方
    式。
  6. 【請求項6】同一周波数の論理制御チャネルを、送信タ
    イミングをずらして送信する複数の基地局と、一斉呼び
    出しエリア毎に該エリア内に位置する基地局情報を保持
    する加入者データベースと、該加入者データベースへの
    アクセス及び呼の回線交換を行う交換局を有する簡易型
    携帯電話システムにおいて、 該複数の基地局の内、二以上の基地局から自局を宛先と
    する着番号を用いて該交換局に対し、呼設定を要求し、 該着番号に対応する位置情報を該加入者データベースに
    より検索し、 該交換局により、検索された位置情報に属する複数の基
    地局に対し呼設定を行い、該呼設定に対し、該二以上の
    基地局はそれぞれ、一の着番号が自局のものであること
    を検出し、且つ他の着番号と優先度を判定し、該一の着
    番号の優先度が高い場合に、電波送信を停止して干渉監
    視を開始することを特徴とする無線チャネル干渉監視方
    式。
  7. 【請求項7】同一周波数の論理制御チャネルを、送信タ
    イミングをずらして送信する複数の基地局と、一斉呼び
    出しエリア毎に該エリア内に位置する基地局情報を保持
    する加入者データベースと、該加入者データベースへの
    アクセス及び呼の回線交換を行う交換局を有する簡易型
    携帯電話システムにおいて、 該複数の基地局の内、一の基地局を干渉監視基地局と
    し、他の基地局をゾーン拡大局として設定し、 該干渉監視基地局から干渉監視の際、ゾーン拡大要求信
    号を送信し、これに対し該他の基地局は、送信電波の出
    力を上げて、当該他の基地局の無線ゾーンを拡大するよ
    うにしたことを特徴とする無線チャネル干渉監視方式。
  8. 【請求項8】請求項1、2、3、5、6、又は7におい
    て、 前記基地局間又は、前記基地局と交換局との間での情報
    の通知に呼設定信号を用い、該呼設定信号の情報要素に
    特定の情報を設定するようにしたことを特徴とする無線
    チャネル干渉監視方式。
  9. 【請求項9】請求項7において、 該呼設定信号の情報要素は、前記基地局に属する移動機
    の番号とすることを特徴とする無線チャネル干渉監視方
    式。
  10. 【請求項10】請求項1、2、3、5、6、又は7にお
    いて、 基地局間又は、基地局と交換局間での情報の通知を、シ
    ステム運用者が固有に規定した特定の信号により行うこ
    とを特徴とする無線チャネル干渉監視方式。
  11. 【請求項11】請求項1、2、3、5、6、又は7にお
    いて、 基地局において、干渉監視起動の契機を判断し、該基地
    局が自律で干渉監視を行うことを特徴とする無線チャネ
    ル干渉監視方式。
  12. 【請求項12】請求項10において、 前記干渉監視起動の契機の判断は、所定時間内における
    トラフィック異常を検知して行うことを特徴とする無線
    チャネル干渉監視方式。
  13. 【請求項13】請求項1、2、3、5、6、又は7にお
    いて、 基地局以外の外部装置により、前記干渉監視の契機が与
    えられることを特徴とする無線チャネル干渉監視方式。
JP7213183A 1995-08-22 1995-08-22 簡易型携帯電話システムにおける無線チャネル干渉監視方式 Withdrawn JPH0965427A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003124941A (ja) * 2001-10-10 2003-04-25 Nec Corp 双方向情報発信型マルチキャスト通信システムおよびその運用方法
JP2007181200A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Thomson Licensing 無線ローカル・エリア・ネットワーク内でチャネルを動的に選択する方法

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