JPH0963477A - 電子銃の組立方法および装置 - Google Patents

電子銃の組立方法および装置

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JPH0963477A
JPH0963477A JP21221795A JP21221795A JPH0963477A JP H0963477 A JPH0963477 A JP H0963477A JP 21221795 A JP21221795 A JP 21221795A JP 21221795 A JP21221795 A JP 21221795A JP H0963477 A JPH0963477 A JP H0963477A
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JP
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connector
electron gun
assembly
electrode
assembling
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JP21221795A
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Yasuo Tsuji
泰夫 辻
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動供給が困難であったコネクタが突出する
電子銃部品の自動供給を可能とし、電子銃を自動組立す
る。 【解決手段】 搬送手段32で組立治具を搬送し、搬送手
段32の周辺の各電子銃部品供給手段46〜49から電子銃部
品を供給するとともに組立治具に対して順次組み付け
る。1つの電子銃部品供給手段48は、電子銃部品を供給
する電子銃部品供給部91、電子銃部品に対してコネクタ
を供給するコネクタ供給部93およびコネクタを電子銃部
品に溶接する溶接部94を有する。電子銃を組み立てると
きに、電子銃部品にコネクタを溶接し、そのコネクタを
溶接した電子銃部品を組立治具に組み付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラウン管の電子
銃の組立方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブラウン管の電子銃を製造するに
は、電子銃を構成するグリッドとスペーサとを交互に所
定の組み合せで積層するとともにカソードサポート、ヒ
ータストラップ、ステムラグなどの電子銃部品を組み立
てた後、溶融したガラスロッドを電子銃部品の側面突起
部に固着することにより一体化し、さらに、電子銃の複
数の電極にコネクタをそれぞれ接続する。
【0003】電子銃部品のうちカソードサポートなど
は、カソードサポートにコネクタが抵抗溶接によって予
め固着されていて、そのコネクタがカソードサポートか
ら大きく突出しているため、自動整列装置などを用いて
自動で整列させて供給するには不適な形状であり、自動
供給が困難である。そのため、電子銃の自動組立が困難
であり、人手により電子銃を組み立てている。なお、電
子銃を組み立てるには、上治具と下治具とを備える組立
治具を用い、下治具に対してグリッドとスペーサとを交
互に所定の組み合せで積層するとともに、上治具に対し
てカソードサポート、ヒータストラップ、ステムラグな
どを所定の位置に挿入し、下治具と上治具とを組み合わ
せて、電子銃を組み立てている。
【0004】また、組み立てられた半成品である電子銃
構体の複数の電極のうち同一電圧が印加される少なくと
も2個の電極間を接続するコネクタなどは、複数の折曲
部を有するような複雑な形状に成形されているため、こ
のコネクタの場合にも自動整列させて供給するには不適
な形状であり、自動供給が困難である。そのため、人手
により予め成形されたコネクタを保持装置などに装着
し、その保持装置にてコネクタを電子銃構体の電極に接
合させて溶接している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、電子銃
は、カソードサポートなどのコネクタを有する自動整列
および自動供給が困難な形状の電子銃部品を備えるた
め、人手によって組み立てを行なわなければならず、作
業性が悪く、組立位置精度や電子銃部品の組立間違いな
ど品質の低下の問題がある。
【0006】また、電子銃構体の電極にコネクタを接続
する場合にも、そのコネクタが自動整列および自動供給
の困難な形状であるため、人手によって行なわなければ
ならず、作業性が悪く、品質の低下の問題がある。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、自動供給が困難であったコネクタを有する電子銃
部品の自動供給を可能として電子銃の自動組立を行な
え、しかも、自動供給が困難であったコネクタの自動供
給を可能として電子銃構体の電極に接続できる電子銃の
組立方法および装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、組立治具に対
して複数の電子銃部品を順次組み付けて電子銃を組み立
てるときにおいて、電子銃部品を供給する工程と、その
電子銃部品に装着されるコネクタを供給する工程と、そ
のコネクタを電子銃部品に溶接する工程と、そのコネク
タを溶接した電子銃部品を前記組立治具に対して組み付
ける工程とを具備していることを特徴とする。そして、
組立時にコネクタを供給するとともに溶接した電子銃部
品を組立治具に対して組み付けるため、コネクタを有す
る電子銃部品の自動供給、自動組立が可能となる。
【0009】また、本発明は、電子銃構体の電極にコネ
クタを接続するときにおいて、コネクタの素材となるコ
ネクタ材を供給する工程と、供給されたコネクタ材を所
定のコネクタ形状に成形、または連続したコネクタ材を
所定のコネクタ長さに切断、あるいは連続したコネクタ
材を所定のコネクタ長さおよびコネクタ形状に成形する
工程と、そのコネクタを保持して電子銃構体の電極に接
合させる工程と、コネクタを電子銃構体の電極に溶接す
る工程とを具備していることを特徴とする。そして、コ
ネクタ接続時に、コネクタ材から所定のコネクタ形状や
コネクタ長さとしたコネクタを保持して電子銃構体の電
極に接合させて溶接するため、コネクタの自動供給、自
動組立が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電子銃の組立方法
および装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
なお、図1ないし図14は複数の電子銃部品を順次組み
付けて電子銃を組み立てる電子銃の組立方法および装置
を示し、図15ないし図19は組み立てられた半成品で
ある電子銃構体にコネクタを接続する電子銃の組立方法
および装置を示す。
【0011】まず、図1ないし図14を参照して、複数
の電子銃部品を順次組み付けて電子銃を組み立てる電子
銃の組立方法および装置について説明する。
【0012】図3は電子銃の製造過程における半成品の
一部を切り欠いた概略図を示す。電子銃を構成するグリ
ッド1とスペーサ2とを交互に所定の組み合せで積層す
るとともにカソードサポート3,4、ステムラグ5,
6、ヒータストラップ7などの電子銃部品を組み立て、
その後、溶融したガラスロッドを電子銃部品の側面突起
部に固着することにより一体化する。
【0013】図4は各電子銃部品の斜視図を示す。図4
(a)(b)はカソードサポート3,4を示し、図4(c)(d)は
ステムラグ5,6を示し、図4(e) はヒータストラップ
7を示す。カソードサポート3,4は、円筒体8、この
円筒体8に固着されるブラケット9、ブラケット9に固
着されるコネクタ10を有している。なお、コネクタ10
は、予め固着されるのではなく、電子銃部品の組立時に
固定されるものであり、その詳細は後述する。
【0014】図5は電子銃の組み立てに用いられる組立
治具11の斜視図を示す。この組立治具11は、下治具12と
上治具13とを備えている。
【0015】下治具12は、基部14およびこの基部14の両
側から立設された側面部15を備え、基部14には基準棒16
が3本立設され、側面部15には上治具13との結合時の位
置決め用の基準ピン17が突設されている。
【0016】上治具13は、基部18およびこの基部18に対
して接離移動可能に設けられた可動部19を備え、基部18
と可動部19との間には基部18に対して可動部19を離反移
動させるスプリング20が介在されている。基部18の両側
には、下治具12に係止する係止レバー21が軸支されてい
る。可動部19の下面には、ステムラグ5,6を挟持する
複数のチャック22が開閉可能に設けられ、カソードサポ
ート3,4が嵌合される複数の位置決めピン23が突設さ
れ、基準ピン17が嵌合される基準孔24が形成され、可動
部19の両側面には係合孔25が形成されている。
【0017】そして、下治具12には、グリッド1の電子
ビーム通過孔およびスペーサ2の係合孔が基準棒16に嵌
合されることにより、グリッド1とスペーサ2とが交互
に所定の組み合せで積層される。上治具13には、ヒータ
ストラップ7、ステムラグ5,6、カソードサポート
3,4が所定の位置に組み付けられる。これらの下治具
12と上治具13とを合体させることにより、電子銃が組み
立てられる。
【0018】図1は電子銃の組立装置としての電子銃部
品組立装置の平面図を示し、図2は電子銃部品組立装置
の一部を省略した正面図を示す。この電子銃部品組立装
置は、基台31を備え、この基台31のほぼ中央には上治具
13を周縁部に1つずつ保持して搬送する搬送手段として
のターンテーブル32が配設されている。このターンテー
ブル32は、間欠的に回転駆動されるものであり、その周
縁部には上治具13を位置決め保持する複数の受台33が配
設され、上治具装着位置aにおいて電子銃部品が組み付
けられていない上治具13が受台33上に供給されるととも
に、上治具取出位置bにおいて電子銃部品が組み付けら
れた上治具13が受台33から取り出される。
【0019】基台31の上面一側には上治具13を上下を反
転させた状態で搬送供給する上治具搬送コンベヤ34が配
設され、この上治具搬送コンベヤ34上からターンテーブ
ル32の上治具装着位置a上にかけて上治具13をターンテ
ーブル32の受台33上に移載する移載手段35が配設されて
いる。この移載手段35は、水平に架設されたガイドレー
ル36に沿って移動する移動部37を備え、この移動部37の
下側に上治具13を挟持するチャック38が配設され、移動
部37の上側にチャック38を上下動させるエアシリンダ39
が配設されている。そして、この移載手段35では、上治
具搬送コンベヤ34上の上治具13をチャック38で挟持し、
上治具13を上昇させ、上治具13を上治具装着位置a上に
移動させ、上治具13を下降させて受台33に装着する。
【0020】基台31の後方に沿って電子銃部品を組み付
けた下治具12を搬送する下治具搬送コンベヤ40が配設さ
れ、ターンテーブル32の上治具取出位置b上から下治具
搬送コンベヤ40上にかけて移載手段41が配設されてい
る。この移載手段41は、水平に架設されたガイドレール
42に沿って移動する移動部43を備え、この移動部43の下
側に上治具13を挟持するチャック44が配設され、移動部
43の上側にチャック44を上下動させるエアシリンダ45が
配設されている。そして、この移載手段41では、ターン
テーブル32の上治具取出位置b上の上治具13をチャック
44で挟持し、上治具13を上昇させ、上治具13を下治具搬
送コンベヤ40上に移動させ、上治具13を下降させて下治
具12に組み合わせる。
【0021】基台31上には、ターンテーブル32の周辺に
沿って、このターンテーブル32が間欠回転する2ピッチ
毎に、電子部品供給手段としてのステムラグ供給手段4
6、ヒータストラップ供給手段47、第1のカソードサポ
ート供給手段48、第2のカソードサポート供給手段49が
順にそれぞれ配設されている。
【0022】ターンテーブル32の上方には回動しない固
定テーブル50が配設され、この固定テーブル50の周縁部
には、ステムラグ供給手段46およびヒータストラップ供
給手段47の各電子銃部品組付位置に対応して上治具13の
チャック22を開閉するチャック開閉手段51が配設されて
いるとともに、各供給手段46〜49の各電子銃部品組付位
置の下流側位置に各電子銃部品の組付状態を検出する検
出手段52が設置されている。
【0023】図6はターンテーブル32の受台33の側面図
を示す。受台33は、ターンテーブル32に対して水平方向
に回動可能に取り付けられており、下部には受台33と一
体回動する連結板53が設けられている。
【0024】ステムラグ供給手段46によるステムラグ
5,6の組付位置に対応して基台31には開口部54が形成
され、この開口部54を通じて回動手段55が上下動可能に
配設されている。回動手段55は、受台33の連結板53に連
結される連結ピン56を介して連結可能とする連結部57を
有し、この連結部57がモータ58によって90°毎に回転
駆動される。そして、回動手段55が上昇して、連結部57
が連結板53に連結された状態で、モータ58の駆動によっ
て受台33が90°毎に回動される。
【0025】図7は固定テーブル50の検出手段52の側面
図を示す。検出手段52は、固定テーブル50の縁部にブラ
ケット59にて支持されたエアシリンダ60を備え、このエ
アシリンダ60の下方にエアシリンダ60の作動によって昇
降される昇降部61が配置され、この昇降部61には検出子
62が下方へ突設されているとともにこの検出子62を介し
て電子銃部品の検出を行なう検出センサ63が内蔵されて
いる。そして、エアシリンダ60により検出子62を下降さ
せて上治具13に挿入された電子銃部品、例えばカソード
サポート3,4に当接して挿入状態および有無を検出セ
ンサ63により判別する。
【0026】図8はステムラグ供給手段46の平面図、図
9はステムラグ供給手段46の側面図である。ステムラグ
供給手段46は、整列ユニット71と、この整列ユニット71
とターンテーブル32との間に配設された移載ユニット72
とを備えている。
【0027】整列ユニット71は、各ステムラグ5,6を
貯留する一対のホッパ部73を有し、この一対のホッパ部
73の近接する周縁部から移載ユニット72に向けて直線状
のフィーダ部74が延設されている。そして、各ホッパ部
73内に貯留された各ステムラグ5,6がホッパ部73の周
縁に沿って移動されながら整列されていき、各フィーダ
部74を各1列状態に整列されてフィーダ部74の先端へ向
けて移動される。
【0028】移載ユニット72には、ユニット本体部75の
上方にガイド部76が昇降可能に支持され、このガイド部
76にガイド軸77を貫通させたスライド体78がフィーダ部
74に沿った移載方向にスライド可能に支持され、このス
ライド体78の先端にステムラグ5,6を挟持するチャッ
ク79が取り付けられている。ユニット本体部75にはモー
タ80の駆動によって回転される図示しない複数の円筒カ
ムが内蔵され、これらの円筒カムの回転に連動してガイ
ド部76が昇降されるとともにレバー81を介してスライド
体78が移載方向にスライドされる。そして、モータ80の
駆動によって円筒カムが回転し、ガイド部76が下降し、
チャック79でステムラグ5,6を挟持し、ガイド部76が
上昇し、レバー81を介してスライド体78が前進し、ガイ
ド部76が下降し、ステムラグ5,6を上治具13に挿入す
る。
【0029】なお、ヒータストラップ供給手段47、第2
のカソードサポート供給手段49は、ステムラグ供給手段
46と同様に整列ユニット82,83および移載ユニット84,
85を備えた機構であり、その説明を省略する。
【0030】また、第1のカソードサポート供給手段48
は、図1に示すように、電子銃部品供給部としての整列
ユニット91、ターンテーブル92、コネクタ供給部として
のコネクタ供給ユニット93、溶接部94、移載ユニット95
を有している。
【0031】整列ユニット91は、ステムラグ供給手段46
の整列ユニット71と同様の構造であり、ホッパ部96内に
貯留されたカソードサポート3がホッパ部96の周縁に沿
って移動されながら整列されていき、フィーダ部97を1
列状態に整列されてターンテーブル92へ向けて移動され
る。
【0032】ターンテーブル92は、間欠的に回転駆動さ
れるものであり、図11に示すように、周縁部にはカソ
ードサポート3を保持する複数のホルダ部98が設けられ
ている。そして、ターンテーブル92が間欠的に回転しな
がら各ホルダ部98に整列ユニット91から供給されるカソ
ードサポート3が順次装着される。
【0033】コネクタ供給ユニット93は、図10に示す
ように、ユニット本体部99を備え、このユニット本体部
99上には、コネクタ10の素材となる連続したリボン状ま
たは線状のコネクタ材10a が巻かれたスプール100 を支
持する支柱101 が立設され、スプール100 からコネクタ
材10a を所定長さずつ送り出すコネクタ材供給機構102
が配設され、所定長さ送り出されたコネクタ材10a を切
断する切断機構103 が配設され、切断形成されたコネク
タ10を保持してカソードサポート3に接合させる保持機
構104 が配設されている。コネクタ材供給機構102 は、
ユニット本体部99に設置されたモータ105 の駆動に連動
して動作される。切断機構103 は、エアシリンダ103aの
駆動によって切断動作される。保持機構104 は、アーム
106 を有し、このアーム106 の先端にエアシリンダ107a
の駆動によって動作されるチャック107 が設けられ、モ
ータ105 の駆動に連動してアーム106 が上下、前後に移
動される。そして、切断機構103 で切断されたコネクタ
10をチャック107 で挟持し、アーム106 が可動して、コ
ネクタ10がターンテーブル92のホルダ部98に保持された
カソードサポート3の所定位置に当接される。
【0034】溶接部94は、レーザ溶接を行うレーザ溶接
装置であり、コネクタ供給ユニット93によってコネクタ
10がターンテーブル92のホルダ部98に保持されたカソー
ドサポート3の所定位置に当接された状態において、コ
ネクタ10をカソードサポート3にレーザ溶接にて固着す
る。
【0035】移載ユニット95は、図10および図11に
示すように、ユニット本体部108 を備え、このユニット
本体部108 上には、ターンテーブル92が配設され、この
ターンテーブル92の側部にガイド部材109 が立設されて
いるとともに、このガイド部材109 にスライド板110 が
上下方向にスライド可能に支持されている。スライド板
110 にはエアシリンダ111 が取り付けられているととも
にこのエアシリンダにエアシリンダ112 が支持されてい
る。エアシリンダ111 はエアシリンダ112 をターンテー
ブル92とターンテーブル32側の上治具13とを結ぶ移載方
向に移動させ、エアシリンダ112 はロータリー式であっ
て移載方向と直交する水平方向に突出する回転部113 を
回転させる。回転部113 にはカソードサポート3の両端
を挟持するための各一対のチャック114 が取り付けられ
ている。
【0036】ユニット本体部108 内には図示しないモー
タで回転される円筒カム115 が配設されているととも
に、この円筒カム115 の上側に一端を回動可能に軸支し
たレバー116 が配設され、このレバー116 に円筒カム11
5 に当接するローラ117 が回転自在に軸支され、レバー
116 の先端とスライド板110 とがリンク118 によって連
結されている。
【0037】そして、エアシリンダ111 によりチャック
114 がターンテーブル92上に移動してカソードサポート
3を挟持し、円筒カム115 の回転によりレバー116 やス
ライド板110 などを介してチャック114 が上昇し、エア
シリンダ111 によりチャック114 がターンテーブル32の
上治具13上に移動し、エアシリンダ112 によりチャック
114 が下方へ向けて回動し、円筒カム115 によりチャッ
ク114 が下降して、カソードサポート3を上治具13に組
み付ける。
【0038】図13は移載手段41の側面図、図14は移
載手段41のチャック44の拡大側面図を示す。移載手段41
のチャック44は、エアシリンダ121 によって平行に開閉
される一対の挟持片部122 を備え、この各挟持片部122
には上治具13の係合孔25に係合するピン123 を有する円
板124 が回転自在に軸支されている。一方の挟持片部12
2 にはロータリー式のエアシリンダ125 が取り付けら
れ、このエアシリンダ125 の回転軸に取り付けられたギ
ヤ126 と円板124 の回転軸に取り付けられたギヤ127 と
が噛合されている。また、円板124 にはカソードサポー
ト保持具128 が取り付けられている。なお、ガイドレー
ル42に沿って、移動部43を移動させる図示しないエアシ
リンダが配設されている。
【0039】そして、ターンテーブル32上の受台33に保
持された上治具13の係合孔25にチャック44のピン123 を
係合し(このとき、カソードサポート保持具128 は円板
124の上側に位置されている)、上治具13を上方向に引
き抜いた後、エアシリンダ125 によりギヤ126 ,127 を
介して上治具13を上下反転させる。このとき、上治具13
の下方にカソードサポート保持具128 が回り込み、上治
具13に挿入されたカソードサポート3,4が上下反転時
に落下するのが防止される。そして、上治具13を上下反
転させた状態でガイドレール42に沿って移動部43を移動
させて下治具搬送コンベヤ40上に移動させた後、上治具
13を下降させ、上治具13の基準孔24と下治具12の基準ピ
ン17とを係合させることによって上治具13と下治具12を
合体させる。
【0040】次に、電子銃部品組立装置による全体的な
組立動作について説明する。
【0041】上治具搬送コンベヤ34により上治具13が搬
入され、移載手段35により上治具搬送コンベヤ34上の上
治具13がターンテーブル32の上治具装着位置aに位置す
る受台33に移載される。
【0042】続いて、ターンテーブル32が1ピッチ分間
欠回転され、受台33に保持された上治具13がステムラグ
供給手段46の位置に移動される。
【0043】ステムラグ供給手段46の位置においては、
固定テーブル50上のチャック開閉手段51により上治具13
のチャック22が開かれる。この状態において、ステムラ
グ供給手段46の整列ユニット71のフィーダ部74上に整列
されたステムラグ5,6が移載ユニット72により取り出
されて上治具13の一側の所定位置に挿入される。その
後、回動手段55により受台33が180°回動され、上治
具13の反対側にもステムラグ5,6が挿入される。
【0044】続いて、ターンテーブル32が1ピッチ分間
欠回転され、固定テーブル50上の検出手段52により上治
具13に挿入されたステムラグ5,6の有無が検出される
とともに挿入位置が修正される。
【0045】続いて、ターンテーブル32が1ピッチ分間
欠回転され、上治具13がヒータストラップ供給手段47の
位置に移動される。
【0046】ヒータストラップ供給手段47の位置におい
ては、固定テーブル50上のチャック開閉手段51により上
治具13のチャック22が開かれる。この状態において、ヒ
ータストラップ供給手段47の整列ユニット82のフィーダ
部82a 上に整列されたヒータストラップ7が移載ユニッ
ト84により2個同時に取り出されて上治具13の所定位置
に同時に挿入される。
【0047】続いて、ターンテーブル32が1ピッチ分間
欠回転され、固定テーブル50上の検出手段52により上治
具13に挿入されたヒータストラップ7の有無が検出され
るとともに挿入位置が修正される。
【0048】続いて、ターンテーブル32が1ピッチ分間
欠回転され、上治具13が第1のカソードサポート供給手
段48の位置に移動される。
【0049】第1のカソードサポート供給手段48では、
整列ユニット91のフィーダ部97上に整列されたカソード
サポート3がターンテーブル92上のホルダ部98に移載さ
れ、このターンテーブル92の回転でカソードサポート3
がコネクタ供給ユニット93の位置に移動される。コネク
タ供給ユニット93によりコネクタ10がカソードサポート
3の所定位置に当接され、溶接部94によりコネクタ10が
カソードサポート3にレーザ溶接される。その後、ター
ンテーブル92の回転でコネクタ10が溶接されたカソード
サポート3が移載ユニット95の位置に移動される。そし
て、移載ユニット95によりターンテーブル92上のカソー
ドサポート3が上治具13の中央の位置決めピン23に挿入
される。
【0050】続いて、ターンテーブル32が1ピッチ分間
欠回転され、固定テーブル50上の検出手段52により上治
具13に挿入されたカソードサポート3の有無が検出され
るとともに挿入位置が修正される。
【0051】続いて、ターンテーブル32が1ピッチ分間
欠回転され、上治具13が第2のカソードサポート供給手
段49の位置に移動される。
【0052】第2のカソードサポート供給手段49の位置
においては、第2のカソードサポート供給手段49の整列
ユニット83のフィーダ部83a 上に整列されたカソードサ
ポート4が移載ユニット85により取り出されて上治具13
の両側の位置決めピン23に挿入される。
【0053】続いて、ターンテーブル32が1ピッチ分間
欠回転され、固定テーブル50上の検出手段52により上治
具13に挿入されたカソードサポート4の有無が検出され
るとともに挿入位置が修正される。
【0054】続いて、ターンテーブル32が1ピッチ分間
欠回転され、上治具13が移載手段41の位置すなわち上治
具取出位置bに移動される。
【0055】そして、移載手段41は、ターンテーブル32
上の受台33に保持された上治具13の係合孔25にチャック
44のピン123 を係合して上治具13を上方向に引き抜き、
上治具13の上下反転させて、下治具搬送コンベヤ40上に
移動させた後、上治具13を下降させ、上治具13の基準孔
24と下治具12の基準ピン17とを係合させることによって
上治具13と下治具12を合体させる。
【0056】なお、検出手段52の判別結果により良と判
別されたものは図示しない絶縁ガラス杆溶着機まで搬送
されて絶縁ガラス杆が固着されることにより、上治具13
と下治具12に組み込まれた電子銃部品が一体化される。
また。不良と判別されたものは下治具搬送コンベヤ40上
から排出される。
【0057】以上のように、上治具13に対して複数の電
子銃部品を順次組み付けるときに、カソードサポート3
に対してコネクタ10を供給するとともに溶接し、そのコ
ネクタ10を溶接したカソードサポート3を上治具13に対
して組み付けるため、カソードサポート3の自動供給が
可能となって、自動組立でき、電子銃の品質を安定させ
ることができ、さらに、作業能率が大幅に向上するとと
もに、電子銃部品の組込み位置精度の向上、部品の組込
みミス等の解消できる。しかも、コネクタ10をレーザ溶
接することにより、部品の変形を減少させることがで
き、電子銃の品質を安定させることができる。
【0058】次に、図15ないし図19を参照して、組
み立てられた半成品である電子銃構体にコネクタを接続
する電子銃の組立方法および装置について説明する。
【0059】図16は半成品である電子銃構体131 の斜
視図を示す。この電子銃構体131 は、前記電子銃部品組
立装置によってグリッド1とスペーサ2とを交互に所定
の組み合せで積層するとともにカソードサポート3,
4、ステムラグ5,6、ヒータストラップ7などの電子
銃部品を組み立て、その後、溶融したガラスロッドを電
子銃部品の側面突起部に固着することにより一体化し、
組立治具11から外したものである。
【0060】そして、この電子銃構体131 は複数の電極
を備え、各電極には、電子銃構体131 の一側面からコネ
クタ132 が、他側面からコネクタ133 ,134 がそれぞれ
接続される。コネクタ132 は同一電圧が印加される2個
の電極間を接続するものであり、コネクタ133 は同一電
圧が印加される2個の電極間を接続するとともに外部に
導出されるものであり、コネクタ134 は1個の電極に接
続されて外部に導出されるものである。コネクタ132 ,
133 にはそれぞれ2箇所の溶接点135 があり、コネクタ
134 には1箇所の溶接点135 がある。
【0061】図15は電子銃の組立装置としてのコネク
タ組立装置の斜視図を示す。このコネクタ組立装置は、
基台136 を備え、この基台136 上に組立用コンベヤ137
が配設され、この組立用コンベヤ137 の搬送方向始端部
に搬入コンベヤ138 の搬送方向終端部が並列に配設さ
れ、組立用コンベヤ137 の搬送方向終端部に搬出コンベ
ヤ139 の搬送方向始端部が並列に配設されている。各コ
ンベヤ137 〜139 は、ベルトやチェーンなどの無端体を
備え、この無端体に電子銃構体131 を着脱可能に保持す
る保持ヘッド140 (搬入コンベヤ138 にのみ図示する)
が所定ピッチで取り付けられ、間欠的に回動される。
【0062】組立用コンベヤ137 と搬入コンベヤ138 お
よび搬出コンベヤ139 との並設箇所はコンベヤ間の移載
位置であり、各移載位置には移載ユニット141 がそれぞ
れ配設されている。この各移載ユニット141 は、電子銃
構体131 を挟持するチャック142 を備えるとともに、こ
のチャック142 を旋回、上下移動および前後移動(組立
用コンベヤ137 と各コンベヤ138 ,139 の並設方向)さ
せる駆動機構143 を備えている。そして、搬入コンベヤ
138 側に配設された移載ユニット141 は、搬入コンベヤ
138 の保持ヘッド140 に保持された電子銃構体131 を、
チャック142 で挟持し、搬入コンベヤ138 の保持ヘッド
140 から外し、組立用コンベヤ137 上に移動させ、組立
用コンベヤ137 の保持ヘッド140 に装着する。また、搬
出コンベヤ139 側に配設された移載ユニット141 は、組
立用コンベヤ137 の保持ヘッド140 に保持された電子銃
構体131 を、チャック142 で挟持し、組立用コンベヤ13
7の保持ヘッド140 から外し、搬出コンベヤ139 上に移
動させ、搬出コンベヤ139の保持ヘッド140 に装着す
る。なお、組立用コンベヤ137 の搬送方向始端部の側部
には、移載ユニット141 で移載される電子銃構体131 を
組立用コンベヤ137 の保持ヘッド140 に対して位置決め
する位置決めユニット144 が配設されている。
【0063】また、基台136 上には、組立用コンベヤ13
7 の一側に沿って各コネクタ132 〜134 をそれぞれ供給
する第1ないし第3のコネクタ供給ユニット145 〜147
が配設され、組立用コンベヤ137 の他側に沿って各コネ
クタ供給ユニット145 〜147に対応して溶接手段として
の第1ないし第3の溶接ユニット148 〜150 が配設され
ている。第1と第2のコネクタ供給ユニット145 ,146
の間には反転ユニット151 が配設され、第1と第2の溶
接ユニット148 ,149 の間には反転ユニット151 に対応
して位置決めユニット152 が配設されている。
【0064】コネクタ供給ユニット145 〜147 は、図1
7に示すように(図にはコネクタ供給ユニット146 また
は147 を示すが、第1のコネクタ供給ユニット145 は第
2のコネクタ供給ユニット146 または147 に対して左右
対象な以外は同様の構造である)、ユニット本体部153
、コネクタ材供給手段154 、成形手段155 、保持手段1
56 、駆動手段157 を備えている。
【0065】コネクタ材供給手段154 は、コネクタ132
〜134 の素材となる連続したリボン状または線状のコネ
クタ材158 を供給するものであり、ユニット本体部153
上には、コネクタ材158 が巻かれたスプール159 を回動
自在に支持する支柱160 が立設されているとともに、駆
動手段157 からの駆動力を得てスプール159 からコネク
タ材158 を成形手段155 に対して所定長さずつ間欠的に
送り出す送出機構161が配設されている。
【0066】成形手段155 は、図18に示すように(図
にはコネクタ132 用の成形手段155を示すが、他のコネ
クタ133 ,134 の成形手段155 も同様の構造である)、
コネクタ材158 から所定のコネクタ形状に切断および成
形するものであり、ユニット本体部153 上に支持フレー
ム162 が立設され、この支持フレーム162 に成形型163
が取り付けられている。成形型163 は、下型164 と上型
165 とを備え、下型164 は取付部材166 によって支持フ
レーム162 に固定的に支持され、上型165 はスライド部
材167 によって取付部材166 に上下方向スライド可能に
支持され、支持フレーム162 の上部に取り付けられたエ
アシリンダ168 によって上型165 が下型164 に対して型
開閉される。下型164 と上型165 とが接合される型面は
コネクタ132 の成形形状に合わせて形成されている。下
型164 および上型165 の両側面にはコネクタ形状に成形
されるコネクタ材158 の両端を切断する切断手段として
のカッタ169 が取り付けられている。カッタ169 は、下
型164 の両側に取り付けられる下側カッタ169aと、上型
165 に取り付けられる上側カッタ169bとを備えている。
【0067】保持手段156 は、図17に示すように、成
形手段155 で成形されたコネクタ133 または134 を保持
してカソードサポート3に接合させるものであり、アー
ム170 を有し、このアーム170 の先端側部にエアシリン
ダ171 の駆動によって動作されるチャック172 が設けら
れ、駆動手段157 からの駆動力を得てアーム170 が上下
に揺動、前後に移動される。そして、成形手段155 で成
形されたコネクタ133または134 をチャック172 で挟持
し、アーム170 が可動して、コネクタ133 または134 が
組立用コンベヤ137 の保持ヘッド140 に保持された電子
銃構体131 の所定の電極に接合する。
【0068】駆動手段157 は、モータ173 を備え、この
モータ173 の駆動力が、ギヤ機構、円筒カム、各種のレ
バーなどを含む伝達機構174 を介して、送出機構161 や
保持手段156 のアーム170 に伝達される。
【0069】また、溶接ユニット148 〜150 は、図19
に示すように、電子銃構体131 の電極に接合されたコネ
クタ132 〜134 をそれぞれ溶接するものであり、支持台
175を備え、この支持台175 上には、モータ176 が固定
されているとともに、このモータ176 によって回転駆動
されるねじ軸177 に螺合する受部178 を有するヘッド体
179 が組立用コンベヤ137 の搬送方向に対して直交する
方向にスライド可能に支持されている。ヘッド体179 に
は、下方へレーザ光線を照射するレンズ群を有するレー
ザヘッド180 が取り付けられている。そして、図15に
示すように、レーザ発振ユニット181 より発振されたレ
ーザ光線が光ファイバケーブルでレーザヘッド180 に導
かれ、レーザヘッド180 からレーザ光線が照射される。
【0070】また、反転ユニット151 は、電子銃構体13
1 を挟持するチャック182 を備えるとともに、このチャ
ック182 を回転、上下移動および前後移動させる駆動機
構183 を備えている。そして、組立用コンベヤ137 の保
持ヘッド140 に保持された電子銃構体131 を、チャック
182 で挟持し、保持ヘッド140 から離脱させ、表裏を1
80゜反転させ、保持ヘッド140 に再び装着する。電子
銃構体131 を保持ヘッド140 に装着する際には、組立用
コンベヤ137 の反対側に配設された位置決めユニット15
2 で電子銃構体131 を位置決めする。
【0071】図15において、184 はコネクタ組立装置
全体を制御する制御盤である。
【0072】次に、コネクタ組立装置によるコネクタ13
2 〜134 の接続動作について説明する。
【0073】電子銃構体131 は、搬入コンベヤ138 の保
持ヘッド140 に保持されて移載位置に搬入され、その移
載位置において、移載ユニット141 にて搬入コンベヤ13
8 の保持ヘッド140 から離脱され、組立用コンベヤ137
の保持ヘッド140 に装着されて保持される。
【0074】組立用コンベヤ137 により、保持ヘッド14
0 に保持された電子銃構体131 が第1のコネクタ供給ユ
ニット145 に対応するコネクタ132 の接続位置に搬送さ
れて停止される。
【0075】第1のコネクタ供給ユニット145 では、コ
ネクタ材供給手段154 にて、スプール159 からコネクタ
材158 が所定長さ送り出されて成形手段155 の下型164
と上型165 との間に供給される。成形手段155 にて、上
型165 が下型164 に向けて下降されて成形型163 が型閉
され、コネクタ材158 が所定のコネクタ132 の形状にプ
レス成形されるとともに両端部がカッタ169 で切断さ
れ、切断後に成形型163が型開される。保持手段156 に
て、型開された下型164 上のコネクタ132 がチャック17
2 で挟持され、そのコネクタ132 が組立用コンベヤ137
の保持ヘッド140に保持された電子銃構体131 の所定の
電極に接合される。
【0076】そのコネクタ132 の供給後、溶接ユニット
148 のレーザヘッド180 の光軸がコネクタ132 の一方の
溶接点135 に合わせられ、レーザ発振ユニット181 より
発振されたレーザ光線が光ファイバケーブルでレーザヘ
ッド180 に導かれ、レーザ光線がコネクタ132 の一方の
溶接点135 に照射されて電子銃構体131 の電極に溶接さ
れる。コネクタ132 の一方の溶接点135 の溶接後に、他
方の溶接点135 が同様にして溶接される。
【0077】続いて、組立用コンベヤ137 により、コネ
クタ132 が溶接された電子銃構体131 が反転ユニット15
1 に対応する反転位置に搬送されて停止される。
【0078】反転ユニット151 では、組立用コンベヤ13
7 の保持ヘッド140 に保持された電子銃構体131 が離脱
されて表裏が180゜反転された後、再び保持ヘッド14
0 に装着されて保持される。
【0079】続いて、組立用コンベヤ137 により、反転
された電子銃構体131 が第2のコネクタ供給ユニット14
6 に対応するコネクタ133 の接続位置に搬送されて停止
される。
【0080】第2のコネクタ供給ユニット146 では、第
1のコネクタ供給ユニット145 と同様に、コネクタ材15
8 からコネクタ133 が切断、成形され、そのコネクタ13
3 が保持されて電子銃構体131 の所定の電極に接合され
る。
【0081】第2のコネクタ供給ユニット146 に対応す
る溶接ユニット149 では、レーザヘッド180 からコネク
タ133 の各溶接点135 にレーザ光線が照射され、電子銃
構体131 の電極にコネクタ133 が溶接される。
【0082】続いて、組立用コンベヤ137 により、コネ
クタ133 が溶接された電子銃構体131 が第3のコネクタ
供給ユニット147 に対応するコネクタ134 の接続位置に
搬送されて停止される。
【0083】第3のコネクタ供給ユニット147 では、第
1および第2のコネクタ供給ユニット145 ,146 と同様
に、コネクタ材158 からコネクタ134 が切断、成形さ
れ、そのコネクタ134 が保持されて電子銃構体131 の所
定の電極に接合される。
【0084】第3のコネクタ供給ユニット147 に対応す
る溶接ユニット150 では、レーザヘッド180 からコネク
タ133 の各溶接点135 にレーザ光線が照射され、電子銃
構体131 の電極にコネクタ133 が溶接される。
【0085】続いて、組立用コンベヤ137 により、コネ
クタ134 が溶接された電子銃構体131 が移載位置に搬送
されて停止される。
【0086】その移載位置では、移載ユニット141 に
て、組立用コンベヤ137 の保持ヘッド140 の電子銃構体
131 が離脱され、搬出コンベヤ139 の保持ヘッド140 に
装着されて保持される。
【0087】搬出コンベヤ139 に保持された電子銃構体
131 は、搬出コンベヤ139 で電子銃組立工程の次工程に
搬出される。
【0088】以上のように、電子銃構体131 の電極にコ
ネクタ132 〜134 を接続するときに、素材となるコネク
タ材158 からコネクタ132 〜134 を成形し、そのコネク
タ132 〜134 を保持して電子銃構体131 の電極に接合さ
せて溶接するため、コネクタ132 〜134 の自動供給が可
能となって、コネクタ132 〜134 を自動組立でき、電子
銃の品質を安定させることができる。
【0089】しかも、連続したリボン材や線材からなる
コネクタ材158 を用い、成形手段155 の成形型163 にて
プレス成形する際に、カッタ169 でコネクタ材158 の両
端を切断するため、コネクタ材158 の供給が容易で、そ
の供給構造を簡単にできる。
【0090】なお、各コネクタ132 〜134 の長さに応じ
て定寸法に予め切断されたコネクタ材を用い、このコネ
クタ材を供給して各コネクタ132 〜134 を成形するよう
にしてもよい。これは、定寸法に切断されたコネクタ材
は、リボン状または線状であり、1つずつ整列、供給す
ることが可能であることによる。
【0091】また、リボン状または線状のコネクタ形状
でよい場合には、コネクタ材の切断のみを行なって組み
立てるようにすればよい。
【0092】
【発明の効果】本発明によれば、組立治具に対して複数
の電子銃部品を順次組み付けて電子銃を組み立てるとき
に、電子銃部品に対してコネクタを供給するとともに溶
接し、そのコネクタを溶接した電子銃部品を組立治具に
対して組み付けるため、電子銃部品の自動供給が可能と
なって、電子銃を自動組立でき、電子銃の品質を安定さ
せることができる。
【0093】また、電子銃構体の電極にコネクタを接続
するときに、素材となるコネクタ材から所定のコネクタ
形状に成形、または連続したコネクタ材を所定のコネク
タ長さに切断、あるいは連続したコネクタ材を所定のコ
ネクタ長さおよびコネクタ形状に成形し、そのコネクタ
を保持して電子銃構体の電極に接合させて溶接するた
め、コネクタの自動供給が可能となって、コネクタを自
動組立でき、電子銃の品質を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子銃の組立方法および装置の一実施
の形態を示す電子銃の組立装置としての電子銃部品組立
装置の平面図である。
【図2】同上実施の形態の電子銃部品組立装置の一部を
省略した正面図である。
【図3】同上実施の形態の電子銃の製造過程における半
成品の一部を切り欠いた概略図である。
【図4】同上実施の形態の各電子銃部品を示し、図4
(a)(b)はカソードサポートの斜視図、図4(c)(d)はステ
ムラグ5,6の斜視図、図4(e) はヒータストラップ7
の斜視図である。
【図5】同上実施の形態の組立治具の分解状態の斜視図
である。
【図6】同上実施の形態のターンテーブルの受台の側面
図である。
【図7】同上実施の形態の固定テーブルの検出手段の側
面図である。
【図8】同上実施の形態のステムラグ供給手段の平面図
である。
【図9】同上実施の形態のステムラグ供給手段の側面図
である。
【図10】同上実施の形態のコネクタ供給ユニットの斜
視図である。
【図11】同上実施の形態のカソードサポートの移載ユ
ニットの平面図である。
【図12】同上実施の形態のカソードサポートの移載ユ
ニットの側面図である。
【図13】同上実施の形態の移載手段の側面図である。
【図14】同上実施の形態の移載手段のチャックの拡大
側面図である。
【図15】同上実施の形態の電子銃の組立装置としての
コネクタ組立装置の斜視図である。
【図16】同上実施の形態の電子銃構体の斜視図であ
る。
【図17】同上実施の形態のコネクタ供給ユニットの斜
視図である。
【図18】同上実施の形態の成形手段の斜視図である。
【図19】同上実施の形態の溶接手段の斜視図である。
【符号の説明】
11 組立治具 32 搬送手段としてのターンテーブル 46 電子銃部品供給手段としてのステムラグ供給手段 47 電子銃部品供給手段としてのヒータストラップ供
給手段 48 電子銃部品供給手段としてのカソードサポート供
給手段 49 電子銃部品供給手段としてのカソードサポート供
給手段 91 電子銃部品供給部としての整列ユニット 93 コネクタ供給部としてのコネクタ供給ユニット 94 溶接部 131 電子銃構体 132 〜134 コネクタ 148 〜150 溶接手段としての溶接ユニット 154 コネクタ材供給手段 155 成形手段 156 保持手段 158 コネクタ材 169 切断手段としてのカッタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組立治具に対して複数の電子銃部品を順
    次組み付けて電子銃を組み立てる電子銃の組立方法にお
    いて、 電子銃部品を供給する工程と、 電子銃部品に接続されるコネクタを供給する工程と、 コネクタを電子銃部品に溶接する工程と、 コネクタを溶接した電子銃部品を組立治具に対して組み
    付ける工程とを具備していることを特徴とする電子銃の
    組立方法。
  2. 【請求項2】 組立治具を搬送する搬送手段と、 この搬送手段に沿って複数設置され、その複数のうちの
    少なくとも1つが電子銃部品を供給する電子銃部品供給
    部、電子銃部品に対してコネクタを供給するコネクタ供
    給部およびコネクタを電子銃部品に溶接する溶接部を有
    し、電子銃部品を供給するとともに組立治具に対して順
    次組み付ける複数の電子銃部品供給手段とを具備してい
    ることを特徴とする電子銃の組立装置。
  3. 【請求項3】 電子銃構体の電極にコネクタを接続する
    電子銃の組立方法において、 コネクタの素材となるコネクタ材を供給する工程と、 供給されたコネクタ材を所定のコネクタ形状に成形する
    工程と、 成形されたコネクタを保持して電子銃構体の電極に接合
    させる工程と、 コネクタを電子銃構体の電極に溶接する工程とを具備し
    ていることを特徴とする電子銃の組立方法。
  4. 【請求項4】 電子銃構体の電極にコネクタを接続する
    電子銃の組立方法において、 コネクタの素材となる連続したコネクタ材を所定長さず
    つ供給する工程と、 供給されたコネクタ材を所定のコネクタ長さに切断する
    工程と、 切断されたコネクタを保持して電子銃構体の電極に接合
    させる工程と、 コネクタを電子銃構体の電極に溶接する工程とを具備し
    ていることを特徴とする電子銃の組立方法。
  5. 【請求項5】 電子銃構体の電極にコネクタを接続する
    電子銃の組立方法において、 コネクタの素材となる連続したコネクタ材を所定長さず
    つ供給する工程と、 供給されたコネクタ材を所定のコネクタ長さに切断する
    工程と、 切断されたコネクタ材を所定のコネクタ形状に成形する
    工程と、 成形されたコネクタを保持して電子銃構体の電極に接合
    させる工程と、 コネクタを電子銃構体の電極に溶接する工程とを具備し
    ていることを特徴とする電子銃の組立方法。
  6. 【請求項6】 電子銃構体の電極にコネクタを接続する
    電子銃の組立装置において、 前記コネクタの素材となるコネクタ材を供給するコネク
    タ材供給手段と、 このコネクタ材供給手段で供給されたコネクタ材を所定
    のコネクタ形状に成形する成形手段と、 この成形手段で成形されたコネクタを保持して前記電子
    銃構体の電極に接合させる保持手段と、 この保持手段で電子銃構体の電極に接合されたコネクタ
    をその電子銃構体の電極に溶接する溶接手段とを具備し
    ていることを特徴とする電子銃の組立装置。
  7. 【請求項7】 電子銃構体の電極にコネクタを接続する
    電子銃の組立装置において、 前記コネクタの素材となる連続したコネクタ材を所定長
    さずつ供給するコネクタ材供給手段と、 このコネクタ材供給手段で供給されたコネクタ材を所定
    のコネクタ長さに切断する切断手段と、 この切断手段で切断されたコネクタを保持して前記電子
    銃構体の電極に接合させる保持手段と、 この保持手段で電子銃構体の電極に接合されたコネクタ
    をその電子銃構体の電極に溶接する溶接手段とを具備し
    ていることを特徴とする電子銃の組立装置。
  8. 【請求項8】 電子銃構体の電極にコネクタを接続する
    電子銃の組立装置において、 前記コネクタの素材となる連続したコネクタ材を所定長
    さずつ供給するコネクタ材供給手段と、 このコネクタ材供給手段で供給されたコネクタ材を所定
    のコネクタ長さに切断する切断手段と、 前記コネクタ材供給手段で供給されたコネクタ材を所定
    のコネクタ形状に成形する成形手段と、 前記切断手段で切断されるとともに成形手段で成形され
    たコネクタを保持して前記電子銃構体の電極に接合させ
    る保持手段と、 この保持手段で電子銃構体の電極に接合されたコネクタ
    をその電子銃構体の電極に溶接する溶接手段とを具備し
    ていることを特徴とする電子銃の組立装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015015532A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 日本電波工業株式会社 自動利得制御装置
JP2015224057A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 不二精機株式会社 サンドイッチ包装袋の封緘装置
CN109877580A (zh) * 2019-04-08 2019-06-14 核工业理化工程研究院 电子枪的自动安装装置及使用方法
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