JPH0963071A - フォーカス及びトラッキング制御装置 - Google Patents
フォーカス及びトラッキング制御装置Info
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- JPH0963071A JPH0963071A JP7209470A JP20947095A JPH0963071A JP H0963071 A JPH0963071 A JP H0963071A JP 7209470 A JP7209470 A JP 7209470A JP 20947095 A JP20947095 A JP 20947095A JP H0963071 A JPH0963071 A JP H0963071A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の記録層に対し光ビームを照射しフォー
カス及びトラッキング制御を行う場合、正確な制御を行
いかつこの際に制御回路の規模増大を抑止する。 【解決手段】 光ディスク１の基準記録面以外のフォー
カス及びトラッキングの各制御は、基準記録面のデータ
を基に行う。このため、各記録面毎に設けられる各制御
回路を簡素に構成することができ、かつ見かけ上の外乱
を小さくすることができる。また、光ディスクの機械的
特性の仕様をゆるくできるため、その製造工程を簡素化
できる。
カス及びトラッキング制御を行う場合、正確な制御を行
いかつこの際に制御回路の規模増大を抑止する。 【解決手段】 光ディスク１の基準記録面以外のフォー
カス及びトラッキングの各制御は、基準記録面のデータ
を基に行う。このため、各記録面毎に設けられる各制御
回路を簡素に構成することができ、かつ見かけ上の外乱
を小さくすることができる。また、光ディスクの機械的
特性の仕様をゆるくできるため、その製造工程を簡素化
できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に対して
情報の記録及び再生を行う装置に用いられ、記録媒体に
対する情報の記録及び再生時にヘッドからの光ビームの
焦点を記録媒体の記録・再生面に保持し、かつ情報が記
録されるトラックへ前記光ビームを追従させるフォーカ
ス及びトラッキング制御装置に関する。
情報の記録及び再生を行う装置に用いられ、記録媒体に
対する情報の記録及び再生時にヘッドからの光ビームの
焦点を記録媒体の記録・再生面に保持し、かつ情報が記
録されるトラックへ前記光ビームを追従させるフォーカ
ス及びトラッキング制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】光ディスク装置を例として、この光ディ
スク装置に用いられる従来のアクセス制御装置の動作に
ついて説明する。一般に光ディスクは、記録面上に複数
の同心円状または螺旋状のトラックを有しており、情報
は、このトラックに沿って記録されている。ここで、光
ディスクに対し情報の記録及び再生の際には、光ディス
ク装置は、光ディスクを回転させ、光ヘッドから出射さ
れる光ビームを前記トラック上に照射する。
スク装置に用いられる従来のアクセス制御装置の動作に
ついて説明する。一般に光ディスクは、記録面上に複数
の同心円状または螺旋状のトラックを有しており、情報
は、このトラックに沿って記録されている。ここで、光
ディスクに対し情報の記録及び再生の際には、光ディス
ク装置は、光ディスクを回転させ、光ヘッドから出射さ
れる光ビームを前記トラック上に照射する。
【０００３】この場合、光ディスク装置は照射された光
ビームの反射光から、光ビームの焦点位置と記録面との
ずれ量を示すフォーカスエラー信号とを生成する。そし
て、生成されたフォーカスエラー信号に基づいて光ヘッ
ドを光ディスクの記録面に対し垂直方向に移動させるこ
とにより、光ビームの焦点を光ディスクの記録面上に追
従させるフォーカス制御を行う。
ビームの反射光から、光ビームの焦点位置と記録面との
ずれ量を示すフォーカスエラー信号とを生成する。そし
て、生成されたフォーカスエラー信号に基づいて光ヘッ
ドを光ディスクの記録面に対し垂直方向に移動させるこ
とにより、光ビームの焦点を光ディスクの記録面上に追
従させるフォーカス制御を行う。
【０００４】また、このようなフォーカス制御と同様
に、照射された光ビームの反射光から光ビームの照射位
置とトラックの中心とのずれ量を示すトラックエラー信
号を生成し、このトラックエラー信号に基づき光ビーム
の照射位置を移動させることにより、光ビームをトラッ
クに追従させるトラッキング制御が行われる。また、光
ビームをディスク半径方向に移動し目標トラックへ到着
させる制御も行われる。
に、照射された光ビームの反射光から光ビームの照射位
置とトラックの中心とのずれ量を示すトラックエラー信
号を生成し、このトラックエラー信号に基づき光ビーム
の照射位置を移動させることにより、光ビームをトラッ
クに追従させるトラッキング制御が行われる。また、光
ビームをディスク半径方向に移動し目標トラックへ到着
させる制御も行われる。
【０００５】このようなフォーカス制御及びトラッキン
グ制御における信号処理には、アナログ方式とディジタ
ル方式がある。ディジタル方式の場合、ＤＳＰ（ディジ
タル・シグナル・プロセッサ）を用いて、一般にフォー
カス、トラッキング制御の帯域より２０〜３０倍は高い
サンプリング周期にて、フォーカスエラー信号、また
は、トラックエラー信号をＡ／Ｄ変換し、位相補償フィ
ルタ演算等を行って、光ヘッドを移動させる各アクチュ
エータに対する制御指示をＤ／Ａ変換によるアナログ出
力、及びＰＷＭ（パルス幅変換手段）の出力にて与え
る。一般に、ディジタル方式はアナログ方式に比べて、
無駄な時間を発生する要因が多く、このため高域側では
位相遅れが大きくなり、従って制御可能な周波数は低く
なる。
グ制御における信号処理には、アナログ方式とディジタ
ル方式がある。ディジタル方式の場合、ＤＳＰ（ディジ
タル・シグナル・プロセッサ）を用いて、一般にフォー
カス、トラッキング制御の帯域より２０〜３０倍は高い
サンプリング周期にて、フォーカスエラー信号、また
は、トラックエラー信号をＡ／Ｄ変換し、位相補償フィ
ルタ演算等を行って、光ヘッドを移動させる各アクチュ
エータに対する制御指示をＤ／Ａ変換によるアナログ出
力、及びＰＷＭ（パルス幅変換手段）の出力にて与え
る。一般に、ディジタル方式はアナログ方式に比べて、
無駄な時間を発生する要因が多く、このため高域側では
位相遅れが大きくなり、従って制御可能な周波数は低く
なる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】このようにフォーカス
及びトラッキングの各制御を行う装置においては、記録
面が光ディスクの表と裏にあり、２つの光ビームをディ
スクの表と裏に追従させるように制御する場合は次のよ
うな問題が生じる。即ち、フォーカス制御の場合は、光
ディスクの面振れなどの外乱は光ディスクの表と裏で非
常に相関のある動きを示すが、従来は、別々の制御回路
を用いて光ディスクの表と裏とを個別に制御しており、
従って２組の同等な制御回路が必要であった。そして、
光ディスクの製造上の理由により、裏面の機械的特性が
表面より悪い場合は、裏面に対応した制御回路の制御性
能を向上させることは勿論、表面に対応した制御回路の
制御性能も同一のレベルとなるようにしており、こうし
た各制御回路の制御性能のレベルアップに伴って各制御
回路の容量が増加し、各制御回路を簡素に構成できない
という問題があった。
及びトラッキングの各制御を行う装置においては、記録
面が光ディスクの表と裏にあり、２つの光ビームをディ
スクの表と裏に追従させるように制御する場合は次のよ
うな問題が生じる。即ち、フォーカス制御の場合は、光
ディスクの面振れなどの外乱は光ディスクの表と裏で非
常に相関のある動きを示すが、従来は、別々の制御回路
を用いて光ディスクの表と裏とを個別に制御しており、
従って２組の同等な制御回路が必要であった。そして、
光ディスクの製造上の理由により、裏面の機械的特性が
表面より悪い場合は、裏面に対応した制御回路の制御性
能を向上させることは勿論、表面に対応した制御回路の
制御性能も同一のレベルとなるようにしており、こうし
た各制御回路の制御性能のレベルアップに伴って各制御
回路の容量が増加し、各制御回路を簡素に構成できない
という問題があった。
【０００７】また、トラッキング制御の場合も、光ディ
スクの偏心などの外乱については光ディスクの表と裏で
相関のある動きを示すが、このような場合も別々の制御
回路を用いて光ディスクの表と裏とを個別に制御してお
り、一方の制御回路の制御性能を向上させようとする
と、同様に他方の制御回路もこれと同一の制御性能にレ
ベルアップしなければならないことから、各制御回路の
容量が増加するという問題があった。さらに、光ディス
ク上に多数の記録面があり、各記録面に対して同時に各
光ビームを照射してトラッキング制御を行うような場合
も、同様に、１つの制御回路の制御性能のレベルアップ
に伴って他の複数の制御回路もレベルアップしなければ
ならないことから、対応の各制御回路の容量が増加し、
制御回路全体の規模が増大するという問題があった。従
って本発明は、光ディスクの複数の記録層に対し各光ビ
ームを照射しフォーカス及びトラッキング制御を行う場
合に、各制御回路を簡素に構成すると共に、正確な制御
を行うことを目的とする。
スクの偏心などの外乱については光ディスクの表と裏で
相関のある動きを示すが、このような場合も別々の制御
回路を用いて光ディスクの表と裏とを個別に制御してお
り、一方の制御回路の制御性能を向上させようとする
と、同様に他方の制御回路もこれと同一の制御性能にレ
ベルアップしなければならないことから、各制御回路の
容量が増加するという問題があった。さらに、光ディス
ク上に多数の記録面があり、各記録面に対して同時に各
光ビームを照射してトラッキング制御を行うような場合
も、同様に、１つの制御回路の制御性能のレベルアップ
に伴って他の複数の制御回路もレベルアップしなければ
ならないことから、対応の各制御回路の容量が増加し、
制御回路全体の規模が増大するという問題があった。従
って本発明は、光ディスクの複数の記録層に対し各光ビ
ームを照射しフォーカス及びトラッキング制御を行う場
合に、各制御回路を簡素に構成すると共に、正確な制御
を行うことを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、複数の記録層を有すると共に各記録
層の面上が複数の同心円状または螺旋状に形成されるト
ラックを有する光ディスクに対し、光ビームを照射する
ビーム照射手段と、光ビームの焦点を光ディスクの記録
層上に保つ手段と、光ビームを光ディスクのトラック上
に保つ手段と、一方の記録層の光ビームの焦点距離の変
位を光ディスクの角度情報とともに記憶する第１の記憶
手段と、第１の記憶手段から光ビームの焦点距離の変位
を取り出し、他方の記録層の焦点距離の制御に用いる手
段と、一方の記録層における光ビームのトラック半径方
向の変位を光ディスクの角度情報とともに記憶する第２
の記憶手段と、第２の記憶手段から光ビームのトラック
半径方向の変位を取り出して、他方の記録層のトラッキ
ング制御に用いる手段とを設けたものである。従って、
例えば基準記録層以外の層である他方の記録層における
フォーカス制御及びトラッキング制御は、一方の記録層
である基準記録層の変位量に基づいて行われることか
ら、基準記録層と相関のある外乱に対して各制御回路の
制御性能を向上させずに的確に制御することができ、従
って各制御回路を簡素に構成できると共に、見かけ上の
外乱を小さくすることができる。
るために本発明は、複数の記録層を有すると共に各記録
層の面上が複数の同心円状または螺旋状に形成されるト
ラックを有する光ディスクに対し、光ビームを照射する
ビーム照射手段と、光ビームの焦点を光ディスクの記録
層上に保つ手段と、光ビームを光ディスクのトラック上
に保つ手段と、一方の記録層の光ビームの焦点距離の変
位を光ディスクの角度情報とともに記憶する第１の記憶
手段と、第１の記憶手段から光ビームの焦点距離の変位
を取り出し、他方の記録層の焦点距離の制御に用いる手
段と、一方の記録層における光ビームのトラック半径方
向の変位を光ディスクの角度情報とともに記憶する第２
の記憶手段と、第２の記憶手段から光ビームのトラック
半径方向の変位を取り出して、他方の記録層のトラッキ
ング制御に用いる手段とを設けたものである。従って、
例えば基準記録層以外の層である他方の記録層における
フォーカス制御及びトラッキング制御は、一方の記録層
である基準記録層の変位量に基づいて行われることか
ら、基準記録層と相関のある外乱に対して各制御回路の
制御性能を向上させずに的確に制御することができ、従
って各制御回路を簡素に構成できると共に、見かけ上の
外乱を小さくすることができる。
【０００９】また、一方の記録層の光ビームの焦点距離
を一定に保つアクチュエータへの制御指示を、他方の記
録層の焦点距離を制御するアクチュエータに加える手段
と、一方の記録層の光ビームのトラッキングを行うアク
チュエータへの制御指示を、他方の記録層のトラッキン
グ制御を行うアクチュエータに加える手段とを設けたも
のである。この結果、基準記録層以外の層におけるフォ
ーカス制御及びトラッキング制御は、基準記録層の変位
量に基づきリアルタイムで的確に行うことができ、従っ
て各制御回路を簡素に構成できると共に、見かけ上の外
乱を小さくすることができる。
を一定に保つアクチュエータへの制御指示を、他方の記
録層の焦点距離を制御するアクチュエータに加える手段
と、一方の記録層の光ビームのトラッキングを行うアク
チュエータへの制御指示を、他方の記録層のトラッキン
グ制御を行うアクチュエータに加える手段とを設けたも
のである。この結果、基準記録層以外の層におけるフォ
ーカス制御及びトラッキング制御は、基準記録層の変位
量に基づきリアルタイムで的確に行うことができ、従っ
て各制御回路を簡素に構成できると共に、見かけ上の外
乱を小さくすることができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図１は、本発明に係るフォーカス及びト
ラッキング制御装置の構成を示すブロック図である。同
図において、１は光ディスク、２は光ディスク１を回転
させるスピンドルモータ、３，１３は光ヘッド、４は光
ビーム、５，１５はレンズ、６，１６は光ヘッド３，１
３を光ディスク１の記録面に対し垂直に移動させるフォ
ーカスアクチュエータである。また、７，１７は光ディ
スク１の記録面に対しトラックを横切る方向に移動させ
るトラックアクチュエータ、８，１８はフォーカスエラ
ー生成回路、９，１９はトラックエラー信号生成回路、
１０はコントローラ、２０はメモリ、２１〜２４はＤ／
Ａ変換器である。
して説明する。図１は、本発明に係るフォーカス及びト
ラッキング制御装置の構成を示すブロック図である。同
図において、１は光ディスク、２は光ディスク１を回転
させるスピンドルモータ、３，１３は光ヘッド、４は光
ビーム、５，１５はレンズ、６，１６は光ヘッド３，１
３を光ディスク１の記録面に対し垂直に移動させるフォ
ーカスアクチュエータである。また、７，１７は光ディ
スク１の記録面に対しトラックを横切る方向に移動させ
るトラックアクチュエータ、８，１８はフォーカスエラ
ー生成回路、９，１９はトラックエラー信号生成回路、
１０はコントローラ、２０はメモリ、２１〜２４はＤ／
Ａ変換器である。
【００１１】図１において、光ディスク１には、複数の
情報記録面があり、各々の情報記録面には、複数の同心
円状または螺旋状のトラックが形成されている。ここ
で、光ディスク１の基準記録面用である光ヘッド３は、
スピンドルモータ２により光ディスク１が回転すると、
光ディスク１の基準記録面上に光ビーム４を照射する。
この場合、フォーカスアクチュエータ６は、光ビーム４
の焦点の位置が光ディスク１の情報記録面に一致するよ
うにレンズ５を記録面に対し上下に移動させる。
情報記録面があり、各々の情報記録面には、複数の同心
円状または螺旋状のトラックが形成されている。ここ
で、光ディスク１の基準記録面用である光ヘッド３は、
スピンドルモータ２により光ディスク１が回転すると、
光ディスク１の基準記録面上に光ビーム４を照射する。
この場合、フォーカスアクチュエータ６は、光ビーム４
の焦点の位置が光ディスク１の情報記録面に一致するよ
うにレンズ５を記録面に対し上下に移動させる。
【００１２】トラッキングアクチュエータ７は、レンズ
５を光ディスク１の半径方向に移動させることにより、
光ビーム４を光ディスク１の半径方向に移動させる。こ
うして光ディスク１上に照射された光ビーム４の反射光
は、光ヘッド３に戻る。そして光ヘッド３内の不図示の
光検出器で受光されて電気信号に変換され、フォーカス
エラー生成回路８及びトラックエラー信号生成回路９に
送出される。
５を光ディスク１の半径方向に移動させることにより、
光ビーム４を光ディスク１の半径方向に移動させる。こ
うして光ディスク１上に照射された光ビーム４の反射光
は、光ヘッド３に戻る。そして光ヘッド３内の不図示の
光検出器で受光されて電気信号に変換され、フォーカス
エラー生成回路８及びトラックエラー信号生成回路９に
送出される。
【００１３】フォーカスエラー生成回路８では、光ビー
ム４の焦点位置と光ディスク１の記録面とのずれ量に応
じたレベルの信号を生成してフォーカスエラー信号とし
てコントローラ１０に出力する。この場合、コントロー
ラ１０は、光ビーム４の焦点位置を光ディスク１の記録
面上に追従させるフォーカス制御を行うときには、ずれ
量を補正する駆動指示をＤ／Ａ変換器２１を介してフォ
ーカスアクチュエータ６に指示する。
ム４の焦点位置と光ディスク１の記録面とのずれ量に応
じたレベルの信号を生成してフォーカスエラー信号とし
てコントローラ１０に出力する。この場合、コントロー
ラ１０は、光ビーム４の焦点位置を光ディスク１の記録
面上に追従させるフォーカス制御を行うときには、ずれ
量を補正する駆動指示をＤ／Ａ変換器２１を介してフォ
ーカスアクチュエータ６に指示する。
【００１４】また、トラックエラー生成回路９は、光ビ
ーム４の光ディスク１上における照射位置とトラック位
置とのずれ量に応じたレベルの信号を生成してトラック
エラー信号としてコントローラ１０に出力する。この場
合、コントローラ１０は光ビーム４の照射位置を或トラ
ックに追従させるトラッキング制御を行うときには、ず
れ量を補正する駆動指示をＤ／Ａ変換器２２を介しトラ
ッキングアクチュエータ７に指示する。
ーム４の光ディスク１上における照射位置とトラック位
置とのずれ量に応じたレベルの信号を生成してトラック
エラー信号としてコントローラ１０に出力する。この場
合、コントローラ１０は光ビーム４の照射位置を或トラ
ックに追従させるトラッキング制御を行うときには、ず
れ量を補正する駆動指示をＤ／Ａ変換器２２を介しトラ
ッキングアクチュエータ７に指示する。
【００１５】一方、光ディスク１の非基準記録面に対し
ては、光ヘッド１３から光ビーム１４を照射する。この
場合、フォーカスアクチュエータ１６は、光ビーム１４
の焦点位置が光ディスク１の記録面に一致するように、
レンズ１５を光ディスク１の記録面に対し上下に移動さ
せる。また、トラッキングアクチュエータ１７は、レン
ズ１５を光ディスクの半径方向に移動させて、光ビーム
１４を光ディスク１の半径方向に移動させる。
ては、光ヘッド１３から光ビーム１４を照射する。この
場合、フォーカスアクチュエータ１６は、光ビーム１４
の焦点位置が光ディスク１の記録面に一致するように、
レンズ１５を光ディスク１の記録面に対し上下に移動さ
せる。また、トラッキングアクチュエータ１７は、レン
ズ１５を光ディスクの半径方向に移動させて、光ビーム
１４を光ディスク１の半径方向に移動させる。
【００１６】ここで、光ディスク１上に照射された光ビ
ーム１４の反射光は、光ヘッド１３に戻る。そして、光
ヘッド１３内の不図示の光検出器で受光され電気信号に
変換されて、フォーカスエラー生成回路１８及びトラッ
クエラー信号生成回路１９に送出される。フォーカスエ
ラー生成回路１８では、光ビーム１４の焦点位置と光デ
ィスク１の記録面とのずれ量に応じたレベルの信号を生
成してフォーカスエラー信号としてコントローラ１０に
出力する。また、トラックエラー生成回路１９は、光ビ
ーム１４の光ディスク１上における照射位置とトラック
位置とのずれ量に応じたレベルの信号を生成してトラッ
クエラー信号としてコントローラ１０に出力する。
ーム１４の反射光は、光ヘッド１３に戻る。そして、光
ヘッド１３内の不図示の光検出器で受光され電気信号に
変換されて、フォーカスエラー生成回路１８及びトラッ
クエラー信号生成回路１９に送出される。フォーカスエ
ラー生成回路１８では、光ビーム１４の焦点位置と光デ
ィスク１の記録面とのずれ量に応じたレベルの信号を生
成してフォーカスエラー信号としてコントローラ１０に
出力する。また、トラックエラー生成回路１９は、光ビ
ーム１４の光ディスク１上における照射位置とトラック
位置とのずれ量に応じたレベルの信号を生成してトラッ
クエラー信号としてコントローラ１０に出力する。
【００１７】ところで、このような光ディスク１の非基
準記録面側のフォーカス制御を行う場合は、次のような
２通りの制御方法がある。即ち、その１つの制御方法と
しては、光ディスク１の基準記録面側のフォーカス駆動
指示をセクタナンバーのような角度データとともに、あ
らかじめメモリ２０に記憶しておき、光ディスク１の非
基準記録面側の駆動指示に加える方法である。もう１つ
の制御方法では、光ディスク１の基準記録面側のフォー
カス駆動指示を、リアルタイムで非基準記録面側の駆動
指示に加える方法である。
準記録面側のフォーカス制御を行う場合は、次のような
２通りの制御方法がある。即ち、その１つの制御方法と
しては、光ディスク１の基準記録面側のフォーカス駆動
指示をセクタナンバーのような角度データとともに、あ
らかじめメモリ２０に記憶しておき、光ディスク１の非
基準記録面側の駆動指示に加える方法である。もう１つ
の制御方法では、光ディスク１の基準記録面側のフォー
カス駆動指示を、リアルタイムで非基準記録面側の駆動
指示に加える方法である。
【００１８】同様に、光ディスク１の非基準記録面側の
トラッキング制御の場合は、次のような２通りの制御方
法がある。その１つは、光ディスク１の基準記録面側の
トラッキング駆動指示をセクタナンバーのような角度デ
ータとともに、あらかじめメモリ２０に記録しておき、
非基準記録面側の駆動指示に加える方法である。もう１
つは、光ディスク１の基準記録面側のトラッキング駆動
指示を、リアルタイムに非基準記録面側の駆動指示に加
える方法である。
トラッキング制御の場合は、次のような２通りの制御方
法がある。その１つは、光ディスク１の基準記録面側の
トラッキング駆動指示をセクタナンバーのような角度デ
ータとともに、あらかじめメモリ２０に記録しておき、
非基準記録面側の駆動指示に加える方法である。もう１
つは、光ディスク１の基準記録面側のトラッキング駆動
指示を、リアルタイムに非基準記録面側の駆動指示に加
える方法である。
【００１９】このようにして、光ディスク１の基準記録
面以外のフォーカス及びトラッキングの各制御は、基準
記録面のデータを基に行われるため、制御回路を簡素に
構成することができ、かつ見かけ上の外乱を小さくする
ことができる。また、光ディスクの機械的特性の仕様を
ゆるくできるため、その製造工程を簡素化できる。
面以外のフォーカス及びトラッキングの各制御は、基準
記録面のデータを基に行われるため、制御回路を簡素に
構成することができ、かつ見かけ上の外乱を小さくする
ことができる。また、光ディスクの機械的特性の仕様を
ゆるくできるため、その製造工程を簡素化できる。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、照
射された光ビームの焦点を光ディスクの記録層上に保持
し、かつこの光ビームをトラック上に保持し、一方の記
録層の光ビームの焦点距離の変位を光ディスクの角度情
報とともに記憶して、他方の記録層の焦点距離の制御に
用いると共に、一方の記録層における光ビームのトラッ
ク半径方向の変位を光ディスクの角度情報とともに記憶
して、他方の記録層のトラッキング制御に用いるように
したので、例えば基準記録層以外の層である他方の記録
層におけるフォーカス制御及びトラッキング制御は、一
方の記録層である基準記録層の変位量に基づいて行われ
ることから、基準記録層と相関のある外乱に対しては各
制御回路の制御性能を向上させずに的確に制御すること
ができ、従って各制御回路を簡素に構成できると共に、
見かけ上の外乱を抑えることができる。また、一方の記
録層の光ビームの焦点距離を一定に保つアクチュエータ
への制御指示を、他方の記録層の焦点距離を制御するア
クチュエータに加え、かつ一方の記録層の光ビームのト
ラッキングを行うアクチュエータへの制御指示を、他方
の記録層のトラッキング制御を行うアクチュエータに加
えるようにしたので、基準記録層以外の層におけるフォ
ーカス制御及びトラッキング制御は、基準記録層の変位
量に基づきリアルタイムで的確に行うことができ、従っ
て各制御回路を簡素に構成できると共に、見かけ上の外
乱を小さくすることができる。
射された光ビームの焦点を光ディスクの記録層上に保持
し、かつこの光ビームをトラック上に保持し、一方の記
録層の光ビームの焦点距離の変位を光ディスクの角度情
報とともに記憶して、他方の記録層の焦点距離の制御に
用いると共に、一方の記録層における光ビームのトラッ
ク半径方向の変位を光ディスクの角度情報とともに記憶
して、他方の記録層のトラッキング制御に用いるように
したので、例えば基準記録層以外の層である他方の記録
層におけるフォーカス制御及びトラッキング制御は、一
方の記録層である基準記録層の変位量に基づいて行われ
ることから、基準記録層と相関のある外乱に対しては各
制御回路の制御性能を向上させずに的確に制御すること
ができ、従って各制御回路を簡素に構成できると共に、
見かけ上の外乱を抑えることができる。また、一方の記
録層の光ビームの焦点距離を一定に保つアクチュエータ
への制御指示を、他方の記録層の焦点距離を制御するア
クチュエータに加え、かつ一方の記録層の光ビームのト
ラッキングを行うアクチュエータへの制御指示を、他方
の記録層のトラッキング制御を行うアクチュエータに加
えるようにしたので、基準記録層以外の層におけるフォ
ーカス制御及びトラッキング制御は、基準記録層の変位
量に基づきリアルタイムで的確に行うことができ、従っ
て各制御回路を簡素に構成できると共に、見かけ上の外
乱を小さくすることができる。
【図１】 本発明に係るフォーカス及びトラッキング制
御装置の構成を示すブロック図である。
御装置の構成を示すブロック図である。
１…光ディスク、２…スピンドルモータ、３，１３…光
ヘッド、４，１４…光ビーム、５，１５…レンズ、６，
１６…フォーカスアクチュエータ、７，１７…トラック
アクチュエータ、８，１８…フォーカスエラー生成回
路、９，１９…トラックエラー生成回路、１０…コント
ローラ、２０…メモリ、２１〜２４…Ｄ／Ａ変換器。
ヘッド、４，１４…光ビーム、５，１５…レンズ、６，
１６…フォーカスアクチュエータ、７，１７…トラック
アクチュエータ、８，１８…フォーカスエラー生成回
路、９，１９…トラックエラー生成回路、１０…コント
ローラ、２０…メモリ、２１〜２４…Ｄ／Ａ変換器。
Claims (2)
- 【請求項１】 複数の記録層を有すると共に各記録層の
面上が複数の同心円状または螺旋状に形成されるトラッ
クを有する光ディスクに対し、光ビームを照射するビー
ム照射手段と、 光ビームの焦点を光ディスクの記録層上に保つ手段と、 光ビームを光ディスクのトラック上に保つ手段と、 一方の記録層の光ビームの焦点距離の変位を光ディスク
の角度情報とともに記憶する第１の記憶手段と、 第１の記憶手段から光ビームの焦点距離の変位を取り出
し、他方の記録層の焦点距離の制御にフィードフォーワ
ードする手段と、 一方の記録層における光ビームのトラック半径方向の変
位を光ディスクの角度情報とともに記憶する第２の記憶
手段と、 第２の記憶手段から光ビームのトラック半径方向の変位
を取り出して、他方の記録層のトラッキング制御にフィ
ードフォーワードする手段とを備えたことを特徴とする
フォーカス及びトラッキング制御装置。 - 【請求項２】 複数の記録層を有すると共に各記録層の
面上が複数の同心円状または螺旋状に形成されるトラッ
クを有する光ディスクに対し、光ビームを照射するビー
ム照射手段と、 光ビームの焦点を光ディスクの記録層上に保つ手段と、 光ビームを光ディスクのトラック上に保つ手段と、 一方の記録層の光ビームの焦点距離を一定に保つアクチ
ュエータへの制御指示を、他方の記録層の焦点距離を制
御するアクチュエータに加える手段と、 一方の記録層の光ビームのトラッキングを行うアクチュ
エータに対する制御指示を、他方の記録層のトラッキン
グ制御を行うアクチュエータに加える手段とを備えたこ
とを特徴とするフォーカス及びトラッキング制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7209470A JPH0963071A (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | フォーカス及びトラッキング制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7209470A JPH0963071A (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | フォーカス及びトラッキング制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0963071A true JPH0963071A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16573398
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7209470A Pending JPH0963071A (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | フォーカス及びトラッキング制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0963071A (ja) |
-
1995
- 1995-08-17 JP JP7209470A patent/JPH0963071A/ja active Pending
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