JPH0962320A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JPH0962320A
JPH0962320A JP22079595A JP22079595A JPH0962320A JP H0962320 A JPH0962320 A JP H0962320A JP 22079595 A JP22079595 A JP 22079595A JP 22079595 A JP22079595 A JP 22079595A JP H0962320 A JPH0962320 A JP H0962320A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データをビット単位に書換えるビット書換え
処理を高速に行う。 【解決手段】 演算処理部で1は、ビット書換え処理を
行う際、データメモリ2に対してはアドレス信号発生部
12が発生したアドレス信号をアドレスバスAB0〜
6,7Hを介し通常に送信する一方、他のデータメモリ
3に対してはアドレスバスAB0〜6,7Lを介してア
ドレス信号を送信するが、その際最上位ビットであるア
ドレスバスAB7Lを通るアドレス信号のみをアドレス
信号反転部14により反転させて送信する。すると、デ
ータメモリ2,3は、各々、アドレスにしたがって2分
割したエリアを有し、1のエリアにはデータを記憶し、
他のエリアには他のデータメモリに格納されたデータの
ビットプロテクト情報を記憶しているので、データメモ
リ2,3からデータとそのビットプロテクト情報が同時
に読出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの1ビット
毎に格納されたビットプロテクト情報に基づき上記デー
タを1ビット毎に書換えるビット書換え処理を行うデー
タ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プログラマブルコントローラ等のデータ
処理装置では、データメモリに格納されたデータを、ビ
ット単位で書換えるビット書換え処理を行うものがある
が、書換えを禁止した書換え禁止ビットもあるため、デ
ータの格納エリアとは別の格納エリアにデータの各ビッ
ト毎にビットプロテクト情報を設けておき、そのビット
プロテクト情報に基づきデータの書換え処理を行うよう
にしている。
【0003】図5(a),(b)に、データメモリに格
納されたデータと、そのビットプロテクト情報との関係
を示す。
【0004】(a)は、16ビット単位で格納されたデ
ータDを示しており、(b)は、データDの各ビットに
対応して16ビット単位で格納されたビットプロテクト
情報PDを示している。
【0005】(b)に示すビットプロテクト情報PDの
うち、“1”は、対応するデータDの値がプロテクトさ
れ、書換え禁止に設定されているものとし、“0”は、
対応するデータDの値が書換え可能に設定されているも
のとする。
【0006】例えば、データD1の場合には、その値が
“0”で、対応するビットプロテクト情報PD1が
“1”で書込み禁止にプロテクトされていることを示し
ているので、そのデータD1に“1”の書込み要求があ
ってもデータD1は“0”を保持する。その一方、デー
タD2の場合には、その値が“1”で、対応するビット
プロテクト情報PD2が“0”で書込み可能に設定され
ていることを示しているので、そのデータD2に“0”
の書込み要求があった場合には、“0”に書換えるよう
にする。
【0007】ところで、従来のデータ処理装置では、ビ
ット書換え処理を行う場合、図6に示すような手順で行
っていた。
【0008】つまり、まず、データメモリに1回目のア
クセスをしてデータを例えば1W(1ワード=16ビッ
ト)分読出すと共に(ステップ100)、2回目のアク
セスをしてそのデータのビットプロテクト情報を1W分
読出し(ステップ110)、書換え要求ビットのビット
プロテクト情報の値が“1”であるか否かを判断する
(ステップ120)。そして、そのビットプロテクト情
報が“0”の場合、すなわち書換え禁止にプロテクトさ
れていない場合のみ(ステップ120“No”)、その
書換え要求ビットの内容を書込み要求データに書換えて
(ステップ130)、データメモリへの3回目のアクセ
スでそのデータ1Wをデータメモリに書込む(ステップ
140)、という手順で行っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなデ
ータ処理装置では、データのビット書換え処理を行うた
め、図6に示すように、ステップ100のデータの1W
読出し、ステップ110のビットプロテクト情報の1W
読出し、ステップ140のデータの1W書込み、という
3回のメモリアクセスが必要であると共に、そのために
操作される総ビット数は、1Wを16ビットとした場合
に16ビット×3回の48ビットとなり、ビット書換え
処理のために演算処理部の高速処理を妨げてしまう、と
いう問題があった。
【0010】本発明は、このような問題に着目してなさ
れたもので、ビット書換え処理の際のメモリアクセス回
数等を減らして、演算処理部が高速処理を行うことので
きるデータ処理装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、データおよびデータの各
ビットに対応したビットプロテクト情報を記憶したデー
タメモリと、上記ビットプロテクト情報に基づき上記デ
ータを1ビット毎に書換えるビット書換え処理を行う演
算処理部と、を有するデータ処理装置であって、データ
メモリを2つのデータメモリで構成し、上記演算処理部
と上記2つのデータメモリとの間は、各々、演算処理部
が一度にアクセス可能なビット幅を2分割したビット幅
の2つのデータバスを介し別々に接続すると共に、アド
レスバスの最上位ビットのみを別々のアドレスバスで接
続して、最上位ビット以外を共通のアドレスバスで接続
し、上記2つのデータメモリは、各々、アドレスにした
がって2分割したエリアを有し、1のエリアにはデータ
を記憶すると共に、他のエリアには他のデータメモリに
格納されたデータのビットプロテクト情報を記憶し、上
記演算処理部は、上記ビット書換え処理を行う際、上記
2つのデータメモリに対し上記アドレスバスを介してア
ドレス信号を送信し、上記2つのデータバスを介し上記
2つのデータメモリから各々データとそのビットプロテ
クト情報とを同時に読出して上記ビット書換え処理を行
う、ことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
データ処理装置において、2つのデータメモリは、各
々、アドレスにしたがって2分割した上位および下位の
エリアを有し、上位エリアにはデータを記憶すると共
に、下位エリアには他のデータメモリに格納されたデー
タのビットプロテクト情報を記憶し、演算処理部は、ビ
ット書換え処理を行う際、上記2つのデータメモリに対
しアドレスバスを介してアドレス信号を送信する場合、
1のデータメモリに対しては最上位ビットのアドレス信
号のみを反転させて送信し、2つのデータバスを介し上
記2つのデータメモリから各々データとそのビットプロ
テクト情報を同時に読出して上記ビット書換え処理を行
う、ことを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
データ処理装置において、演算処理部は、さらに、2つ
のデータメモリにデータおよびビットプロテクト情報を
記憶させる場合には、アドレスバスを介し2つのデータ
メモリに対して同一アドレス信号を送信し、2つのデー
タバスを介し上記2つのデータメモリに対して同時にデ
ータまたはビットプロテクト情報を各々書込む、ことを
特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明では、請求項1、請求
項2または請求項3記載のデータ処理装置において、演
算処理部が、プログラム実行処理、入出力処理、および
周辺サービス処理等の処理をサイクリックに実行して、
被制御機器の動作を制御すると共に、上記周辺サービス
処理中にビット書換え処理を行うプログラマブルコント
ローラである、ことを特徴とする。
【0015】以上の請求項1〜4記載の発明によれば、
2つのデータメモリは、各々、アドレスにしたがって2
分割したエリアを有し、例えば上位のエリアにはデータ
を記憶し、下位のエリアには他のデータメモリに格納さ
れたデータのビットプロテクト情報を記憶し、演算処理
部が、ビット書換え処理を行う際、2つのデータメモリ
に対してはアドレスバスを介してアドレス信号を送信す
るが、1のデータメモリに対してのみ最上位ビットのア
ドレス信号のみを反転させて送信すると、1のデータメ
モリに対しデータのアドレスを指定した場合には、他の
データメモリに対しては上記1のデータメモリでアドレ
スを指定したデータのビットプロテクト情報のアドレス
を指定することになる。
【0016】このため、演算処理部は、2つのデータバ
スを介し上記2つのデータメモリからデータとそのビッ
トプロテクト情報を同時に読出して、そのビットプロテ
クト情報に基づいてデータを1ビット毎に書換えること
が可能になる。
【0017】また、演算処理部は、2つのデータメモリ
にデータおよびビットプロテクト情報を記憶させるとき
は、アドレスバスを介して2つのデータメモリに対し同
一アドレス信号を送信して、2つのデータバスを介して
上記2つのデータメモリに対しデータまたはビットプロ
テクト情報の同時書込みを行うようにする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るデータ処理装
置の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0019】図1に、本発明に係るデータ処理装置の実
施形態であるプログラマブルコントローラの構成を示
す。
【0020】このプログラマブルコントローラは、演算
処理部1と、データやビットプロテクト情報を記憶する
2つのデータメモリ2,3とを有している。
【0021】演算処理部1とデータメモリ2,3との間
は、各々、演算処理部1が一度にアクセス可能な16ビ
ットを2分割した8ビット幅の2つの下位データバスD
B0〜7または上位データバスDB8〜15を介し別々
に接続されると共に、8ビット幅のアドレス信号の最上
位アドレス信号が通る最上位ビットのアドレスバスは2
つのアドレスバスAB7H,AB7Lで別々接続し、か
つ、最上位ビット以外の7ビットを共通のアドレスバス
AB0〜6で接続している。
【0022】演算処理部1は、命令実行部11と、アド
レス信号発生部12と、反転・非反転切換え部13と、
アドレス信号反転部14と、データ読書き部15とを有
する。
【0023】命令実行部11は、ユーザプログラムメモ
リ(図示せず)からユーザプログラムを構成するユーザ
命令を順次読出して、データメモリ2,3に格納された
入出力データを参照して演算処理し、その処理結果によ
ってデータメモリ2,3の指定の出力データを更新する
プログラム実行処理、外部の入出力回路等(図示せず)
とデータメモリ2,3との間で入出力データの転送を行
う入出力処理、および各種周辺サービス処理等の処理を
サイクリックに実行して、被制御機器(図示せず)の動
作を制御するもので、本実施形態の場合、周辺サービス
処理中にアドレス信号発生部12や、反転・非反転切換
え部13、データ読書き部15に対し、各種指示や書換
え要求ビットや書込み要求データ等を送って、ビット書
換え処理を行うものである。
【0024】アドレス信号発生部12は、命令実行部1
1からの指示により8ビット幅のアドレス信号を発生し
て、データメモリ2、3に対して送信するものである。
【0025】反転・非反転切換え部13は、アドレス信
号発生部12とデータメモリ3との間に設けられたもの
で、命令実行部11からの指示によりスイッチ片13c
の接続先を非反転端子13aあるいは反転端子13b間
で切換えて、アドレス信号発生部12が発生した最上位
ビットのアドレス信号を反転してアドレスバスAB7L
へ送出するか、あるいは非反転のままアドレスバスAB
7Lへ送出するかの切換えを行うものである。
【0026】アドレス信号反転部14は、反転・非反転
切換え部13に反転端子13b側に接続されたもので、
アドレス信号発生部12からの最上位ビットのアドレス
信号を反転してアドレスバスAB7Lへ送出するもので
ある。
【0027】データ読書き部15は、命令実行部11か
らの指示により、データメモリ2,3に対してデータバ
スDBH0〜7,DB8〜15を介し同時にアクセスし
て、後述するようにデータやビットプロテクト情報の設
定や読出し、ビット書換え処理を行うものである。
【0028】データメモリ2,3は、各々、後述するよ
うに、アドレスにしたがって2分割されたエリアを有
し、1のエリアにはデータを格納すると共に、他のエリ
アには他のデータメモリに格納されたデータのビットプ
ロテクト情報を格納している。
【0029】図2に、データメモリ2,3におけるデー
タメモリマップを示す。
【0030】データメモリ2,3は、各々、アドレスに
したがって2分割されたエリア、すなわち例えば図に示
すように2桁の2進化−16進数表現で$00〜$FF
までのアドレスを使用するものとした場合には、そのア
ドレス$00〜$FFを2分割した$00〜$7F,$
80〜FFの2つのエリアを有し、その各エリアには演
算処理部1が同時にアクセス可能な16ビットの1/2
である8ビット幅で、データおよびそのビットプロテク
ト情報を同時にアクセスできるように記憶している。
【0031】具体的には、図に示すように、データメモ
リ2ではアドレス$00〜$7FでデータHを8ビット
で記憶するものとし、データメモリ3ではアドレス$0
0〜$7FでデータLを8ビットで記憶するものとす
る。
【0032】また、データメモリ2ではアドレス$80
〜$FFで、データメモリ3のアドレス$00〜$7F
に格納された各データLに対応したビットプロテクト情
報Lを8ビットで記憶するものとし、データメモリ3で
はアドレス$80〜$FFで、データメモリ2のアドレ
ス$00〜$7Fに格納された各データHに対応したビ
ットプロテクト情報Hを8ビットで記憶するものとす
る。
【0033】次に、以上のように構成されたプログラマ
ブルコントローラの動作を説明する。
【0034】まず、データメモリ2,3に対する演算処
理部1の通常アクセス処理から説明する。
【0035】この通常アクセス処理は、演算処理部1
が、初期処理時や周辺サービス処理時等にビットプロテ
クト情報の設定や、入出力処理時におけるデータの書込
みや読出しのために行うデータメモリ2,3への通常ア
クセスで、図1に基づいて説明すると、まず、この通常
処理の場合には、命令実行部11から反転・非反転切替
え部13にスイッチ片13cの接続先を非反転端子13
a側にするように接続指示が送出されている。
【0036】このため、アドレス信号発生部12は、命
令実行部11からの指示により、アドレスバスAB0〜
6,AB7H,AB7Lを介してアドレス信号をデータ
メモリ2,3に対して送信するが、その際、反転・非反
転切換え部13のスイッチ片13cの接続先が非反転端
子13a側にあるので、アドレスバスAB7Lを通る最
上位ビットのアドレス信号は、アドレス信号反転部14
を通らずアドレスバスAB7Hと同じ極性となる。
【0037】従って、この通常アクセス処理の場合に
は、アドレス信号発生部12がアドレスバスAB0〜
6,AB7H,AB7Lを介して同一のアドレス信号を
データメモリ2,3に対し送信することになるので、デ
ータ読書き部15は、従来と同様に、データバスDB0
〜7、DB8〜15を介して、データメモリ2、3双方
の同一アドレスへ1ワードアクセスが可能になる。
【0038】つまり、図2に示すように、アドレス信号
発生部12がアドレス$00〜$7Fを指定すれば、デ
ータメモリ2,3のそのアドレスに同時にアクセスで
き、データH,Lを同時に書込みまたは読出しか可能に
なる一方、アドレス信号発生部12がアドレス$80〜
$FFを指定すれば、データメモリ2,3のそのアドレ
スに同時にアクセスでき、ビットプロテクト情報L,H
に同時に設定することが可能になり、従来と同様にデー
タメモリに対し1ワードアクセスが可能になる。
【0039】次に、このように構成されたプログラマブ
ルコントローラにおけるビット書換え処理について説明
する。
【0040】図3に、このプログラマブルコントローラ
におけるビット書換え処理の処理手順を示す。
【0041】ビット書換え処理は、本実施形態のように
プログラマブルコントローラにあっては周辺サービス処
理中に行うもので、このビット書換え処理の場合は、ま
ず、命令実行部11から反転・非反転切替え部13に切
換え指示を送出し(ステップ200)、反転・非反転切
替え部13にスイッチ片13cの接続先を非反転端子1
3a側から反転端子13b側に切換えさせる。
【0042】次に、アドレス信号発生部12は、命令実
行部11からの指示によりビット書換え処理を行おうと
するデータ列のアドレスを指定したアドレス信号を発生
して、アドレスバスAB0〜6,AB7H,AB7Lを
介してデータメモリ2,3に対して送信し、データDと
そのビットプロテクト情報PDとを1/2W、すなわち
8ビットずつ同時に読出す(ステップ210)。
【0043】この同時読出しの点について詳細に説明す
ると、このビット書換え処理の場合、反転・非反転切替
え部13のスイッチ片13cの接続先が反転端子13b
側にあるので、2進化−16進数でアドレスを示す8ビ
ットのアドレス信号のうち、アドレスバスAB7Lを通
る最上位ビットのアドレス信号はアドレス信号反転部1
4を通って反転し、アドレスバスAB7H,AB7Lを
通る最上位ビットのアドレス信号のみが逆の極性とな
り、データメモリ2,3からデータとそのビットプロテ
クト情報を1/2Wずつ同時に読出すことが可能にな
る。
【0044】つまり、2進化−16進数でアドレスを示
す8ビットアドレス信号の最上位ビットのアドレス信号
を反転した場合、2進化−16進数のアドレス“$0
0”は“$80”となり、アドレス“$01”は“$8
1”、アドレス“$02”は“$82”、・・・アドレ
ス“$7F”は“$FF”というようにアドレス値が切
換わる。
【0045】このため、データメモリ2に対しアドレス
バスAB0〜6,AB7Hを介し2進化−16進数でア
ドレス$00〜$7Fを指定すると、データメモリ3に
対してはアドレスバスAB0〜6,AB7Lを介しアド
レス$80〜$FFを指定することにより、データ読書
き部15は、図2に示すように、データメモリ2に格納
されたデータHと、データメモリ3に格納されたデータ
Hのビットプロテクト情報Hとを1/2Wずつ同時に読
出すことが可能になる。
【0046】また、データメモリ2に対しアドレス$8
0〜$FFを指定すると、データメモリ3に対してはア
ドレス$00〜$7Fを指定することにより、データ読
書き部15は、図2に示すように、データメモリ2に格
納されたデータLのビットプロテクト情報Lと、データ
メモリ3に格納されたデータLとを1/2Wずつ同時に
読出すことが可能になる。
【0047】そして、データ読書き部15が、データと
ビットプロテクト情報とを1/2Wずつ、すなわち8ビ
ットずつ同時に読出すと、続いて命令実行部11が、デ
ータ読書き部15が読出してきたデータとビットプロテ
クト情報とに基づいて、ビット書換え処理を行おうとす
る書換え要求ビットのビットプロテクト情報が“1”で
あるか否かを判断する(ステップ220)。
【0048】ここで、ビットプロテクト情報が“1”で
あると判断した場合は(ステップ220“Yes”)、
そのデータが書換え禁止にプロテクトされていることを
示してるので、ビット書換え処理を行わない一方、ビッ
トプロテクト情報が“0”であると判断した場合は(ス
テップ220“No”)、そのデータはプロテクトされ
てなく、書換え可能に設定されていることを示している
ので、書換え要求ビットの内容を書込み要求データに書
換える(ステップ230)。
【0049】そして、両場合とも、その後は、そのデー
タのアドレスを出力すると共に、データメモリ2に対し
てのみコントロール信号としてライトアクセスを出力し
てアクセスし、そのデータをデータメモリ2に書込むよ
うにする(ステップ240)。
【0050】なお、この場合は、ビットプロテクト情報
を読出してきたデータメモリ3に対しては、コントロー
ル信号としてライトアクセスを出力していないので、ア
ドレス信号はダミーアドレスとなり、データはダミーデ
ータとなる。
【0051】図4(a),(b)に、各々、従来技術、
および本実施形態によるビット書換え処理における各メ
モリアクセスの回数や、その各際に入出力するアクセス
信号や、コントロール信号、データ、演算処理部1内に
おける内部処理を示す。
【0052】(a)は、従来技術のビット書換え処理の
場合を示しており、具体的には、図6に示すように、ビ
ット書換え処理のために合計3回のメモリアクセスが必
要で、その3回の各メモリアクセスの際に、メモリアド
レスとして、データアドレス、ビットプロテクト情報ア
ドレス、データアドレスを各々出力し、コントロール信
号として、リードアクセス、リードアクセス、ライトア
クセスを各々出力し、メモリデータとして、データ1
W、ビットプロテクト情報1W、データ1Wを各々読出
しまたは書込んでいる。
【0053】そして、演算処理部1内の内部処理として
は、1回目のメモリアクセスの時、読出したデータを格
納し、2回目のメモリアクセスの時、読出したビットプ
ロテクト情報の格納と書込み要求データの書換えを行
う。
【0054】(b)は、本実施形態のビット書換え処理
の場合を示しており、具体的には、上述したように、ビ
ット書換え処理のために合計2回のメモリアクセスで済
み、まず、1回目のメモリアクセスの際には、データメ
モリ2へのメモリアドレスHとしてはデータアドレス、
データメモリ3へのメモリアドレスLとしてはビットプ
ロテクト情報アドレスを出力し、コントロール信号とし
ては、データメモリ2,3の双方に対しリードアクセス
を出力している。また、データメモリ2からのメモリデ
ータHとしてはデータ1/2W、データメモリ3からの
メモリデータLとしてはビットプロテクト情報1/2W
を同時に読出し、演算処理部1内の内部処理としては、
読出したデータおよびビットプロテクト情報を格納し、
書込み要求データの書換えを行う。
【0055】そして、2回目のメモリアクセスの際に
は、メモリアドレスHとしてはデータアドレス、メモリ
アドレスLとしてはダミーアドレスを出力し、コントロ
ール信号としてはデータメモリ2に対しのみライトアク
セス、データメモリ2へのメモリデータHとしてはデー
タ1/2W、データメモリ3へのメモリデータLとして
はダミーデータを出力する。
【0056】従って、本実施形態のビット書換え処理に
よれば、データメモリ2,3への1回目のアクセスの際
にビット書換え処理を行おうとするデータと、そのビッ
トプロテクト情報とを1/2Wずつ同時に読取ることが
できるので、図4(a),(b)にも示したように、従
来3回であったデータメモリへのアクセス回数が、デー
タの読出し(図3のステップ210)および書込み(図
3のステップ240)の2回に減少すると共に、操作す
るデータの総ビット数がデータ読出し時の16ビット
と、データ書込み時の8ビットとの合計24ビットとな
り、操作するデータの総ビット数が16ビット×3=4
8ビットであった従来の1/2に減少する。
【0057】このため、本実施形態によれば、ビット書
換え処理の際のデータメモリ2,3に対するアクセス回
数が従来の2/3になる一方、操作するデータの総ビッ
ト数が従来の1/2になるので、演算処理部における演
算処理を従来より高速化することが可能になる。
【0058】なお、本実施形態では、図2に示すよう
に、アドレス$00〜$7Fでは、データメモリ2はデ
ータHを記憶し、データメモリ3はデータLを記憶する
一方、アドレス$80〜$FFでは、データメモリ2は
データメモリ3のアドレス$00〜$7Fに格納された
各データLに対応したビットプロテクト情報Lを記憶
し、データメモリ3はデータメモリ2のアドレス$00
〜$7Fに格納された各データHに対応したビットプロ
テクト情報Hを記憶しておき、演算処理部11がビット
書換え処理を行う際、上記2つのデータメモリ2,3の
うち1のデータメモリに対しては最上位ビットのアドレ
スバスのみを反転させたアドレス信号を送信して、上記
2つのデータメモリ2,3からデータとそのビットプロ
テクト情報を同時に読出し、そのビットプロテクト情報
に基づいてデータを1ビット毎に書換えるように説明し
たが、データメモリ2,3におけるデータおよびビット
プロテクト情報の格納方法を変えて、演算処理部11が
ビット書換え処理を行う際は、上記2つのデータメモリ
2,3に対しては同一アドレス信号を送信するようにし
ても良い。
【0059】つまり、この場合は、図2に示す場合とは
異なり、データメモリ2,3では、各々、アドレス$0
0〜$7Fでは、データH、またはその各データHに対
応したビットプロテクト情報Hを記憶し、アドレス$8
0〜$FFでは、データL、またはその各データLに対
応したビットプロテクト情報Lを記憶するようにしてお
けば、演算処理部11がビット書換え処理を行う際、上
記2つのデータメモリ2,3に対しては同一アドレス信
号を送信すると、データH,Lと、その各データH,L
に対応したビットプロテクト情報H,Lを同時に読出す
ことが可能になる。
【0060】ただし、このようにした場合、データメモ
リ2,3に対する通常のアクセス処理時は、上記実施形
態のビット書換え処理の場合と同様に、2つのデータメ
モリのうち1のデータメモリに対しては最上位ビットの
アドレスバスのみを反転させたアドレス信号を送信する
必要がある。
【0061】また、本実施形態では、本発明に係るデー
タ処理装置をプログラマブルコントローラで説明した
が、本発明では、プログラマブルコントローラに限定さ
れず、上述したビット書換え処理を行うデータ処理装置
であれば、通常のオフィスコンピュータや、ワークステ
ーション、パーソナルコンピュータ等に適用しても良
い。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、デー
タメモリを2つのデータメモリで構成し、2つのデータ
メモリは、各々、アドレスにしたがって2分割したエリ
アを有し、1のエリアにはデータを記憶し、他のエリア
には他のデータメモリに格納されたデータのビットプロ
テクト情報を記憶しておき、演算処理部がビット書換え
処理を行う際は、2つのデータメモリに対しアドレス信
号を送信して、2つのデータメモリからデータとそのビ
ットプロテクト情報を同時に読出してビット書換え処理
を行うようにしたため、従来3回であったデータメモリ
へのアクセス回数がデータの読出しおよび書込み各々1
回ずつの2回に減少すると共に、操作するデータの総ビ
ット数も従来の1/2になるので、演算処理部の演算処
理を従来より高速化することができる。
【0063】また、本発明では、2つのデータメモリに
データおよびビットプロテクト情報を記憶させるとき
は、演算処理部がアドレスバスを介し2つのデータメモ
リに対しアドレス信号を送信して、2つのデータバスを
介して上記2つのデータメモリに対し同時にデータまた
はビットプロテクト情報を書込むようにしたため、従来
の場合と同様に、データやビットプロテクト情報の書込
みが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ処理装置の実施形態である
プログラマブルコントローラの構成を示すブロック図。
【図2】本実施形態のデータメモリにおけるデータメモ
リマップを示す説明図。
【図3】本実施形態のプログラマブルコントローラにお
けるビット書換え処理の処理手順を示すフローチャー
ト。
【図4】従来技術および本実施形態によるビット書換え
処理における各メモリアクセスの回数や、その各際に入
出力するアクセス信号や、コントロール信号、データ、
演算処理部内における内部処理を示す説明図。
【図5】データメモリに格納されたデータとそのビット
プロテクト情報との関係を示す説明図。
【図6】従来技術におけるビット書換え処理の処理手順
を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 演算処理部 2 データメモリ 3 データメモリ 11 命令実行部 12 アクセス信号発生部 13 反転・非反転切換え部 14 アドレス信号反転部 15 データ読書き部 AB0〜6,7H,7L アドレスバス DB0〜7,8,15 データバス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ、及びそのデータの各ビットに対
    応したビットプロテクト情報を記憶したデータメモリ
    と、上記ビットプロテクト情報に基づき上記データを1
    ビット毎に書換えるビット書換え処理を行う演算処理部
    と、を有するデータ処理装置であって、 データメモリを2つのデータメモリで構成し、 上記演算処理部と上記2つのデータメモリとの間は、各
    々、演算処理部が一度にアクセス可能なビット幅を2分
    割したビット幅の2つのデータバスを介し別々に接続す
    ると共に、アドレスバスの最上位ビットのみを別々のア
    ドレスバスで接続して、最上位ビット以外を共通のアド
    レスバスで接続し、 上記2つのデータメモリは、各々、アドレスにしたがっ
    て2分割したエリアを有し、1のエリアにはデータを記
    憶すると共に、他のエリアには他のデータメモリに格納
    されたデータのビットプロテクト情報を記憶し、 上記演算処理部は、上記ビット書換え処理を行う際、上
    記2つのデータメモリに対し上記アドレスバスを介して
    アドレス信号を送信し、上記2つのデータバスを介し上
    記2つのデータメモリから各々データとそのビットプロ
    テクト情報とを同時に読出して上記ビット書換え処理を
    行う、 ことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 2つのデータメモリは、各々、アドレス
    にしたがって2分割した上位および下位のエリアを有
    し、上位エリアにはデータを記憶すると共に、下位エリ
    アには他のデータメモリに格納されたデータのビットプ
    ロテクト情報を記憶し、 演算処理部は、ビット書換え処理を行う際、上記2つの
    データメモリに対しアドレスバスを介してアドレス信号
    を送信する場合、1のデータメモリに対しては最上位ビ
    ットのアドレス信号のみを反転させて送信し、2つのデ
    ータバスを介し上記2つのデータメモリから各々データ
    とそのビットプロテクト情報を同時に読出して上記ビッ
    ト書換え処理を行う、 ことを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 演算処理部は、さらに、2つのデータメ
    モリにデータおよびビットプロテクト情報を記憶させる
    場合には、アドレスバスを介し2つのデータメモリに対
    して同一アドレス信号を送信し、2つのデータバスを介
    し上記2つのデータメモリに対して同時にデータまたは
    ビットプロテクト情報を各々書込む、 ことを特徴とする請求項2記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 演算処理部が、プログラム実行処理、入
    出力処理、および周辺サービス処理等の処理をサイクリ
    ックに実行して、被制御機器の動作を制御すると共に、
    上記周辺サービス処理中にビット書換え処理を行うプロ
    グラマブルコントローラである、 ことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記
    載のデータ処理装置。
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