JPH0962162A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH0962162A JPH0962162A JP23338295A JP23338295A JPH0962162A JP H0962162 A JPH0962162 A JP H0962162A JP 23338295 A JP23338295 A JP 23338295A JP 23338295 A JP23338295 A JP 23338295A JP H0962162 A JPH0962162 A JP H0962162A
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- JP
- Japan
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- toner
- image
- image forming
- cleaning
- cleaning member
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- Cleaning In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 クリーニングローラによって感光体上の残留
トナーを回収し、回収したトナーを感光体に再付着さ
せ、そのトナーを現像装置で回収する画像形成装置にお
いて、残留トナー回収時に、クリーニングローラから感
光体へのトナーの移転を防止し、クリーニング不良の発
生を防止する。 【解決手段】 クリーニングローラ25は、感光体1の
画像形成領域A上の残留トナーを回収する機能と、回収
後にトナーを感光体1上に再付着させる機能とをそれぞ
れ遂行する。現像装置7は、感光体1上に形成された静
電潜像を可視像化すると共に、感光体1に再付着された
トナーを回収する。トナー回収時には、クリーニングロ
ーラ25を感光体1に対してカウンタ向きに回転させ、
且つその回転量を1回転未満の範囲とする。
トナーを回収し、回収したトナーを感光体に再付着さ
せ、そのトナーを現像装置で回収する画像形成装置にお
いて、残留トナー回収時に、クリーニングローラから感
光体へのトナーの移転を防止し、クリーニング不良の発
生を防止する。 【解決手段】 クリーニングローラ25は、感光体1の
画像形成領域A上の残留トナーを回収する機能と、回収
後にトナーを感光体1上に再付着させる機能とをそれぞ
れ遂行する。現像装置7は、感光体1上に形成された静
電潜像を可視像化すると共に、感光体1に再付着された
トナーを回収する。トナー回収時には、クリーニングロ
ーラ25を感光体1に対してカウンタ向きに回転させ、
且つその回転量を1回転未満の範囲とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電潜像形成手段
によって、回転駆動される像担持体上に静電潜像を形成
し、この静電潜像を現像装置によってトナー像として可
視像化し、該トナー像を転写装置によって記録媒体に転
写し、そのトナー像転写後に像担持体上に残留付着して
いるトナーをクリーニング装置によって除去回収し、当
該像担持体表面を清掃する画像形成装置に関するもので
ある。
によって、回転駆動される像担持体上に静電潜像を形成
し、この静電潜像を現像装置によってトナー像として可
視像化し、該トナー像を転写装置によって記録媒体に転
写し、そのトナー像転写後に像担持体上に残留付着して
いるトナーをクリーニング装置によって除去回収し、当
該像担持体表面を清掃する画像形成装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は
その複合機などとして構成される上記形式の画像形成装
置においては、トナー像転写後の像担持体表面をクリー
ニング装置によって清掃し、次の画像形成に備える必要
がある。近時、資源節約等の観点から、クリーニング装
置によって回収されたトナーを現像装置に戻して再利用
する技術が種々提案されている。例えば、クリーニング
装置から現像装置へ向けて回収トナーを搬送する専用の
搬送経路を設けて、回収トナーを現像装置に戻すように
した技術が提案されている。ところが、これによるもの
では、パイプなどのトナーの搬送経路が必要となり、装
置が大型化する欠点を免れない。
その複合機などとして構成される上記形式の画像形成装
置においては、トナー像転写後の像担持体表面をクリー
ニング装置によって清掃し、次の画像形成に備える必要
がある。近時、資源節約等の観点から、クリーニング装
置によって回収されたトナーを現像装置に戻して再利用
する技術が種々提案されている。例えば、クリーニング
装置から現像装置へ向けて回収トナーを搬送する専用の
搬送経路を設けて、回収トナーを現像装置に戻すように
した技術が提案されている。ところが、これによるもの
では、パイプなどのトナーの搬送経路が必要となり、装
置が大型化する欠点を免れない。
【0003】そこで、クリーニング装置が、像担持体上
の残留トナーを除去回収するトナー除去機能のほかに、
そのトナー除去後に、回収したトナーを像担持体上に再
付着させるトナー再付着機能を遂行する構成の画像形成
装置が提案されている。かかる画像形成装置は、そのク
リーニング装置が回転駆動されるクリーニング部材を有
していて、クリーニング装置がトナー除去機能を遂行す
るとき、クリーニング部材と像担持体との間に付与され
た電界の作用によって、像担持体上の残留トナーをクリ
ーニング部材の側に吸着して保持する。また、トナー再
付着機能を遂行するときは、上記電界の方向が逆向きに
切り換えられ、これによってクリーニング部材に吸着保
持されたトナーが、像担持体表面の次の静電潜像の形成
に影響を与えない領域に逆移行される。そして、このよ
うに像担持体上に再付着したトナーは現像装置に搬送さ
れ、ここでその現像装置に静電的に回収される。このよ
うな画像形成装置によれば、トナーを現像装置において
再利用できると共に、トナーの戻し搬送路が不要である
ため、画像形成装置が大型化する欠点を阻止できる。
の残留トナーを除去回収するトナー除去機能のほかに、
そのトナー除去後に、回収したトナーを像担持体上に再
付着させるトナー再付着機能を遂行する構成の画像形成
装置が提案されている。かかる画像形成装置は、そのク
リーニング装置が回転駆動されるクリーニング部材を有
していて、クリーニング装置がトナー除去機能を遂行す
るとき、クリーニング部材と像担持体との間に付与され
た電界の作用によって、像担持体上の残留トナーをクリ
ーニング部材の側に吸着して保持する。また、トナー再
付着機能を遂行するときは、上記電界の方向が逆向きに
切り換えられ、これによってクリーニング部材に吸着保
持されたトナーが、像担持体表面の次の静電潜像の形成
に影響を与えない領域に逆移行される。そして、このよ
うに像担持体上に再付着したトナーは現像装置に搬送さ
れ、ここでその現像装置に静電的に回収される。このよ
うな画像形成装置によれば、トナーを現像装置において
再利用できると共に、トナーの戻し搬送路が不要である
ため、画像形成装置が大型化する欠点を阻止できる。
【0004】この種の画像形成装置におけるクリーニン
グ部材は、像担持体に圧接しなから回転するが、その回
転方向には2通りある。その一つは、クリーニング部材
の表面のうち像担持体と対向する表面部位が、像担持体
の移動方向と同じ方向に移動するように、クリーニング
部材が回転する「順方向回転」である。今一つは、クリ
ーニング部材の表面のうち像担持体と対向する表面部位
が、像担持体の移動方向と逆方向に移動するように、ク
リーニング部材が回転する「カウンタ方向」である。
グ部材は、像担持体に圧接しなから回転するが、その回
転方向には2通りある。その一つは、クリーニング部材
の表面のうち像担持体と対向する表面部位が、像担持体
の移動方向と同じ方向に移動するように、クリーニング
部材が回転する「順方向回転」である。今一つは、クリ
ーニング部材の表面のうち像担持体と対向する表面部位
が、像担持体の移動方向と逆方向に移動するように、ク
リーニング部材が回転する「カウンタ方向」である。
【0005】上述した形式の画像形成装置においては、
残留トナーの清掃回収時、すなわちクリーニング装置が
トナー回収機能を遂行するとき、クリーニング部材を順
方向に回転させた場合、トナーを像担持体に再付着させ
る前に、クリーニング部材上のトナーが像担持体の方に
転移してしまい、像担持体クリーニング不良を生じ、帯
電装置がトナーで汚れたり、画像上の地汚れを生じるお
それがある。
残留トナーの清掃回収時、すなわちクリーニング装置が
トナー回収機能を遂行するとき、クリーニング部材を順
方向に回転させた場合、トナーを像担持体に再付着させ
る前に、クリーニング部材上のトナーが像担持体の方に
転移してしまい、像担持体クリーニング不良を生じ、帯
電装置がトナーで汚れたり、画像上の地汚れを生じるお
それがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、クリ
ーニング部材によって、像担持体上の残留トナーを回収
し、次いで回収したトナーを像担持体へ再付着させ、そ
の再付着トナーを現像装置に回収する画像形成装置にお
いて、像担持体上の残留トナーをクリーニング部材に回
収するとき、当該クリーニング部材から像担持体へのト
ナーの転移を防止し、クリーニング不良の発生を防止で
きるようにした画像形成装置を提供することにある。
ーニング部材によって、像担持体上の残留トナーを回収
し、次いで回収したトナーを像担持体へ再付着させ、そ
の再付着トナーを現像装置に回収する画像形成装置にお
いて、像担持体上の残留トナーをクリーニング部材に回
収するとき、当該クリーニング部材から像担持体へのト
ナーの転移を防止し、クリーニング不良の発生を防止で
きるようにした画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、回転駆動される像担持体と、該担持体表面
に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記静電潜像を
トナー像として可視像化する現像装置と、前記トナー像
を記録媒体に転写する転写装置と、トナー像転写後に像
担持体上に残留付着するトナーを除去回収して像担持体
表面を清掃するトナー除去機能を遂行すると共に、その
トナー除去後に、回収したトナーを像担持体上に再付着
させるトナー再付着機能を遂行するクリーニング装置と
を具備し、該クリーニング装置は、回転駆動されるクリ
ーニング部材を有していると共に、そのクリーニング部
材と像担持体との間に付与された電界の作用によって、
像担持体上の残留トナーをクリーニング部材側に吸着保
持して前記トナー除去機能を遂行し、そのトナー除去機
能遂行後、前記電界の方向を切り換えることにより、ク
リーニング部材に吸着保持したトナーを、像担持体表面
の次の静電潜像の形成に影響を与えない領域に逆転移さ
せて前記トナー再付着機能を遂行し、像担持体上に再付
着されたトナーは、前記現像装置において静電的に回収
される画像形成装置において、前記クリーニング部材
は、トナー除去機能を遂行するとき、像担持体と対向す
るクリーニング部材表面部位が、像担持体表面部位の移
動方向と逆向きに移動する方向に回転し、且つ、この回
転終了時、クリーニング部材上に回収されたトナーのう
ち、該クリーニング部材の回転方向上の先端部にあるト
ナーが像担持体に転移不能となる位置に、その先端部が
来るように、1回転未満の回転範囲で、像担持体上の画
像形成領域にある残留トナーの回収を終了すると共に、
当該クリーニング部材が、前記トナー除去機能を遂行す
るときよりも、トナー再付着機能を遂行するときの方が
高速で回転するように、クリーニング部材の回転を制御
する回転制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装
置を提案する。
成するため、回転駆動される像担持体と、該担持体表面
に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記静電潜像を
トナー像として可視像化する現像装置と、前記トナー像
を記録媒体に転写する転写装置と、トナー像転写後に像
担持体上に残留付着するトナーを除去回収して像担持体
表面を清掃するトナー除去機能を遂行すると共に、その
トナー除去後に、回収したトナーを像担持体上に再付着
させるトナー再付着機能を遂行するクリーニング装置と
を具備し、該クリーニング装置は、回転駆動されるクリ
ーニング部材を有していると共に、そのクリーニング部
材と像担持体との間に付与された電界の作用によって、
像担持体上の残留トナーをクリーニング部材側に吸着保
持して前記トナー除去機能を遂行し、そのトナー除去機
能遂行後、前記電界の方向を切り換えることにより、ク
リーニング部材に吸着保持したトナーを、像担持体表面
の次の静電潜像の形成に影響を与えない領域に逆転移さ
せて前記トナー再付着機能を遂行し、像担持体上に再付
着されたトナーは、前記現像装置において静電的に回収
される画像形成装置において、前記クリーニング部材
は、トナー除去機能を遂行するとき、像担持体と対向す
るクリーニング部材表面部位が、像担持体表面部位の移
動方向と逆向きに移動する方向に回転し、且つ、この回
転終了時、クリーニング部材上に回収されたトナーのう
ち、該クリーニング部材の回転方向上の先端部にあるト
ナーが像担持体に転移不能となる位置に、その先端部が
来るように、1回転未満の回転範囲で、像担持体上の画
像形成領域にある残留トナーの回収を終了すると共に、
当該クリーニング部材が、前記トナー除去機能を遂行す
るときよりも、トナー再付着機能を遂行するときの方が
高速で回転するように、クリーニング部材の回転を制御
する回転制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装
置を提案する。
【0008】その際、回転制御手段は、トナー再付着機
能遂行時に、像担持体と対向するクリーニング部材表面
部位が、像担持体表面部位の移動方向と同じ向きに移動
するように、クリーニング部材の回転を制御すると有利
である。
能遂行時に、像担持体と対向するクリーニング部材表面
部位が、像担持体表面部位の移動方向と同じ向きに移動
するように、クリーニング部材の回転を制御すると有利
である。
【0009】又、上記構成において、回転制御手段は、
トナー再付着機能遂行時に、クリーニング部材が像担持
体と同一表面線速で回転するように、当該クリーニング
部材を回転駆動するか、又は像担持体に連れ回わりさせ
るように構成されていると特に有利である。
トナー再付着機能遂行時に、クリーニング部材が像担持
体と同一表面線速で回転するように、当該クリーニング
部材を回転駆動するか、又は像担持体に連れ回わりさせ
るように構成されていると特に有利である。
【0010】更に、上記構成において、回転制御手段
は、クリーニング部材の回転方向の切り換えを、前記潜
像形成手段による静電潜像形成終了以降に行うように構
成されていると有利である。
は、クリーニング部材の回転方向の切り換えを、前記潜
像形成手段による静電潜像形成終了以降に行うように構
成されていると有利である。
【0011】又、上記各構成において、回転制御手段
は、クリーニング部材の回転数の切り換えを、前記潜像
形成手段による静電潜像形成終了以降に行うように構成
されていると特に有利である。
は、クリーニング部材の回転数の切り換えを、前記潜像
形成手段による静電潜像形成終了以降に行うように構成
されていると特に有利である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
に従って詳細に説明する。
【0013】図1は本発明一実施形態例の画像形成装置
の要部を示す概略構成図である。同図において、符号1
は像担持体の一例であるドラム状の感光体を示す。一
方、図7は、1枚の複写画像を形成するときのタイミン
グチャートである。先ずこれらの図を参照して、本例の
画像形成装置の構成と作用の概略を説明する。なお、こ
こに示した例では、感光体に形成した静電潜像を反転現
像によってトナー像化する所謂ネガ・ポジプロセスであ
るが、本発明はかかるプロセスの画像形成装置に限定さ
れるものではない。
の要部を示す概略構成図である。同図において、符号1
は像担持体の一例であるドラム状の感光体を示す。一
方、図7は、1枚の複写画像を形成するときのタイミン
グチャートである。先ずこれらの図を参照して、本例の
画像形成装置の構成と作用の概略を説明する。なお、こ
こに示した例では、感光体に形成した静電潜像を反転現
像によってトナー像化する所謂ネガ・ポジプロセスであ
るが、本発明はかかるプロセスの画像形成装置に限定さ
れるものではない。
【0014】図1に示した感光体1は、画像形成動作の
スタートに伴って図示していない駆動手段によって図に
おける時計方向に回転駆動される。感光体1が回転を始
めると同時に、先ず、除電装置の一例である除電ランプ
2が点灯し、感光体1の表面が除電状態にされる。帯電
装置の一例である導電性の帯電ローラ3は、感光体1に
対して接離自在に支持され、感光体1に接触した状態
で、感光体1の回転に従動して回転する。このとき、帯
電ローラ3にはバイアス電圧電源4により電圧が印加さ
れ、これにより感光体1の表面は所定の極性、例えば−
850V程度の負極性に均一に帯電される。
スタートに伴って図示していない駆動手段によって図に
おける時計方向に回転駆動される。感光体1が回転を始
めると同時に、先ず、除電装置の一例である除電ランプ
2が点灯し、感光体1の表面が除電状態にされる。帯電
装置の一例である導電性の帯電ローラ3は、感光体1に
対して接離自在に支持され、感光体1に接触した状態
で、感光体1の回転に従動して回転する。このとき、帯
電ローラ3にはバイアス電圧電源4により電圧が印加さ
れ、これにより感光体1の表面は所定の極性、例えば−
850V程度の負極性に均一に帯電される。
【0015】次いで、感光体1に対して、露光部6にお
いて光変調されたレーザ光5により光書き込み走査が行
われることにより、感光体1の表面に所定の静電潜像が
形成される。かかる静電潜像を形成する明部電位(レー
ザ光が当てられた画像部となる部位の電位)は例えば−
150V程度になる。レーザ光5は、図示していない露
光光学系から出射するようになっていて、その露光光学
系と帯電ローラ3とは、像担持体表面に静電潜像を形成
する静電潜像形成手段の一例を構成する。
いて光変調されたレーザ光5により光書き込み走査が行
われることにより、感光体1の表面に所定の静電潜像が
形成される。かかる静電潜像を形成する明部電位(レー
ザ光が当てられた画像部となる部位の電位)は例えば−
150V程度になる。レーザ光5は、図示していない露
光光学系から出射するようになっていて、その露光光学
系と帯電ローラ3とは、像担持体表面に静電潜像を形成
する静電潜像形成手段の一例を構成する。
【0016】感光体1には現像装置7が対向配置され、
その現像装置7の現像容器8内には、例えば、トナーと
磁性キャリアとを少なくとも有する二成分現像剤9が収
容されている。この現像剤9は一対の撹拌部材11,1
2の回転によって撹拌されつつ、そのトナーが所定の極
性、本例では負極性に摩擦帯電される。かかる現像剤9
は、現像剤担持部材の一例である現像ローラ13上に供
給される。
その現像装置7の現像容器8内には、例えば、トナーと
磁性キャリアとを少なくとも有する二成分現像剤9が収
容されている。この現像剤9は一対の撹拌部材11,1
2の回転によって撹拌されつつ、そのトナーが所定の極
性、本例では負極性に摩擦帯電される。かかる現像剤9
は、現像剤担持部材の一例である現像ローラ13上に供
給される。
【0017】現像ローラ13は、感光体1の回転方向に
対して順方向に回転駆動される。すなわち、図における
反時計方向に回転駆動され、かかる現像ローラ13には
バイアス電圧電源14Aによって、所定の極性、本例で
はトナーの帯電極性と同極性の負極性のバイアス電圧、
例えば−600V程度のバイアス電圧が印加される。
対して順方向に回転駆動される。すなわち、図における
反時計方向に回転駆動され、かかる現像ローラ13には
バイアス電圧電源14Aによって、所定の極性、本例で
はトナーの帯電極性と同極性の負極性のバイアス電圧、
例えば−600V程度のバイアス電圧が印加される。
【0018】現像ローラ13に供給された現像剤は、現
像ローラ11の回転方向に搬送され、ドクターブレード
16によって掻き取り作用を受ける。ブレード16によ
って搬送量を規制された現像剤は、磁気ブラシを形成し
て現像領域15に向けて搬送され、ここで、現像剤中の
トナーが静電的に感光体1に形成された静電潜像に移行
して、該静電潜像がトナー像として可視像化される。こ
のように、現像装置7は静電潜像をトナー像として可視
像化する用をなす。
像ローラ11の回転方向に搬送され、ドクターブレード
16によって掻き取り作用を受ける。ブレード16によ
って搬送量を規制された現像剤は、磁気ブラシを形成し
て現像領域15に向けて搬送され、ここで、現像剤中の
トナーが静電的に感光体1に形成された静電潜像に移行
して、該静電潜像がトナー像として可視像化される。こ
のように、現像装置7は静電潜像をトナー像として可視
像化する用をなす。
【0019】一方、レジストローラ対20からは、記録
媒体の一例である転写紙17が感光体1上のトナー像の
先端部と同期をとり、感光体1と、これに接しつつ回転
する転写ローラ18との間の転写領域19に向けて送ら
れる。転写ローラ18にはバイアス電圧電源21によっ
て、トナーの帯電極性と逆極性の正極性のバイアス電
圧、例えば+950V程度のバイアス電圧が印加され
る。この印加のもとに、転写紙17が転写領域19を通
る間で、感光体1上のトナー像が転写紙17に転写され
る。次いで、図示していない分離チャージャの作用によ
り、転写紙は感光体1から分離され、搬送ベルト23に
よって図示していない定着装置に向けて送られ、このあ
と、コピー紙として機外に排出される。
媒体の一例である転写紙17が感光体1上のトナー像の
先端部と同期をとり、感光体1と、これに接しつつ回転
する転写ローラ18との間の転写領域19に向けて送ら
れる。転写ローラ18にはバイアス電圧電源21によっ
て、トナーの帯電極性と逆極性の正極性のバイアス電
圧、例えば+950V程度のバイアス電圧が印加され
る。この印加のもとに、転写紙17が転写領域19を通
る間で、感光体1上のトナー像が転写紙17に転写され
る。次いで、図示していない分離チャージャの作用によ
り、転写紙は感光体1から分離され、搬送ベルト23に
よって図示していない定着装置に向けて送られ、このあ
と、コピー紙として機外に排出される。
【0020】上述のように、感光体1の回転方向に対し
て順方向に回転する転写ローラ18は、像担持体上のト
ナー像を記録媒体に転写する転写装置の一例を構成す
る。又、記録媒体として転写紙を用いる代りに、感光体
1上のトナー像が転写される中間転写体を用いてもよ
く、この場合には、その中間転写体上のトナー像が最終
の記録媒体である転写材に転写される。
て順方向に回転する転写ローラ18は、像担持体上のト
ナー像を記録媒体に転写する転写装置の一例を構成す
る。又、記録媒体として転写紙を用いる代りに、感光体
1上のトナー像が転写される中間転写体を用いてもよ
く、この場合には、その中間転写体上のトナー像が最終
の記録媒体である転写材に転写される。
【0021】感光体1には、現像装置7と反対側の位置
にクリーニング装置24が対向配備され、このクリーニ
ング装置24は、回転駆動されるクリーニング部材の一
構成例であるクリーニングローラ25を有している。こ
のクリーニングローラ25は、例えばスポンジローラよ
り成るが、クリーニング部材として、かようなローラ状
のものの他、回転駆動される無端ベルト状のものを用い
ることも可能である。
にクリーニング装置24が対向配備され、このクリーニ
ング装置24は、回転駆動されるクリーニング部材の一
構成例であるクリーニングローラ25を有している。こ
のクリーニングローラ25は、例えばスポンジローラよ
り成るが、クリーニング部材として、かようなローラ状
のものの他、回転駆動される無端ベルト状のものを用い
ることも可能である。
【0022】クリーニング装置24は、トナー像転写後
に、像担持体の一例である感光体1上に残留付着するト
ナーを除去回収して、その像担持体表面を清掃するトナ
ー除去機能を遂行する。以下、その具体例を明らかにす
る。
に、像担持体の一例である感光体1上に残留付着するト
ナーを除去回収して、その像担持体表面を清掃するトナ
ー除去機能を遂行する。以下、その具体例を明らかにす
る。
【0023】図3に示したように、現像領域15から転
写領域19に向かうトナー像のトナーTは、ほとんどの
ものが負極性のトナーとなっている。これに対し、転写
ローラ18にはトナー像の転写時に正極性のバイアス電
圧が印加されるため、そのトナー像転写後において感光
体1上に残留付着するトナー、すなわち転写残トナー
T′は、正極性のものに負極性のものが混在したトナー
となる。このうち、正極性のトナーは80%程度であ
り、残りが負極性のトナーとなる。いずれにしても、転
写残トナーは、両方の極性のトナーが混在した状態で、
クリーニング領域26に移送されることになる。
写領域19に向かうトナー像のトナーTは、ほとんどの
ものが負極性のトナーとなっている。これに対し、転写
ローラ18にはトナー像の転写時に正極性のバイアス電
圧が印加されるため、そのトナー像転写後において感光
体1上に残留付着するトナー、すなわち転写残トナー
T′は、正極性のものに負極性のものが混在したトナー
となる。このうち、正極性のトナーは80%程度であ
り、残りが負極性のトナーとなる。いずれにしても、転
写残トナーは、両方の極性のトナーが混在した状態で、
クリーニング領域26に移送されることになる。
【0024】クリーニングローラ25は感光体1に対し
て所定の喰い込み量をもって圧接し、図4に示したよう
に、その圧接部にNなるニップ領域が形成される。この
ニップ領域Nがクリーニング領域26(図3)となる。
て所定の喰い込み量をもって圧接し、図4に示したよう
に、その圧接部にNなるニップ領域が形成される。この
ニップ領域Nがクリーニング領域26(図3)となる。
【0025】図3及び図4において、クリーニングロー
ラ25は、後に詳しく説明するように、図3における時
計方向、すなわち感光体1の回転方向に対してカウンタ
方向に回転駆動されるようになっていて、感光体1の表
面に摺擦しながら回転する。ニップ領域Nで、正、負両
極性の転写残トナーT′は、クリーニングローラ25に
接触しながら全て現像後のトナーと同じ極性(本例では
負極性)のトナーになるように、摩擦帯電される。転写
残トナーT′は負極性に揃えられるのである。クリーニ
ングローラ25は、トナーに対して、これを負極性に帯
電させ得る帯電系列の材質のものから構成されている。
ラ25は、後に詳しく説明するように、図3における時
計方向、すなわち感光体1の回転方向に対してカウンタ
方向に回転駆動されるようになっていて、感光体1の表
面に摺擦しながら回転する。ニップ領域Nで、正、負両
極性の転写残トナーT′は、クリーニングローラ25に
接触しながら全て現像後のトナーと同じ極性(本例では
負極性)のトナーになるように、摩擦帯電される。転写
残トナーT′は負極性に揃えられるのである。クリーニ
ングローラ25は、トナーに対して、これを負極性に帯
電させ得る帯電系列の材質のものから構成されている。
【0026】図1に示したように、クリーニングローラ
25には、バイアス電圧電源27Aにより、上述の如く
摩擦帯電されたトナーの帯電極性と逆極性の極性のバイ
アス電圧が印加される。例えば+300V程のバイアス
電圧が印加され、この印加によって、負極性に揃えられ
たニップ領域Nの転写残トナーはクリーニングローラ2
5の方に静電的に引き寄せられ、そのローラに転移して
保持される。クリーニングローラ25は、このようなバ
イアス電圧を印加できる程の導電性を有している。な
お、転写領域19からクリーニング領域26に向かう感
光体1の表面電位は、おおよそ+20V程度となってい
る。
25には、バイアス電圧電源27Aにより、上述の如く
摩擦帯電されたトナーの帯電極性と逆極性の極性のバイ
アス電圧が印加される。例えば+300V程のバイアス
電圧が印加され、この印加によって、負極性に揃えられ
たニップ領域Nの転写残トナーはクリーニングローラ2
5の方に静電的に引き寄せられ、そのローラに転移して
保持される。クリーニングローラ25は、このようなバ
イアス電圧を印加できる程の導電性を有している。な
お、転写領域19からクリーニング領域26に向かう感
光体1の表面電位は、おおよそ+20V程度となってい
る。
【0027】以上のように、クリーニング装置24は、
そのクリーニングローラ25より成るクリーニング部材
と感光体1より成る像担持体との間に付与された電界の
作用により、像担持体上の残留トナーをクリーニング部
材側に吸着保持して、前述のトナー除去機能を遂行する
のである。
そのクリーニングローラ25より成るクリーニング部材
と感光体1より成る像担持体との間に付与された電界の
作用により、像担持体上の残留トナーをクリーニング部
材側に吸着保持して、前述のトナー除去機能を遂行する
のである。
【0028】ここで、図1において、符号Aは感光体1
上の画像形成領域を示し、図1及び図7における符号a
は画像形成領域の先端部、すなわち画像先端部を示す。
同じく、図7における符号bは画像形成領域の後端部、
すなわち画像後端部を示している。画像先端部aが転写
領域19を通ったあと、図1に示したようにクリーニン
グ領域26に来ると、感光体1からクリーニングローラ
25への転写残トナーの清掃回収が開始され、クリーニ
ング装置24がトナー除去機能を遂行する。そして、画
像後端部bが図2に示したようにクリーニング領域26
に来ると、その清掃回収が終了し、クリーニング装置2
4のトナー除去機能を完了する。図2に符号28で示す
ものは画像形成領域Aからクリーニングローラ25に回
収されたトナーを模式的に示したものである。図7にお
けるE時点で、実質的なトナーの清掃回収が開始され、
F時点で、その清掃回収が終了する。この時点Fが図2
に対応する。EFの間がクリーニング装置のトナー除去
機能の遂行期間である。
上の画像形成領域を示し、図1及び図7における符号a
は画像形成領域の先端部、すなわち画像先端部を示す。
同じく、図7における符号bは画像形成領域の後端部、
すなわち画像後端部を示している。画像先端部aが転写
領域19を通ったあと、図1に示したようにクリーニン
グ領域26に来ると、感光体1からクリーニングローラ
25への転写残トナーの清掃回収が開始され、クリーニ
ング装置24がトナー除去機能を遂行する。そして、画
像後端部bが図2に示したようにクリーニング領域26
に来ると、その清掃回収が終了し、クリーニング装置2
4のトナー除去機能を完了する。図2に符号28で示す
ものは画像形成領域Aからクリーニングローラ25に回
収されたトナーを模式的に示したものである。図7にお
けるE時点で、実質的なトナーの清掃回収が開始され、
F時点で、その清掃回収が終了する。この時点Fが図2
に対応する。EFの間がクリーニング装置のトナー除去
機能の遂行期間である。
【0029】画像形成領域の帯電が終了(図7のDの時
点)すると、図1に示した帯電ローラ3へのバイアス電
圧の印加は停止され、これと同時に帯電ローラ3は感光
体1から離隔する。帯電ローラ3はローラ接離用アーム
31に回転自在に軸装され、該アーム31が支点32の
周りに揺動することにより、感光体1に対して接離す
る。帯電ローラ3が感光体1から離れたあと、感光体1
の表面電位はほぼゼロVとなる。
点)すると、図1に示した帯電ローラ3へのバイアス電
圧の印加は停止され、これと同時に帯電ローラ3は感光
体1から離隔する。帯電ローラ3はローラ接離用アーム
31に回転自在に軸装され、該アーム31が支点32の
周りに揺動することにより、感光体1に対して接離す
る。帯電ローラ3が感光体1から離れたあと、感光体1
の表面電位はほぼゼロVとなる。
【0030】図7において、現像プロセスに関しては、
画像後端部bにおける現像が終了すると、現像ローラ1
3への印加電圧は、例えば−600V程度から+150
V程度に切り換えられる。すなわち、図1に示した現像
バイアス電圧電源が14Aから14Bに切り換えられ、
現像ローラ13にプラスのバイアス電圧が印加されるの
である。転写プロセスに関しては、画像後端部bにおけ
る転写が終了すると、転写ローラ18へのバイアス電圧
の印加は停止される。
画像後端部bにおける現像が終了すると、現像ローラ1
3への印加電圧は、例えば−600V程度から+150
V程度に切り換えられる。すなわち、図1に示した現像
バイアス電圧電源が14Aから14Bに切り換えられ、
現像ローラ13にプラスのバイアス電圧が印加されるの
である。転写プロセスに関しては、画像後端部bにおけ
る転写が終了すると、転写ローラ18へのバイアス電圧
の印加は停止される。
【0031】ここで、クリーニング装置24は、前述の
ように感光体上の残留トナーをクリーニングローラ25
の側に回収して除去した後、その回収したトナーを、感
光体1より成る像担持体に再付着させるトナー再付着機
能を遂行する。すなわち、感光体1上の転写残トナーの
回収を終了すると、図7におけるF時点で、クリーニン
グローラ25へのバイアス電圧の印加の切り換えが行わ
れる。図1に示したバイアス電圧電源が27A(図1)
から27Bに切り換えられ、例えば、クリーニングロー
ラ25に今まで、例えば+300V程度のバイアス電圧
が印加されていたのに対し、F時点から、例えば−50
0V程度のバイアス電圧がクリーニングローラ25に印
加される。
ように感光体上の残留トナーをクリーニングローラ25
の側に回収して除去した後、その回収したトナーを、感
光体1より成る像担持体に再付着させるトナー再付着機
能を遂行する。すなわち、感光体1上の転写残トナーの
回収を終了すると、図7におけるF時点で、クリーニン
グローラ25へのバイアス電圧の印加の切り換えが行わ
れる。図1に示したバイアス電圧電源が27A(図1)
から27Bに切り換えられ、例えば、クリーニングロー
ラ25に今まで、例えば+300V程度のバイアス電圧
が印加されていたのに対し、F時点から、例えば−50
0V程度のバイアス電圧がクリーニングローラ25に印
加される。
【0032】クリーニングローラ25上に回収されたト
ナー28の帯電極性と逆極性である−500V程度のバ
イアス電圧が印加されたクリーニングローラ25と、感
光体1との間の電位差によって、図2に示したクリーニ
ングローラ25上の負極性のトナー28は静電的に感光
体1の方に引き寄せられ、感光体1に転移して再付着す
る。このとき、クリーニングローラ25は回転駆動され
ている。このトナー再付着時に、感光体はクリーニング
ローラ25によって−50V程度に帯電する。クリーニ
ングローラ25から感光体1へのトナーの再付着は、感
光体1上の次の静電潜像の形成に影響を与えない非画像
形成領域にわたって行われる。すなわち、図7における
FGがトナーの再付着が行われる期間である。このG時
点から次の画像形成が行われるまで、クリーニングロー
ラ25への印加量はゼロVとなる。
ナー28の帯電極性と逆極性である−500V程度のバ
イアス電圧が印加されたクリーニングローラ25と、感
光体1との間の電位差によって、図2に示したクリーニ
ングローラ25上の負極性のトナー28は静電的に感光
体1の方に引き寄せられ、感光体1に転移して再付着す
る。このとき、クリーニングローラ25は回転駆動され
ている。このトナー再付着時に、感光体はクリーニング
ローラ25によって−50V程度に帯電する。クリーニ
ングローラ25から感光体1へのトナーの再付着は、感
光体1上の次の静電潜像の形成に影響を与えない非画像
形成領域にわたって行われる。すなわち、図7における
FGがトナーの再付着が行われる期間である。このG時
点から次の画像形成が行われるまで、クリーニングロー
ラ25への印加量はゼロVとなる。
【0033】上述のように、クリーニング装置24は、
そのトナー除去機能遂行後、電界の方向を逆方向に切り
換えることにより、クリーニングローラ25に吸着保持
したトナー28を、感光体1より成る像担持体表面の次
の静電潜像の形成に影響を与えない領域に逆転移させる
ことにより、トナー再付着機能を遂行する。クリーニン
グローラ25に対して、現像後トナーと同極性のバイア
ス電圧を印加することによって、回収トナーを感光体1
の方に再付着させるのである。クリーニングローラ25
を、例えば1回転以上回転させて、クリーニングローラ
25上のトナー28を全て感光体1上に再付着させる。
そのトナー除去機能遂行後、電界の方向を逆方向に切り
換えることにより、クリーニングローラ25に吸着保持
したトナー28を、感光体1より成る像担持体表面の次
の静電潜像の形成に影響を与えない領域に逆転移させる
ことにより、トナー再付着機能を遂行する。クリーニン
グローラ25に対して、現像後トナーと同極性のバイア
ス電圧を印加することによって、回収トナーを感光体1
の方に再付着させるのである。クリーニングローラ25
を、例えば1回転以上回転させて、クリーニングローラ
25上のトナー28を全て感光体1上に再付着させる。
【0034】このように感光体1上の非画像形成領域に
再付着されたトナーは、その感光体1が引き続き図1に
おける時計方向に回転することによって、現像装置7に
搬送される。このとき、帯電ローラ3は感光体1から離
間しているので、その再付着トナーが帯電ローラ3に付
着することはない。
再付着されたトナーは、その感光体1が引き続き図1に
おける時計方向に回転することによって、現像装置7に
搬送される。このとき、帯電ローラ3は感光体1から離
間しているので、その再付着トナーが帯電ローラ3に付
着することはない。
【0035】非画像形成領域に再付着したトナーは、図
1に示した現像領域15まで運ばれるが、このとき現像
ローラ13には、前述のように、バイアス電圧電源14
Bにより、例えば+150V程度のバイアス電圧が印加
されているので、その現像ローラ13と感光体(−50
V)との間の電位差によって、感光体上の負極性の再付
着トナーは現像ローラ13上の磁気ブラシの方に静電的
に転移し、この磁気ブラシの方に回収される。このよう
に、感光体1上に再付着されたトナーは、現像装置7に
おいて静電的に回収され、これがその現像装置7におい
て再利用される。
1に示した現像領域15まで運ばれるが、このとき現像
ローラ13には、前述のように、バイアス電圧電源14
Bにより、例えば+150V程度のバイアス電圧が印加
されているので、その現像ローラ13と感光体(−50
V)との間の電位差によって、感光体上の負極性の再付
着トナーは現像ローラ13上の磁気ブラシの方に静電的
に転移し、この磁気ブラシの方に回収される。このよう
に、感光体1上に再付着されたトナーは、現像装置7に
おいて静電的に回収され、これがその現像装置7におい
て再利用される。
【0036】かくして、特別な搬送経路を設けずとも、
クリーニング装置24によって回収したトナーを現像装
置7へ戻すことができ、画像形成装置のコストを抑えつ
つ、回収トナーを現像装置7において再利用することが
できるのである。また、現像装置7に回収されたトナー
は、その現像装置7に元から存する現像剤のトナーと同
極性、本例では負極性に帯電しているので、回収トナー
を現像装置7において所定のレベルまで負極性に摩擦帯
電させるまでの時間を短縮でき、所定の電荷量に立上っ
たトナーを現像装置7において即座に再使用することが
可能である。
クリーニング装置24によって回収したトナーを現像装
置7へ戻すことができ、画像形成装置のコストを抑えつ
つ、回収トナーを現像装置7において再利用することが
できるのである。また、現像装置7に回収されたトナー
は、その現像装置7に元から存する現像剤のトナーと同
極性、本例では負極性に帯電しているので、回収トナー
を現像装置7において所定のレベルまで負極性に摩擦帯
電させるまでの時間を短縮でき、所定の電荷量に立上っ
たトナーを現像装置7において即座に再使用することが
可能である。
【0037】以上のように、現像装置7は、感光体1上
の静電潜像を可視像化すると共に、クリーニング装置2
4から感光体1に移行して再付着したトナーを回収する
用をなす。
の静電潜像を可視像化すると共に、クリーニング装置2
4から感光体1に移行して再付着したトナーを回収する
用をなす。
【0038】なお、図1に示した除電ランプ2は、画像
形成領域Aが通過する間、点灯し、その領域の除電を行
う。そして、画像後端部bが除電ランプ2と対向する部
位を通過するとき、図7に示したように除電ランプ2は
消灯し、これを、非画像形成領域が通過する間、続け
る。
形成領域Aが通過する間、点灯し、その領域の除電を行
う。そして、画像後端部bが除電ランプ2と対向する部
位を通過するとき、図7に示したように除電ランプ2は
消灯し、これを、非画像形成領域が通過する間、続け
る。
【0039】これに対して、図7に二点鎖線33で示す
ように、非画像領域に対しても除電ランプの点灯を続
け、これを除電するようにしても良く、このようにする
と、除電ランプを通過したあとの感光体表面電位はほぼ
ゼロVとなり、再付着トナーが感光体1に付着する力を
弱めることが可能となる。
ように、非画像領域に対しても除電ランプの点灯を続
け、これを除電するようにしても良く、このようにする
と、除電ランプを通過したあとの感光体表面電位はほぼ
ゼロVとなり、再付着トナーが感光体1に付着する力を
弱めることが可能となる。
【0040】感光体1上の非画像形成領域に再付着した
トナーが全て現像ローラ13によって回収されたあと、
再付着トナーが付着していた感光体部分が除電ランプ2
のところに来ると、除電ランプ2が点灯を開始する。す
なわち、図7に示したように、H時点で除電ランプ2が
点灯する。これにより、クリーニング領域26を通過し
たあと、−50V程度となった感光体部分が除電ランプ
2の点灯によって除電状態にされ、この除電のあと、各
プロセス要素へのバイアス電圧の印加や、感光体1の回
転がそれぞれ止められる。この時点で、コピー紙1枚分
の画像形成プロセスが終了する。図8は、画像形成が連
続的に行われる場合のタイミングチャートであり、上述
した画像形成プロセスが繰返される。
トナーが全て現像ローラ13によって回収されたあと、
再付着トナーが付着していた感光体部分が除電ランプ2
のところに来ると、除電ランプ2が点灯を開始する。す
なわち、図7に示したように、H時点で除電ランプ2が
点灯する。これにより、クリーニング領域26を通過し
たあと、−50V程度となった感光体部分が除電ランプ
2の点灯によって除電状態にされ、この除電のあと、各
プロセス要素へのバイアス電圧の印加や、感光体1の回
転がそれぞれ止められる。この時点で、コピー紙1枚分
の画像形成プロセスが終了する。図8は、画像形成が連
続的に行われる場合のタイミングチャートであり、上述
した画像形成プロセスが繰返される。
【0041】先にも述べたように、図4に示した転写残
トナーT′には、正、負の違った極性のトナーが混在す
る。かかるトナーを、クリーニングローラ25との摩擦
により帯電して、極性を負に揃えている。しかしなが
ら、このような摩擦帯電を行っても、転写残トナーT′
のトータルが負極性になるのみで、中々、全てのトナー
を負極性に揃えることは難しく、中には正極性のトナー
や、電荷量がゼロV近くなっているトナーも存在する。
以下、かようなトナーを「不適正帯電トナー」と言う。
トナーT′には、正、負の違った極性のトナーが混在す
る。かかるトナーを、クリーニングローラ25との摩擦
により帯電して、極性を負に揃えている。しかしなが
ら、このような摩擦帯電を行っても、転写残トナーT′
のトータルが負極性になるのみで、中々、全てのトナー
を負極性に揃えることは難しく、中には正極性のトナー
や、電荷量がゼロV近くなっているトナーも存在する。
以下、かようなトナーを「不適正帯電トナー」と言う。
【0042】ここで、クリーニングローラ25を感光体
1の回転方向に対して順方向に回転させても、感光体1
との間に相対速度差を持たせれば、感光体との間で、転
写残トナーが負極性に揃うように摩擦帯電させることは
可能である。図5に示したように、クリーニングローラ
25を破線矢印の向きに回転させても、ニップ領域Nに
介在するトナーを摩擦帯電できるのである。
1の回転方向に対して順方向に回転させても、感光体1
との間に相対速度差を持たせれば、感光体との間で、転
写残トナーが負極性に揃うように摩擦帯電させることは
可能である。図5に示したように、クリーニングローラ
25を破線矢印の向きに回転させても、ニップ領域Nに
介在するトナーを摩擦帯電できるのである。
【0043】ところが、図1に示したクリーニングロー
ラ25が、図5において破線矢印の向きに回転して感光
体1上の残留トナーを回収するものとすると、図5に示
したニップ領域Nの下流側(感光体1の回転方向上の下
流側)のギャップ部30に位置したクリーニングローラ
25上には、回収したトナーT″が存在する。このトナ
ーT″中には、正極性に帯電し、又は電荷量が0Vの不
適正帯電トナーが存在する。
ラ25が、図5において破線矢印の向きに回転して感光
体1上の残留トナーを回収するものとすると、図5に示
したニップ領域Nの下流側(感光体1の回転方向上の下
流側)のギャップ部30に位置したクリーニングローラ
25上には、回収したトナーT″が存在する。このトナ
ーT″中には、正極性に帯電し、又は電荷量が0Vの不
適正帯電トナーが存在する。
【0044】クリーニングローラ25には初めのトナー
回収時に、例えば、+300V程度のバイアス電圧が印
加されるが、これにより、図5に示したように、ギャッ
プ部30にある正極性の不適正帯電トナー(破線で示
す)が静電的に感光体1の方に引かれ、感光体表面に付
着してしまうことがある。いずれにしても、正極性のト
ナーや、ゼロVに近いトナーなどより成る不適正帯電ト
ナーTmが、ギャップ部30において、感光体1の方に
転移してしまうのである。感光体1上の非画像形成領域
ではなく、画像形成領域にかような一連のトナーが付着
するので、クリーニング不良を生じることになる。
回収時に、例えば、+300V程度のバイアス電圧が印
加されるが、これにより、図5に示したように、ギャッ
プ部30にある正極性の不適正帯電トナー(破線で示
す)が静電的に感光体1の方に引かれ、感光体表面に付
着してしまうことがある。いずれにしても、正極性のト
ナーや、ゼロVに近いトナーなどより成る不適正帯電ト
ナーTmが、ギャップ部30において、感光体1の方に
転移してしまうのである。感光体1上の非画像形成領域
ではなく、画像形成領域にかような一連のトナーが付着
するので、クリーニング不良を生じることになる。
【0045】一方、図6に示したように、感光体1上の
残留トナーの回収時に、クリーニングローラ25を感光
体1に対してカウンタ方向に回転させても、ニップ領域
Nにあるトナーを摩擦帯電しつつ、クリーニングローラ
25の側に回収できる。今仮に、クリーニングローラ2
5を1回転以上、回転させて感光体1上の転写残トナー
の回収を終了するものとすると、この場合にも、矢張
り、ギャップ部30において、クリーニングローラ25
上の不適正帯電トナーが、感光体1の方に転移して、そ
の画像形成領域に付着してしまう。
残留トナーの回収時に、クリーニングローラ25を感光
体1に対してカウンタ方向に回転させても、ニップ領域
Nにあるトナーを摩擦帯電しつつ、クリーニングローラ
25の側に回収できる。今仮に、クリーニングローラ2
5を1回転以上、回転させて感光体1上の転写残トナー
の回収を終了するものとすると、この場合にも、矢張
り、ギャップ部30において、クリーニングローラ25
上の不適正帯電トナーが、感光体1の方に転移して、そ
の画像形成領域に付着してしまう。
【0046】不適正帯電トナーが感光体の画像形成領域
に付着してしまうと、これが帯電ローラ3に付着し、こ
のローラをトナーで汚し、又、帯電ローラ3に付着した
トナーが感光体1上に再付着して、画像上の地汚れが出
る原因となる。又、不適正帯電トナーが現像ローラ13
の磁気ブラシに付着すると、矢張り、画像上の地汚れが
発生するおそれがあり、場合によっては転写ムラが生じ
ることもある。
に付着してしまうと、これが帯電ローラ3に付着し、こ
のローラをトナーで汚し、又、帯電ローラ3に付着した
トナーが感光体1上に再付着して、画像上の地汚れが出
る原因となる。又、不適正帯電トナーが現像ローラ13
の磁気ブラシに付着すると、矢張り、画像上の地汚れが
発生するおそれがあり、場合によっては転写ムラが生じ
ることもある。
【0047】そこで、本例の画像形成装置においては、
図示していない回転制御手段が、クリーニングローラ2
5より成るクリーニング部材を次のように回転制御する
ように構成されている。すなわち、クリーニングローラ
25は、トナー除去機能を遂行するとき、感光体1と対
向するクリーニングローラ表面部位が、図4に示すよう
に、感光体表面部位の移動方向と逆向きに移動する方向
に回転し、且つ、この回転終了時、クリーニングローラ
25に回収されたトナーのうち、該クリーニングローラ
25の回転方向上の先端部にあるトナーが感光体1に転
移不能となる位置に、その先端部が来るように、1回転
未満の回転範囲で、感光体1上の画像形成領域にある残
留トナーの回収を終了するようにクリーニングローラ2
5の回転を制御するのである。
図示していない回転制御手段が、クリーニングローラ2
5より成るクリーニング部材を次のように回転制御する
ように構成されている。すなわち、クリーニングローラ
25は、トナー除去機能を遂行するとき、感光体1と対
向するクリーニングローラ表面部位が、図4に示すよう
に、感光体表面部位の移動方向と逆向きに移動する方向
に回転し、且つ、この回転終了時、クリーニングローラ
25に回収されたトナーのうち、該クリーニングローラ
25の回転方向上の先端部にあるトナーが感光体1に転
移不能となる位置に、その先端部が来るように、1回転
未満の回転範囲で、感光体1上の画像形成領域にある残
留トナーの回収を終了するようにクリーニングローラ2
5の回転を制御するのである。
【0048】図2は、感光体1上の画像形成領域Aの残
留トナーを回収し終った状態を示し、回収されたトナー
28がクリーニングローラ25上に吸着保持されてい
る。この回収時に、クリーニングローラ25をカウンタ
方向(破線矢印の向き)に回転させると共に、クリーニ
ングローラ25の回収起点Kが、例えば図2に示すよう
に、クリーニングローラ25と感光体1とのニップ部N
にくる前に、クリーニングローラ25によるトナーの回
収を終了させるのである。そしてこのあと、クリーニン
グローラ25を感光体1に対して、例えば順方向(破線
矢印の方向と反対方向)に回転させて、トナーを感光体
1に再付着させる。
留トナーを回収し終った状態を示し、回収されたトナー
28がクリーニングローラ25上に吸着保持されてい
る。この回収時に、クリーニングローラ25をカウンタ
方向(破線矢印の向き)に回転させると共に、クリーニ
ングローラ25の回収起点Kが、例えば図2に示すよう
に、クリーニングローラ25と感光体1とのニップ部N
にくる前に、クリーニングローラ25によるトナーの回
収を終了させるのである。そしてこのあと、クリーニン
グローラ25を感光体1に対して、例えば順方向(破線
矢印の方向と反対方向)に回転させて、トナーを感光体
1に再付着させる。
【0049】このようにすれば、感光体1からのトナー
の回収の終了時に、感光体1の回転方向下流側におけ
る、その感光体1とクリーニングローラ25の間のギャ
ップ部30に、クリーニングローラ25上の回収トナー
28を存在させないようにすることができ、不適正帯電
トナーが感光体1へ転移することを阻止できる。このよ
うに画像形成領域に付着した残留トナーを、クリーニン
グローラ25の周長未満で感光体1から回収できるよう
に、その画像形成領域の感光体周方向における長さに対
して、クリーニングローラ25の直径や回転数を決める
ことにより、前述した如きクリーニング不良を防止でき
るのである。かくして、クリーニングローラ25への残
留トナーの回収時に、クリーニングローラ25から感光
体へのトナーの無用の転移を防止でき、帯電ローラ3の
ような帯電装置がトナーで汚れたり、画像上の地汚れや
転写ムラなどが生じたりするのを防止できる。
の回収の終了時に、感光体1の回転方向下流側におけ
る、その感光体1とクリーニングローラ25の間のギャ
ップ部30に、クリーニングローラ25上の回収トナー
28を存在させないようにすることができ、不適正帯電
トナーが感光体1へ転移することを阻止できる。このよ
うに画像形成領域に付着した残留トナーを、クリーニン
グローラ25の周長未満で感光体1から回収できるよう
に、その画像形成領域の感光体周方向における長さに対
して、クリーニングローラ25の直径や回転数を決める
ことにより、前述した如きクリーニング不良を防止でき
るのである。かくして、クリーニングローラ25への残
留トナーの回収時に、クリーニングローラ25から感光
体へのトナーの無用の転移を防止でき、帯電ローラ3の
ような帯電装置がトナーで汚れたり、画像上の地汚れや
転写ムラなどが生じたりするのを防止できる。
【0050】ところが、クリーニングローラ25に回収
したトナー28を感光体1に再付着させるときも、上述
した速さでクリーニングローラ25を回転させたとする
と、その回転速度はかなり遅いものであるため、クリー
ニングローラ25から感光体1へトナーを再付着させる
のに多大な時間を必要とし、その結果、感光体上の画像
形成領域間の感光体周方向長さ(所謂紙間距離)が大き
くなってしまい、高速記録に対応できなくなってしま
う。
したトナー28を感光体1に再付着させるときも、上述
した速さでクリーニングローラ25を回転させたとする
と、その回転速度はかなり遅いものであるため、クリー
ニングローラ25から感光体1へトナーを再付着させる
のに多大な時間を必要とし、その結果、感光体上の画像
形成領域間の感光体周方向長さ(所謂紙間距離)が大き
くなってしまい、高速記録に対応できなくなってしま
う。
【0051】例えば、感光体1の表面線速が180mm/
secとし、画像形成領域の感光体周方向長さがA3の縦
に相当する420mmであるとすると共に、クリーニング
ローラ25の周長が60mmであるとしたとき、かかるク
リーニングローラ25が、仮に1回転で感光体の画像形
成領域に付着している残留トナーを回収したとすると、
その回収には、420(mm)/180(mm/sec)=2.
3secの時間がかかる。従って、同じクリーニングロー
ラの回転速度で、その表面のトナー28を、感光体1の
非画像形成領域に再付着させたとすれば、この動作にも
2.3secという長い時間を必要とし、非画像形成領域
の感光体周方向長さを著しく長くしなければならない。
secとし、画像形成領域の感光体周方向長さがA3の縦
に相当する420mmであるとすると共に、クリーニング
ローラ25の周長が60mmであるとしたとき、かかるク
リーニングローラ25が、仮に1回転で感光体の画像形
成領域に付着している残留トナーを回収したとすると、
その回収には、420(mm)/180(mm/sec)=2.
3secの時間がかかる。従って、同じクリーニングロー
ラの回転速度で、その表面のトナー28を、感光体1の
非画像形成領域に再付着させたとすれば、この動作にも
2.3secという長い時間を必要とし、非画像形成領域
の感光体周方向長さを著しく長くしなければならない。
【0052】そこで、本例では、前述の回転制御手段
が、さらにクリーニングローラ25の回転を次のように
制御するように構成されている。すなわち、クリーニン
グローラ25が、前述のトナー除去機能を遂行するとき
よりも、トナー再付着機能を遂行するときの方が高速で
回転するように、クリーニングローラ25の回転を制御
するのである。このようにすれば、クリーニングローラ
25上のトナー28を短時間で、感光体1の表面に再付
着させることができ、よって画像形成領域間の長さを短
縮させて高速記録に対応させることができる。
が、さらにクリーニングローラ25の回転を次のように
制御するように構成されている。すなわち、クリーニン
グローラ25が、前述のトナー除去機能を遂行するとき
よりも、トナー再付着機能を遂行するときの方が高速で
回転するように、クリーニングローラ25の回転を制御
するのである。このようにすれば、クリーニングローラ
25上のトナー28を短時間で、感光体1の表面に再付
着させることができ、よって画像形成領域間の長さを短
縮させて高速記録に対応させることができる。
【0053】ところで、クリーニングローラ25上のト
ナー28を感光体1に再付着させるとき、そのローラ2
5の回転方向はいずれであってもよいのであるが、感光
体1へのトナーの再付着時に、クリーニングローラ25
を、感光体1の回転方向に対して順方向(図2において
破線矢印と逆の向き)に回転させると、感光体1へのト
ナーの再付着時にトナーに加わる感光体からの機械的、
或いは物理的な抵抗力が無くなるか、若しくは減少し、
トナーを感光体1へ再付着させる効率を向上させること
ができる。
ナー28を感光体1に再付着させるとき、そのローラ2
5の回転方向はいずれであってもよいのであるが、感光
体1へのトナーの再付着時に、クリーニングローラ25
を、感光体1の回転方向に対して順方向(図2において
破線矢印と逆の向き)に回転させると、感光体1へのト
ナーの再付着時にトナーに加わる感光体からの機械的、
或いは物理的な抵抗力が無くなるか、若しくは減少し、
トナーを感光体1へ再付着させる効率を向上させること
ができる。
【0054】この場合には、前述の回転制御手段は、ト
ナー再付着機能遂行時に、感光体1と対向するクリーニ
ングローラ表面部位が、感光体表面部位の移動方向と同
じ向きに移動するように、クリーニングローラ25の回
転を制御する。
ナー再付着機能遂行時に、感光体1と対向するクリーニ
ングローラ表面部位が、感光体表面部位の移動方向と同
じ向きに移動するように、クリーニングローラ25の回
転を制御する。
【0055】その際、トナー再付着機能遂行時に、クリ
ーニングローラ25が感光体1と同一表面線速で回転す
るように、当該クリーニングローラ25を回転駆動する
か、そのクリーニングローラ25への駆動を断ち、当該
クリーニングローラ25が像担持体に連れ回わりするよ
うに、前述の回転制御手段を構成すると、感光体1とク
リーニングローラ25、並びにその間のトナーに生ずる
掻き取り力などの機械的な力を一層減少させ、クリーニ
ングローラ25から感光体1へトナーが逆転移する効率
を高めることができる。
ーニングローラ25が感光体1と同一表面線速で回転す
るように、当該クリーニングローラ25を回転駆動する
か、そのクリーニングローラ25への駆動を断ち、当該
クリーニングローラ25が像担持体に連れ回わりするよ
うに、前述の回転制御手段を構成すると、感光体1とク
リーニングローラ25、並びにその間のトナーに生ずる
掻き取り力などの機械的な力を一層減少させ、クリーニ
ングローラ25から感光体1へトナーが逆転移する効率
を高めることができる。
【0056】又、クリーニングローラ25の回転速度や
回転方向などの切り換えを、画像後端部bがクリーニン
グ領域26を通過したあと行うことにより、感光体1上
の残留トナーを確実に摩擦帯電させ、そのトナーをクリ
ーニングローラ25上に一旦吸着保持し、次いで、確実
に感光体1上の非画像形成領域(紙間距離)に再付着さ
せることができる。
回転方向などの切り換えを、画像後端部bがクリーニン
グ領域26を通過したあと行うことにより、感光体1上
の残留トナーを確実に摩擦帯電させ、そのトナーをクリ
ーニングローラ25上に一旦吸着保持し、次いで、確実
に感光体1上の非画像形成領域(紙間距離)に再付着さ
せることができる。
【0057】ところで、前述のように、クリーニングロ
ーラ25の回転速度や回転方向を切り換えるように構成
すると、このときのショックで感光体1が振動し、画像
ブレを生じる場合がある。かかる切り換え時に、前述し
た静電潜像形成手段が感光体上に静電潜像を形成しない
ように構成すると、かような画像ブレが生じるのを防止
できる。例えば、感光体1に対してのレーザ光5による
光書き込み走査が終了してから、すなわち、画像形成領
域の後端部が露光部6(図1)を通過したあとに、クリ
ーニングローラ25の回転方向等の切り換えを行えば、
画像ブレ等の不具合を防止できる。図9は、かかる実施
例に対応したタイミングチャートを示し、レーザ光によ
る書き込み走査の終了以降にクリーニングローラ25の
回転速度や回転方向を切り換えて、感光体1へのトナー
の再付着を行わせている。
ーラ25の回転速度や回転方向を切り換えるように構成
すると、このときのショックで感光体1が振動し、画像
ブレを生じる場合がある。かかる切り換え時に、前述し
た静電潜像形成手段が感光体上に静電潜像を形成しない
ように構成すると、かような画像ブレが生じるのを防止
できる。例えば、感光体1に対してのレーザ光5による
光書き込み走査が終了してから、すなわち、画像形成領
域の後端部が露光部6(図1)を通過したあとに、クリ
ーニングローラ25の回転方向等の切り換えを行えば、
画像ブレ等の不具合を防止できる。図9は、かかる実施
例に対応したタイミングチャートを示し、レーザ光によ
る書き込み走査の終了以降にクリーニングローラ25の
回転速度や回転方向を切り換えて、感光体1へのトナー
の再付着を行わせている。
【0058】すなわち、前述の回転制御手段は、クリー
ニングローラ25の回転方向の切り換えを、潜像形成手
段による静電潜像形成終了以降に行うように構成されて
いるのである。しかも、前述の回転制御手段は、クリー
ニングローラ25の回転数の切り換えを、前記潜像形成
手段による静電潜像形成終了以降に行うように構成され
ている。
ニングローラ25の回転方向の切り換えを、潜像形成手
段による静電潜像形成終了以降に行うように構成されて
いるのである。しかも、前述の回転制御手段は、クリー
ニングローラ25の回転数の切り換えを、前記潜像形成
手段による静電潜像形成終了以降に行うように構成され
ている。
【0059】本発明は、像担持体としてドラム状感光体
の他、ベルト状やその他構成の像担持体を使用する画像
形成装置にも適用でき、又、クリーニング部材として、
ローラ状のものの他、無端ベルト状やその他の構成のも
のを使用する画像形成装置に適用できる。
の他、ベルト状やその他構成の像担持体を使用する画像
形成装置にも適用でき、又、クリーニング部材として、
ローラ状のものの他、無端ベルト状やその他の構成のも
のを使用する画像形成装置に適用できる。
【0060】
【発明の効果】請求項1に記載の画像形成装置によれ
ば、残留トナーを像担持体からクリーニング部材に回収
し、その回収したトナーを像担持体に再付着させ、この
再付着トナーを現像装置によって回収する画像形成装置
において、像担持体上の残留トナーを、クリーニング部
材に回収するとき、クリーニング部材から像担持体への
トナーの転移を防止でき、クリーニング不良を起こさな
いようにすることができる。これにより、帯電手段がト
ナーで汚れたり、画像上の地汚れや、転写ムラなどが発
生したりするのを防止できる。しかも、クリーニング部
材から像担持体へトナーを再付着させるのに必要な時間
を短縮でき、記録動作の一段の高速化を図ることができ
る。
ば、残留トナーを像担持体からクリーニング部材に回収
し、その回収したトナーを像担持体に再付着させ、この
再付着トナーを現像装置によって回収する画像形成装置
において、像担持体上の残留トナーを、クリーニング部
材に回収するとき、クリーニング部材から像担持体への
トナーの転移を防止でき、クリーニング不良を起こさな
いようにすることができる。これにより、帯電手段がト
ナーで汚れたり、画像上の地汚れや、転写ムラなどが発
生したりするのを防止できる。しかも、クリーニング部
材から像担持体へトナーを再付着させるのに必要な時間
を短縮でき、記録動作の一段の高速化を図ることができ
る。
【0061】請求項2に記載の画像形成装置によれば、
クリーニング部材から像担持体へトナーを再付着させる
とき、そのトナーが像担持体へ移行する効率を向上させ
ることができる。
クリーニング部材から像担持体へトナーを再付着させる
とき、そのトナーが像担持体へ移行する効率を向上させ
ることができる。
【0062】請求項3に記載の画像形成装置によれば、
上記請求項2に記載の画像形成装置により奏せられる効
果をより一層高めることができる。
上記請求項2に記載の画像形成装置により奏せられる効
果をより一層高めることができる。
【0063】請求項4に記載の画像形成装置によれば、
クリーニング部材の機能を、トナー除去機能から、トナ
ー再付着機能に切り換えるとき、クリーニング部材の回
転方向の切り換えに伴うショックが出ても、画像形成に
そのショックの影響を与えることを阻止でき、画像ブレ
等の発生を効果的に抑えることができる。
クリーニング部材の機能を、トナー除去機能から、トナ
ー再付着機能に切り換えるとき、クリーニング部材の回
転方向の切り換えに伴うショックが出ても、画像形成に
そのショックの影響を与えることを阻止でき、画像ブレ
等の発生を効果的に抑えることができる。
【0064】請求項5に記載の画像形成装置によれば、
クリーニング部材の機能を、トナー除去機能から、トナ
ー再付着機能に切り換えるとき、クリーニング部材の回
転数の切り換えに伴うショックが出ても、画像形成にそ
のショックの影響を与えることを阻止でき、画像ブレ等
の発生を効果的に抑えることができる。
クリーニング部材の機能を、トナー除去機能から、トナ
ー再付着機能に切り換えるとき、クリーニング部材の回
転数の切り換えに伴うショックが出ても、画像形成にそ
のショックの影響を与えることを阻止でき、画像ブレ等
の発生を効果的に抑えることができる。
【図1】本発明一実施形態例の画像形成装置の要部概略
構成図である。
構成図である。
【図2】感光体上の残留トナーをクリーニングローラ上
に回収し終えたときの様子を説明するための図である。
に回収し終えたときの様子を説明するための図である。
【図3】図1に示した画像形成装置において、転写プロ
セスやクリーニングプロセスなどを説明するための感光
体周りの概略構成図である。
セスやクリーニングプロセスなどを説明するための感光
体周りの概略構成図である。
【図4】クリーニングローラと感光体との間で、残留ト
ナーが摩擦帯電されることを説明するため、両者の一部
を拡大して模式的に示した図である。
ナーが摩擦帯電されることを説明するため、両者の一部
を拡大して模式的に示した図である。
【図5】感光体上の残留トナーの回収終了時に、不適正
帯電トナーが感光体に転移してしまうことを説明するた
め、クリーニングローラと感光体との一部を拡大して模
式的に示した図である。
帯電トナーが感光体に転移してしまうことを説明するた
め、クリーニングローラと感光体との一部を拡大して模
式的に示した図である。
【図6】感光体上の残留トナーの回収終了時に、不適正
帯電トナーが感光体に転移してしまうことを説明するた
め、クリーニングローラと感光体との一部を拡大して模
式的に示した図である。
帯電トナーが感光体に転移してしまうことを説明するた
め、クリーニングローラと感光体との一部を拡大して模
式的に示した図である。
【図7】本発明一実施形態例に対応したタイミングチャ
ートである。
ートである。
【図8】画像を連続して形成する場合のタイミングチャ
ートである。
ートである。
【図9】画像後端部が露光部を通過した以降に、トナー
を感光体に再付着させる場合のタイミングチャートであ
る。
を感光体に再付着させる場合のタイミングチャートであ
る。
7 現像装置 24 クリーニング装置
Claims (5)
- 【請求項1】 回転駆動される像担持体と、該担持体表
面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記静電潜像
をトナー像として可視像化する現像装置と、前記トナー
像を記録媒体に転写する転写装置と、トナー像転写後に
像担持体上に残留付着するトナーを除去回収して像担持
体表面を清掃するトナー除去機能を遂行すると共に、そ
のトナー除去後に、回収したトナーを像担持体上に再付
着させるトナー再付着機能を遂行するクリーニング装置
とを具備し、該クリーニング装置は、回転駆動されるク
リーニング部材を有していると共に、そのクリーニング
部材と像担持体との間に付与された電界の作用によっ
て、像担持体上の残留トナーをクリーニング部材側に吸
着保持して前記トナー除去機能を遂行し、そのトナー除
去機能遂行後、前記電界の方向を切り換えることによ
り、クリーニング部材に吸着保持したトナーを、像担持
体表面の次の静電潜像の形成に影響を与えない領域に逆
転移させて前記トナー再付着機能を遂行し、像担持体上
に再付着されたトナーは、前記現像装置において静電的
に回収される画像形成装置において、 前記クリーニング部材は、トナー除去機能を遂行すると
き、像担持体と対向するクリーニング部材表面部位が、
像担持体表面部位の移動方向と逆向きに移動する方向に
回転し、且つ、この回転終了時、クリーニング部材上に
回収されたトナーのうち、該クリーニング部材の回転方
向上の先端部にあるトナーが像担持体に転移不能となる
位置に、その先端部が来るように、1回転未満の回転範
囲で、像担持体上の画像形成領域にある残留トナーの回
収を終了すると共に、当該クリーニング部材が、前記ト
ナー除去機能を遂行するときよりも、トナー再付着機能
を遂行するときの方が高速で回転するように、クリーニ
ング部材の回転を制御する回転制御手段を設けたことを
特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記回転制御手段は、トナー再付着機能
遂行時に、像担持体と対向するクリーニング部材表面部
位が、像担持体表面部位の移動方向と同じ向きに移動す
るように、クリーニング部材の回転を制御する請求項1
に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記回転制御手段は、トナー再付着機能
遂行時に、クリーニング部材が像担持体と同一表面線速
で回転するように、当該クリーニング部材を回転駆動す
るか、又は像担持体に連れ回わりさせるように構成され
ている請求項2に記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記回転制御手段は、クリーニング部材
の回転方向の切り換えを、前記潜像形成手段による静電
潜像形成終了以降に行うように構成されている請求項2
又は3に記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記回転制御手段は、クリーニング部材
の回転数の切り換えを、前記潜像形成手段による静電潜
像形成終了以降に行うように構成されている請求項1乃
至4のいずれかに記載の画像形成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23338295A JPH0962162A (ja) | 1995-08-20 | 1995-08-20 | 画像形成装置 |
US08/699,922 US5740494A (en) | 1995-08-20 | 1996-08-20 | Configured to enhance toner collecting efficiency and toner redepositing efficiency |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23338295A JPH0962162A (ja) | 1995-08-20 | 1995-08-20 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0962162A true JPH0962162A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16954229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23338295A Pending JPH0962162A (ja) | 1995-08-20 | 1995-08-20 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0962162A (ja) |
-
1995
- 1995-08-20 JP JP23338295A patent/JPH0962162A/ja active Pending
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