JPH096202A

JPH096202A - 多色電子写真トナー回収装置

Info

Publication number: JPH096202A
Application number: JP7157366A
Authority: JP
Inventors: Hiroharu Suzuki; 弘治鈴木; Kazunori Karasawa; 和典唐沢; Akira Sawada; 彰沢田; Noriyuki Koinuma; 宣之鯉沼; Atsuko Komaba; 厚子駒場
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1995-06-23
Filing date: 1995-06-23
Publication date: 1997-01-10

Abstract

(57)【要約】【目的】最大限にトナーをリサイクルし、最小限にトナ
ーを廃棄して混色の許容できる画像が得られ、且つ、コ
ピーコストの低減できる多色電子写真トナー回収装置を
提供する。【構成】クリーニング工程で排出された回収トナーを、
リサイクルトナーとして黒現像ユニット４に戻すオーガ
１５、該回収トナーを廃トナーとして廃トナー容器１４
に廃棄回収するパイプ１３、該回収トナーの搬送経路を
オーガ１５の搬送経路またはパイプ１３の搬送経路の何
れかに切り換えるシャッター１８を有し、黒以外の色の
トナーを含んだ画像の転写残トナーのクリーニング工程
を、作像工程終了後のクリーニング装置１１内の回収ト
ナーが次工程に影響しない量になるまで行い、トナー排
出スクリュー１２により該回収トナーを搬送して次工程
に入る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、２色以上の画像形成が
可能な電子写真プロセスを用いた複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等の多色電子写真トナー回収装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】最近、複写機やプリンタ等において、黒
のみの単色機から２色ないし多色の画像をプリントする
機器が要求されるようになり、多くの方式による２色な
いし多色の作像システムが提案されている。その代表的
なものとしては、（１）複数個の現像器を選択的に使用するもので、黒ト
ナーはリサイクルし、カラートナーは廃棄するもの（特
開平５−１６５３８０号公報記載の「画像形成装置」、
特開昭６２−１６３０８４号公報記載の「画像形成装
置」）、また、各トナーをそれぞれの現像器に戻すもの
（特開昭６２−９３８３号公報記載の「単色カラーコピ
ー可能な複写機のクリーニングトナー処理装置」）等が
提案されている。（２）特性の異なる２色のトナーを用いて、混在してい
るトナーを分離回収してリサイクルする技術は、特開昭
５８−１３０３７３号公報記載の「多色電子写真法にお
けるトナー回収方法」、実開昭５８−１１５７６３号公
報記載の「多色電子写真用トナー回収装置」、実開昭５
８−１１５７６４号公報記載の「二色電子写真用トナー
回収装置」、実開昭５８−１１３０６１号公報記載の
「多色電子写真用トナー回収装置」、実開昭５８−１８
０５６６号公報記載の「二色電子写真用トナー回収装
置」などに開示されている。（３）その他の考え方としては、特開昭５４−１１３３
４０号公報記載の「カラー複写機のクリーニング方式」
のように、赤・黒の２色機において、プリント面積の少
ない赤トナーを、黒トナーに混在させたまま黒現像器に
戻してリサイクルする技術が知られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記従来技術のうち、
（１）の方式では、黒現像器とカラー現像器とを選択的
に用いているため、クリーニング装置に回収されるトナ
ーが、クリーニング装置内で混色し、この混色の度合い
がリサイクルしても無視できないレベルとなる。また、
（２）の方式では、特性の異なるトナーを用いているた
め、その静電気力の不安定さ、及び、時定数等により、
混色を無視できるレベルまでのクリーニング装置内での
分離は困難である。更に、（３）の方式では、赤画像の
作像面積が小さい場合には有効であるが、実際の原稿に
は赤画像の中に僅かな黒画像が存在するものもあり、こ
れを無視できるものではなく、その使用用途が限定され
てしまう。

【０００４】この発明は、上述の点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、請求項１及び請求項２では、
一作像工程で、黒画像、２色画像、モノカラー画像、を
つくるモードを選択できる電子写真画像形成装置におい
て、最大限にトナーをリサイクルし、最小限にトナーを
廃棄して混色の許容できる画像が得られ、且つ、コピー
コストの低減できる多色電子写真トナー回収装置を提供
することにある。

【０００５】また、請求項３及び請求項４では、作像工
程を複数回繰り返して、多色、カラー画像を得るモード
と、一作像工程で黒画像を得るモードとを選択できる電
子写真画像形成装置において、最大限にトナーをリサイ
クルし、最小限にトナーを廃棄して混色の許容できる画
像が得られ、且つ、コピーコストの低減できる多色電子
写真トナー回収装置を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために、請求項１では、一作像工程で、黒画
像、２色画像、モノカラー画像、をつくるモードを選択
できる電子写真画像形成装置のクリーニング工程で排出
された回収トナーを、リサイクルトナーとして黒現像器
に戻すためのリサイクルトナー搬送手段と、該回収トナ
ーを廃トナーとして廃トナー容器に廃棄回収するための
廃トナー搬送手段と、該回収トナーの搬送経路を該リサ
イクルトナー搬送手段の搬送経路または該廃トナー搬送
手段の搬送経路の何れかに切り換えるためのトナー搬送
経路切換手段とを有する多色電子写真トナー回収装置に
おいて、黒以外の色のトナーを含んだ画像の転写残トナ
ーのクリーニング工程を、作像工程終了後のクリーニン
グ装置内の回収トナーが次工程に影響しない量になるま
で行い、上記廃トナー搬送手段を用いて該回収トナーを
搬送して次工程に入るようにした構成とする。

【０００７】請求項２では、請求項１において、黒以外
の色のトナーを含んだ画像の転写残トナーはクリーニン
グ工程で上記廃トナー搬送手段を用いて上記廃トナー容
器に回収し、黒以外のトナーが廃トナー容器に回収され
る前に、黒以外のトナーを含んだ作像モードが選択され
て作動した場合は、そのまま該廃トナー搬送手段のトナ
ー廃棄動作を継続し、黒トナーのみの作像モードが選択
されて作動した場合は、クリーニング工程終了後、クリ
ーニング装置内の有彩色トナーが黒トナーに対して影響
しない量になるまで該トナー廃棄動作を継続し、その
後、回収トナーを黒現像器に戻すためのリサイクルトナ
ー搬送手段を作動させる動作に切り換える構成とする。

【０００８】請求項３では、作像工程を複数回繰り返し
て、多色、カラー画像を得るモードと、一作像工程で黒
画像を得るモードとを選択できる電子写真画像形成装置
のクリーニング工程で排出された回収トナーを、リサイ
クルトナーとして黒現像器に戻すためのリサイクルトナ
ー搬送手段と、該回収トナーを廃トナーとして廃トナー
容器に廃棄回収するための廃トナー搬送手段と、該回収
トナーの搬送経路を該リサイクルトナー搬送手段の搬送
経路または該廃トナー搬送手段の搬送経路の何れかに切
り換えるためのトナー搬送経路切換手段とを有する多色
電子写真トナー回収装置において、黒以外の色のトナー
を含んだ画像の転写残トナーのクリーニング工程を、作
像工程終了後のクリーニング装置内のカラートナーが次
工程に影響しない量になるまで行い、上記廃トナー搬送
手段を用いて該回収トナーを搬送して次工程に入るよう
にした構成とする。

【０００９】請求項４では、請求項３において、黒以外
の色のトナーを含んだ画像の転写残トナーはクリーニン
グ工程で上記廃トナー搬送手段を用いて上記廃トナー容
器に回収し、黒以外のトナーが廃トナー容器に回収され
る前に、黒以外のトナーを含んだ作像モードが選択され
て作動した場合は、そのまま該廃トナー搬送手段のトナ
ー廃棄動作を継続し、黒トナーのみの作像モードが選択
されて作動した場合は、クリーニング工程終了後、クリ
ーニング装置内の有彩色トナーが黒トナーに対して影響
しない量になるまで該トナー廃棄動作を継続し、その
後、回収トナーを黒現像器に戻すためのリサイクルトナ
ー搬送手段を作動させる動作に切り換える構成とする。

【００１０】

【実施例】先ず、請求項１記載の発明の実施例について
説明する。図１に、本実施例の概要を示す。

【００１１】本実施例における２色画像の作像工程は、
図１において、先ず、感光体１を第１チャージャー２に
より、−８００Ｖに帯電させる。次いで、図示しないス
キャナー及び書き込み装置の第１露光手段３により、Ｎ
／Ｐの黒画像用の潜像を作る。そして、黒現像ユニット
４にて該潜像の現像を行い、次に、黒トナーの付着した
感光体１上に、第２チャージャー５により、略均一にな
るように再帯電を行う。次に、該スキャナーで同時に読
み取った赤画像を、第２露光手段６により、Ｎ／Ｐの赤
画像用の潜像を作り、この潜像を赤現像ユニット７によ
り非接触現像して、先に形成されている黒トナー像を乱
すこと無く、ワンパス２色の画像を感光体１上に作る
（ここでは、有彩色トナー像の色を赤としたが、他の色
でも同じである）。そして、この感光体１上に形成した
ワンパス２色の画像を、転写紙８上に、転写装置９によ
り転写した後、図示しない定着装置により定着して２色
画像得る。

【００１２】なお、本実施例において、黒単色の画像を
得る場合は、第２チャージャー５、第２露光手段６、及
び、赤現像ユニット７による作像工程が不要となる。

【００１３】上記の作像工程により、転写紙８に転写さ
れずに感光体１上に残った転写残トナーは、通常のクリ
ーニング装置１１のブレードにより、感光体表面から掻
き取られて、クリーニング装置１１内に回収トナーとし
て一旦収容された後、トナー排出スクリュー１２によ
り、クリーニング装置１１の外部に排出される。

【００１４】ここで、上記の回収トナーが黒トナーのみ
であれば、クリーニング装置１１と黒現像ユニット４と
を結ぶリサイクルトナー搬送手段としてのオーガ１５に
より、この黒トナーをリサイクルトナーとして黒現像ユ
ニット４に搬送して戻せばよく、何等問題は生じない。

【００１５】しかしながら、ワンパス２色と黒画像が混
在している場合には、クリーニング装置１１から排出さ
れる回収トナーが、赤トナーと黒トナーとの混色された
ものとなる。そこで、この場合の回収トナー（混色トナ
ー）は、リサイクルせずに廃トナーとし、廃トナー搬送
手段としてのパイプ１３を通して、廃トナー容器１４内
に回収して廃棄する。

【００１６】このときのパイプ１３による廃トナー搬送
経路と、オーガ１５によるリサイクルトナー搬送経路と
の切り換えは、図２に示すように、パイプ１３の廃トナ
ー搬送経路と、オーガ１５のリサイクルトナー搬送経路
との合流部に、開閉自在に配設された、トナー搬送経路
切換手段としてのシャッター１８の開閉により行う。こ
のシャッター１８の開閉は、例えば、シャッター１８に
連結されたソレノイド１７のオン／オフにより行われ
る。このシャッター１８の開閉機構は、その他の種々の
機構も考えられるが、本発明の主旨とは異なるので、上
記の一例に留めておく。

【００１７】ここで、２色の作像工程が終了した時点で
は、赤トナーの混色している回収トナーが、まだクリー
ニング装置１１内に残っている。そこで、本実施例で
は、次の作像工程が黒単色の場合でも、この回収トナー
（混色トナー）の回収量が、次工程に影響を与えないよ
うな許容量になるまで、クリーニング装置１１のトナー
排出スクリュー１２を回転（つまり、クリーニング工程
を継続）させて、この混色トナーを、クリーニング装置
１１外に排出し、廃トナー搬送手段としてのパイプ１３
を通して、廃トナー容器１４内に回収し、その後、次の
作像工程に入る。この混色トナーは、クリーニング装置
１１の幅が約３５ｃｍの場合、１５〜３０秒で略回収さ
れた。この場合には、システム全体を作動させる必要は
無く、少なくともトナー排出スクリュー１２のみの作動
でよい。

【００１８】次に、請求項２記載の発明の実施例につい
て説明する。この実施例におけるクリーニング工程まで
の動作は、請求項１記載の実施例の動作と同じであるの
で、その説明を省略する。

【００１９】本実施例では、作像工程が２色画像の工程
の次に黒単色画像の工程となっている場合に、そのクリ
ーニング装置１１内の回収トナーの排出、及び、リサイ
クルを以下のように行う。すなわち、前の２色画像の作
像工程の終了後、赤トナーが完全に排出される前に黒ト
ナーのみの作像工程が始まって、転写残トナーのクリー
ニングが行われた場合、このクリーニングにより回収さ
れたトナーは、まだ混色した状態となっている。

【００２０】そこで、本実施例では、上述の赤トナーの
混色した回収トナーが、クリーニング装置１１から排出
されるまで、シャッター１８を開放したままとし、この
混色トナーを廃トナーとして、パイプ１３を通して廃ト
ナー容器１４内に回収する。そして、上記の赤トナー
（混色トナー）が略無くなった時点（混色トナーが黒ト
ナーに対し影響しない量になった時点）で、ソレノイド
１７によりシャッター１８を閉じる。これにより、次の
黒単色画像のクリーニング工程での回収トナーは、リサ
イクルトナーとして、オーガ１５のトナー搬送スクリュ
ー１６により、黒現像装置４に戻される。本実施例にお
けるシャッター１８の開閉タイミングは、クリーニング
装置１１の幅が３５ｃｍの場合、２色画像の作像工程の
終了後、１５〜３０秒であった。

【００２１】この結果、本実施例では、黒画像への赤ト
ナーの混色による影響が、許容される範囲となり、赤黒
２色画像と黒単色画像との作像工程を共有するシステム
において、廃棄トナーを最小限に抑えることができた。

【００２２】次に、請求項３記載の発明の実施例につい
て説明する。本実施例は、図３に示すように、感光体１
０１の周りに、帯電器１０２、露光手段１０３の光路、
黒トナーの収容された黒現像器１０４、イエロートナー
の収容されたイエロー現像器１０７Ｙ、マゼンタトナー
の収容されたマゼンタ現像器１０７Ｍ、シアントナーの
収容されたシアン現像器１０７Ｃ、転写装置１０９、定
着装置１１０、クリーニング装置１１１、などが配置さ
れた、周知のカラー複写装置において、モノカラー画
像、フルカラー画像、及び、黒単色画像の各画像形成モ
ードを選択できる装置に適用される。

【００２３】本実施例では、有彩色のトナーを含む作像
工程でのクリーニング装置１１１内の回収トナーは、ト
ナー排出スクリュー１２、及び、パイプ１３を介して、
廃トナー容器１４内に、廃トナーとして回収される。こ
の時、クリーニング装置１１１内に有彩色トナーが実質
的に無くなるまで、クリーニング工程での少なくともト
ナー排出機能を作動（トナー排出スクリュー１２を回
転）させた後、作像工程を終了する。

【００２４】一方、黒単色画像の作像工程の場合は、そ
の工程でのクリーニング装置１１１内の回収トナーをリ
サイクルトナーとして、オーガ１５を通してトナー搬送
スクリュー１６により、黒現像器１０４に戻す。

【００２５】上記のカラー複写機のように、カラー画像
と黒単色画像と作像を兼用できる複写機の場合には、一
般に、黒画像を採る場合が多く、その黒トナーの消費が
他のトナーよりも著しくなるが、本実施例によれば、こ
の黒トナーをリサイクルできるので、黒トナーの消費量
を減少させることができる。

【００２６】なお、本実施例におけるクリーニング時の
回収トナーの処理方法は、図２に示した請求項１記載の
発明の実施例の場合と同じである。

【００２７】また、請求項４記載の発明の実施例は、請
求項２記載の発明の実施例における２色画像を、フルカ
ラー、及び、モノカラーで実施したもので、そのクリー
ニング時の回収トナーの処理方法は、請求項２記載の発
明の実施例の場合と同じである。

【００２８】

【発明の効果】上述したように、本発明によれば、請求
項１及び請求項２では、２色画像と黒単色画像を選択で
きる電子写真画像形成装置において、混色しているトナ
ーは廃棄し、黒トナーはリサイクルして、黒トナーの無
駄な消費を極力少なくすることができる。

【００２９】請求項３及び請求項４では、フルカラー画
像と黒単色画像を選択できる電子写真画像形成装置にお
いて、混色しているトナーは廃棄し、黒トナーはリサイ
クルして、黒トナーの無駄な消費を極力少なくすること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の多色電子写真トナー回収装置の実施例
の概略側面図である。

【図２】本発明の多色電子写真トナー回収装置の実施例
におけるトナー搬送経路切換手段の概略側面図である。

【図３】本発明の多色電子写真トナー回収装置の他の実
施例の概略側面図である。

【符号の説明】

１感光体２第１チャージャー３第１露光手段４黒現像ユニット５第２チャージャー６第２露光手段７赤現像ユニット８転写紙９転写装置１１クリーニング装置１２トナー排出スクリュー１３パイプ１４廃トナー容器１５オーガ１６トナー搬送スクリュー１７ソレノイド１８シャッター１０１感光体１０２帯電器１０３露光手段１０４黒現像器１０７Ｙイエロー現像器１０７Ｍマゼンタ現像器１０７Ｃシアン現像器１０９転写装置１１０定着装置１１１クリーニング装置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者鯉沼宣之東京都大田区中馬込１丁目３番６号・株式会社リコー内 (72)発明者駒場厚子東京都大田区中馬込１丁目３番６号・株式会社リコー内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】一作像工程で、黒画像、２色画像、モノカ
ラー画像、をつくるモードを選択できる電子写真画像形
成装置のクリーニング工程で排出された回収トナーを、
リサイクルトナーとして黒現像器に戻すためのリサイク
ルトナー搬送手段と、該回収トナーを廃トナーとして廃
トナー容器に廃棄回収するための廃トナー搬送手段と、
該回収トナーの搬送経路を該リサイクルトナー搬送手段
の搬送経路または該廃トナー搬送手段の搬送経路の何れ
かに切り換えるためのトナー搬送経路切換手段とを有す
る多色電子写真トナー回収装置において、黒以外の色の
トナーを含んだ画像の転写残トナーのクリーニング工程
を、作像工程終了後のクリーニング装置内の回収トナー
が次工程に影響しない量になるまで行い、上記廃トナー
搬送手段を用いて該回収トナーを搬送して次工程に入る
ようにしたことを特徴とする多色電子写真トナー回収装
置。
【請求項２】請求項１において、黒以外の色のトナーを
含んだ画像の転写残トナーはクリーニング工程で上記廃
トナー搬送手段を用いて上記廃トナー容器に回収し、黒
以外のトナーが廃トナー容器に回収される前に、黒以外
のトナーを含んだ作像モードが選択されて作動した場合
は、そのまま該廃トナー搬送手段のトナー廃棄動作を継
続し、黒トナーのみの作像モードが選択されて作動した
場合は、クリーニング工程終了後、クリーニング装置内
の有彩色トナーが黒トナーに対して影響しない量になる
まで該トナー廃棄動作を継続し、その後、回収トナーを
黒現像器に戻すためのリサイクルトナー搬送手段を作動
させる動作に切り換えることを特徴とする多色電子写真
トナー回収装置。
【請求項３】作像工程を複数回繰り返して、多色、カラ
ー画像を得るモードと、一作像工程で黒画像を得るモー
ドとを選択できる電子写真画像形成装置のクリーニング
工程で排出された回収トナーを、リサイクルトナーとし
て黒現像器に戻すためのリサイクルトナー搬送手段と、
該回収トナーを廃トナーとして廃トナー容器に廃棄回収
するための廃トナー搬送手段と、該回収トナーの搬送経
路を該リサイクルトナー搬送手段の搬送経路または該廃
トナー搬送手段の搬送経路の何れかに切り換えるための
トナー搬送経路切換手段とを有する多色電子写真トナー
回収装置において、黒以外の色のトナーを含んだ画像の
転写残トナーのクリーニング工程を、作像工程終了後の
クリーニング装置内のカラートナーが次工程に影響しな
い量になるまで行い、上記廃トナー搬送手段を用いて該
回収トナーを搬送して次工程に入るようにしたことを特
徴とする多色電子写真トナー回収装置。
【請求項４】請求項３において、黒以外の色のトナーを
含んだ画像の転写残トナーはクリーニング工程で上記廃
トナー搬送手段を用いて上記廃トナー容器に回収し、黒
以外のトナーが廃トナー容器に回収される前に、黒以外
のトナーを含んだ作像モードが選択されて作動した場合
は、そのまま該廃トナー搬送手段のトナー廃棄動作を継
続し、黒トナーのみの作像モードが選択されて作動した
場合は、クリーニング工程終了後、クリーニング装置内
の有彩色トナーが黒トナーに対して影響しない量になる
まで該トナー廃棄動作を継続し、その後、回収トナーを
黒現像器に戻すためのリサイクルトナー搬送手段を作動
させる動作に切り換えることを特徴とする多色電子写真
トナー回収装置。