JPH0961392A - 結露センサ、結露判定装置及びその結露判定装置を備えた車両用空調装置 - Google Patents

結露センサ、結露判定装置及びその結露判定装置を備えた車両用空調装置

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JPH0961392A
JPH0961392A JP21572195A JP21572195A JPH0961392A JP H0961392 A JPH0961392 A JP H0961392A JP 21572195 A JP21572195 A JP 21572195A JP 21572195 A JP21572195 A JP 21572195A JP H0961392 A JPH0961392 A JP H0961392A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 応答性がよく、的確な結露検出の可能な結露
センサ、結露判定装置及びその結露判定装置を備えた車
両用空調装置を提供する。 【解決手段】 結露センサ2を、結露検出面10に密着
される金属製の基板6と、該基板6上に配設され、吸湿
性樹脂と炭素粉とで形成した感湿抵抗皮膜からなる感湿
素子7と、該感湿素子7を覆い、かつ、前記基板6とと
もに箱体を形成し、通気口11を有するケーシング9
と、該ケーシング9に通気口11を閉塞するように設け
られ、通気性と水密性を有するフィルタ12とを備えた
構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、結露センサ、結露
判定装置及びその結露判定装置を備えた車両用空調装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のフロントガラスに発生する曇り
は視認性を悪化させ、重大な事故をもたらす原因となる
恐れがあるため、乗員は手動により送風モードにDEF
モードを選択してフロントガラスの内面に直接送風する
ことにより、発生した曇りを除去するようにしている。
近年では、このようにフロントガラスに発生する曇りを
感知し、この曇りを自動的に除去できるようにした自動
車用空調装置の開発が望まれており、そのためにフロン
トガラスの内面に感湿素子を設けて結露を検出する試み
がなされている。感湿素子は、図5に示すように、周囲
の湿度が所定値を越えた時点で急に電気抵抗値を増大さ
せるものである。したがって、この感湿素子を利用し
て、大きく変化する電気抵抗値の中間値を閾値とすれ
ば、原理的には電気抵抗値が前記閾値を越えるか否かで
フロントガラスの内面に結露が発生したかどうかを判断
することが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記感
湿素子は周囲の雰囲気温度により応答性が変化し、図6
のグラフに示すように、周囲の温度が低ければ低い程、
応答性が悪いという問題がある(図面では、露点温度に
対する応答性を示している。)。このため、感湿素子を
そのままフロントガラスの内面に張り付けただけでは、
フロントガラスには既に曇りが発生しているにも拘わら
ず結露検出しない場合や、逆に曇りが発生していないに
も拘わらず結露検出してしまう場合があり得る。また、
前記感湿素子に直接水滴がかかることがあり、このため
に車内雰囲気の湿度検出を正確に行うことができるよう
になるまでに時間がかかる。以上のような理由から、前
記感湿素子をそのまま結露検出用として車両用空調装置
に適用するという試みはこれまでのところ実現できてい
ない。そこで、本発明では、応答性がよく、的確に結露
検出可能な結露センサ、結露判定装置及びその結露判定
装置を備えた車両用空調装置を提供することを課題とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するた
め、本発明に係る結露センサを、結露検出面に取り付け
られる基板と、該基板上に配設され、吸湿性樹脂と炭素
粉とで形成した感湿抵抗皮膜からなる感湿素子と、前記
感湿素子を覆い、かつ、前記基板と共に箱体を形成し、
通気口を有するケーシングと、該ケーシングに通気口を
閉塞するように設けられ、通気性と水密性を有するフィ
ルタとを備えた構成としたものである。この構成によ
り、ケーシングにはフィルタを介して結露検出面の周囲
雰囲気が出入りする。感湿素子は、ケーシング内に浸入
する気体の湿度に応じて吸湿性樹脂の膨張率が変化し、
炭素粉間の距離を変化させる。これにより、感湿素子の
電気抵抗値が変化するので、この電気抵抗値の変化に基
づいて結露検出面の周囲雰囲気の相対湿度が検出され
る。このように、前記結露センサによれば、結露検出面
に取り付けられる基板上に感湿素子を設けるようにした
ので、結露検出面と同じ温度条件下で湿度を検出するこ
とができる。また、感湿素子を通気性及び水密性を有す
るフィルタを備えたケーシングで覆うようにしたので、
ケーシング内には前記フィルタを介して水蒸気のみが浸
入し、水滴は浸入しないため、感湿素子で常に結露検出
面近傍の周囲雰囲気の湿度検出を的確に行うことができ
る。
【0005】前記結露センサは、前記感湿素子の近傍に
配設され、基板の温度を検出する感温素子を備えている
のが好ましい。これによれば、前記感湿素子によって周
囲雰囲気の相対湿度が検出された時点での基板、すなわ
ち結露検出面での温度が検出可能である。これにより、
結露検出面の露点温度及び周囲の温度変化に基づく感湿
素子の特性変化を考慮することができる。
【0006】前記ケーシングの通気口は前記感湿素子と
対向する位置に形成されているのが好ましい。これによ
れば、周囲雰囲気が通気口を介してケーシング内にスム
ーズに出入りし、感湿素子による湿度検出に偏りが出る
ことはない。
【0007】また、前記課題を達成するため、本発明に
係る結露判定装置を、感湿素子及び感温素子を備えた結
露センサと、感湿素子の電気抵抗値を、感温素子が検出
する温度によって決定される基準値と比較することによ
って結露判定を行う結露判定手段とを備えた構成とした
ものである。
【0008】さらに、前記課題を達成するため、本発明
に係る車両用空調装置を、前記結露判定装置と、該結露
判定装置の結露判定の信号に基づいてデミスト制御を行
う空調制御装置とを備えた構成としたものである。これ
によれば、結露判定手段が、感湿素子によって検出され
る周囲雰囲気の相対湿度と、前記感温素子によって検出
される結露検出面での温度とに基づいて、結露検出面で
露点に達しているか否かを判断する。したがって、結露
検出面で結露が発生しているか否かの判断を確実に行な
うことができる。そして、結露検出面に結露が発生した
場合にのみデミスト制御を開始することができ、誤動作
の発生を回避して消費電力を抑制することが可能であ
る。
【0009】また、本発明に係る車両用空調装置を、感
湿素子を備えた結露センサと、車両の外気温度を検出す
る外気センサと、車両が受ける日射量を検出する日射セ
ンサと、前記感湿素子の電気抵抗値を、前記外気センサ
が検出する外気温度及び前記日射センサが検出する日射
量で決定される第2の基準値と比較することによって結
露判定を行う結露判定手段と、該結露判定手段の結露判
定の信号に基づいてデミスト制御を行う空調制御手段と
を備えた構成としてもよい。これによれば、結露判定手
段は、感湿素子での電気抵抗値と、検出される外気温度
及び日射量に基づいて決定される第2の基準値とを比較
する。そして、感湿素子での電気抵抗値が第2の基準値
よりも大きくなれば、デミスト制御を開始する。つま
り、外気温度のみならず日射量をも考慮して第2の基準
値を決定するため、結露検出面での結露の有無をより的
確に把握することができる。例えば、外気温度が低くて
も日射量が多ければ、結露検出面には結露が発生しにく
い状態である。また逆に、外気温度が高くても日射量が
少なければ、結露検出面に結露が発生しやすい状態であ
る。したがって、結露検出面での状態変化に応じて適切
にデミスト制御を行うことができる。
【0010】前記結露判定装置又は車両用空調装置を、
前記感湿素子の電気抵抗値の変化率を検出する湿度変化
率検出手段を備え、前記結露判定手段が、前記感湿素子
での電気抵抗値を、前記感温素子での検出温度に基づく
基準値及び前記湿度変化率検出手段が検出する変化率で
決定される第4の基準値と比較することにより結露判定
を行うものとするのがさらに好ましい。これによれば、
湿度変化率検出手段が結露センサで検出される電気抵抗
値の変化を読み取る。結露判定手段は、前記感温素子で
の検出温度に基づいて決定する基準値と、湿度変化率検
出手段で読み取られる感湿素子での電気抵抗値の変化に
基づいて決定する補正値とで第4の基準値を決定する。
そして、前記感湿素子での電気抵抗値と、この第4の基
準値とを比較し、感湿素子での電気抵抗値の方が大きく
なれば、デミスト制御を開始する。つまり、感湿素子で
の電気抵抗値が前記感温素子での検出温度に基づいて決
定する基準値を越える場合であっても、この電気抵抗値
が減少傾向にあれば、窓ガラスでの曇りは除去中である
と判断してデミスト制御は開始しない。これにより、消
費電力を抑えることができる。また逆に、前記感湿素子
での電気抵抗値が前記基準値を越えない場合であって
も、この電気抵抗値が増加傾向にあれば、デミスト制御
を開始する。これにより、結露しやすい状況を把握して
曇りの発生を未然に防止することができる。
【0011】前記感湿素子での電気抵抗値を、前記第4
の基準値、前記日射センサが検出する日射量、前記外気
センサが検出する外気温度によって決定される第5の基
準値と比較することにより結露判断を行うようにするの
がさらに好ましい。これによれば、外気温度及び日射量
を考慮して第5の基準値を決定するため、結露検出面
(例えば、自動車のフロントガラス)での曇りの発生に
直接関与する外気温度や日射量に基づいて的確にデミス
ト制御を開始することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0013】(第1の実施の形態)図1は第1の実施の
形態に係る車両用空調装置のブロック図で、制御装置1
には結露センサ2、外気センサ3、日射センサ4等から
検出信号が入力され、コンプレッサ、ファン、ダンパ等
の車両用空調機器5に制御信号を出力するようになって
いる。
【0014】前記結露センサ2は、図2に示すように、
金属製の基板6に感湿素子7及び感温素子8を貼着し、
周囲をケーシング9で覆ったもので、結露検出面10で
あるフロントガラスに貼着される。感湿素子7には吸湿
性を有する樹脂材料中に炭素粉末を分散させたものが使
用されている。この感湿素子7では、周囲雰囲気の湿度
に応じて前記樹脂材料への吸着水分量が変化し、炭素間
距離が増減することにより電気抵抗値が変化するように
なっている。すなわち、前記感湿素子7は、(従来の技
術)の欄で説明したように、温度が一定であれば周囲雰
囲気の絶対湿度がある程度高くなれば急激に電気抵抗値
を増大させる特性(図5参照)を有すると共に、温度変
化に応じて応答性が変化する特性(図6参照)を有して
いる。
【0015】前記感温素子8には、熱電対やサーミスタ
等の温度変化に応じて電気抵抗値が変化するものが使用
されている。前記ケーシング9の中央部には通気口11
が穿設され、この通気口11にはフィルタ12が設けら
れている。このフィルタ12には通気性及び水密性を有
する材料が使用され、気体のみの通過を許容し、液体等
の通過を阻止する延伸多孔質ポリテトラフロロエチレン
(商品名:ゴアテックス)等が使用可能である。前記外
気センサ3は前記感温素子8と同様な構成で、車両前方
部に配設され、外気温度を検出可能となっている。前記
日射センサ4は、車内前方部のダッシュボード等に設け
られ、日射量を検出可能となっている。前記車両用空調
機器5は、外気又は内気を所望の送風温度及び送風量で
車内に所望位置から送風するためのもので、冷房サイク
ルの途中に設けたコンプレッサ、車内前方部のユニット
内に設けたブロアや、各種ダンパ等が該当する。
【0016】前記制御装置1は、前記各センサ2、3、
4からの入力信号に基づいて前記車両用空調機器5を駆
動制御することにより車内側の空調を行なうが、冷房、
暖房等の通常の空調制御については本実施例とは直接関
係がないため、以下窓ガラス(自動車では、主にフロン
トガラス)の曇り検出について説明する。
【0017】まず、結露センサ2の感湿素子7及び感温
素子8での電気抵抗値から結露センサ2の周囲雰囲気の
湿度及び温度に対応するデータを読み込む。そして、図
3のグラフにおいて湿度及び温度によって決定されるポ
イントがどの位置にあるのかによってフロントガラスへ
の結露の有無を判断する。
【0018】すなわち、外気温度が0℃を越えている場
合、結露検出の開始直後では、外気温度に応じて図3の
実線のグラフ(第1基準値K1)よりも上方の領域に該
当すれば、「結露有り」と判断し、下方の領域に該当す
れば、「結露無し」と判断する。その後、車室内の湿度
が変化すれば、既に「結露有り」の判断がなされている
場合、結露センサで検出される電気抵抗値が減少して6
0KΩ以下となった時点で、「結露無し」の判断を行な
う。また、既に「結露無し」の判断がなされている場
合、結露センサで検出される電気抵抗値が上昇して実線
のグラフで示す値を越えた時点で、「結露有り」の判断
を行なう。このように、外気温度が0℃を越えている場
合、既に結露判断をした後の結露有無の判断に幅を持た
せるようにしたのは、感湿素子7の応答性を考慮したも
のである。すなわち、外気温度が0℃を越えていれば、
感湿素子7の応答性がよいため、結露有無の判断に幅を
持たせなければ、車室内の湿度変化に敏感に反応して
「結露有り」、「結露無し」の判断が頻繁に切り替わ
る、いわゆるチャタリングが発生するからである。
【0019】一方、外気温度が0℃以下である場合、図
5の実線のグラフよりも上方の領域に該当すれば、「結
露有り」と判断し、下方の領域に該当すれば、「結露無
し」と判断する。ここで、結露有無の判断に前述のよう
な幅を設けていないのは、外気温度が0℃以下であれ
ば、感湿素子7の応答性が悪くなるため、チャタリング
は発生しないからである。
【0020】このようにして「結露有り」の判断がなさ
れれば、車両用空調機器5に制御信号を発してデミスト
制御を開始する。具体的には、コンプレッサの駆動回転
数を高めることにより、車室内への送風路途中に設けら
れ、通過する空気を冷却・除湿するエバポレータでの除
湿能力を高めたり、ユニット内のダンパを回動させ、送
風モードをDEFモードに切り替えてフロントガラスの
内面に直接送風したりする。また、「結露無し」の判断
がなされれば、通常の空調制御を続行する。
【0021】(第2の実施の形態)第2の実施の形態に
係る車両用空調装置の構成は、前記第1の実施の形態の
ものと同一であるので、以下本実施の形態の特徴である
曇り検出について説明する。
【0022】すなわち、外気センサ3での検出温度と、
日射センサ4での検出日射量とから図6に示す表に基づ
いて第2基準値K2を決定する。そして、感湿素子7で
の電気抵抗値をこの第2基準値K2と比較し、電気抵抗
値の方が大きければ、「結露有り」の判断をしてデミス
ト制御を開始し、逆に小さければ、「結露無し」の判断
をして通常の空調制御を続行する。例えば、外気温度が
10℃で、日射量が200kcal/m2hである場合、第2基
準値K2を95kΩとし、感湿素子7での電気抵抗値と
比較する。感湿素子7での電気抵抗値が95kΩ以上で
あれば「結露有り」と判断し、95kΩ未満であれば
「結露無し」と判断する。
【0023】(第3の実施の形態)第3の実施の形態に
係る車両用空調装置でも、前記第1及び第2の実施の形
態のものと同一の構成であるので、以下本実施の形態の
特徴である曇り検出について説明する。
【0024】すなわち、前回読み込んだ感湿素子7での
電気抵抗値に対して現在読み込まれる電気抵抗値の変化
量ΔRを検出し、この変化量ΔRに基づいて第1補正値
1を決定する。この第1補正値R1は、例えば、電気抵
抗値の変化量ΔRが20kΩ以上であれば−5、20k
Ω未満であれば0とする。そして、前記第1補正値R1
を前記第1基準値K1に加算することにより第3基準値
3(=K1+R1)を決定する。感湿素子7での電気抵
抗値が第3基準値K3よりも大きければ、「結露有り」
と判断してデミスト制御を行い、小さければ、「結露無
し」と判断して通常の空調制御を行う。
【0025】(第4の実施の形態)第4の実施の形態に
係る車両用空調装置でも、前記第1ないし第3の実施の
形態のものと同一の構成であるので、以下本実施の形態
の特徴である曇り検出について説明する。
【0026】すなわち、前記第3の実施の形態において
決定した第3基準値K3に感温素子8での検出温度に基
づいて算出した第2補正値R2を加算し、これを第4基
準値K4(=K3+R2)とする。前記補正値R2は、前回
読み込んだ感湿素子7での電気抵抗値に対して現在読み
込まれる電気抵抗値の変化量ΔRを算出し、その値ΔR
を前記第1基準値K1で除算することにより算出する
(R2=ΔR/K1)。ただし、この補正値R2は、0.6
〜1の範囲にある場合にのみ適用して前記第1基準値K
1に加算し、第4基準値K4とする。したがって、この範
囲以外の補正値となった場合には、第1基準値K1がそ
のまま第4基準値K4となる。そして、この第4基準値
4を感湿素子7での電気抵抗値と比較することによ
り、感湿素子7での電気抵抗値が第4基準値K4よりも
大きければ、「結露有り」と判断してデミスト制御を開
始し、逆に小さければ「結露無し」と判断して通常の空
調制御を続行する。
【0027】(第5の実施の形態)第5の実施の形態に
係る車両用空調装置でも、前記第1ないし第4の実施の
形態のものと同一の構成であるので、以下本実施の形態
の特徴である曇り検出について説明する。
【0028】すなわち、日射センサ4で検出される日射
量に基づいて前記第4基準値K4にさらに補正を加算す
ることにより第5基準値K5とし、前記同様にして結露
の有無を判断し、デミスト制御又は通常空調制御を行
う。つまり、この第5曇り検出では、日射量が多けれ
ば、たとえ前記各曇り検出で「結露有り」の判断がなさ
れる条件下であっても、実際には結露が発生しにくいと
いうことを考慮している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両用空調装置のブロック図で
ある。
【図2】 図1の結露センサを示す斜視図である。
【図3】 結露有無の判断を行うための基準となるグラ
フである。
【図4】 外気温度と日射量から結露検出面に曇りが発
生するか否かの判断基準(第2の基準値)を示す表であ
る。
【図5】 図2の感湿素子の湿度に対する電気抵抗値の
変化を示すグラフである。
【図6】 図2の感湿素子の温度に対する特性変化を示
すグラフである。
【符号の説明】
2 結露センサ 6 基板 7 感湿素子 8 感温素子 9 ケーシング 10 結露検出面 11 通気口 12 フィルタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結露検出面に取り付けられる基板と、 該基板上に配設され、吸湿性樹脂と炭素粉とで形成した
    感湿抵抗皮膜からなる感湿素子と、 前記感湿素子を覆い、かつ、前記基板と共に箱体を形成
    し、通気口を有するケーシングと、 該ケーシングに通気口を閉塞するように設けられ、通気
    性と水密性を有するフィルタとを備えたことを特徴とす
    る結露センサ。
  2. 【請求項2】 前記基板上の前記感湿素子の近傍に配設
    され、基板の温度を検出する感温素子を備えたことを特
    徴とする請求項1に記載の結露センサ。
  3. 【請求項3】 前記ケーシングの通気口は前記感湿素子
    と対向する位置に形成されていることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の結露センサ。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3の結露センサと、 該結露センサの感湿素子の電気抵抗値を、感温素子での
    検出温度によって決定される基準値と比較することによ
    って結露判定を行う結露判定手段とを備えたことを特徴
    とする結露判定装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の結露判定装置と、 該結露判定装置の結露判定の信号に基づいてデミスト制
    御を行う空調制御装置とを備えたことを特徴とする車両
    用空調装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は請求項3の結露センサと、 車両の外気温度を検出する外気センサと、 車両が受ける日射量を検出する日射センサと、 前記結露センサの感湿素子の電気抵抗値を、少なくとも
    前記外気センサが検出する外気温度及び前記日射センサ
    が検出する日射量で決定される第2の基準値と比較する
    ことによって結露判定を行う結露判定手段と、 該結露判定手段の結露判定の信号に基づいてデミスト制
    御を行う空調制御手段とを備えたことを特徴とする車両
    用空調装置。
  7. 【請求項7】 前記結露センサの感湿素子の電気抵抗値
    の変化率に基づいて周囲雰囲気の湿度変化率を検出する
    湿度変化率検出手段を備え、 前記結露判定手段が、感湿素子での電気抵抗値を、前記
    感温素子での検出温度により決定される基準値、前記湿
    度変化率検出手段が検出する変化率で決定される第3の
    基準値と比較することにより結露判定を行うようにした
    ことを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の装
    置。
  8. 【請求項8】 前記結露判定手段が、感湿素子での電気
    抵抗値を、前記第3の基準値、前記感温素子での検出温
    度で決定される第4の基準値と比較することにより結露
    判定を行うようにしたことを特徴とする請求項7に記載
    の装置。
  9. 【請求項9】 前記結露判定手段が、感湿素子での電気
    抵抗値を、前記第4の基準値、前記日射センサで検出さ
    れる日射量、外気センサで検出される外気温度で決定さ
    れる第5の基準値と比較することにより結露判定を行う
    ようにしたことを特徴とする請求項7に記載の装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002283830A (ja) * 2001-03-26 2002-10-03 Denso Corp 車両用空調制御装置

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JP2002283830A (ja) * 2001-03-26 2002-10-03 Denso Corp 車両用空調制御装置
JP4581276B2 (ja) * 2001-03-26 2010-11-17 株式会社デンソー 車両用空調制御装置

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