JPH0960786A - 流体の圧力脈動緩和装置 - Google Patents

流体の圧力脈動緩和装置

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Publication number
JPH0960786A
JPH0960786A JP21504395A JP21504395A JPH0960786A JP H0960786 A JPH0960786 A JP H0960786A JP 21504395 A JP21504395 A JP 21504395A JP 21504395 A JP21504395 A JP 21504395A JP H0960786 A JPH0960786 A JP H0960786A
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JP
Japan
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pressure pulsation
casing
fluid
elastic member
fuel
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Pending
Application number
JP21504395A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsutoshi Kato
勝利 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruyasu Industries Co Ltd
Original Assignee
Maruyasu Industries Co Ltd
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Publication date
Application filed by Maruyasu Industries Co Ltd filed Critical Maruyasu Industries Co Ltd
Priority to JP21504395A priority Critical patent/JPH0960786A/ja
Publication of JPH0960786A publication Critical patent/JPH0960786A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/04Devices damping pulsations or vibrations in fluids

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で長期にわたって流体の圧力脈動
を緩和する流体の圧力脈動緩和装置を提供する。 【構成】 ケーシング31を燃料供給管21に下部にて
連通させるとともに、同ケーシング31内の上部に弾性
部材32を収容固定する。ケーシング31の上面に、外
部に連通する開口31b1を設ける。これによれば、弾
性部材32がその弾性作用により燃料供給路21内の燃
料の圧力脈動を緩和する。また、弾性部材32内に浸透
した燃料の一部は開口31b1より蒸発して外部に放出
されるので、弾性部材32がいつまでも弾力性を失わ
ず、長期にわたって流体の圧力緩和機能が維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、流体の圧送される
流路内の流体の圧力脈動を緩和する流体の圧力脈動緩和
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、図5に示すよう
に、流体の圧送される管路10に接続されたケーシング
11を備えるとともに、同ケーシング11内をダイヤフ
ラム12により上下2室R1,R2に区画し、下室R2
を管路10内に連通させるとともに上室R1内にスプリ
ング13を組み込んでダイヤフラム12を下方へ付勢す
るようにしている。これにより、管路10の上流に接続
されて流体を圧送するポンプの作動に起因した管路10
内の流体の圧力脈動、及び管路10の下流に接続した負
荷の間欠作動に起因した管路10内の流体の圧力脈動
を、スプリング13の伸縮により緩和している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置にあっては、ダイヤフラム12、スプリング13など
の部品を必要とするので、装置全体の構成が複雑であっ
た。そこで、本発明者らは、図6に示すように、密閉し
たケーシング14を管路10に接続して内部を管路10
内に連通させるとともに、同ケーシング14内に弾性部
材15を組み込んで、弾性部材15の弾性作用により管
路10内の流体の圧力脈動を緩和する流体の圧力脈動緩
和装置を提案した。
【0004】この提案装置によれば、初期の段階では、
弾性部材15が弾性作用により管路10内の流体の圧力
脈動を吸収するので、同管路10内の流体の圧力脈動が
緩和される。しかし、この流体の圧力脈動緩和装置を長
期にわたって使用すると、流体が弾性部材15内に浸透
して同部材15が弾力性を失ってしまうために、弾性部
材15による流体の圧力脈動を緩和する機能が発揮され
なくなるという問題があった。
【0005】
【発明の目的】本発明はこれらの問題に対処するために
なされたもので、その目的は、簡単な構成で長期にわた
って流体の圧力脈動を緩和する流体の圧力脈動緩和装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る流体の圧力脈動緩和装置は、流体の圧
送される流路に下部にて内部を連通させるとともに外部
に連通する開口を上面に設けてなるケーシングと、ケー
シング内に組み込まれた弾性部材とを備えたことにあ
る。
【0007】また、本発明の他の構成上の特徴は、前記
ケーシングの上面の開口部に一端にて接続されて同ケー
シング内の気体を導くパイプを設けたことにある。
【0008】また、前記のように構成した圧力脈動緩和
装置においては、弾性部材はケーシング内の上部に固定
されていることが望ましい。
【0009】
【発明の効果】上記のように構成した本発明によれば、
ケーシング内の弾性部材がその弾性作用により流路内の
流体の圧力脈動を吸収するので、同流体の圧力脈動が緩
和される。この場合、ケーシングの上面には開口が設け
られており、弾性部材内に浸透した流体の一部は前記開
口より蒸発して外部に放出されるので、弾性部材がいつ
までも弾力性を失わず、この圧力脈動緩和装置によれ
ば、長期にわたって流体の圧力緩和機能が維持される。
【0010】また、本発明の他の構成上の特徴によれ
ば、前記蒸発した気体はパイプを介して導かれるので、
同パイプの他端を適当な雰囲気中に配置するようにすれ
ば、蒸発した気体が流路近辺に放出されると好ましくな
い場合にも、同気体による悪影響を避けることができ
る。また、パイプの他端を流体が供給される負荷部分に
接続するようにすれば、負荷に供給されるべき流体を無
駄なく利用できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態に
ついて図面を用いて説明すると、図1は本発明に係る流
体の圧力脈動緩和装置を車両の燃料供給装置に適用した
例を概略的に示している。
【0012】流体の流路としての燃料供給管21の上流
にはポンプ22が接続されており、同ポンプ22はエン
ジンにより駆動され燃料タンク23内の燃料を汲み上げ
て燃料供給管21に圧送する。ポンプ22の下流には圧
力調整弁24が接続されており、同調整弁24は、燃料
供給管21内の燃料の圧力が所定値以上になると同供給
管21内の燃料を燃料タンク23内に戻すことにより、
同供給管21内の燃料圧力を前記所定値に維持するもの
である。燃料供給管21の下流にはデリバリパイプ25
が接続され、同パイプ25にはエンジンのシリンダヘッ
ドに設けた吸気孔に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁2
6が組み付けられている。
【0013】燃料供給管21には、図1,2に示すよう
に、本発明に係る流体の圧力脈動緩和装置30が組み付
けられている。圧力脈動緩和装置30は、カップ状の第
1及び第2シェル31a,31bの各開口側端部を互い
に接合して円筒状に形成したケーシング31を備えてい
る。第1シェル31の底面中央には下方に突出した連結
管31a1が一体的に設けられており、同連結管31a
1を燃料供給管21に接続することにより、ケーシング
31の内部は連結管31a1を介して燃料供給管21に
連通している。
【0014】ケーシング31には、ゴムなどで円筒状に
形成した弾性部材32が収容されている。弾性部材32
は、中間部にて一体的に形成した環状の鍔部32aを有
しており、上面を第2シェル31bの上面に当接させた
状態で、鍔部32aを第1及び第2シェル31a,31
bの両端部によってかしめ固定することにより、ケーシ
ング31内の上部に固定されている。このかしめ固定に
より、ケーシング31の内周面を介して下方から上方に
燃料が漏れ出ないようになっている。第2シェル31b
の上面には円形の開口31b1が形成されていて、弾性
部材32の上面の一部は開口31b1を介して外気に晒
されている。弾性部材32を天然ゴム、高分子化合物な
どで成形する際には、発泡剤などを適当量だけ混入させ
て、同弾性部材32の変形し易さ(圧力に対する体積変
化率)を燃料供給管21内の流体圧力及び圧力脈動の大
きさに応じて適宜調整するとよい。
【0015】上記のように構成した流体の圧力脈動緩和
装置30においては、弾性部材32がその弾性作用によ
り燃料供給管21(流路)内の燃料(流体)の圧力脈動
を吸収する。したがって、燃料供給管21内の燃料に、
油圧ポンプ22の作動に起因した圧力脈動が生じても、
燃料噴射弁26の間欠的な燃料噴射に起因した圧力脈動
が生じても、同供給管21内の燃料の圧力脈動が緩和さ
れる。この場合、第2シェル31bの上面には開口31
b1が設けられており、弾性部材32内に浸透した燃料
の一部は開口31b1より蒸発して外部に放出されるの
で、弾性部材32がいつまでも弾力性を失わず、この圧
力脈動緩和装置30によれば、長期にわたって流体の圧
力緩和機能が維持される。
【0016】次に、本発明の第2の実施形態について図
面を用いて説明すると、同実施形態に係る流体の圧力脈
動緩和装置30も、図3に示すように、燃料供給管21
に接続されている。
【0017】この圧力脈動緩和装置30においては、図
3,4に示すように、第2シェル31bの上面に設けた
開口31b1の上部にて、上方に突出する連結管31b
2が同シェル31bと一体的に形成されている。この連
結管31b2の上端部にはパイプ33の一端が接続さ
れ、同パイプ33の他端はエンジンのシリンダヘッドに
設けた吸気孔に連通するインテークマニホールド、キャ
ニスタなどの吸気通路27に接続されている。他の構成
は、上記第1の実施形態と同じである。
【0018】このように構成した第2の実施形態に係る
流体の圧力脈動緩和装置30によれば、吸気通路27の
負圧により、ケーシング31内にて蒸発した燃料がエン
ジンに導かれる。したがって、上記第1の実施形態によ
る効果に加えて、蒸発した燃料による外気に対する悪影
響を避けることができるとともに、燃料が無駄に消費さ
れなくなる。
【0019】なお、上記第1及び第2の実施形態におい
ては、第1シェル31aの底面を介してケーシング31
と燃料供給管21とを連通させるようにしたが、底面で
なくても、ケーシング31の下部すなわち弾性部材32
の鍔部32aより下方部分であれば、同部分を介してケ
ーシング31を燃料供給管21に連通させるようにして
もよい。例えば、第1シェル31aの側部から連結管を
延出して、同連結管を燃料供給管21に接続するように
してもよい。
【0020】また、上記第1及び第2の実施形態によれ
ば、本発明に係る流体の圧力脈動緩和装置を車両の燃料
供給装置に適用した例について説明したが、同圧力脈動
緩和装置は、圧力脈動を生じる流体を供給する装置であ
ればどのような装置にも適用できる。この場合、常温で
蒸発し易い流体を圧送する場合の方が効果的である。ま
た、このように本発明に係る流体の圧力脈動緩和装置を
車両の燃料供給装置以外に適用する場合には、適用され
る装置及び圧送される流体の種類に応じて、上記第1の
実施形態のように蒸発した気体をケーシング31から外
部に直接放出するようにしたり、第2の実施形態のよう
に蒸発した気体をケーシング31からパイプ33を介し
て適宜箇所に導くようにしたりするとよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る流体の圧力脈
動緩和装置の正断面図を含み、同圧力脈動緩和装置を車
両の燃料供給装置に適用した例を示す概略図である。
【図2】 図1の圧力脈動緩和装置の平面図である。
【図3】 本発明の第2の実施形態に係る流体の圧力脈
動緩和装置の正断面図を含み、同圧力脈動緩和装置を車
両の燃料供給装置に適用した例を示す概略図である。
【図4】 図3の圧力脈動緩和装置の平面図である。
【図5】 従来の流体の圧力脈動緩和装置の正断面図で
ある。
【図6】 提案された圧力脈動緩和装置の正断面図であ
る。
【符号の説明】 21…燃料供給管、31…ケーシング、31a,31b
…シェル、31a1…連結管、31b1…開口、32…
弾性部材、32a…鍔部、33…パイプ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の圧送される流路に下部にて接続さ
    れて内部を連通させるとともに外部に連通する開口を上
    面に設けたケーシングと、前記ケーシング内に組み込ま
    れた弾性部材とを備えたことを特徴とする流体の圧力脈
    動緩和装置。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材を前記ケーシング内の上部
    に固定したことを特徴とする前記請求項1に記載の流体
    の圧力脈動緩和装置。
  3. 【請求項3】 流体の圧送される流路に下部にて接続さ
    れて内部を連通させるとともに上面に開口を設けたケー
    シングと、前記ケーシングの上面の開口部に一端にて接
    続されて同ケーシング内の気体を導くパイプと、前記ケ
    ーシング内に組み込まれた弾性部材とを備えたことを特
    徴とする流体の圧力脈動緩和装置。
  4. 【請求項4】 前記弾性部材を前記ケーシング内の上部
    に固定したことを特徴とする前記請求項3に記載の流体
    の圧力脈動緩和装置。
JP21504395A 1995-08-23 1995-08-23 流体の圧力脈動緩和装置 Pending JPH0960786A (ja)

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JP21504395A JPH0960786A (ja) 1995-08-23 1995-08-23 流体の圧力脈動緩和装置

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JPH0960786A true JPH0960786A (ja) 1997-03-04

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ID=16665816

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JP (1) JPH0960786A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7732325B2 (en) 2002-01-26 2010-06-08 Applied Materials, Inc. Plasma-enhanced cyclic layer deposition process for barrier layers
US7882929B2 (en) * 2004-04-12 2011-02-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Delivery pipe
WO2023119921A1 (ja) 2021-12-20 2023-06-29 臼井国際産業株式会社 車両用気体燃料の供給配管

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7732325B2 (en) 2002-01-26 2010-06-08 Applied Materials, Inc. Plasma-enhanced cyclic layer deposition process for barrier layers
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040323