JP2000002164A - 蓄圧式燃料噴射装置 - Google Patents
蓄圧式燃料噴射装置Info
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- JP2000002164A JP2000002164A JP16882298A JP16882298A JP2000002164A JP 2000002164 A JP2000002164 A JP 2000002164A JP 16882298 A JP16882298 A JP 16882298A JP 16882298 A JP16882298 A JP 16882298A JP 2000002164 A JP2000002164 A JP 2000002164A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 リテーニングナットを高圧燃料がシールでき
る程度に締付けても、ソレノイド制御弁のバルブリフト
の調整と管理を容易に行うことが可能な構成のソレノイ
ド制御弁を有する蓄圧式燃料噴射装置を提供する。 【解決手段】 ソレノイド１２の上端面を下方へ付勢す
る弾性部材１１を備えているので、ソレノイド１２に所
定値以上の力がかからず、ソレノイド１１の歪みを防止
することができる。また、ソレノイド下端面にバルブリ
フト調整用スペーサ１０を設けているので、バルブリフ
トを一定の寸法に管理することが容易になる。
る程度に締付けても、ソレノイド制御弁のバルブリフト
の調整と管理を容易に行うことが可能な構成のソレノイ
ド制御弁を有する蓄圧式燃料噴射装置を提供する。 【解決手段】 ソレノイド１２の上端面を下方へ付勢す
る弾性部材１１を備えているので、ソレノイド１２に所
定値以上の力がかからず、ソレノイド１１の歪みを防止
することができる。また、ソレノイド下端面にバルブリ
フト調整用スペーサ１０を設けているので、バルブリフ
トを一定の寸法に管理することが容易になる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の各気筒
へ燃料を噴射するために使用される蓄圧式燃料噴射装置
に関し、特に燃料の噴射を制御する電磁弁の構成に関す
る。
へ燃料を噴射するために使用される蓄圧式燃料噴射装置
に関し、特に燃料の噴射を制御する電磁弁の構成に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】ディーゼルエンジン等の内燃機関の各気
筒内へ燃料を噴射するシステムの１つとして、いわゆる
蓄圧式燃料噴射装置が用いられている。蓄圧式燃料噴射
装置は、エンジンの各気筒に装着される燃料噴射弁に共
通の蓄圧配管（コモンレール）を備えていて、高圧ポン
プによって蓄圧配管内の燃料圧力を一定に保持しつつ、
燃料噴射弁により所定のタイミングにおいて蓄圧配管内
の燃料を各気筒内に噴射する。
筒内へ燃料を噴射するシステムの１つとして、いわゆる
蓄圧式燃料噴射装置が用いられている。蓄圧式燃料噴射
装置は、エンジンの各気筒に装着される燃料噴射弁に共
通の蓄圧配管（コモンレール）を備えていて、高圧ポン
プによって蓄圧配管内の燃料圧力を一定に保持しつつ、
燃料噴射弁により所定のタイミングにおいて蓄圧配管内
の燃料を各気筒内に噴射する。
【０００３】この種の蓄圧式燃料噴射装置としては、例
えば欧州特許第０７４００６８Ａ２号公報に記載された
ものがある。この例では、燃料噴射孔を開閉するニード
ル弁の背圧を電磁弁によって制御することにより燃料の
噴射を制御している。そして、ニードル弁の背面に高圧
燃料が供給される制御室を設けて、噴射停止の状態では
制御室内に蓄圧される燃料の圧力によりニードル弁を下
方に付勢し、燃料噴射孔を閉鎖している。制御室とドレ
ン通路との間には、これを開閉するための電磁弁の弁部
材が配設してあり、弁部材はソレノイドによって吸引駆
動されるアーマチャと一体に設けられている。運転状態
においてソレノイドに通電すると、アーマチャが吸引さ
れて弁部材が開弁位置をとるので、制御室とドレン通路
とが連通して制御室内が低圧になり、ニードル弁を押し
上げる方向に作用している燃料の油圧によってニードル
弁が上方に移動して燃料噴射孔が開き、燃料がエンジン
の各気筒内へ噴射される。
えば欧州特許第０７４００６８Ａ２号公報に記載された
ものがある。この例では、燃料噴射孔を開閉するニード
ル弁の背圧を電磁弁によって制御することにより燃料の
噴射を制御している。そして、ニードル弁の背面に高圧
燃料が供給される制御室を設けて、噴射停止の状態では
制御室内に蓄圧される燃料の圧力によりニードル弁を下
方に付勢し、燃料噴射孔を閉鎖している。制御室とドレ
ン通路との間には、これを開閉するための電磁弁の弁部
材が配設してあり、弁部材はソレノイドによって吸引駆
動されるアーマチャと一体に設けられている。運転状態
においてソレノイドに通電すると、アーマチャが吸引さ
れて弁部材が開弁位置をとるので、制御室とドレン通路
とが連通して制御室内が低圧になり、ニードル弁を押し
上げる方向に作用している燃料の油圧によってニードル
弁が上方に移動して燃料噴射孔が開き、燃料がエンジン
の各気筒内へ噴射される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来例のような構成の
ものでは、２００ＭＰａ近い超高圧の燃料を確実にシー
ルするために、リテーニングナットはかなり大きな締付
けトルクで締めつける必要がある。しかしながら、この
ような大きな力で締め付けると、ソレノイドに歪みが生
じてしまい、バルブリフトを一定の寸法に管理すること
は極めて困難である。
ものでは、２００ＭＰａ近い超高圧の燃料を確実にシー
ルするために、リテーニングナットはかなり大きな締付
けトルクで締めつける必要がある。しかしながら、この
ような大きな力で締め付けると、ソレノイドに歪みが生
じてしまい、バルブリフトを一定の寸法に管理すること
は極めて困難である。
【０００５】また、ソレノイド自体の寸法をいくら管理
しても、このように大きな締付けトルクで締め付ける場
所では、オリフィスプレートなどの部材自体が変形する
ため、バルブリフトを一定に調整することは極めて困難
である。逆に、歪みを防止しようとして、締付けトルク
を低くおさえれば、超高圧下でのシール性が損なわれて
しまい高圧燃料がもれてしまうため、適正なシールとバ
ルブリフトの管理を両立させることは従来、不可能であ
った。
しても、このように大きな締付けトルクで締め付ける場
所では、オリフィスプレートなどの部材自体が変形する
ため、バルブリフトを一定に調整することは極めて困難
である。逆に、歪みを防止しようとして、締付けトルク
を低くおさえれば、超高圧下でのシール性が損なわれて
しまい高圧燃料がもれてしまうため、適正なシールとバ
ルブリフトの管理を両立させることは従来、不可能であ
った。
【０００６】本発明は前記問題点に鑑み、リテーニング
ナットを高圧燃料がシールできる程度に締付けても、ソ
レノイド制御弁のバルブリフトの調整と管理を容易に行
うことが可能な構成のソレノイド制御弁を有する蓄圧式
燃料噴射装置を提供することを目的とする。
ナットを高圧燃料がシールできる程度に締付けても、ソ
レノイド制御弁のバルブリフトの調整と管理を容易に行
うことが可能な構成のソレノイド制御弁を有する蓄圧式
燃料噴射装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、請求項１ないし請求項６に記載の技術的手段
を採用する。請求項１に記載の発明によれば、ソレノイ
ドの上端面を下方へ付勢する弾性部材を備えているの
で、ソレノイドに所定値以上の力がかからず、ソレノイ
ドの歪みを防止することができる。また、ソレノイド下
端面にバルブリフト調整用スペーサを設けているので、
バルブリフトを一定の寸法に管理することが容易にな
る。
するため、請求項１ないし請求項６に記載の技術的手段
を採用する。請求項１に記載の発明によれば、ソレノイ
ドの上端面を下方へ付勢する弾性部材を備えているの
で、ソレノイドに所定値以上の力がかからず、ソレノイ
ドの歪みを防止することができる。また、ソレノイド下
端面にバルブリフト調整用スペーサを設けているので、
バルブリフトを一定の寸法に管理することが容易にな
る。
【０００８】また、請求項２に記載の発明によれば、弁
部材のガイド部の周囲に形成されるガイドクリアランス
を介してアーマチャを収容しているアーマチャ室へ高圧
燃料の一部を導入しているので、アーマチャのバウンス
に対するダンパ効果が得られる。また、その燃料をアー
マチャ室から所定の圧力において開弁する逆止弁を介し
てドレン通路へ流出させるので、アーマチャ室内の圧力
は一定値になり、安定したダンパ効果が得られる。
部材のガイド部の周囲に形成されるガイドクリアランス
を介してアーマチャを収容しているアーマチャ室へ高圧
燃料の一部を導入しているので、アーマチャのバウンス
に対するダンパ効果が得られる。また、その燃料をアー
マチャ室から所定の圧力において開弁する逆止弁を介し
てドレン通路へ流出させるので、アーマチャ室内の圧力
は一定値になり、安定したダンパ効果が得られる。
【０００９】また、請求項３に記載の発明によれば、弾
性部材として皿バネを用いているので、燃料噴射弁をコ
ンパクトに形成することができる。また、請求項４に記
載の発明によれば、弾性部材としてコイルバネを用いて
いるので、リテーニングナットの締付け荷重の設定が容
易となる。また、請求項５および請求項６に記載の発明
によれば、弁部材として種々の形式を選ぶことができ
る。
性部材として皿バネを用いているので、燃料噴射弁をコ
ンパクトに形成することができる。また、請求項４に記
載の発明によれば、弾性部材としてコイルバネを用いて
いるので、リテーニングナットの締付け荷重の設定が容
易となる。また、請求項５および請求項６に記載の発明
によれば、弁部材として種々の形式を選ぶことができ
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１ないし図３は本発明の第１実
施形態に関するものであり、図１は燃料噴射弁２０７の
中心線に沿う横断面図、図２は図１の燃料噴射弁２０７
で用いられる流出燃料を外部のドレン通路２０８へ流出
させる逆止弁１０５の中心線に沿う横断面図であり、図
３は内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置の全体構成を示す図
である。
施形態に関するものであり、図１は燃料噴射弁２０７の
中心線に沿う横断面図、図２は図１の燃料噴射弁２０７
で用いられる流出燃料を外部のドレン通路２０８へ流出
させる逆止弁１０５の中心線に沿う横断面図であり、図
３は内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置の全体構成を示す図
である。
【００１１】図３において、燃料タンク２００内の燃料
は低圧ポンプ２０１によって高圧ポンプ２０２に供給さ
れ、それによって高圧に加圧されてコモンレール（高圧
蓄圧配管）２０３に送出される。コモンレール２０３は
コモンレール圧力を検出する圧力センサ２０４を備えて
おり、エンジン制御コンピュータＥＣＵ２０５は、この
圧力センサ２０４からの信号が、アクセル開度、エンジ
ン回転数などのエンジン運転条件に基づいて決定された
圧力となるように、高圧ポンプ２０２を制御する。
は低圧ポンプ２０１によって高圧ポンプ２０２に供給さ
れ、それによって高圧に加圧されてコモンレール（高圧
蓄圧配管）２０３に送出される。コモンレール２０３は
コモンレール圧力を検出する圧力センサ２０４を備えて
おり、エンジン制御コンピュータＥＣＵ２０５は、この
圧力センサ２０４からの信号が、アクセル開度、エンジ
ン回転数などのエンジン運転条件に基づいて決定された
圧力となるように、高圧ポンプ２０２を制御する。
【００１２】コモンレール２０３には、４気筒のエンジ
ン２０６の各気筒にそれぞれ対応して設けられた複数の
燃料噴射弁２０７が接続され、エンジン制御コンピュー
タＥＣＵ２０５によって噴射制御されている。燃料噴射
弁２０７からは余剰の燃料がドレン通路２０８と、その
集合部２０９を介して燃料タンク２００に戻される。図
１に示すように、燃料噴射弁２０７のノズルボディ１は
高圧燃料配管３からの高圧燃料を導入する導入路をなす
インオリフィス２を介して、制御室４へと導く通路と、
油溜まり５へ導く配管をもっている。
ン２０６の各気筒にそれぞれ対応して設けられた複数の
燃料噴射弁２０７が接続され、エンジン制御コンピュー
タＥＣＵ２０５によって噴射制御されている。燃料噴射
弁２０７からは余剰の燃料がドレン通路２０８と、その
集合部２０９を介して燃料タンク２００に戻される。図
１に示すように、燃料噴射弁２０７のノズルボディ１は
高圧燃料配管３からの高圧燃料を導入する導入路をなす
インオリフィス２を介して、制御室４へと導く通路と、
油溜まり５へ導く配管をもっている。
【００１３】制御室４からオリフィスプレート６の中に
形成されたアウトオリフィス７からバルブプレート８中
に摺動自在に配設された弁部材をなすポペット弁９へ燃
料は導かれる。ポペット弁９はガイド径とシート径が同
径であるので、ポペット弁９に油圧作用力が作用しな
い。
形成されたアウトオリフィス７からバルブプレート８中
に摺動自在に配設された弁部材をなすポペット弁９へ燃
料は導かれる。ポペット弁９はガイド径とシート径が同
径であるので、ポペット弁９に油圧作用力が作用しな
い。
【００１４】ポペット弁９のバルブリフトは、リング状
のスペーサ１０とポペット弁９の段差により選択するこ
とが可能である。スペーサ１０の材質は非磁性のステン
レスなどが好適である。ソレノイド１２にはその上端面
に弾性部材をなす皿バネ１１が組み込まれており、リテ
ーニングナット１３の締付け力とは無関係に一定の押し
付け力で下方へ押し付けられており、ソレノイド１２の
下端面がスペーサ１０へ適切な一定の押し付け力で組み
付けることを可能としている。
のスペーサ１０とポペット弁９の段差により選択するこ
とが可能である。スペーサ１０の材質は非磁性のステン
レスなどが好適である。ソレノイド１２にはその上端面
に弾性部材をなす皿バネ１１が組み込まれており、リテ
ーニングナット１３の締付け力とは無関係に一定の押し
付け力で下方へ押し付けられており、ソレノイド１２の
下端面がスペーサ１０へ適切な一定の押し付け力で組み
付けることを可能としている。
【００１５】以下、簡単に作動を説明する。図１におい
て、ポペット弁９はスプリング１７により下方へ付勢さ
れており、シート部１８で着座している。噴射する時に
は、ソレノイド１２へ通電し、ソレノイド１２に吸引力
が発生することで、アーマチャ１００が吸引されアーマ
チャ１００と一体になったポペット弁９が上方へリフト
し、離座することで、制御室４とドレン通路に連通する
導出路をなす低圧ポート１４が連通し、制御室４の圧力
が低下し、ニードル弁１９が上昇して噴射が開始する。
て、ポペット弁９はスプリング１７により下方へ付勢さ
れており、シート部１８で着座している。噴射する時に
は、ソレノイド１２へ通電し、ソレノイド１２に吸引力
が発生することで、アーマチャ１００が吸引されアーマ
チャ１００と一体になったポペット弁９が上方へリフト
し、離座することで、制御室４とドレン通路に連通する
導出路をなす低圧ポート１４が連通し、制御室４の圧力
が低下し、ニードル弁１９が上昇して噴射が開始する。
【００１６】噴射を停止するには、ソレノイド１２への
通電をオフすることでポペット弁９がスプリング１７に
て下方へ押されてシート部１８が着座し、制御室４の圧
力がインオリフィス２からの高圧燃料でもとの圧力に戻
るとニードル弁１９が下方へ移動し、噴射が終了する。
また、ポペット弁９のガイドクリアランス１６からは少
量の燃料がリークするが、これはアーマチャ室１５へ流
入してアーマチャ１００がバウンスするのを防止する。
通電をオフすることでポペット弁９がスプリング１７に
て下方へ押されてシート部１８が着座し、制御室４の圧
力がインオリフィス２からの高圧燃料でもとの圧力に戻
るとニードル弁１９が下方へ移動し、噴射が終了する。
また、ポペット弁９のガイドクリアランス１６からは少
量の燃料がリークするが、これはアーマチャ室１５へ流
入してアーマチャ１００がバウンスするのを防止する。
【００１７】この流入燃料は図２に示すようなアーマチ
ャ室１５と連通する逆止弁流路３０を介して逆止弁１０
５を経て逆止弁アウトレット３５から外部のドレンへ流
出される。図２において逆止弁１０５はステンレス製の
鋼球３１を受け座３２を介してスプリング３３が逆止弁
流路３０側へ押し付け、その押し付け力、すなわち逆止
弁１０５の開弁圧は底面に連通路を有するスクリュ部材
３４のネジ込み深さにより調整できるようになってい
る。
ャ室１５と連通する逆止弁流路３０を介して逆止弁１０
５を経て逆止弁アウトレット３５から外部のドレンへ流
出される。図２において逆止弁１０５はステンレス製の
鋼球３１を受け座３２を介してスプリング３３が逆止弁
流路３０側へ押し付け、その押し付け力、すなわち逆止
弁１０５の開弁圧は底面に連通路を有するスクリュ部材
３４のネジ込み深さにより調整できるようになってい
る。
【００１８】逆止弁１０５を設けるのは、この逆止弁１
０５により下流側の圧力脈動によるポペット弁９の作動
不良を防止するためである。この逆止弁１０５は無くて
も十分に作動するが、バラツキの少ない安定作動のため
には、逆止弁１０５を用いるのが良い。図４は本発明の
第２実施形態の燃料噴射弁２０７の中心線に沿う横断面
図である。第１実施形態との相違は皿バネ１１の代わり
に弾性部材をなすコイルバネ４０を用いた点であり、そ
の他の構成については、第１実施形態と同様である。
０５により下流側の圧力脈動によるポペット弁９の作動
不良を防止するためである。この逆止弁１０５は無くて
も十分に作動するが、バラツキの少ない安定作動のため
には、逆止弁１０５を用いるのが良い。図４は本発明の
第２実施形態の燃料噴射弁２０７の中心線に沿う横断面
図である。第１実施形態との相違は皿バネ１１の代わり
に弾性部材をなすコイルバネ４０を用いた点であり、そ
の他の構成については、第１実施形態と同様である。
【００１９】噴射弁の体格の許容値が大きければ、第２
の実施形態のようにコイルバネ４０を用いた方がリテー
ニングナット１３の締め付け荷重の設定が容易である。
図５は本発明をプレートシート式２方弁５０を備えた噴
射弁に適用した本発明の第３実施形態である。アウトオ
リフィス５２から流出した燃料は、ドレン５１から図示
しない通路を通って、外部のタンク２００へ戻される。
の実施形態のようにコイルバネ４０を用いた方がリテー
ニングナット１３の締め付け荷重の設定が容易である。
図５は本発明をプレートシート式２方弁５０を備えた噴
射弁に適用した本発明の第３実施形態である。アウトオ
リフィス５２から流出した燃料は、ドレン５１から図示
しない通路を通って、外部のタンク２００へ戻される。
【００２０】図６は本発明をバランス型２方弁６０を備
えた噴射弁に適用した本発明の第４実施形態である。ア
ウトオリフィス６１から流出した燃料は、ドレン６２か
ら図示しない通路を通って外部のタンク２００へ戻され
る。バランスロッド６３の径と、バルブシート径６４を
ほぼ等しくすることで、バランス型２方弁６０は、油圧
作用力をほとんど受けなくすることが可能である。
えた噴射弁に適用した本発明の第４実施形態である。ア
ウトオリフィス６１から流出した燃料は、ドレン６２か
ら図示しない通路を通って外部のタンク２００へ戻され
る。バランスロッド６３の径と、バルブシート径６４を
ほぼ等しくすることで、バランス型２方弁６０は、油圧
作用力をほとんど受けなくすることが可能である。
【００２１】また、図５、図６の例については、皿バネ
１１に代えて第２実施形態のようなコイルバネ４０を適
用できる。以上のように、本発明の構成を用いること
で、バルブリフトの適切な管理と、高圧シールの両立が
可能となる。
１１に代えて第２実施形態のようなコイルバネ４０を適
用できる。以上のように、本発明の構成を用いること
で、バルブリフトの適切な管理と、高圧シールの両立が
可能となる。
【図１】本発明の第１実施形態に関するものであり、燃
料噴射弁２０７の中心線に沿う横断面図である。
料噴射弁２０７の中心線に沿う横断面図である。
【図２】本発明の第１実施形態に関するものであり、図
１の燃料噴射弁２０７で用いられる流出燃料を外部のド
レン通路２０８へ流出させる逆止弁１０５の中心線に沿
う横断面図である。
１の燃料噴射弁２０７で用いられる流出燃料を外部のド
レン通路２０８へ流出させる逆止弁１０５の中心線に沿
う横断面図である。
【図３】本発明の第１実施形態に関するものであり、内
燃機関の蓄圧式燃料噴射装置の全体構成を示す図であ
る。
燃機関の蓄圧式燃料噴射装置の全体構成を示す図であ
る。
【図４】本発明の第２実施形態の燃料噴射弁２０７の中
心線に沿う横断面図である。
心線に沿う横断面図である。
【図５】本発明をプレートシート式２方弁５０を備えた
噴射弁に適用した本発明の第３実施形態である。
噴射弁に適用した本発明の第３実施形態である。
【図６】本発明をバランス型２方弁６０を備えた噴射弁
に適用した本発明の第４実施形態である。
に適用した本発明の第４実施形態である。
２ 導入路（インオリフィス） ４ 制御室 ９ 弁部材（ポペット弁） １０ バルブリフト調整用スペーサ １１ 皿バネ １２ ソレノイド １４ 導出路（低圧ポート） １５ アーマチャ室 １６ ガイドクリアランス １９ ニードル弁 ４０ コイルバネ ５０ プレートシート式２方弁 ６０ バランス型２方弁 １００ アーマチャ １０５ 逆止弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3G066 AA07 AB02 AC09 AD12 BA12 BA33 BA40 BA59 BA67 CC06T CC08T CC14 CC64T CC66 CC67 CC68U CC69 CC70 CD10 CD14 CE13 CE24 CE34 DC18 3H106 DA07 DA13 DA23 DA35 DB02 DB12 DB23 DB32 DC06 DC17 DD05 EE19 EE35 EE48 GA24 GC29 KK18
Claims (6)
- 【請求項１】 先端に燃料噴射孔を設けた中空のハウジ
ング内を摺動して前記燃料噴射孔を開閉するニードル弁
と、該ニードル弁の後端面に面して形成され内部に充填
される高圧燃料の圧力によって前記ニードル弁を閉弁方
向に付勢する制御室と、該制御室内へ高圧燃料を導入す
る導入路と、前記制御室から高圧燃料を外部へ導出する
ドレン通路に連通する導出路と、さらに、電磁弁を構成
するために前記ハウジングの後端部内に収容されるソレ
ノイドと、該ソレノイドの前記制御室側端面に対向し前
記ソレノイドによって吸引駆動されるアーマチャと、該
アーマチャと一体に設けられ前記ソレノイドへの通電時
に前記制御室と前記導出路とを連通させて前記制御室内
の圧力を低下させる弁部材とを具備する蓄圧式燃料噴射
装置において、前記ソレノイドの上端面を下方へ付勢す
る弾性部材を備え、かつ、ソレノイド下端面にバルブリ
フト調整用スペーサを設けたことを特徴とする蓄圧式燃
料噴射装置。 - 【請求項２】 前記弁部材のガイド部の周囲に形成され
るガイドクリアランスを介して前記アーマチャを収容し
ているアーマチャ室へ高圧燃料の一部を導入するととも
に、その燃料を前記アーマチャ室から所定の圧力におい
て開弁する逆止弁を介して前記ドレン通路へ流出させる
ことを特徴とする請求項１に記載の蓄圧式燃料噴射装
置。 - 【請求項３】 前記弾性部材が皿バネであることを特徴
とする請求項１に記載の蓄圧式燃料噴射装置。 - 【請求項４】 前記弾性部材がコイルバネであることを
特徴とする請求項１に記載の蓄圧式燃料噴射装置。 - 【請求項５】 前記弁部材がプレートシート式２方弁で
あることを特徴とする請求項１に記載の蓄圧式燃料噴射
装置。 - 【請求項６】 前記弁部材がバランス型２方弁であるこ
とを特徴とする請求項１に記載の蓄圧式燃料噴射装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16882298A JP2000002164A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | 蓄圧式燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16882298A JP2000002164A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | 蓄圧式燃料噴射装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000002164A true JP2000002164A (ja) | 2000-01-07 |
Family
ID=15875164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16882298A Withdrawn JP2000002164A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | 蓄圧式燃料噴射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000002164A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006257874A (ja) * | 2004-04-30 | 2006-09-28 | Denso Corp | インジェクタ |
| CN100359156C (zh) * | 2001-07-16 | 2008-01-02 | 株式会社博世汽车系统 | 燃油喷射器 |
| CN106870234A (zh) * | 2017-01-25 | 2017-06-20 | 中国第汽车股份有限公司 | 用于电控燃料喷射阀的控制阀 |
| CN112901391A (zh) * | 2021-03-08 | 2021-06-04 | 上海钧风电控科技有限公司 | 一种阀杆组件、高压燃料喷射阀及发动机电控燃料喷射系统 |
-
1998
- 1998-06-16 JP JP16882298A patent/JP2000002164A/ja not_active Withdrawn
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