JPH0960625A - 双頭釘 - Google Patents

双頭釘

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JPH0960625A
JPH0960625A JP23467095A JP23467095A JPH0960625A JP H0960625 A JPH0960625 A JP H0960625A JP 23467095 A JP23467095 A JP 23467095A JP 23467095 A JP23467095 A JP 23467095A JP H0960625 A JPH0960625 A JP H0960625A
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JP
Japan
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head
nail
double
timber
main
Prior art date
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Pending
Application number
JP23467095A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Awamura
武雄 粟村
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Individual
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 あとから釘抜き具の先が係留できるように浮
いた状態で強く打ちつけることのできる双頭釘を提供す
る。 【構成】 頭を胴に沿って主頭と副頭の双頭に形成し、
主頭を打ち込んでも副頭が木材表面に確実に止められる
ように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、あとから抜くことを
前提として木材同士及び木材と他の材料との接合のため
に打ち付ける双頭釘に関するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅等を建てる場合、本格的な建築に取
り掛かる前に、建築儀礼として上棟式が広く行われてい
る。この上棟式は棟木の上に五色の絹や御弊を飾り、酒
を供えるて祝うが、通常、基礎の上に通した根太に柱を
立てて棟木を乗せるときに、根太と柱、柱と柱、柱と棟
木などを筋違を当て、釘で仮止めする。この筋違は上棟
式が終わり、本格的な建築が開始される前に取り外され
るものである。
【0003】従って、筋違を仮止めする釘は、あとから
抜くことを前提にして釘の頭を少し浮かして打ちつけ、
釘頭が木材に完全に食い込まないようにすることが肝要
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、釘の頭は従
来から一つであり、金槌で無意識に打ち込めば釘頭を木
材に完全に食い込ませて仕舞うし、頭を少し浮かして打
ちつけるためには金槌の打ち加減を微妙に調整すること
が必要であった。
【0005】勿論、大工さんであれば、この辺の調整は
当然問題なくできるが、忙しい大工さんにとって甚だ面
倒であったばかりでなく、頭を少し浮かして打ちつけた
釘は接合力(効き)が悪く、従って、安全を考慮して強
く打ち込んでしまうことが多かった。
【0006】上記の結果、上棟式が終わり仮止めの筋違
を取り外す段になって釘頭まで打ち込んだ釘を釘抜き具
で抜くのに苦労することになっていた。特に、釘頭に釘
抜き具の先を当てがい、尻側を金槌を使って強く打って
釘頭に引っ掛けてグイッと抜くことになるため、その反
動で筋違に大きな傷を作ったり、その個所から折ってし
まうおそれがあった。
【0007】本発明は上記の点に鑑み、金槌の打ち加減
を微妙に調整することなく、常に、強く打ち込んでも主
頭を浮いた状態になる新規な双頭釘を提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、頭を胴に沿って主頭と副頭の双頭に形成
し、主頭を打ち込んでも副頭が木材の表面にて確実に止
められるように構成したものである。
【0009】
【作用】本願双頭釘は木材同士或いは木材と他の材料を
つなぐ接合材であり、この接合力(木材と釘との間に生
ずる静摩擦力)は釘頭まで完全に打ち込んだ方が高く、
中途半端に打ち込んだものは接合力が充分でないことに
鑑み、上棟式で仮止めする筋違といえども、釘を完全に
打ち込んで接着力(効き)を確保するとともに、あとか
ら木材を傷めることなく抜き取ることが可能になってい
るものである。
【0010】
【実施例】以下、この発明を添付図面に示す実施例に基
づいて説明する。図1は本願双頭釘の斜視図、図2は2
つの木材を接合した状態、及び双頭部と釘抜き具との関
係を示す斜視図、図3(a)、(b)は双頭部を形成す
る第一態様を示す断面図、図4(a)、(b)は双頭部
を形成する第二態様を示す断面図、図5(a)、(b)
は双頭部を形成する第三態様を示す断面図、図6は双頭
部を形成する第四態様を示す断面図、図7は双頭部を形
成する第五態様を示す断面図である。
【0011】図において、1は本願双頭釘で、該本願双
頭釘1は頭2が双頭になっている。即ち、胴3の端部に
主頭2aを形成し、該主頭2aに小間隔Lをおいて副頭
2bを形成してなる。4は首部に設けた滑り止め用の横
筋であって、製釘機におけるヘッディング時につかんだ
跡である。5は尖端である。
【0012】前記主頭2aは打ち込み・抜き取り用、副
頭2bはストッパー用である。つまり、本願双頭釘1で
木材M1 を木材M2 を接合するとき、図2の如く主頭2
aを叩き込んでも、副頭2bが木材M1 に当たるとスト
ッパーとして働き、それ以上打ち込めなくなる。
【0013】即ち、副頭2bの木材M1 への食い込みで
木材M1 と木材M2 との接合力(効き)が確保でき、主
頭2aも釘抜き具6が先端部6aが係留できるように小
間隔Lの幅分だけ木材M1 面から浮き上がった状態にな
る。
【0014】前記主頭2a及び副頭2bの形成について
は、如何なる方法で形成してもよいが、双頭部を形成す
る第一〜第五態様を図3〜図6に示す。先ず、第一態様
によれば、図3(a)の如く、線材7の端部7aを少し
出し、主頭2a及び副頭2bを形成させる凹み8a、8
bを有する製釘機8でつかみ、ヘッド8cで叩くことに
より、同図(b)の如く線材7の端部7aを製釘機8の
凹み8a、8bに圧入成形させ、主頭2a及び副頭2b
とする本願双頭釘1が形成できる。
【0015】また、第二態様によれば、図4(a)の如
く、予め、通常頭A1 と首部に環状突起A2 を有する釘
体Aと、鍔B1 を有する短管Bを形成し、あとから二者
を同図(b)の如く、嵌合一体化することにより、頭A
1 を主頭2aとし、鍔B1 を副頭2bとする本願双頭釘
1が形成できる。
【0016】さらに、第三態様によれば、図5(a)の
如く、予め段部A2 を有する頭A1と環状突起A3 とを
有する釘Aを形成し、該釘Aの段部A2 と環状突起A3
との間に、あとからワッシャBを強制嵌入することによ
り、同図(b)の如く頭A1を主頭2aとし、ワッシャ
Bを副頭2bとする本願双頭釘1が形成できる。
【0017】さらにまた、第四態様によれば、図6の如
く、予め通常頭A1 を有する釘Aを形成し、該釘Aの首
部に、直交状にピンBを貫通し固定することにより、頭
1を主頭2aとし、ピンBを副頭2bとする本願双頭
釘1が形成できる。
【0018】さらにまた、第五態様によれば、図7の如
く、予め、通常頭A1 を有する釘Aを形成し、該釘Aの
頭A1 の頂面に、頭B1 を有する短胴Bの端面を乗せて
溶接Cすることにより、B1 を主頭2aとし、A1 を副
頭2bとする本願双頭釘1が形成できる。
【0019】上記実施例において、上棟式などで根太と
柱、柱と柱、柱と棟木などを筋違で仮止めするときに、
本願双頭釘1を使用することにより、金槌で無意識に打
ち込んだ場合でも副頭2bがストッパーの役目を果たす
ため主頭2aを木材に完全に食い込ませて仕舞うことが
ない。
【0020】換言すれば、完全に打ち込んでも頭が木材
より少し浮かした状態になり、上棟式が終わり仮止めの
筋違を取り外す段になって釘抜き具の先端部を主頭に当
てがうことが容易であり、木材を傷つけることなく、釘
抜き作業が可能となる。
【0021】なお、上記実施例では、主頭2aと副頭2
bの双頭部を成形する5態様を示したが、この5態様に
限定する趣旨ではない。また、本願双頭釘1の頭2の形
状も皿形の場合を示しているが、この形状に限定される
ものではない。
【0022】
【発明の効果】上記のように、本願双頭釘は、頭を胴に
沿って主頭と副頭の双頭に形成したことを特徴としてい
るから、釘の接着力(効き)を充分に確保しつつ主頭を
木材面から浮かせることができるという優れた効果を奏
するものである。
【0023】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
前記主頭が打ち込み・抜き取り用であるに対し、副頭が
ストッパー用であることを特徴としているから、頭を浮
かせるために金槌の打ち加減を調整するという面倒がな
いし、抜き取り作業も簡単容易であるという優れた効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願双頭釘の斜視図である。
【図2】2つの木材を接合した状態、及び双頭部と釘抜
き具との関係を示す斜視図である。
【図3】(a)、(b)は双頭部を形成する第一態様を
示す断面図である。
【図4】(a)、(b)は双頭部を形成する第二態様を
示す断面図である。
【図5】(a)、(b)は双頭部を形成する第三態様を
示す断面図である。
【図6】双頭部を形成する第四態様を示す断面図であ
る。
【図7】双頭部を形成する第五態様を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 本願双頭釘 2 頭 2a 主頭 2b 副頭 3 胴 4 横筋 5 尖端 6 釘抜き具 7 線材 8a 凹み 8b つかみ部材 8c ヘッド L 小間隔 M1 木材 M2 木材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭を胴に沿って主頭と副頭の双頭に形成
    したことを特徴とする双頭釘。
  2. 【請求項2】 前記主頭が打ち込み・抜き取り用である
    に対し、副頭がストッパー用であることを特徴とする請
    求項1に記載の双頭釘。
JP23467095A 1995-08-21 1995-08-21 双頭釘 Pending JPH0960625A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23467095A JPH0960625A (ja) 1995-08-21 1995-08-21 双頭釘

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23467095A JPH0960625A (ja) 1995-08-21 1995-08-21 双頭釘

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Publication Number Publication Date
JPH0960625A true JPH0960625A (ja) 1997-03-04

Family

ID=16974638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23467095A Pending JPH0960625A (ja) 1995-08-21 1995-08-21 双頭釘

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JP (1) JPH0960625A (ja)

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