JPH0960541A - ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置

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JPH0960541A
JPH0960541A JP21498595A JP21498595A JPH0960541A JP H0960541 A JPH0960541 A JP H0960541A JP 21498595 A JP21498595 A JP 21498595A JP 21498595 A JP21498595 A JP 21498595A JP H0960541 A JPH0960541 A JP H0960541A
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fuel injection
cylinder
fuel
engine
cylinders
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JP21498595A
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Hiroaki Nishimaki
浩明 西牧
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】いかなるエンジン運転状態下においても適正な
燃料噴射制御を実施する。 【解決手段】燃料噴射ポンプ1は、多気筒ディーゼルエ
ンジンへ高圧燃料を供給するものであり、その噴射量の
調整はECU41内のCPU42から電磁スピル弁22
への制御指令に従って行われる。CPU42は、エンジ
ン運転状態が高回転で且つ軽負荷域にあるか否かを判定
し、その旨が判定された場合、エンジンの全気筒のうち
で一部の気筒を休止気筒とし、当該休止気筒の燃料噴射
を休止させる。また、CPU42は、休止気筒以外の噴
射気筒に対して、前記休止気筒の燃料減量分に応じて増
量補正した電磁スピル弁22の駆動信号を求め、当該駆
動信号で電磁スピル弁22を駆動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多気筒ディーゼ
ルエンジンに高圧燃料を供給するための燃料噴射ポンプ
を備えた燃料噴射制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディーゼルエンジンの燃料噴
射制御には、各気筒へ前記高圧燃料を分配供給可能な燃
料噴射ポンプが用いられている。詳しくは、燃料噴射ポ
ンプではプランジャの往復動作に伴い燃料が高圧化さ
れ、その高圧燃料は電磁スピル弁の閉弁(通電)に伴う
スピル通路の閉鎖により燃料噴射ノズルに供給される。
そして、同ノズルから各気筒への燃料噴射が行われる。
また、電磁スピル弁の開弁(通電遮断)に伴うスピル通
路の開放により高圧燃料がスピル(溢流)され、各気筒
への燃料噴射が停止される。なお、上記電磁スピル弁
は、非通電時にはスプリングにより弁体が開弁位置に保
持され、通電に伴い弁体が所定の閉弁位置(スピル通路
の閉鎖位置)に移動する。そして、電磁スピル弁が開弁
されるタイミング(スピル時期)により燃料噴射量が調
整される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記電磁ス
ピル弁は常に時間的な遅れを伴って閉弁動作又は開弁動
作するため、以下に示す問題を生ずる。具体的には、プ
ランジャのリフト開始後に電磁スピル弁を通電(閉弁)
させる、いわゆるプレストローク制御では、電磁スピル
弁が通電された時間だけ燃料が噴射供給される。しか
し、電磁スピル弁の通電時間が短くなるような高回転且
つ軽負荷でのエンジン運転時には、弁体が完全に閉弁位
置に達する前に通電が遮断され、所望の燃料噴射量が得
られないという事態を招く。この場合、不完全燃焼によ
る白煙や黒煙の発生を招き、引いては適正な燃料噴射制
御が実現できない。
【0004】また、上記プレストローク制御を行わない
場合でも、エンジン又は燃料噴射ポンプからの受熱によ
る電磁スピル弁の温度上昇に起因して以下の問題を生ず
る。つまり、電磁スピル弁の温度上昇には、同弁内のコ
イルの抵抗が増大し、同電磁スピル弁への通電指令(閉
弁指令)に対する応答性が悪化する。そのため、電磁ス
ピル弁への通電時間が短くなる場合には、同電磁スピル
弁の弁体が完全な閉弁状態になることができず、そのよ
うな完全な閉弁前に通電遮断(開弁指令)がなされる。
かかる場合、所望の燃料噴射量が得られず、エンジン運
転状態に支障を来すおそれを生ずる。
【0005】この発明は、上記問題に着目してなされた
ものであって、その目的とするところは、いかなるエン
ジン運転状態下においても電磁弁の応答性を確保し、適
正な燃料噴射制御を実施することができるディーゼルエ
ンジンの燃料噴射制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、図14に示すように、多
気筒ディーゼルエンジンM1へ高圧燃料を供給するため
の燃料噴射ポンプM2と、前記燃料噴射ポンプM2に設
けられ、高圧燃料をスピルさせることにより前記エンジ
ンM1への燃料量を調量する電磁弁M3と、前記ディー
ゼルエンジンM1の運転状態を検出する運転状態検出手
段M4と、前記運転状態検出手段M4により検出された
エンジン運転状態に応じて燃料噴射量を算出し、同燃料
噴射量を得るべく前記電磁弁M3を通電又は通電遮断さ
せる燃料噴射制御手段M5とを備えたディーゼルエンジ
ンの燃料噴射制御装置において、前記運転状態検出手段
M4により検出されたエンジン運転状態が所定の設定領
域にある場合、前記エンジンM1の全気筒のうちの一部
の気筒に対して、前記燃料噴射制御手段M5による燃料
噴射を休止させる燃料噴射休止手段M6と、前記燃料噴
射休止手段M6により燃料噴射が休止される気筒以外の
気筒に対して、前記燃料噴射制御手段M5による燃料噴
射量を増量する増量補正手段M7とを備えることを要旨
としている。
【0007】かかる構成によれば、本発明の特徴的作用
として、運転状態検出手段M4により検出されたエンジ
ン運転状態が所定の設定領域にある場合、エンジンM1
の全気筒のうちで一部の気筒に対して、燃料噴射制御手
段M5による燃料噴射が休止される(燃料噴射休止手段
M6)。また、燃料噴射休止手段M6により燃料噴射が
休止される気筒以外の気筒に対して、燃料噴射制御手段
M5による燃料噴射量が増量される(増量補正手段M
7)。ここで、「エンジン運転状態が所定の設定領域に
ある場合」とは、エンジン運転状態により電磁弁M3が
十分に作動しない場合を示し、同電磁弁M3の通電時間
が短くなる場合や、発熱等の影響により電磁弁M3の応
答性が悪化する場合に相当する。
【0008】要するに、ディーゼルエンジンM1への燃
料噴射量を電磁弁M3にて制御する場合、その通電時間
が所定時間よりも短くなると、当該電磁弁M3の応答性
から燃料噴射精度が著しく悪化する問題を招く。具体的
には、電磁弁M3の通電により弁体を閉弁位置(燃料ス
ピル通路の遮断位置)に移動させる際に、その通電時間
が短か過ぎると弁体が前記閉弁位置に完全に移動する前
に通電が遮断される。かかる場合、所望の燃料噴射量が
得られず、白煙や黒煙が発生してしまう。これに対して
上記構成では、電磁弁M3の通電時間が所定時間よりも
短かくなる場合に休止気筒と燃料噴射気筒とが設定さ
れ、休止気筒では燃料噴射が休止される。一方、燃料噴
射気筒では休止気筒の燃料減量分を補うべく増量補正が
実施され、電磁弁M3の通電時間が長くなる。その結
果、いかなる運転領域でも白煙や黒煙が発生することが
なく、適正な燃料噴射制御が実現できる。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記燃料噴射休止手段M6は、前記
運転状態検出手段M4によりエンジン回転数が高回転域
に有り且つエンジン負荷が軽負荷状態であることが検出
されたときに、一部の気筒の燃料噴射を休止させること
を要旨としている。
【0010】つまり、上記の如くエンジン運転状態が高
回転域で且つ軽負荷状態にある場合、1気筒当たりの燃
料噴射量が少なく又回転速度が速くなるため、電磁弁M
3の通電時間が短くなり、所望の応答性能が得られなく
なる。そこで、かかる運転状態で休止気筒と燃料噴射気
筒とを設定することにより、上記運転状態においても適
正な燃料噴射制御が実現できる。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の発明において、前記燃料噴射休止手段M6に
よる一部気筒の燃料噴射休止に際し、当該休止気筒を所
定の時間周期又は所定の噴射回数周期で変更することを
要旨としている。つまり、ディーゼルエンジンM1の一
部気筒を休止せさる場合、それが長時間継続されると、
当該休止気筒が冷えてしまい、運転再開時の燃焼状態に
支障を来す。そこで、休止気筒を順次変更することによ
り、気筒の温度低下が抑制され上記不都合が解消され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下、この発明を4気筒ディーゼル
エンジンの燃料噴射制御装置に具体化した第1の実施形
態について、図面を用いて説明する。本実施形態の燃料
噴射装置は、インナカム式の分配型燃料噴射ポンプを用
いて同ポンプからディーゼルエンジンの各気筒へ燃料を
噴射供給するものであり、燃料噴射量及び燃料噴射時期
は電子制御装置(以下、ECUという)にて制御される
ようになっている。また、本実施形態の燃料噴射制御で
は、プレストローク制御を採用しており、同制御により
エンジン燃焼圧の調整による燃焼音の低減や有害成分の
排出防止が図られている。なお、本記載では、ディーゼ
ルエンジン(図示略)の各気筒を#1気筒〜#4気筒と
し、その燃焼順序を#1→#4→#2→#3とする。以
下、燃料噴射制御装置の構成を詳述する。
【0013】先ず、燃料噴射ポンプ1の構成について図
1を用いて説明する。図1に示すように、燃料噴射ポン
プ1のポンプハウジング2には、エンジンの図示しない
クランク軸に同期して1/2の速度で回転するドライブ
シャフト3が挿通されている。ポンプハウジング2には
ベーン式フィードポンプ4(図1には90度展開して示
す)が設けられており、同フィードポンプ4はドライブ
シャフト3の回転に伴い燃料を吸い上げて燃料室5に送
り出す。
【0014】ドライブシャフト3の先端(図の右端)に
は、同シャフト3と一体回転する分配ロータ6が接続さ
れており、分配ロータ6はポンプハウジング2に設けら
れたシリンダ7に回転可能に収容されている。また、ポ
ンプハウジング2にはインナカムリング8が取り付けら
れており、分配ロータ6のヘッド部6aはインナカムリ
ング8内周のカム面8aに沿って摺動回転する。なお、
同カム面8aはエンジン気筒数(本実施形態では、4
つ)のカム山を有している。その詳細を図2に示す。図
2において、分配ロータ6のヘッド部6aには半径方向
に延びる円筒孔9が形成され、同円筒孔9内には一対の
プランジャ10が摺動可能に配設されている。一対のプ
ランジャ10間にはポンプ室11が形成されている。プ
ランジャ10の外側端部にはシュー12が配設され、同
シュー12にはローラ13が回転自在に保持されてい
る。
【0015】従って、分配ロータ6の回転に伴いローラ
13がインナカムリング8のカム面8aに沿って摺動す
ると、ローラ13,シュー12,プランジャ10が一体
的に分配ロータ6の半径方向に往復動する。そして、プ
ランジャ10が分配ロータ6の半径方向外側に移動する
際にポンプ室11に燃料が吸入され、半径方向内側に移
動する際にポンプ室11から燃料が圧送される。
【0016】また、分配ロータ6には、吸入ポート1
4、分配ポート15及びスピルポート16が形成されて
おり、これらポート14〜16は前記ポンプ室11に連
通している。一方、吸入ポート14はシリンダ7の連通
路17aを介して燃料室5に連通され、分配ポート15
はシリンダ7の連通路17bを介して噴射通路18に連
通されている。スピルポート16はシリンダ7の連通路
17cを介してスピル通路19に連通されている。噴射
通路18にはデリバリバルブ20が配設され、同デリバ
リバルブ20から燃料噴射ノズル21に燃料が供給され
る。
【0017】また、スピル通路19の途中には電磁スピ
ル弁22が配置されている。電磁スピル弁22は、スピ
ル通路19を開閉するための弁体23と、同弁体23を
開弁方向(図の上方向)に付勢するスプリング24と、
励磁により弁体23を閉弁方向(図の下方向)に移動さ
せるソレノイドコイル25とを有している。弁体23の
周囲には、高圧燃料を導入する環状の高圧燃料室38が
形成されている。つまり、ソレノイドコイル25の非通
電時には電磁スピル弁22が開弁状態となり(図示の状
態)、ポンプ室11から圧送される燃料はスピル通路1
9,高圧燃料室38を経て燃料室5にスピルされる。ま
た、ソレノイドコイル25の通電時には電磁スピル弁2
2が閉弁状態となり、ポンプ室11から燃料室5への燃
料のスピルが停止される。
【0018】さらに、ポンプハウジング2下部には油圧
式タイマ26(図1では90度展開して示す)が内蔵さ
れている。同タイマ26は燃料室5の燃料圧によって作
動するものであり、タイマハウジング27内に配置され
たタイマピストン28は、スライドピン29を介して前
記したインナカムリング8に連結されている。また、タ
イマハウジング27において、低圧室30にはフィード
ポンプ4に吸入される燃料が導入され、高圧室31には
燃料室5の燃料(フィードポンプ4から吐出される燃
料)が導入される。そして、低圧室30側に配設された
タイマスプリング32の付勢力と高圧室31内の燃料圧
力とのバランスによりタイマピストン28が図示左右方
向に摺動して、インナカムリング8が回転する。
【0019】タイマ26の燃料圧力は、タイマ制御弁
(TCV)33にて調整されるようになっている。即
ち、タイマハウジング27において、低圧室30と高圧
室31とは連通路34にて連通されており、デューティ
比制御によるタイマ制御弁33の開閉動作により高圧室
31内の燃料圧力が調整される。そして、タイマ制御弁
33による高圧室31内の燃料圧力調整に伴いタイマピ
ストン28の位置が調整される。そして、インナカムリ
ング8の回転に応じてプランジャ10のリフトタイミン
グが調整され、燃料噴射時期が制御される。なお、タイ
マ制御弁33の駆動(オン)時間が長いほど、即ち指令
デューティ比信号が大きいほど、燃料噴射時期は遅角側
に制御され、駆動(オン)時間が短いほど、即ち指令デ
ューティ比信号が小さいほど、燃料噴射時期は進角側に
制御される。
【0020】一方、ドライブシャフト3には外周面に複
数の突起を有するパルサ35が取り付けられ、インナカ
ムリング8には前記パルサ35の外周面に対向する回転
角センサ36が取り付けられている。パルサ35の外周
には、96等分された間隔で凸状の歯が設けられてお
り、その歯の間隔は3.75°(7.5°CAに相当す
る)となっている。また、パルサ35の外周には、全気
筒数に相当する4か所に2個分の歯を欠落させた欠歯部
が設けられている。回転角センサ36は電磁ピックアッ
プコイルからなり、パルサ35外周の歯の通過を検知
し、所定の回転角度毎に検出信号を出力する。この検出
信号はECU41に入力され、同ECU41内で波形整
形(2値化)される。
【0021】ECU41は、各種の演算プログラムを実
行するためのCPU(中央演算装置)42と、各種演算
プログラムやマップデータを記憶保持するためのメモリ
43とを有している。また、本装置においては、運転者
によるアクセルペダルの踏み込み操作量(アクセル開
度)を検出するためのアクセル開度センサ44、エンジ
ン冷却水の温度を検出するための水温センサ45、車体
の速度を検出するための車速センサ46等を備えてお
り、これらセンサの検出信号がECU41に入力され
る。
【0022】CPU42は、例えば回転角センサ36の
検出信号に基づいて気筒判別を行うと共にエンジン回転
数Neを算出する。また、CPU42は、アクセル開度
センサ44の検出信号に基づいてアクセル開度Accp
を算出し、水温センサ45の検出信号に基づいて水温T
HWを算出し、車速センサ46の検出信号に基づいて車
速Vsを算出する。その他、CPU42には、変速機の
シフトポジション信号が入力される。
【0023】そして、CPU42は、上記エンジン運転
状態(エンジン回転数Ne,アクセル開度Accp等)
に基づき、燃料噴射量を調整するための電磁スピル弁2
2の開閉制御や、燃料噴射時期を調整するためのタイマ
制御弁33のデューティ制御を実施する。なお、本実施
形態では、CPU42により燃料噴射制御手段、燃料噴
射休止手段及び増量補正手段が構成され、回転角センサ
36、アクセル開度センサ44及び車速センサ46等の
センサ群により運転状態検出手段が構成されている。
【0024】次に、上記の如く構成された燃料噴射制御
装置について、本実施形態における作用を説明する。本
燃料噴射制御では、プレストローク制御を採用してお
り、プランジャ10のリフト開始後に電磁スピル弁22
が閉弁(通電)され、所望の燃料噴射量が得られた際に
前記スピル弁22が開弁されるようになっている。ま
た、本実施形態では、通常時は全気筒を燃料噴射気筒と
し(以下、通常モードという)、所定条件が成立した場
合のみ、全気筒のうち所定気筒(本実施形態では2気
筒)を休止気筒とする(以下、減筒モードという)。上
記通常モード及び減筒モードは、エンジン運転状態に基
づいて選択される。以下、燃料噴射制御の具体的処理を
図3のフローチャート及び図4〜図7のタイムチャート
を用いて説明する。
【0025】先ず、回転角センサ36の検出信号に基づ
き生成された2値化信号(Neパルス)を用いた基準位
置の生成動作及び、気筒判別動作を図4のタイムチャー
トに従い説明する。図4において、等間隔のNeパルス
は7.5°CA毎(図1のパルサ35の3.75°毎)
に生成され、欠歯信号は180°CA毎(図1のパルサ
35の90°毎)に生成される。また、図示しないTD
Cセンサにより720°CA毎にTDC信号が生成され
る。基準位置信号は欠歯信号が生成される度に、そのパ
ルス間隔に基づき生成される。
【0026】気筒判別カウンタは、基準位置信号の入力
毎に「1」ずつカウントアップされ、TDC信号直後の
基準位置信号の入力時にクリアされる。図中、時間t1
は気筒判別カウンタがクリアされるタイミングを示し、
時間t2は気筒判別カウンタが「1」にカウントアップ
されたタイミングを示す。この気筒判別カウンタのカウ
ンタ値は、エンジンの各気筒番号を表すものであり、前
述の如く各気筒の燃焼順序が#1→#4→#2→#3で
あれば、カウンタ値「0」が#1気筒に、カウンタ値
「1」が#4気筒に、カウンタ値「2」が#2気筒に、
カウンタ値「3」が#3気筒に、それぞれ対応する。
【0027】次に、電磁スピル弁22の閉弁時期及び開
弁時期について、図5のタイムチャートを用いて説明す
る。つまり、本プレストローク制御では、プランジャ1
0のリフト開始後の時間t3で電磁スピル弁22が閉弁
(通電)され、その後、時間t4で開弁(通電遮断)さ
れる。ここで、閉弁時期QPSF(噴射開始時期)及び
開弁時期QANGF(噴射終了時期)は、基準位置信号
からの角度(deg)で与えられる。このとき、電磁ス
ピル弁22の弁体23の動き(弁体リフト)は、図示の
ような応答遅れを伴って変化する。
【0028】次に、通常モード並びに減筒モードにおけ
る電磁スピル弁22の動作及び燃料噴射の挙動について
図6,図7を用いて説明する。なお、図6は通常モード
における燃料噴射動作を示し、図7は減筒モードにおけ
る燃料噴射動作を示す。
【0029】図6の通常モードにおいて、電磁スピル弁
22の閉弁時期QPSFは例えばプランジャリフト後の
所定のNeパルスに対応する固定値でよい。また、同弁
22の開弁時期QANGF(スピル時期)は、例えば次
の(1)式により算出される。
【0030】 QANGF=QANG+補正項 ・・・(1) ここで、「QANG」は、その時のエンジン運転条件
(エンジン回転数,アクセル開度等)に基づき求められ
る基本閉弁角度である。「補正項」には吸気温度補正
や、大気圧補正等が含まれる。電磁スピル弁22の実際
の駆動に際しては、開弁時期QANGFが基準位置から
のNeパルス数とNeパルス間の余り時間とに換算さ
れ、その「パルス数+余り時間」に相当するタイミング
で弁体23が開側に移動する。この開弁時期QANGF
により所望の燃料噴射量(mm3 /st)が得られる。
なお、噴射圧力及び噴射率は図示の如く変化する。
【0031】一方、図7の減筒モードでは、燃料噴射気
筒と休止気筒とが交互に繰り返されている。かかる場
合、噴射気筒での閉弁時期QPSF及び休止気筒での閉
弁時期QPSFは常に一定であり、共に基準位置信号か
らの角度(deg)で与えられる。また、電磁スピル弁
22の開弁時期QANGF(スピル時期)について、噴
射気筒の開弁時期QANGFは次の(2)式で求めら
れ、休止気筒の開弁時期QANGFは次の(3)式で求
められる。
【0032】 QANGF=QANG+補正項+増量補正項 ・・・(2) QANGF=QPSF+A1 ・・・(3) ここで、(2)式の「増量補正項」は、休止気筒の燃料
減量分を補うべく燃料噴射噴射量が2倍になるような値
として設定される。これは例えばエンジン運転条件に応
じたマップにより算出される。また、(3)式の「A
1」は、電磁スピル弁22が閉弁されても直後の開弁動
作により燃料噴射が行われないような定数(例えば、2
°CA)である。なお、噴射圧力及び噴射率は噴射気筒
でのみ図示の如く変化する。
【0033】次いで、図3の燃料噴射制御ルーチンにつ
いて説明する。同ルーチンは各気筒の燃料噴射毎(本実
施形態では、180°CA毎)にCPU42により実行
される。
【0034】さて、図3のルーチンがスタートすると、
CPU42は、先ずステップ101〜104で燃料噴射
を減筒モードにて実行するためのエンジン運転条件が成
立しているか否かを判別する。詳しくは、ステップ10
1では、エンジン回転数Neが1500rpm以上であ
るか否かが判別され、ステップ102では、アクセル開
度Accpが80%(但し、全閉=0%、全開=100
%)以上であるか否かが判別される。さらに、ステップ
103では、車速Vsが80km/h以上であるか否か
が判別され、ステップ104では、シフトポジションが
4速以上の位置にあるか否かが判別される。
【0035】そして、上記ステップ101〜104のい
ずれかが否定判別されれば、CPU42はステップ10
5に進み、減筒実行フラグFを「0」にクリアする。こ
こで、減筒実行フラグFとは燃料噴射を通常モードとす
るか減筒モードとするかを判定するためのフラグであ
り、F=0は通常モードとする旨を表し、F=1は減筒
モードとする旨を表す。
【0036】減筒実行フラグFのクリア後、CPU42
はステップ106に進み、通常噴射モードに応じた電磁
スピル弁22の駆動指令値を演算する。つまり、CPU
42は、前述の(1)式を用い、その時のエンジン運転
条件に応じて要求される燃料噴射量に対応した電磁スピ
ル弁22の開弁時期QANGF(スピル時期)を算出す
る。その後、CPU42は、ステップ112で電磁スピ
ル弁22の駆動指令値(閉弁時期QPSF,開弁時期Q
ANGFに対応した指令値)に基づき当該スピル弁22
を駆動させ、本ルーチンを終了する。
【0037】一方、前記ステップ101〜104が全て
肯定判別されれば、CPU42はステップ107に進
み、減筒実行フラグFに「1」をセットする。その後、
CPU42は、ステップ108〜111にかけて減筒モ
ードでの燃料噴射制御を実施する。即ち、CPU42
は、ステップ108で減筒パターンを設定する。この場
合、本実施形態では、#1気筒と#2気筒とを休止気筒
とし、#3気筒と#4気筒とを噴射気筒とする。
【0038】その後、CPU42は、ステップ109で
次の噴射気筒が休止気筒(#1又は#2気筒)であるか
否かを判別する。なお、ここでの気筒判別は、前記気筒
判別カウンタのカウント値に基づき行われる(図4参
照)。そして、休止気筒でなければ、CPU42はステ
ップ110に進み、減筒モードでの噴射気筒に対する電
磁スピル弁22の駆動指令値を算出する。つまり、CP
U42は、前述の(2)式を用い、休止気筒の燃料減量
分を補うべく「増量補正項」を加算した開弁時期QAN
GFを算出する。また、休止気筒であれば、CPU42
はステップ111に進み、減筒モードでの休止気筒に対
する電磁スピル弁22の駆動指令値を算出する。つま
り、CPU42は、前述の(3)式を用い、燃料噴射が
行われない範囲内での開弁時期QANGFを算出する。
【0039】その後、CPU42は、ステップ112で
電磁スピル弁22の駆動指令値(閉弁時期QPSF,開
弁時期QANGFに対応した指令値)に基づき当該スピ
ル弁22を駆動させ、本ルーチンを終了する。
【0040】以上詳述した第1の実施形態によれば、以
下に示す効果を奏する。即ち、本実施形態では、エンジ
ン運転状態を判定し(図3のステップ101〜10
4)、エンジン運転状態が高回転域且つ軽負荷域にある
場合、エンジンの全4気筒のうちで2気筒の燃料噴射を
休止させるようにした(図3のステップ111)。ま
た、休止気筒以外の噴射気筒に対しては、燃料噴射量を
増量補正した(図3のステップ110)。かかる場合、
休止気筒を設けると共に、噴射気筒に対して燃料量を増
量補正すべく通電時間を長くすることにより、電磁スピ
ル弁22の応答性が悪化する領域で同弁22を駆動させ
ることがなくなり、常に適正な燃料噴射制御が実現でき
る。従って、従来とは異なり、白煙や黒煙の発生を抑制
できる。
【0041】特に、エンジン運転状態が高回転域で且つ
軽負荷状態にある場合には、電磁スピル弁22の応答性
悪化による諸問題を招き易いが、上記構成では、従来の
問題が解消できる。
【0042】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
を上記第1の実施形態との相違点を中心に説明する。つ
まり、減筒モードでの休止気筒番号及び噴射気筒番号
(以下、減筒パターンという)を固定化していたのに対
し、本第2の実施形態では、減筒パターンを可変設定す
るようにしており、その具体例を図8及び図9を用いて
説明する。
【0043】図8は、減筒パターン設定ルーチンを示す
フローチャートであり、同ルーチンは例えば前記図3の
ステップ108でサブルーチンとして実行される。ま
た、図9は、本実施形態における設定可能な減筒パター
ンを示す略図であり、同図にはパターン1〜パターン6
までの6通りの減筒パターンが用意されている。例え
ば、パターン1では#1及び#2気筒が噴射気筒、#3
及び#4気筒が休止気筒となり、パターン2では#1及
び#3気筒が噴射気筒、#2及び#4気筒が休止気筒と
なる。他のパターンは図示の通りである。なお、図9の
パターンは書換え不能のデータとしてメモリ43に予め
記憶されている。
【0044】さて、図8のルーチンがスタートすると、
CPU42は、先ずステップ201で減筒実行フラグF
が「0」から「1」への切り換え直後であるか否かを判
別する。そして、切り換え直後であれば、CPU42は
ステップ201からステップ202に進み、減筒パター
ンの初回パターンを設定する。このとき、初回パターン
としては、図9に示すいずれかのパターンが選択される
(ここでは、パターン1とする)。減筒パターンの設定
後、CPU42はルーチンを終了する。
【0045】また、前記ステップ201が否定判別され
れば(例えば、2回目以降のルーチン実行時)、CPU
42はステップ203に進み、前回の減筒パターンの設
定から所定時間が経過したか否かを判別する。そして、
ステップ203が肯定判別された場合のみ、CPU42
はステップ204に進み、図9を用いて減筒パターンを
変更する。かかる場合、減筒モードが継続されていれ
ば、所定時間の経過毎に例えば図9のパターン1→パタ
ーン2→パターン3→パターン4→パターン5→パター
ン6の如く減筒パターンが変更される。
【0046】以上第2の実施形態によれば、休止気筒及
び噴射気筒の設定パターンを所定時間周期で変更したた
め、以下に示す効果が得られる。つまり、エンジンの一
部気筒を休止せさせる場合、それが長時間継続される
と、当該気筒が冷えてしまい、以降の運転再開時の着火
性が悪化し燃焼状態に支障を来す。そこで、休止気筒を
順次変更することにより、上記不都合が解消される。
【0047】(第3の実施形態)第3の実施形態では、
燃料噴射ポンプの一部構成を変更し、その変更された燃
料噴射ポンプにて本発明の燃料噴射制御装置を具体化し
ている。図10(a)は、本実施形態における燃料噴射
ポンプの一部を示し、図10(b)は(a)のA−A線
断面、図10(c)は(a)のB−B線断面である。以
下、既述の実施形態との相違点を説明する。
【0048】図10(a)において、燃料室5とポンプ
室11とを連通する通路47は、燃料室5からポンプ室
11への燃料吸入通路と、ポンプ室11から燃料室5へ
の燃料吐出通路(スピル通路)とを兼用する通路であり
(以下、入出兼用通路47という)、この入出兼用通路
47の途中に電磁スピル弁22が配設されている。入出
兼用通路47は、分配ロータ6に設けられた環状溝48
に常時連通しており、プランジャ10のリフト動作に合
わせて電磁スピル弁22が通電又は非通電されること
で、入出兼用通路47を介して燃料の吸入又は吐出(ス
ピル)が実施される。
【0049】図11は、上記燃料噴射ポンプを駆動する
際のタイムチャートである。図11において、電磁スピ
ル弁22の通電期間では入出兼用通路47が閉鎖され、
同弁22の非通電期間では入出兼用通路47が開放され
る。従って、非通電期間がポンプ室11への燃料吸入期
間に相当する。
【0050】この場合、プランジャ10のリフト開始前
(燃料圧縮前)に電磁スピル弁22が閉弁(通電)され
ると、ポンプ室11への燃料吸入が不十分になるおそれ
があるため、前記電磁スピル弁22の閉弁時期(通電時
期)はプランジャ10のリフト開始時期に近づけるよう
に制限される。つまり、上記構成の燃料噴射ポンプで
は、電磁スピル弁22の閉弁時期(通電時期)がプラン
ジャ10のリフト開始時期に近いため、上記各実施形態
と同様に、高回転域で且つ軽負荷域でのエンジン運転状
態下において、電磁スピル弁22の応答性に起因する諸
問題を招く。しかし、上記各実施形態で既述した燃料噴
射制御を実施することにより、電磁スピル弁22の応答
不良を招くことがなく、適正な燃料噴射制御を実現する
ことができる。
【0051】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、次の様態にて具体化することができる。 (1)上記各実施形態では、電磁スピル弁22の通電時
間が短くなるようなエンジン運転状態を検出し(図3の
ステップ101〜104)、その時の電磁スピル弁22
の応答不良の対策として減筒モードによる燃料噴射制御
を実施した。一方、電磁スピル弁22の応答性を悪化さ
せる要因としては、電磁スピル弁22の温度上昇が挙げ
られる。つまり、電磁スピル弁22の温度が上昇する
と、ソレノイドコイル25の抵抗が増大し、同弁22の
応答性が悪化する。そこで、電磁スピル弁22の温度に
応じて前記各実施形態のような通常モードと減筒モード
との切換制御を行うようにしてもよい。
【0052】かかる場合、電磁スピル弁22の温度は、
エンジン冷却水の温度上昇カーブから推測したり、シリ
ンダブロック表面に取り付けた機関温度センサの温度計
測結果から推測したりすることができる。そして、その
推測された温度が電磁スピル弁22の応答不良を招くお
それのある所定値に達する場合、それを燃料噴射制御の
モード切換の一判定要素として用いてもよい。
【0053】(2)上記第1の実施形態では、図3のス
テップ101〜104でその時のエンジン運転状態が減
筒モードに相当する状態であるか否かを判定したが、こ
れに代えて、例えば図12に示す特性図を用いて判定し
てもよい。図12では、横軸がエンジン回転数Ne、縦
軸が燃料噴射量(エンジン負荷)であり、高回転且つ軽
負荷域で減筒モードとすべき領域(斜線部)が設定され
ている。
【0054】(3)減筒パターンの設定を図13の如く
変更してもよい。図13では、2通りの減筒パターンを
設定している(但し、各気筒の燃焼順序は#1→#4→
#2→#3とする)。この場合、パターン1、パターン
2のいずれが選択されても、下記の如く噴射気筒と休止
気筒とが交互になる。 パターン1:#1(噴射)→#4(休止)→#2(噴
射)→#3(休止) パターン2:#1(休止)→#4(噴射)→#2(休
止)→#3(噴射) 上記構成によれば、エンジン回転数の脈動が抑制され、
エンジンの運転を安定した状態で維持できる。また、前
述した図9の場合に比べてメモリ43に予め記憶させて
おく情報量を少なくすることができる。
【0055】(4)上記第2の実施形態では、所定の時
間周期で減筒パターンを変更したが、これに代えて、所
定の噴射回数周期(所定サイクル周期)で減筒パターン
を変更するようにしてもよい。
【0056】(5)上記各実施形態では、4気筒ディー
ゼルエンジンについて減筒モードでは全気筒の半分の気
筒(2気筒)を休止気筒に設定したが、この休止気筒の
設定は、エンジン運転状態に支障を来さない範囲内で任
意に変更できる。例えば6気筒ディーゼルエンジンの場
合において、減筒モードでの休止気筒を2気筒〜4気筒
の範囲で可変に設定するようにしてもよい。かかる場
合、休止気筒が多くなるほど、燃料噴射気筒で燃料量が
大きく増量補正される。
【0057】(6)上記実施形態では、インナカム式の
分配型燃料噴射ポンプに具体化したが、フェイスカム式
の分配型燃料噴射ポンプに具体化することもできる。
【0058】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、いかな
るエンジン運転状態下においても適正な燃料噴射制御を
実施することができるという優れた効果を発揮する。
【0059】請求項2に記載の発明によれば、電磁弁の
通電時間が適切に制御され、燃料噴射が高精度に実施で
きる。つまり、エンジン回転数が高回転域で且つエンジ
ン負荷が軽負荷の場合には、1気筒当たりの燃料噴射量
が少なくなり、電磁弁の通電時間も短くなるが、かかる
運転状態で休止気筒の設定並びに燃料噴射気筒の増量補
正が行われることによって、適正な燃料噴射制御が実現
できる。
【0060】請求項3に記載の発明によれば、休止気筒
の温度低下を抑制することにより運転再開時における着
火性を向上させ、当該運転再開時における燃焼不良等の
不都合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インナカム式燃料噴射ポンプを備えたディーゼ
ルエンジンの燃料噴射制御装置の概略を示す構成図。
【図2】インナカム圧送部分の構成を示す斜視図。
【図3】燃料噴射制御ルーチンを示すフローチャート。
【図4】気筒判別動作を説明するためのタイムチャー
ト。
【図5】プレストローク制御の動作を説明するためのタ
イムチャート。
【図6】通常モードでの燃料噴射動作を示すタイムチャ
ート。
【図7】減筒モードでの燃料噴射動作タイムチャート。
【図8】第2の実施形態における減筒パターン設定ルー
チンを示すフローチャート。
【図9】第2の実施形態における減筒パターンを示す略
図。
【図10】第3の実施形態における燃料噴射ポンプの一
部を示す断面図。
【図11】第3の実施形態における燃料噴射動作を示す
タイムチャート。
【図12】通常モード及び減筒モードの設定領域を示す
特性図。
【図13】他の実施形態における減筒パターンを示す略
図。
【図14】クレームに対応したブロック図。
【符号の説明】
1…燃料噴射ポンプ、22…電磁スピル弁、36…運転
状態検出手段としての回転角センサ、42…燃料噴射制
御手段,燃料噴射休止手段,増量補正手段としてのCP
U、44…運転状態検出手段としてのアクセル開度セン
サ、46…運転状態検出手段としての車速センサ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 41/14 310 F02M 41/14 310Z 340 340A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多気筒ディーゼルエンジンへ高圧燃料を供
    給するための燃料噴射ポンプと、 前記燃料噴射ポンプに設けられ、高圧燃料をスピルさせ
    ることにより前記エンジンへの燃料量を調量する電磁弁
    と、 前記ディーゼルエンジンの運転状態を検出する運転状態
    検出手段と、 前記運転状態検出手段により検出されたエンジン運転状
    態に応じて燃料噴射量を算出し、同燃料噴射量を得るべ
    く前記電磁弁を通電又は通電遮断させる燃料噴射制御手
    段とを備えたディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置に
    おいて、 前記運転状態検出手段により検出されたエンジン運転状
    態が所定の設定領域にある場合、前記エンジンの全気筒
    のうちの一部の気筒に対して、前記燃料噴射制御手段に
    よる燃料噴射を休止させる燃料噴射休止手段と、 前記燃料噴射休止手段により燃料噴射が休止される気筒
    以外の気筒に対して、前記燃料噴射制御手段による燃料
    噴射量を増量する増量補正手段とを備えることを特徴と
    するディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置。
  2. 【請求項2】前記燃料噴射休止手段は、前記運転状態検
    出手段によりエンジン回転数が高回転域に有り且つエン
    ジン負荷が軽負荷状態であることが検出されたときに、
    一部の気筒の燃料噴射を休止させる請求項1に記載のデ
    ィーゼルエンジンの燃料噴射制御装置。
  3. 【請求項3】前記燃料噴射休止手段による一部気筒の燃
    料噴射休止に際し、当該休止気筒を所定の時間周期又は
    所定の噴射回数周期で変更する請求項1又は2に記載の
    ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置。
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