JPH096016A - 基板およびその位置合わせ方法 - Google Patents
基板およびその位置合わせ方法Info
- Publication number
- JPH096016A JPH096016A JP7180784A JP18078495A JPH096016A JP H096016 A JPH096016 A JP H096016A JP 7180784 A JP7180784 A JP 7180784A JP 18078495 A JP18078495 A JP 18078495A JP H096016 A JPH096016 A JP H096016A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- register mark
- mark
- substrate
- region
- register
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 撮像視野内にレジスタマークを入れる予備的
な位置合わせの簡略化とその所要時間の短縮化を図る。 【構成】 レジスタマークRMをテレビカメラの撮像視
野内に入れてその位置合わせを行なう原稿12は、レジ
スタマーク領域RMEにこのレジスタマークRMを有
し、レジスタマーク領域RMEを取り囲む広い領域であ
るレジスタマーク指示パターン領域IPEにレジスタマ
ーク指示パターンIPを有する。このレジスタマーク指
示パターンIPは、レジスタマークRMが特定する位置
合わせ点(クロスポイント)を中心とする同心円の集合
であるという規則性を有する。このため、この規則性に
より、現時点の撮像位置とレジスタマークRMの位置合
わせ点との位置関係やカメラ視野TVVIEW内にレジスタ
マークRMを入れるに必要な移動方向を事前に判別でき
る。よって、この判別した位置関係や移動方向の誘導を
受けて、カメラ視野TVVIEW内にレジスタマークRMを
容易に入れることができる。
な位置合わせの簡略化とその所要時間の短縮化を図る。 【構成】 レジスタマークRMをテレビカメラの撮像視
野内に入れてその位置合わせを行なう原稿12は、レジ
スタマーク領域RMEにこのレジスタマークRMを有
し、レジスタマーク領域RMEを取り囲む広い領域であ
るレジスタマーク指示パターン領域IPEにレジスタマ
ーク指示パターンIPを有する。このレジスタマーク指
示パターンIPは、レジスタマークRMが特定する位置
合わせ点(クロスポイント)を中心とする同心円の集合
であるという規則性を有する。このため、この規則性に
より、現時点の撮像位置とレジスタマークRMの位置合
わせ点との位置関係やカメラ視野TVVIEW内にレジスタ
マークRMを入れるに必要な移動方向を事前に判別でき
る。よって、この判別した位置関係や移動方向の誘導を
受けて、カメラ視野TVVIEW内にレジスタマークRMを
容易に入れることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷分野およびその他
の分野で用いられる基板と、当該基板の有するレジスタ
マークを介して基板の位置合わせを行なう方法に関す
る。
の分野で用いられる基板と、当該基板の有するレジスタ
マークを介して基板の位置合わせを行なう方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】原板フィルムや原稿等の基板の位置合わ
せを行なうために、従来からレジスタマークが用いられ
ており、原稿等の位置合わせの自動化が図られている。
その自動化に当たっては、光電変換素子やテレビカメラ
等の撮像手段を用いてレジスタマークを撮像し、その得
られた画像からレジスタマークの位置を検出する。そし
て、その結果に応じて基板を正確に移動して位置合わせ
が行なわれている(特開平4−142547)。
せを行なうために、従来からレジスタマークが用いられ
ており、原稿等の位置合わせの自動化が図られている。
その自動化に当たっては、光電変換素子やテレビカメラ
等の撮像手段を用いてレジスタマークを撮像し、その得
られた画像からレジスタマークの位置を検出する。そし
て、その結果に応じて基板を正確に移動して位置合わせ
が行なわれている(特開平4−142547)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の位置合
わせ方法では、撮像手段の視野(撮像視野)内にレジス
タマークが入っている場合には、その後の位置合わせ処
理(レジスタマークの位置検出・演算処理,基板移動処
理等)が自動化されている。そして、撮像手段の視野内
にレジスタマークを入れるには、作業者の手作業に頼っ
ていた。この際には、例えば撮像手段と対向する位置に
レジスタマークが来るようこの両者を視認し、基板或い
は撮像手段を移動させることが必要であった。或いは、
撮像手段とレジスタマークとを直接視認することに替え
て、撮像手段の撮像画像をモニタに表示してこれを注視
し、モニタを見ながら基板或いは撮像手段を移動させる
ことが必要であった。
わせ方法では、撮像手段の視野(撮像視野)内にレジス
タマークが入っている場合には、その後の位置合わせ処
理(レジスタマークの位置検出・演算処理,基板移動処
理等)が自動化されている。そして、撮像手段の視野内
にレジスタマークを入れるには、作業者の手作業に頼っ
ていた。この際には、例えば撮像手段と対向する位置に
レジスタマークが来るようこの両者を視認し、基板或い
は撮像手段を移動させることが必要であった。或いは、
撮像手段とレジスタマークとを直接視認することに替え
て、撮像手段の撮像画像をモニタに表示してこれを注視
し、モニタを見ながら基板或いは撮像手段を移動させる
ことが必要であった。
【0004】ところで、レジスタマークは撮像手段のレ
ンズに比べて小さいために、撮像手段にレジスタマーク
が近づくと、レジスタマークは撮像手段に隠されてしま
う。また、撮像手段の視野領域はその多くが数mm四方
の大きさなため、当該狭い領域の画像をモニタを介して
見るに過ぎない。このため、撮像手段の視野からレジス
タマークが離れている場合には、現状撮像している位置
とレジスタマークとの位置関係を把握することは、直接
視認する場合であっても撮像画像を注視する場合であっ
ても容易ではなかった。よって、どの方向に移動させれ
ば撮像視野内にレジスタマークが入るかの判断ができな
いために、種々の方向への移動を試行錯誤して行なわざ
るを得ず、撮像視野内にレジスタマークを入れる予備的
な位置合わせが困難であった。また、この予備的な位置
合わせに長時間を要していた。
ンズに比べて小さいために、撮像手段にレジスタマーク
が近づくと、レジスタマークは撮像手段に隠されてしま
う。また、撮像手段の視野領域はその多くが数mm四方
の大きさなため、当該狭い領域の画像をモニタを介して
見るに過ぎない。このため、撮像手段の視野からレジス
タマークが離れている場合には、現状撮像している位置
とレジスタマークとの位置関係を把握することは、直接
視認する場合であっても撮像画像を注視する場合であっ
ても容易ではなかった。よって、どの方向に移動させれ
ば撮像視野内にレジスタマークが入るかの判断ができな
いために、種々の方向への移動を試行錯誤して行なわざ
るを得ず、撮像視野内にレジスタマークを入れる予備的
な位置合わせが困難であった。また、この予備的な位置
合わせに長時間を要していた。
【0005】本発明は、上記した問題点を解決するため
になされ、撮像視野内にレジスタマークを入れる予備的
な位置合わせの簡略化とその所要時間の短縮化を図るこ
とを、その目的とする。
になされ、撮像視野内にレジスタマークを入れる予備的
な位置合わせの簡略化とその所要時間の短縮化を図るこ
とを、その目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた請求項1記載の基板で採用した手段は、機
台に載置され、位置合わせのために撮像されるレジスタ
マークを有する基板であって、位置合わせ点を特定する
前記レジスタマークが形成された第1の領域と、該第1
の領域を取り囲む第2の領域を備え、該第2の領域に
は、前記第1の領域に属する所定箇所を中心とする又は
該所定箇所を通過する規則性を持ってパターン形成さ
れ、前記レジスタマークを取り囲む複数のマーク包囲パ
ターンを有することをその要旨とする。
めになされた請求項1記載の基板で採用した手段は、機
台に載置され、位置合わせのために撮像されるレジスタ
マークを有する基板であって、位置合わせ点を特定する
前記レジスタマークが形成された第1の領域と、該第1
の領域を取り囲む第2の領域を備え、該第2の領域に
は、前記第1の領域に属する所定箇所を中心とする又は
該所定箇所を通過する規則性を持ってパターン形成さ
れ、前記レジスタマークを取り囲む複数のマーク包囲パ
ターンを有することをその要旨とする。
【0007】請求項2記載の基板では、前記第2の領域
の前記マーク包囲パターンを、前記位置合わせ点に対し
て前記位置合わせ点を中心とする又は前記位置合わせ点
を通過する規則性を持ってパターン形成されたものとし
た。
の前記マーク包囲パターンを、前記位置合わせ点に対し
て前記位置合わせ点を中心とする又は前記位置合わせ点
を通過する規則性を持ってパターン形成されたものとし
た。
【0008】また、請求項3記載の基板の位置合わせ方
法で採用した手順は、機台に載置される基板を、その有
するレジスタマークを介して位置合わせする方法であっ
て、請求項2記載の基板を、前記機台に載置する工程
と、該基板の有する前記マーク包囲パターンの前記規則
性を入力する工程と、前記機台に設けられた撮像手段で
前記基板を撮像し、該撮像手段の視野内に前記第2の領
域における前記マーク包囲パターンが入るまで待機する
工程と、前記入力した規則性と前記視野内の前記マーク
包囲パターンの撮像画像とに基づいて、前記マーク包囲
パターンの撮像位置と前記レジスタマークの位置合わせ
点との位置関係を演算する工程と、該演算した位置関係
に応じた方向に前記撮像手段又は前記基板の少なくとも
いずれかを移動し、前記撮像手段の視野内に前記第1の
領域における前記レジスタマークを入れる工程と、を備
えることをその要旨とする。
法で採用した手順は、機台に載置される基板を、その有
するレジスタマークを介して位置合わせする方法であっ
て、請求項2記載の基板を、前記機台に載置する工程
と、該基板の有する前記マーク包囲パターンの前記規則
性を入力する工程と、前記機台に設けられた撮像手段で
前記基板を撮像し、該撮像手段の視野内に前記第2の領
域における前記マーク包囲パターンが入るまで待機する
工程と、前記入力した規則性と前記視野内の前記マーク
包囲パターンの撮像画像とに基づいて、前記マーク包囲
パターンの撮像位置と前記レジスタマークの位置合わせ
点との位置関係を演算する工程と、該演算した位置関係
に応じた方向に前記撮像手段又は前記基板の少なくとも
いずれかを移動し、前記撮像手段の視野内に前記第1の
領域における前記レジスタマークを入れる工程と、を備
えることをその要旨とする。
【0009】
【作用】上記構成を有する請求項1記載の基板では、レ
ジスタマークが形成された第1の領域を取り囲む第2の
領域に、この第2の領域に亘って複数のマーク包囲パタ
ーンを有する。よって、撮像手段の視野がレジスタマー
クが離れている場合にこの視野内にレジスタマークを入
れるには、次のようにすればよい。
ジスタマークが形成された第1の領域を取り囲む第2の
領域に、この第2の領域に亘って複数のマーク包囲パタ
ーンを有する。よって、撮像手段の視野がレジスタマー
クが離れている場合にこの視野内にレジスタマークを入
れるには、次のようにすればよい。
【0010】まず、撮像手段の視野内に第2の領域のマ
ーク包囲パターンが入っている場合について説明する。
この場合に撮像手段の視野内にレジスタマークを入れる
ための撮像手段と基板との相対的な移動方向は、レジス
タマークを取り囲んだ複数のマーク包囲パターンの規則
性、即ち当該パターンは第1の領域に属する所定箇所を
中心とする又は該所定箇所を通過することに則って判別
できる。つまり、撮像視野内にレジスタマークを入れる
予備的な位置合わせのための移動方向を、事前に判別で
きる。そして、この判別した移動方向に誘導されて撮像
手段と基板を相対的に移動すれば、撮像手段の視野は第
2の領域から当該領域が取り囲む第1の領域に至る。こ
のように撮像視野が第1の領域に至れば、当該領域は狭
くその領域内にレジスタマークは存在することから、そ
の後は若干の相対移動で撮像視野内にこの第1の領域の
レジスタマークを入れることができる。
ーク包囲パターンが入っている場合について説明する。
この場合に撮像手段の視野内にレジスタマークを入れる
ための撮像手段と基板との相対的な移動方向は、レジス
タマークを取り囲んだ複数のマーク包囲パターンの規則
性、即ち当該パターンは第1の領域に属する所定箇所を
中心とする又は該所定箇所を通過することに則って判別
できる。つまり、撮像視野内にレジスタマークを入れる
予備的な位置合わせのための移動方向を、事前に判別で
きる。そして、この判別した移動方向に誘導されて撮像
手段と基板を相対的に移動すれば、撮像手段の視野は第
2の領域から当該領域が取り囲む第1の領域に至る。こ
のように撮像視野が第1の領域に至れば、当該領域は狭
くその領域内にレジスタマークは存在することから、そ
の後は若干の相対移動で撮像視野内にこの第1の領域の
レジスタマークを入れることができる。
【0011】一方、撮像手段の視野内に第2の領域のマ
ーク包囲パターンが入っていない場合には、まず、第2
の領域に亘った複数のマーク包囲パターンを撮像視野内
に入れる。この第2の領域は、第1の領域を取り囲むこ
とから当該第1の領域より広い領域であり、マーク包囲
パターンも複数あることから、撮像手段の視野内に第2
の領域のマーク包囲パターンを入れるに際しての労力
は、レジスタマークだけしかない場合に撮像手段の視野
内に第1の領域のレジスタマークを直接入れるに際して
の労力より少なくて済む。そして、その後は上記した移
動方向の判別を経て撮像視野内に第1の領域のレジスタ
マークを入れることができる。
ーク包囲パターンが入っていない場合には、まず、第2
の領域に亘った複数のマーク包囲パターンを撮像視野内
に入れる。この第2の領域は、第1の領域を取り囲むこ
とから当該第1の領域より広い領域であり、マーク包囲
パターンも複数あることから、撮像手段の視野内に第2
の領域のマーク包囲パターンを入れるに際しての労力
は、レジスタマークだけしかない場合に撮像手段の視野
内に第1の領域のレジスタマークを直接入れるに際して
の労力より少なくて済む。そして、その後は上記した移
動方向の判別を経て撮像視野内に第1の領域のレジスタ
マークを入れることができる。
【0012】そして、請求項2記載の基板では、マーク
包囲パターンは位置合わせ点を中心とすること又は位置
合わせ点を通過するというマーク包囲パターンの規則性
に則って、予備的な位置合わせのための移動方向を事前
に判別できる。そして、この判別した移動方向に誘導さ
れて撮像手段と基板を相対的に移動すれば、撮像手段の
視野は第2の領域から当該領域が取り囲む第1の領域に
至り、引き続いてその視野内にこの第1の領域のレジス
タマークが入ることになる。
包囲パターンは位置合わせ点を中心とすること又は位置
合わせ点を通過するというマーク包囲パターンの規則性
に則って、予備的な位置合わせのための移動方向を事前
に判別できる。そして、この判別した移動方向に誘導さ
れて撮像手段と基板を相対的に移動すれば、撮像手段の
視野は第2の領域から当該領域が取り囲む第1の領域に
至り、引き続いてその視野内にこの第1の領域のレジス
タマークが入ることになる。
【0013】請求項3記載の基板の位置合わせ方法で
は、まず、基板を機台に載置して、基板の位置合わせに
備える。この載置済みの基板は、位置合わせ点を特定す
るレジスタマークが形成された第1の領域を取り囲む第
2の領域に、上記の複数のマーク包囲パターンを有す
る。そして、この基板の有するマーク包囲パターンの規
則性、即ち位置合わせ点を中心とするパターンであるこ
と又は位置合わせ点を通過するパターンであることが入
力される。
は、まず、基板を機台に載置して、基板の位置合わせに
備える。この載置済みの基板は、位置合わせ点を特定す
るレジスタマークが形成された第1の領域を取り囲む第
2の領域に、上記の複数のマーク包囲パターンを有す
る。そして、この基板の有するマーク包囲パターンの規
則性、即ち位置合わせ点を中心とするパターンであるこ
と又は位置合わせ点を通過するパターンであることが入
力される。
【0014】次に、機台に設けられた撮像手段で基板を
撮像してその視野内に第2の領域におけるマーク包囲パ
ターンが入るまで待機し、このマーク包囲パターンの撮
像画像の取得を図る。そして、視野内のマーク包囲パタ
ーンが入ってその撮像画像が取得できれば、基板のマー
ク包囲パターンについて入力済みの規則性と視野内のマ
ーク包囲パターンの撮像画像とに基づいて、マーク包囲
パターンの撮像位置とレジスタマークの位置合わせ点と
の位置関係が演算され、この位置関係が事前に判別でき
る。この場合、この位置関係の演算に当たっては、視野
内のマーク包囲パターンの撮像画像の画像処理を通して
パターンの規則性が解析される。
撮像してその視野内に第2の領域におけるマーク包囲パ
ターンが入るまで待機し、このマーク包囲パターンの撮
像画像の取得を図る。そして、視野内のマーク包囲パタ
ーンが入ってその撮像画像が取得できれば、基板のマー
ク包囲パターンについて入力済みの規則性と視野内のマ
ーク包囲パターンの撮像画像とに基づいて、マーク包囲
パターンの撮像位置とレジスタマークの位置合わせ点と
の位置関係が演算され、この位置関係が事前に判別でき
る。この場合、この位置関係の演算に当たっては、視野
内のマーク包囲パターンの撮像画像の画像処理を通して
パターンの規則性が解析される。
【0015】そして、演算した位置関係に応じた方向に
撮像手段又は基板の少なくともいずれかを移動して、撮
像手段の視野内に第1の領域におけるレジスタマークが
入れられ、撮像視野内にレジスタマークを入れる予備的
な位置合わせが完了する。
撮像手段又は基板の少なくともいずれかを移動して、撮
像手段の視野内に第1の領域におけるレジスタマークが
入れられ、撮像視野内にレジスタマークを入れる予備的
な位置合わせが完了する。
【0016】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。図1は本発明を適用した実施例としてのレジス
タマーク位置検出装置1の概略構成図である。なお、こ
のレジスタマーク位置検出装置1は、撮像視野内にレジ
スタマークを入れる予備的な位置合わせに留まらず、最
終的な原稿の位置合わせまで行なう機能を備えている。
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。図1は本発明を適用した実施例としてのレジス
タマーク位置検出装置1の概略構成図である。なお、こ
のレジスタマーク位置検出装置1は、撮像視野内にレジ
スタマークを入れる予備的な位置合わせに留まらず、最
終的な原稿の位置合わせまで行なう機能を備えている。
【0017】図示するように、このレジスタマーク位置
検出装置1は、透明なベースシート3をピン5により位
置決めして載置する透明ガラスのテーブル7、このテー
ブル7を胯ぐように配置された門型移動台10、門型移
動台10上に設けられてベースシート3上に置かれた原
稿12を押さえる原稿押さえ機構15、この原稿押さえ
機構15をテーブル7の幅方向(図1矢印X方向)に移
動させるX軸駆動装置17、門型移動台10を前後方向
(図1矢印Y方向)に移動させるY軸駆動装置19、C
RTモニタ20等を備えた制御パネル22、等から構成
されている。
検出装置1は、透明なベースシート3をピン5により位
置決めして載置する透明ガラスのテーブル7、このテー
ブル7を胯ぐように配置された門型移動台10、門型移
動台10上に設けられてベースシート3上に置かれた原
稿12を押さえる原稿押さえ機構15、この原稿押さえ
機構15をテーブル7の幅方向(図1矢印X方向)に移
動させるX軸駆動装置17、門型移動台10を前後方向
(図1矢印Y方向)に移動させるY軸駆動装置19、C
RTモニタ20等を備えた制御パネル22、等から構成
されている。
【0018】ベースシート3の上面に載置される原稿1
2は、後述するレジスタマークRMと所定の規則性を持
って形成されたレジスタマーク指示パターンIPをそれ
ぞれ3つずつ有する。そして、透明ガラスのテーブル7
の下には、これらマークおよびパターンを撮像するため
の3台のテレビカメラ24,25,26がモータにより
それぞれ移動可能に設置されている。
2は、後述するレジスタマークRMと所定の規則性を持
って形成されたレジスタマーク指示パターンIPをそれ
ぞれ3つずつ有する。そして、透明ガラスのテーブル7
の下には、これらマークおよびパターンを撮像するため
の3台のテレビカメラ24,25,26がモータにより
それぞれ移動可能に設置されている。
【0019】原稿押さえ機構15は、原稿12をベース
シート3に押圧する2本の押さえ足30、この押さえ足
30を回転自在に軸支する回転軸32、回転軸32の端
部に設けられたプーリ34をベルト35によりドライブ
して回転軸32を回転するモータ37、等から構成され
ている。なお、原稿押さえ機構15には、押さえ足30
を上下に移動して、原稿12を押圧または押圧を解除す
る図示しない上下機構や、押さえ足30の原稿12に当
接する面を負圧にして原稿12を吸着する図示しない吸
着機構等も設けられている。
シート3に押圧する2本の押さえ足30、この押さえ足
30を回転自在に軸支する回転軸32、回転軸32の端
部に設けられたプーリ34をベルト35によりドライブ
して回転軸32を回転するモータ37、等から構成され
ている。なお、原稿押さえ機構15には、押さえ足30
を上下に移動して、原稿12を押圧または押圧を解除す
る図示しない上下機構や、押さえ足30の原稿12に当
接する面を負圧にして原稿12を吸着する図示しない吸
着機構等も設けられている。
【0020】X軸駆動装置17は、図1に示したよう
に、モータ41と、このモータの回転を直線運動に変換
するボールネジ43等から構成されている。また、Y軸
駆動装置19も同様に、モータ51と、ボールネジ53
等から構成されている。
に、モータ41と、このモータの回転を直線運動に変換
するボールネジ43等から構成されている。また、Y軸
駆動装置19も同様に、モータ51と、ボールネジ53
等から構成されている。
【0021】ここで、原稿12の有するレジスタマーク
RMとレジスタマーク指示パターンIPとについて説明
する。原稿12は、図2に示すように、十字に直交した
レジスタマークRMを所定位置のレジスタマーク領域R
MEに有し、このレジスタマークRMのクロスポイント
を位置合わせ点として特定する。また、原稿12は、こ
のレジスタマーク領域RMEを取り囲み当該領域より広
い領域のレジスタマーク指示パターン領域IPEには、
点線で描画された複数の同心円からなるレジスタマーク
指示パターンIPをレジスタマーク指示パターン領域I
PEに亘って有する。このレジスタマーク指示パターン
IPは、レジスタマークRMの特定する位置合わせ点
(クロスポイント)を中心とする同心円の集合であり、
このことがレジスタマーク指示パターンIPが位置合わ
せ点に対して有する規則性である。
RMとレジスタマーク指示パターンIPとについて説明
する。原稿12は、図2に示すように、十字に直交した
レジスタマークRMを所定位置のレジスタマーク領域R
MEに有し、このレジスタマークRMのクロスポイント
を位置合わせ点として特定する。また、原稿12は、こ
のレジスタマーク領域RMEを取り囲み当該領域より広
い領域のレジスタマーク指示パターン領域IPEには、
点線で描画された複数の同心円からなるレジスタマーク
指示パターンIPをレジスタマーク指示パターン領域I
PEに亘って有する。このレジスタマーク指示パターン
IPは、レジスタマークRMの特定する位置合わせ点
(クロスポイント)を中心とする同心円の集合であり、
このことがレジスタマーク指示パターンIPが位置合わ
せ点に対して有する規則性である。
【0022】次に、レジスタマーク位置検出装置1の種
々の移動機構やテレビカメラ等を制御する制御装置の構
成について説明する。図3の概略ブロック図に示すよう
に、レジスタマーク位置検出装置1の電子制御装置60
は、周知のCPU61,ROM62,RAM63等から
算術論理演算回路として構成された制御回路部64を有
する。そして、コモンバス65を介してこれらと相互に
接続されたI/Oポート66には、ホストコンピュータ
との通信を行なう図示しないシリアル通信ポートや、上
記した原稿押さえ機構15に関するモータ37,41,
51と、テレビカメラ24ないし26およびこれら各カ
メラの位置を制御するモータ74ないし76と、CRT
モニタ20が接続されている。この場合、電子制御装置
60は、原稿12を撮像する3台のテレビカメラ24な
いし26からの画像信号を入力して、これを画像処理装
置78に送信する。この画像処理装置78では、送信を
受けた画像信号をディジタル信号に変換して、これを画
像処理する。
々の移動機構やテレビカメラ等を制御する制御装置の構
成について説明する。図3の概略ブロック図に示すよう
に、レジスタマーク位置検出装置1の電子制御装置60
は、周知のCPU61,ROM62,RAM63等から
算術論理演算回路として構成された制御回路部64を有
する。そして、コモンバス65を介してこれらと相互に
接続されたI/Oポート66には、ホストコンピュータ
との通信を行なう図示しないシリアル通信ポートや、上
記した原稿押さえ機構15に関するモータ37,41,
51と、テレビカメラ24ないし26およびこれら各カ
メラの位置を制御するモータ74ないし76と、CRT
モニタ20が接続されている。この場合、電子制御装置
60は、原稿12を撮像する3台のテレビカメラ24な
いし26からの画像信号を入力して、これを画像処理装
置78に送信する。この画像処理装置78では、送信を
受けた画像信号をディジタル信号に変換して、これを画
像処理する。
【0023】次に、原稿12のレジスタマークRMを各
テレビカメラの撮像視野内に入れる予備的な位置合わせ
と、原稿12の最終的な位置合わせとを行なう処理につ
いて説明する。CPU61は、ROM62に記憶された
プログラムを読み出し、その手順に従って、テレビカメ
ラ24ないし26により撮像した画像から原稿12上の
レジスタマークRMを認識して原稿12の位置を求め、
各モータを駆動して、原稿12の位置を予め定めた位置
まで修正するといった原稿貼込工程の一連の作業を行な
う。この一連の作業の概要を図4のフローチャートに示
した。
テレビカメラの撮像視野内に入れる予備的な位置合わせ
と、原稿12の最終的な位置合わせとを行なう処理につ
いて説明する。CPU61は、ROM62に記憶された
プログラムを読み出し、その手順に従って、テレビカメ
ラ24ないし26により撮像した画像から原稿12上の
レジスタマークRMを認識して原稿12の位置を求め、
各モータを駆動して、原稿12の位置を予め定めた位置
まで修正するといった原稿貼込工程の一連の作業を行な
う。この一連の作業の概要を図4のフローチャートに示
した。
【0024】原稿貼込工程では、まずテーブル7上にベ
ースシート3を固定し(ステップS10)、その後は、
レジスタマーク指示パターンIPの有する規則性が制御
パネル22の所定キーから入力されているか否かを判断
する(ステップS12)。つまり、今回使用する原稿1
2のレジスタマーク指示パターンIPは、上記したよう
にレジスタマークRMの特定する位置合わせ点(クロス
ポイント)を中心とする同心円の集合であるので、この
規則性が本原稿貼込工程に先だって入力されているか否
かを判断する。なお、位置合わせ点(クロスポイント)
からの各同心円の半径は、この同心円の集合としての画
像データとして予めROM62に記憶されているので、
この同心円の集合である旨の規則性が入力されれば、画
像処理装置78では、テレビカメラ24ないし26が実
際に撮像するレジスタマーク指示パターンIPの軌跡が
判明する。
ースシート3を固定し(ステップS10)、その後は、
レジスタマーク指示パターンIPの有する規則性が制御
パネル22の所定キーから入力されているか否かを判断
する(ステップS12)。つまり、今回使用する原稿1
2のレジスタマーク指示パターンIPは、上記したよう
にレジスタマークRMの特定する位置合わせ点(クロス
ポイント)を中心とする同心円の集合であるので、この
規則性が本原稿貼込工程に先だって入力されているか否
かを判断する。なお、位置合わせ点(クロスポイント)
からの各同心円の半径は、この同心円の集合としての画
像データとして予めROM62に記憶されているので、
この同心円の集合である旨の規則性が入力されれば、画
像処理装置78では、テレビカメラ24ないし26が実
際に撮像するレジスタマーク指示パターンIPの軌跡が
判明する。
【0025】ステップS12で規則性の入力があると判
断すれば、原稿12の予備的な位置合わせ(予備的位置
調整)を行なう(ステップS14)。原稿12の粗位置
調整は、原稿12をおよその位置に位置合わせすること
であり、その処理の詳細を図5のフローチャートに示
す。この図5に示すように、粗位置調整の最初の処理で
は、各テレビカメラがレジスタマーク指示パターンIP
を撮像しているか否か、即ち各テレビカメラの撮像視野
内にレジスタマーク指示パターンIPが入っているか否
かを判断し(ステップS16)、肯定判断するまで待機
する。具体的に説明すると、図2に示すカメラ視野TV
VIEWにレジスタマーク指示パターンIPが入っていない
場合には、このステップS16では否定判断され、その
後の処理を行なわず待機する。しかし、この否定判断の
間にも各テレビカメラでの撮像は継続されているので、
操作者により手動で原稿12が移動されると(例えば、
図中矢印Aに沿って移動されると)、カメラ視野TVVI
EWにレジスタマーク指示パターンIPが入ることにな
る。よって、この時点でステップS16では肯定判断さ
れ、その後の処理に進むことになる。
断すれば、原稿12の予備的な位置合わせ(予備的位置
調整)を行なう(ステップS14)。原稿12の粗位置
調整は、原稿12をおよその位置に位置合わせすること
であり、その処理の詳細を図5のフローチャートに示
す。この図5に示すように、粗位置調整の最初の処理で
は、各テレビカメラがレジスタマーク指示パターンIP
を撮像しているか否か、即ち各テレビカメラの撮像視野
内にレジスタマーク指示パターンIPが入っているか否
かを判断し(ステップS16)、肯定判断するまで待機
する。具体的に説明すると、図2に示すカメラ視野TV
VIEWにレジスタマーク指示パターンIPが入っていない
場合には、このステップS16では否定判断され、その
後の処理を行なわず待機する。しかし、この否定判断の
間にも各テレビカメラでの撮像は継続されているので、
操作者により手動で原稿12が移動されると(例えば、
図中矢印Aに沿って移動されると)、カメラ視野TVVI
EWにレジスタマーク指示パターンIPが入ることにな
る。よって、この時点でステップS16では肯定判断さ
れ、その後の処理に進むことになる。
【0026】この間の原稿12の手動による移動距離
は、レジスタマーク指示パターン領域IPE外にあるカ
メラ視野TVVIEWがこのレジスタマーク指示パターン領
域IPEに重なるだけの移動距離である。また、原稿1
2を手動で移動させてもカメラ視野TVVIEWがレジスタ
マーク指示パターン領域IPEに重なることはない場合
のカメラ視野TVVIEWの相対的な移動方向は、図2に示
すカメラ視野TVVIEWの場合には、当該位置から左右方
向と下方および斜め左上方に限られる。つまり、カメラ
視野TVVIEWが相対的に真上の方向や斜め右上方に僅か
に移動すれば、カメラ視野TVVIEWにレジスタマーク指
示パターンIPが入ることになる。
は、レジスタマーク指示パターン領域IPE外にあるカ
メラ視野TVVIEWがこのレジスタマーク指示パターン領
域IPEに重なるだけの移動距離である。また、原稿1
2を手動で移動させてもカメラ視野TVVIEWがレジスタ
マーク指示パターン領域IPEに重なることはない場合
のカメラ視野TVVIEWの相対的な移動方向は、図2に示
すカメラ視野TVVIEWの場合には、当該位置から左右方
向と下方および斜め左上方に限られる。つまり、カメラ
視野TVVIEWが相対的に真上の方向や斜め右上方に僅か
に移動すれば、カメラ視野TVVIEWにレジスタマーク指
示パターンIPが入ることになる。
【0027】ステップS16の肯定判断に続いては、カ
メラ視野TVVIEWに入ったレジスタマーク指示パターン
IPの撮像画像を画像解析し、その結果とステップS1
2で入力済みのレジスタマーク指示パターンIPの規則
性とから、現時点の撮像位置とレジスタマークRMの位
置合わせ点(クロスポイント)との位置関係を演算する
(ステップS18)。この際の演算の過程を詳細に説明
すると、まず、画像処理装置78は、カメラ視野TVVI
EW内のレジスタマーク指示パターンIPのそれぞれの同
心円の円弧について、その画像データから各円弧の円の
半径や視野内領域の円弧軌跡を数式化する。そして、こ
れら半径と数式化された円弧軌跡とを入力済みの規則性
における各同心円の半径と円の数式とに照合して、上記
した位置関係を求める。
メラ視野TVVIEWに入ったレジスタマーク指示パターン
IPの撮像画像を画像解析し、その結果とステップS1
2で入力済みのレジスタマーク指示パターンIPの規則
性とから、現時点の撮像位置とレジスタマークRMの位
置合わせ点(クロスポイント)との位置関係を演算する
(ステップS18)。この際の演算の過程を詳細に説明
すると、まず、画像処理装置78は、カメラ視野TVVI
EW内のレジスタマーク指示パターンIPのそれぞれの同
心円の円弧について、その画像データから各円弧の円の
半径や視野内領域の円弧軌跡を数式化する。そして、こ
れら半径と数式化された円弧軌跡とを入力済みの規則性
における各同心円の半径と円の数式とに照合して、上記
した位置関係を求める。
【0028】次いで、演算した位置関係から、カメラ視
野TVVIEW内にレジスタマークRMが入り込むために必
要な各テレビカメラの移動方向とその移動量を決定し
(ステップS20)、各テレビカメラを決定した移動方
向と移動量で移動すべく、各テレビカメラのモータを駆
動制御する(ステップS22)。図を持って説明する
と、図に示すようにレジスタマーク指示パターンIPが
入っているカメラ視野TVVIEWの移動方向は、レジスタ
マークRMの位置合わせ点(クロスポイント)を通る図
中矢印Bとして決定され、その移動量は、レジスタマー
ク領域RMEがカメラ視野TVVIEWに重なりカメラ視野
TVVIEW内に僅かでもレジスタマークRMが入るに足り
る移動量である。もっとも、この移動量を、カメラ視野
TVVIEWの中心にレジスタマークRMが位置するに必要
な移動量として演算することもできる。
野TVVIEW内にレジスタマークRMが入り込むために必
要な各テレビカメラの移動方向とその移動量を決定し
(ステップS20)、各テレビカメラを決定した移動方
向と移動量で移動すべく、各テレビカメラのモータを駆
動制御する(ステップS22)。図を持って説明する
と、図に示すようにレジスタマーク指示パターンIPが
入っているカメラ視野TVVIEWの移動方向は、レジスタ
マークRMの位置合わせ点(クロスポイント)を通る図
中矢印Bとして決定され、その移動量は、レジスタマー
ク領域RMEがカメラ視野TVVIEWに重なりカメラ視野
TVVIEW内に僅かでもレジスタマークRMが入るに足り
る移動量である。もっとも、この移動量を、カメラ視野
TVVIEWの中心にレジスタマークRMが位置するに必要
な移動量として演算することもできる。
【0029】こうして、原稿12の予備的位置調整が完
了すれば、静電吸着をオンとし、原稿12をベースシー
ト3に吸着・固定する。
了すれば、静電吸着をオンとし、原稿12をベースシー
ト3に吸着・固定する。
【0030】次に、レジスタマークRMの位置を検出す
る工程を行ない(ステップS24)、検出されたレジス
タマークRMの位置から原稿12のズレ量を演算する
(ステップS26)。ズレ量が分かれば、原稿12を吸
着し、ベースシート3への静電吸着をオフにし(ステッ
プS28)、原稿12の位置を微調整してズレ量を補正
する(ステップS30)。その後、原稿12をベースシ
ート3上にテープ等で貼り込んで固定し(ステップS3
2)、全工程を完了する。なお、本実施例では、3個の
レジスタマークの位置を検出しているから、これらの位
置合わせ点の位置に基づいて、テーブル7上における原
稿12の位置を検出し、所望の位置からのズレ量を知っ
てこれを補正することは容易である。
る工程を行ない(ステップS24)、検出されたレジス
タマークRMの位置から原稿12のズレ量を演算する
(ステップS26)。ズレ量が分かれば、原稿12を吸
着し、ベースシート3への静電吸着をオフにし(ステッ
プS28)、原稿12の位置を微調整してズレ量を補正
する(ステップS30)。その後、原稿12をベースシ
ート3上にテープ等で貼り込んで固定し(ステップS3
2)、全工程を完了する。なお、本実施例では、3個の
レジスタマークの位置を検出しているから、これらの位
置合わせ点の位置に基づいて、テーブル7上における原
稿12の位置を検出し、所望の位置からのズレ量を知っ
てこれを補正することは容易である。
【0031】以上説明したように、本実施例のレジスタ
マーク位置検出装置1では、ベースシート3に載置した
原稿12の位置合わせをする際に、各テレビカメラのカ
メラ視野TVVIEW内にレジスタマーク指示パターン領域
IPEにおけるレジスタマーク指示パターンIPが入る
まで待機する(ステップS16)。そして、原稿12が
移動されてこのレジスタマーク指示パターンIPが各テ
レビカメラに撮像されその撮像画像を取得すると、この
レジスタマーク指示パターンIPについて入力済みの規
則性(位置合わせ点(クロスポイント)を中心とする同
心円の集合であること)と撮像画像とに基づいて、現時
点の撮像位置とレジスタマークRMの位置合わせ点との
位置関係を事前に判別する(ステップS18)。そし
て、その後に、この位置関係から、カメラ視野TVVIEW
内に僅かでもレジスタマークRMが入り込むための移動
方向(図2における矢印B)とその移動量を決定し(ス
テップS20)、実際にモータを駆動して各テレビカメ
ラを移動する(ステップS22)。
マーク位置検出装置1では、ベースシート3に載置した
原稿12の位置合わせをする際に、各テレビカメラのカ
メラ視野TVVIEW内にレジスタマーク指示パターン領域
IPEにおけるレジスタマーク指示パターンIPが入る
まで待機する(ステップS16)。そして、原稿12が
移動されてこのレジスタマーク指示パターンIPが各テ
レビカメラに撮像されその撮像画像を取得すると、この
レジスタマーク指示パターンIPについて入力済みの規
則性(位置合わせ点(クロスポイント)を中心とする同
心円の集合であること)と撮像画像とに基づいて、現時
点の撮像位置とレジスタマークRMの位置合わせ点との
位置関係を事前に判別する(ステップS18)。そし
て、その後に、この位置関係から、カメラ視野TVVIEW
内に僅かでもレジスタマークRMが入り込むための移動
方向(図2における矢印B)とその移動量を決定し(ス
テップS20)、実際にモータを駆動して各テレビカメ
ラを移動する(ステップS22)。
【0032】従って、本実施例のレジスタマーク位置検
出装置1では、各テレビカメラのカメラ視野TVVIEW内
にレジスタマークRMを入れる予備的な位置合わせに際
して、狭い領域におけるレジスタマークRMを手動でカ
メラ視野TVVIEWに入れることを必要としない。そし
て、各テレビカメラのカメラ視野TVVIEW内には、レジ
スタマーク領域RMEを取り囲む広い領域のレジスタマ
ーク指示パターン領域IPEにおけるレジスタマーク指
示パターンIPを手動にて入れさえすればよく、その後
は、自動的にカメラ視野TVVIEWにレジスタマークRM
を入れることができる。このため、本実施例のレジスタ
マーク位置検出装置1によれば、テレビカメラのカメラ
視野TVVIEW内にレジスタマークRMを入れる予備的な
位置合わせを簡略化できると共に、その所要時間の短縮
化を図ることができる。
出装置1では、各テレビカメラのカメラ視野TVVIEW内
にレジスタマークRMを入れる予備的な位置合わせに際
して、狭い領域におけるレジスタマークRMを手動でカ
メラ視野TVVIEWに入れることを必要としない。そし
て、各テレビカメラのカメラ視野TVVIEW内には、レジ
スタマーク領域RMEを取り囲む広い領域のレジスタマ
ーク指示パターン領域IPEにおけるレジスタマーク指
示パターンIPを手動にて入れさえすればよく、その後
は、自動的にカメラ視野TVVIEWにレジスタマークRM
を入れることができる。このため、本実施例のレジスタ
マーク位置検出装置1によれば、テレビカメラのカメラ
視野TVVIEW内にレジスタマークRMを入れる予備的な
位置合わせを簡略化できると共に、その所要時間の短縮
化を図ることができる。
【0033】また、カメラ視野TVVIEW内にレジスタマ
ーク指示パターンIPを入れるに当たっての手動での移
動方向に対する制約は、レジスタマーク指示パターン領
域IPEがレジスタマーク領域RMEを取り囲みその領
域より広いために、カメラ視野TVVIEW内に直接レジス
タマークRMを入れる場合より緩やかとなる。よって、
本実施例のレジスタマーク位置検出装置1によれば、予
備的な位置合わせの簡略化と所要時間の短縮化とをより
推進することができる。
ーク指示パターンIPを入れるに当たっての手動での移
動方向に対する制約は、レジスタマーク指示パターン領
域IPEがレジスタマーク領域RMEを取り囲みその領
域より広いために、カメラ視野TVVIEW内に直接レジス
タマークRMを入れる場合より緩やかとなる。よって、
本実施例のレジスタマーク位置検出装置1によれば、予
備的な位置合わせの簡略化と所要時間の短縮化とをより
推進することができる。
【0034】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる態様で実
施し得ることは勿論である。
本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる態様で実
施し得ることは勿論である。
【0035】例えば、上記のレジスタマーク位置検出装
置1では、ステップS14の詳細処理において、現時点
の撮像位置とレジスタマークRMの位置合わせ点との位
置関係を事前に判別するよう構成し(ステップS1
8)、カメラ視野TVVIEWへのレジスタマークRMの入
れ込みを自動化したが(ステップS16〜22)、本実
施例の原稿12を従来のレジスタマーク位置検出装置に
ただ単に用いるだけの構成とすることもできる。この構
成を採用した場合には、各テレビカメラでの撮像画像を
常時CRTモニタ20に映し出すように構成する。そし
て、この構成では、操作者は、カメラ視野TVVIEW内に
レジスタマーク指示パターンIPが入った場合における
CRTモニタ20の表示画像を見れば、レジスタマーク
指示パターンIPの有する規則性から、カメラ視野TV
VIEW内にレジスタマークRMを入れるに必要な移動方向
を操作者自身が事前に判別できる。よって、その後は、
CRTモニタ20を見ながら判別済みの移動方向への誘
導を受けて引き続き手動で原稿12を移動すれば、カメ
ラ視野TVVIEW内にレジスタマークRMを容易に入れる
ことができる。このため、本実施例の原稿12を用いた
だけでも、予備的な位置合わせの簡略化とその所要時間
の短縮化とを図ることができる。
置1では、ステップS14の詳細処理において、現時点
の撮像位置とレジスタマークRMの位置合わせ点との位
置関係を事前に判別するよう構成し(ステップS1
8)、カメラ視野TVVIEWへのレジスタマークRMの入
れ込みを自動化したが(ステップS16〜22)、本実
施例の原稿12を従来のレジスタマーク位置検出装置に
ただ単に用いるだけの構成とすることもできる。この構
成を採用した場合には、各テレビカメラでの撮像画像を
常時CRTモニタ20に映し出すように構成する。そし
て、この構成では、操作者は、カメラ視野TVVIEW内に
レジスタマーク指示パターンIPが入った場合における
CRTモニタ20の表示画像を見れば、レジスタマーク
指示パターンIPの有する規則性から、カメラ視野TV
VIEW内にレジスタマークRMを入れるに必要な移動方向
を操作者自身が事前に判別できる。よって、その後は、
CRTモニタ20を見ながら判別済みの移動方向への誘
導を受けて引き続き手動で原稿12を移動すれば、カメ
ラ視野TVVIEW内にレジスタマークRMを容易に入れる
ことができる。このため、本実施例の原稿12を用いた
だけでも、予備的な位置合わせの簡略化とその所要時間
の短縮化とを図ることができる。
【0036】また、原稿12のレジスタマーク指示パタ
ーン領域IPEにおけるレジスタマーク指示パターンI
Pは、その有する規則性が図2に示す同心円の集合であ
ることに限られるわけではなく、次のようなものであっ
てもよいことは勿論である。図6〜図12にその例を示
す。図6のレジスタマーク指示パターンIPは、レジス
タマーク領域RMEのレジスタマークRMの特定する位
置合わせ点(クロスポイント)を中心とする同心の楕円
の集合である。そして、カメラ視野TVVIEWが図示する
位置であれば、移動方向は図中矢印Cで示される方向と
なる。図7のレジスタマーク指示パターンIPは、レジ
スタマークRMの特定する位置合わせ点(クロスポイン
ト)を中心とする同心の相似形の四角形(正方形)の集
合であり、各四角形の辺の間隔は、位置合わせ点に近づ
くほど狭くなるようされている。そして、カメラ視野T
VVIEWが図示する位置であれば、移動方向は図中矢印D
で示される方向となる。なお、この図7のレジスタマー
ク指示パターンIPの変形としては、各正方形が等ピッ
チであるものや、相似形の長方形の集合とするものがあ
る。
ーン領域IPEにおけるレジスタマーク指示パターンI
Pは、その有する規則性が図2に示す同心円の集合であ
ることに限られるわけではなく、次のようなものであっ
てもよいことは勿論である。図6〜図12にその例を示
す。図6のレジスタマーク指示パターンIPは、レジス
タマーク領域RMEのレジスタマークRMの特定する位
置合わせ点(クロスポイント)を中心とする同心の楕円
の集合である。そして、カメラ視野TVVIEWが図示する
位置であれば、移動方向は図中矢印Cで示される方向と
なる。図7のレジスタマーク指示パターンIPは、レジ
スタマークRMの特定する位置合わせ点(クロスポイン
ト)を中心とする同心の相似形の四角形(正方形)の集
合であり、各四角形の辺の間隔は、位置合わせ点に近づ
くほど狭くなるようされている。そして、カメラ視野T
VVIEWが図示する位置であれば、移動方向は図中矢印D
で示される方向となる。なお、この図7のレジスタマー
ク指示パターンIPの変形としては、各正方形が等ピッ
チであるものや、相似形の長方形の集合とするものがあ
る。
【0037】図8のレジスタマーク指示パターンIP
は、位置合わせ点(クロスポイント)を中心とする同心
の相似形の長方形の集合であるが、外側の長方形にあっ
ては各辺の一部が省略されコーナー部のみが残されてい
る。そして、カメラ視野TVVIEWが図示する位置であれ
ば、移動方向は図中矢印Eで示される方向となる。図9
のレジスタマーク指示パターンIPは、位置合わせ点
(クロスポイント)を中心とする同心の相似形の菱形の
集合であり、各菱形の辺の間隔は、位置合わせ点に近づ
くほど狭くなるようされている。そして、カメラ視野T
VVIEWが図示する位置であれば、移動方向は図中矢印F
で示される方向となる。なお、この図9のレジスタマー
ク指示パターンIPの変形としては、各菱形が等ピッチ
であるもの等がある。
は、位置合わせ点(クロスポイント)を中心とする同心
の相似形の長方形の集合であるが、外側の長方形にあっ
ては各辺の一部が省略されコーナー部のみが残されてい
る。そして、カメラ視野TVVIEWが図示する位置であれ
ば、移動方向は図中矢印Eで示される方向となる。図9
のレジスタマーク指示パターンIPは、位置合わせ点
(クロスポイント)を中心とする同心の相似形の菱形の
集合であり、各菱形の辺の間隔は、位置合わせ点に近づ
くほど狭くなるようされている。そして、カメラ視野T
VVIEWが図示する位置であれば、移動方向は図中矢印F
で示される方向となる。なお、この図9のレジスタマー
ク指示パターンIPの変形としては、各菱形が等ピッチ
であるもの等がある。
【0038】図10のレジスタマーク指示パターンIP
は、レジスタマーク領域RMEのレジスタマークRMの
特定する位置合わせ点(クロスポイント)を中心に点線
からなる複数の直線を放射状に配列させた直線の集合で
あり、各直線は位置合わせ点(クロスポイント)を通過
する。また、各直線は、その適宜箇所に位置合わせ点を
指し示す矢印を合わせ持つ。よって、この場合のレジス
タマーク指示パターンIPの有する規則性は、位置合わ
せ点(クロスポイント)を通過することであり、矢印は
この規則性を強調するものとなる。そして、カメラ視野
TVVIEWが図示する位置であれば、移動方向は図中矢印
Gで示される方向となる。なお、この図10のレジスタ
マーク指示パターンIPの変形としては、各直線が矢印
を有しない単純な点線からなる直線の集合であるもの等
がある。
は、レジスタマーク領域RMEのレジスタマークRMの
特定する位置合わせ点(クロスポイント)を中心に点線
からなる複数の直線を放射状に配列させた直線の集合で
あり、各直線は位置合わせ点(クロスポイント)を通過
する。また、各直線は、その適宜箇所に位置合わせ点を
指し示す矢印を合わせ持つ。よって、この場合のレジス
タマーク指示パターンIPの有する規則性は、位置合わ
せ点(クロスポイント)を通過することであり、矢印は
この規則性を強調するものとなる。そして、カメラ視野
TVVIEWが図示する位置であれば、移動方向は図中矢印
Gで示される方向となる。なお、この図10のレジスタ
マーク指示パターンIPの変形としては、各直線が矢印
を有しない単純な点線からなる直線の集合であるもの等
がある。
【0039】また、図11のレジスタマーク指示パター
ンIPは、位置合わせ点(クロスポイント)を中心に点
線からなる複数の直線を放射状に配列させた直線の集合
であり、各直線は位置合わせ点(クロスポイント)を通
過する。また、各直線は、位置合わせ点から近づくほど
線分の太さが細くされていなるようされており、線分の
太さで規則性を強調する。そして、カメラ視野TVVIEW
が図示する位置であれば、移動方向は図中矢印Hで示さ
れる方向となる。
ンIPは、位置合わせ点(クロスポイント)を中心に点
線からなる複数の直線を放射状に配列させた直線の集合
であり、各直線は位置合わせ点(クロスポイント)を通
過する。また、各直線は、位置合わせ点から近づくほど
線分の太さが細くされていなるようされており、線分の
太さで規則性を強調する。そして、カメラ視野TVVIEW
が図示する位置であれば、移動方向は図中矢印Hで示さ
れる方向となる。
【0040】更に、図12に示すように、レジスタマー
ク指示パターンIPを、複数の三角形を1列に並べその
頂点が位置合わせ点(クロスポイント)を向くようにし
た列をこの位置合わせ点(クロスポイント)から放射状
に配列させたものとすることもできる。この場合には、
各列が位置合わせ点(クロスポイント)を通過する規則
性があり、その規則性は、各三角形の頂点で強調されて
いる。
ク指示パターンIPを、複数の三角形を1列に並べその
頂点が位置合わせ点(クロスポイント)を向くようにし
た列をこの位置合わせ点(クロスポイント)から放射状
に配列させたものとすることもできる。この場合には、
各列が位置合わせ点(クロスポイント)を通過する規則
性があり、その規則性は、各三角形の頂点で強調されて
いる。
【0041】上記した各レジスタマークRMは、直線が
十字に直交したものとしたがこれに限るわけではなく、
種々の形状のレジスタマークであってもよいことは勿論
である。また、レジスタマーク領域RME,レジスタマ
ーク指示パターン領域IPEは、図6〜図12に示した
ように正方形の領域である必要はなく、長方形の領域等
であってもよいことは勿論である。また、それぞれのレ
ジスタマーク指示パターンIPが有する規則性をレジス
タマークRMの特定する位置合わせ点(クロスポイン
ト)と関連するものとしたが、レジスタマーク指示パタ
ーンIPは、レジスタマーク領域RMEに属する任意の
ポイント、例えば図2に示す任意ポイントRMPを中心
とする又はこれを通過する規則性を持ったパターンであ
ってもよいことは勿論である。
十字に直交したものとしたがこれに限るわけではなく、
種々の形状のレジスタマークであってもよいことは勿論
である。また、レジスタマーク領域RME,レジスタマ
ーク指示パターン領域IPEは、図6〜図12に示した
ように正方形の領域である必要はなく、長方形の領域等
であってもよいことは勿論である。また、それぞれのレ
ジスタマーク指示パターンIPが有する規則性をレジス
タマークRMの特定する位置合わせ点(クロスポイン
ト)と関連するものとしたが、レジスタマーク指示パタ
ーンIPは、レジスタマーク領域RMEに属する任意の
ポイント、例えば図2に示す任意ポイントRMPを中心
とする又はこれを通過する規則性を持ったパターンであ
ってもよいことは勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1ないし請
求項2記載の基板では、撮像手段の視野内にレジスタマ
ークが形成された第1の領域より広い領域の第2の領域
における複数のマーク包囲パターンを入れれば、このマ
ーク包囲パターンの有する規則性により、撮像手段の視
野内にレジスタマークを入れるための予備的な位置合わ
せの際の移動方向を、事前に判別できる。よって、請求
項1ないし請求項2記載の基板によれば、この判別した
移動方向への誘導を受けた撮像手段と基板の相対的な移
動を経て、撮像視野内に第1の領域のレジスタマークを
入れることができるため、予備的な位置合わせの簡略化
とその所要時間の短縮化を図ることができる。
求項2記載の基板では、撮像手段の視野内にレジスタマ
ークが形成された第1の領域より広い領域の第2の領域
における複数のマーク包囲パターンを入れれば、このマ
ーク包囲パターンの有する規則性により、撮像手段の視
野内にレジスタマークを入れるための予備的な位置合わ
せの際の移動方向を、事前に判別できる。よって、請求
項1ないし請求項2記載の基板によれば、この判別した
移動方向への誘導を受けた撮像手段と基板の相対的な移
動を経て、撮像視野内に第1の領域のレジスタマークを
入れることができるため、予備的な位置合わせの簡略化
とその所要時間の短縮化を図ることができる。
【0043】請求項3記載の基板の位置合わせ方法で
は、機台に載置済みの基板を撮像してその視野内に第2
の領域におけるマーク包囲パターンが入るまで待機す
る。そして、このマーク包囲パターンの撮像画像を取得
すると、基板のマーク包囲パターンについて入力済みの
規則性と合わせて、マーク包囲パターンの撮像位置とレ
ジスタマークの位置合わせ点との位置関係を事前に判別
し、その後は、この位置関係に応じた方向への撮像手段
又は基板の少なくともいずれかの移動を経て、撮像手段
の視野内に第1の領域におけるレジスタマークを入れ予
備的な位置合わせを完了させる。よって、請求項3記載
の基板の位置合わせ方法によれば、第2の領域における
マーク包囲パターンの撮像画像の取得に続いて撮像視野
内に第1の領域のレジスタマークを入れることができる
ため、予備的な位置合わせの簡略化とその所要時間の短
縮化を図ることができる。
は、機台に載置済みの基板を撮像してその視野内に第2
の領域におけるマーク包囲パターンが入るまで待機す
る。そして、このマーク包囲パターンの撮像画像を取得
すると、基板のマーク包囲パターンについて入力済みの
規則性と合わせて、マーク包囲パターンの撮像位置とレ
ジスタマークの位置合わせ点との位置関係を事前に判別
し、その後は、この位置関係に応じた方向への撮像手段
又は基板の少なくともいずれかの移動を経て、撮像手段
の視野内に第1の領域におけるレジスタマークを入れ予
備的な位置合わせを完了させる。よって、請求項3記載
の基板の位置合わせ方法によれば、第2の領域における
マーク包囲パターンの撮像画像の取得に続いて撮像視野
内に第1の領域のレジスタマークを入れることができる
ため、予備的な位置合わせの簡略化とその所要時間の短
縮化を図ることができる。
【図1】本発明を適用した実施例としてのレジスタマー
ク位置検出装置1の外観を示す斜視図。
ク位置検出装置1の外観を示す斜視図。
【図2】原稿12の有するレジスタマークRMとレジス
タマーク指示パターンIPを説明するための説明図。
タマーク指示パターンIPを説明するための説明図。
【図3】電子制御装置60の構成を示す概略ブロック
図。
図。
【図4】原稿貼込工程を示すフローチャート。
【図5】原稿貼込工程における処理の詳細を示すフロー
チャート。
チャート。
【図6】レジスタマーク指示パターンIPの変形例を説
明する説明図。
明する説明図。
【図7】レジスタマーク指示パターンIPの変形例を説
明する説明図。
明する説明図。
【図8】レジスタマーク指示パターンIPの変形例を説
明する説明図。
明する説明図。
【図9】レジスタマーク指示パターンIPの変形例を説
明する説明図。
明する説明図。
【図10】レジスタマーク指示パターンIPの変形例を
説明する説明図。
説明する説明図。
【図11】レジスタマーク指示パターンIPの変形例を
説明する説明図。
説明する説明図。
【図12】レジスタマーク指示パターンIPの変形例を
説明する説明図。
説明する説明図。
1…レジスタマーク位置検出装置 3…ベースシート 7…テーブル 10…門型移動台 12…原稿 15…原稿押さえ機構 17…X軸駆動装置 19…Y軸駆動装置 20…CRTモニタ 22…制御パネル 24,25,26…テレビカメラ 60…電子制御装置 64…制御回路部 78…画像処理装置 IP…レジスタマーク指示パターン IPE…レジスタマーク指示パターン領域 RM…レジスタマーク RME…レジスタマーク領域 RMP…任意ポイント TVVIEW…カメラ視野
Claims (3)
- 【請求項1】 機台に載置され、位置合わせのために撮
像されるレジスタマークを有する基板であって、 位置合わせ点を特定する前記レジスタマークが形成され
た第1の領域と、該第1の領域を取り囲む第2の領域を
備え、 該第2の領域には、前記第1の領域に属する所定箇所を
中心とする又は該所定箇所を通過する規則性を持ってパ
ターン形成され、前記レジスタマークを取り囲む複数の
マーク包囲パターンを有することを特徴とする基板。 - 【請求項2】 請求項1記載の基板であって、 前記第2の領域の前記マーク包囲パターンは、前記位置
合わせ点に対して前記位置合わせ点を中心とする又は前
記位置合わせ点を通過する規則性を持ってパターン形成
されている基板。 - 【請求項3】 機台に載置される基板を、その有するレ
ジスタマークを介して位置合わせする方法であって、 請求項2記載の基板を、前記機台に載置する工程と、 該基板の有する前記マーク包囲パターンの前記規則性を
入力する工程と、 前記機台に設けられた撮像手段で前記基板を撮像し、該
撮像手段の視野内に前記第2の領域における前記マーク
包囲パターンが入るまで待機する工程と、 前記入力した規則性と前記視野内の前記マーク包囲パタ
ーンの撮像画像とに基づいて、前記マーク包囲パターン
の撮像位置と前記レジスタマークの位置合わせ点との位
置関係を演算する工程と、 該演算した位置関係に応じた方向に前記撮像手段又は前
記基板の少なくともいずれかを移動し、前記撮像手段の
視野内に前記第1の領域における前記レジスタマークを
入れる工程と、を備えることを特徴とする基板の位置合
わせ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7180784A JPH096016A (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 基板およびその位置合わせ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7180784A JPH096016A (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 基板およびその位置合わせ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH096016A true JPH096016A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=16089273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7180784A Pending JPH096016A (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 基板およびその位置合わせ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH096016A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100334592C (zh) * | 2004-12-30 | 2007-08-29 | 财团法人工业技术研究院 | 非对应性基材的视觉对位方法 |
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JP2013164409A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | National Synchrotron Radiation Research Center | ポジショニングシステム、および、その方法とそれを使用する照準パターン |
CN104103629A (zh) * | 2013-04-03 | 2014-10-15 | 株式会社迪思科 | 板状物 |
JP2015075347A (ja) * | 2013-10-07 | 2015-04-20 | 株式会社ディスコ | アライメント方法 |
JP2018066798A (ja) * | 2016-10-18 | 2018-04-26 | 株式会社フジクラ | アライメントマーク、アライメントマーク対、及びアライメント方法 |
CN111665690A (zh) * | 2019-03-08 | 2020-09-15 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种对位标识、显示基板母板及对位方法 |
WO2024180629A1 (ja) * | 2023-02-27 | 2024-09-06 | 株式会社日立ハイテク | 荷電粒子線装置とアライメントマーカーの検出方法 |
-
1995
- 1995-06-22 JP JP7180784A patent/JPH096016A/ja active Pending
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EXPY | Cancellation because of completion of term |