JPH0959540A - 夜光性を有する装飾部材 - Google Patents
夜光性を有する装飾部材Info
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- JPH0959540A JPH0959540A JP24355195A JP24355195A JPH0959540A JP H0959540 A JPH0959540 A JP H0959540A JP 24355195 A JP24355195 A JP 24355195A JP 24355195 A JP24355195 A JP 24355195A JP H0959540 A JPH0959540 A JP H0959540A
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- Japan
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- pigment
- decorative member
- phosphorescent
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Abstract
(57)【要約】
【目的】蓄光性顔料を有する装飾部材が低コストで製造
され、また蓄光性顔料を有する装飾部材が光を反射する
反射座を有し、暗闇の環境に応じて両者の特質を有効に
することにある。 【構成】夜光性を有する装飾部材A’は、樹脂、金属、
紙、布等の基材4において、これら基材4の側面に紫外
線や可視光線を吸収して吸収光よりも、短波長の蛍光を
発する蓄光性螢光顔料5を施す一方、紫外線や可視光線
を吸収して吸収光よりも、長波長の蛍光を発する光反射
顔料6とをそれぞれ施している。
され、また蓄光性顔料を有する装飾部材が光を反射する
反射座を有し、暗闇の環境に応じて両者の特質を有効に
することにある。 【構成】夜光性を有する装飾部材A’は、樹脂、金属、
紙、布等の基材4において、これら基材4の側面に紫外
線や可視光線を吸収して吸収光よりも、短波長の蛍光を
発する蓄光性螢光顔料5を施す一方、紫外線や可視光線
を吸収して吸収光よりも、長波長の蛍光を発する光反射
顔料6とをそれぞれ施している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種の基材面に光のない
とき暗闇で発光し、かつ夜間のライトにより光を反射す
る夜光剤を有する装飾部材に関するものである。
とき暗闇で発光し、かつ夜間のライトにより光を反射す
る夜光剤を有する装飾部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来における蛍光顔料は所謂太陽光や人
工光(電灯、水銀灯)のような可視光あるいはX線、陰
極線、紫外線のような不可視光の照射を受けたときに光
を発する顔料であるが、この中には照射をやめた後にも
相当の時間、発光するものが所謂蓄光(夜行)性の顔料
である。また蛍光顔料にラジウム、メソトリュウムなど
のような放射物質を混合し、外部からの刺激がなくても
自然発光をする自然発光顔料もある。また無機蛍光顔料
はバリウム、ストロンチウム、カドミニウム、亜鉛など
の流化物、桂酸亜鉛、あるいはカルシウム亜鉛のタング
ステン酸塩などの基本物質に銅、銀などの微量の活性剤
やぼう硝、フッ化カルシウムなどの溶融剤を混合し高温
度に加熱溶融し冷却後粉砕するものであるが、粒子は透
明になっている。
工光(電灯、水銀灯)のような可視光あるいはX線、陰
極線、紫外線のような不可視光の照射を受けたときに光
を発する顔料であるが、この中には照射をやめた後にも
相当の時間、発光するものが所謂蓄光(夜行)性の顔料
である。また蛍光顔料にラジウム、メソトリュウムなど
のような放射物質を混合し、外部からの刺激がなくても
自然発光をする自然発光顔料もある。また無機蛍光顔料
はバリウム、ストロンチウム、カドミニウム、亜鉛など
の流化物、桂酸亜鉛、あるいはカルシウム亜鉛のタング
ステン酸塩などの基本物質に銅、銀などの微量の活性剤
やぼう硝、フッ化カルシウムなどの溶融剤を混合し高温
度に加熱溶融し冷却後粉砕するものであるが、粒子は透
明になっている。
【0003】粉砕される粒子の大きさは発光力に大きな
影響を与える。また有機蛍光顔料は樹脂の中に色素を固
定して顔料をつくるので、螢光塗料に使用できるものも
ある。したがって、その居ろは顔料自体の反射光と蛍光
との合計が眼にうつるので、遠方からでも特異な輝きと
鮮美な色が目立つ。また蓄光剤を含んだ塩化ビニーがあ
る。また蓄光剤は粒子を小さくすると発光能力が低下す
るが、蓄光剤の微粒子を印刷技術により余り厚すぎない
ほうが良い結果がある。
影響を与える。また有機蛍光顔料は樹脂の中に色素を固
定して顔料をつくるので、螢光塗料に使用できるものも
ある。したがって、その居ろは顔料自体の反射光と蛍光
との合計が眼にうつるので、遠方からでも特異な輝きと
鮮美な色が目立つ。また蓄光剤を含んだ塩化ビニーがあ
る。また蓄光剤は粒子を小さくすると発光能力が低下す
るが、蓄光剤の微粒子を印刷技術により余り厚すぎない
ほうが良い結果がある。
【0004】加工面において説明すると、特殊コートに
より微孔を有する上質紙面の面に、蛍光剤、ウレタンク
リーヤ、ラスターゲンF他の溶剤からなる蓄光コーティ
ング液を施した後乾燥をし、さらにナイココータにより
一定の圧力をかけ、蛍光粒子を上質紙の微孔に押し込み
蓄光面側を均一化にする。そして、前記と同じようにそ
の上に工程処理が繰返され、蓄光層の厚みが100〜2
00ミクロンに程度になるまで、蓄光性螢光顔料の部分
を重積層にする。またこのように加工されている表面、
つまり蓄光性蛍光染料の発光状態が遠方からでも目視で
きる程度の透明性があり、防水を可能にする保護部材を
設けカール止めしている。
より微孔を有する上質紙面の面に、蛍光剤、ウレタンク
リーヤ、ラスターゲンF他の溶剤からなる蓄光コーティ
ング液を施した後乾燥をし、さらにナイココータにより
一定の圧力をかけ、蛍光粒子を上質紙の微孔に押し込み
蓄光面側を均一化にする。そして、前記と同じようにそ
の上に工程処理が繰返され、蓄光層の厚みが100〜2
00ミクロンに程度になるまで、蓄光性螢光顔料の部分
を重積層にする。またこのように加工されている表面、
つまり蓄光性蛍光染料の発光状態が遠方からでも目視で
きる程度の透明性があり、防水を可能にする保護部材を
設けカール止めしている。
【0005】このような蓄光剤部材シートの用途におい
ては応用開発の段階にあり、例えば折り紙やパッケー
ジ、リボン、グッズ商品などがある。また光反射顔料と
しては、ワニスと顔料樹脂塗料の中に蛍光色素顔料を混
合したものであるが、紫外線または可視光線を吸収して
吸収光よりも、長波長の蛍光を発するものは広告告用や
標識用に用途がある。
ては応用開発の段階にあり、例えば折り紙やパッケー
ジ、リボン、グッズ商品などがある。また光反射顔料と
しては、ワニスと顔料樹脂塗料の中に蛍光色素顔料を混
合したものであるが、紫外線または可視光線を吸収して
吸収光よりも、長波長の蛍光を発するものは広告告用や
標識用に用途がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記するように、蛍光
顔料を特殊コートにより微孔を有する上質紙面の面に、
蛍光剤、ウレタンクリーヤ、ラスターゲン他の溶剤から
なる蓄光コーティング液を施した後乾燥をし、さらにナ
イココータにより一定の圧力をかけ、蛍光粒子を上質紙
の微孔に押し込み蓄光面側を均一化にする方法では、加
工工程が多く、また、設備も大がかりとなり、コストが
高価になるという欠点がある。
顔料を特殊コートにより微孔を有する上質紙面の面に、
蛍光剤、ウレタンクリーヤ、ラスターゲン他の溶剤から
なる蓄光コーティング液を施した後乾燥をし、さらにナ
イココータにより一定の圧力をかけ、蛍光粒子を上質紙
の微孔に押し込み蓄光面側を均一化にする方法では、加
工工程が多く、また、設備も大がかりとなり、コストが
高価になるという欠点がある。
【0007】さらに、紙面の片面にだけ夜光剤を塗付し
たのでは、片面のみが発光することになるので、紙面の
裏及び表の面に発光を所望するときは、紙面の両面に蛍
光剤を施すか、又はシートの表面に蛍光剤を塗付しシー
トの裏面に、接着剤を設けて貼付けていたのでは、コス
トが高価となり、貼付作業も面倒になる欠点がある。
たのでは、片面のみが発光することになるので、紙面の
裏及び表の面に発光を所望するときは、紙面の両面に蛍
光剤を施すか、又はシートの表面に蛍光剤を塗付しシー
トの裏面に、接着剤を設けて貼付けていたのでは、コス
トが高価となり、貼付作業も面倒になる欠点がある。
【0008】また蓄光性蛍光顔料においては、完全に暗
い場所でなければ発光輝度が鈍くなり、その効力が劣る
という欠点がある。また夜間電球のライトを受けて、そ
の光を反射するようにした所謂広告用、あるいは標識用
に使用する光反射剤においては、これにライトを照射す
ると同時にその光を反射するものであるから、全くライ
トのない暗い場所では、光を反射する効力が失なわれる
という欠点がある。本発明は斯かる欠点を除去するため
に、蓄光性顔料を有する装飾部材が低コストで製造さ
れ、また蓄光性顔料を有する装飾部材が光を反射する反
射座を有し、暗闇の環境に応じて両者の特質を有効にす
ることにある。
い場所でなければ発光輝度が鈍くなり、その効力が劣る
という欠点がある。また夜間電球のライトを受けて、そ
の光を反射するようにした所謂広告用、あるいは標識用
に使用する光反射剤においては、これにライトを照射す
ると同時にその光を反射するものであるから、全くライ
トのない暗い場所では、光を反射する効力が失なわれる
という欠点がある。本発明は斯かる欠点を除去するため
に、蓄光性顔料を有する装飾部材が低コストで製造さ
れ、また蓄光性顔料を有する装飾部材が光を反射する反
射座を有し、暗闇の環境に応じて両者の特質を有効にす
ることにある。
【0009】
【発明を解決するための手段】本発明は斯かる目的を達
成するために、酸化物系の蓄光性蛍光顔料と、透明かつ
柔軟な各保護樹脂部材とを設け、かつ一方の透明な保護
樹脂部材面に蓄光性蛍光顔料を塗付し、この蓄光性蛍光
顔料面に、他方の透明かつ柔軟な保護樹脂部材により、
被覆することにあり、また樹脂、金属、紙、布等の基材
において、これら一基材の側面に紫外線や可視光線を吸
収して吸収光よりも、短波長の蛍光を発する蓄光性螢光
顔料を施す一方、紫外線や可視光線を吸収して吸収光よ
りも、長波長の蛍光を発する光反射顔料とを、それぞれ
施していることにある。
成するために、酸化物系の蓄光性蛍光顔料と、透明かつ
柔軟な各保護樹脂部材とを設け、かつ一方の透明な保護
樹脂部材面に蓄光性蛍光顔料を塗付し、この蓄光性蛍光
顔料面に、他方の透明かつ柔軟な保護樹脂部材により、
被覆することにあり、また樹脂、金属、紙、布等の基材
において、これら一基材の側面に紫外線や可視光線を吸
収して吸収光よりも、短波長の蛍光を発する蓄光性螢光
顔料を施す一方、紫外線や可視光線を吸収して吸収光よ
りも、長波長の蛍光を発する光反射顔料とを、それぞれ
施していることにある。
【0010】
【実施例】以下、本発明における夜光性を有する装飾部
材について、その一実施例に基づく図面を説明をする
と、図1は本発明における夜光性を有する装飾部材の第
1実施例の拡大側面図、図2は本発明における夜光性を
有する装飾部材の第2実施例の拡大側面図、図3は本発
明における第3実施例の拡大側面図である。
材について、その一実施例に基づく図面を説明をする
と、図1は本発明における夜光性を有する装飾部材の第
1実施例の拡大側面図、図2は本発明における夜光性を
有する装飾部材の第2実施例の拡大側面図、図3は本発
明における第3実施例の拡大側面図である。
【0011】本発明における夜光性を有する装飾部材A
について、その第1実施例を図1により説明すると、こ
の夜光性を有する装飾部材Aは、酸化物系の蓄光性蛍光
顔料1と、透明かつ柔軟な保護樹脂部材2、保護樹脂部
材3とを設け、かつ一方の透明な保護樹脂部材2面に蓄
光性蛍光顔料1を塗付し、この蓄光性蛍光顔料1面に、
他方の透明かつ柔軟な保護樹脂部材3により被覆する。
について、その第1実施例を図1により説明すると、こ
の夜光性を有する装飾部材Aは、酸化物系の蓄光性蛍光
顔料1と、透明かつ柔軟な保護樹脂部材2、保護樹脂部
材3とを設け、かつ一方の透明な保護樹脂部材2面に蓄
光性蛍光顔料1を塗付し、この蓄光性蛍光顔料1面に、
他方の透明かつ柔軟な保護樹脂部材3により被覆する。
【0012】また本発明における夜光性を有する装飾部
材A’について、その第2実施例をを図2により説明す
ると、この夜光性を有する装飾部材A’は、樹脂、金
属、紙、布等の基材4において、これら基材4の側面に
紫外線や可視光線を吸収して吸収光よりも、短波長の蛍
光を発する蓄光性螢光顔料5を施す一方、紫外線や可視
光線を吸収して吸収光よりも、長波長の蛍光を発する光
反射顔料6とをそれぞれ施している。
材A’について、その第2実施例をを図2により説明す
ると、この夜光性を有する装飾部材A’は、樹脂、金
属、紙、布等の基材4において、これら基材4の側面に
紫外線や可視光線を吸収して吸収光よりも、短波長の蛍
光を発する蓄光性螢光顔料5を施す一方、紫外線や可視
光線を吸収して吸収光よりも、長波長の蛍光を発する光
反射顔料6とをそれぞれ施している。
【0013】さらに本発明における夜光性を有する装飾
部材Aについて、前記第1実施例を周辺技術を詳細に説
明すると、この夜光性を有する装飾部材Aは、蓄光性蛍
光顔料1であり、透明かつ柔軟な保護樹脂部材2面に、
例えば無機蛍光顔料となる酸化物、桂酸亜鉛、あるいは
カルシウム亜鉛のタングステン酸塩などの基本物質に
銅、銀などの微量の活性剤やぼう硝、フッ化カルシウム
などの溶融剤を混合し、高温度に加熱溶融し冷却後粉砕
し、これを1.2から1.7ミクロンの微粒子に
部材Aについて、前記第1実施例を周辺技術を詳細に説
明すると、この夜光性を有する装飾部材Aは、蓄光性蛍
光顔料1であり、透明かつ柔軟な保護樹脂部材2面に、
例えば無機蛍光顔料となる酸化物、桂酸亜鉛、あるいは
カルシウム亜鉛のタングステン酸塩などの基本物質に
銅、銀などの微量の活性剤やぼう硝、フッ化カルシウム
などの溶融剤を混合し、高温度に加熱溶融し冷却後粉砕
し、これを1.2から1.7ミクロンの微粒子に
【0014】粉砕し、これを例えばイソロホン、ビスフ
ェノールA型/液状エポキシ樹脂A、合成樹脂、キシレ
ン、芳香族炭化水素A、芳香族炭化水素B等を数%から
数拾%を含有するものであり、またこのような溶剤を含
有する蓄光性蛍光顔料1を、透明かつ柔軟な保護樹脂部
材2に、オフセットやコーテイングマシーン等の印刷法
により塗付ける。このように形成した後、蓄光性蛍光顔
料1面に透明かつ柔軟な保護樹脂部材2の裏面に施した
接着剤7を貼付ける。
ェノールA型/液状エポキシ樹脂A、合成樹脂、キシレ
ン、芳香族炭化水素A、芳香族炭化水素B等を数%から
数拾%を含有するものであり、またこのような溶剤を含
有する蓄光性蛍光顔料1を、透明かつ柔軟な保護樹脂部
材2に、オフセットやコーテイングマシーン等の印刷法
により塗付ける。このように形成した後、蓄光性蛍光顔
料1面に透明かつ柔軟な保護樹脂部材2の裏面に施した
接着剤7を貼付ける。
【0015】また例えばエポキシ系樹脂、尿素メラミン
/ホルムアルデヒト樹脂、エチレングリコールモノプチ
ルエーテル、イソプタノール、クロム酸鉛、モリブデン
酸鉛等の溶剤と蓄光性蛍光顔料1とを混合し、これを透
明かつ柔軟な保護樹脂部材2に、オフセットやコーテイ
ングマシーン等の印刷法により塗付ける。このように形
成した後、蓄光性蛍光顔料1面に透明かつ柔軟な保護樹
脂部材2の裏面に施した接着剤7を貼付けてもよい。
/ホルムアルデヒト樹脂、エチレングリコールモノプチ
ルエーテル、イソプタノール、クロム酸鉛、モリブデン
酸鉛等の溶剤と蓄光性蛍光顔料1とを混合し、これを透
明かつ柔軟な保護樹脂部材2に、オフセットやコーテイ
ングマシーン等の印刷法により塗付ける。このように形
成した後、蓄光性蛍光顔料1面に透明かつ柔軟な保護樹
脂部材2の裏面に施した接着剤7を貼付けてもよい。
【0016】さらに、光反射顔料6においてはワニスと
顔料樹脂塗料の中に蛍光色素顔料を混合したものである
が、紫外線または可視光線を吸収して吸収光よりも、長
波長の蛍光を発する濃度にし、基材4には光の反射率を
良くするように、例えば図3のように、基材4に施した
蓄光性蛍光顔料1に保護樹脂部材3を被覆し、この保護
樹脂部材3の表面又は基材4の裏面あるいは一方のみ
に、接着剤10により貼付ける樹脂部材8を設け、この
樹脂部材8に複数個の傾斜凹面9を形成し、この面に例
えば無機蛍光顔料となる酸化物、桂酸亜鉛、あるいはカ
ルシウム亜鉛のタングステン酸塩などの基本物質に銅、
銀などの微量の活性剤やぼう硝、フッ化カルシウムなど
の溶融剤やアルミニウムの粉末などを選択し、その適量
を混合している蛍光塗料を光反射顔料6として施し形成
する。この光反射顔料6が可視光線を吸収して、吸収光
より長波長の蛍光を発する。
顔料樹脂塗料の中に蛍光色素顔料を混合したものである
が、紫外線または可視光線を吸収して吸収光よりも、長
波長の蛍光を発する濃度にし、基材4には光の反射率を
良くするように、例えば図3のように、基材4に施した
蓄光性蛍光顔料1に保護樹脂部材3を被覆し、この保護
樹脂部材3の表面又は基材4の裏面あるいは一方のみ
に、接着剤10により貼付ける樹脂部材8を設け、この
樹脂部材8に複数個の傾斜凹面9を形成し、この面に例
えば無機蛍光顔料となる酸化物、桂酸亜鉛、あるいはカ
ルシウム亜鉛のタングステン酸塩などの基本物質に銅、
銀などの微量の活性剤やぼう硝、フッ化カルシウムなど
の溶融剤やアルミニウムの粉末などを選択し、その適量
を混合している蛍光塗料を光反射顔料6として施し形成
する。この光反射顔料6が可視光線を吸収して、吸収光
より長波長の蛍光を発する。
【0017】したがって、本発明における夜光性を有す
る装飾部材A’は基材4を大きくし、この基材4面に蓄
光性蛍光顔料1と、光反射顔料6をそれぞれ施しすれ
ば、夜間ライトに照射されたときは、蓄光性蛍光顔料1
の夜光性は鈍るが、光反射顔料6の方は光を反射する。
また夜間ライトのない暗闇においては蓄光性蛍光顔料1
が発光する。また基材4の半分または一部に蓄光性蛍光
顔料1を施し、光反射顔料6を前記残りの基材4の半分
または一部部分に貼付けてもよい。
る装飾部材A’は基材4を大きくし、この基材4面に蓄
光性蛍光顔料1と、光反射顔料6をそれぞれ施しすれ
ば、夜間ライトに照射されたときは、蓄光性蛍光顔料1
の夜光性は鈍るが、光反射顔料6の方は光を反射する。
また夜間ライトのない暗闇においては蓄光性蛍光顔料1
が発光する。また基材4の半分または一部に蓄光性蛍光
顔料1を施し、光反射顔料6を前記残りの基材4の半分
または一部部分に貼付けてもよい。
【0018】前記基材4を樹脂剤にして、この基材4の
両側または一方の端部に、図示はしていないが、切欠部
または小孔にプッシュホック、掛止金具の取り付け部を
形成するか、又は裏面に接着剤を施すなどにより、被部
材(不図示)に対しその用途を拡大できる。また蓄光性
蛍光顔料1の面に貼付ける接着剤は、接着及び剥離を可
能にする程度の接着力を有するものであってもよい。
両側または一方の端部に、図示はしていないが、切欠部
または小孔にプッシュホック、掛止金具の取り付け部を
形成するか、又は裏面に接着剤を施すなどにより、被部
材(不図示)に対しその用途を拡大できる。また蓄光性
蛍光顔料1の面に貼付ける接着剤は、接着及び剥離を可
能にする程度の接着力を有するものであってもよい。
【0019】また蓄光性蛍光顔料1の両面が、透けて見
みえる透明かつ柔軟な保護樹脂材2、3にした第1実施
例においては、蓄光性蛍光顔料1の両面が発光するので
この蓄光性蛍光顔料1面を有効にするため、シートのよ
うな基材4に塗付した光反射顔料6の部分を小さくし、
接着剤10で基材4の両面又は片面に貼付けてもよい。
あるいは逆の場合は光反射顔料6の部分を輪にし蓄光性
蛍光顔料1面を囲んでもよい。第2実施例においては両
者の大きさは、広告用や標識用等の用途に応じて変形可
能である。
みえる透明かつ柔軟な保護樹脂材2、3にした第1実施
例においては、蓄光性蛍光顔料1の両面が発光するので
この蓄光性蛍光顔料1面を有効にするため、シートのよ
うな基材4に塗付した光反射顔料6の部分を小さくし、
接着剤10で基材4の両面又は片面に貼付けてもよい。
あるいは逆の場合は光反射顔料6の部分を輪にし蓄光性
蛍光顔料1面を囲んでもよい。第2実施例においては両
者の大きさは、広告用や標識用等の用途に応じて変形可
能である。
【0020】
【発明の効果】以上の如く本発明における夜光性を有す
る装飾部材は、酸化物系の蓄光性蛍光顔料と、透明かつ
柔軟な各保護樹脂部材とを設け、かつ一方の透明な保護
樹脂部材面に蓄光性蛍光顔料を塗付し、この蓄光性蛍光
顔料面に、他方の透明かつ柔軟な保護樹脂部材により、
被覆することにあり、また樹脂、金属、紙、布等の基材
において、これら一基材の側面に紫外線や可視光線を吸
収して吸収光よりも、短波長の蛍光を発する螢光顔料を
施す一方、紫外線や可視光線を吸収して吸収光よりも、
長波長の蛍光を発する光反射顔料とを、それぞれ施して
いるので、蓄光性顔料を有する装飾部材が低コストで製
造され、また蓄光性顔料を有する装飾部材が光を反射す
る反射座を有し、暗闇の環境に応じて両者の特質を有効
にするなど有用性に優れた効果を十分に奏するものであ
る。
る装飾部材は、酸化物系の蓄光性蛍光顔料と、透明かつ
柔軟な各保護樹脂部材とを設け、かつ一方の透明な保護
樹脂部材面に蓄光性蛍光顔料を塗付し、この蓄光性蛍光
顔料面に、他方の透明かつ柔軟な保護樹脂部材により、
被覆することにあり、また樹脂、金属、紙、布等の基材
において、これら一基材の側面に紫外線や可視光線を吸
収して吸収光よりも、短波長の蛍光を発する螢光顔料を
施す一方、紫外線や可視光線を吸収して吸収光よりも、
長波長の蛍光を発する光反射顔料とを、それぞれ施して
いるので、蓄光性顔料を有する装飾部材が低コストで製
造され、また蓄光性顔料を有する装飾部材が光を反射す
る反射座を有し、暗闇の環境に応じて両者の特質を有効
にするなど有用性に優れた効果を十分に奏するものであ
る。
【図1】本発明の第1実施例における夜光性有する装飾
部材の拡大側面図
部材の拡大側面図
【図2】本発明の第2実施例における夜光性有する装飾
部材の側面図
部材の側面図
【図3】本発明の第3実施例における夜光性有する装飾
部材の側面図
部材の側面図
【符号の説明】 A…夜光性を有する装飾部材 A’…夜光性を有する装飾部材 1…蓄光性蛍光顔料 2…保護樹脂部材 3…保護樹脂部材 4…基材 5…蓄光性螢光顔料 6…光反射顔料 7…接着剤 8…樹脂部材 9…傾斜凹面 10…接着剤
Claims (1)
- 【請求項1】酸化物系の蓄光性蛍光顔料と、透明かつ柔
軟な各保護樹脂部材とを設け、かつ一方の透明な保護樹
脂部材面に蓄光性蛍光顔料を塗付し、この蓄光性蛍光顔
料面に、他方の透明かつ柔軟な保護樹脂部材により、被
覆することを特徴とする夜光剤を有する装飾部材。 【請求2】樹脂、金属、紙、布等の基材において、これ
ら基材の側面に紫外線や可視光線を吸収して吸収光より
も、短波長の蛍光を発する蓄光性螢光顔料を施す一方、
紫外線や可視光線を吸収して吸収光よりも、長波長の蛍
光を発する光反射顔料とを、それぞれ施していることを
特徴とする夜光剤を有する装飾部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24355195A JPH0959540A (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | 夜光性を有する装飾部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24355195A JPH0959540A (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | 夜光性を有する装飾部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0959540A true JPH0959540A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=17105553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24355195A Pending JPH0959540A (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | 夜光性を有する装飾部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0959540A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007068028A1 (en) * | 2005-12-16 | 2007-06-21 | The Specialty Group | Photoluminescent textile materials |
-
1995
- 1995-08-17 JP JP24355195A patent/JPH0959540A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2007068028A1 (en) * | 2005-12-16 | 2007-06-21 | The Specialty Group | Photoluminescent textile materials |
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