JPH0959204A - アセトン脱水縮合物の製造方法 - Google Patents

アセトン脱水縮合物の製造方法

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JPH0959204A
JPH0959204A JP7216092A JP21609295A JPH0959204A JP H0959204 A JPH0959204 A JP H0959204A JP 7216092 A JP7216092 A JP 7216092A JP 21609295 A JP21609295 A JP 21609295A JP H0959204 A JPH0959204 A JP H0959204A
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JP
Japan
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acetone
zeolite
reaction
catalyst
isophorone
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JP7216092A
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English (en)
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Isao Fukada
深田  功
Katsuhiko Matsuba
勝彦 松葉
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 アセトンを気相で反応させてアセトン脱
水縮合物を製造する。この際に、細孔入口径が酸素12員
環で規定されるゼオライトを、アルカリ金属及びアルカ
リ土類金属よりなる群から選ばれた元素の1種以上でイ
オン交換した触媒の存在下に反応させる。 【効果】 工業的に有用なメシチルオキシドとイソホロ
ンとを含むアセトン脱水縮合物を高選択率で製造するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アセトン脱水縮合
物の製造方法に関するものである。更に詳しくは、アセ
トンを気相で反応させてアセトン脱水縮合物を製造する
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】塩基性物質の存在下、アセトンからイソ
ホロンやメシチルオキシドなどの工業的に有用なアセト
ン脱水縮合物が合成されることは知られており、工業的
にも実施されている。イソホロンやメシチルオキシド
は、工業溶剤として使用される他に樹脂硬化剤原料、塗
料原料、農薬原料等の有機中間体として広く利用され
る。アセトンからイソホロンやメシチルオキシドなどの
アセトン脱水縮合物の製造は、通常液相でアルカリ金属
水酸化物等の可溶性塩基性触媒を用い、高圧、高pHの
厳しい条件下で実施される。これに対し、気相ではアル
ミナ担持酸化カルシウム触媒を用いる方法が特公平5-11
096号 に及びマグネシア−アルミナ系の複合酸化物触媒
を用いる方法が特公昭58-31216号に開示されているが、
これらの方法では酸化物触媒の構造が変化し易いため、
触媒の安定性が問題となる。一方、結晶構造の安定なゼ
オライトを用いた方法としては、塩基性ゼオライトを液
相反応で使用した例が特公昭40-24977号及び特公昭41-4
966号 にあるが、生成するアセトンの脱水縮合物はメシ
チルオキシドのみである。また、コレクション オブチ
ェコスロバック ケミカル コミュニケーションズ (C
ollect.Czech.Chem.Commun.),54巻,2054,2998(1989)で
は、ゼオライトがアセトンのアルドール縮合に関し気相
反応で使用されているが、使用されたゼオライトの細孔
入口径が酸素10員環で規定されるものであるためにメシ
チルオキシドの生成が主であり、またプロトン型のゼオ
ライトを使用している例では炭化水素の生成が顕著とな
る。この様に、構造が安定な触媒を使用して、気相反応
でアセトンからイソホロンやメシチルオキシドなどのア
セトン脱水縮合物を安定的に製造することのできる触媒
は未だ開発されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、結晶構造の安
定なゼオライト触媒を使用して、アセトンからメシチル
オキシドと並んで工業的に有用なイソホロンも同時にア
セトン脱水縮合物として製造することが課題となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するため鋭意検討した結果、本発明を完成する
に至ったものである。すなわち、本発明は、アセトンを
気相で反応させてアセトン脱水縮合物を製造する方法に
おいて、細孔入口径が酸素12員環で規定されるゼオラ
イトを、アルカリ金属及びアルカリ土類金属よりなる群
から選ばれた元素の1種以上でイオン交換した触媒の存
在下に、反応させることを特徴とするアセトン脱水縮合
物の製造方法である。
【0005】本発明者らは、アセトンを気相で反応させ
てアセトン脱水縮合物を製造する際に、細孔入口径が酸
素12員環で規定されるゼオライトを、アルカリ金属及
びアルカリ土類金属よりなる群から選ばれた元素の1種
以上でイオン交換して塩基性能を付与したものを触媒と
して使用することで、メシチルオキシドと並んで工業的
に有用なイソホロンも同時に製造することができ、高選
択率で両者を含むアセトン脱水縮合物が得られることを
見い出した。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において使用する細孔入口
径が酸素12員環で規定されるゼオライトは、合成品お
よび天然品があり、どちらも使用することができる。合
成品ではX、Y、LまたはΩ型ゼオライト、オフレタイ
ト、モルデナイト等が使用され、天然品ではフォージャ
サイト、グメリナイト、マッザイト、オフレタイト、モ
ルデナイト等が使用される。好ましくは、X型ゼオライ
ト、L型ゼオライトまたはフォージャサイトである。
【0007】また、本発明においてゼオライトのイオン
交換に使用するアルカリ金属及びアルカリ土類金属より
なる群から選ばれた元素は、アルカリ金属としてはリチ
ウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウムで
あり、アルカリ土類金属としてはベリリウム、マグネシ
ウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウムである。
【0008】イオン交換の際に使用するアルカリ金属及
びアルカリ土類金属よりなる群から選ばれた元素は、種
々の化合物の形で使用されるが、イオン交換する際に使
用する溶媒に溶解するものであれば何でもよい。通常は
塩化物、硝酸塩、硫酸塩、水酸化物、カルボン酸塩が使
用される。カルボン酸塩としてはギ酸塩、酢酸塩、プロ
ピオン酸塩等の脂肪族カルボン酸塩、安息香酸塩等の芳
香族カルボン酸塩が使用される。
【0009】ゼオライトのイオン交換は、通常実施され
る方法を用いればよく、特に限定されないが、通常溶媒
を用いた液相で行われる。溶媒としては、イオン交換の
際に使用するアルカリ金属及びアルカリ土類金属よりな
る群から選ばれた元素の化合物を溶解するものであれば
何でもよいが、通常は水が使用される。溶媒中のアルカ
リ金属及びアルカリ土類金属よりなる群から選ばれた元
素の濃度は、通常、ゼオライトの陽イオン交換容量以上
のアルカリ金属及びアルカリ土類金属よりなる群から選
ばれた元素を含有している液量を用いれば特に限定され
ないが、通常その濃度が、 0.05〜5mol/l 、好ましく
は0.1〜2mol/lのものを使用する。
【0010】0.05mol/l よりも希薄な条件ではイオン交
換速度が遅くなり過ぎ、5mol/l よりも濃厚な条件では
過剰に使用するため経済的ではない。イオン交換の温度
は、使用する溶媒の種類にもより任意の温度で行われる
が、例えば溶媒が水の場合は通常室温〜95℃である。室
温より低いとイオン交換速度が遅くなり過ぎ、95℃より
高いと使用する容器が加圧容器となり経済的ではない。
また、イオン交換時間は、温度にもよるが通常 0.1〜24
Hrであり、好ましくは1〜10Hrである。0.1Hrよりも短
いと十分なイオン交換が行われない。さらに、イオン交
換の回数は前記の濃度、温度、時間にもよるが、通常1
〜10回の範囲で行われる。イオン交換後のゼオライト
は、溶媒と分離した後、洗浄、乾燥および焼成を行う。
焼成温度は、イオン交換の際に使用するアルカリ金属及
びアルカリ土類金属よりなる群から選ばれた元素の化合
物の種類にもよるが、通常350℃〜540℃であり、焼成時
間は通常 0.1〜24時間である。
【0011】アセトン脱水縮合物には、メシチルオキシ
ド及びイソホロン等がある。本発明でいうメシチルオキ
シドは、4-メチル-3-ペンテン-2-オン 及び 4-メチル-4
-ペンテン-2-オンの両方を表し、イソホロンは 3,5,5-
トリメチル-2-シクロヘキセン-1-オン 及び 3,5,5-トリ
メチル-3-シクロヘキセン-1-オンの両方を表す。
【0012】本発明における反応形式は、気相法で行わ
れ、固定床方式、流動床方式等、任意の方法で実施でき
る。反応温度は通常200〜450℃であり、好ましくは250
〜400℃、更に好ましくは270〜350℃である。反応圧力
は通常大気圧〜5kg/cm2G.である。原料アセトンの供
給速度は、触媒の種類、反応温度等により広い範囲で変
化させることができるが、液空間速度(LHSV)で通
常0.01〜50hr-1であり、好ましくは0.05〜20hr-1であ
る。また、反応時、原料に窒素ガス等の不活性ガスを同
伴させて触媒層と接触させてもよい。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。 実施例1 0.4mol/lの塩化セシウム水溶液2lを撹拌しながら85〜
90℃に加温した後、NaX型合成ゼオライト20gを添加
した。85〜90℃に温度を保持しながら2時間撹拌してイ
オン交換した後、室温まで放冷し、アスピレーターによ
る吸引濾過でゼオライトを回収して、1回目のイオン交
換を終了した。次に、新たに0.4mol/lの塩化セシウム水
溶液2lを撹拌しながら85〜90℃に加温した後、1回目
のイオン交換を終了したゼオライトを添加して、1回目
の操作と同様な方法で2回目のイオン交換を行った。こ
の様なイオン交換操作を6回行った後、回収したゼオラ
イトを約10lのイオン交換水で洗浄し、乾燥器によって
110℃ で15時間乾燥した。これを24〜60メッシュに粒度
を揃えた後、空気中500℃ で4時間焼成して、セシウム
イオン交換X型ゼオライト(CsX)を得た。
【0014】内径10mm、長さ300mm のSUS 316 製反応管
に、前記のように調製したCsX触媒2.4ml と、触媒層
上部に直径1mmの溶融アルミナボール10mlを充填し、流
動浴付きの電気炉に固定した。キャリアーガスとして窒
素を6.5ml/min の流量で供給し、触媒層の温度を300℃
、圧力を2kg/cm2G に保ちながら、アセトンを4.8ml/h
r(LHSV=2.0hr-1) の流量で反応管上部から連続
的に供給し、連続反応を行った。反応液は外部冷却式の
冷却器を通じて反応液受器に冷却捕集し、ガスクロマト
グラフ法で分析した。反応開始24時間後のアセトンの転
化率、メシチルオキシドの選択率およびイソホロンの選
択率を表1に示す。ここで、メシチルオキシドは 4-メ
チル-3-ペンテン-2-オン と 4-メチル-4-ペンテン-2-オ
ンの両方を表し、イソホロンは3,5,5-トリメチル-2-シ
クロヘキセン-1-オン と 3,5,5-トリメチル-3-シクロヘ
キセン-1-オンの両方を表す。
【0015】実施例2 NaX型合成ゼオライトを24〜60メッシュに粒度を揃え
た後、空気中500℃ で4時間焼成した。CsX触媒の代
わりにこのNaX触媒を用いて、実施例1と同様の方法
で連続反応を行った。反応開始24時間後のアセトンの転
化率、メシチルオキシドの選択率およびイソホロンの選
択率を表1に示す。
【0016】実施例3〜7 塩化セシウム水溶液の代わりに、カリウム、ルビジウ
ム、リチウム、カルシウムまたはバリウム各元素の塩の
水溶液を用いて、実施例1と同様の方法でKX、Rb
X、LiX、CaXおよびBaXの各イオン交換X型ゼ
オライトを調製した。CsX触媒の代わりにこれらのイ
オン交換X型ゼオライト触媒を用いて、実施例1と同様
の方法で連続反応を行った。なお、触媒によってLHS
Vを変化させた。反応開始24時間後のアセトンの転化
率、メシチルオキシドの選択率およびイソホロンの選択
率を表1に示す。
【0017】実施例8 KL型合成ゼオライトを24〜60メッシュに粒度を揃えた
後、空気中500℃ で4時間焼成した。CsX触媒の代わ
りにこのKL触媒を用いて、実施例1と同様の方法で連
続反応を行った。反応開始24時間後のアセトンの転化
率、メシチルオキシドの選択率およびイソホロンの選択
率を表2に示す。
【0018】実施例9〜13 NaX型合成ゼオライトの代わりに、KL型合成ゼオラ
イトを、塩化セシウム水溶液の代わりに、ルビジウム、
ナトリウム、カルシウムまたはストロンチウム各元素の
塩の水溶液を用いて、実施例1と同様の方法でRbL、
NaL、CsL、CaLおよびSrLの各イオン交換L
型ゼオライトを調製した。CsX触媒の代わりにこれら
のイオン交換L型ゼオライト触媒を用いて、実施例1と
同様の方法で連続反応を行った。なお、触媒によってL
HSVを変化させた。反応開始24時間後のアセトンの転
化率、メシチルオキシドの選択率およびイソホロンの選
択率を表2に示す。
【0019】実施例14 NaY型合成ゼオライトを24〜60メッシュに粒度を揃え
た後、空気中500℃ で4時間焼成した。CsX触媒の代
わりにこのNaY触媒を用いること、およびLHSV=
0.2hr-1とすることを除いて、実施例1と同様の方法で
連続反応を行った。反応開始24時間後のアセトンの転化
率、メシチルオキシドの選択率およびイソホロンの選択
率を表3に示す。
【0020】実施例15〜16 NaX型合成ゼオライトの代わりに、NaY型合成ゼオ
ライトを、塩化セシウム水溶液の代わりに、ルビジウム
の塩の水溶液を用いて、実施例1と同様の方法でRbY
およびCsYの各イオン交換Y型ゼオライトを調製し
た。CsX触媒の代わりにこれらのイオン交換Y型ゼオ
ライト触媒を用いて、実施例1と同様の方法で連続反応
を行った。なお、触媒によってLHSVを変化させた。
反応開始24時間後のアセトンの転化率、メシチルオキシ
ドの選択率およびイソホロンの選択率を表3に示す。
【0021】実施例17 Naモルデナイト型合成ゼオライトを24〜60メッシュに
粒度を揃えた後、空気中500℃ で4時間焼成した。Cs
X触媒の代わりにこのNaモルデナイト触媒を用いるこ
と、およびLHSVを 0.15hr-1とすることを除いて、
実施例1と同様の方法で連続反応を行った。反応開始24
時間後のアセトンの転化率、メシチルオキシドの選択率
およびイソホロンの選択率を表3に示す。
【0022】実施例18 Naモルデナイト型天然ゼオライトを粉砕して24〜60メ
ッシュに粒度を揃え、イオン交換水で洗浄した後、乾燥
器によって110℃ で15時間乾燥し、空気中 500℃で4時
間焼成した。CsX触媒の代わりにこの天然Naモルデ
ナイト触媒を用いること、およびLHSVを 0.1hr-1
とすることを除いて、実施例1と同様の方法で連続反応
を行った。反応開始24時間後のアセトンの転化率、メシ
チルオキシドの選択率およびイソホロンの選択率を表3
に示す。
【0023】比較例1 細孔入口径が酸素10員環で規定されるK,Naフェリエ
ライト型合成ゼオライトを24〜60メッシュに粒度を揃え
た後、空気中500℃ で4時間焼成した。CsX触媒の代
わりにこのK,Naフェリエライト触媒を用いること、
およびLHSVを 0.1hr-1 とすることを除いて、実施
例1と同様の方法で連続反応を行った。反応開始24時間
後のアセトンの転化率、メシチルオキシドの選択率およ
びイソホロンの選択率を表4に示す。
【0024】比較例2 細孔入口径が酸素10員環で規定されるNaZSM−5型
合成ゼオライトを24〜60メッシュに粒度を揃えた後、空
気中500℃ で4時間焼成した。CsX触媒の代わりにこ
のNaZSM−5触媒を用いること、およびLHSVを
0.2hr-1 とすることを除いて、実施例1と同様の方法
で連続反応を行った。反応開始24時間後のアセトンの転
化率、メシチルオキシドの選択率およびイソホロンの選
択率を表4に示す。
【0025】比較例3 実施例1と同様の方法でセシウムイオン交換ZSM−5
型ゼオライト(CsZSM−5)を調製した。CsX触
媒の代わりにこのCsZSM−5触媒を用いること、お
よびLHSVを 0.1hr-1 とすることを除いて、実施例
1と同様の方法で連続反応を行った。反応開始24時間後
のアセトンの転化率、メシチルオキシドの選択率および
イソホロンの選択率を表4に示す。
【0026】
【表1】 注・・・メシチルオキシドは 4-メチル-3-ペンテン-2-オン + 4-メチル-4-ペ ンテン-2-オン イソホロンは3,5,5-トリメチル-2-シクロヘキセン-1-オン + 3,5,5- トリメチル-3-シクロヘキセン-1-オン
【0027】
【表2】 注・・・メシチルオキシドは 4-メチル-3-ペンテン-2-オン + 4-メチル-4-ペ ンテン-2-オン イソホロンは3,5,5-トリメチル-2-シクロヘキセン-1-オン + 3,5,5- トリメチル-3-シクロヘキセン-1-オン
【0028】
【表3】 注・・・メシチルオキシドは 4-メチル-3-ペンテン-2-オン + 4-メチル-4-ペ ンテン-2-オン イソホロンは3,5,5-トリメチル-2-シクロヘキセン-1-オン + 3,5,5- トリメチル-3-シクロヘキセン-1-オン
【0029】
【表4】 注・・・メシチルオキシドは 4-メチル-3-ペンテン-2-オン + 4-メチル-4-ペ ンテン-2-オン イソホロンは3,5,5-トリメチル-2-シクロヘキセン-1-オン + 3,5,5- トリメチル-3-シクロヘキセン-1-オン
【0030】
【発明の効果】本発明の方法により、アセトンを気相で
反応させてアセトン脱水縮合物を製造する際に、細孔入
口径が酸素12員環で規定されるゼオライトを、アルカリ
金属及びアルカリ土類金属よりなる群から選ばれた元素
の1種以上でイオン交換した触媒の存在下に反応させる
と、メシチルオキシドと同様に工業的に有用なイソホロ
ンも含むアセトン脱水縮合物を高選択率で製造すること
ができ、産業上極めて価値がある。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アセトンを気相で反応させてアセトン脱
    水縮合物を製造する方法において、細孔入口径が酸素1
    2員環で規定されるゼオライトを、アルカリ金属及びア
    ルカリ土類金属よりなる群から選ばれた元素の1種以上
    でイオン交換した触媒の存在下に、反応させることを特
    徴とするアセトン脱水縮合物の製造方法。
  2. 【請求項2】 細孔入口径が酸素12員環で規定される
    ゼオライトが、X、Y、LまたはΩ型ゼオライト、オフ
    レタイト、モルデナイト、フォージャサイト、グメリナ
    イトまたはマッザイトである請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 細孔入口径が酸素12員環で規定される
    ゼオライトが、X型ゼオライト、L型ゼオライトまたは
    フォージャサイトである請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 反応を、温度200〜450℃で行う請求項
    1、2または3記載の方法。
  5. 【請求項5】 反応を、温度270〜350℃、圧力が大気圧
    〜5kg/cm2G.で行う請求項1、2または3記載の方
    法。
JP7216092A 1995-08-24 1995-08-24 アセトン脱水縮合物の製造方法 Pending JPH0959204A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6632766B2 (en) * 2000-12-08 2003-10-14 Uop Llc Composite adsorbents for purifying hydrocarbon streams
WO2012076314A1 (de) 2010-12-08 2012-06-14 Evonik Degussa Gmbh Verfahren zur herstellung von isophoron
WO2012076317A1 (de) 2010-12-08 2012-06-14 Evonik Degussa Gmbh Verfahren zur herstellung von 3-aminomethyl-3,5,5-trimethylcyclohexylamin
DE102011075777A1 (de) 2011-05-13 2012-11-15 Evonik Degussa Gmbh Verfahren zur Herstellung von Isophoron in Gegenwart mindestens eines Entschäumers in der Abwasserkolonne im Aufarbeitungsteil

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WO2012076317A1 (de) 2010-12-08 2012-06-14 Evonik Degussa Gmbh Verfahren zur herstellung von 3-aminomethyl-3,5,5-trimethylcyclohexylamin
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WO2012156187A1 (de) 2011-05-13 2012-11-22 Evonik Degussa Gmbh Verfahren zur herstellung von isophoron in gegenwart mindestens eines entschäumers in der abwasserkolonne im aufarbeitungsteil

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