JPH0958896A - ローラ構造 - Google Patents

ローラ構造

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JPH0958896A
JPH0958896A JP7218727A JP21872795A JPH0958896A JP H0958896 A JPH0958896 A JP H0958896A JP 7218727 A JP7218727 A JP 7218727A JP 21872795 A JP21872795 A JP 21872795A JP H0958896 A JPH0958896 A JP H0958896A
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JP
Japan
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roller
shaft body
piece
shaft
unit
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Application number
JP7218727A
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English (en)
Inventor
Mamoru Fujimoto
守 藤本
Tatsuo Imafuku
達夫 今福
Hideki Miyazaki
英城 宮▲崎▼
Katsunori Saeki
勝規 佐伯
Masanori Doiuchi
昌則 土居内
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸体を継続的に使用できるようにして廃棄物
の削減及び資源の有効利用を果たす。 【解決手段】 軸体11と、これに装着される円筒状の
ローラ本体12とからローラ10を構成した。ローラ本
体12は、周方向に分割される複数の単位ローラ片13
と、これらの単位ローラ片13を軸体11の周面に整合
させた状態で、かつ各単位ローラ片13を軸体11に圧
接した状態に保持する着脱自在な結束リング16とによ
り構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸体に円筒状のロ
ーラ本体が装着され、軸体への回転力の伝達に応じてロ
ーラ本体によりワークを搬送等するように構成されたロ
ーラの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば複写機やプリンタ等の
画像形成装置においては、金属製の軸体にゴム製の円筒
体からなるローラ本体が挿着されたいわゆる搬送ローラ
等のローラが数多く使用されており、駆動モータから上
記軸体への回転力の伝達に応じて軸体とローラ本体とを
一体的に回転させ、これによりローラ本体により用紙を
搬送することが行われている。
【0003】この種のローラでは、通常、ローラ本体に
軸体が圧入、接着されることによりこれらが強固に一体
化されており、これにより軸体とローラ本体との相対的
な回転ずれを阻止して一体回転を可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来のローラでは、ローラ本体と軸体とが強固に一体
化された構造であるため一般には軸体とローラ本体とを
分離して個別に交換することが不可能である。従って、
ローラ本体表面に損傷等が生じた場合には、ローラ全体
を交換し、交換後のローラは廃棄するようにしていた。
【0005】しかし、上述のようにローラ本体に損傷等
が生じた場合であっても、多くの場合、軸体自体は再使
用可能であり、このように使用可能な軸体まで交換して
廃棄することは、資源の有効利用という点で好ましくな
い。特に、複写機等において高速型のもの、つまり短い
時間に多数の用紙を搬送しながら複写等を行う装置で
は、紙塵や飛散トナーの付着によるローラ本体の汚損
や、ローラ本体の摩耗が激しく、市場でのローラ交換の
頻度が極めて高い。そのため、ローラの廃棄数も相当数
に昇っているためこの点の改善が望まれる。
【0006】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、軸体を継続的に使用できるようにして
廃棄物の削減及び資源の有効利用を果たすことができる
ローラ構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るローラ構
造は、軸体と、この軸体に装着される円筒状のローラ本
体とからなり、上記ローラ本体が、その周方向に分割さ
れる複数のローラ片と、これらのローラ片を上記軸体の
周面に整合させて軸体に圧接した状態に保持する着脱自
在な締結手段とから構成されるものである。
【0008】請求項2に係るローラ構造は、軸体と、こ
の軸体に装着される円筒状のローラ本体とからなり、上
記ローラ本体が、その周方向一個所に軸方向に延びる切
断部を有する単一のローラ片と、このローラ片を上記軸
体に被着して軸体に圧接した状態に保持する着脱自在な
締結手段とから構成されるものである。
【0009】これら請求項1及び2記載のローラ構造に
よれば、締結手段を取外してローラ本体を軸体とローラ
片とに分解することによりローラをローラ本体と軸体と
に簡単に分離することが可能となる。そのため、ローラ
本体に損傷等が生じた場合には、ローラをローラ本体と
軸体とに分解してローラ片を交換することにより継続し
て軸体を使用することが可能となる。特に、請求項2記
載のローラ構造によれば、ローラ片が単一構造であるた
め、ローラ片の交換作業をより容易に行うことが可能と
なる。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項1又は2記
載のローラ構造において、上記締結手段が、上記軸体の
周囲に配されたローラ片に巻着される巻着部材からなる
ものである。
【0011】請求項4に係る発明は、請求項1又は2記
載のローラ構造において、上記締結手段が、上記軸体の
周囲に配されたローラ片の軸方向両端部に嵌合される嵌
合部材からなるものである。
【0012】これら請求項3及び4記載のローラ構造に
よれば、簡単な構造でもってローラ片を軸体に被着して
保持することが可能となる。特に、請求項4記載のロー
ラ構造によれば、嵌合部材とローラ片とが互いに圧接す
ることにより軸体からローラ片への回転力の伝達能力が
高められる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態について図
面を用いて説明する。
【0014】図1は、本発明に係るローラ構造の一例を
示す斜視概略図である。同図に示すローラ10は、複写
機やプリンター等の画像形成装置において用紙を搬送す
る、いわゆる搬送ローラであって、軸体11と、この軸
体11に装着される円筒状のローラ本体12とから構成
されている。
【0015】上記軸体11は、金属製の棒材からなり複
写機等の側板間に回転自在に支持されるとともに、ギア
等の伝動手段を介して駆動源としてのモータに連結され
ており、モータの回転力の伝達を受けて回転するように
なっている。
【0016】上記ローラ本体12は、図2に示すように
周方向に分割される複数の単位ローラ片13から構成さ
れており、図示の例では、8個の単位ローラ片13から
ローラ本体12が構成されている。つまり、このローラ
10では、単位ローラ片13が軸体11の周囲に配置さ
れ、結束リング16により束ねられて締結されることに
よって断面円形のローラ本体12を構成するようになっ
ている。
【0017】各単位ローラ片13は、それぞれゴム材料
から形成されるとともに、断面扇形の同一形状とされて
いる。各単位ローラ片13において、ローラ表面を形成
する部分には、ローラ10の軸方向複数個所、図示の例
では軸方向3個所に溝14が形成されており、図1に示
すように、各単位ローラ片13が軸体11の周囲に配さ
れることにより、各単位ローラ片13の溝14によって
ローラ本体12の表面にその周方向に亘る結束溝15を
形成するようになっている。
【0018】上記結束リング16は、図3に示すよう
に、金属製の薄板から形成される略リング状のベルト本
体17を有しており、このベルト本体17が上記結束溝
15において軸体11の周囲に配された各単位ローラ片
13の外周に巻きつけられ、ベルト本体17の先端部と
基端部とが連結されることにより各単位ローラ片13を
束ねて締結している。
【0019】上記ベルト本体17の先端部及び基端部に
は、ねじ軸を半分に分割したねじ部18a,18bがそ
れぞれ突設されており、ベルト本体17の先端部と基端
部とを突き合わせてねじ部18a,18bにより1本の
ねじ軸を形成し、このねじ軸にナット19を螺着するこ
とによりベルト本体17の先端部と基端部とを連結し得
るようになっている。すなわち、図3の二点鎖線に示す
ように、ベルト本体17の分割部分を広げた状態で単位
ローラ片13の外周にベルト本体17が装着され、ベル
ト本体17の先端部と基端部とが突き合わされてねじ部
18a,18bにナット19が螺着されることにより、
軸体11の周囲に配置された単位ローラ片13が締結さ
れてローラ本体12が形成されている。
【0020】そして、このように各単位ローラ片13が
結束リング16によって締結されることにより各単位ロ
ーラ片13が軸体11に圧接され、これによって単位ロ
ーラ片13と軸体11とが摩擦力でもって一体的に回転
し得るようになっている。
【0021】なお、上記ねじ部18a,18bの軸方向
寸法は結束溝15の溝深さよりも短く設定されており、
ローラ本体12の表面に突出することがないようになっ
ている。また、溝14の幅寸法はベルト本体17の幅寸
法と略同一寸法とされているが、ナット19の締結部で
のナット19の幅寸法を考慮し、図1に示すように、8
個の単位ローラ片13のうち一つの単位ローラ片13は
溝14の幅寸法が大きく設定され、結束リング16の装
着に際しては、ベルト本体17の連結部分が当該単位ロ
ーラ片13に対応するように結束リング16が装着され
るようになっている。
【0022】以上のように構成された上記ローラ10に
よれば、軸体11の周囲に複数の単位ローラ片13が配
置され、これらの単位ローラ片13が結束リング16に
よって締結されることによりローラ本体12が構成され
ているので、ローラ表面に損傷等が生じた場合には、結
束リング16を取外し、ローラ本体12を各単位ローラ
片13に分離して軸体11から取外し、新品の単位ロー
ラ片13を軸体11に装着して再度結束リング16で結
束するようにすれば、軸体11を継続して使用すること
ができる。
【0023】従って、ローラ本体の損傷等に際してロー
ラ全体を交換、廃棄していた従来構造のローラでは、再
使用可能な軸体までも廃棄することとなり、廃棄物の削
減及び資源の有効利用といった点で問題があったが、上
記ローラ10では、軸体11を継続使用することができ
るのでそのような問題がない。
【0024】特に、ローラ本体12を構成するいずれか
の単位ローラ片13の表面にのみ損傷が生じた場合であ
って、ローラの使用期間が比較的短く各単位ローラ片1
3のの摩耗が少なければ、損傷が生じた単位ローラ片1
3のみを交換することにより軸体11のみならず、その
他の単位ローラ片13をも継続して使用することができ
るので、廃棄物の削減等の点では極めて有利である。
【0025】さらに、上記ローラ10によれば、クラム
シェル方式の複写機、つまり複写機本体の上部がベース
部分に対して開閉する複写機にローラ10が使用され、
容易にローラ10を外部に露出させ得るような場合に
は、ローラ全体を複写機から取外すことなく、単位ロー
ラ片13のみを交換するだけでローラ表面損傷等の処理
を施すことができる。そのため、従来のようにローラ全
体を複写機から取外して交換するという煩雑、かつ複雑
な作業が不要となり、メンテナンス作業を容易に、しか
も短時間で行うことができるという利点がある。
【0026】その上、ローラ本体12が複数の単位ロー
ラ片13から構成される上記ローラ10では、ローラ本
体12の周方向複数個所にその軸方向に延びる各単位ロ
ーラ片13の当接部が形成され、この当接部により用紙
に対するローラ本体12の摩擦抵抗が増大される。その
ため、ローラ10による用紙の搬送性能がより向上され
るという利点もある。
【0027】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。
【0028】図4は、第2実施形態にかかるローラ構造
の一例を示す斜視概略図であり、上記ローラ10と共通
する部材については同一符号を付している。
【0029】この図に示すように、第2実施形態のロー
ラ20は、軸体11の周囲に単位ローラ片13を配し、
これらを束ねた状態で締結してローラ本体12を構成す
る点で上記第1実施形態のローラ10と基本的な構成が
共通するが、各単位ローラ片13を締結するための手段
が上記ローラ10と相違している。
【0030】すなわち、第2実施形態のローラ20にお
いては、軸体11の周囲に配置される単位ローラ片13
の軸方向両端部にキャップ21が装着されることによっ
て、単位ローラ片13を締結してローラ本体12を構成
するようになっている。
【0031】キャップ21は、円筒状に形成されてお
り、軸体11に挿通されて単位ローラ片13の端部に外
嵌されるとともに、ビス22により軸体11に固定され
るようになっている。なお、第2実施形態のローラ20
では、上記ローラ10と異なり結束リング16を用いな
いため、各単位ローラ片13に溝14は形成されていな
い。
【0032】以上のように構成されたローラ20によれ
ば、ローラ表面に損傷等が生じた場合には、ビス22を
緩めてキャップ21を取外してローラ本体12を構成す
る各単位ローラ片13を軸体11から取外し、新品の単
位ローラ片13を軸体11に装着してキャップ21を再
度装着することにより、軸体11を継続して使用するこ
とができる。従って、上記第1実施形態のローラ10と
同様、軸体11を継続使用することができ、これにより
廃棄物の削減及び資源の有効利用を効果的に果たすこと
ができる。
【0033】特に、第2実施形態の構造では、単位ロー
ラ片13の端部にキャップ21が外嵌されてこれら相互
の摩擦力が高められ、さらにこのキャップ21が軸体1
1に固定されているので、上記ローラ10と比較する
と、軸体11とローラ本体12との一体性がより向上さ
れている。そのため軸体11からローラ本体12への回
転力の伝達能力がより高められるという利点がある。し
かも、キャップ21により単位ローラ片13の軸方向の
ずれが規制されるので、ローラ本体12の軸体11にお
ける軸方向の位置決めを行うことができるという利点も
ある。
【0034】また、第2実施形態の構造では、スペース
的に余裕があれば、ビス22を緩めてキャップ21を軸
体11の軸方向外側にずらすだけで単位ローラ片13の
交換作業を行うことができるので、作業中にキャップ2
1を紛失したり、あるいは落して破損するといった実態
を招くことがないという利点もある。
【0035】次に、本発明の第3実施形態について説明
する。
【0036】図5は、第3実施形態にかかるローラ構造
の一例を示す斜視概略図であり、上記ローラ10と共通
する部材については同一符号を付している。
【0037】第3実施形態のローラ30は、上記第1実
施形態のローラ10と基本的な構成が共通するものの、
ローラ本体12が単一のローラ片31から構成されてい
る点においてローラ10と相違している。すなわち、第
3実施形態のローラ30では、円筒状に形成されたロー
ラ片31が軸体11に被着され、このローラ片31が上
記第1実施形態のローラ10と同様に結束リング16に
よって締結されることによりローラ本体12が構成され
ている。
【0038】ローラ片31は、全体がゴム材料から形成
されており、その周方向一個所には、軸方向に延びる切
断部32が形成されるとともに、表面には、長手方向複
数個所、図示の例では3個所において周方向に亘る結束
リング装着用の結束溝33が形成されている。
【0039】上記構成のローラ30によれば、ローラ表
面に損傷等が生じた場合には、結束リング16を取外し
て(同図に示す状態)、切断部32においてローラ片3
1を押し広げながら、この切断部32を介してローラ片
31を軸体11から取外し、これと逆の手順で新品のロ
ーラ片31を軸体11に被着して再度結束リング16を
装着することにより、軸体11を継続して使用すること
ができる。従って、上記第1実施形態のローラ10と同
様、軸体11を継続使用することができ、これにより廃
棄物の削減及び資源の有効利用を効果的に果たすことが
できる。
【0040】特に、このローラ30の構成では、ローラ
本体12が円筒状の単一のローラ片31から構成されて
いるため、第1及び第2実施形態のローラ10,20に
比べると、ローラ表面に損傷等が生じた際のローラ片3
1の交換作業をより容易に行うことができる。
【0041】次に、本発明の第4実施形態について説明
する。
【0042】図6は、第4実施形態にかかるローラ構造
の一例を示す斜視概略図であり、上記ローラ10と共通
する部材については同一符号を付している。
【0043】第4実施形態のローラ30は、第2実施形
態のローラ20と基本的な構成が共通するものの、ロー
ラ本体12が単一のローラ片41から構成されている点
においてローラ20と相違している。すなわち、第4実
施形態のローラ40では、円筒状に形成されたローラ片
41が軸体11に被着され、このローラ片31の軸方向
両端に、上記第2実施形態のローラ20と同様のキャッ
プ21が装着され、このキャップ21がビスにより軸体
11に固定されることによりローラ本体12が構成され
ている。
【0044】上記ローラ40の構成によれば、ローラ表
面に損傷等が生じた場合には、キャップ21を取外して
(同図に示す状態)、ローラ片41を切断部42におい
て押し広げながら、この切断部32を介してローラ片4
1を軸体11から取外し、新品のローラ片41を軸体1
1に被着してキャップ21を再度装着することにより、
軸体11を継続して使用することができる。従って、上
記第2実施形態のローラ20と同様、軸体11を継続使
用することができ、これにより廃棄物の削減及び資源の
有効利用を効果的に果たすことができる。
【0045】なお、以上説明したローラ10,20,3
0,40は、本発明に係るローラ構造が適用されるロー
ラの代表的な例であって、その具体的な構造は上記ロー
ラ10,20,30,40に限らず本願発明の要旨を逸
脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0046】例えば、上記実施形態の各ローラ10,2
0,30,40では、ローラ本体12を構成する単位ロ
ーラ片13やローラ片31,41を軸体11に圧接さ
せ、これら相互の摩擦力でもって軸体11の回転力をロ
ーラ本体12に伝達するようにしているが、軸体11
に、その軸方向と直交する方向にピン部材を挿入し、こ
れを単位ローラ片13及びローラ片31,41の端面に
形成したピン溝内に嵌め込むようにして軸体11と単位
ローラ片13、あるいはローラ片31,41との一体性
を高めて回転力の伝達能力を高めるようにしてもよい。
このような構成は、単位ローラ片13やローラ片31,
41が樹脂材料等、軸体11に対して滑り易い材料から
形成される場合に特に有効となるが、第1及び第3実施
形態のローラ10,30においては、ローラ本体12の
軸方向の位置決めを行うことができるという利点もあ
る。
【0047】また、上記第1及び第3実施形態のローラ
10,30では、結束リング16におけるナット19の
締付け位置がローラ本体12の周方向の同一個所となっ
ているが、ナット19の位置がローラ本体12の周方向
に均等に分散されるように結束リング16を装着するよ
うにしても構わない。このようにすればローラ本体12
の重量バランスを周方向により均一に保つことができ
る。
【0048】さらに、上記実施形態では、軸体に、その
軸方向に延びる単一のローラ本体が装着されるローラに
本願発明のローラ構造が適用された例について説明した
が、軸方向に狭幅の複数のローラ本体を所定の間隔で装
着するようなローラにも本願発明のローラ構造を適用す
ることができる。
【0049】また、上記実施形態では、複写機の搬送ロ
ーラに本願発明のローラ構造が適用された例について説
明したが、搬送ローラ以外のローラ、例えば、用紙の重
送を阻止するための捌きローラに本願発明のローラ構造
を適用することも可能であり、勿論、複写機等の画像形
成装置以外の分野で使用される各種ローラに適用するこ
とも可能である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のローラ構
造は、ローラ本体をその周方向に分割する複数のローラ
片と、各ローラ片を軸体に圧接して保持する着脱自在な
締結手段とから構成したので、ローラ本体に損傷等が生
じた場合には、締結手段を取外し、ローラをローラ本体
と軸体とに分解してローラ片を交換することにより継続
して軸体を使用することができる。そのため廃棄物の削
減や資源の有効利用を好適に達成することができる。
【0051】また、本発明のローラ構造は、ローラ本体
を、その周方向一個所に軸方向に延びる切断部を有する
単一のローラ片と、このローラ片を軸体に圧接した状態
に保持する着脱自在な締結手段とから構成したので、こ
のローラ構造においても、ローラ片単体を交換すること
により継続して軸体を使用することができ、廃棄物の削
減や資源の有効利用を達成することができる。とりわ
け、このローラ構造によれば、ローラ片が単一構造であ
るため、ローラ片の交換作業をより容易に行うことがで
きる。
【0052】また、上記締結手段を、軸体の周囲に配さ
れたローラ片に巻着される巻着部材から構成したり、あ
るいは軸体の周囲に配されたローラ片の軸方向両端部に
嵌合される嵌合部材から構成するようにすれば、簡単な
構造でもってローラ片を軸体に被着して保持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るローラ構造の第1実施形態が適用
されるローラを示す斜視概略図である。
【図2】図1に示すローラの分解概略図である。
【図3】図1に示すローラに適用される結束リングを示
す斜視概略図である。
【図4】本発明に係るローラ構造の第2実施形態が適用
されるローラを示す斜視概略図である。
【図5】本発明に係るローラ構造の第3実施形態が適用
されるローラを示す分解斜視図である。
【図6】本発明に係るローラ構造の第4実施形態が適用
されるローラを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10,20,30,40 ローラ 12 ローラ本体 13 単位ローラ片 14 溝 15 結束溝 16 結束リング 17 ベルト本体 18a,18b ねじ部 19 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐伯 勝規 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 土居内 昌則 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸体と、この軸体に装着される円筒状の
    ローラ本体とからなり、上記ローラ本体が、その周方向
    に分割される複数のローラ片と、これらのローラ片を上
    記軸体の周面に整合させて軸体に圧接した状態に保持す
    る着脱自在な締結手段とから構成されることを特徴とす
    るローラ構造。
  2. 【請求項2】 軸体と、この軸体に装着される円筒状の
    ローラ本体とからなり、上記ローラ本体が、その周方向
    一個所に軸方向に延びる切断部を有する単一のローラ片
    と、このローラ片を上記軸体に被着して軸体に圧接した
    状態に保持する着脱自在な締結手段とから構成されるこ
    とを特徴とするローラ構造。
  3. 【請求項3】 上記締結手段は、上記軸体の周囲に配さ
    れたローラ片に巻着される巻着部材からなることを特徴
    とする請求項1又は2記載のローラ構造。
  4. 【請求項4】 上記締結手段は、上記軸体の周囲に配さ
    れたローラ片の軸方向両端部に嵌合される嵌合部材から
    なることを特徴とする請求項1又は2記載のローラ構
    造。
JP7218727A 1995-08-28 1995-08-28 ローラ構造 Pending JPH0958896A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6493532B2 (en) * 2000-06-26 2002-12-10 Ricoh Company, Ltd. Slide-rotating collar protecting rotatable resin shaft

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US6493532B2 (en) * 2000-06-26 2002-12-10 Ricoh Company, Ltd. Slide-rotating collar protecting rotatable resin shaft

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