JPH0958817A - ピッキング装置 - Google Patents
ピッキング装置Info
- Publication number
- JPH0958817A JPH0958817A JP21365995A JP21365995A JPH0958817A JP H0958817 A JPH0958817 A JP H0958817A JP 21365995 A JP21365995 A JP 21365995A JP 21365995 A JP21365995 A JP 21365995A JP H0958817 A JPH0958817 A JP H0958817A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conveyor
- article
- articles
- free roller
- tilt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】物品のピッキング装置において、所望の順序に
整列させる代わりに制御及び構成が複雑となっていた。 【解決手段】ピッキング装置100は、複数のフリーロ
ーラコンベヤ10上に収納された物品を、各々のフリー
ローラコンベヤ10に設けられた切り出し部18によ
り、集品コンベヤ30上に切り出し、集品コンベヤ30
のストッパ31等の滞留機構により停止させる。揺動コ
ンベヤ50が揺動軸51の廻りに揺動し、複数の集品コ
ンベヤ30の内の1つのコンベヤ上の物品を、選択的に
出荷用搬送コンベヤ40上に移載する。順次これを行
う。これにより、出荷用搬送コンベヤ40上には、所望
の物品を所望の順序に整列させることができる。
整列させる代わりに制御及び構成が複雑となっていた。 【解決手段】ピッキング装置100は、複数のフリーロ
ーラコンベヤ10上に収納された物品を、各々のフリー
ローラコンベヤ10に設けられた切り出し部18によ
り、集品コンベヤ30上に切り出し、集品コンベヤ30
のストッパ31等の滞留機構により停止させる。揺動コ
ンベヤ50が揺動軸51の廻りに揺動し、複数の集品コ
ンベヤ30の内の1つのコンベヤ上の物品を、選択的に
出荷用搬送コンベヤ40上に移載する。順次これを行
う。これにより、出荷用搬送コンベヤ40上には、所望
の物品を所望の順序に整列させることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種物品の集荷と
出荷を行う集配センター等において、各種物品を指定さ
れた物品棚上に載置して保管するとともに、指定された
物品を物品棚から取り出すピッキング作業に用いて好適
なピッキング装置に関する。
出荷を行う集配センター等において、各種物品を指定さ
れた物品棚上に載置して保管するとともに、指定された
物品を物品棚から取り出すピッキング作業に用いて好適
なピッキング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の流通業界では、各種の物品を集配
センターに一旦集荷した後に、注文のあった物品を必要
個数だけ注文主に向けて出荷するようになっている。そ
して、出荷が指定された物品を物品保管場所から取り出
すピッキング作業に使用されるピッキング装置の中に
は、図3に示すような形式のものがある。
センターに一旦集荷した後に、注文のあった物品を必要
個数だけ注文主に向けて出荷するようになっている。そ
して、出荷が指定された物品を物品保管場所から取り出
すピッキング作業に使用されるピッキング装置の中に
は、図3に示すような形式のものがある。
【0003】図3に示すピッキング装置1は、物品を収
納するフローラック2と、このフローラック2から物品
を切り出す切り出し装置3と、切り出された物品を搬送
する複数のメインコンベヤ4と、これらのメインコンベ
ヤ4により搬送された物品を合流させた状態で搬送する
合流コンベヤ5とを備えている。そして、切り出し装置
3とメインコンベヤ4および合流コンベヤ5の作動は、
図示されない制御装置によって同期制御され、出荷する
物品を所望の順序に並べた状態で、合流コンベヤ5上に
整列させることができるようになっている。
納するフローラック2と、このフローラック2から物品
を切り出す切り出し装置3と、切り出された物品を搬送
する複数のメインコンベヤ4と、これらのメインコンベ
ヤ4により搬送された物品を合流させた状態で搬送する
合流コンベヤ5とを備えている。そして、切り出し装置
3とメインコンベヤ4および合流コンベヤ5の作動は、
図示されない制御装置によって同期制御され、出荷する
物品を所望の順序に並べた状態で、合流コンベヤ5上に
整列させることができるようになっている。
【0004】前記ピッキング装置1によれば、1台の配
送トラックに積載する物品を、配送する順序とは逆の順
序に整列させた状態で合流コンベヤ5上に取り出すこと
ができる。これにより、整列させた物品をそのまま配送
トラックの荷台に積み込めば、最初に配送する物品が荷
台の最も手前側に位置することとなるから、配送トラッ
クへの物品の積み込みや、配送を効率よく行うことがで
きる。
送トラックに積載する物品を、配送する順序とは逆の順
序に整列させた状態で合流コンベヤ5上に取り出すこと
ができる。これにより、整列させた物品をそのまま配送
トラックの荷台に積み込めば、最初に配送する物品が荷
台の最も手前側に位置することとなるから、配送トラッ
クへの物品の積み込みや、配送を効率よく行うことがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たピッキング装置1において、物品を所望の順序に整列
させて合流コンベヤ5上に取り出すためには、物品をフ
ローラック2からメインコンベヤ3上に切り出すタイミ
ングとメインコンベヤ3の作動とを同期させる必要があ
るばかりでなく、切り出された物品がメインコンベヤ3
上を移動して合流コンベヤ4の合流点に到達する時間を
算出したり、メインコンベヤ3と合流コンベヤ4との運
転を同期させたりする必要があり、制御がきわめて複雑
なものとなってしまう。また、複数のメインコンベヤ3
と合流コンベヤ4の駆動速度及び時期を同期させなけれ
ばならないから、ピッキング装置1全体の構造が複雑な
ものとなる。また、合流させるためのラインが長大なも
のとなり、結局コストアップの要因となっている。
たピッキング装置1において、物品を所望の順序に整列
させて合流コンベヤ5上に取り出すためには、物品をフ
ローラック2からメインコンベヤ3上に切り出すタイミ
ングとメインコンベヤ3の作動とを同期させる必要があ
るばかりでなく、切り出された物品がメインコンベヤ3
上を移動して合流コンベヤ4の合流点に到達する時間を
算出したり、メインコンベヤ3と合流コンベヤ4との運
転を同期させたりする必要があり、制御がきわめて複雑
なものとなってしまう。また、複数のメインコンベヤ3
と合流コンベヤ4の駆動速度及び時期を同期させなけれ
ばならないから、ピッキング装置1全体の構造が複雑な
ものとなる。また、合流させるためのラインが長大なも
のとなり、結局コストアップの要因となっている。
【0006】そこで、本発明の目的は、従来の技術が有
する問題点を解消し、物品を所望の順序に整列させるこ
とができるばかりでなく、構成が簡単で、コンパクトか
つ制御が容易なピッキング装置を提供することにある。
する問題点を解消し、物品を所望の順序に整列させるこ
とができるばかりでなく、構成が簡単で、コンパクトか
つ制御が容易なピッキング装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
ると、物品搬送方向下流に向かって下り傾斜のフリーロ
ーラコンベヤを物品搬送方向に対する横方向に複数並設
し、個々に物品の切り出しを行うフリーローラコンベヤ
列と、各フリーローラコンベヤ列の物品搬入部に接して
延び、各フリーローラコンベヤに要求されている物品を
搬送補給する物品補充コンベヤと、フリーローラコンベ
ヤ列の物品切り出し部に沿って延び、個々のフリーロー
ラコンベヤから切り出された物品を搬送し、搬送方向下
流位置に物品を滞留させる滞留機構を有する集品コンベ
ヤと、フリーローラコンベヤ列と物品補充コンベヤと集
品コンベヤとでなる各ピッキング段が上下方向に間隔を
あけて積層されている複数段に対して、集品コンベヤに
対向する部分が自由端となって揺動し、複数の集品コン
ベヤのいずれか一つと連通して、滞留解除で集品コンベ
ヤ上の物品が移載されるチルトコンベヤと、チルトコン
ベヤを軸支する水平軸を有し、チルトコンベヤに移載さ
れた物品を出荷部に搬送する出荷用搬送コンベヤと、に
より構成されるピッキング装置により達成される。
ると、物品搬送方向下流に向かって下り傾斜のフリーロ
ーラコンベヤを物品搬送方向に対する横方向に複数並設
し、個々に物品の切り出しを行うフリーローラコンベヤ
列と、各フリーローラコンベヤ列の物品搬入部に接して
延び、各フリーローラコンベヤに要求されている物品を
搬送補給する物品補充コンベヤと、フリーローラコンベ
ヤ列の物品切り出し部に沿って延び、個々のフリーロー
ラコンベヤから切り出された物品を搬送し、搬送方向下
流位置に物品を滞留させる滞留機構を有する集品コンベ
ヤと、フリーローラコンベヤ列と物品補充コンベヤと集
品コンベヤとでなる各ピッキング段が上下方向に間隔を
あけて積層されている複数段に対して、集品コンベヤに
対向する部分が自由端となって揺動し、複数の集品コン
ベヤのいずれか一つと連通して、滞留解除で集品コンベ
ヤ上の物品が移載されるチルトコンベヤと、チルトコン
ベヤを軸支する水平軸を有し、チルトコンベヤに移載さ
れた物品を出荷部に搬送する出荷用搬送コンベヤと、に
より構成されるピッキング装置により達成される。
【0008】本発明のピッキング装置においては、フリ
ーローラコンベヤ上に収納された物品は、フリーローラ
コンベヤに設けた切り出し装置により、集品コンベヤ上
に切り出される。そして、切り出された物品は、集品コ
ンベヤ上を搬送された後、チルトコンベヤにより集品コ
ンベヤ上から搬送コンベヤ上に移載され、出荷部に搬送
される。
ーローラコンベヤ上に収納された物品は、フリーローラ
コンベヤに設けた切り出し装置により、集品コンベヤ上
に切り出される。そして、切り出された物品は、集品コ
ンベヤ上を搬送された後、チルトコンベヤにより集品コ
ンベヤ上から搬送コンベヤ上に移載され、出荷部に搬送
される。
【0009】ここで、フリーローラコンベヤ上に補充さ
れる物品は、物品補充コンベヤにより搬送され、物品補
充コンベヤに設けた移載手段によりフリーローラコンベ
ヤ上に移載される。この移載手段としては、例えば物品
補充コンベヤ途中の各フリーローラコンベヤに対応する
位置に設けられたストッパにより、物品に対応するフリ
ーローラコンベヤ位置で物品を停止させ、物品をフリー
ローラコンベヤに移載する方向に駆動を与えて、フリー
ローラコンベヤ上に移載させる。
れる物品は、物品補充コンベヤにより搬送され、物品補
充コンベヤに設けた移載手段によりフリーローラコンベ
ヤ上に移載される。この移載手段としては、例えば物品
補充コンベヤ途中の各フリーローラコンベヤに対応する
位置に設けられたストッパにより、物品に対応するフリ
ーローラコンベヤ位置で物品を停止させ、物品をフリー
ローラコンベヤに移載する方向に駆動を与えて、フリー
ローラコンベヤ上に移載させる。
【0010】次に、切り出し装置の作動を制御すること
により、所望の物品を所望の数だけ集品コンベヤ上に切
り出すことができる。そして、各集品コンベヤの末端に
設けたストッパ等の滞留機構によって集品コンベヤ上で
一時的に物品を滞留状態とする。この時も物品の切り出
しを続けることは可能である。そして、チルトコンベヤ
を制御することにより、所望の集品コンベヤに接続し、
集品コンベヤ上のストッパによって一時的に保留状態と
なっている物品をチルトコンベヤにより搬送コンベヤ上
に移載することができる。所望の集品コンベヤ毎に切り
出された物品は、集品コンベヤの単位において所望の順
序に整列させることが可能で、搬送コンベヤ上に整列さ
せて搬送し、出荷用搬送コンベヤへ送ることができる。
により、所望の物品を所望の数だけ集品コンベヤ上に切
り出すことができる。そして、各集品コンベヤの末端に
設けたストッパ等の滞留機構によって集品コンベヤ上で
一時的に物品を滞留状態とする。この時も物品の切り出
しを続けることは可能である。そして、チルトコンベヤ
を制御することにより、所望の集品コンベヤに接続し、
集品コンベヤ上のストッパによって一時的に保留状態と
なっている物品をチルトコンベヤにより搬送コンベヤ上
に移載することができる。所望の集品コンベヤ毎に切り
出された物品は、集品コンベヤの単位において所望の順
序に整列させることが可能で、搬送コンベヤ上に整列さ
せて搬送し、出荷用搬送コンベヤへ送ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるピッキング装
置の1実施形態を、図1を参照して詳細に説明する。図
1に示すように、本実施形態のピッキング装置100
は、フリーローラコンベヤ10と、補充用コンベヤ20
と、集品コンベヤ30と、出荷用搬送コンベヤ40と、
チルトコンベヤ50と、補充用搬送コンベヤ60と、第
2のチルトコンベヤ70とを備えている。
置の1実施形態を、図1を参照して詳細に説明する。図
1に示すように、本実施形態のピッキング装置100
は、フリーローラコンベヤ10と、補充用コンベヤ20
と、集品コンベヤ30と、出荷用搬送コンベヤ40と、
チルトコンベヤ50と、補充用搬送コンベヤ60と、第
2のチルトコンベヤ70とを備えている。
【0012】図2はフリーローラコンベヤ10における
物品の収納状態を示した部分断面図である。このフリー
ローラコンベヤ10は、多数のフリーローラ11を有す
るもので、物品搬送方向下流に向かって下り傾斜で、更
に、図2のように搬送方向に対して傾斜した状態で配設
されている。これにより、このフリーローラコンベヤ1
0上に載置された物品は、例えばローラフレーム12左
側に寄せられて片側面を揃えられた状態で互いに密着し
て収納される。また、このフリーローラコンベヤ10の
搬送方向前端部には、収納した物品を一つずつ前記集品
コンベヤ30上に切り出すことができる切り出し装置1
8が設けられている。そして、このように構成された複
数(図1中においては6本)のフリーローラコンベヤ1
0は、搬送方向に対して横方向に互いに平行に並ぶよう
に配設され、フリーローラコンベヤ列15を形成してい
る。
物品の収納状態を示した部分断面図である。このフリー
ローラコンベヤ10は、多数のフリーローラ11を有す
るもので、物品搬送方向下流に向かって下り傾斜で、更
に、図2のように搬送方向に対して傾斜した状態で配設
されている。これにより、このフリーローラコンベヤ1
0上に載置された物品は、例えばローラフレーム12左
側に寄せられて片側面を揃えられた状態で互いに密着し
て収納される。また、このフリーローラコンベヤ10の
搬送方向前端部には、収納した物品を一つずつ前記集品
コンベヤ30上に切り出すことができる切り出し装置1
8が設けられている。そして、このように構成された複
数(図1中においては6本)のフリーローラコンベヤ1
0は、搬送方向に対して横方向に互いに平行に並ぶよう
に配設され、フリーローラコンベヤ列15を形成してい
る。
【0013】前記補充用コンベヤ20は、図1に示すよ
うに、上述したフリーローラコンベヤ列15の各物品搬
入部をつないで延びるように配設されている。また、こ
の補充用コンベヤ20は、そのコンベヤの搬送方向傾斜
により、又は、多数の駆動ローラの回転により、物品を
搬送する形式のものである。
うに、上述したフリーローラコンベヤ列15の各物品搬
入部をつないで延びるように配設されている。また、こ
の補充用コンベヤ20は、そのコンベヤの搬送方向傾斜
により、又は、多数の駆動ローラの回転により、物品を
搬送する形式のものである。
【0014】この補充用コンベヤ20の長手方向に物品
を搬送することができるばかりでなく、物品補充位置に
おいては物品を補充用コンベヤ20の幅方向に移動し
て、所望のフリーローラコンベヤ10に送出できる構成
が用意されている。この構成としては、搬送されてきた
物品はその種類に対応する所定の位置でストッパ21に
よって止められる。ストッパ21は板状であり、搬送面
を境にした上下移動可能に取り付けられている。そし
て、ストッパ21の直前には、物品の方向転換を行なう
ため、例えば比較的短いローラの回転面に、更に小さな
複数の回転ローラを傾けて取り付けた特殊ローラが配置
されている。このようなローラとしては東邦機械工業
(株)製の「マジックホイル」等がある。補充仕分け用
コンベヤのこのような特殊ローラ以外のローラは、通常
の円筒状のローラを使用することができる。従って、所
望のフリーローラコンベヤ10に対応する位置で停止さ
せられた物品が、補充用コンベヤ20の幅方向に物品を
移動できる上記の特殊ローラにより、フリーローラコン
ベヤ10上に移載されるようになっている。
を搬送することができるばかりでなく、物品補充位置に
おいては物品を補充用コンベヤ20の幅方向に移動し
て、所望のフリーローラコンベヤ10に送出できる構成
が用意されている。この構成としては、搬送されてきた
物品はその種類に対応する所定の位置でストッパ21に
よって止められる。ストッパ21は板状であり、搬送面
を境にした上下移動可能に取り付けられている。そし
て、ストッパ21の直前には、物品の方向転換を行なう
ため、例えば比較的短いローラの回転面に、更に小さな
複数の回転ローラを傾けて取り付けた特殊ローラが配置
されている。このようなローラとしては東邦機械工業
(株)製の「マジックホイル」等がある。補充仕分け用
コンベヤのこのような特殊ローラ以外のローラは、通常
の円筒状のローラを使用することができる。従って、所
望のフリーローラコンベヤ10に対応する位置で停止さ
せられた物品が、補充用コンベヤ20の幅方向に物品を
移動できる上記の特殊ローラにより、フリーローラコン
ベヤ10上に移載されるようになっている。
【0015】前記集品コンベヤ30は、図1に示すよう
に、上述したフリーローラコンベヤ列15の搬送方向前
端に沿って延びるように配設されている。また、この集
品コンベヤ30は多数のフリーローラを有する形式のも
ので、搬送方向下流に向かって下り傾斜して配設されて
いる。さらに、その搬送方向最下流部には、搬送する物
品の移動を停止させるストッパ31が、搬送面に対して
出入自在に設けられている。
に、上述したフリーローラコンベヤ列15の搬送方向前
端に沿って延びるように配設されている。また、この集
品コンベヤ30は多数のフリーローラを有する形式のも
ので、搬送方向下流に向かって下り傾斜して配設されて
いる。さらに、その搬送方向最下流部には、搬送する物
品の移動を停止させるストッパ31が、搬送面に対して
出入自在に設けられている。
【0016】本実施形態のピッキング装置100は、図
1に示すように、上述したフリーローラコンベヤ列15
と補充用コンベヤ20と集品コンベヤ30との組み合わ
せたものを1段として、上下方向に間隔を開けて3段に
積層されている。これにより、合計18本のフリーロー
ラコンベヤ10上に、種類の異なる物品を収納すること
ができるようになっている。
1に示すように、上述したフリーローラコンベヤ列15
と補充用コンベヤ20と集品コンベヤ30との組み合わ
せたものを1段として、上下方向に間隔を開けて3段に
積層されている。これにより、合計18本のフリーロー
ラコンベヤ10上に、種類の異なる物品を収納すること
ができるようになっている。
【0017】一方、図1に示すように、出荷部に向かっ
て物品を搬送する一条の出荷用搬送コンベヤ40が備え
られており、3段重ねされた集品コンベヤ30から順次
物品が搬送される。この出荷用搬送コンベヤ40と集品
コンベヤ30とを接続するものとしてチルトコンベヤ5
0が配設されている。このチルトコンベヤ50は、出荷
用搬送コンベヤ40の搬送方向上流端に配設された揺動
軸51の廻りで揺動し、3つの集品コンベヤ30の一つ
に選択的に接続するようになっている。
て物品を搬送する一条の出荷用搬送コンベヤ40が備え
られており、3段重ねされた集品コンベヤ30から順次
物品が搬送される。この出荷用搬送コンベヤ40と集品
コンベヤ30とを接続するものとしてチルトコンベヤ5
0が配設されている。このチルトコンベヤ50は、出荷
用搬送コンベヤ40の搬送方向上流端に配設された揺動
軸51の廻りで揺動し、3つの集品コンベヤ30の一つ
に選択的に接続するようになっている。
【0018】更なる構成として、補充用コンベヤ20へ
の物品供給があるが、図1に示すように、フリーローラ
コンベヤ10のいずれかに補充されるべき物品は、一本
の補充用搬送コンベヤ60により搬送する構成とするこ
とができる。この場合、第2のチルトコンベヤ70によ
り、3段重ねされた補充用コンベヤ20のいずれかに選
択的に移載されるようになっている。
の物品供給があるが、図1に示すように、フリーローラ
コンベヤ10のいずれかに補充されるべき物品は、一本
の補充用搬送コンベヤ60により搬送する構成とするこ
とができる。この場合、第2のチルトコンベヤ70によ
り、3段重ねされた補充用コンベヤ20のいずれかに選
択的に移載されるようになっている。
【0019】次に、上述のような構成を有する本実施形
態のピッキング装置100の作動について説明する。入
荷部に入荷した物品は、補充用搬送コンベヤ60により
搬送された後、第2のチルトコンベヤ70により、その
物品を収納するフリーローラコンベヤ10に対向して配
設された補充用コンベヤ20上に移載される。そして、
補充用コンベヤ20上を搬送される物品は、その物品を
特定して収納するフリーローラコンベヤ10に対向する
ストッパ21により停止させられた後(A)、補充用コ
ンベヤ20の移載用ローラの回転により、所望のフリー
ローラコンベヤ10上に移載されて収納される(B)。
態のピッキング装置100の作動について説明する。入
荷部に入荷した物品は、補充用搬送コンベヤ60により
搬送された後、第2のチルトコンベヤ70により、その
物品を収納するフリーローラコンベヤ10に対向して配
設された補充用コンベヤ20上に移載される。そして、
補充用コンベヤ20上を搬送される物品は、その物品を
特定して収納するフリーローラコンベヤ10に対向する
ストッパ21により停止させられた後(A)、補充用コ
ンベヤ20の移載用ローラの回転により、所望のフリー
ローラコンベヤ10上に移載されて収納される(B)。
【0020】出荷支持が出されると、フリーローラコン
ベヤ10の前端に設けられた切り出し装置18が作動し
て、物品を一つずつ集品コンベヤ30上に切り出す
(C)。そして、集品コンベヤ30上に切り出された物
品は集品コンベヤ30上を搬送され(D)、集品コンベ
ヤ30の先端に設けられたストッパ31により停止させ
られる。次いで、チルトコンベヤ50が揺動し、所望の
物品が載置されている集品コンベヤ30と出荷用搬送コ
ンベヤ40との間で延びる。この状態で、所望の物品を
停止させているストッパ31を集品コンベヤ30内に退
避させると、所望の物品は集品コンベヤ30上からチル
トコンベヤ50上に移載される。したがって、チルトコ
ンベヤ50のベルトを作動させることにより、所望の物
品を出荷用搬送コンベヤ40上に移載することができ
る。そして、チルトコンベヤ50による物品移載作業を
連続して行うことにより、所望の物品を所望の順序で、
出荷用搬送コンベヤ40上に整列させることができる。
ベヤ10の前端に設けられた切り出し装置18が作動し
て、物品を一つずつ集品コンベヤ30上に切り出す
(C)。そして、集品コンベヤ30上に切り出された物
品は集品コンベヤ30上を搬送され(D)、集品コンベ
ヤ30の先端に設けられたストッパ31により停止させ
られる。次いで、チルトコンベヤ50が揺動し、所望の
物品が載置されている集品コンベヤ30と出荷用搬送コ
ンベヤ40との間で延びる。この状態で、所望の物品を
停止させているストッパ31を集品コンベヤ30内に退
避させると、所望の物品は集品コンベヤ30上からチル
トコンベヤ50上に移載される。したがって、チルトコ
ンベヤ50のベルトを作動させることにより、所望の物
品を出荷用搬送コンベヤ40上に移載することができ
る。そして、チルトコンベヤ50による物品移載作業を
連続して行うことにより、所望の物品を所望の順序で、
出荷用搬送コンベヤ40上に整列させることができる。
【0021】すなわち、本実施形態のピッキング装置1
00は、物品を所望の順序に整列させる作用を、チルト
コンベヤ50を用いて行うものであるから、物品をフリ
ーローラコンベヤ10上から集品コンベヤ30上に切り
出すタイミングと、3段重ねされた各々の集品コンベヤ
30の作動とを同期させる必要がない。これにより、本
実施形態のピッキング装置100は、各装置の作動制御
を容易に行うことができる。また、フリーローラコンベ
ヤ10は、重力の作用により物品を搬送するものであ
り、その構造はきわめて簡単である。さらに、各々の集
品コンベヤ30の作動速度を他の集品コンベヤ30のそ
れと同期させる必要がないから、集品コンベヤ30自体
の構造を簡単なものとすることができる。
00は、物品を所望の順序に整列させる作用を、チルト
コンベヤ50を用いて行うものであるから、物品をフリ
ーローラコンベヤ10上から集品コンベヤ30上に切り
出すタイミングと、3段重ねされた各々の集品コンベヤ
30の作動とを同期させる必要がない。これにより、本
実施形態のピッキング装置100は、各装置の作動制御
を容易に行うことができる。また、フリーローラコンベ
ヤ10は、重力の作用により物品を搬送するものであ
り、その構造はきわめて簡単である。さらに、各々の集
品コンベヤ30の作動速度を他の集品コンベヤ30のそ
れと同期させる必要がないから、集品コンベヤ30自体
の構造を簡単なものとすることができる。
【0022】なお、本発明のピッキング装置は、上述し
た実施形態によって限定されるものではなく、本発明の
主旨に基づいて種々の変更が可能であることは言うまで
もない。例えば、上述した実施形態においては、フリー
ローラコンベヤ列と補充用コンベヤおよび集品コンベヤ
の組み合わせが、上下方向に間隔を開けて3段に積層さ
れているが、積層する段数をさらに増やすこととしても
良い。さらに、複数の揺動コンベヤを並列に並べること
としても良い。また、本実施形態では集品コンベヤ末端
のストッパにより集品コンベヤ上でケースを一時的に滞
留状態とするが、フローラックから切り出すタイミング
をチルトコンベヤの動きと同期させる制御を行えば、集
品コンベヤ末端でケースの滞留状態を作ることなく合流
させることも可能である。
た実施形態によって限定されるものではなく、本発明の
主旨に基づいて種々の変更が可能であることは言うまで
もない。例えば、上述した実施形態においては、フリー
ローラコンベヤ列と補充用コンベヤおよび集品コンベヤ
の組み合わせが、上下方向に間隔を開けて3段に積層さ
れているが、積層する段数をさらに増やすこととしても
良い。さらに、複数の揺動コンベヤを並列に並べること
としても良い。また、本実施形態では集品コンベヤ末端
のストッパにより集品コンベヤ上でケースを一時的に滞
留状態とするが、フローラックから切り出すタイミング
をチルトコンベヤの動きと同期させる制御を行えば、集
品コンベヤ末端でケースの滞留状態を作ることなく合流
させることも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のピッキング装置は、複数の集品コンベヤ上に切り出し
た物品を、揺動コンベヤを用いて選択的に出荷用搬送コ
ンベヤ上に移載することにより、所望の物品を所望の順
序に整列させるものである。これにより、本発明のピッ
キング装置においては、物品を集品コンベヤ上に切り出
すタイミングと、複数の集品コンベヤの作動とを同期さ
せる必要がなく、また、各々の集品コンベヤの作動を他
の集品コンベヤのそれと同期させる必要がないので、ピ
ッキング作業の制御を容易にし、集品コンベヤ自体の構
造を簡単なものとすることができる。
のピッキング装置は、複数の集品コンベヤ上に切り出し
た物品を、揺動コンベヤを用いて選択的に出荷用搬送コ
ンベヤ上に移載することにより、所望の物品を所望の順
序に整列させるものである。これにより、本発明のピッ
キング装置においては、物品を集品コンベヤ上に切り出
すタイミングと、複数の集品コンベヤの作動とを同期さ
せる必要がなく、また、各々の集品コンベヤの作動を他
の集品コンベヤのそれと同期させる必要がないので、ピ
ッキング作業の制御を容易にし、集品コンベヤ自体の構
造を簡単なものとすることができる。
【図1】本発明によるピッキング装置の全体斜視図であ
る。
る。
【図2】フリーローラコンベヤにおける物品の収納状態
を示した部分断面図である。
を示した部分断面図である。
【図3】従来のピッキング装置の全体斜視図である。
1 従来のピッキング装置 2 フローラック 3 切り出し装置 4 メインコンベヤ 5 合流コンベヤ 10 フリーローラコンベヤ 18 切り出し装置 15 フリーローラコンベヤ列 20 補充用コンベヤ 21 ストッパ 30 集品コンベヤ 31 ストッパ 40 出荷用搬送コンベヤ 50 チルトコンベヤ 51 揺動軸 60 補充用搬送コンベヤ 70 第2のチルトコンベヤ 100 本発明に係るピッキング装置
Claims (1)
- 【請求項1】物品搬送方向下流に向かって下り傾斜のフ
リーローラコンベヤ(10)を物品搬送方向に対する横方向
に複数並設し、個々に物品の切り出しを行うフリーロー
ラコンベヤ列(15)と、 各フリーローラコンベヤ列(15)の物品搬入部に接して延
び、各フリーローラコンベヤに要求されている物品を搬
送補給する物品補充コンベヤ(20)と、 前記フリーローラコンベヤ列(15)の物品切り出し部に沿
って延び、個々のフリーローラコンベヤ(10)から切り出
された物品を搬送する集品コンベヤ(30)と、 前記フリーローラコンベヤ列(15)と前記物品補充コンベ
ヤ(20)と前記集品コンベヤ(30)とでなる各ピッキング段
が上下方向に間隔をあけて積層されている複数段に対向
する部分が自由端となって揺動し、複数の前記集品コン
ベヤ(30)のいずれか一つと連通して、集品コンベヤ(30)
上の物品が移載されるチルトコンベヤ(50)と、 チルトコンベヤ(50)を軸支する水平軸(51)を有し、チル
トコンベヤ(50)に移載された物品を出荷部に搬送する出
荷用搬送コンベヤ(40)と、を備えることを特徴とするピ
ッキング装置(100) 。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21365995A JPH0958817A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | ピッキング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21365995A JPH0958817A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | ピッキング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0958817A true JPH0958817A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16642835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21365995A Pending JPH0958817A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | ピッキング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0958817A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017088312A (ja) * | 2015-11-09 | 2017-05-25 | 村田機械株式会社 | 切り出し棚 |
JP2022125351A (ja) * | 2018-04-02 | 2022-08-26 | オークラ輸送機株式会社 | 搬送装置 |
-
1995
- 1995-08-22 JP JP21365995A patent/JPH0958817A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017088312A (ja) * | 2015-11-09 | 2017-05-25 | 村田機械株式会社 | 切り出し棚 |
JP2022125351A (ja) * | 2018-04-02 | 2022-08-26 | オークラ輸送機株式会社 | 搬送装置 |
JP2022125349A (ja) * | 2018-04-02 | 2022-08-26 | オークラ輸送機株式会社 | 搬送装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5903464A (en) | Conveying system and method for mixing stacked articles | |
JPH03115005A (ja) | 異種類の物品の再配列方法及びその装置 | |
JP6820334B2 (ja) | 焼成食品を送出する装置 | |
JP2000025944A (ja) | 切換装置の装置ユニットの上に配置された多数の物品を自動的に積載する装置ユニット及び方法 | |
JPH05193729A (ja) | 任意に配列した搬入製品を一定間隔で搬送する装置 | |
JPS58193824A (ja) | 単個品用の選別機 | |
JPS58212517A (ja) | 単個品用の選別機 | |
JPS63330B2 (ja) | ||
US20110315525A1 (en) | Product discharge line | |
EP1638867B2 (en) | Method for operating a system for the temporary storage of goods, in particular pieces of luggage | |
US20040050659A1 (en) | Conveyor | |
JPH0958817A (ja) | ピッキング装置 | |
US6044957A (en) | Multiple item loading system and method | |
US20120067694A1 (en) | Product redistribution apparatus | |
JP2000266590A (ja) | 容器式重量検出装置 | |
JP2000128331A (ja) | 搬送装置 | |
JP4888892B2 (ja) | 仕分装置 | |
JP7414649B2 (ja) | ワーク搬送システム | |
US4304325A (en) | Conveyor system and conveyor apparatus therefor | |
JP7391772B2 (ja) | アキューム装置 | |
JPH0834740B2 (ja) | 物品の仕分け装置 | |
JPH0858727A (ja) | 長物野菜の箱詰装置 | |
JP2544023B2 (ja) | 作物の選別用搬送装置 | |
JP2517648Y2 (ja) | ベルトコンベア | |
JPH08157023A (ja) | 物品整列搬送装置およびその方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040309 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060425 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20071129 |