JPH0958658A - 断熱性紙カップ - Google Patents
断熱性紙カップInfo
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- JPH0958658A JPH0958658A JP7228552A JP22855295A JPH0958658A JP H0958658 A JPH0958658 A JP H0958658A JP 7228552 A JP7228552 A JP 7228552A JP 22855295 A JP22855295 A JP 22855295A JP H0958658 A JPH0958658 A JP H0958658A
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Abstract
り、断熱カバー外面の印刷文字等が明瞭に視認でき、か
つスタッキング時にブロッキング現象を生ずることのな
い断熱性紙カップを提供すること。 【解決手段】 紙製カップの外周面の開口縁2から底縁
3の間に複数本の環状突条4,5,6が設けられ、該突
条に貼付された断熱カバー9に、上下方向の凹条部7で
区分された平坦外面の凸条部8を設け、凸条部8の上端
11の幅が4〜30mmとされ、凹条部7の幅が、凸条
部8の上端の幅に対し、0.2〜0.8の比率とされ、
該凸条部8の、容器本体1の外周面からの突出高さH4
は、底縁3から開口縁2に向うほど高くされている。
Description
電子レンジで加熱したりして食用に供するインスタント
食品等の包装,収納に使用される断熱性を有する紙カッ
プに関する。
そ汁等のごとく、容器内に直接熱湯を注いで食用に供す
る食品の容器としては、発砲ポリスチレン樹脂の容器が
多用されているが、廃棄処分に当り、嵩張るとか、焼却
時に燃焼カロリーが高く、かつ黒煙を発生する等の問題
があり、しかも電子レンジでの加熱に耐えない欠点も有
していた。
欠点を解決するものとして実公昭54ー5282号公報
とか、特開平5ー178341号公報とかに開示される
容器が提案されている。
に示されるものは、外層の防熱被覆材が波形板紙である
ため、外表面の凹凸が目立ち、波形成形前に施した印
刷、あるいは貼付したレッテル等の図形,文字等が乱
れ、美観をそこね、かつ細文字等は判読しにくくなる等
の問題がある。
示されるものは、紙容器本体の外側面に貼着した表面断
熱板カバーの縦突条が、下端部の高さを上端部の高さよ
り高く形成されているため、スタッキング時に下向き重
圧が作用すると、縦突条の下端部が変形し、重なり合う
容器同士が強く密着してブロッキング現象を惹起する問
題があり、このブロッキング現象は、前記実公昭54ー
5282号公報に示されるものにも発生する。
プの有する問題点に鑑み、本発明は、断熱性が良好で、
断熱カバー外面に施した印刷等の視認性が良く、焼却処
分等の際にも公害の発生が無く、電子レンジによる加熱
も可能であり、把持強度が大で、スタッキング時にブロ
ッキング現象を生ずることも無い断熱性紙カップを提供
することを課題としている。
め、請求項1の発明では、紙料を主材とする逆截頭円錐
形のカップ状の容器本体の外周面の開口縁から底縁に至
る間に、複数本の環状突条を周方向に突設した。
条部によって区分された略平坦外面の多数の凸条部を有
するところの紙料を主材とする断熱カバーを貼付した。
mmないし30mmの範囲に選定し、前記凹条部の周方
向の幅を、前記凸条部の周方向幅に対し、0.2ないし
0.8の比率の範囲に選定するという構成とした。
条部の、容器本体の外周面からの突出高さが、容器本体
の底縁から開口縁に向うほど高い形状とするという構成
を、請求項1の発明に付加した。
項2の発明における断熱カバー凹条部の周方向の断面形
状をV字状とするという構成とした。
求項2または請求項3の発明における容器本体の各環状
突条の外面と、断熱カバーの凹条部の裏面稜縁とを発泡
性接着剤で貼着するという構成とした。
各発明を併せ適用した実施の一例を示している。
のカップ状の容器本体1は、耐水加工された紙料を主材
として成形されており、カールされた開口縁2と糸敷部
たる底縁3との間の外周面に複数本の環状突条4,5,
6が周方向に突設されている。
口縁2に向うほど、その突出高さH3,H2,H1が順
次高くされている。
び図6に示されるごとく、上下方向に走る多数の凹条部
7で区分された略平坦外面を呈する多数の凸条部8が形
成された扇形の断熱カバー9が貼付されている。
主材とし、外表面に図柄,文字等が印刷され、各環状突
条4,5,6の外面に対し、凹条部7の裏面稜縁10に
おいて、図示を省略した発泡性接着剤で貼着されてい
る。
方向の幅W1が4mmないし30mmの範囲に選定され
ており、凹条部7の周方向の幅W2が、凸条部8の上端
の周方向の幅W1に対し、その0.2ないし0.8の比
率の範囲に選定されている。
の裏面稜縁10において、発泡性接着剤で環状突条4,
5,6の外面に貼着されており、環状突条4,5,6
は、容器本体1の底縁3から開口縁2に向うほど、その
突出高さH3,H2,H1が順次高くされているので、
この環状突条4,5,6に貼着された断熱カバー9の凸
条部8の、容器本体1の外周面からの突出高さH4も底
縁3から開口縁2に向うほど高く形成されている。
が4mm以下であると、凹条部7と凸条部8とが細かい
間隔配置となり、印刷面の視認が困難となり、図柄,文
字等がぼやけた感じとなるし、該幅W1が30mm以上
となると、手指による把持という僅かな押圧力の作用で
も凸条部8がつぶれ、容器本体1の外周面との間の空間
を維持できず、断熱作用を失う。
8の上端の周方向の幅W1に対する比率、すなわちW2
/W1が0.2以下の場合は、凸条部8に対し、凹条部
7が著しく小さくなり、容器本体1と断熱カバー9との
接着性が悪化するのみでなく、手指による把持,他物と
の接触等の側圧を受けた際に変形しやすくなる。
と、容器本体1と断熱カバー9との接触面積が大とな
り、容器本体1から断熱カバー9への伝熱面積が増大
し、断熱性が低下すると共に、断熱カバー9の外表面の
凹凸が目立ち、印刷面の視認性が悪くなり美観を損ねる
欠点を生ずる。
4,5,6は、その存在自体により、容器本体の補強リ
ブとして機能するのみでなく、底縁3から開口縁2に向
うほど突出高さH3,H2,H1が高くされ、開口縁2
の直近の環状突条4が最高とされ、補強効果も大きいの
で、手指による把持時に押圧作用に耐えうる強度を保持
できる。
ら開口縁2に向うほど、容器本体1の外周面からの突出
高さH4も高く形成されるので、断熱効果も断熱カバー
9の上部ほど大きくなる。
5,6の突出高さH3,H2,H1により断熱カバー9
の突出高さH4を高くしているが、断熱カバー9の凹条
部7の凹み深さを底縁3から開口縁2に向うほど深く形
成しても同様の結果を得ることができる。
開口縁2に近いほど突出高さH4を高くされている結
果、スタッキング時に下側の容器本体1の内周面に対
し、上側の容器本体1の外周面の傾斜角が大となるた
め、下方へ向う重圧が作用しても、ブロッキングを生ず
ることが無い。
形状がV字状とされているので、容器本体1の環状突条
4,5,6との接触面積が小となり、特に凹条部7の裏
面の稜縁10において、発泡性接着剤で容器本体1の環
状突条4,5,6の外面に接着されていることによる断
熱性の向上とあいまち、断熱カバー9の変形をも最小に
留めうるものである。
周面の環状突条に、略平坦外面の多数の凸条部を有する
断熱カバーが上下方向に走る多数の凹条部で貼着されて
いるので、断熱性が向上するのは勿論、該カバーの多数
の凸条部が、略平坦外面のものとされているので、断熱
カバー外表面の印刷面の視認が明瞭となる効果がある。
いし30mmの範囲に選定したので、印刷面の図柄,文
字等の視認を困難とすることがなく、また手指による把
持その他の側圧の作用時に凸条部が変形してつぶれる現
象の発生を防止できる十分な強力を保持できる効果を奏
する。
の周方向の幅に対する比率を0.2ないし0.8の範囲
に選定したので、凹条部の小型化に起因する容器本体の
断熱カバーとの接着性の悪化を防止でき、前記側圧の作
用に対する対抗力を増大させる補強効果を奏する。
面の周方向に突設されている環状突条が、底縁から開口
縁に向うほど高く形成されているので、断熱効果と、容
器本体の補強効果とが、手指による把持が行われる容器
本体上部ほど大となる効果を奏する。
条部の容器本体の外周面からの突出高さが、容器本体の
底縁から開口縁に向うほど高く形成されているのでスタ
ッキング時に、下側の容器本体の内周面より、上側の容
器本体の外周面の傾斜角が大となり、スタッキングによ
り下向きの重圧が作用してもブロッキングを生じない効
果を奏する。
条部の周方向の断面形状がV字状とされているので、容
器本体の環状突条との接触面積を小とすることができ、
請求項5の発明である凹条部の裏面稜縁と容器本体の環
状突条とを発泡性接着剤で貼着することとあいまち、断
熱カバーの変形をも最小としうる補強効果と、伝導性の
低下による断熱性の向上を図りうる効果を奏する。
ある。
断面拡大図である。
して示した側面図である。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 紙料を主材とする逆截頭円錐形のカップ
状の容器本体の外周面の開口縁から底縁に至る間に、複
数本の環状突条が周方向に突設され、該外周面には、上
下方向に走る多数の凹条部によっ区分された略平坦外面
の多数の凸条部を有するところの、紙料を主材とする断
熱カバーが貼付されており、該凸条部の上端の周方向幅
が4mmないし30mmの範囲に選定され、前記凹条部
の周方向の幅が、前記凸条部の上端の周方向の幅に対
し、0.2ないし0.8の比率の範囲に選定されている
断熱性紙カップ。 - 【請求項2】 容器本体の環状突条の突出高さが、底縁
から開口縁に向うほど高く形成されている請求項1記載
の断熱性紙カップ。 - 【請求項3】 断熱カバーの凸条部の容器本体の外周面
からの突出高さが、容器本体の底縁から開口縁に向うほ
ど高く形成されている請求項1記載の断熱性紙カップ。 - 【請求項4】 断熱カバーの凹条部の周方向の断面形状
がV字状とされている請求項1または請求項2記載の断
熱性紙カップ。 - 【請求項5】 容器本体の各環状突条の外面と断熱カバ
ーの凹条部の裏面稜縁とが発砲性接着剤で貼着されてい
る請求項1,請求項2または請求項3記載の断熱性紙カ
ップ。
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JP22855295A JP3702908B2 (ja) | 1995-08-14 | 1995-08-14 | 断熱性紙カップ |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22855295A Expired - Fee Related JP3702908B2 (ja) | 1995-08-14 | 1995-08-14 | 断熱性紙カップ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3702908B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7175585B2 (en) | 1997-08-28 | 2007-02-13 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Heat-insulating container and apparatus for producing the same |
JP2007176604A (ja) * | 1999-03-12 | 2007-07-12 | Toppan Printing Co Ltd | 紙製断熱カップ |
CN109018593A (zh) * | 2018-07-20 | 2018-12-18 | 浙江森盟包装有限公司 | 纸容器 |
EP4234421A1 (en) | 2022-02-28 | 2023-08-30 | Seda International Packaging Group Spa | Stack of cups with distanced walls |
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---|---|---|---|---|
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JP4693075B2 (ja) * | 1999-07-28 | 2011-06-01 | 日本紙パック株式会社 | 断熱カップ |
-
1995
- 1995-08-14 JP JP22855295A patent/JP3702908B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4697170B2 (ja) * | 1999-03-12 | 2011-06-08 | 凸版印刷株式会社 | 紙製断熱カップ |
CN109018593A (zh) * | 2018-07-20 | 2018-12-18 | 浙江森盟包装有限公司 | 纸容器 |
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