JPH095854A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH095854A
JPH095854A JP17970995A JP17970995A JPH095854A JP H095854 A JPH095854 A JP H095854A JP 17970995 A JP17970995 A JP 17970995A JP 17970995 A JP17970995 A JP 17970995A JP H095854 A JPH095854 A JP H095854A
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Application number
JP17970995A
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English (en)
Inventor
Sadamasa Hiyoudou
禎正 兵藤
Ryoji Tenmyo
良治 天明
Harushige Yamamoto
晴滋 山本
Yasuhiro Toyoda
靖宏 豊田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラにあって、撮影画角や撮影画枠変更後
の画像や各種画像処理後の画像又は撮影モード選択後の
画像をファインダ内の副画面に表示しておき、撮影者が
予め撮影内容を確認できるようにする。 【構成】 対物レンズ1a→変倍レンズ2,3→ミラー
8→フィールドレンズ9→アパーチャ12a→プリズム
15→接眼レンズ16の光路による主画面用光路の他、
レンズ1b(1c)→変倍用レンズ4,5(6,7)→
ミラー8→フィールドレンズ10(11)→アパーチャ
12b(12c)→プリズム15→接眼レンズ16によ
る副画面用光路を1つの視野内に形成する。この副画面
用光路による副画面には、主画面とは異なる画像を表示
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影範囲を表示する画
面のほかに、主画面とは異なる画面を表示することので
きるカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のカメラの技術に関して
は、特願平5−295391号公報に記載のように、撮
影者がファインダ内に表示されている指標を注視してい
ることを視線方向検知手段によって検知し、前記指標に
応じて焦点距離の変更や画枠の切り換えを行うように構
成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来例にあっては、指標が絵や文字等で表示されてい
るため、以下に述べる欠点があった。 (1)指標の意味が理解できなくなり、撮影者の意思に
反した動作をさせてしまう。 (2)指標選択後の画像を見ることができないため、何
度も指標を選択し直さなければならず、苦痛を強いられ
る。
【0004】そこで、本発明は、撮影画角や撮影画枠変
更後の画像や各種画像処理後の画像又は撮影モード選択
後の画像をファインダ内の副画面に表示しておき、撮影
者が選択後の内容を予め確認することができるカメラを
提供することを目的としている。
【0005】本発明の他の目的は、表示している副画面
を撮影者が注視することにより、主画面を副画面の状態
に変更することにより、変更後の画面を確認しながらモ
ード選択やズーミング操作等を行うことのできるカメラ
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本出願に係る発
明の目的を実現する構成は、請求項1に記載のように、
撮影範囲を規定すると共に被写体像が表示される主画面
と、この主画面とは異なる画像が表示される少なくとも
1つの副画面とを1つの視野内に同時に表示させる表示
手段を備えるようにしている。
【0007】この構成によれば、撮影対象を表示する主
画面に並設させて副画面を設け、この副画面に主画面と
は異なる画像、例えば、ビデオや銀塩カメラにおける各
種の処理内容を実行の前に確認することができ、無駄な
操作を省略できるので、操作性が向上する。また、絵や
文字で表示するのに比べて確認性も向上する。
【0008】本出願に係る発明の目的を実現する具体的
な構成は、請求項2に記載のように、前記主画面と前記
副画面は、その表示位置がその表示位置を撮影者の視線
に応じて入れ替える画面入替え手段によって変更できる
ようにしている。
【0009】この構成によれば、変更後の画面内容を確
認しながらモード選択やズーミング操作等、更には主画
面とは異なる画枠、モザイク画面、ネガ/ポジ画面、測
距点パターン、絞り値等の変更の操作が撮影者の視線の
移動により行うことができ、手動操作を不要にすること
ができる。
【0010】本出願に係る発明の目的を実現する構成
は、請求項3に記載のように、撮影範囲を規定すると共
に被写体像を表示する主画面、及び前記主画面とは異な
る焦点距離の画像を表示する少なくとも1つの副画面を
1つの視野内に同時に表示させる表示手段と、撮影光学
系及びファインダ光学系の焦点距離を変更する焦点距離
変更手段と、撮影者が前記副画面を注視していることを
検出する視線検出手段と、この視線検出手段による検出
結果に基づいて前記副画面に表示した焦点距離に変更す
る制御手段とを設けるようにしている。
【0011】この構成によれば、撮影者が前記副画面を
注視していることをもって主画面及び撮影光学系の焦点
距離が変更される。したがって、手動操作によらず、視
線を動かすのみでカメラ操作を行うことができ、手等に
身体障害の有る人でも使用でき、また、健常者でも手を
使わずに使用できるので使い勝手が向上する。
【0012】本出願に係る発明の目的を実現する構成
は、請求項4に記載のように、撮影範囲を規定すると共
に被写体像を表示する主画面、及び前記主画面とは異な
る画枠の画像を表示する少なくとも1つの副画面を1つ
の視野内に同時に表示させる表示手段と、撮影者が前記
副画面を注視していることを検出する視線検出手段と、
撮影光学系及びファインダ光学系の画枠を変更する画枠
変更手段と、前記視線検出手段の検出結果に基づいて副
画面に表示した画枠に主画面の画枠を変更する制御手段
とを設けるようにしている。
【0013】この構成によれば、通常撮影サイズの画像
を主画面に表示しておき、副画面には同内容のパノラマ
サイズの画枠の画面を表示する等が可能になり、撮影者
が副画面を注視すると主画面及び撮影光学系がパノラマ
サイズ(副画面の内容)に切り替わる。したがって、手
動操作によらず、視線を動かすのみで主画面の画枠を変
更でき、手等に身体障害の有る人でも使用でき、また、
健常者でも手を使わずに使用できるので使い勝手が向上
する。
【0014】本出願に係る発明の目的を実現する構成
は、請求項5に記載のように、撮影範囲を規定すると共
に被写体像を表示する主画面、及び前記主画面とは異な
る画像処理を施した画像を表示する少なくとも1つの副
画面を1つの視野内に同時に表示させる表示手段と、撮
影者が前記副画面を注視していることを検出する視線検
出手段と、撮影光学系及びファインダ光学系の画枠を変
更する画枠変更手段と、前記視線検出手段の検出結果に
基づいて副画面に表示された画像処理を実行する制御手
段とを設けるようにしている。
【0015】この構成によれば、副画面に表示された種
々の処理画面の内、撮影者が注視した副画面の内容と同
じ画像処理が主画面によって行うことができる。したが
って、撮影者は処理画面を事前に確認でき、無駄な切り
換え操作を無くすことができるので、操作性が向上す
る。
【0016】本出願に係る発明の目的を実現する構成
は、請求項6に記載のように、撮影範囲を規定すると共
に被写体像を表示する主画面、及び前記主画面とは異な
る画像を表示する少なくとも1つの副画面を1つの視野
内に同時に表示させる表示手段と、撮影者が前記副画面
を注視していることを検出する視線検出手段と、画像を
記憶させるための指令を出力させる操作手段と、この操
作手段による指令を基に画像を記憶する画像記憶手段
と、前記視線検出手段の検出結果に基づいて主画面と副
画面との切り換えを行う制御手段とを設けるようにして
いる。
【0017】この構成によれば、撮影者が操作手段のス
イッチをオンにすると、主画面の画像が画像記憶手段に
記憶され、その内容は副画面に静止画像で表示される。
この副画面を撮影者が注視していると副画面と主画面が
入れ替わり、主画面に静止画像が表示される。したがっ
て、主画面と副画面を比較しながら録画できるので、録
画のタイミングを逃さずに済むようになる。
【0018】本出願に係る発明の目的を実現する構成
は、請求項7に記載のように、撮影範囲を規定すると共
に被写体像を表示する主画面、及び前記主画面とは異な
る測距点パターン画像を表示する少なくとも1つの副画
面を1つの視野内に同時に表示させる表示手段と、撮影
者が前記副画面を注視していることを検出する視線検出
手段と、画像を記憶させるための指令を出力させる操作
手段と、この操作手段による指令を基に画像を記憶する
画像記憶手段と、前記視線検出手段の検出結果に基づい
て前記測距点パターン画像を切り換える制御手段とを設
けるようにしている。
【0019】この構成によれば、例えば、主画面に測距
点パターンとしての多点測距を表示しているときに、副
画面には中央一点測距の測距点及び対応する画像が表示
される。これにより、被写体や撮影状況に応じて測距点
を選択することができる。
【0020】本出願に係る発明の目的を実現する構成
は、請求項8に記載のように、撮影範囲を規定すると共
に被写体像を表示する主画面、及び前記主画面とは異な
る絞り値の画像を表示する少なくとも1つの副画面を1
つの視野内に同時に表示させる表示手段と、撮影光学系
及びファインダ光学系の絞り値を変更する絞り値変更手
段と、撮影者が前記副画面を注視していることを検出す
る視線検出手段と、この視線検出手段の検出結果に基づ
いて絞り値を変更する制御手段とを設けるようにしてい
る。
【0021】この構成によれば、主画面に表示の絞り値
とは異なる絞り値が副画面に表示される。例えば、主画
面に開放絞り値を表示している時、副画面には或る値ま
で絞った絞り値が表示される。したがって、撮影意図に
応じ被写界深度を確認できると共に、副画面を注視する
のみで撮影プログラムの変更が行え、カメラの使い勝手
を向上させることができる。
【0022】本出願に係る発明の目的を実現する構成
は、請求項9に記載のように、前記副画面の表示位置
は、任意に変更可能なようにしている。
【0023】この構成によれば、副画面の表示位置は、
主画面の両側、片側、片側又は両側の上下に2段、下側
または上側等、任意の位置に配置することができる。こ
れにより、用途等に応じて最適な場所を設定することが
でき、カメラの使い勝手が向上する。
【0024】本出願に係る発明の目的を実現する構成
は、請求項10に記載のように、前記主画面の内容が前
記副画面の内容に変更し終わった後に前記副画面の表示
を消去するようにしている。
【0025】この構成によれば、副画面の内容が主画面
に変更されると、2つの画面は同一画像が表示され、撮
影者はどちらの画面を用いるべきか迷うことになる。そ
こで、副画面の画像を消去し、撮影者が混乱しないよう
にしている。
【0026】
【実施例】
(第1の実施例)図1は本発明のファインダ光学系の概
略構成を示す分解斜視図である。また、図2は図1の光
学系を使用したカメラのファインダ内の画像内容を示す
画像図である。
【0027】図1において、1は対物レンズであり、主
画面用のレンズ1aと副画面用のレンズ1b,1cを含
む構成を有し、不図示のファインダ枠体に固着されてい
る。2及び3は、同一光軸上に配設された変倍用レンズ
であり、光軸方向に独立して移動可能なように、不図示
の保持枠に保持され、不図示の駆動源の出力に応じてレ
ンズ2,3の相対位置及び各々の絶対位置を変更させ
る。4,5と,6,7は共に各一対の変倍用レンズであ
り、変倍用レンズ4と5が同一光軸上に配設され、同様
に変倍用レンズ6と7が同一光軸上に配設され、これら
は不図示の保持枠で保持されている。
【0028】8はミラーであり、前記ファインダ枠体に
固着され、光路を90°異なる方向へ変換する機能を備
えている。9及び10,11はフィールドレンズであ
り、フィールドレンズ9は主画面用光路に配置され、フ
ィールドレンズ10,11は副画面用光路に配置されて
いる。これらフィールドレンズは、不図示のファインダ
枠体に固着されている。
【0029】12はマスクであり、ファインダ光学系の
焦点面に配置され、主画面用のアパーチャ12a及び副
画面用のアパーチャ12b,12cを備えている。マス
ク12は、前記ファインダ枠体に固着されている。13
及び14は遮光板であり、フィールドレンズ10,11
とマスク12の間に配設される。この遮光板13,14
は、図示の矢印方向に各々独立して移動し、マスク12
の副画面用のアパーチャ12b,12cを遮光する。そ
して遮光板13,14は、不図示の駆動源により駆動さ
れる。15は前記各レンズを通過した光線の向きを変
え、且つ光路長を短縮するためのプリズムである。
【0030】16は接眼レンズであり、撮影者はこの接
眼レンズ16を通して被写体を視認する。主画面用光路
は、対物レンズ1a→変倍レンズ2,3→ミラー8→フ
ィールドレンズ9→アパーチャ12a→プリズム15→
接眼レンズ16によって形成される。また、副画面用光
路は、レンズ1b(1c)→変倍用レンズ4,5(6,
7)→ミラー8→フィールドレンズ10(11)→アパ
ーチャ12b(12c)→プリズム15→接眼レンズ1
6によって形成される。この主画面用光路と副画面用光
路との間には、ファインダ枠体と一体に形成された隔壁
があり、光学的に独立している。
【0031】次に、図2について説明する。図中、21
は主画面であり、撮影範囲を表している。22,23は
副画面であり、テレ(望遠)端及びワイド(広角)端で
の画面を表示している。撮影者が不図示のズームボタン
を操作し、図2の状態からテレ端又はワイド端まで移動
を完了したとき、遮光板13又は遮光板14を移動し、
副画面用アパーチャ12b(又は12c)を覆い、ファ
インダ内の副画面表示22(又は23)が消去される。
【0032】上記の構成によって、ファインダ内の副画
面には、予めテレ端又はワイド端の画面が表示されるの
で、撮影者がズーム操作を行うことなく撮影範囲の確認
が行えることになる。なお、図2においては、副画面を
テレ画面とワイド画面の2画面の表示にしているが、更
に、途中の焦点距離画面を複数表示することも可能であ
る。
【0033】(第2の実施例)図3は本発明の第2の実
施例におけるファインダ光学系の概略構成を示す分解斜
視図、図4は図3の光学系を用いたカメラのファインダ
内表示を示す画像図である。なお、上記第1の実施例と
同一又は同一機能を有するものには同一引用数字を用い
たので、以下においては重複する説明を省略する。
【0034】図4において、21は通常撮影範囲を表
し、22はパノラマ撮影範囲を表している。図3の構成
において、図1と異なる部分について説明すると、17
及び18は画枠設定手段であり、マスク12の主画面用
のアパーチャ12aの上下を覆って画枠を規定する。こ
の画枠設定手段は、不図示のガイド手段によって左右の
移動を規制され、上下方向(図の矢印方向)にのみ移動
可能にファインダ枠体に配置されている。19及び20
はレバーであり、マスク12の軸部12d,12eに夫
々嵌合し、軸部12d,12eを中心に回動自在に配置
され、画枠設定手段17の軸部17a,18aの各々に
遊嵌している。また、レバー19,20にはマスク12
の副画面用アパーチャの上下を覆うための端部19a,
20aを備えている。25はカム板であり、不図示ガイ
ド手段によって上下の移動が規制され、左右方向にのみ
移動可能なようにしてファインダ枠体に配置されてい
る。カム板25は不図示の駆動手段によって駆動され、
レバー19,20の軸部19b,20bに遊嵌してい
る。
【0035】撮影者が不図示の画枠切換手段を操作する
と、前記駆動手段によってカム板25が図の矢印方向へ
移動する。カム板25の移動に伴ってレバー19が軸部
12dを中心に右回転し、かつレバー20が軸12eを
中心に左回転する。この回転移動に伴って、主画面用の
アパーチャ12aを覆っていた画枠設定手段17は上方
向に退避し、画枠設定手段18は下方向(図の矢印方
向)へ退避する。同時に、レバー19,20の端部19
b,20aが副画面用のアパーチャ12b,12cを覆
うようになる。すなわち、主画面がパノラマ撮影範囲を
表示している時、副画面はフルサイズ撮影範囲を表示す
る。逆に、主画面がフルサイズ撮影範囲を表示している
時、副画面はパノラマ撮影範囲を表示する。
【0036】このような構成によって、ファインダ内に
予め通常撮影範囲とは異なる撮影画枠を表示しておくこ
とが可能になり、撮影者が画枠変更操作を行うことな
く、異なる画枠の撮影範囲の確認を行うことができる。
【0037】(第3の実施例)図5は本発明によるカメ
ラの第3の実施例における視線検出手段の光学系を示す
模式図である。
【0038】図中、31はカメラ本体であり、32は主
画面及び副画面を表示するための液晶表示器、33は可
視光を透過し、赤外光を反射するハーフミラーとしての
ダイクロイックミラーである。34は接眼レンズ、35
は集光レンズ、36は視線検出用のCCD(電荷結合デ
バイス)、37は赤外発光ダイオード、38は撮影者の
眼(眼球)である。
【0039】上記の構成において、撮影者がファインダ
を覗くと、赤外発光ダイオード37が撮影者の眼38を
照射する。角膜で反射した光と眼球の全体像を集光レン
ズ35を通して視線検出用CCD36上に結像させる。
この像から瞳孔の中心位置と反射光の位置を求め、眼の
回転角を算出し、撮影者がファインダ内のどこを見てい
るかを判定する。
【0040】図6は視線検出手段を備えたカメラのファ
インダ内表示を示す画像図である。図中、21は主画
面、26〜29は副画面を示し、夫々は液晶表示器32
に表示される。主画面21は通常モード撮影時の画面表
示である。また、副画面26にはネガ/ポジ反転モード
の画像が表示され、副画面27には予め設定してある文
字や絵などを通常モード撮影時の画面上に合成して表示
するスーパーインポーズモード時の画像が表示される。
更に、副画面28には被写体像の全体をぼかすソフトフ
ォーカスモードにおける画像が表示され、副画面29に
は被写体像の全体を一定の輝度値及び濃度によってマト
リクス状に並べるモザイクモードにおける画像が表示さ
れる。
【0041】図7は本発明によるカメラの制御系を示す
ブロック図である。図中、41は図5で説明した主画面
及び副画面を表示するための表示手段である。また、4
2は制御用のマイクロコンピュータ(以下、「マイコ
ン」という)であり、各種の入力信号による演算を行
い、主画面及び副画面の表示、非表示の切り換え、及び
後記する露光手段のシャッタースピード及び絞り値を決
定し、駆動信号を出力する制御を実行する。43は撮影
者の視線を検出する視線検出手段であり、図5で説明し
た通りである。この視線検出手段43によって撮影者が
ファインダ内のどの場所を注視しているかを検出し、こ
れを基にマイコン42によって演算し、副画面を注視し
ているか否かを判定する。
【0042】44はレリーズボタン(録画ボタン)であ
り、撮影者が構図や画像処理を決定し、フィルム露光ま
たは録画を行うための操作スイッチである。45はファ
インダ内に表示された画像を記録するための露光手段
(又は録画手段)であり、カメラではフィルム及びシャ
ッタ等であり、ビデオカメラではCCD等である。
【0043】以上の構成による実施例の動作について、
図8のフローチャートを参照して説明する。なお、図中
のSはステップを意味している。
【0044】まず、不図示の電源スイッチをオン(SW
−ON)にすると(S101)、電源がカメラ本体及び
視線検出手段を含むファインダ装置に供給される。つい
で、表示手段41に図6に示す様に主画面及び副画面の
表示が行われる(S102)。更に、視線検出手段43
によって撮影者の視線方向が検出され、マイコン42に
よる演算が行われる(S103)。この結果に基づいて
撮影者が副画面を一定時間注視しているか否かを判定
し、副画面を注視していればS105または106へ処
理を移行する(S104)。なお、副画面を注視してい
ない場合、S103へ戻り、以降の処理を繰り返し実行
する。
【0045】S105においては、副画面の注視有りを
基に主画面と副画面を入れ換える。また、S106では
S104の判定結果に基づいて副画面と同じ画像処理を
主画面に対しても実行する。この後、S106による主
画面の変更が完了したか否かを判定し、変更処理が完了
すればS108又はS109へ移行する。
【0046】主画面モードの変更が完了すれば、処理は
主画面と副画面とは同一画面になり、撮影者は混乱する
ことになる。そこで、主画面を元の画面、すなわち画像
処理を施していない画面に戻すための注視用のマークを
副画面に表示する(S108)。また、同様の理由か
ら、副画面を消去する(S109)。主画面を元の画面
に戻したいときには、不図示のリセット部材を用いて行
うことができる。なお、S108とS109は、図示の
都合から並行処理の記載にしてあるが、S108とS1
09の2つの処理が同時に行われるわけではなく、段階
的に行われる。
【0047】露光手段(又は録画手段)45に画像を記
録するために、撮影者がレリーズスイッチ44をオンし
たか否かを判定する。更に、レリーズスイッチ44がオ
ンであれば、S111へ処理を移行し、オフであればS
102へリターンする(S110)。撮影者が更に撮影
を続けるか否かを判定するため、露光手段(又は録画手
段)45または電源スイッチがオフになっているか否か
を判定し、オフになっていればS112に移行し、ま
た、オンであればS102へ移行する(S111)。こ
の後、電源スイッチがオフ(S112)にされ、カメラ
への電源供給が遮断される。
【0048】以上の処理により、ファインダ内に予め各
種の画像処理画面を表示しているので、撮影者がモード
の変更を行わなくとも、各々の画像処理を確認すること
ができる。また、撮影モードの変更を副画面を注視する
のみで行えるので、ファインダから目を離すことなく撮
影を行うことができる。これはビデオカメラによる撮影
において特に有効である。
【0049】(第4の実施例)図9は本発明の第4の実
施例における視線検出手段のファインダ内表示を示す画
像図である。本実施例の画面構成は、図2、図4及び図
6等と同様であり、画面表示内容のみが異なっている。
この場合のカメラは被写体までの距離を測定する測距点
を複数備えている。そして、測距点の各々の組み合わせ
は変更することができる。
【0050】図9において、51は主画面であり、52
及び53は副画面を示している。更に、51a,52
a,53aの夫々は合焦のための測距ポイントを示して
いる。51aは中央部を測距する測距枠であり、52a
は測距枠51aより広い視野を測距するための測距枠で
あり、53aは複数のポイントを測距した後に最至近距
離に合焦する様にプログラムされた測距枠である。撮影
者は、これらの測距ポイント51a,52a,53aを
被写体に応じて選択使用することができる。この選択
は、不図示の操作部材によって行うことも、視線検出手
段によって撮影者の視線を検出して副画面を注視するこ
とにより行うこともできる。なお、現状と異なる測距枠
を選択した場合、主画面上の測距枠とが入れ替わる。
【0051】以上の構成により、副画面には主画面と異
なる測距点パターンを表示しておけるので、被写体に応
じて種々の測距点パターンを直接に目視により確認で
き、かつ選択できるので、撮影チャンスを逃すことなく
最適な測距点パターンを選択することができる。更に、
この選択を撮影者の視線により行うことにより、ファイ
ンダから目を離すことなく行えるという利点がある。
【0052】(第5の実施例)図10は本発明の第5実
施例におけるカメラの制御系を示すブロック図である。
図中の符号41〜45の各部材は図7に示したと同一で
あるので、ここでは重複する説明を省略するが、本実施
例は副画面を2つ表示可能なシステム構成になってい
る。
【0053】46は絞り制御回路であり、主画面及び副
画面の絞り値をマイコン42からの指令に応じて変更す
る制御機能を有している。また、47は主画面用の光学
系であり、48,49は副画面用の光学系を示してい
る。更に、50は撮影者が任意の絞り値を設定できる様
に、カメラ外部に配置された絞り値設定手段である。
【0054】図11は図10の構成の動作を示すフロー
チャートである。このフローチャートについて説明する
と、まず、不図示の電源スイッチをオン(SW−ON)
にすると(S201)、電源がカメラ本体及び視線検出
手段を含むファインダ装置に供給される。ついで、撮影
者が予め絞り設定手段50で設定した絞り値(又はカメ
ラが被写界深度に応じて変更するプログラムに従って設
定した絞り値)に基づいてマイコン42から指令信号を
絞り制御回路46に出力し、主画面用の光軸上に配置さ
れた絞りを設定する。副画面には、前記絞り値とは異な
る絞り値まで絞った画面が表示される(S202)。更
に、視線検出手段43によって撮影者の視線方向が検出
され、マイコン42による演算が行われる(S20
3)。この結果に基づいて撮影者が副画面を一定時間注
視しているか否かを判定し、副画面を注視していればS
205へ処理を移行する(S204)。なお、副画面を
注視していない場合、S203に戻って以降の処理を繰
り返し実行する。
【0055】S205においては、撮影者が注視してい
る副画面の絞り値と同じ絞り値に主画面の絞り値を変更
する。この後、主画面の絞り値の変更が完了したか否か
を判定し(S206)、終了の判定があった場合には処
理をS207に移行させ、末終了であればS205へリ
ターンする。
【0056】ついで、S205で変更する前の主画面の
絞り値と同じ絞り値に副画面を変更する(S207)。
次に、露光手段(又は録画手段)45に画像を記録する
ために、撮影者がレリーズスイッチ44をオンしたか否
かを判定する(S208)。レリーズスイッチ44がオ
ンであれば、S209へ処理を移行し、オフであればS
202へリターンする。撮影者が更に撮影を続けるか否
かを判定するため、露光手段(又は録画手段)45又は
電源スイッチがオフになっているか否かを判定し、オン
になっていればS202に移行し、オフであればS21
0へ移行する(S209)。更に、電源スイッチがオフ
にされると、カメラへの電源供給が遮断される(S21
0)。
【0057】この構成によれば、ファインダ内に予め複
数の絞り値の画面を表示しておけるので、撮影者は絞り
値を変更又は確認するための操作を行うことなく、被写
界深度の確認を行うことができる。そして、絞り値の変
更は副画面を目で注視するのみで行えるので、撮影プロ
グラムの変更が容易になる。
【0058】(第6の実施例)図12は本発明の第6の
実施例における視線検出手段のファインダ内表示を示す
画像図である。図中、61は主画面であり、62は副画
面である。主画面61には、動画、すなわち現状の被写
体像が表示される。また、副画面62には後記する画像
記憶スイッチ65がオンされたとき、画像記憶手段66
に記憶された静止画像が表示される。
【0059】図13は図12の画像表示を行うためのカ
メラのシステム構成を示すブロック図である。図中、4
1は主画面及び副画面を表示するための表示手段であ
る。また、42は制御用のマイコンであり、各種の入力
信号による演算を行い、主画面及び副画面の表示・非表
示の切り換え、及び後記する露光手段のシャッタースピ
ード及び絞り値を決定し、駆動信号を出力する。43は
撮影者の視線を検出する視線検出手段である。この視線
検出手段43によって撮影者がファインダ内のどの場所
を注視しているかを検出し、これを基にマイコン42に
よって演算し、副画面を注視しているか否かを判定す
る。
【0060】44はレリーズボタン(録画ボタン)であ
り、撮影者が構図や画像処理を決定し、フィルム露光ま
たは録画を行うための操作スイッチである。45はファ
インダ内に表示された画像を記録するための露光手段
(又は録画手段)であり、カメラにあってはフィルム及
びシャッタ等であり、ビデオカメラにあってはCCD等
である。65は画像記憶スイッチであり、カメラの外部
のスイッチを指で操作するか、或いはファインダ内に副
画面と同様にマーク又は文字による指標を表示してお
き、この指標を注視することによりオン/オフするスイ
ッチである。また、66は画像記憶手段であり、画像記
憶スイッチ65がオンされたときの主画面上の画像を記
憶する。
【0061】図14は図13の構成の動作を示すフロー
チャートである。このフローチャートについて説明する
と、まず、不図示の電源スイッチをオン(SW−ON)
にすると(S301)、電源がカメラ本体及び視線検出
手段を含むファインダ装置に供給される。ついで、表示
手段41を駆動して主画面を表示する(S302)。こ
の時、副画面は末表示のままである。更に、撮影者が画
像記憶スイッチ65を操作したか否かを判定し(S30
3)、スイッチオンであれば次のステップへ移行し、ス
イッチオフであればS302へ戻り、以降の処理を再実
行する。画像記憶スイッチ65がオンになったときの主
画面の画像は、画像記憶手段66によって記憶される
(S304)。この記憶した画像は、表示手段41によ
って副画面に表示される(S305)。
【0062】更に、視線検出手段43によって撮影者の
視線方向が検出され、マイコン42による演算が行われ
る(S306)。この結果に基づいて撮影者が副画面を
一定時間注視しているか否かを判断し(S307)、副
画面を注視していれば次の処理を実行する。また、副画
面を注視していない場合にはS306へ戻り、以降の処
理を繰り返し実行する。
【0063】S307で副画面の注視が判定された場
合、S308において副画面の注視有りを基に主画面と
副画面の入れ換えが行われる。この処理により、変更後
の画面内容を確認しながらモード選択やズーミング操作
等の操作を行うことができる。次に、録画手段(又は露
光手段)45に画像を記録するために、撮影者が録画ボ
タン(レリーズスイッチ)44をオンにしたか否かを判
断する(S309)。録画ボタン44がオンであれば、
録画手段45によって画像を録画画像記憶)する(S3
10)。録画ボタン44がオフの場合には、S306へ
処理を移行する。撮影者が更に撮影を続けるか否かを判
定するため、録画手段45または電源スイッチがオフに
なっているか否かを判定(S311)し、オフになって
いればS312に処理を移行し、オンであればS302
へ移行し、以降の処理を繰り返し実行する。更に、電源
スイッチがオフにされ(S312)、カメラへの電源供
給が遮断される。
【0064】この構成によれば、副画面に静止画像を表
示しておけるため、主画面と比較しながら録画するタイ
ミングをつかむことができる。更に、静止画像を録画中
でも撮影タイミングを逃さずに済むという利点もある。
【0065】(第7の実施例)図15は本発明の第7の
実施例における視線検出手段のファインダ内表示を示す
画像図である。図中、71〜74の夫々は副画面であ
り、(a),(b),(c),(d)に示す様に、表示
位置が上下、左右のいずれかに確保されている。
(e),(f),(g),(h)に示す75,76,7
7,78の夫々は、カメラに配置された副画面位置操作
部材である。また、75a,76a,77a,78aの
夫々は、撮影者が指で操作した方向を示すLED表示器
である。75〜78は円盤形を成し、4方向に展開され
たスイッチ部の1つを押下することによって、中心部を
支点として傾斜し、4つの内のスイッチ部の1つがスイ
ッチオンになる。
【0066】図15の構成によれば、撮影者は上下、左
右のいずれかの位置に副画面位置操作部材75〜78で
副画面を移動可能な構成になっている。したがって、撮
影者の好みに応じて副画面の位置を任意に変更すること
ができる。
【0067】(第8の実施例)図16は本発明の第8の
実施例における視線検出手段のファインダ内表示を示す
画像図である。図中、図16のファインダ内表示は図2
の場合と同様に、テレ(望遠)/ワイド(広角)画面を
副画面に表示している。
【0068】図16において、(a)は副画面を表示し
ている状態を示し、(b)は副画面を消した状態を示し
ている。図中、81は主画面であり、82,83は副画
面であり、主画面81内に表示されている。副画面82
はテレ端画面であり、副画面83はワイド端画面であ
る。84,85は指標であり、主画面81の枠外に表示
される。
【0069】本実施例におけるカメラは、図5の様に、
撮影者の視線を検出する視線検出手段を備え、かつ画像
を表示する液晶表示器を備えている。主画面81及び副
画面82は、液晶表示器の表示画面に表示され、指標8
4,85は液晶表示用の光路とは別の光路により表示さ
れる。
【0070】図16の(a)の状態から撮影者が指標8
4を注視すると、主画面81上に表示された副画面8
2,83は消えて(b)の状態になる。更に、(b)の
状態から撮影者が指標85を注視すると、副画面82,
83が表示され、(a)の状態になる。(a)の状態で
撮影者が副画面82を注視すると、撮影光学系及びファ
インダ光学系はテレ端までシフトする。このシフトが完
了した時には、テレ端画面を表示している副画面82は
消える。逆に、(a)の状態で副画面83を注視する
と、撮影光学系及びファインダ光学系はワイド端までシ
フトする。このシフトが完了した時には、ワイド端画面
を表示している副画面83は消える。
【0071】上記のように、副画面を主画面内の液晶表
示器に表示し、画面外に指標を表示するような構成にす
ることにより、副画面用の表示手段を別途設ける必要が
なくなり、ファインダの小型軽量化が可能になり、ま
た、ローコスト化を図ることも可能になる。また、固定
された指標を表示するために液晶外の別光路を用いてい
るので、指標表示手段を簡単な構成で済ませることがで
きる。
【0072】〔発明と実施例の対応〕以上の実施例にお
いて、変倍レンズ2,3及び変倍レンズ4,5が焦点距
離変更手段に相当し、また、マイクロコンピュータ(マ
イコン)42が制御手段に相当する。
【0073】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、撮影範
囲を規定すると共に被写体像が表示される主画面と、こ
の主画面とは異なる画像が表示される少なくとも1つの
副画面とを1つの視野内に同時に表示させる表示手段を
備えるようにしたので、各種の処理内容を実行の前に確
認することができ、無駄な操作を省略できるので、操作
性が向上する。又、絵や文字で表示するのに比べて内容
の確認もし易くなる。
【0074】請求項2に記載の発明によれば、前記主画
面と前記副画面は、その表示位置がその表示位置を撮影
者の視線に応じて入れ替える画面入替え手段によって変
更できるようにしたので、変更後の画面内容を確認しな
がらモード選択やズーミング操作等、更には主画面とは
異なる画枠、モザイク画面、ネガ/ポジ画面、測距点パ
ターン、絞り値等の変更の操作が撮影者の視線の移動に
より行うことができ、手動操作を不要にすることができ
る。
【0075】請求項3に記載の発明によれば、撮影範囲
を規定すると共に被写体像を表示する主画面、及び前記
主画面とは異なる焦点距離の画像を表示する少なくとも
1つの副画面を1つの視野内に同時に表示させる表示手
段と、撮影光学系及びファインダ光学系の焦点距離を変
更する焦点距離変更手段と、撮影者が前記副画面を注視
していることを検出する視線検出手段と、この視線検出
手段による検出結果に基づいて前記副画面に表示した焦
点距離に変更する制御手段とを設けるようにしたので、
手動操作によらず、視線を動かすのみでカメラ操作を行
うことができ、手等に身体障害の有る人でも使用でき、
また、健常者でも手を使わずに使用できるので使い勝手
が向上する。
【0076】請求項4に記載の発明によれば、撮影範囲
を規定すると共に被写体像を表示する主画面、及び前記
主画面とは異なる画枠の画像を表示する少なくとも1つ
の副画面を1つの視野内に同時に表示させる表示手段
と、撮影者が前記副画面を注視していることを検出する
視線検出手段と、撮影光学系及びファインダ光学系の画
枠を変更する画枠変更手段と、前記視線検出手段の検出
結果に基づいて副画面に表示した画枠に主画面の画枠を
変更する制御手段とを設けるようにしたので、手動操作
によらず、視線を動かすのみで主画面の画枠を変更で
き、手等に身体障害の有る人でも使用でき、また、健常
者でも手を使わずに使用できるので使い勝手が向上す
る。
【0077】請求項5に記載の発明によれば、撮影範囲
を規定すると共に被写体像を表示する主画面、及び前記
主画面とは異なる画像処理を施した画像を表示する少な
くとも1つの副画面を1つの視野内に同時に表示させる
表示手段と、撮影者が前記副画面を注視していることを
検出する視線検出手段と、撮影光学系及びファインダ光
学系の画枠を変更する画枠変更手段と、前記視線検出手
段の検出結果に基づいて副画面に表示された画像処理を
実行する制御手段とを設けるようにしたので、撮影者は
処理画面を事前に確認でき、無駄な切り換え操作を無く
すことができるので、操作性が向上する。
【0078】請求項6に記載の発明によれば、撮影範囲
を規定すると共に被写体像を表示する主画面、及び前記
主画面とは異なる画像を表示する少なくとも1つの副画
面を1つの視野内に同時に表示させる表示手段と、撮影
者が前記副画面を注視していることを検出する視線検出
手段と、画像を記憶させるための指令を出力させる操作
手段と、この操作手段による指令を基に画像を記憶する
画像記憶手段と、前記視線検出手段の検出結果に基づい
て主画面と副画面との切り換えを行う制御手段とを設け
るようにしたので、主画面と副画面を比較しながら録画
できるので、録画のタイミングを逃さずに済むようにな
る。
【0079】請求項7に記載の発明によれば、撮影範囲
を規定すると共に被写体像を表示する主画面、及び前記
主画面とは異なる測距点パターン画像を表示する少なく
とも1つの副画面を1つの視野内に同時に表示させる表
示手段と、撮影者が前記副画面を注視していることを検
出する視線検出手段と、画像を記憶させるための指令を
出力させる操作手段と、この操作手段による指令を基に
画像を記憶する画像記憶手段と、前記視線検出手段の検
出結果に基づいて前記測距点パターン画像を切り換える
制御手段とを設けるようにしたので、被写体や撮影状況
に応じて測距点を選択することができる。
【0080】請求項8に記載の発明によれば、撮影範囲
を規定すると共に被写体像を表示する主画面、及び前記
主画面とは異なる絞り値の画像を表示する少なくとも1
つの副画面を1つの視野内に同時に表示させる表示手段
と、撮影光学系及びファインダ光学系の絞り値を変更す
る絞り値変更手段と、撮影者が前記副画面を注視してい
ることを検出する視線検出手段と、この視線検出手段の
検出結果に基づいて絞り値を変更する制御手段とを設け
るようにしたので、撮影意図に応じ被写界深度を確認で
きると共に、副画面を注視するのみで撮影プログラムの
変更が行え、カメラの使い勝手を向上させることができ
る。
【0081】請求項9に記載の発明によれば、前記副画
面の表示位置は、任意に変更可能なようにしたので、用
途等に応じて最適な場所を設定することができ、カメラ
の使い勝手が向上する。
【0082】請求項10に記載の発明によれば、前記主
画面の内容が前記副画面の内容に変更し終わった後に前
記副画面の表示を消去するようにしたので、副画面の内
容を主画面に変更した後の撮影者の混乱を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファインダ光学系の概略構成を示す分
解斜視図である。
【図2】図1の光学系を用いたカメラのファインダ内の
画像を示す画像図である。
【図3】本発明の第2の実施例におけるファインダ光学
系の概略構成を示す分解斜視図である。
【図4】図3の光学系を用いたカメラのファインダ内表
示を示す画像図である。
【図5】本発明によるカメラの第3の実施例における視
線検出手段の光学系を示す模式図である。
【図6】視線検出手段を備えたカメラのファインダ内表
示を示す画像図である。
【図7】本発明によるカメラの制御系を示すブロック図
である。
【図8】図7の構成における動作を説明するフローチャ
ートである。
【図9】本発明の第4の実施例における視線検出手段の
ファインダ内表示を示す画像図である。
【図10】本発明の第5実施例におけるカメラの制御系
を示すブロック図である。
【図11】図10の構成の動作を示すフローチャートで
ある。
【図12】本発明の第6の実施例における視線検出手段
のファインダ内表示を示す画像図である。
【図13】図12に示す画像表示を行うためのカメラの
システム構成を示すブロック図である。
【図14】図13の構成の動作を示すフローチャートで
ある。
【図15】本発明の第7の実施例における視線検出手段
のファインダ内表示を示す画像図である。
【図16】本発明の第8の実施例における視線検出手段
のファインダ内表示を示す画像図である。
【符号の説明】
1a 主画面用のレンズ 1b 副画面用のレンズ 12a 主画面用のアパーチャ 12b,12c 副画面用のアパーチャ 21,51,61,81 主画面 22,23,26〜29,52,53,62 副画面 17,18 画枠設定手段 31 カメラ本体 32 液晶表示器 36 視線検出用CCD 41 表示手段 42 マイクロコンピュータ(マイコン) 43 視線検出手段 44 レリーズボタン(録画ボタン) 45 露光手段(又は録画手段) 46 絞り制御回路 47 主画面用の光学系 48,49 副画面用の光学系 51a,52a,53a 測距ポイント 51a,52a,53a 測距枠 50 絞り値設定手段 65 画像記憶スイッチ 66 画像記憶手段 71〜74,82,83 副画面 75〜78 副画面位置操作部材 84,85 指標
フロントページの続き (72)発明者 豊田 靖宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影範囲を規定すると共に被写体像が表
    示される主画面と、この主画面とは異なる画像が表示さ
    れる少なくとも1つの副画面とを1つの視野内に同時に
    表示させる表示手段を備えることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記主画面と前記副画面は、その表示位
    置を撮影者の視線に応じて入れ替える画面入替え手段に
    よって変更できることを特徴とする請求項1記載のカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 撮影範囲を規定すると共に被写体像を表
    示する主画面、及び前記主画面とは異なる焦点距離の画
    像を表示する少なくとも1つの副画面を1つの視野内に
    同時に表示させる表示手段と、撮影光学系及びファイン
    ダ光学系の焦点距離を変更する焦点距離変更手段と、撮
    影者が前記副画面を注視していることを検出する視線検
    出手段と、この視線検出手段による検出結果に基づいて
    前記副画面に表示した焦点距離に変更する制御手段とを
    具備することを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 撮影範囲を規定すると共に被写体像を表
    示する主画面、及び前記主画面とは異なる画枠の画像を
    表示する少なくとも1つの副画面を1つの視野内に同時
    に表示させる表示手段と、撮影者が前記副画面を注視し
    ていることを検出する視線検出手段と、撮影光学系及び
    ファインダ光学系の画枠を変更する画枠変更手段と、前
    記視線検出手段の検出結果に基づいて副画面に表示した
    画枠に主画面の画枠を変更する制御手段とを具備するこ
    とを特徴とするカメラ。
  5. 【請求項5】 撮影範囲を規定すると共に被写体像を表
    示する主画面、及び前記主画面とは異なる画像処理を施
    した画像を表示する少なくとも1つの副画面を1つの視
    野内に同時に表示させる表示手段と、撮影者が前記副画
    面を注視していることを検出する視線検出手段と、撮影
    光学系及びファインダ光学系の画枠を変更する画枠変更
    手段と、前記視線検出手段の検出結果に基づいて副画面
    に表示された画像処理を実行する制御手段とを具備する
    ことを特徴とするカメラ。
  6. 【請求項6】 撮影範囲を規定すると共に被写体像を表
    示する主画面、及び前記主画面とは異なる画像を表示す
    る少なくとも1つの副画面を1つの視野内に同時に表示
    させる表示手段と、撮影者が前記副画面を注視している
    ことを検出する視線検出手段と、画像を記憶させるため
    の指令を出力させる操作手段と、この操作手段による指
    令を基に画像を記憶する画像記憶手段と、前記視線検出
    手段の検出結果に基づいて主画面と副画面との切り換え
    を行う制御手段とを具備することを特徴とするカメラ。
  7. 【請求項7】 撮影範囲を規定すると共に被写体像を表
    示する主画面、及び前記主画面とは異なる測距点パター
    ン画像を表示する少なくとも1つの副画面を1つの視野
    内に同時に表示させる表示手段と、撮影者が前記副画面
    を注視していることを検出する視線検出手段と、画像を
    記憶させるための指令を出力させる操作手段と、この操
    作手段による指令を基に画像を記憶する画像記憶手段
    と、前記視線検出手段の検出結果に基づいて前記測距点
    パターン画像を切り換える制御手段とを具備することを
    特徴とするカメラ。
  8. 【請求項8】 撮影範囲を規定すると共に被写体像を表
    示する主画面、及び前記主画面とは異なる絞り値の画像
    を表示する少なくとも1つの副画面を1つの視野内に同
    時に表示させる表示手段と、撮影光学系及びファインダ
    光学系の絞り値を変更する絞り値変更手段と、撮影者が
    前記副画面を注視していることを検出する視線検出手段
    と、この視線検出手段の検出結果に基づいて絞り値を変
    更する制御手段とを具備することを特徴とするカメラ。
  9. 【請求項9】 前記副画面の表示位置は、任意に変更可
    能であることを特徴とする請求項2乃至8のうちいずれ
    か1記載のカメラ。
  10. 【請求項10】 前記主画面の内容が前記副画面の内容
    に変更し終わった後に前記副画面の表示を消去すること
    を特徴とする請求項1乃至9のうちいずれか1記載のカ
    メラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014191110A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Panasonic Corp 光学ファインダー
JP2015001716A (ja) * 2013-06-18 2015-01-05 オリンパス株式会社 撮影機器及びその制御方法

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