JPH0957584A - ウェーハの加工方法 - Google Patents
ウェーハの加工方法Info
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- JPH0957584A JPH0957584A JP23927795A JP23927795A JPH0957584A JP H0957584 A JPH0957584 A JP H0957584A JP 23927795 A JP23927795 A JP 23927795A JP 23927795 A JP23927795 A JP 23927795A JP H0957584 A JPH0957584 A JP H0957584A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 面取り部の研磨を迅速に行うことができる半
導体ウェーハの加工方法を提供する。 【解決手段】 インゴットをスライスして得られたウェ
ーハの外周を研削によって面取りし、前記ウェーハのラ
ッピングを行った後エッチングを行い、その後、前記ウ
ェーハの面取り部の全体を砥石に所定荷重を加えて加工
する軟研削を施し、その後に、ウェーハの前記面取り部
の全体および表裏面の研磨を行うようにしたことを特徴
とする。
導体ウェーハの加工方法を提供する。 【解決手段】 インゴットをスライスして得られたウェ
ーハの外周を研削によって面取りし、前記ウェーハのラ
ッピングを行った後エッチングを行い、その後、前記ウ
ェーハの面取り部の全体を砥石に所定荷重を加えて加工
する軟研削を施し、その後に、ウェーハの前記面取り部
の全体および表裏面の研磨を行うようにしたことを特徴
とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェーハの加工方
法に関するものである。
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ウェーハの加工方法として、ウェ
ーハの外周の欠けを防止するための面取り工程、ウェー
ハの厚さバラツキをなくすためのラッピング工程、破砕
層および汚染した部分をなくすためのエッチング工程、
ウェーハの面取り部および主面の研磨工程を順次に行う
ものが知られている。また、1994年2月28日に日
刊工業新聞社から発行された「半導体材料基礎工学」に
記載の方法のように、前記方法において、ラッピング工
程と面取り工程とを逆にしたものも知られている。しか
し、後者の方法では、ラッピング時のウェーハの外周は
角のままとなっているため、ラッピング時にウェーハの
外周の欠けが生じ、Si屑によりウェーハの主面が傷付
いてしまう危険性があった。そのため、現在では、前者
の方法のように、面取り工程の後にラッピング工程を行
うのが主流になっている。
ーハの外周の欠けを防止するための面取り工程、ウェー
ハの厚さバラツキをなくすためのラッピング工程、破砕
層および汚染した部分をなくすためのエッチング工程、
ウェーハの面取り部および主面の研磨工程を順次に行う
ものが知られている。また、1994年2月28日に日
刊工業新聞社から発行された「半導体材料基礎工学」に
記載の方法のように、前記方法において、ラッピング工
程と面取り工程とを逆にしたものも知られている。しか
し、後者の方法では、ラッピング時のウェーハの外周は
角のままとなっているため、ラッピング時にウェーハの
外周の欠けが生じ、Si屑によりウェーハの主面が傷付
いてしまう危険性があった。そのため、現在では、前者
の方法のように、面取り工程の後にラッピング工程を行
うのが主流になっている。
【0003】なお、前者の方法の変形として、前記面取
り工程において、粒度の大きな砥石(例えば800番)
で研削をしてウェーハの外周を丸めて面取りした直後
に、粒度の小さな砥石(例えば1500番)でもってそ
の面取り部を研削するものもあり、この方法では、後の
エッチング工程で面取り部の平滑度が多少劣化はするも
のの、粒度の大きな砥石だけの場合に比べて、エッチン
グ工程後の平滑度が高いため、後に行われる面取り部の
研磨工程での作業が容易となる。
り工程において、粒度の大きな砥石(例えば800番)
で研削をしてウェーハの外周を丸めて面取りした直後
に、粒度の小さな砥石(例えば1500番)でもってそ
の面取り部を研削するものもあり、この方法では、後の
エッチング工程で面取り部の平滑度が多少劣化はするも
のの、粒度の大きな砥石だけの場合に比べて、エッチン
グ工程後の平滑度が高いため、後に行われる面取り部の
研磨工程での作業が容易となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ラッピング工程の直後
に行われるエッチング工程では、従来、フッ酸、硝酸お
よび酢酸の混合液にウェーハを浸す、いわゆる酸エッチ
ングが行われていたが、この酸エッチングでは、ラッピ
ング後のウェーハの平坦度保持が困難であること、使用
後のエッチング液の廃液処理にコストがかかることか
ら、最近では、酸エッチングに代わり、水酸化ナトリウ
ムあるいは水酸化カリウムの液にウェーハを浸す、いわ
ゆるアルカリエッチングが主流になってきている。しか
し、アルカリエッチングは異方性エッチングであり、等
方性エッチングである酸エッチングとは異なるので、ウ
ェーハの裏面や面取り部が荒れてその平滑度が劣化し、
裏面や面取り部の処理が必要となり、特に後者の面取り
部処理では、面の粗さを所定の粗さ以下にして目標の平
滑度とするための研磨時間が酸エッチングに比べて数倍
大きくなってしまうという問題があった。また、アルカ
リエッチングの場合、ウェーハの裏面の平滑度を向上す
るため、面研磨工程において、ウェーハをキャリアにセ
ットし、上下に配された定盤に張られたバフによってウ
ェーハの表裏面を同時に研磨することも行われている
が、このようにしてウェーハの表裏面を研磨すると、キ
ャリアの内壁によってウェーハの面取り部が削られ、面
取り部の断面形状の崩れが発生し、後のデバイス製造に
おけるフォトリソグラフィ工程でのレジストの切れが悪
くなったりし、高集積化の阻害原因となっていた。
に行われるエッチング工程では、従来、フッ酸、硝酸お
よび酢酸の混合液にウェーハを浸す、いわゆる酸エッチ
ングが行われていたが、この酸エッチングでは、ラッピ
ング後のウェーハの平坦度保持が困難であること、使用
後のエッチング液の廃液処理にコストがかかることか
ら、最近では、酸エッチングに代わり、水酸化ナトリウ
ムあるいは水酸化カリウムの液にウェーハを浸す、いわ
ゆるアルカリエッチングが主流になってきている。しか
し、アルカリエッチングは異方性エッチングであり、等
方性エッチングである酸エッチングとは異なるので、ウ
ェーハの裏面や面取り部が荒れてその平滑度が劣化し、
裏面や面取り部の処理が必要となり、特に後者の面取り
部処理では、面の粗さを所定の粗さ以下にして目標の平
滑度とするための研磨時間が酸エッチングに比べて数倍
大きくなってしまうという問題があった。また、アルカ
リエッチングの場合、ウェーハの裏面の平滑度を向上す
るため、面研磨工程において、ウェーハをキャリアにセ
ットし、上下に配された定盤に張られたバフによってウ
ェーハの表裏面を同時に研磨することも行われている
が、このようにしてウェーハの表裏面を研磨すると、キ
ャリアの内壁によってウェーハの面取り部が削られ、面
取り部の断面形状の崩れが発生し、後のデバイス製造に
おけるフォトリソグラフィ工程でのレジストの切れが悪
くなったりし、高集積化の阻害原因となっていた。
【0005】本発明は、かかる点に鑑みなされたもので
あり、半導体デバイスの高集積化に対応でき、しかも、
面取り部の研磨を迅速に行うことができる半導体ウェー
ハの加工方法を提供することを主たる目的としている。
あり、半導体デバイスの高集積化に対応でき、しかも、
面取り部の研磨を迅速に行うことができる半導体ウェー
ハの加工方法を提供することを主たる目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の加工方法
は、インゴットをスライスして得られたウェーハの外周
を研削によって面取りし、前記ウェーハのラッピングを
行った後エッチングを行い、その後、前記ウェーハの面
取り部の全体を砥石に所定荷重を加えて加工する軟研削
を施し、その後に、ウェーハの前記面取り部の全体およ
び表裏面の研磨を行うようにしたものである。
は、インゴットをスライスして得られたウェーハの外周
を研削によって面取りし、前記ウェーハのラッピングを
行った後エッチングを行い、その後、前記ウェーハの面
取り部の全体を砥石に所定荷重を加えて加工する軟研削
を施し、その後に、ウェーハの前記面取り部の全体およ
び表裏面の研磨を行うようにしたものである。
【0007】請求項2記載の加工方法は、インゴットを
スライスして得られたウェーハの外周を研削によって面
取りし、前記ウェーハのラッピングを行った後エッチン
グを行い、その後、前記ウェーハの表裏面を同時に研磨
し、前記ウェーハの面取り部の全体を砥石に所定荷重を
加えて加工する軟研削を施し、その後に、ウェーハの前
記面取り部の全体および表面の研磨を行うようにしたも
のである。
スライスして得られたウェーハの外周を研削によって面
取りし、前記ウェーハのラッピングを行った後エッチン
グを行い、その後、前記ウェーハの表裏面を同時に研磨
し、前記ウェーハの面取り部の全体を砥石に所定荷重を
加えて加工する軟研削を施し、その後に、ウェーハの前
記面取り部の全体および表面の研磨を行うようにしたも
のである。
【0008】請求項3記載の加工方法は、請求項1また
は請求項2記載の加工方法において、前記エッチングを
アルカリエッチングとしたものである。
は請求項2記載の加工方法において、前記エッチングを
アルカリエッチングとしたものである。
【0009】上記した手段によれば、面取り部の研磨前
にウェーハの面取り部を軟研削するようにしているた
め、面取り部の研磨によって所望の粗さ以下の平滑度に
するまでの時間が著しく短縮化されることになり、か
つ、前工程で崩れた断面形状を修正できることになる。
にウェーハの面取り部を軟研削するようにしているた
め、面取り部の研磨によって所望の粗さ以下の平滑度に
するまでの時間が著しく短縮化されることになり、か
つ、前工程で崩れた断面形状を修正できることになる。
【0010】
A.実施例のウェーハの加工方法は、図1に示すよう
に、面取り工程、ラッピング工程、エッチング工程、両
面研磨工程、面取り部軟研削・研磨工程および表面研磨
工程を順次に行うものである。
に、面取り工程、ラッピング工程、エッチング工程、両
面研磨工程、面取り部軟研削・研磨工程および表面研磨
工程を順次に行うものである。
【0011】(1)面取り工程 インゴットを内周刃あるいはワイヤソーでスライスして
得られたウェーハの外周を研削液を供給しつつ砥石によ
って丸く削り取る。ウェーハの外周が角のままだと工程
途中で欠けたりSi屑が発生し、集積回路の不良の原因
となるからである。この面取りに使用される砥石の粒度
は特に制限はされないが300〜800番程度である。
また、この場合の砥石の結合剤としては特に制限はされ
ないがメタル・ボンドが用いられる。
得られたウェーハの外周を研削液を供給しつつ砥石によ
って丸く削り取る。ウェーハの外周が角のままだと工程
途中で欠けたりSi屑が発生し、集積回路の不良の原因
となるからである。この面取りに使用される砥石の粒度
は特に制限はされないが300〜800番程度である。
また、この場合の砥石の結合剤としては特に制限はされ
ないがメタル・ボンドが用いられる。
【0012】(2)ラッピング工程 面取り工程の終了したウェーハに圧力を加え、シリカ
(SiO2 )、ジルコニア(ZrO2 )やアルミナ(A
l2O3)等の砥粒と脂肪酸塩等を添加物として加えたス
ラリーを用い、ウェーハの片面あるいは両面をラップす
る。内周刃あるいはワイヤソーでのインゴットの切断に
よって、ウェーハの厚さと平行度が決まるが、必ずばら
つきがあるので、それを補正するためである。
(SiO2 )、ジルコニア(ZrO2 )やアルミナ(A
l2O3)等の砥粒と脂肪酸塩等を添加物として加えたス
ラリーを用い、ウェーハの片面あるいは両面をラップす
る。内周刃あるいはワイヤソーでのインゴットの切断に
よって、ウェーハの厚さと平行度が決まるが、必ずばら
つきがあるので、それを補正するためである。
【0013】(3)エッチング工程 水酸化ナトリウムあるいは水酸化カリウムの液にウェー
ハを浸すことによりウェーハの表面のエッチングを行
う。ラッピング工程等を経て得られたウェーハの表面に
は、破砕層(砕けて荒れた部分)や汚染した部分(砥粒
が食い込んだ部分)が存在するので、これらを除去する
ためである。
ハを浸すことによりウェーハの表面のエッチングを行
う。ラッピング工程等を経て得られたウェーハの表面に
は、破砕層(砕けて荒れた部分)や汚染した部分(砥粒
が食い込んだ部分)が存在するので、これらを除去する
ためである。
【0014】(4)両面研磨工程 ウェーハをキャリアにセットし、上下に配された定盤に
張られたバフによって研磨液を供給しつつウェーハの表
裏面を同時に研磨する。この両面研磨を行うのは、ウェ
ーハの平坦度を大幅に向上させたり、裏面の平滑度を向
上させてSi屑の発生を防止したりするためである。
張られたバフによって研磨液を供給しつつウェーハの表
裏面を同時に研磨する。この両面研磨を行うのは、ウェ
ーハの平坦度を大幅に向上させたり、裏面の平滑度を向
上させてSi屑の発生を防止したりするためである。
【0015】(5)面取り部軟研削・研磨工程 ウェーハの面取り部の全体を研削液を供給しつつ砥石に
所定荷重を加えて加工する軟研削(ホーニング)を施
す。ラッピング、エッチング工程および両面研磨工程に
よって面取り部の平滑度および断面形状が損なわれるの
で、面取り部の平滑度および断面形状をある程度向上さ
せるためである。この場合の砥石の結合剤としては、特
に制限はされないが、窯業原料系のビトリファイド等の
結合剤や、メタル結合剤を用いる。この場合は、表面平
滑度向上に加えて、ラッピングおよびエッチングで崩れ
た面取り部断面形状の修正の能力が向上する。その後、
ウェーハの面取り部の全体を研磨液を供給しつつバフ等
によって研磨する。軟研削による極く表層の残留歪除去
と、平滑化によりデバイス工程途中のSi屑やSi微粉
の発生を防止し、かつ、レジストの切れ具合を向上する
ためである。
所定荷重を加えて加工する軟研削(ホーニング)を施
す。ラッピング、エッチング工程および両面研磨工程に
よって面取り部の平滑度および断面形状が損なわれるの
で、面取り部の平滑度および断面形状をある程度向上さ
せるためである。この場合の砥石の結合剤としては、特
に制限はされないが、窯業原料系のビトリファイド等の
結合剤や、メタル結合剤を用いる。この場合は、表面平
滑度向上に加えて、ラッピングおよびエッチングで崩れ
た面取り部断面形状の修正の能力が向上する。その後、
ウェーハの面取り部の全体を研磨液を供給しつつバフ等
によって研磨する。軟研削による極く表層の残留歪除去
と、平滑化によりデバイス工程途中のSi屑やSi微粉
の発生を防止し、かつ、レジストの切れ具合を向上する
ためである。
【0016】(6)表面研磨工程 ウェーハの表面を研磨液を供給しつつバフによって研磨
する。
する。
【0017】B.面取り部加工装置 図2には面取り部の軟研削と研磨とを行う加工装置の一
例が示されている。この加工装置1は面取り部軟研削装
置2と面取り部研磨装置3とを備え、ノッチNが形成さ
れたウェーハW(図3)やオリエンテーションフラット
(以下「オリフラ」という)Oが形成されたウェーハW
(図9)の面取り部の軟研削とその面取り部の研磨とを
連続的に行えるようになっている。
例が示されている。この加工装置1は面取り部軟研削装
置2と面取り部研磨装置3とを備え、ノッチNが形成さ
れたウェーハW(図3)やオリエンテーションフラット
(以下「オリフラ」という)Oが形成されたウェーハW
(図9)の面取り部の軟研削とその面取り部の研磨とを
連続的に行えるようになっている。
【0018】このうち面取り部軟研削装置2は、ウェー
ハWを収納したカセット4を取り付けるためのカセット
取付け部(イ)と、カセット4から取り出されたウェー
ハWのセンタリングやオリフラ/ノッチ位置出しを行う
位置決め部(ロ)と、ウェーハWのノッチNを軟研削す
るためのノッチ軟研削部(ハ)と、ウェーハWの外周
(ノッチNを除く)を軟研削するための外周軟研削部
(ニ)とを有し、一方、面取り部研磨装置3は、ウェー
ハWのノッチNを研磨するためのノッチ研磨部(ホ)
と、ウェーハWの外周(ノッチNを除く)を研磨するた
めの外周研磨部(ヘ)と、ウェーハWの洗浄部(ト)
と、ウェーハWを収納するためのカセット4を取り付け
るためのカセット取付け部(チ)とを有している。そし
て、この加工装置1においては、カセット取付け部
(イ)にローダ20が、位置決め部(ロ)には図示しな
い位置決め装置が、ノッチ軟研削部(ハ)にはノッチ軟
研削装置21が、外周軟研削部(ニ)には外周軟研削装
置22が、ノッチ研磨部(ホ)にはノッチ研磨装置30
が、外周研磨部(ヘ)には外周研磨装置31が、洗浄部
(ト)には図示しない洗浄装置が、カセット取付け部
(チ)にはアンローダ32がそれぞれ設けられている。
また、この加工装置1においては、ローダ20によって
位置決め部(ロ)に送られ、ここで位置決めされたウェ
ーハWを、ノッチ軟研削部(ハ)、外周軟研削部
(ニ)、ノッチ研磨部(ホ)、外周研磨部(ヘ)および
洗浄部(ト)に搬送する搬送装置40(図5参照)が設
けられている。
ハWを収納したカセット4を取り付けるためのカセット
取付け部(イ)と、カセット4から取り出されたウェー
ハWのセンタリングやオリフラ/ノッチ位置出しを行う
位置決め部(ロ)と、ウェーハWのノッチNを軟研削す
るためのノッチ軟研削部(ハ)と、ウェーハWの外周
(ノッチNを除く)を軟研削するための外周軟研削部
(ニ)とを有し、一方、面取り部研磨装置3は、ウェー
ハWのノッチNを研磨するためのノッチ研磨部(ホ)
と、ウェーハWの外周(ノッチNを除く)を研磨するた
めの外周研磨部(ヘ)と、ウェーハWの洗浄部(ト)
と、ウェーハWを収納するためのカセット4を取り付け
るためのカセット取付け部(チ)とを有している。そし
て、この加工装置1においては、カセット取付け部
(イ)にローダ20が、位置決め部(ロ)には図示しな
い位置決め装置が、ノッチ軟研削部(ハ)にはノッチ軟
研削装置21が、外周軟研削部(ニ)には外周軟研削装
置22が、ノッチ研磨部(ホ)にはノッチ研磨装置30
が、外周研磨部(ヘ)には外周研磨装置31が、洗浄部
(ト)には図示しない洗浄装置が、カセット取付け部
(チ)にはアンローダ32がそれぞれ設けられている。
また、この加工装置1においては、ローダ20によって
位置決め部(ロ)に送られ、ここで位置決めされたウェ
ーハWを、ノッチ軟研削部(ハ)、外周軟研削部
(ニ)、ノッチ研磨部(ホ)、外周研磨部(ヘ)および
洗浄部(ト)に搬送する搬送装置40(図5参照)が設
けられている。
【0019】ローダ20は、図4に示すように、多数の
ウェーハWを積層状態に保持可能なカセット4を昇降さ
せる昇降装置(図示せず)と、このカセット4からウェ
ーハWを1枚ずつ取り出すベルトコンベア20aとを備
え、カセット4の下側に保持されているウェーハWから
順にベルトコンベア20aによって1枚ずつウェーハW
を取り出し、位置決め部(ロ)に送れるようになってい
る。
ウェーハWを積層状態に保持可能なカセット4を昇降さ
せる昇降装置(図示せず)と、このカセット4からウェ
ーハWを1枚ずつ取り出すベルトコンベア20aとを備
え、カセット4の下側に保持されているウェーハWから
順にベルトコンベア20aによって1枚ずつウェーハW
を取り出し、位置決め部(ロ)に送れるようになってい
る。
【0020】搬送装置40は、図5に示すように、アー
ム40aを備えており、このアーム40aは位置決め部
(ロ)、ノッチ軟研削部(ハ)、外周軟研削部(ニ)、
ノッチ研磨部(ホ)、外周研磨部(ヘ)および洗浄部
(ト)の配列方向に往復移動可能となっている。また、
アーム40aの先端部下側には吸着盤40bが設けられ
ている。この吸着盤40bは、図示しない空気管(図示
せず)を通じて、同じく図示しない吸引ポンプに連結さ
れている。また、吸着盤40bはモータ40cによって
回転できるようになっている。
ム40aを備えており、このアーム40aは位置決め部
(ロ)、ノッチ軟研削部(ハ)、外周軟研削部(ニ)、
ノッチ研磨部(ホ)、外周研磨部(ヘ)および洗浄部
(ト)の配列方向に往復移動可能となっている。また、
アーム40aの先端部下側には吸着盤40bが設けられ
ている。この吸着盤40bは、図示しない空気管(図示
せず)を通じて、同じく図示しない吸引ポンプに連結さ
れている。また、吸着盤40bはモータ40cによって
回転できるようになっている。
【0021】ノッチ軟研削装置21は、図2に示すよう
に、円板状の軟砥石21aを備えており、この軟砥石2
1aは一対のアーム21b,21bにて支持されてい
る。そして、このノッチ軟研削装置21では、軟砥石2
1aは図示しないモータによって回転駆動されるように
なっており、軟砥石21aの外周をウェーハWのノッチ
Nに押し当て、ウェーハWを小角度往復回転させること
によって、ウェーハWのノッチNが軟研削される。この
軟研削を行うため、軟砥石21aはウェーハWに対して
接近離反できるようにされ、軟研削中、所定の荷重でウ
ェーハWのノッチNに押し付けられている。
に、円板状の軟砥石21aを備えており、この軟砥石2
1aは一対のアーム21b,21bにて支持されてい
る。そして、このノッチ軟研削装置21では、軟砥石2
1aは図示しないモータによって回転駆動されるように
なっており、軟砥石21aの外周をウェーハWのノッチ
Nに押し当て、ウェーハWを小角度往復回転させること
によって、ウェーハWのノッチNが軟研削される。この
軟研削を行うため、軟砥石21aはウェーハWに対して
接近離反できるようにされ、軟研削中、所定の荷重でウ
ェーハWのノッチNに押し付けられている。
【0022】外周軟研削装置22は、図6に示すよう
に、円筒状の軟砥石22aを2つ備えている。各軟砥石
22aの外周には、ウェーハWの外周を受容する溝(総
形溝)22bが設けられている。各軟砥石22aはモー
タ22cによって回転駆動されるようになっている。こ
の外周軟研削装置22では、両軟砥石22aの溝22b
の内面をウェーハWの外周に所定荷重で押し当てること
によって、ウェーハWの外周を軟研削するようになって
いる。なお、両軟砥石22aは互いに接近離反できるよ
うにされており、ウェーハWを挟み込むことができるよ
うになっている。この外周軟研削装置22では、オリフ
ラOも軟研削される。
に、円筒状の軟砥石22aを2つ備えている。各軟砥石
22aの外周には、ウェーハWの外周を受容する溝(総
形溝)22bが設けられている。各軟砥石22aはモー
タ22cによって回転駆動されるようになっている。こ
の外周軟研削装置22では、両軟砥石22aの溝22b
の内面をウェーハWの外周に所定荷重で押し当てること
によって、ウェーハWの外周を軟研削するようになって
いる。なお、両軟砥石22aは互いに接近離反できるよ
うにされており、ウェーハWを挟み込むことができるよ
うになっている。この外周軟研削装置22では、オリフ
ラOも軟研削される。
【0023】ノッチ研磨装置30は、図2に示すよう
に、円板状の発泡樹脂製のバフ30aを備えており、こ
のバフ30aは一対のアーム30b,30bにて支持さ
れている。そして、このノッチ研磨装置30では、バフ
30aは図示しないモータによって回転駆動されるよう
になっており、バフ30aの外周を所定の荷重でウェー
ハWのノッチNに押し当て、ウェーハWを小角度往復回
転させることによって、ウェーハWのノッチNの全面が
研磨される。
に、円板状の発泡樹脂製のバフ30aを備えており、こ
のバフ30aは一対のアーム30b,30bにて支持さ
れている。そして、このノッチ研磨装置30では、バフ
30aは図示しないモータによって回転駆動されるよう
になっており、バフ30aの外周を所定の荷重でウェー
ハWのノッチNに押し当て、ウェーハWを小角度往復回
転させることによって、ウェーハWのノッチNの全面が
研磨される。
【0024】外周研磨装置31は、図7に示すように、
円筒状のバフ31aを2つ備えている。各バフ31aの
外周には、ウェーハWの外周を受容する溝(総形溝)3
1bが設けられている。各バフ31aはモータ31cに
よって回転駆動されるようになっている。この外周研磨
装置31では、両バフ31aの溝31bの内面を所定の
荷重でウェーハWの外周に押し当てることによって、ウ
ェーハWの外周を研磨するようになっている。なお、両
バフ31aは互いに接近離反できるようにされており、
ウェーハWを挟み込むことができるようになっている。
円筒状のバフ31aを2つ備えている。各バフ31aの
外周には、ウェーハWの外周を受容する溝(総形溝)3
1bが設けられている。各バフ31aはモータ31cに
よって回転駆動されるようになっている。この外周研磨
装置31では、両バフ31aの溝31bの内面を所定の
荷重でウェーハWの外周に押し当てることによって、ウ
ェーハWの外周を研磨するようになっている。なお、両
バフ31aは互いに接近離反できるようにされており、
ウェーハWを挟み込むことができるようになっている。
【0025】アンローダ32は、図8に示すように、多
数のウェーハWを積層状態に保持可能なカセット4を昇
降させる昇降装置(図示せず)と、このカセット4にウ
ェーハWを1枚ずつ収納するベルトコンベア32aとを
備え、カセット4の上側から順にウェーハWをベルトコ
ンベア32aによって1枚ずつウェーハWを収納するこ
とができるようになっている。
数のウェーハWを積層状態に保持可能なカセット4を昇
降させる昇降装置(図示せず)と、このカセット4にウ
ェーハWを1枚ずつ収納するベルトコンベア32aとを
備え、カセット4の上側から順にウェーハWをベルトコ
ンベア32aによって1枚ずつウェーハWを収納するこ
とができるようになっている。
【0026】なお、面取り部の研磨が終了した後、洗浄
部(ト)に到達したウェーハWは再度位置決めされるこ
とはない。
部(ト)に到達したウェーハWは再度位置決めされるこ
とはない。
【0027】以上に説明したウェーハの加工方法によれ
ば、面取り部の研磨前にウェーハの面取り部を軟研削す
るようにしているため、面取り部の研磨工程において所
望の粗さ以下の平滑度にするまでの時間が著しく短縮化
されることになり、かつ、前工程で崩れた断面形状を修
正できることになる。ちなみに、P−V値で50nm程
度の粗さにするのに、軟研削を行わないものに比べて、
20%程度の時間で済むことになった。
ば、面取り部の研磨前にウェーハの面取り部を軟研削す
るようにしているため、面取り部の研磨工程において所
望の粗さ以下の平滑度にするまでの時間が著しく短縮化
されることになり、かつ、前工程で崩れた断面形状を修
正できることになる。ちなみに、P−V値で50nm程
度の粗さにするのに、軟研削を行わないものに比べて、
20%程度の時間で済むことになった。
【0028】以上、本発明者によってなされた発明の実
施例について説明したが、本発明は、かかる実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の変形が可能である。
施例について説明したが、本発明は、かかる実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の変形が可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明の代表的なものの効果を説明すれ
ば、面取り部の研磨前にウェーハの面取り部を軟研削す
るようにしているため、面取り部の研磨工程において所
望の粗さ以下の平滑度にするまでの時間が著しく短縮化
されることになり、かつ、前工程で崩れた断面形状を修
正できることになる。
ば、面取り部の研磨前にウェーハの面取り部を軟研削す
るようにしているため、面取り部の研磨工程において所
望の粗さ以下の平滑度にするまでの時間が著しく短縮化
されることになり、かつ、前工程で崩れた断面形状を修
正できることになる。
【図1】本発明に係る加工方法の工程図である。
【図2】加工装置の平面図である。
【図3】ノッチ付きのウェーハの平面図である。
【図4】ローダの側面図である。
【図5】搬送装置の斜視図である。
【図6】外周軟研削装置の側面図である。
【図7】外周研磨装置の側面図である。
【図8】アンローダの側面図である。
【図9】オリフラ付きのウェーハの平面図である。
1 加工装置 2 面取り部軟研削装置 3 面取り部研磨装置 W ウェーハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 正幸 福島県西白河郡西郷村大字小田倉字大平 150番地 信越半導体株式会社半導体白河 研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 インゴットをスライスして得られたウェ
ーハの外周を研削によって面取りし、前記ウェーハのラ
ッピングを行った後エッチングを行い、その後、前記ウ
ェーハの面取り部の全体を砥石に所定荷重を加えて加工
する軟研削を施し、その後に、ウェーハの前記面取り部
の全体および表裏面の研磨を行うようにしたことを特徴
とするウェーハの加工方法。 - 【請求項2】 インゴットをスライスして得られたウェ
ーハの外周を研削によって面取りし、前記ウェーハのラ
ッピングを行った後エッチングを行い、その後、前記ウ
ェーハの表裏面を同時に研磨し、前記ウェーハの面取り
部の全体を砥石に所定荷重を加えて加工する軟研削を施
し、その後に、ウェーハの前記面取り部の全体および表
面の研磨を行うようにしたことを特徴とするウェーハの
加工方法。 - 【請求項3】 前記エッチングはアルカリエッチングで
あることを特徴とする請求項1または請求項2記載のウ
ェーハの加工方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23927795A JP3399179B2 (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | ウェーハの加工方法 |
TW085109818A TW308561B (ja) | 1995-08-24 | 1996-08-13 | |
US08/700,604 US5882539A (en) | 1995-08-24 | 1996-08-14 | Wafer processing method and equipment therefor |
EP96306062A EP0764976A1 (en) | 1995-08-24 | 1996-08-20 | Wafer processing method and equipment |
KR1019960034787A KR970013089A (ko) | 1995-08-24 | 1996-08-22 | 웨이퍼 가공 방법 및 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23927795A JP3399179B2 (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | ウェーハの加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0957584A true JPH0957584A (ja) | 1997-03-04 |
JP3399179B2 JP3399179B2 (ja) | 2003-04-21 |
Family
ID=17042368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23927795A Expired - Fee Related JP3399179B2 (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | ウェーハの加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3399179B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001345435A (ja) * | 2000-03-29 | 2001-12-14 | Shin Etsu Handotai Co Ltd | シリコンウェーハ及び貼り合わせウェーハの製造方法、並びにその貼り合わせウェーハ |
US6685539B1 (en) | 1999-08-24 | 2004-02-03 | Ricoh Company, Ltd. | Processing tool, method of producing tool, processing method and processing apparatus |
JP2007306000A (ja) * | 2006-05-11 | 2007-11-22 | Siltronic Ag | 異形成形されたエッジを備えた半導体ウェーハを製作するための方法 |
US7559825B2 (en) | 2006-12-21 | 2009-07-14 | Memc Electronic Materials, Inc. | Method of polishing a semiconductor wafer |
-
1995
- 1995-08-24 JP JP23927795A patent/JP3399179B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6685539B1 (en) | 1999-08-24 | 2004-02-03 | Ricoh Company, Ltd. | Processing tool, method of producing tool, processing method and processing apparatus |
JP2001345435A (ja) * | 2000-03-29 | 2001-12-14 | Shin Etsu Handotai Co Ltd | シリコンウェーハ及び貼り合わせウェーハの製造方法、並びにその貼り合わせウェーハ |
JP2007306000A (ja) * | 2006-05-11 | 2007-11-22 | Siltronic Ag | 異形成形されたエッジを備えた半導体ウェーハを製作するための方法 |
US7559825B2 (en) | 2006-12-21 | 2009-07-14 | Memc Electronic Materials, Inc. | Method of polishing a semiconductor wafer |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3399179B2 (ja) | 2003-04-21 |
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