JPH0957253A - 浴槽湯の清浄化装置 - Google Patents

浴槽湯の清浄化装置

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JPH0957253A
JPH0957253A JP7239216A JP23921695A JPH0957253A JP H0957253 A JPH0957253 A JP H0957253A JP 7239216 A JP7239216 A JP 7239216A JP 23921695 A JP23921695 A JP 23921695A JP H0957253 A JPH0957253 A JP H0957253A
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water
bath
pipe
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Yasuo Ogawa
康雄 小川
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Janome Sewing Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紫外線ランプを収納する保護管の割れをひび割
れ状態程度でも素早く検知でき、しかも保護管割れに際
して感電の危険の無い紫外線殺菌装置を配備した浴槽湯
の清浄化装置。 【解決手段】濾過タンク5の上流側の管路に配備する紫
外線殺菌装置29は、湯が流通するジヤケツト34の湯
流入口35の上方部を紫外線ランプ31を着脱自在に収
納した保護管32を取付リング33を介して保護管取付
穴39に嵌めた仕切板38で仕切って湯の流入を断つと
共に保護管内と雰囲気が通じるセンサ室45を設け、こ
のセンサ室に湿気或いは水分を吸うと抵抗が増える保護
管割れを検知するためのセンサである水滴センサ30を
紫外線が当たらない状態で配備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は風呂装置に係り、特
に浴槽内の湯を強制的に循環させつつ濾過、殺菌等の清
浄化処理すると同時に入浴温度に保温し、浴槽湯を絶え
ず清浄かつ適温に保ち24時間何時でも好みの時に入浴
できるようにしたいわゆる24時間風呂装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】最近、浴槽内の湯を絶えず清浄かつ適温
に保ち、24時間いつでも快適に入浴でき、しかも水の
節約にもなる、浴槽湯の清浄化装置の利用が盛んになつ
てきた。
【0003】このような浴槽湯の清浄化装置の1例は図
8に示す通りであり、1が浴槽、2が湯、3が浴槽1内
の湯2を汲み上げるための吸湯管、4が吸湯管3で汲み
上げられた湯を清浄化処理するための機器類をまとめて
配備した装置本体、9が装置本体4で処理された湯を浴
槽1内に再び噴出させるための噴湯管である。
【0004】装置本体4には、浴槽湯中の汚れを取り除
くため、活性炭、活性石、多孔質セラミツクボール等の
各種の粒状濾材や繊維状フイルタが単独或いは複合して
装填された濾過タンク5、湯を強制循環するための循環
ポンプ6、湯を適温に保つためのヒータ7、湯をオゾン
殺菌するための高圧放電型のオゾン発生装置としてのオ
ゾナイザ8等の清浄化処理機器が配備されている。
【0005】10は大きな汚れを装置本体4に汲み上げ
る前に予め取り除くため吸湯管3の先端に取り付けたプ
レフイルタであり、11は清浄化処理の終わった湯を流
速の早いジエツト流として浴槽1内に噴出する吸気管1
2がエジエクタ部に接続するジエツトノズルである。
【0006】ジエツトノズル11のエジエクタ部に接続
する吸気管12の先端には管路を開閉するための電磁弁
13が設けられ、途中にオゾナイザ8が配備されてい
て、電磁弁13を開くとジエツトノズル11の吸気力で
吸気管12から空気が吸い込まれ、この空気がエジエク
タ部で湯に混入されジエツトノズル11から湯と共に空
気が浴槽1内に噴出して泡風呂となり、さらにオゾナイ
ザ8を作動させると吸い込まれた空気中の酸素がオゾン
化されて生成したオゾンが浴槽1内に噴出され湯2がオ
ゾン殺菌される。
【0007】またこの装置では、濾過タンク5の濾材を
汚れを落とすため、タンク内に湯を逆流させていわゆる
逆洗をしたり、ジエツト流を強くするため、湯を抵抗の
少ないバイパス管を流すように管路を切り換えられるよ
う、吸湯管3及び噴湯管9に各々切換弁14及び15が
配備されている。
【0008】16は抵抗の大きい濾過タンク5に湯を通
さないバイパス管路を形成するため吸湯管3と噴湯管9
とを切換弁14及び15を介して連結したバイパス管で
あり、17は逆洗用の湯を排出するため吸湯管3に切換
弁14を介して連結した排湯管である。
【0009】18は管路内の湯が水張りの際に抜けてし
まったり、循環ポンプの作動を停止した際に浴槽1に逆
流するのを防止するために吸湯管3に設けた逆止弁で
り、19は浴槽中の湯が抜けてしまったり、或は管路内
に装置の損傷その他の理由で空気が吸い込まれ循環ポン
プの吸湯能力が無くなり空運転し循環路中に湯が流れな
くなり、ポンプ自体が壊れてしまったり、さらにはヒー
タ7が空焚き状態になるのを防ぐための、安全装置とし
て作用する水不足センサとしての循環ポンプ6の吸込側
と吐出側との圧力差に基づく差圧センサであり、20は
ヒータ7への電源を制御し湯の温度を適温に保つため絶
えず湯の温度を検知し制御装置に送る湯温センサであ
る。
【0010】21はヒータ7に配備されるサーモスタツ
トであり、ヒータ7を伝熱管中を流れる湯を熱媒体を介
して加熱する間接加熱式とした場合に伝熱管内面に湯垢
が着いて熱伝導度が落ちた際にヒータ7自体が過熱され
るのを防ぐための安全装置として設けられる。
【0011】以上のように構成される装置では、利用者
が図9に示すような操作パネルを利用して必要に応じて
様々な運転モードを設定して運転できるようになってお
り、運転/停止キー22により運転が設定されると通常
は清浄化のモードで運転され、浴槽1内の湯2は、プレ
フイルタ10で大きな汚れを取り除いた後濾過タンク5
で濾過をし、ヒータ7で加熱した後噴湯管9の先端のジ
エツトノズル11からオゾンが噴出しオゾン殺菌する。
【0012】このように、清浄化のモードで装置が運転
されている場合には浴槽1内には絶えずオゾンが噴出さ
れているので、入浴者は入浴の際にはオゾンを吸い込ま
ないために入浴時間に限ってオゾン殺菌を切断する入浴
モードが入浴キー24により設定できるようになってお
り、入浴モードが設定されると、電磁弁13を閉じると
同時にオゾナイザ8の作動も停止して、約1時間程度に
設定されている入浴モードの時間中は浴槽内へのオゾン
の噴出が止められるようにしている。
【0013】また湯中に空気を混入したジエツト流を浴
槽内に噴出させいわゆる泡風呂を入浴者が楽しめるよう
にするためジエツトキー23によりジエツトモードが設
定でるようになっており、入浴モードにおいてさらにジ
エツトモードが設定されると、電磁弁13のみが開いて
吸気管12から吸い込まれた空気がジエツトノズル11
から湯と共に浴槽1内に噴出し泡風呂となり、ジエツト
モードでも特に強が設定されている場合には、切換弁1
4及び15を切り換え、吸湯管3から汲み上げた浴槽1
内の湯2を濾過タンク5及びヒータ7は流さないでバイ
パス管16を介して噴湯管9に直接流すようにする。
【0014】すると湯の循環路の抵抗が減ってジエツト
ノズル11を流れる湯の流速が速くなり、同時にエジエ
クタ部で形成される負圧の度合いも高くなって吸気管1
2からの吸気量も多くなるので、ジエツト流の強さが強
くなる。
【0015】さらに清浄化処理を続け濾過タンク5の濾
材を洗浄したい場合には、図示されないが逆洗キーによ
る逆洗の設定により切換弁14及び15を切り換え、吸
湯管3から汲み上げた浴槽1内の湯2をバイパス管16
を介して濾過タンク5内を逆流させ、排湯管17から排
出するように流しいわゆる逆洗をする逆洗モードも設け
られている。
【0016】さらに図9に示す操作パネルには、設定変
更キー26で湯温又は時刻の設定を変更しながら表示切
替キー25により湯温又は時刻に表示を切り替えて表示
する表示パネル27や各種のモードの選択状態を示す複
数の表示ランプ28が配備されている。
【0017】以上のように従来の浴槽湯の清浄化装置で
は、小型で安価でありしかもオゾン発生量の制御が容易
である等の理由により、高圧放電型のオゾン発生装置で
あるオゾナイザが殺菌装置として広く利用されている。
【0018】しかしながら、浴槽湯の清浄化装置におい
て殺菌装置として以上のように構成されるオゾナイザを
利用すると、前記したように最も湯が汚れる入浴時には
オゾン殺菌を止めなければならず、また深夜にオゾン殺
菌をしていると吸気音により安眠が妨げられたりすると
いった問題があった。
【0019】さらにオゾナイザはTV等の電気器具に高
圧放電の際発生するノイズにより電波障害を与え、また
配管に利用されるシリコンゴム管から放出されるシリコ
ン化合物を含みしかも湿気の高い空気を吸い込むので放
電用電極の表面に汚れが付着してオゾンの生成効率が落
ちてしまい易いという問題もあった。
【0020】このように浴槽湯の清浄化装置において殺
菌装置として高圧放電型のオゾナイザ利用すると多くの
問題が生じるので、最近は殺菌装置として紫外線殺菌装
置を利用する場合が増えて来た。
【0021】浴槽湯の清浄化装置において紫外線殺菌装
置を利用する場合に紫外線ランプが循環する浴槽湯と直
接接触すると、ランプは防水を完全にしないと湯が侵入
して漏電の危険があり、さらに高温に熱せらるので湯と
の温度差が大きく熱シヨツクで割れてしまう恐れがあ
る。
【0022】このため浴槽湯清浄化装置における紫外線
殺菌装置では、紫外線ランプは外側を透明で紫外線透過
性の良くしかも耐熱性に優れた材料である石英ガラス等
による保護管内に収納して湯との直接の接触を断つた状
態とし、この保護管内に収納した紫外線ランプを湯の流
入口と流出口とを持つ金属製或いはプラスチツク製のジ
ヤケツト内に収納するようにしている。
【0023】ところが紫外線ランプを保護管で湯との直
接の接触を断ったとしても、保護管は前記したように紫
外線透過性の関係でガラス管で形成されるので今度は保
護管の割れが問題となり、保護管が何らかの原因で割れ
た場合には浴槽湯に漏電し入浴者が感電する危険があ
り、さらに浴槽湯中に放散されガラスの破片で怪我をす
る危険がある。
【0024】このため従来は保護管内に一対の水検知電
極を配備し保護管が割れて管内に湯が流入した際に電極
間を導通させて保護管の割れを検知し、この検知結果に
基づいて紫外線ランプへの通電と循環ポンプの作動とを
止めるようにしていた。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら水検知電
極を利用して保護管の割れを検知する場合には、検知の
精度が悪くしかも電極が高価であり、さらに水検知回路
自体が保護管割れを検知した際に湯に漏電し感電を生じ
させる危険を持っていたり、さらに保護管割れを検知し
てから紫外線ランプへの通電が断たれるまでの時間に感
電を生じさせる危険を持っていたりするといった問題が
あった。
【0026】すなわち水検知電極による保護管割れの検
知の精度は、保護管内に流入する湯の導電性及び電極間
の距離によりかなり影響を受けるが、湯の導電性は装置
が設置される地方の水質及び各家庭の入浴習慣等に基づ
く湯の汚れ具合によりかなりばらつき、また電極間の距
離も製品間でかなりばらつくので、導電性が低くかった
り、電極間距離が長かったり、或いは導電性が低くしか
も電極間距離が長い場合には保護管割れが起きてもこれ
を検知できないこともある。
【0027】このような問題が生じるのを防ぐためには
電極に印加する電圧を高くすると同時に電極として抵抗
の少ないものを利用する必要がある。
【0028】しかしながら電極に印加する電圧を高くす
ると保護管の割れに伴って電極間が通電した際に浴槽湯
に対して漏電し入浴者が感電する危険が高くなるので、
検知精度が悪くなっても24V以下の程度の低い電圧を
印加しなければならない。
【0029】また電極の抵抗を少なくするために白金の
ように抵抗の少ない材料を利用すると電極が高価になっ
てしまう。
【0030】さらに従来のように水検知電極が保護管割
れを検知した後にマイクロコンピユータが紫外線ランプ
への通電を断ったり、循環ポンプの作動を止めたりした
のでは、例えそれが短くても、保護管割れが生じた後紫
外線ランプへの通電が断たれたり循環ポンプの作動が止
まるまでに時間が掛かり、この間に入浴者が感電してし
まったり、割れたガラスが湯の循環路内に飛散してしま
ったりする危険がある。
【0031】本発明は前記したような従来技術の欠点を
解消し、保護管割れを素早く正確に検知し循環ポンプの
作動を止め割れたガラスが湯の循環路内に全く飛散しな
いようにし、同時に保護管割れに関連して感電の危険が
全く生じる危険がない浴槽湯の清浄化装置を提供するこ
とを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、浴槽
内の湯を汲み上げる吸湯管、循環ポンプ、紫外線殺菌装
置、濾過タンク、及び浴槽内に湯を噴出する噴湯管を直
列に連結し浴槽湯の清浄化管路を形成した浴槽湯の清浄
化装置において、前記紫外線殺菌装置の紫外線ランプを
浴槽湯と遮断して収納する保護管内に保護管の割れに伴
う湿度の上昇を電気抵抗の上昇により検知する水滴セン
サを配備したことを第1の請求項とし、第1の請求項に
おいて紫外線殺菌装置を濾過タンクの上流側の管路に配
備することを第2の請求項とし、第1及び第2の請求項
において紫外線ランプに対する電源が絶縁トランスを介
して供給されることを第3の請求項とし、第1乃至第3
の請求項において前記水滴センサが保護管の割れを検知
した際に、制御装置は循環ポンプの作動を停止すると同
時に表示装置に保護管の割れを表示するよう制御するこ
とを第4の請求項とする浴槽湯の清浄化装置である。
【0033】
【発明の実施の形態】次に本発明の構成の実施の形態に
ついて図面に基づいて説明する。
【0034】まず図1の配管図に基づいて本発明の基本
的な構成を説明するが、図8に示した従来例と同一の構
成要素には同一の符号が付してあるので新規な構成の部
分についてのみ説明する。
【0035】29が浴槽湯の循環管路に直列に配備され
る紫外線殺菌装置であり、この紫外線殺菌装置29には
紫外線ランプに対する保護管割れを検知するための水滴
センサ30が配備されている。
【0036】この配管において紫外線殺菌装置29は濾
過タンク5の上流の吸湯管3に配備し保護管が割れても
ガラスの破片を濾過タンク5で捕集してしまい浴槽1に
は決して流入しないようにしている。
【0037】さらにこの配管では逆洗管路が形成されて
いるので、吸湯管3における紫外線殺菌装置29を配備
する位置を排湯管17の接続する切換弁14の下流とす
ると、保護管割れが生じた際に切換弁14及び15を直
ちに逆洗方向に切り換えガラスの破片が飛散した湯が絶
対に浴槽1に流入しないようにでき、さらに逆洗により
浴槽1に湯を噴出させないで管路の洗浄ができ好都合で
ある。
【0038】保護管割れを検知するために水滴センサ3
0を配備した紫外線殺菌装置29の具体的な構成は図2
に縦断面図として示す通りである。
【0039】31が殺菌用の紫外線ランプであり、この
紫外線ランプ31は上端が開口した保護管32の中に着
脱自在に収納され、保護管32は、必要に応じて外側に
フツ素樹脂を被覆した石英ガラスのような紫外線透過性
に優れたガラスで作られ、上端にはシール材で作った取
付リング33が嵌められている。
【0040】34は湯の流通路を形成するためのジヤケ
ツトであり、金属或いは必要に応じて内面に反射面を形
成したプラスチツクで形成され、矢印のように湯を流通
させるために湯流入口35と湯流出口36が配備されて
いる。
【0041】またジヤケツト34は、上端の開口の外周
に蓋を取り付けるためのフランジ37が設けられ、湯流
入口35の上方の内周に保護管32を嵌め合わせる保護
管取付穴39を中央に設けた仕切板38が設けられてい
る。
【0042】40が前記したジヤケツト34の上端の開
口を密閉するためのジヤケツト蓋であり、このジヤケツ
ト蓋40には、中央に紫外線ランプ31及び水滴センサ
30のリード線を通すためのリード線穴41が、外周方
向にジヤケツト34のフランジ37と合わせてねじ44
で止めるためのフランジ42が、下方に向かってジヤケ
ツト34の内周に嵌合する嵌合リング43がそれぞれ設
けられている。
【0043】このように形成された各部品を常法にした
がって組み立てると、紫外線殺菌装置29は、ジヤケツ
ト34の仕切板38によって湯の流入が断たれしかも保
護管32内と雰囲気が通じている空間部であるセンサ室
45に保護管32内の湿度を検知する水滴センサ30が
紫外線が直接当たらないで配備された状態となる。
【0044】水滴センサ30は吸湿性樹脂と炭素粉とか
ら成る感湿性抵抗皮膜により形成され、湿気、水分の吸
着及び脱着により膨潤又は収縮し電気抵抗が変化するセ
ンサである。
【0045】相対湿度と水滴センサ30の抵抗値との関
係は図3に示す通りであり、湿気、或いは水分を吸着す
るセンサは膨潤して抵抗が急激に高くなり、湿度が高く
なると低いときより100〜1000倍もの高い抵抗と
なる。
【0046】したがって図4に示すような回路により水
滴センサ30の抵抗の変化を検知することにより、保護
管32の割れは容易に検知できる。
【0047】すなわち水滴センサ30の抵抗に比例して
出力される電圧である電圧Vsと標準電圧Vrとを比較
器で比較すると、比較器の出力Voutは、水滴センサ
30が検知する湿度が低くVsが低い場合はローレベル
であるが、保護管32が割れて高い湿度となりVsが高
くなるとハイレベルとなる。
【0048】したがって制御装置はこの比較器から出力
されるハイレベル信号により容易に保護管32の割れを
検知できることになり、この場合可変抵抗器の抵抗を変
えることにより比較器からハイレベル信号が出る湿度を
調節できる。
【0049】したがって、保護管32が完全に割れ内部
に湯が侵入して水滴センサ30が濡れた状態になれば当
然これが検知されるが、保護管32にひびが入って内部
の湿度が上がったような状態でもこれを検知できる。
【0050】また前記回路に印加される電源Vccは絶
縁トランスを介して変圧した後整流、平滑化した直流5
V程度の通常の制御電源であるので、仮に水滴センサ3
0が湯で濡れて漏電したとしても感電の危険はない。
【0051】さらに図5には紫外線ランプ31の電源回
路が示され、この電源回路は、絶縁トランス46により
商用の交流100V電源と分離すると同時にまず変圧
し、次いで整流平滑回路47で整流平滑化し、最後にイ
ンバータ回路48で所定の周波数の交流電源を紫外線ラ
ンプ31に印加する。
【0052】紫外線ランプ31に印加する電源回路をこ
のように絶縁トランス46で交流100Vの商用電源と
分離しておくと、保護管32が割れて湯が流入し紫外線
ランプ31から漏電しても感電の危険が殆どなくなる。
【0053】次に保護管32が割れたのを水滴センサ3
0が検知した場合の制御について図6の制御プロツク図
及び図7のフローチヤートにより説明する。
【0054】49が各種の運転条件を設定するため前記
した操作パネルに配備されたキー入力装置であり、この
キー入力装置には運転/停止キー22、ジエツトキー2
3、湯温設定キー26等が配備されていることは前記し
た通りである。
【0055】また装置の運転を制御するため、湯温セン
サ20、差圧センサ19、サーモスタツト21等の各種
のセンサが配備され、さらに紫外線殺菌装置29の保護
管32の割れを検知するための水滴センサ30も配備さ
れていることは前記した通りである。
【0056】50は装置を全体的に制御するための制御
装置であり、この制御装置50は各種の演算処理をする
CPU51、制御プログラムを記憶したプログラムRO
M52及び制御用データを一時的に記憶するRAM53
等からなるマイクロコンピユータである。
【0057】54は循環ポンプ6を駆動するための循環
ポンプ駆動回路、55はヒータ7を駆動するためのヒー
タ駆動回路、56は紫外線殺菌装置29を駆動するため
の前記図5に示した電源回路を配備した紫外線殺菌装置
駆動回路である。
【0058】58前記操作パネルにキー入力装置49と
共に配備され、表示パネル27及び複数の表示ランプ2
8から成り、表示装置駆動回路57で駆動される表示装
置であり、60は装置の異常を警報するブザーであり、
ブザー駆動回路59により駆動される。
【0059】前記制御装置50は、プログラムROM5
2に記憶された図6のフローチヤートに示すようなプロ
グラムにしたがって水滴センサ30が紫外線殺菌装置2
9の保護管32の割れを検知した際に装置を制御する。
【0060】まず第1ステツプS1では運転/停止キー
22の操作により運転が設定されたか否かを判別し、運
転が設定された場合には第2ステツプS2として循環ポ
ンプ6を作動すると同時に第3ステツプS3として紫外
線殺菌装置29の紫外線ランプ31を点灯し浴槽湯の清
浄化のための運転を開始する。
【0061】装置の運転中は第4ステツプS4として水
滴センサ30の抵抗値が基準値以上か否かを絶えず判別
し、基準値以下の場合はそのまま運転を続け、基準値以
上になったと判別されたなら第5ステツプS5として直
ちに循環ポンプ6の作動を停止する。
【0062】次に第6ステツプS6として表示装置58
としての表示パネル27に例えば9917といったよう
に4桁の数字を使って保護管32が割れたことを表示
し、さらに第7ステツプS7でブザー60を鳴らして装
置に異常が生じたことを警報する。
【0063】このようにしてブザー60の音で装置の異
常に気付き、さらに表示パネルの表示を見て保護管32
が割れたことを知った利用者は直ちに装置の電源を切
り、修理の依頼をするが、表示パネル27への表示とブ
ザー60による警報は第8ステツプS8で電源が切られ
たと判別されるまで続けられる。
【0064】このように保護管32が割れた際に制御す
ると、循環ポンプ6の作動を停止すると湯の流れが直ち
に停止するのでガラスの破片は濾過タンク5で捕集され
てしまい浴槽1に流入する恐れは殆どないが、前記した
ように、循環ポンプ6を停止させるだけでなく電磁弁1
4及び15を逆洗の管路を形成する側に切り換えるよう
に制御すればガラスの破片が浴槽1方向には絶対に流れ
ないのでさらに好ましい。
【0065】また紫外線ランプ31に対する電源は前記
したように絶縁トランス46により交流100Vの商用
電源と切り離されているので、特に電源の供給を停止し
なくても感電の恐れはない。
【0066】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、人体へ
に害を与える恐れのあるオゾンの発生のない紫外線殺菌
装置を利用し十分効果的な殺菌を行うと同時に、この紫
外線殺菌装置に配備されるガラス製保護管の些細な異常
も素早く検知して感電の恐れがない状態で十分に安全を
保てるようにした浴槽湯の清浄化装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例配管図、
【図2】 紫外線殺菌装置縦断面図、
【図3】 水滴センサ特性図、
【図4】 保護管割れ検知回路図、
【図5】 紫外線ランプ用電源回路図、
【図6】 制御ブロツク図、
【図7】 保護管割れ制御フローチヤー
ト、
【図8】 従来例配管図、
【図9】 操作パネル正面図。
【符号の説明】
1 浴槽 2 湯 3 吸湯管 4 装置本体 5 濾過タンク 6 循環ポンプ 9 噴湯管 27 表示パネル 29 紫外線殺菌装置 30 水滴センサ 31 紫外線ランプ 32 保護管 34 ジヤケツト 45 センサ室

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽内の湯を汲み上げる吸湯管、循環ポン
    プ、紫外線殺菌装置、濾過タンク、及び浴槽内に湯を噴
    出する噴湯管を直列に連結し浴槽湯の清浄化管路を形成
    した浴槽湯の清浄化装置において、前記紫外線殺菌装置
    の紫外線ランプを浴槽湯と遮断して収納する保護管内に
    保護管の割れに伴う湿度の上昇を電気抵抗の上昇により
    検知する水滴センサを配備したことを特徴とする浴槽湯
    の清浄化装置。
  2. 【請求項2】紫外線殺菌装置が濾過タンクの上流側の管
    路に配備されることを特徴とする請求項1記載の浴槽湯
    の清浄化装置。
  3. 【請求項3】紫外線ランプに対する電源が絶縁トランス
    を介して供給されることを特徴とする請求項1記載及び
    請求項2記載の浴槽湯の清浄化装置。
  4. 【請求項4】前記水滴センサが保護管の割れを検知した
    際に、制御装置は循環ポンプの作動を停止すると同時に
    表示装置に保護管の割れを表示するよう制御することを
    特徴とする請求項1乃至請求項3記載の浴槽湯の清浄化
    装置。
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