JPH0956816A - フィルター材 - Google Patents

フィルター材

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JPH0956816A
JPH0956816A JP7217839A JP21783995A JPH0956816A JP H0956816 A JPH0956816 A JP H0956816A JP 7217839 A JP7217839 A JP 7217839A JP 21783995 A JP21783995 A JP 21783995A JP H0956816 A JPH0956816 A JP H0956816A
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JP
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filter material
drip
liquid
porous
container
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JP7217839A
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English (en)
Inventor
Takashi Tagou
隆 田郷
Toshiaki Ishino
敏昭 石野
Jun Hosoi
順 細井
Ei Sawa
映 佐波
Yoji Uchida
陽二 内田
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 点滴液22を収容する容器21内へこれを介
して空気を導入させためのフィルター材3であって、従
来に比して点滴開始から最初に前記容器21内へ外気が
導入されるまでの前記容器21内の空隙部の陰圧を低く
することができるフィルター材3を提供する。 【解決手段】 アルキルメタクリレート40モル%と,
パーフルオロアルキルメタクリレート60モル%から成
るコポリマーを、トルエン100重量部に対しn−ヘプ
タン39重量部及び酢酸エチル3.5重量部を均一に混
合してなる混合溶剤に溶解させて、ポリマー濃度が5重
量%のポリマー溶液を得、このポリマー溶液を厚さ85
μm、気孔率80%、平均孔径1μmの延伸多孔質PT
FE膜に塗布し、130℃で1分間加熱して前記溶剤を
蒸発除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、点滴する際、点滴
液を収容する容器の気体導入部分にこれを介して空気が
導入されるよう取り付けられて使用されるフィルター材
に関し、特に、優れた通気性が損なわれることなく,点
滴開始から最初の空気が導入されるまでの間の容器内の
空隙部の陰圧を低くできるフィルター材に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、経口的に栄養分を摂取すること
ができない患者に対して、糖,アミノ酸,電解質,ビタ
ミン,水分などの栄養分は点滴により与えられる。点滴
は通常前記栄養分を含む点滴液を収容したガラス製もし
くは樹脂製の容器を吊り台にこれが転倒するように吊し
た後、この容器に樹脂製チューブ,流量調節器,及び点
滴針からなる輸液セットを接続し、前記点滴針を患者の
腕等の血管に差し込むことにより行われる。
【0003】かかる点滴を続行して行うと、点滴が進む
につれて前記吊り下げた状態の容器内に収容されている
点滴液の液面が降下していき、容器の内壁と点滴液の液
面との間に減圧状態の空隙部を生ずる。そして、この減
圧状態の空隙部が生ずると点滴液は順調に滴下しずらく
なる。このような現象を避けるには、容器内の空隙部の
圧力が外気圧と平衡になるようにすれば良く、例えば、
通気針を容器の一部に差し込む等して,容器に容器内部
へ外気(一般的に空気である。)を導入するための気体
導入部を設けることが行われる。
【0004】しかしながら、このような単に容器の一部
に気体気導入部を設ける方式では、外気の容器内部への
吸入にともない外気中の雑菌,異物が容器内部(点滴
液)に混入されてしまうといった不具合を生ずる。この
ため、外気中の雑菌、異物の混入を避けるために、繊維
を織り重ねてなる綿状やスポンジ状のいわゆるディプス
型フィルターを空気導入部に取り付け、これを介して空
気を導入することが行われている。しかしながら、この
ディプス型フィルターはそれ自体が有する孔の径を制御
することができないため、これを用いても雑菌、異物を
完全に除去することはできない。
【0005】しかして、点滴容器の気体導入部に適用さ
れるフィルター材において、優れた雑菌,異物の除去性
能を発揮し、安定した通気性を得るためには、フィルタ
ー材は点滴液に対して吸湿あるいは接液することにより
膨潤してそれ自体の通気性が損なわれる、すなわち、そ
れ自体が有する通気孔が塞がってしまうことのない材質
からなり、雑菌,異物をほとんど除去できる多孔質構造
を有することが必要である。かかる要求を満足できるも
のとして、例えば、実開昭59−36343号公報には
ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン樹
脂の焼結体からなるフィルター材が、特開昭58−14
62号公報にはポリテトラフルオロエチレン(以下PT
FEと略す。)の多孔質体からなるフィルター材が提案
されている。
【0006】しかしながら、これらの撥水性樹脂の多孔
質体からなるフィルター材であっても、点滴液に含有さ
れる特定の成分、例えば、ビタミンA,D,E,K等の
油性ビタミンや脂肪乳剤に用いられる界面活性剤により
フィルター材の表面が輸液により徐々に濡れ、気体の通
過が疎外されてしまい、点滴の途中で輸液が停止する場
合がある。この現象を回避できるものとして、実開昭5
9−172438号公報には、接液する側の多孔質膜と
して孔径が0.7μm以上のPTFE多孔質膜を用い、
接液しない側の除菌用の多孔質膜として孔径が0.6μ
m以下の多孔質膜を用い、これらを不織布等を介して積
層してなるフィルター材が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】さて、点滴液を収容す
る容器内の空隙部の陰圧は、点滴開始から容器内に前記
フィルター材を備えた気体導入部により最初に外気が導
入されるまで、すなわち、容器内の点滴液中に最初の気
泡が発生するまでは徐々に上昇し、最初の気泡の発生後
は徐々に低下して一定の圧力で推移するようになる。そ
して、かかる点滴中の点滴液を収容する容器内の空隙部
の陰圧が高いほど点滴による患者の苦痛感が大きい。
【0008】本発明者らの鋭意研究によれば、前記従来
のフィルター材、すなわち、それ自体が撥水性を示す材
料の多孔質体からなるフィルター材を用いても、点滴液
が油性ビタミンや界面活性剤を含むものである場合は、
フィルター材の通気性が損なわれ、前記の容器内におけ
る点滴開始から容器内に最初の空気が導入されるまでの
陰圧が高くなったり、場合によっては全く空気が導入さ
れなくなって,点滴が停止してしまうことがあることが
分かった。
【0009】本発明は前記課題に鑑みてなされたもので
あり、点滴液を収容する容器内へこれを介して空気を導
入させるためのフィルター材であって、従来に比して点
滴開始から最初に前記容器内へ外気が導入されるまでの
前記容器内の空隙部の陰圧を低くすることができ、しか
もその通気性を長期に渡って維持することができるフィ
ルター材を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるフィルタ
ー材は、点滴する際、点滴液を収容する容器内へ気体を
導入するための気体導入部にこれを介して空気が導入さ
れるよう取り付けられて使用されるフィルター材であっ
て、多孔質体からなるフィルター材本体と、これに含浸
させた含フッ素ポリマーとからなり、28dyne/c
m以下の表面張力を有する液体がこれに浸透しない撥液
性を有することを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のフィルター材において
は、前記構成としたことにより、優れた撥水撥油性(撥
液性)を示し、多孔質体の孔を一定の通気性をもって保
持することができるものとなり、点滴開始からの前記点
滴液を収容する容器内の空隙部の陰圧を従来に比して低
くかつ安定させることができる。
【0012】本発明において、多孔質体からなるフィル
ター材本体としては、気体、特に空気を通し、点滴に有
害な細菌や塵埃の透過を防ぐことができる多孔質構造を
有するものであれば、天然,合成素材を問わず種々の材
質のものを使用できる。具体例としては、織り布,不織
布,ネット,多孔質フィルム,またはこれらの少なくと
も2つを積層した積層品を挙げることができる。特に好
ましい例としては撥水性を有する延伸多孔質PTFE膜
や、強度向上,補強あるいは表面保護のために前記撥水
性を有する延伸多孔質PTFE膜にこれ以外の材質から
なる多孔質体を積層してなる積層物を挙げることができ
る。この積層物を得るための前記延伸多孔質PTFE膜
とは異なる材質からなる多孔質体としては、種々の材
質,形態のものを使用できるが、前記延伸多孔質PTF
E膜の融点よりも低い融点を持ち、部分的な熱溶着が可
能なものが好ましく、これの具体例としてはポリエステ
ル,ポリプロピレン,ナイロンなどの合成繊維不織布を
挙げることができる。また、これらの合成繊維不織布は
安価であるためコスト的にも好適なものである。延伸多
孔質PTFE膜の融点よりもその融点が高い合成繊維不
織布では、延伸多孔質PTFE膜の融点以上の温度で熱
溶着することが必要になり、延伸多孔質PTFE膜の著
しい収縮などにより孔が閉塞して通気性が低下するため
好ましくない。
【0013】前記撥水性を有する延伸多孔質PTFE膜
の孔の孔径は0.1〜10μmの範囲にあるのが好まし
く、気孔率は30〜95%の範囲にあるのが好ましく、
厚みは0.005〜2mmの範囲にあるのが好ましい。
孔径が0.1μmより小さい場合は通気抵抗が大きくな
り、逆に孔径が10μmより大きい場合は外部から細菌
などが入りやすくなるため好ましくない。また、気孔率
が30%より小さい場合は通気抵抗が大きくなり、逆に
気孔率が95%より大きい場合は膜そのものの強度が弱
くなるため好ましくない。また厚みが0.005mm以
下より小さい場合は膜そのものの強度が弱くなり、逆に
厚みが2mmより大きい場合は通気抵抗が大きくなり好
ましくない。
【0014】本発明において前記多孔質体からなるフィ
ルター材本体に含浸させる含フッ素ポリマーとしては、
優れた撥水撥油性を有する点で、パーフルオロアルキル
基を含むポリマーが好適に使用される。一例としては、
特願平7−21706号に開示した,0〜50モル%の
アルキルアクリレート及び/またはアルキルメタクリ
と,50〜100モル%のパーフルオロアルキルアクリ
レート及び/またはパーフルオロメタクリレート50〜
100モル%とからなるポリマーまたはコポリマーを挙
げることができる。これの具体的としてはパーフルオロ
アルキルアクリレート重合体,パーフルオロアルキルメ
タクリレート重合体,アルキルアクリレート−パーフル
オロアルキルアクリレート共重合体,アルキルアクリレ
ート−パーフルオロアルキルメタクリレート共重合体,
アルキルメタクリレート−パーフルオロアルキルアクリ
レート共重合体,アルキルメタクリレート−パーフルオ
ロアルキルメタクリレート共重合体、パーフルオロアル
キルアクリレート−パーフルオロアルキルメタクリレー
ト共重合体等がある。また、他の例としては60〜90
モル%のパーフルオロ−2,2−ジメチル−1,3−ジ
オキソールと,10〜40モル%のテトラフルオロエチ
レンとの非晶質コポリマーを挙げることができる。この
コポリマーの具体例としてはデュポン社の「テフロンA
F1600」(商品名)及び「テフロンAF2400」
(商品名)等がある。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。 (実施例1)アルキルメタクリレート40モル%と,パ
ーフルオロアルキルメタクリレート60モル%から成る
コポリマーを溶剤に溶解する。なお、溶剤としてはトル
エン100重量部に対しn−ヘプタン39重量部及び酢
酸エチル3.5重量部を均一に混合した混合溶剤を用い
た。また、溶液中のポリマーの濃度は5重量%に成るよ
うにした。
【0016】上記のポリマー溶液を厚さ85μm、気孔
率80%、平均孔径1μmの延伸多孔質PTFE膜に塗
布し、次いで130℃で1分間加熱して溶剤を蒸発除去
することにより、ポリマーが含浸されたフィルム状の多
孔質体を得た。ポリマーの含有量は2.5g/m2 であ
った。
【0017】(実施例2)パーフルオロアルキルメタク
リレートをパーフルオロ直鎖ハイドロカーボン(沸点−
35℃〜55℃)にその濃度が1重量%に成るように溶
解する。
【0018】一方、これとは別に厚さ85μm、気孔率
82%、平均孔径3μmの延伸多孔質PTFE膜(融点
327℃)の片面にポリエステル不織布(融点265
℃、厚さ240μm、市販品)を重ね合わせ延伸多孔質
PTFE膜側から300℃の熱ロールと水冷ゴムロール
で圧力3kg/cm2 にでニップすることにより点状に
熱融着させる。
【0019】次に、前記不織布を積層した多孔質PTF
E膜に前記溶液を塗布し、その後150℃で1分間加熱
して溶剤を除去することにより、ポリマーが含浸された
フィルム状の多孔質体を得た。ポリマーの含有量は2g
/m2 であった。
【0020】(実施例3)パーフルオロ−2,2−ジメ
チル−1,3−ジオキソール65モル%とテトラフルオ
ロエチレン35モル%の非晶質コポリマー(デュポン
社,「テフロンAF1600」)をパーフルオロ直鎖ハ
イドロカーボン(沸点−35℃〜55℃)にその濃度が
1重量%に成るように溶解する。
【0021】次に、実施例2で用いたのと同じ不織布を
積層した多孔質PTFE膜に上記溶液を塗布し、その後
150℃で1分間加熱して溶剤を除去することにより、
ポリマーが含浸されたフィルム状の多孔質体を得た。ポ
リマーの含有量は1.8g/m2 であった。
【0022】(比較例1)実施例1で用いたのと同じ多
孔質PTFE膜をそのまま試料とした。 (比較例2)実施例2及び3で用いたのと同じ,不織布
を積層してなる多孔質PTFE膜をそのまま試料とし
た。
【0023】実施例及び比較例で得た多孔質体について
下記のA〜Cの試験を行った。この結果を下記の表1に
示す。
【0024】
【表1】
【0025】A.ガーレー数 JIS P 8117により測定した。B.液浸透性 純水とイソプロピルアルコールの混合比を変え、42,
28,25,22dyne/cmの各種表面張力の異な
る試験液を調整し、これをPTFE多孔質膜面に滴下
し、15分後にこれらの試験液が多孔質膜に浸透したか
を目視により観察した。表1中の「○」は浸透していな
いことを、「×」は浸透したことを示している。
【0026】C.通気開始瓶内陰圧 図1は本試験で用いた通気針の構成を示す断面図であ
る。この通気針10は、ポリプロピレン製の樹脂パイプ
1の一方の開口に注入針2が挿篏され、樹脂パイプ1の
他方の開口側のパイプ内の奥まった位置に、前記実施例
及び比較例で得られたPTFE多孔質膜からなるフィル
ター材3がその周縁部がパイプの内壁に熱溶着(温度2
00℃で5秒間加熱棒を押し付け熱溶着した。)される
ことによりに取り付けられて構成されている。
【0027】生理食塩水500mlに油性ビタミン剤で
あるエーザイ(株)により販売されるメナテトレノン製
剤「ケイツー」(商品名)[成分:1ml中メナトテレ
ノン10mg,ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60〜
74mg、プロピレングリコール50mg,ブドウ糖5
0mg,ゴマ油6mg]を3mlを混注させた点滴液
(輸液)(表面張力68dyne/cm)を輸液瓶に収
容させ、第1図に示した通気針を用いて輸液瓶に外気を
導入させ、点滴速度330ml/Hr、落差1mの条件
で点滴を行ない、通気開始瓶内陰圧を測定した。前記実
施例及び比較例で得られた各フィルター材について20
回の通気開始圧測定を行い、それらの平均,最大,最小
を求めた。
【0028】図2はかかる点滴に使用した用具の全体構
成を模式的に示した図であり、輸液瓶21には前記生理
食塩水にメナテトレノン製剤「ケイツー」を混注させた
点滴液(輸液)22が収容され、輸液瓶21の開口がゴ
ム栓23によって塞がれている。ゴム栓23には点滴液
送液用チューブ24,通気針10,瓶内陰圧測定用チュ
ーブ25が差し込まれている。点滴液送液用チューブ2
4には送液量調整用コック26が取り付けられ、瓶内陰
圧測定用チューブ25には圧力センサ27と記録計28
からなる圧力測定手段29が取り付けられている。ここ
で、点滴液(輸液)22の上面から点滴液送液用チュー
ブ24の下端までが1mmの落差を有するようにした。
【0029】図3は記録計28により得られる瓶内陰圧
/時間チャートであり、チャートのA点が点滴開始点、
B点が通気開始点、C点が瓶内陰圧が安定化する開始点
である。
【0030】表1から明らかなように、本発明(本実施
例)によるフィルター材は28dyne/cm以下の低
表面張力の液体を浸透させない,優れた撥液性を有し、
その多孔質体からなるフィルター材本体が有する通気性
が安定に維持されるものとなるので、これを備えた通気
針を用いて点滴を行った場合、従来(比較例)のフィル
ター材を備えた通気針を用いて点滴を行った場合に比し
て、通気開始瓶内陰圧を大きく低減することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明にかかるフィ
ルター材によれば、これを点滴する際の点滴液の収容容
器の気体導入部に配設することにより、従来に比して点
滴開始から点滴液の収容容器内へ最初に外気が導入され
るまでの前記容器内の空隙部の陰圧を低くすることがで
き、従来よりも患者の苦痛感が緩和された点滴を行うこ
とができる効果がある。特に、従来のフィルター材に比
してその撥水撥油性(撥液性)が大きく向上したものと
なるので、前記の患者の苦痛感が緩和された点滴を安定
かつ確実に続行ならしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例及び比較例によるフィルター材
が取り付けられた通気針の構成を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例及び比較例によるフィルター材
の性能比較を行うための点滴で使用した点滴用具の全体
構成を模式的に示した図である。
【図3】本発明の実施例及び比較例によるフィルター材
の性能比較を行うための点滴における瓶内陰圧/時間チ
ャートである。
【符号の説明】
1 樹脂パイプ 2 注入針 3 フィルター材 10 通気針 21 輸液瓶 22 点滴液(輸液) 23 ゴム栓 24 点滴液送液用チューブ 25 瓶内陰圧測定用チューブ 26 送液量調整用コック 27 圧力センサ 28 記録計 29 圧力測定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐波 映 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 内田 陽二 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点滴する際、点滴液を収容する容器内へ
    気体を導入するための気体導入部にこれを介して空気が
    導入されるよう取り付けられて使用されるフィルター材
    であって、 多孔質体からなるフィルター材本体と、これに含浸させ
    た含フッ素ポリマーとからなり、28dyne/cm以
    下の表面張力を有する液体がこれに浸透しない撥液性を
    有することを特徴とするフィルター材。
  2. 【請求項2】 前記含フッ素ポリマーがアルキルアクリ
    レート及び/またはアルキルメタクリレート0〜50モ
    ル%と、パーフルオロアルキルアクリレート及び/また
    はパーフルオロメタクリレート50〜100モル%とか
    らなるポリマーである請求項1に記載のフィルター材。
  3. 【請求項3】 前記含フッ素ポリマーが60〜90%の
    パーフルオロ−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソー
    ルと、10〜40モル%のテトラフルオロエチレンとか
    らなる非結晶コポリマーである請求項1に記載のフィル
    ター材。
  4. 【請求項4】 前記多孔質体がポリテトラフルオロエチ
    レンからなる請求項1〜3のいずれかに記載のフィルタ
    ー材。
JP7217839A 1995-08-25 1995-08-25 フィルター材 Pending JPH0956816A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002528569A (ja) * 1998-10-27 2002-09-03 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 多孔質基質に入り込ませた状態のフルオロポリマーのインサイチュー重合
JP2006150323A (ja) * 2004-11-01 2006-06-15 Japan Gore Tex Inc 隔膜およびその製法、並びに該隔膜を備えた熱交換器
JP2009234272A (ja) * 2000-04-05 2009-10-15 Nitto Denko Corp インク容器用通気フィルタ

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