JPH0956753A - 体位変換介助用の寝台装置 - Google Patents

体位変換介助用の寝台装置

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JPH0956753A
JPH0956753A JP7245280A JP24528095A JPH0956753A JP H0956753 A JPH0956753 A JP H0956753A JP 7245280 A JP7245280 A JP 7245280A JP 24528095 A JP24528095 A JP 24528095A JP H0956753 A JPH0956753 A JP H0956753A
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悦蔵 福田
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数馬 木下
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清 増田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 寝台上の片側部分を持ち上げることで、体位
変換が困難な患者の体に無理な力を加えることなく、所
望の体位変換介助を行うことを目的とする。 【構成】 敷布団を載置する寝台板を長さ方向に分割し
て左右の回転台板A、Bとし、それぞれ一方の中央寄り
の端部が、長さ方向に若干の間隔で平行に構成される左
右のシャフト1、1’をそれぞれに支点とし、回動自在
であるが、シャフト1、1’間の回動部分が交互に入り
組んだ状態で、該寝台上に平面を構成し、かつ随意自在
にそれぞれの所定方向に持ち上げることが可能とする。
所望とする体位変換諸条件に応じ、介助者が寝台上の回
転台板A、Bのいずれか一方側を所定方向に持ち上げ起
立させることにより、患者の体全体を自然に転がるよう
にすることで苦痛を与えることなく、所望の体位変換が
安全かつ容易にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体位変換の介助が容易
な体位変換介助用の寝台装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】長期病床にあって、体位変換が不自由で
あり困難な患者においては体動制限によって起こる様々
な合併症の危険が大きい。
【0003】この予防のために、褥瘡予防機能をもって
実用に供されている各種のマット等における使用効果に
ついては別問題とし、患者の症状や体力の程度にもよる
が、一定時間間隔で行われる体位変換が最も効果的なも
のであるとされることから、体位変換を行うためのさま
ざまな寝台装置が実用に供されている。
【0004】体位変換を目的とするこれらの寝台装置
は、上体起こし及び膝立て等については該患者が所望す
る任意の起立角度を保持したり、又、左右の体位変換に
おいては寝台全体を若干角度で左右それぞれに傾斜させ
たり、その状態を保持させたりする機能のもので、長期
療養者を対象とするものであっても、比較的体力がある
患者に適応し、効果としては、体位変動又は変化によっ
て精神的な安静作用が大きいものと考えられる。
【0005】しかし、寝たきりの状態で、すべての動作
に介助を必要とし、上体起こしや膝立て等の体位変換後
の姿勢保持が、自力では困難もしくは不可能とされる重
度障害の患者にあっては、前述のような体位変換の寝台
装置では対応できず問題がある。例えば、このような重
度障害の患者において、褥瘡予防や褥瘡治療を行うため
に効果的な体位姿勢であり、かつ該患者にとっても比較
的なりやすい体位姿勢であるとされ、体の背面をあらわ
にできる左右いずれかの横臥位姿勢にさせることができ
ない。
【0006】そのため、このような場合は、例えばシ−
ツなどを利用して該患者が横向きになるように動かし、
更に体に手を添えるなどで介助し、所望の横臥位姿勢に
する手段しかないのが通常である。このとき、介助者の
手のかけようによっては患者が苦痛を訴えることが多
く、又、介助者も慎重な気使いと相当な体力を必要とす
ることから、介助者の高齢化とともにこの介助作業の支
援手段が大きな社会問題となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、寝たきりでの状態ですべての動作に介助を必要と
し、体位変換が困難又は不可能とされる重度障害の患者
において、褥瘡予防又は褥瘡治療のための左右いずれか
の横臥位姿勢とするのに、該患者に苦痛を与えることな
く、安全かつ容易で、しかも介助者の労力も大幅に軽減
される有効な介助支援手段がない点である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、寝たきりの重
度障害の患者を左右いずれか所望の横臥位姿勢とする介
助手段において、敷布団と略同面積を有する基板上に、
長さ方向に中心線を境に若干の所要間隔をもって平行に
構成される左右の固定シャフトと、一方の中央寄りの端
部側が交互に入り組むかたちで、この左右の固定シャフ
トを支点とし、回動自在で、それぞれに所定方向に起立
でき、かつ左右のシャフト間の回動部分が交互に入り組
んだ状態で平面を該基板上に構成し、敷布団を載置でき
る左右の回転台板と、から成ることを最も主要な特徴と
する。これにより、介助者が回転台板の一方を敷布団と
ともに所定方向に起立させ、患者自体が自然に横転する
ようにすることにより、敷布団上で、該患者に苦痛を与
えることなく、安全かつ容易にして特別な力も労するこ
となく所望の横臥位姿勢に介助するという目的を実現し
た。
【0009】
【実施例】図1と図2は本発明の手動とする実施例の説
明図、図3〜5は手動に代わる油圧装置を用いた実施例
の説明図、図6と図7は本発明の使用における説明図で
ある。本発明の主体は、寝台上で所望とする体位変換介
助ができる機構、作動系の実装方法にあるので、油圧機
構、電子系の説明は省略する。
【0010】図1と図2において、敷布団15と略同面
積を有する厚板材の基板5上長さ方向に中心線を境に
し、左右に若干の所要の間隔をもって平行に構成される
左右の剛性のシャフト1、1’が、その軸方向で等間隔
に設けられる複数の所定位置をそれぞれに支える左右の
保持部3、3’によって、該基板5面上に若干高さで支
えられ、かつ強固に固定装着されている。
【0011】左右の複数の保持部3、3’部分をそれぞ
れに挾み、それぞれ一方の端部側の若干長さ部分が交互
に入り組むかたちで左右のシャフト1、1’を中心軸で
支点とし、回動自在であるがそれぞれの所定方向に起立
でき、かつ左右のシャフト1、1’間の回動部分が交互
に入り組んだ状態で該基板5上に平面を構成し、敷布団
15を載置できる左右の回転台板A,Bが設けられてい
る。
【0012】回転台板Aは基板5上で等間隔の複数の保
持部3’部分を挾み、中心軸とするシャフト1’を支点
とし、回転台板Bは基板5上で等間隔の複数の保持部3
部分を挾み、中心軸とするシャフト1を支点とし、いず
れも手動で一方の端部を持ち上げ、敷布団15上の被介
助者16を左又は右への所望とされる横臥位姿勢にする
起立操作が行われるため、回転台板A,Bにおいて所要
とする強度と剛性を高めるためにそれぞれの裏側に複数
の補強板3”が設けられている。
【0013】回転台板A,Bのそれぞれに支点とする左
右のシャフト1、1’と反対側のそれぞれの外側端部に
長さ方向に若干幅で、左右のシャフト1、1’方向にそ
れぞれに所定角度で起立し、被介助者16の転落防止用
とするストップ用台板A’、B’が設けられている。そ
して、このストップ用台板A’、B’の起立状態を保持
するため、左右のストップ用台板A’、B’の外側端部
下面と基板5上面との間にそれぞれ自在支持脚4、4’
の装置が起立自在機構で設けられている。
【0014】左右の回転台板A、Bをそれぞれに所望と
する所定方向に持ち上げ、起立させる手動操作の位置を
決め、又、手動操作を安全かつ容易なものとするため
に、該回転台板A、Bそれぞれ長さ方向で略中央とする
所定位置の外側端部に平行で若干長さの握り部分を有
し、その両端部が回転台板A、B裏側の補強板3”に沿
って一体構成され、所定の強度と剛性からなるバ−・ハ
ンドル6、6’が設けられている。更に、該バ−・ハン
ドル6、6’はその機能を損なうことなく、回転台板
A、Bの端部から若干長さを突出させることのできる引
き出し自在機構で構成し、持ち上げ力が軽減されるよう
になっている。なお、基板5の上面側には、左右の回転
台板A、Bの下側に収納されたそれぞれのバ−・ハンド
ル6、6’を引き出すため、介助者の手指が入る余裕を
もって切欠き部5’が設けられている。
【0015】図3〜図5において、左右の回転台板A、
Bを所定方向に手動で持ち上げ起立させるバ−・ハンド
ル6、6’に代わるものとして、リモ−ト・コントロ−
ル操作の電動油圧機構が用いられている。
【0016】上部面に前述の基板5と同様構成ではある
が、更に強度と剛性が高められた左右のシャフト1、
1’と保持部3、3’の装置を装着し、左右の回転台板
A、Bが所要とする作動状態が前述同様に構成される若
干高さ寸法を有する剛性のフレ−ム構造の箱型フレ−ム
7が構成されている。
【0017】箱型フレ−ム7の上部面に構成される左右
の回転台板A、Bにおいて、補強板3”や外側端部に設
けるストップ用台板A’、B’及び自在支持脚4、4’
の構造、機能については、前述の手動とするものと同様
のものであるが、該箱型フレ−ム7の枠内において、回
転台板Aは、複数の保持部3’部分をそれぞれに挾み支
点とするシャフト1’を中心軸とする一方のそれぞれの
端部部分を回動機能を損なうことなく一体連結し、所定
の角度と若干長さで構成される回転用ア−ム板A1を設
け、回転台板Bは、複数の保持部3部分をそれぞれに挾
み支点とするシャフト1を中心軸とする一方のそれぞれ
の端部部分を回転機能を損なうことなく一体連結し、所
定の角度と若干長さで構成される回転用ア−ム板B1
設けられている。そして、箱型フレ−ム7の上面におい
て、回転台板A、Bが左右のシャフト1、1’間の回動
部分が交互に入り組んだ状態で平面を構成するとき、箱
型フレ−ム7の枠内で所定の角度で停止位置にある回転
用ア−ム板A1又はB1を、それぞれ所定方向に動かすこ
とによって、箱型フレ−ム7上面の回転台板A又はBを
それぞれ所定方向に持ち上げて起立させたり、又、その
動作を戻すことにより、平面に復元させることができる
ようになっている。なお、回転用ア−ム板A1、B1及び
回転用ア−ム板A1、B1を一体構成する回転台板A、B
の支点における軸部分は、該作動機能に支障がないよう
に、強度と剛性をもって構成されている。
【0018】左右の回転用ア−ム板A1、B1をそれぞれ
に作動させるため、回転用ア−ム板B1の長さ方向の略
中央部の端部寄り位置と油圧シリンダ8のロッド9をロ
ッド・ピン9”で自在連結し、油圧シリンダ8の後端部
を箱型フレ−ム7内で左側の所定位置に油圧シリンダ・
ピン8”で自在連結し、回転用ア−ム板A1の長さ方向
の略中央部の端部寄り位置と油圧シリンダ8’のロッド
9’をロッド・ピン9”で自在連結し、油圧シリンダ
8’の後端部が箱型フレ−ム7内で右側の所定値に油圧
シリンダ・ピン8”で自在連結されている。又、左右の
回転用ア−ム板A1、B1と箱型フレ−ム7の間でそれぞ
れの油圧シリンダ8、8’の左右に、複数のリタ−ン・
スプリング10、10’が復元用として備えられてい
る。そして、左右の油圧シリンダ8、8’は、それぞれ
高圧ホ−ス11によって作動を損なうことなく電動油圧
ポンプ12と接続されている。
【0019】電動油圧ポンプ12は作動油を備え、箱型
フレ−ム7内に設置され、回転用ア−ム板A1、B1と連
結する油圧シリンダ8、8’の所要作動油圧発生及び所
要とされるプレッシャ・リリ−フ・バルブ機能を有し、
又、該作動油圧が左右の油圧シリンダ8、8’に同時発
生の防止機能及び油圧シリンダ8、8’における発生所
要作動油圧の保持や該作動油圧解放の随意選択自在機能
と、左右の油圧シリンダ8、8’における作動油圧発生
と解放を左右交互に連続して行い、この作動の時間間隔
設定が随意選択自在とする連続自動体位変換を可能とす
るコントロ−ラ機能が設けられている。そして、これら
のコントロ−ラ機能は、リモ−ト・コントロ−ル・スイ
ッチ13で操作ができるようになっている。
【0020】図6において、回転台板A、B上に敷布団
15を載置しないで、平面状態にある回転台板Aにおい
てストップ用台板A’を起立させて自在支持脚4で支
え、回転台板Bを持ち上げ、回転台板Aのストップ用台
板A’側方向に起立させた作動状態を示したものであ
る。図7において、回転台板A、B上に敷布団15が載
置され、該敷布団15上の被介助者16を所望の横臥位
姿勢とする介助の状況を示したものである。
【0021】なお、本発明は上記実施例に限定されなけ
ればならない理由はなく、例えば寝台上で所望の体位変
換の介助を行う寝台装置において、寝台上に平行に構成
され装置される複数のシャフト1、1’と、このシャフ
ト1、1’をそれぞれに支点として回動自在であるが、
該シャフト1、1’間の回動部分が交互に入り組んだ状
態で寝台上に平面が構成され、かつ随意自在にそれぞれ
の所定方向に持ち上げ起立させることのできる複数の回
転台板A、Bの装置等において所要とする機能構成が、
他の形状構成のものであっても、寝台上において所望の
体位変換の介助が安全かつ容易にできる状態の機能構成
が、上記実施例における各条件を具備するものであれば
良いということはいうまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上説明した本発明の体位変換介助用の
寝台装置について、次に記載する効果を奏する。
【0023】請求項1の体位変換介助用の寝台装置にお
いては、敷布団を載置する寝台板が長さ方向に左右の回
転台板に二分され、それぞれ一方の中央寄りの端部が交
互に入り組んだかたちで、略中央付近に若干の間隔をも
って平行に構成装着される左右のシャフトをそれぞれに
支点とし中心軸として回動自在であるが、左右のシャフ
ト間の回動部分が入り組んだ状態で平面を構成し、かつ
随意自在にそれぞれの所定方向に持ち上げ起立させるこ
とができるようになっているため、患者において所望と
する体位変換諸条件に応じ、介助者が適宜な介助処置を
容易に行うことができる。例えば、寝たきりで重度障害
の患者において、褥瘡予防や褥瘡治療のため最も良いと
される左右の横臥位姿勢において、介助者が回転台板の
いずれか一方の外側を所定方向に持ち上げ起立させるこ
とにより、該患者の体の一部に不自然な力を加えたり、
又、苦痛を与えることなく体が敷布団上で自然に横転す
るような状態に介助することで所望の横臥位姿勢ができ
ることから、従来、難度が高いとされる体位変換介助が
安全かつ容易にできるという大きな利点がある。このこ
とから、褥瘡予防や褥瘡治療のために一定時間間隔で行
わなければならない体位変換介助における介助労力の軽
減に大いに役立つ。
【0024】請求項2の回転台板の補強板において、敷
布団上の患者を乗せ、それぞれ所定方向に持ち上げられ
起立させられる左右の回転台板の強度と剛性を高めるこ
とにより、確実な作業性と安全性が更に向上できる。
【0025】請求項3の回転台板のストップ用台板にお
いて、体位変換介助の際に患者が敷布団上から転がり落
ちる危険を未然に防止することができる。
【00026】請求項4のストップ用台板の自在支持脚
において、必要に応じ、直ちにストップ用台板の起立保
持ができる。
【0027】請求項5の回転台板のバ−・ハンドルにお
いて、回転台板を手動で所定方向に持ち上げ起立させる
際、持ち上げ操作部所が定められ、補強板と一体構成さ
れ剛性が高められていることで、不自然な力を回転台板
に加えることなく、回転台板の持ち上げ起立操作が安定
されたものになり、患者に対する体位変換介助の安全性
が高められる。更にバ−・ハンドルに若干長さの握り部
分を設けて操作性を良くし、介助者の持ち上げ力も軽減
させている。
【0028】請求項6のバ−・ハンドルにおいて、回転
台板の下側に収納でき、かつ回転台板の外側に若干長さ
を選択出入自在で設けられることにより、バ−・ハンド
ルが常時回転台板から突出していることによるさまざま
なトラブルが未然に防止される。又、介助者の体力や持
ち上げ力に応じ、バ−・ハンドルの長さを選択自在にで
きるという利便性がある。
【0029】請求項7の手動のバ−・ハンドルに代わる
機構とするリモ−ト・コントロ−ル・スイッチ付きの電
動油圧ポンプ、油圧シリンダ、リタ−ン・スプリング等
で構成される油圧装置を用いると、体位変換諸条件で行
う介助において、手動の場合、どうしても必要となる回
転台板の持ち上げ力や、これに加えて体位変換の介助を
一定時間間隔で行わなければならない患者の場合におけ
る、介助者の大きなさまざまな労力負担から解放される
利便性が大きい。このことにより、従来どうしても蓄積
されやすい介助者自体の精神的、肉体的疲労も軽減され
とともに、褥瘡予防や褥瘡治療が長期間を必要とされる
さまざまな状況に充分に対処でき、該患者の症状の改善
にも大いに役立つ。
【0030】請求項8の電動油圧ポンプの左右の油圧シ
リンダに作動油圧を同時に発生させないコントロ−ラ機
能において、左右の油圧シリンダにおける作動油圧の同
時発生を防止し、左右の回転台板それぞれの所定動作を
確実にし、体位変換にかかわる回転台板の作動を安全な
ものとしている。
【0031】請求項9の電動油圧ポンプの左右の油圧シ
リンダにおける発生作動油圧の保持及び該油圧の解放を
随意選択自在とするコントロ−ラ機能において、体位変
換のために所定方向に持ち上げ起立させた回転台板を最
大角度又は任意の角度で停止させ保持することで、該患
者における所望の体位変換姿勢に介助を行い、油圧を解
放することで、該回転台板を直ちに平面状態に戻し、所
要の施療状態とすることができる。又、患者の求めに応
じ、所望の傾斜角度で該患者の体全体を安定保持し、そ
の状態を継続させることができる。
【0032】請求項10の電動油圧ポンプの左右の油圧
シリンダの作動油圧の発生と解放動作をそれぞれ交互に
連続して行い、この左右の作動の時間間隔が随意選択自
在とするコントロ−ラ機能は、所望の傾斜角度で左右に
交互に行われる体位変換動作を、任意選択自在の一定時
間間隔で自動的に連続して行うことができるので、体動
制限における苦痛感や、さまざまな合併症の予防に役立
つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例において、手動による体位変換
介助用の寝台装置の構成と、作動の状態を示す要部断面
図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本発明の実施例において、手動に代わる油圧装
置で、箱型フレ−ム7における主要各装置の構成と作動
の状態を示す要部断面図である。
【図4】図3の主要部分の斜視図である。
【図5】本発明の実施例の油圧装置による体位変換介助
用の寝台装置の平面図である。
【図6】図5で、回転台板A側のストップ用台板A’を
起こし、回転台板Bを起立させた状態を示す全体斜視図
である。
【図7】図5で、体位変換介助における全体斜視図であ
る。
【符号の説明】
A、B 回転台板 A’、B’ ストップ用台板 A1、B1 回転用ア−ム板 1、1’、2、2’ シャフト 3、3’ 保持部 3” 補強板 4、4’ 自在支持部 5 基板 5’ 切欠き部 6、6’ バ−・ハンドル 7 箱型フレ−ム 8、8’ 油圧シリンダ 8” 油圧シリンダ・ピン 9、9’ ロッド 9” ロッド・ピン 10、10’ リタ−ン・スプリング 11 高圧ホ−ス 12 電動油圧ポンプ 13 リモ−ト・コントロ−ル・スイッチ 13’ コ−ド 14 電源コ−ド 14’ 電源ソケット 15 敷布団 16 被介助者

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体位変換が困難な病床の患者における所
    望の体位変換を苦痛を与えることなく容易に行う介助手
    段において、敷布団と略同面積を有する基板(5)上長
    さ方向に中心線を境にして左右に若干の所要の間隔をも
    って平行に構成し、それぞれ軸方向の所定位置を複数の
    保持部(3、3’)によって基板(5)面上に固定され
    る左右のシャフト(1、1’)と、一方の中央寄りの端
    部側が交互に入り組むかたちで複数の保持部(3、
    3’)をそれぞれに挾み、左右のシャフト(1、1’)
    を支点とし、回動自在でそれぞれの所定方向に起立させ
    ることができ、かつ左右のシャフト(1、1’)間の回
    動部分が交互に入り組んだ状態で平面を基板(5)上に
    構成し、敷布団を載置できる左右の回転台板(A,B)
    とを備え、該敷布団上で所望の体位変換の介助が行える
    ことを特徴とする体位変換介助用の寝台装置。
  2. 【請求項2】 左右の回転台板(A,B)を補強する複
    数の補強板(3”)を、左右の回転台板(A,B)の裏
    側面に一体構成で設けたことを特徴とする請求項1記載
    の体位変換介助用の寝台装置。
  3. 【請求項3】 シャフト(1、1’)側方向に若干角度
    でそれぞれに起立させ、患者の転落防止用とするストッ
    プ用台板(A’、B’)を、左右の回転台板(A,B)
    の外側端部寄りに設けたことを特徴とする請求項1記載
    の体位変換介助用の寝台装置。
  4. 【請求項4】 左右のストップ用台板(A’、B’)の
    起立状態を保持する自在支持脚(4、4’)を、左右の
    ストップ台板(A’、B’)それぞれの外側端部下面と
    基板(5)上面との間に起立自在構造で設けたことを特
    徴とする請求項3記載の体位変換介助用の寝台装置。
  5. 【請求項5】 左右の回転台板(A,B)をそれぞれ所
    定方向に手動で起立させることのできるバ−・ハンドル
    (6、6’)を、それぞれ長さ方向で略中央の所定位置
    の外側端部に平行で若干長さを有して突出し、かつその
    両端部分を補強板(3”)部分と一体構成し、剛性を高
    めて設けたことを特徴とする請求項1記載の体位変換介
    助用の寝台装置。
  6. 【請求項6】 補強板(3”)に一体構成される左右の
    バ−・ハンドル(6、6’)を、該バ−・ハンドル
    (6、6’)の剛性を損なうことなく、左右の回転台板
    (A、B)それぞれの外側端部から若干長さの出入及び
    この収納を自在に設けたことを特徴とする請求項5記載
    の体位変換介助用の寝台装置。
  7. 【請求項7】 左右の回転台板(A、B)を所定方向に
    起立させる手動のバ−・ハンドル(6、6’)に代わる
    機構として、基板(5)と同様に左右のシャフト(1、
    1’)を平行に構成し、上部面に左右の回転台板(A、
    B)の状態が同様に構成される若干高さを有するフレ−
    ム構造の箱型フレ−ム(7)と、箱型フレ−ム(7)上
    面の左右回転台板(A、B)がそれぞれに支点とし中心
    軸とする左右のシャフト(1、1’)側のもう一方の端
    部に所要角度で一体構成し、箱型フレ−ム(7)内にお
    いて回転自在とし、該回転台板(A、B)を所定方向に
    それぞれ起立させることのできる左右の回転用ア−ム板
    (A1、B1)と、回転用ア−ム板(A1、B1)をそれぞ
    れ回動させる左右の油圧シリンダ(8、8’)の装置
    と、復元用の左右のリタ−ン・スプリング(10、1
    0’)と、油圧シリンダ(8、8’)それぞれの所要作
    動油圧を発生させることのできる電動油圧ポンプ(1
    2)の装置と、電動油圧ポンプ(12)の制御を行うリ
    モ−ト・コントロ−ル・スイッチ(13)とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の体位変換介助用の寝台装
    置。
  8. 【請求項8】 作動油圧を同時に左右の油圧シリンダ
    (8、8’)に発生させないコントロ−ラ機能が、電動
    油圧ポンプ(12)の装置に備えられていることを特徴
    とする請求項7記載の体位変換介助用の寝台装置。
  9. 【請求項9】 油圧シリンダ(8、8’)におけるそれ
    ぞれの作動油圧の保持及び該作動油圧解放を随意選択自
    在とするコントロ−ラ機能が、電動油圧ポンプ(12)
    の装置に備えられていることを特徴とする請求項7記載
    の体位変換介助用の寝台装置。
  10. 【請求項10】 左右の油圧シリンダ(8、8’)にお
    ける作動油圧発生と解放とを左右交互に行い、この作動
    を行う時間間隔を随時任意選択自在とするコントロ−ラ
    機能が、電動油圧ポンプ(12)の装置に備えられてい
    ることを特徴とする請求項7記載の体位変換介助用の寝
    台装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR20220026464A (ko) * 2020-08-25 2022-03-04 닝보 이라이선 메디컬 디바이스 컴퍼니., 리미티드 턴오버 보조장치

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