JP3310835B2 - 体位変換介助用の寝台装置 - Google Patents

体位変換介助用の寝台装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体位変換の介助が容易
な体位変換介助用の寝台装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】長期病床にあって、体位変換が不自由で
あり困難な患者においては体動制限によって起こる様々
な合併症の危険が大きい。
【0003】この予防のために、褥瘡予防機能をもって
実用に供されている各種のマット等における使用効果に
ついては別問題とし、患者の症状や体力の程度にもよる
が、一定時間間隔で行われる体位変換が最も効果的なも
のであるとされることから、体位変換を行うためのさま
ざまな寝台装置が実用に供されている。
【0004】体位変換を目的とするこれらの寝台装置
は、上体起こし及び膝立て等については該患者が所望す
る任意の起立角度を保持したり、又、左右の体位変換に
おいては寝台全体を若干角度で左右それぞれに傾斜させ
たり、その状態を保持させたりする機能のもので、長期
療養者を対象とするものであっても、比較的体力がある
患者に適応し、効果としては、体位変動又は変化によっ
て精神的な安静作用が大きいものと考えられる。
【0005】しかし、寝たきりの状態で、すべての動作
に介抱を必要とし、上体起こしや膝立て等の体位変換後
の姿勢保持が、自力では困難もしくは不可能とされる重
度障害の患者にあっては、前述のような体位変換の寝台
装置では対応できず問題がある。例えば、このような重
度障害の患者において、褥瘡予防や褥瘡治療を行うため
に効果的な体位姿勢であり、かつ該患者にとっても比較
的なりやすい体位姿勢であるとされ、体の背面をあらわ
にできる左右いずれかの横臥位姿勢にさせることができ
ない。
【0006】そのため、このような場合は、例えばシー
ツなどを利用して該患者が横向きになるように動かし、
更に体に手を添えるなどで介助し、所望の横臥位姿勢に
する手段しかないのが通常である。このとき、介助者の
手のかけようによっては患者が苦痛を訴えることが多
く、又、介助者も慎重な気遣いと相当な体力を必要とす
ることから、介助者の高齢化とともにこの介助作業の支
援手段が大きな社会問題となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、寝たきりでの状態ですべての動作に介助を必要と
し、体位変換が困難又は不可能とされる重度障害の患者
において、褥瘡予防又は褥瘡治療のための左右いずれか
の横臥位姿勢とするのに、該患者に苦痛を与えることも
なく、安全かつ容易で、しかも介助者の労力も大幅に軽
減される有効な機能的介助手段がない点である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、寝たきりの重
度障害の患者を左右いずれか所望の横臥位姿勢とする介
助機能手段において、略長方形で若干高さを構成する箱
型フレーム形成の枠部内上面に、長手方向の横幅中心線
を境に若干の所要間隔をもって平行に構成し、軸方向で
複数の所定位置において固定される回動自在構造の左右
のシャフトに、枠部面上で左右に分割し、長手方向でそ
れぞれ中央寄りの端部側に形成する複数の凸部部分が交
互に入り組むかたちでそれぞれに手前側のシャフトを乗
り越え、もう一方側のシャフトに取付け部を形成して固
定し、該シャフトを回転自在に支える複数の保持部を支
点として枠部面上にそれぞれの所定方向に起伏を可能と
し、かつ左右のシャフト間におけるそれぞれの回動部分
が交互に入り組んだ状態で平面を該枠部面上に構成する
ことのできる左右の回転台板の装置に起伏動自在可能機
能を付与することを最も主要な特徴とする。このため、
取付け部端に所定角度で下垂の若干長さで剛性を有する
回転用アーム板をそれぞれに一体形成し、それぞれの複
数の保持部の支点を介して回転用アーム板を力点、回転
台板を作用点とするてこ作用を構成し、かつ、枠部内で
該回転用アーム板がそれぞれに回動自在であるようにし
た。また、枠部内で回動自在の回転用アーム板を自在操
作できる駆動装置等を枠部内に備えることで、更に、安
全かつ容易にして特別な力も労することなく、所望の横
臥位姿勢に介助するという目的を実現した。
【0009】
【実施例】図1と図2は本発明の一実施例における主要
部分の構成を示す説明図、図3と図4は駆動装置に油圧
装置を用いた一実施例の説明図で、図5は本発明実施例
の使用における説明図である。本発明の主体は、寝台上
で所望とする体位変換介助ができる機構、作動系の実装
方法にあるので、油圧機構、電子系の説明は省略する。
以下図面に基づき、本発明の実施例について詳細に説明
する。
【0010】図において、枠部4は略長方形で若干高さ
を有して剛性の箱型フレーム状に構成されており、この
枠部4内上面で長手方向の横幅中心線を境にし、左右に
若干の所要の間隔をもって平行に構成される左右の剛性
のシャフト1、1’が、その軸方向で等間隔に複数の所
定位置で支える左右の保持部3、3’によって、該枠部
4面上で支えられ、かつそれぞれ回転自在構造で枠部4
上に固定装着されている。
【0011】回転台板A、Bは枠部4面上で長手方向で
左右に二分割され、回転台板A、Bそれぞれ長手方向で
中央部寄りの端部側に形成する複数の凸部部分が、交互
に入り組むかたちでそれぞれに手前側のシャフト1又は
1’を乗り越え、もう一方側のシャフト1’又は1の保
持部3’又は3をそれぞれに挟みながら、そのシャフト
1’又は1に取付け部A’又はB’を形成して固定し、
該シャフト1又は1’を回動自在に支える複数の保持部
3’又は3を支点として枠部4面上で回転台板A、Bが
それぞれの所定方向に起立でき、かつ左右のシャフト
1、1’間における回転台板A、Bそれぞれの回動部分
が交互に入り組んだ状態で平面が該枠部4面上に構成で
きるようになされている。回転台板A、Bに形成される
複数の凸部分の個別の各端部部分が、シャフト1’又は
1に取付け部A’又はB’を形成して固定されることで
シャフト1’又は1を介して軸方向に一体構成のものと
なり、回転台板A、Bそれぞれに長さ方向に設ける一体
形成の回動基部を構成することにより、該回転台板A、
Bにおける起伏回動動作に剛性を付加し、該機能を安定
させ確実なものにしている。なお、回転台板A、B面上
は、柔軟性のあるマットや布団等が載置される。
【0012】回転用アーム板A1、B1は、シャフト1、
1’の取付け部A’、B’それぞれの回動自在機能を損
なうことなく、シャフト1又は1’の軸方向にそれぞれ
の取付け部A’又はB’間を一体連結した端部端に所定
角度で下垂の若干長さ寸法を有し剛性構造でそれぞれに
一体形成され、支点とする複数の保持部3’又は3を介
して該回転用アーム板A1又はB1を力点、回転台板A又
はBを作用点とするてこ作用を構成し、該枠部4内にお
いてそれぞれ所定方向に回動自在であるように機能構成
されている。そして、枠部4面上において、回転台板
A、Bが左右のシャフト1、1’間におけるそれぞれの
回動部分が交互に入り組んだ状態で平面を構成すると
き、該枠部4内で所定の角度で停止状態にある回転用ア
ーム板A1又はB1をそれぞれ所定の方向に動かすことに
よって、枠部4面上における回転台板A又はBそれぞれ
を所定方向に起伏回動させることができるようになって
いる。なお、回転用アーム板A1、B1及び回転用アーム
板A1、B1を一体構成して回転台板A、Bの回動の基部
を構成する取付け部A’、B’周辺は、該作動機能に支
障がないように所要の強度と剛性をもって構成されてい
る。
【0013】左右の回転用アーム板A1、B1をそれぞれ
に所要の作動をさせるための駆動装置に油圧装置を用い
たもので、回転用アーム板B1においては、回転用アー
ム板B1の長さ方向の略中央部の所定位置と油圧シリン
ダ5のピストン・ロッド6をロッド・ピン6”で自在連
結し、油圧シリンダ5の後端部が枠部4内で左側の所定
位置に油圧シリンダ・ピン5”で自在連結されている。
回転用アーム板A1においても回転用アーム板B1と同様
に、回転用アーム板A1の長さ方向の略中央部の所定位
置と油圧シリンダ5’ピストン・ロッド6’をロッド・
ピン6”で自在連結し、油圧シリンダ5’の後端部が枠
部4内で右側の所定位置において油圧シリンダ・ピン
5”で自在連結されている。そして、左右の油圧シリン
ダ5と5’は、それぞれ高圧ホース7によって電動油圧
プンプ8と接続されている。
【0014】電動油圧ポンプ8は作動油を備えて枠部4
内に設置され、高圧ホース7を介し回転用アーム板
1、B1を駆動させる油圧シリンダ5と5’の所要作動
油圧発生及び所要とされるプレッシャ・リリーフ・バル
ブ機能などを有し、又、該作動油圧が左右の油圧シリン
ダ5と5’に同時発生の予防機能及び油圧シリンダ5と
5’における発生所要作動油圧の保持や該作動油圧解放
の随意選択自在機能等と、左右の油圧シリンダ5と5’
における作動油圧発生と解放を左右交互に連続作動可能
の時間間隔設定が随意選択自在とする連続自動体位変換
を可能とするコントローラ機能等が設けられている。
【0015】図5は、回転台板A、B上に敷布団10が
載置され、該敷布団10上の被介助者11を所望の横臥
位姿勢とする介助の状況を示したものである。
【0016】
【発明の効果】以上説明した本発明の体位変換介助用の
寝台装置について、次に記載する効果を奏する。
【0017】請求項1の支点とする複数の保持部を介し
て回転台板を作用点とし力点とする回転用アーム板を一
体形成して所要とするてこ作用を構成し、かつ、該回転
用アーム板を枠部内で回動自在可能に設けたことは、枠
部面上における左右の回転台板のそれぞれに所望とする
起伏回動動作を最小のストロークをもって可能とし、体
位変換介助諸条件における機能性を高めることができる
という利便性に優れている。また、該機能構成が介助時
諸条件における不特定荷重又は不特定方向からの外力な
どの耐性に優れ、体位変換介助機器としての安全性と信
頼性が極めて高いという大きな利点がある。
【0018】請求項2の回転用アーム板の自在操作を可
能とする駆動装置を枠部内に装置し備えることで、回転
用アーム板を介してさまざまな種類の有効な動力手段を
安全に構成することができるという大きな利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における体位変換介助用の寝
台装置の構成を示す平面図である。
【図2】図1で、回転台板Bを起立させた状態を示す斜
視図である。
【図3】本発明の一実施例における油圧装置を用いる実
施例で、枠部4に設ける回転台板Bを起伏させるための
主要各装置の構成及び作動の状態を示す要部斜視図であ
る。
【図4】図3における主要部分の要部断面図である。
【図5】本発明の一実施例の体位変換介助における全体
斜視図である。
【符号の説明】
A,B 回転台板 A’,B’ 取付け部 A1,B1 回転用アーム板 1,1’ シャフト 3,3’ 保持部 4 枠部 5,5’ 油圧シリンダ 5” 油圧シリンダ・ピン 6,6’ ピストン・ロッド 6” ロッド・ピン 7 高圧ホース 8 電動油圧ポンプ 9 駆動スイッチ 9’ コード 10 敷布団 11 被介助者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61G 7/057

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】体位変換が困難な病床の患者における所望
    の体位変換を苦痛を与えることなく容易に行う介助機能
    手段において、略長方形で若干高さを構成する箱型フレ
    ーム形成の枠部の長手方向の横幅中心線を境にして左右
    に若干の所要の間隔をもって平行に構成し、それぞれ軸
    方向の所定位置を複数の保持部によって枠部内上面に回
    動自在構造で固定される左右のシャフトに、枠部面上で
    左右に分割し、長手方向でそれぞれ中央寄りの端部側に
    形成する複数の凸部部分が交互に入り組むかたちでそれ
    ぞれに手前側のシャフトを乗り越え、もう一方側のシャ
    フトの保持部部分をそれぞれに挟むようにしてシャフト
    に取付け部を形成して固定され、該シャフトを回動自在
    に支える複数の保持部を支点として枠部面上でそれぞれ
    の所定方向に起伏を可能とし、かつ左右のシャフト間に
    おけるそれぞれの回動部分が交互に入り組んだ状態で平
    面を枠部面上に構成することのできる左右の回転台板そ
    れぞれに、所要とする起伏動可能機構を付与するため、
    シャフトに固定される回転台板の取付け部端部に所定角
    度で下垂の若干長さで剛性構造の回転用アーム板を、回
    転台板の起伏動を妨げることなくそれぞれに一体形成す
    ることで、支点とする複数の保持部を介して該回転用ア
    ーム板を力点、回転台板を作用点とするてこ作用が構成
    できるようにし、かつ、該枠部内でそれぞれの回転用ア
    ーム板が回動自在であるように設けたことを特徴とする
    体位変換介助用の寝台装置。
  2. 【請求項2】 枠部内における左右の回転用アーム板の
    回動を自在操作し、枠部面上における左右回転台板を所
    望の方向にそれぞれに起伏動させるための駆動機能を備
    えて該枠部内に設けられる駆動装置を備えたことを特徴
    とする請求項1記載の体位変換介助用の寝台装置。
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