JPH0956035A - 電線管用のアダプター - Google Patents

電線管用のアダプター

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JPH0956035A
JPH0956035A JP22746095A JP22746095A JPH0956035A JP H0956035 A JPH0956035 A JP H0956035A JP 22746095 A JP22746095 A JP 22746095A JP 22746095 A JP22746095 A JP 22746095A JP H0956035 A JPH0956035 A JP H0956035A
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adapter
tube
drawer
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JP22746095A
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Isao Fujihira
伊佐男 藤平
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄筋編成時に移動させられたり、曲げられた
りする電線管を所要の位置に容易に引出すことができ、
配管の作業能率を向上させることができる電線管用のア
ダプターを提供する。 【解決手段】 電線管3の端部を装着する挿着部5と、
先方へ延長する接続の電線管4の先端を出しておく引出
し部6とを有する本体2からなり、接続の電線管4を貫
通させる開口7が本体2に設けられ、該開口7に開閉可
能な閉状態に付勢した蓋8が設けられ、接続の電線管4
の少なくとも一部を収容する収容部9が形成され、接続
の電線管4を本体2内を貫通させて引出し部6から先端
を出して設置し、配管の際には接続の電線管4を摺動さ
せて先方へ引き出し、後端を本体2内に残置させるとと
もに前記蓋8により開口7を閉じるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固定した電線管の一
端を固定して他端から他の電線管を延長する電線管用の
アダプターに関する。さらに詳細には、電線管を所定の
位置に引き出すことができるようにして鉄筋での配管が
容易にできるようにした電線管用のアダプターに関す
る。
【0002】
【従来の技術】オフィスビルやマンション等の鉄筋コン
クリート構造の建築物における電気配線においても、絶
えず工期の短縮とコストダウンが要求されている。これ
らの要求に応えるために、電気設備工事技術も進歩発展
し、種々の工法が提案されている。このような要求に応
えるものとして、内部に複数の電線管を集めて収容して
結線部に延ばす方法がある。この工法に用いられる電線
管として、敷設が容易な可撓製の電線管、特にプラスチ
ック製の波付電線管が使用されている。この種の波付可
撓性電線管(以下、単に電線管ともいう)は、鉄筋の組
立ての工程の間に配電ボックスとともに、他の配電ボッ
クス又は使用部へ配管して所要の位置に設置され、その
後のコンクリートの鉄筋への流し込みによりコンクリー
ト中に埋め込まれるようになっている。
【0003】代表的な鉄筋の組立てと電線管の配管から
コンクリート打ちまでの工程は、先ず、鉄筋骨組を主筋
と補助筋とフープ又はスタラップで形成する。次いで、
配電ボックスを配置し、電線管をこれに取り付けて、さ
らに他の配電ボックス又は使用部へ配管する。この場
合、次の鉄筋組立体等への配管に接続するための端部は
露出させておく。
【0004】次いで、鉄筋骨組を補助筋とフープ又はス
タラップで結束固着することによりさらに補強して鉄筋
組立体を編成して形成する。鉄筋組立体の柱と柱又は柱
とスラブ等の継ぎ部になる部分は補強を特に強固に行っ
ている。この補強の部分は電線管を分岐させる部分でも
あり、電線管の端部になる部分である。次いで、電線管
を次の連結のためにコンクリート面より露出するように
引出した後、型枠を完成させて、コンクリートを流し込
む。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のように電線管を
配電ボックスに取り付けて、他の配電ボックス又は使用
部へ配管する作業は鉄筋の組立ての間に行うので、電線
管を配管した後に、補助筋とフープ又はスタラップを編
成した鉄筋組立体にさらに結束固着して補強している。
この補強のとき、電線管は鉄筋の補強に役立たないの
で、強化材間に介装しないように移動させて行ってい
る。この移動により、電線管は曲げられたり、折られた
りするとともに、端部位置が鉄筋組立体の中の方へ入り
込んだり、行方が分かり難くくなったりした。
【0006】位置が動いた電線管の先端を鉄筋組立体の
表面へ頭出しするのに、大きなスラブや厚い壁等の場合
に手を入れても届かないとか、足場が悪くて近付くのが
難しいとともに、鉤を用いて引っ掛けて引き出すのも困
難である等の問題が生じていた。特に多数の補助筋やフ
ープ等を結束させている場合には手が入らない上、鉤等
の補助具を使用してもその操作が制約されて先端を引き
出すのが困難であった。
【0007】本発明は従来の問題を解決し、電線管を所
要の位置に容易に引出すことができ、配管の作業能率を
向上させることができる電線管用のアダプターを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の手段としての本発明の電線管用のアダプターは、電線
管の端部を装着する挿着部と、先方へ延長する接続の電
線管の先端を出しておく引出し部とを有する本体からな
り、該本体の引出し部から先方へ延長する接続の電線管
の少なくとも一部を収容する収容部を形成していること
を特徴とする。
【0009】前記アダプターにおいて、引出し部から引
き出す接続の電線管を貫通させる開口が本体に設けら
れ、該開口に開閉可能な閉状態に付勢した蓋が設けられ
てなり、該開口から接続の電線管を本体内を貫通させて
引出し部から先端を出して設置し、配管の際には接続の
電線管を摺動させて先方へ引き出し、後端を本体内に残
置させるとともに前記蓋により開口を閉じるようにして
なることが好ましい。
【0010】本発明の電線管用のアダプターは、電線管
の端部を挿入して装着する挿着部と、先方へ延長する接
続の電線管の先端を出しておく引出し部と、接続の電線
管の後端側を案内する案内部とからなる本体を形成し、
接続の電線管を引出し部と案内部との本体内を貫通させ
て先方へ引き出して延長し、接続の電線管の後端を本体
内に残置させるようにしたことを特徴とする。前記電線
管用のアダプターにおいては、本体内に係止片を設け、
接続の電線管が本体内に入り込んだとき一方向へは摺動
可能であるが他方向への摺動が制約するようにしている
ことが好ましい。
【0011】本発明の電線管用のアダプターは、電線管
の端部を装着する挿着部を有し、他端に先方へ電線管を
延長する引出し部とを有する本体からなり、引出し部の
先方へ延長する電線管を多重管状に本体内に備え、該本
体内に収容された多重管状の電線管を先方へ引き出し
て、最後端を本体内に残置させるように形成されている
ことを特徴とする。
【0012】本発明の請求項1の構成による電線管用の
アダプターは主管側の電線管の端部を装着する挿着部
と、先方へ延長する接続の電線管の先端を出しておく引
出し部とを有する本体からなり、本体に収容部を形成し
ているので、製造が容易で安価にすることができる。そ
の接続部に電線管を差し込むとか嵌め合わせる等により
電線管の端部を装着してアダプターを電線管に取り付
け、先方へ延長する電線管をアダプターの引出し部から
貫挿して少なくとも収容部に収容し、アダプターを接続
の電線管とともに鉄筋の所要の位置よりやや短めの位置
に配置する。引出し部から先端を出してやや短めの位置
に配置しておくので、鉄筋の編成時に位置を移動させら
れるのを減らすことができ、先端を見つけ易くできる。
そして、電線管を先方へ延長するには、この電線管を引
出し部から引出して所要の先方へ延長し、後端部を本体
に残置させておくことにより電線管の配管を行う。
【0013】前記請求項2に記載のアダプターの好まし
い構成によれば、接続の電線管を延長し、後端を収容部
材に入り込ませると、蓋により開口が閉じ、コンクリー
トへの埋め込みのとき、アダプター本体内へコンクリー
トが入って電線管を塞ぐのを防ぐことができる。
【0014】本発明の請求項3に記載の電線管用のアダ
プターによれば、挿着部と引出し部と案内部とからなる
本体を形成しているので、製造が容易で安価に得ること
ができる。電線管の端部を挿入して挿着部に装着し、他
方へ延長する接続の電線管を引出し部から本体内へ挿入
して、案内部から本体外へ導いて鉄筋の所要の位置より
やや短めの位置に配置する。そのため、鉄筋の編成時に
移動させられる距離を減らすことができ、折り曲げられ
るのを防ぐことができ、容易に見つけることができるよ
うになる。そして、配管時には接続の電線管を引出し部
を経て先方へ引き出して延長し、接続の電線管の後端を
本体内に残置させるので、所要の配管を容易にすること
ができるようになる。なお前記挿着部と引出し部と案内
部とからなる本体を管状に枝分れして形成すると、一層
コストダウンを図れるので好ましい。
【0015】前記請求項4に記載の電線管用のアダプタ
ーの好ましい構成によれば、接続の電線管の後端を本体
内に容易に確実に残置させるので、前記作用に加えて、
配管がさらに容易にできるようになる。
【0016】本発明の請求項5に記載の電線管用のアダ
プターによれば、アダプターの一端に電線管を差し込む
とか嵌め合わせる等により電線管の端部を装着してアダ
プターを電線管に取り付け、先方へ延長する多重管状の
電線管の大部分は本体内に収容しておき、先端部を引出
し部から引き出して鉄筋の所要の位置よりやや短めの位
置に配置するだけでよいから、設置が容易であり、鉄筋
の編成時に位置を移動させられるのを減らすことがで
き、折り曲げられるのを防ぐことができ、見つけ易くす
ることができる。配管時には接続の電線管を引出し部を
経て先方へ引き出して延長し、接続の電線管の後端を本
体内に残置でき、容易に配管することができ、作業能率
を向上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明を具体化した形態例について説明する。図1〜図4
は、本発明の一実施例を示し、図1は本発明に係る電線
管用のアダプターの断面図、図2は図1のA−A線断面
図、図3は引出し部の一部を破断した断面図、図4は本
発明に係る電線管用のアダプターを使用した状態を説明
する鉄筋柱の断面図である。
【0018】本実施例のアダプター1は、本体2からな
り、この本体2の一端には電線管3の先端を挿入して装
着する挿着部5と、先方へ延長する接続の電線管4を挿
入し先端を出しておく引出し部6と、挿入された電線管
4を本体2外へ案内して導出する開口7と、開口を覆う
蓋8とを備えている。
【0019】本体2はプラスチックから、概略筒状に形
成され内部に電線管4を収容する収容部9が形成されて
いる。電線管3の先端を装着する挿着部5は、公知のよ
うに形成されている。例えば、本体2の端部に雄ねじ1
1が形成されてなり、電線管3の先端を抜けないように
係止する係止爪12、この係止爪12を固定するキャッ
プ13と、キャップ13を雄ねじ11に螺合する雌ねじ
14を設けて構成している。係止爪12は剛性の材料か
ら薄く形成され、波付の電線管3の波の谷に噛み込んで
電線管3からアダプター1が外れないように装着する。
【0020】引出し部6は、本体2の他端部に形成され
た雄ねじ14と、コンクリートが本体2内へ侵入するの
をを防ぐカバー部材16と、このカバー部材16を保持
する押え部材17と、押え部材17に設けられた雌ねじ
18から構成されている。カバー部材16は柔軟性又は
弾性を有するゴム、プラスチック、金属等から電線管4
が前後に摺動可能に形成され、電線管4の外周に接触し
てアダプター1と電線管4の隙間を減らしている。カバ
ー部材16により電線管4は本体2に対し前後に摺動で
きるが本体2内にコンクリートが自由に入り込むのを防
ぎ、本体2内がコンクリートで塞がらないようにしてい
る。
【0021】開口7は挿着部5と引出し部6の間に設け
られ、引出し部6から貫通された電線管4を本体2外へ
導出できる大きさに形成されている。開口7を覆う蓋8
が設けられ、本体2内にコンクリートが自由に入り込む
のを防ぎ、本体2内がコンクリートで塞がらないように
している。蓋8に開口7を閉じる付勢力を付与する手段
を設けると、開口の閉鎖が確実にできるので好ましい。
【0022】図2および図3に示すように、開口7より
引出し部6側に寄った本体2周壁には抜け係止部材10
が設けられている。この抜け係止部材10は電線管4の
後端が本体2内の収容部9に入り込んだとき、電線管4
の凹部又は係合部に係合し、電線管4が先方へ延びるこ
とができないようにする。一方、電線管4を後方へ戻す
場合には抜け係止部材10と係合部との係合が外れ、後
方へ電線管4を移動させることができるようになってい
る。本実施例の抜け係止部材10は、前記係止爪12と
同様に構成し、開口7と反対側の外周の一部に設けられ
ている。電線管4の後端がアダプター内に入ったとき、
係止部材で電線管4が確実に係止がされるためには、弾
性部材を用いて電線管4の後端を係止部材の方へ付勢し
ておくことが好ましい。
【0023】上述のように構成した本実施例の電線管用
のアダプターを用いてコンクリート柱に配管する場合に
ついて、図1および図4により説明する。
【0024】柱鉄筋組立体20の中に設置した埋め込み
ボックス19に連結した電線管3の上端にアダプター1
の挿着部5を挿入することにより装着する。アダプター
1をスラブ鉄筋21を設置する位置より下方の柱鉄筋組
立体20の中に、鉄筋に結束する等して設置する。アダ
プター1の他端の引出し部6からは接続用の電線管4を
挿入して開口を貫通して、下方へ延ばし、上方の端はス
ラブ鉄筋21が設けられる近辺に頭を出しておく。この
電線管4の頭部は先端部材4aを取付ける等により電線
管の開口を閉じるとともにフック掛けを設けておく。
【0025】そして、鉄筋組立体の組立が完成した後
の、型枠22、23にコンクリートが流し込まれる前
に、図4に示すようにスラブ鉄筋21の下方に先端が位
置している接続用の電線管4の上部をアダプター1の収
容部9を経て延ばしていく。電線管4の下端がアダプタ
ー1の収容部9に入ると同時に蓋7が閉まり、電線管4
の下端に抜け係止部材10が電線管4の谷又は係合部に
係合し抵抗が急激に増し、延ばせなくなる。そこで、引
っ張るのを止めて接続の電線管4の長さを適当な位置に
なるように切断し、結束する。
【0026】この場合において、本実施例のように引出
し部6の隙間をカバー部材16で塞ぎ、開口7を蓋8で
塞ぐのでコンクリートのアダプター1の収容空間への侵
入を防ぐことができる。さらに係止部材10が一方向へ
の摺動を可能としている本実施例においては、電線管4
を挿着部5方向へ後退させて、電線管3端部と接触させ
れば、一層確実に電線管へのコンクリートの侵入を防ぐ
ようにすることができる。なお、このように後退させて
電線管3と電線管4との端部を接触させるようにする構
成であれば、蓋の密閉性をなくしてもよいし、カバー部
材16がない構成としてもよく、コストダウンが図れ
る。
【0027】本実施例のアダプター1を用いて電線管を
配管すれば、接続用の電線管4を短く頭出ししておくの
で、鉄筋を組み立てるときに、変形させても移動距離は
小さいので、先端を容易に見つけることができる。そし
て、引っ張って延ばせばよいから、曲がったのを鉄筋の
間を曲がりくねらせて延ばすのに比べて、容易に所定の
位置に延ばすことができる。
【0028】図5はアダプターの第2の実施例を示す断
面図である。本実施例のアダプター30は本体31から
なり、この本体31は下側の電線管3の端部を装着する
挿着部32と、他方へ延長する接続の電線管4を挿入し
て先端を出しておく引出し部33と、この接続の電線管
4の後端部を導出する案内部34とから形成されてい
る。本実施例の挿着部32と引出し部33とがほぼ同一
軸線(本体の軸線)に形成され、案内部34が本体31
の軸線と角度を持って枝別れして形成されている。
【0029】本体31の下方の挿着部32は前記実施例
と同様に、端部外周には雄ねじ32aが形成されてな
り、電線管3の先端を抜けないように係止する係止爪3
5、この係止爪35を固定するキャップ36と、キャッ
プ36を雄ねじ32aに螺合する雌ねじ36aを設けて
構成している。係止爪35は剛性の材料から薄く形成さ
れ、波付の電線管3の波の谷に噛み込んで電線管3から
アダプター30が外れないように装着する。
【0030】引出し部33の端部には鍔部33aが形成
され、アダプター30と電線管4との隙間を塞ぐように
している。また、案内部34には閉塞部材34aが固着
されている。この閉塞部材34aは収縮して案内部34
端の開口を塞ぐような付勢力を負荷している。案内部3
4の先端は電線管4を締め付けてもその摺動が阻害され
ないように丸みを持たして形成している。前記実施例と
同様に、本体31内には係合部材37を設けて、電線管
4の後端が案内部34から入り引出し部33から出る前
に電線管4が先方へ延びるのを止め、本体31内に端部
が残置するようにしている。
【0031】このように構成した第2の実施例の電線管
用のアダプターをコンクリート柱に配管する方法は前記
第1の実施例と同様に行うことができる。接続用の電線
管4を短く頭出ししておくので、鉄筋を組み立てるとき
に、変形させても移動距離は小さいので、先端を容易に
見つけることができる。そして、引っ張って延ばせばよ
いから、曲がったのを鉄筋の間を曲がりくねらせて延ば
すのに比べて、容易に所定の位置に容易に延ばすことが
できる。
【0032】図6はアダプターの第2の実施例を示す断
面図である。本実施例のアダプター40は本体41と、
伸縮管42,43,44とからなり、この本体41は元
の電線管3の端部を装着する挿着部45と、伸縮管42
を先方へ延長する引出し部46とを有している。
【0033】本体41の端部に雄ねじ41aが形成さ
れ、電線管3の先端を抜けないように係止する係止爪4
7、この係止爪47を固定するキャップ48と、キャッ
プ48を雄ねじ41aに螺合する雌ねじ48aを設けて
構成している。係止爪47は剛性の材料から薄く形成さ
れ、波付の電線管3の波の谷にまたは形成された係合部
に噛み込むとか係止して電線管3からアダプター40が
外れないように装着する。伸縮管42,43,44か波
付可撓管でも良いが、アダプターの寸法を小さくする上
では円管とすることがより好ましい。
【0034】本実施例においては、前記第1の実施例と
同様に、ボックスに連結した電線管の上端にアダプター
40の挿着部45を挿入して装着する。アダプター40
を、スラブ鉄筋の位置より下方の柱鉄筋組立体の中の鉄
筋に、結束する等して設置する。アダプター40の他端
の引出し部46からは伸縮管42,43,44の一部を
引出し、スラブ鉄筋21が設けられる近辺に頭を出して
おく。
【0035】そして、鉄筋組立体の組立が完成した後、
型枠にコンクリートが流し込まれる前に、伸縮管44を
引き出して、伸縮管44の後端部の係止部44bを伸縮
管43の先端の係合部43aにより係止させる。同様に
伸縮管43の後端の係止部43bをより伸縮管43の先
端の係合部42aにより係止させ、伸縮管42の後端の
係止部42bを本体41の引出し部46の係合部46a
により係止させて、外れるのを防いで、延長した電線管
とする。
【0036】なお、前記実施例において、装着部をねじ
込み式のキャップを用いる例で説明したが、キャップを
2分割した継手とし、連結部で連結し他方は開閉自在に
し、開放端を閉じて結合して、アダプターと電線管とを
連結する構造とすることもできる。その他。本発明は前
記実施例に限られないことは勿論で、本発明の要旨を変
更しない範囲内で変形実施できる構成を含む。
【0037】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のアダプターによれば、電線管を引き出して先方へ延長
することができるから、鉄筋組立の邪魔にならない位置
に先端を配置しておくことができ、先端部が曲げられて
行方不明になることがなくなり、先端を探さなくて良く
なるとともに、容易に所要の位置に配管することができ
る。従って、電線管の設置の作業能率を向上させること
ができる。本発明の請求項2のアダプターによれば、さ
らに電線管にコンクリートが浸入するのを防ぐことがで
きるので、電線管への電線の挿入が単一管と同様にする
ことができる。
【0038】本発明の請求項3のアダプターによれば、
さらに容易に電線管を装着でき、接続の電線管を延長で
きるとともに、元と接続の電線管を接触させることがで
きるから、低コストでコンクリートの浸入がない接続を
することができる。
【0039】本発明の請求項4のアダプターによれば、
さらに容易に電線管を装着でき、接続の電線管を延長で
きるとともに、接続電線管の摺動が制約されたなら、逆
に戻すことにとり、元と接続の電線管を接触させること
ができるから、一層確実にコンクリートの浸入がない接
続をすることができる。
【0040】本発明の請求項5のアダプターによれば、
さらに一層容易に電線管に装着することができ、しかも
アダプターに延長する電線管を内蔵しているから、設置
も容易にできる。さらに初めから電線管を伸縮管として
組んでいるので引き延ばしも一層簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のアダプターの一実施例を示す一部破
断した正面断面図である。
【図2】 図1のA−A線の縦断面図である。
【図3】 本実施例のアダプターの装着部の状態を説明
する一部を破断した断面図である。
【図4】 本実施例のアダプターの使用を説明する図で
ある。
【図5】 本発明のアダプターの他の実施例を示す断面
図である。
【図6】 本発明のアダプターの第3の実施例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 アダプター 2 本体 3,4 電線管 5 挿着部 6 引出し部 7 開口 8 蓋 9 係合部材 30,40 アダプター 31.41 本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16L 1/00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線管の端部を装着する挿着部と、先方
    へ延長する接続の電線管の先端を出しておく引出し部と
    を有する本体からなり、本体の引出し部から先方へ延長
    する接続の電線管の少なくとも一部を収容する収容部を
    形成していることを特徴とする電線管用のアダプター。
  2. 【請求項2】 前記引出し部から引き出す接続の電線管
    を貫通させる開口が本体に設けられ、該開口に開閉可能
    な閉状態に付勢した蓋が設けられてなり、該開口から接
    続の電線管を本体内を貫通させて引出し部から先端を出
    して設置し、配管の際には接続の電線管を摺動させて先
    方へ引き出し、後端を本体内に残置させるとともに前記
    蓋により開口を閉じるようにした請求項1記載の電線管
    用のアダプター。
  3. 【請求項3】 電線管の端部を装着する挿着部と、先方
    へ延長する接続の電線管の先端を出しておく引出し部
    と、接続の電線管の後端側を案内する案内部とからなる
    本体を形成し、接続の電線管を引出し部と案内部との本
    体内を貫通させて先方へ引き出して延長し、接続の電線
    管の後端を本体内に残置させるようにしたことを特徴と
    する電線管用のアダプター。
  4. 【請求項4】 前記本体内に係止片を設け、接続の電線
    管が本体内に入り込んだとき、一方向へは摺動可能であ
    るが他方向への摺動が制約するようにしている請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の電線管用のアダプター。
  5. 【請求項5】 一端に電線管の端部を装着する挿着部を
    有し、他端に先方へ電線管を延長する引出し部とを有す
    る本体からなり、引出し部から先方へ延長する電線管を
    多重管状に本体内に備え、該本体内に収容された多重管
    状の電線管を先方へ引き出して、最後端を本体内に残置
    させるように形成されていることを特徴とする電線管用
    のアダプター。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111578011A (zh) * 2020-05-19 2020-08-25 中交天航南方交通建设有限公司 一种管道吹砂回填装置

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