JPH0955953A - 自動カットオフ調整回路 - Google Patents

自動カットオフ調整回路

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JPH0955953A
JPH0955953A JP20370895A JP20370895A JPH0955953A JP H0955953 A JPH0955953 A JP H0955953A JP 20370895 A JP20370895 A JP 20370895A JP 20370895 A JP20370895 A JP 20370895A JP H0955953 A JPH0955953 A JP H0955953A
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JP
Japan
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voltage
cathode
cathode current
circuit
crt
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JP20370895A
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English (en)
Inventor
Masaaki Kobayashi
正明 小林
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カットオフ調整によるセットの信頼性の低下
やCRTの寿命の短縮を防止することができる自動カッ
トオフ調整回路を提供する。 【解決手段】 抵抗5aからのカソード電流に比例した
電圧に基づいて、映像信号が黒レベルの期間に、OR回
路19,20によりCRT9の赤・青・緑のいずれかの
カソード電流が流れていることが判明した場合は、すべ
てのカソード電流が流れなくなる瞬間まで第2グリッド
11の電圧を下げ、その後に、各カソード電流が流れ出
す瞬間まで各々のカソード10a,10b,10cの電
圧を下げるように制御し、CRT9の赤・青・緑のすべ
てのカソード電流が流れていないことが判明した場合
は、各カソード電流が流れ出す瞬間まで各々のカソード
10a,10b,10cの電圧を下げるように制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管を使用し
た表示装置における表示画像を自動的にカットオフする
自動カットオフ調整回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、陰極線管(以下、CRTと記
す)を使用した表示装置(ディスプレイ)において、C
RTのカソード電流が0となるカットオフ電圧には、経
年変化や製造上のばらつきがあり、これらによって、例
えば、輝度の経年劣化やR,G,Bの各色に対するばら
つきによるホワイトバランスのずれ等が発生する。これ
らの不良症状を、CRTの経年変化やばらつきに応じて
自動的にカットオフ電圧を調整して解消する自動カット
オフ調整回路が用いられている。
【0003】以下に、従来の自動カットオフ調整回路に
ついて、図面を参照しながら説明する。図4は従来の自
動カットオフ調整回路の構成を示すブロック図である。
図4において、1は映像信号処理回路、2aは赤信号入
力端子、2bは緑信号入力端子、2cは青信号入力端
子、3aは赤チャンネルのカットオフ電圧制御端子、3
bは緑チャンネルのカットオフ電圧制御端子、3cは青
チャンネルのカットオフ電圧制御端子、4aは赤チャン
ネルのカソード電流検出トランジスタ、4bは緑チャン
ネルのカソード電流検出トランジスタ、4cは青チャン
ネルのカソード電流検出トランジスタ、5aは赤チャン
ネルのカソード電流を電圧に変換する抵抗、5bは緑チ
ャンネルのカソード電流を電圧に変換する抵抗、5cは
青チャンネルのカソード電流を電圧に変換する抵抗、6
a、6b、6cはサンプル・ホールド回路、7a、7
b、7cは電圧増幅回路、8a、8b、8cは基準電圧
源、9はCRT、10aはCRT9の赤チャンネルのカ
ソード、10bはCRT9の緑チャンネルのカソード、
10cはCRT9の青チャンネルのカソード、11はC
RT9の第2グリッド、12は第2グリッド電圧制御回
路、13は第2グリッド電圧制御回路12の制御端子で
ある。
【0004】以上のような構成要素からなる従来の自動
カットオフ調整回路について、その動作を以下に説明す
る。なお、ここでは、赤、緑、青の各チャンネルの動作
が同一であるので、ここでは赤チャンネルについてのみ
説明する。
【0005】図4において、カットオフ電圧とは、CR
T9のカソード電流が流れなくなる瞬間、または、カソ
ード電流が流れ出した瞬間のカソード10aの電圧を指
す。すなわち、CRT9の画面のバックラスタが無くな
る瞬間、または、現れる瞬間のカソード10aの電圧で
ある。また、映像信号の黒レベル電圧とカットオフ電圧
が等しくなるようにカットオフ電圧制御端子3aを調整
することを、カットオフ調整という。
【0006】第2グリッド11の電圧と図示せざる第1
グリッドの電圧が一定で、カソード10aがカットオフ
電圧の時、カソード10aの電圧をカットオフ電圧から
上昇させるとカソード電流が流れなくなり、カソード1
0aの電圧をカットオフ電圧から下降させるとカソード
電流が増加する。従って、カソード電流を検出すれば自
動カットオフ調整が可能となる。
【0007】赤信号入力端子2aに入力した映像信号
は、映像信号処理回路1で増幅され、赤チャンネルのカ
ソード電流検出トランジスタ4aを通ってCRT9のカ
ソード10aに加わる。カソード10aに加わる映像信
号の黒レベルは、カットオフ電圧制御端子3aに加わる
電圧によって決定される。
【0008】この時、カソード電流はカソード電流検出
トランジスタ4aのエミッタ、コレクタを通り、抵抗5
aを通ってグランドに流れる。抵抗5aの両端にはカソ
ード電流に応じた電圧(以下、カソード検出電圧とす
る)が発生する。サンプル・ホールド回路6aは、映像
信号が黒レベルの期間に抵抗5aの両端に発生したカソ
ード検出電圧を電圧増幅回路7aに伝達し、それ以外の
期間は抵抗5aと電圧増幅回路7aを切り離し、黒レベ
ルの期間にサンプリングしたカソード検出電圧を保持し
つつ、その保持電圧を電圧増幅回路7aに伝達する。
【0009】電圧増幅回路7aの増幅率と基準電圧源8
aは、映像信号が黒レベルの時、カソード電流が無くな
る瞬間、または、カソード電流が流れ出した瞬間、即
ち、赤チャンネルのカソード10aがカットオフ電圧と
なるような電圧増幅回路7aの出力電圧を、カットオフ
電圧制御端子3aに与えるように設定されている。
【0010】映像信号が黒レベルの時、カソード電流が
流れていれば、抵抗5aの両端電圧が上昇し、電圧増幅
回路7aの出力電圧が上昇し、カットオフ電圧制御端子
3aの電圧が上昇し、映像信号処理回路1から出力され
る黒レベル電圧が上昇するので、カソード10aに加わ
る電圧も上昇し、カソード電流が減少し、カソード電流
が無くなる瞬間までフィードバックがかかり、カソード
電流が無くなる瞬間にフィードバックループが安定す
る。
【0011】図3はCRT9のカットオフ電圧のバラツ
キをあらわすグラフで、横軸は第2グリッド電圧、縦軸
はカソードと第1グリッド間のカソード・第1グリッド
間電圧であり、これらの電圧が破線105のような関係
になるようにCRT9のカットオフ電圧が設計される。
しかし、実際に製造されたCRT9では、直線103か
ら直線104の間の傾きでばらつく。従って、CRT9
をドライブする電気回路側では、CRT9のカットオフ
電圧のバラツキにあわせて、その第2グリッド電圧とカ
ソード・第1グリッド間電圧を調整しなければならな
い。
【0012】カットオフ電圧の調整方法として、まず、
図3の設計ポイント106にあたるカソード・第1グリ
ッド間電圧VKG1 と第2グリッド電圧VG2を与える。次
に、第2グリッド電圧VG2を固定してカソード・第1グ
リッド間電圧VKG1 を調整する方法と、カソード・第1
グリッド間電圧VKG1 を固定して第2グリッド電圧V G2
を調整する方法がある。
【0013】実線の矢印101aと点線の矢印101b
は、第2グリッド電圧をVG2に固定してカソード・第1
グリッド間電圧を調整する方法で、点線の矢印101b
の方向に調整するとCRTの寿命が短くなり、また、電
圧上昇による信頼性が低下するという問題を有する。
【0014】実線の矢印102aと点線の矢印102b
は、カソード・第1グリッド間電圧をVKG1 に固定し、
第2グリッド電圧を調整する方法で、点線の矢印102
bの方向に調整すると表示画像のフォーカスが悪化し、
また、電圧上昇による信頼性が低下するという問題を有
する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の自動カットオフ調整回路では、CRT9のカ
ットオフ電圧特性のバラツキにあわせて、例えば、CR
T9の第2グリッド電圧を固定したまま、カソード電圧
のみでカットオフ調整を行うと、図3に示すように、C
RT9のカソード・第1グリッド間電圧を増大する(カ
ソードと第1グリッド間の電位差を広げる)ことにな
り、セットの信頼性低下やCRTの寿命が短くなるとい
う問題点を有していた。
【0016】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、カットオフ調整によるセットの信頼性の低下やC
RTの寿命の短縮を防止する自動カットオフ調整回路を
提供する。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の自動カットオフ調整回路は、陰極線管のカソ
ード電流を検出するカソード電流検出回路と、前記カソ
ード電流検出回路から検出されたカソード電流の値を電
圧値に変換する電圧変換回路と、前記電圧変換回路から
出力された電圧値に基づいて、映像信号が黒レベルであ
る垂直同期信号期間から垂直帰線期間の終わりまでの期
間に、陰極線管の赤・青・緑用の各カソード電流のいず
れかが流れていると判断した場合には、その判断中は前
記陰極線管の第2グリッドの電圧値を下げ続けるととも
に、前記陰極線管の各カソード電流が流れていないと判
断した場合には、その判断中は前記陰極線管の各々のカ
ソードの電圧値を下げ続ける手段とで構成する。
【0018】そして、上記の構成によると、カットオフ
調整として、電圧変換回路によりカソード電流に対応し
て変換された電圧に基づいて、第2グリッド電圧を下げ
ることと、カソード電圧を下げてカソード・第1グリッ
ド間電圧を小さくすることを併用する。
【0019】つまり、カソード電流に比例する電圧に基
づいて、垂直同期信号期間から垂直帰線期間の終わりま
での間、すなわち、映像信号が黒レベルの期間に、CR
Tの赤・青・緑のいずれかのカソード電流が流れている
ことが判明した場合は、すべてのカソード電流が流れな
くなる瞬間まで第2グリッド電圧を下げ、その後に、各
カソード電流が流れ出す瞬間まで各々のカソード電圧を
下げるように制御し、CRTの赤・青・緑のすべてのカ
ソード電流が流れていないことが判明した場合は、各カ
ソード電流が流れ出す瞬間まで各々のカソード電圧を下
げるように制御する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を示
す自動カットオフ調整回路について、図面を参照しなが
ら説明する。なお、図4に示す従来例と同様の作用をな
すものには、同一の符号を付し、詳しい説明は省略す
る。
【0021】図1において、14aと14bと14cは
トランジスタ、15aと15bと15cは抵抗、16a
と16bと16cはインバータ回路、17は電子スイッ
チ、18は電源、19と20はOR回路、21は電子ス
イッチ、22はデジタルカウンタ、23はデジタル信号
をアナログ信号に変換するデジタル・アナログ変換回
路、24は基準クロック入力端子、25はCRT9の第
2グリッド11に初期設定電圧を与えるための電源、2
6はトランジスタ、27と28は抵抗、29はフライバ
ックトランスである。
【0022】また、30aと30bと30cはNAND
回路、31aと31bと31cはデジタルカウンタ、3
2aと32bと32cはデジタル信号をアナログ信号に
変換するデジタル・アナログ変換回路、33aと33b
と33cは反転増幅回路、34aはCRT9のカソード
10aに初期設定電圧を与えるための電源、34bはC
RT9のカソード10bに初期設定電圧を与えるための
電源、34cはCRT9のカソード10cに初期設定電
圧を与えるための電源である。
【0023】また、35はタイミングパルス発生回路で
あり、垂直ブランキングパルス入力端子36から垂直ブ
ランキング信号を入力し、その垂直ブランキングパルス
が無くなってから映像期間が始まるまでの一定期間のタ
イミングパルスを発生する。基準クロック入力端子37
からはデジタルカウンタ22,31a,31b,31c
に与える基準クロック信号を入力し、これらのデジタル
カウンタ22,31a,31b,31cはこの基準クロ
ック信号をもとに、カウントアップする。
【0024】以上のような構成要素からなる自動カット
オフ調整回路について、その動作を以下に説明する。な
お、赤、緑、青の各チャンネルの動作は同一であるの
で、ここでは、赤チャンネルの動作についてのみ説明す
る。
【0025】カットオフ電圧とは、カソード電流が流れ
なくなる瞬間、または、カソード電流が流れ出す瞬間の
カソード10aの電圧を指し、つまり、CRT9の画面
のバックラスタが無くなる瞬間、または、現れる瞬間の
カソード10aの電圧である。また、映像信号の黒レベ
ル電圧とカットオフ電圧が等しくなるように、カットオ
フ電圧制御端子3aを調整することをカットオフ調整と
いう。
【0026】第2グリッド11の電圧と図示せざる第1
グリッドの電圧が一定で、カソード10aがカットオフ
電圧の時、カソード10aの電圧を正電圧側に上昇させ
るとカソード電流が流れなくなり、カソード10aの電
圧を負電圧側に下降させるとカソード電流が増加する。
従って、カソード電流を検出すれば、CRT9のカット
オフ調整が可能となる。
【0027】赤信号入力端子2aに入力した映像信号
は、映像信号処理回路1で増幅され、赤チャンネルのカ
ソード電流検出回路としてのカソード電流検出トランジ
スタ4aを通ってCRT9のカソード10aに加わる。
カソード10aに加わる映像信号の黒レベルは、カット
オフ電圧制御端子3aに加わる電圧によって決定され
る。
【0028】この時、カソード電流はカソード電流検出
トランジスタ4aのエミッタ、コレクタを通り、電圧変
換回路としての抵抗5aを通ってグランドに流れ、抵抗
5aの両端にはカソード電流に応じた電圧が発生する。
抵抗5aの両端に電圧が発生するとトランジスタ14a
は導通し、インバータ回路16aの入力がほぼ0V(以
下、ローレベルと称す)になる。抵抗5aの両端に電圧
がない場合はトランジスタ14aは導通せず、抵抗15
aによってインバータ回路16aの入力が電源18の電
圧(以下、ハイレベルと称す)とほぼ同一になる。イン
バータ回路16aは入力された状態を反転する回路であ
る。
【0029】電子スイッチ17は、タイミングパルス発
生回路35からのタイミングパルスの入力がある場合、
インバータ回路16aからの信号を導通し、無い場合は
ハイレベル側を導通する。OR回路19,20は電子ス
イッチ17からの出力が全てローレベルの時、OR回路
20の出力からはローレベルを出力し、それ以外の時は
OR回路20の出力からはハイレベルを出力する。
【0030】従って、OR回路20は、電子スイッチ1
7がインバータ回路16aと16bと16c側に導通
し、カソード電流が何れかのチャンネルで流れている場
合は、ハイレベルを出力し、すべてのチャンネルでカソ
ード電流が流れていない場合はローレベルを出力する。
また、電子スイッチ17がハイレベル側に導通している
場合はハイレベルを出力する。
【0031】電子スイッチ21は、タイミングパルス発
生回路35からのタイミングパルスの入力がある場合、
OR回路20からの信号を導通し、無い場合はローレベ
ル側を導通する。
【0032】デジタルカウンタ22は、電源投入時に、
まず、基準電圧25からの電圧を出力することにより、
第2グリッド11に対してCRT9のカットオフ設計中
心値である初期設定電圧を与える。デジタルカウンタ2
2は、次に、電子スイッチ21からハイレベル信号が入
力された時カウントアップし、電子スイッチ21からロ
ーレベル信号が入力された時カウントアップし、電子ス
イッチ21からローレベル信号が入力された時、ローレ
ベル信号が入力された瞬間の状態を、次にハイレベルが
入力されるまで保持する。
【0033】従って、タイミングパルス発生回路35か
らタイミングパルスが発生している期間で、何れかの、
または、すべてのカソードにカソード電流が流れている
場合はカウントアップする。
【0034】デジタル・アナログ変換回路23は、デジ
タルカウンタ22からの出力信号をアナログ変換する。
デジタルカウンタ22がカウントアップしている時、デ
ジタル・アナログ変換回路23の出力電圧は上昇しつづ
け、デジタルカウンタ22がデータを保持している時、
デジタル・アナログ変換回路23の出力電圧は保持され
る。
【0035】トランジスタ26と抵抗27と抵抗28は
フライバックトランス29から与えられる電圧を電源と
し、トランジスタ26のベースに入力される電圧を反転
増幅する。したがって、デジタルカウンタ22がカウン
トアップしている時、第2グリッド11の電圧は下降す
る。
【0036】NAND回路30aはOR回路20の出力
と電子スイッチ17の出力の双方ともハイレベルの時の
みローレベルを出力し、それ以外の時はハイレベルを出
力する。従って、電子スイッチ17がインバータ回路1
6a側を導通し、且つ、カソード電流が赤チャンネル以
外で流れている場合だけ、ハイレベルを出力する。
【0037】デジタルカウンタ31aとデジタル・アナ
ログ変換回路32aと基準電圧34aは、デジタルカウ
ンタ22とデジタル・アナログ変換回路23と基準電源
25と同じ動作である。従って、タイミングパルス発生
回路35からタイミングパルスが出力されている期間
で、カソード電流が赤チャンネル以外で流れている場合
だけ、カットオフ電圧制御端子3aの電圧を下降するこ
とにより、カソード10aの電圧を下降させる。
【0038】以上をまとめると、自動カットオフ調整の
手順は、図2に示すように、まず電源投入時、第2グリ
ッド11には基準電源25によって決まるCRT9のカ
ットオフ設計中心電圧が与えられ、カソード10aと1
0bと10cには基準電源34aと34bと34cで決
まるCRT9のカットオフ設計中心電圧が与えられる
(ステップS1)。
【0039】次に、垂直ブランキング期間が終わると、
タイミングパルス発生回路35よりタイミングパルスが
発生し、電子スイッチ17をインバータ回路16aと1
6bと16c側に、電子スイッチ21をOR回路20側
に導通するように切り替わる。
【0040】ここで、何れかのカソード電流が流れてい
るかを判定し(ステップS2)、何れかのカソードにカ
ソード電流が流れている場合、まず、デジタルカウンタ
22がカウントアップを開始し、第2グリッド11の電
圧が下降し、すべてのカソードのカソード電流が無くな
るまで下降しつづけ、すべてのカソードのカソード電流
が無くなると、無くなる瞬間の第2グリッド11に加わ
る電圧を保持する(ステップS3)。
【0041】初めからすべてのカソードにカソード電流
が流れていない場合、カソード電流が流れ出すまでデジ
タルカウンタ31aと31bと31cがカウントアップ
し、それぞれのカソード電圧が下降し、それぞれのカソ
ード電流が流れ出すまで下降しつづけ、それぞれのカソ
ード電流が流れ出すと、それぞれのデジタルカウンタが
カウントアップを止めて、その時の電圧を保持する(ス
テップS4)。
【0042】なお、映像信号期間になる前にタイミング
パルス発生回路35はタイミングパルスの発生をとめ
る。そして、電子スイッチ17の出力は全てハイレベル
となり、NAND回路30aと30bと30cの出力は
ローレベルとなるので、デジタルカウンタ31aと31
bと31cはデータを保持しつづける。また、この時、
電子スイッチ21の出力はローレベルとなるのでデジタ
ルカウンタ22もデータを保持しつづける。
【0043】これにより、映像信号期間はCRT9のカ
ソードと第2グリッド電圧は自動カットオフ調整回路の
調整結果を保持しつづけることが可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、カソード
電流に比例した電圧に基づいて、映像信号が黒レベルの
期間に、CRTの赤・青・緑のいずれかのカソード電流
が流れていることが判明した場合は、すべてのカソード
電流が流れなくなる瞬間まで第2グリッド電圧を下げ、
その後に、各カソード電流が流れ出す瞬間まで各々のカ
ソード電圧を下げるように制御し、CRTの赤・青・緑
のすべてのカソード電流が流れていないことが判明した
場合は、各カソード電流が流れ出す瞬間まで各々のカソ
ード電圧を下げるように制御することができる。
【0045】そのため、カットオフ調整によるセットの
信頼性の低下やCRTの寿命の短縮を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す自動カットオフ調整
回路のブロック図
【図2】同実施の形態における調整手順を示すフローチ
ャートの説明図
【図3】同実施の形態におけるカットオフ調整の説明図
【図4】従来の自動カットオフ調整回路のブロック図
【符号の説明】
1 映像信号処理回路 19,20 OR回路 22,31a,31b,31c デジタルカウンタ 23,32a,32b,32c デジタル・アナログ
変換回路 26 トランジスタ 35 タイミングパルス発生回路 36 垂直ブランキングパルス入力端子 37 基準クロック入力端子 4a,4b,4c カソード電流検出トランジスタ 5a,5b,5c 抵抗 30a,30b,30c NAND回路 33a,33b,33c 反転増幅回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極線管のカソード電流を検出するカソ
    ード電流検出回路と、前記カソード電流検出回路から検
    出されたカソード電流の値を電圧値に変換する電圧変換
    回路と、前記電圧変換回路から出力された電圧値に基づ
    いて、映像信号が黒レベルである垂直同期信号期間から
    垂直帰線期間の終わりまでの期間に、陰極線管の赤・青
    ・緑用の各カソード電流のいずれかが流れていると判断
    した場合には、その判断中は前記陰極線管の第2グリッ
    ドの電圧値を下げ続けるとともに、前記陰極線管の各カ
    ソード電流が流れていないと判断した場合には、その判
    断中は前記陰極線管の各々のカソードの電圧値を下げ続
    ける手段とからなる自動カットオフ調整回路。
JP20370895A 1995-08-10 1995-08-10 自動カットオフ調整回路 Pending JPH0955953A (ja)

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