JPH0955845A - 伝送装置 - Google Patents

伝送装置

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JPH0955845A
JPH0955845A JP7208769A JP20876995A JPH0955845A JP H0955845 A JPH0955845 A JP H0955845A JP 7208769 A JP7208769 A JP 7208769A JP 20876995 A JP20876995 A JP 20876995A JP H0955845 A JPH0955845 A JP H0955845A
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JP
Japan
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digital
line
signal
facsimile
analog
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Application number
JP7208769A
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English (en)
Inventor
Tomoyoshi Maehara
朋義 前原
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタル信号の伝送速度が遅くなっても、
ファクシミリ通信を行うことができるようにする。 【構成】 ディジタル復調部161は、加入者回線13
1からのアナログファクシミリ信号をディジタル復調す
る。ディジタル変調部162は、基幹回線133からの
ディジタルファクシミリ信号をディジタル変調する。選
択部163,164と制御部165は、通信手順信号に
基づいて、自伝送装置が送信側伝送装置である場合は、
ディジタル復調部161を加入者回線131と基幹回線
133に接続し、自伝送装置が受信側伝送装置である場
合は、ディジタル変調部162を基幹回線133と加入
者回線131に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、直列接続によってフ
ァクシミリ回線を構成するアナログ回線とディジタル回
線の境界点に設けられ、ファクシミリ信号のアナログ/
ディジタル変換とディジタル/アナログ変換を行う伝送
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ファクシミリ通信は、電話回線
を介して行われる。この電話回線は、電話機と電話局を
結ぶ加入者回線と、電話局と電話局を結ぶ基幹回線に大
別される。
【0003】現在のところ、基幹回線はほとんどディジ
タル化されているが、加入者回線はアナログ回線である
ことが多い。したがって、電話回線を使ってファクシミ
リ通信を行う場合は、アナログ形式の加入者回線とディ
ジタル形式の基幹回線との間に、ファクシミリ信号のア
ナログ/ディジタル変換(以下「A/D変換」とい
う。)とディジタル/アナログ変換(以下「D/A変
換」という。)を行う伝送装置が必要になる。ここで、
ファクシミリ信号とは、画信号と通信手順信号をいう。
【0004】従来の伝送装置は、音声信号をA/D変換
あるいはD/A変換する場合と同様に、コーディックを
用いて変換するようになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、音声圧縮等によりディジタル信号の伝送
速度が遅くなると、コーディックの性能のため、ファク
シミリ信号を伝送することができなくなるという問題が
あった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、近年、ファクシミリ端末装
置のディジタル化に伴い、アナログ回線を介して送られ
てくるファクシミリ信号がディジタル信号をディジタル
変調によってアナログ信号化したものである点に着目
し、ディジタル復調とディジタル変調によってファクシ
ミリ信号のA/D変換とD/A変換を行うようにしたも
のである。
【0007】また、請求項4に係る発明は、請求項1に
係る発明と同じ機能を有するディジタル復調・変調手段
と、音声信号の符号化、復号を行う符号化・復号手段を
設け、通信が音声通信かファクシミリ通信かによって、
これらを選択的に音声・ファクシミリ回線に挿入するよ
うにしたものである。
【0008】
【作用】請求項1に係る発明においては、ディジタル変
調によってアナログ信号化された後、アナログ回線を介
して送られてきたファクシミリ信号は、ディジタル復調
により、元のディジタル信号に戻された後、ディジタル
回線に送出される。一方、ディジタル回線を介して送ら
れてきたディジタル形式のファクシミリ信号は、ディジ
タル変調によりアナログ信号化された後、アナログ回線
に送出される。
【0009】請求項4に係る発明においては、音声通信
の場合は、音声・ファクシミリ回線に符号化・復号手段
が挿入される。これにより、音声信号は、符号化と復号
によって、A/D変換とD/A変換を受ける。一方、フ
ァクシミリ通信の場合は、音声・ファクシミリ回線にデ
ィジタル復調・変調手段が挿入される。これにより、フ
ァクシミリ信号は、ディジタル復調とディジタル変調に
よって、A/D変換とD/A変換を受ける。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の実施
例を詳細に説明する。
【0011】[第1の実施例]まず、この発明の第1の
実施例を説明する。
【0012】[構成]図1は、この発明の第1の実施例
の構成を示すブロック図である。
【0013】なお、以下の説明では、電話回線を使っ
て、CCITT勧告T.30に従って、ファクシミリ通
信を行う場合を代表として説明する。
【0014】ここで、図1の構成を説明する前に、電話
回線を使ったファクシミリ通信システムの構成を説明す
る。
【0015】図2は、この電話回線を使ったファクシミ
リ通信システムの構成の一例を示すブロック図である。
【0016】図示のファクシミリ通信システムは、ファ
クシミリ端末装置110,120と、電話回線130
と、伝送装置140,150を有する。
【0017】電話回線130は、加入者回線131,1
32と、基幹回線133を有する。いま、加入者回線1
31,132をアナログ回線とし、基幹回線133をデ
ィジタル回線とすると、伝送装置140は、加入者回線
131と基幹回線133との境界点に配置され、伝送装
置150は、加入者回線132と基幹回線133との境
界点に配置される。
【0018】ファクシミリ端末装置110,120は、
ディジタル形式のファクシミリ信号をディジタル変調に
よりアナログ信号化して加入者回線131,132に送
出する機能と、加入者回線131,132を介して送ら
れてきたファクシミリ信号をディジタル復調して元のデ
ィジタル信号を再生する機能を有する。
【0019】伝送装置140,150は、加入者回線1
31,132を介して送られてきたファクシミリ信号を
A/D変換する機能と、基幹回線133を介して送られ
てきたファクシミリ信号をD/A変換する機能を有す
る。
【0020】以上が、電話回線を使ったファクシミリ通
信システムの構成の一例である。
【0021】次に、図1に従って、伝送装置140,1
50の構成を説明する。
【0022】なお、以下の説明では、伝送装置140の
構成を代表として説明する。
【0023】この実施例の伝送装置140は、モデムを
使ってファクシミリ信号のA/D変換とD/A変換を行
うようになっている。すなわち、ディジタル復調とディ
ジタル変調により、ファクシミリ信号のA/D変換とD
/A変換を行うようになっている。
【0024】図示の伝送装置140は、ディジタル復調
部161と、ディジタル変調部162と、選択部16
3,164と、制御部165を有する。
【0025】ディジタル復調部161は、加入者回線1
31,132を介して送られてきたファクシミリ信号を
ディジタル復調によって元のディジタル信号に戻す機能
を有する。
【0026】ディジタル変調部162は、基幹回線13
3を介して送られてきたファクシミリ信号をディジタル
変調によってアナログ信号化する機能を有する。
【0027】選択部163は、自伝送装置が送信側伝送
装置である場合は、ディジタル復調部161を加入者回
線131に接続し、受信側伝送装置である場合は、ディ
ジタル変調部162を加入者回線131に接続する機能
を有する。
【0028】選択回路164は、自伝送装置が送信側伝
送装置である場合は、ディジタル復調部161を基幹回
線133に接続し、受信側伝送装置である場合は、ディ
ジタル変調部162を基幹回線133に接続する機能を
有する。
【0029】制御部165は、ディジタル復調部161
と、ディジタル変調部162と、選択部163,164
の動作を制御する機能と、通信手順を強制的に非標準手
順が標準手順に変更する機能を有する。この制御は、フ
ァクシミリ信号のうち、通信手順の設定に関与する通信
手順信号に基づいて行われる。
【0030】以上が、伝送装置140の構成である。な
お、詳細な説明は省略するが、伝送装置150も伝送装
置140と同じような構成を有する。
【0031】[動作]上記構成において、動作を説明す
る。
【0032】まず、図2を参照しながら、ファクシミリ
通信システム全体の動作を説明する。なお、以下の説明
では、ファクシミリ端末装置110からファクシミリ端
末装置120に画信号を送信する場合を説明する。
【0033】この場合の動作は、送信側ファクシミリ端
末装置110から通信手順信号と画送信を送信する動作
と、受信側ファクシミリ端末装置120から通信手順信
号を送信する動作に大別される。これらは、半二重通信
方式で交互に行われる。
【0034】まず、送信側ファクシミリ端末装置110
から通信手順信号と画信号を送出する動作を説明する。
【0035】ファクシミリ端末装置110から出力され
る信号は、ディジタル変調により、アナログ信号化され
た後、加入者回線131を介して伝送装置140に供給
される。伝送装置140に供給された信号は、ディジタ
ル復調により元のディジタル信号に戻された後、基幹回
線133を介して伝送装置150に供給される。
【0036】伝送装置150に供給された信号は、ディ
ジタル変調により、アナログ信号化された後、加入者回
線132を介して受信側ファクシミリ端末装置120に
供給される。このファクシミリ端末装置120に供給さ
れた信号は、ディジタル復調により元のディジタル信号
に戻される。
【0037】次に、受信側ファクシミリ端末装置120
から通信手順信号を送出する動作を説明する。
【0038】ファクシミリ端末装置120から出力され
る信号は、ディジタル変調により、アナログ信号化され
た後、加入者回線132を介して伝送装置150に供給
される。伝送装置150に供給された信号は、ディジタ
ル復調により元のディジタル信号に戻された後、基幹回
線133を介して伝送装置140に供給される。
【0039】伝送装置140に供給された信号は、ディ
ジタル変調により、アナログ信号化された後、加入者回
線131を介して送信側ファクシミリ端末装置110に
供給される。このファクシミリ端末装置120に供給さ
れた信号は、ディジタル復調により元のディジタル信号
に戻される。
【0040】以上が、図2に示すファクシミリ通信シス
テム全体の動作である。なお、詳細な説明は省略する
が、ファクシミリ端末装置120からファクシミリ端末
装置110に画信号を伝送する場合も、同じような処理
がなされる。
【0041】次に、この発明の特徴とする伝送装置14
0,150の動作を説明する。
【0042】なお、以下の説明では、伝送装置140の
動作を代表として説明する。また、以下の説明では、フ
ァクシミリ端末装置110からファクシミリ端末装置1
20に画信号を伝送する場合を代表として説明する。
【0043】この場合の動作は、上記のごとく、送信側
ファクシミリ端末装置110から通信手順信号と画送信
を送信する動作と、受信側ファクシミリ端末装置120
から通信手順信号を送信する動作に大別される。
【0044】まず、送信側ファクシミリ端末装置110
から通信手順信号と画送信を送信する場合の動作を説明
する。
【0045】この場合は、加入者回線131は、選択部
163を介してディジタル復調部161に接続される。
また、基幹回線133は、選択部164を介してディジ
タル復調部161に接続される。
【0046】これにより、この場合は、加入者回線13
1を介して送られてきた信号は、選択部163を介して
ディジタル復調部161に供給され、ディジタル復調に
より元のディジタル信号に戻される。このディジタル信
号は、選択部164を介して基幹回線133に送出され
る。
【0047】次に、受信側ファクシミリ端末装置120
から通信手順信号を送信する場合の動作を説明する。
【0048】この場合、加入者回線131は選択部16
3を介してをディジタル変調部162に接続される。ま
た、基幹回線133は、選択部164を介してディジタ
ル変調部162に接続される。
【0049】これにより、この場合は、基幹回線133
を介して送られてきた信号は、選択部164を介してデ
ィジタル変調部162に供給され、ディジタル変調によ
りアナログ信号に変換される。このアナログ信号は、選
択部163を介して加入者回線131に送出される。
【0050】選択部163,164の選択動作とディジ
タル復調部161及びディジタル変調部162の動作
は、制御部165により制御される。ここで、ディジタ
ル復調部161とディジタル変調部162の動作の制御
内容としては、変調方式と変調速度がある。
【0051】これらの制御は、通信手順信号に基づい
て、行われる。この場合、通信手順としては、標準手順
が用いられる。これは、非標準手順の場合、その手順自
体が公開されていないことが一般的であるからである。
【0052】したがって、通信手順が非標準手順に設定
されようとしている場合は、これを強制的に標準手順に
変更する必要がある。この変更は、通信手順信号を修正
することにより行われる。この場合、通信手順信号とし
ては、非標準手順での通信を要求するために、受信側フ
ァクシミリ端末装置120から送出される非標準機能識
別信号NSFが用いられる。
【0053】ここで、通信手順を強制的に非標準手順か
ら標準手順に変更するための処理を説明する。
【0054】まず、図3を参照しながら、T.30の標
準手順による通信手順を説明する。
【0055】受信側のファクシミリ端末装置120は回
線に接続されると、ディジタル識別信号DISを出力す
る。この信号DISは、ファクシミリ端末装置120が
有する全機能、すなわち、ファクシミリグループ番号、
送受機能、端末定数などを送信側のファクシミリ端末装
置110に通知する機能を有する。
【0056】ファクシミリ端末装置110がディジタル
識別信号DISを受信すると、この信号DISで示され
る機能の中から目的とする機能を選択する。そして、選
択した機能を指定するディジタル命令信号DCSを出力
する。
【0057】この後、ファクシミリ端末装置110はト
レーニング信号TCFを出力する。これにより、画信号
を伝送するための調整等が行われる。
【0058】この調整が終了すると、ファクシミリ端末
装置120は、画信号の送出を促すための受信準備確認
信号CFRを出力する。ファクシミリ端末装置110
は、この信号CFRを受けると、画信号を出力する。
【0059】ファクシミリ端末装置110は、画信号の
送出が終了すると、手順終了信号EOPを出力する。こ
の後、ファクシミリ端末装置110は、ファクシミリ端
末装置20から確認信号MCFを受けると、切断命令信
号DCNを出力する。これにより、回線の切断処理が開
始される。
【0060】制御部165は、この一連の標準手順を監
視し、この監視結果に基づいて、ディジタル復調部16
1及びディジタル変調部162の動作と、選択部16
3,164の動作を制御する。
【0061】次に、図4を参照しながら、非標準手順に
ついて説明する。
【0062】この場合、受信側ファクシミリ端末装置1
20は、ディジタル識別信号DISを出力する前に、非
標準識別信号NSFと被呼端末識別信号CSIを出力す
る。非標準識別信号NSFの送信により、送信側ファク
シミリ端末装置110に対して、非標準手順での通信が
要求される。
【0063】ファクシミリ端末装置110がこの要求に
応じる場合は、このファクシミリ端末装置110から非
標準機能設定信号NSSが出力される。これにより、非
標準手順による通信が開始される。
【0064】次に、図5を参照しながら、通信手順とし
て、非標準手順が設定されようとしている場合に、これ
を強制的に標準手順に変更する動作を説明する。
【0065】この場合、受信側伝送装置150の制御部
165は、受信側ファクシミリ端末装置120から出力
された非標準機能識別信号NSFを検出すると、この検
出を送信側伝送装置140に通知する。
【0066】送信側伝送装置140の制御部165は、
この通知を受けると、非標準機能識別信号NSFに含ま
れる製品コードを自伝送装置の製品コードに置換する。
そして、この製品コードを置換した非標準機能識別信号
NSF(以下「疑似非標準機能識別信号NSF」とい
う。)を送信側ファクシミリ端末装置110に送る。
【0067】送信側ファクシミリ端末装置10は、この
疑似非標準機能識別信号NSFを受けると、非標準機能
設定信号NSSの代わりに、送信端末識別信号TSIを
出力した後、ディジタル命令信号DCSを出力する。こ
れにより、通信手順は、標準手順に設定される。
【0068】[効果]以上詳述したこの実施例によれ
ば、次のような効果を得ることができる。
【0069】(1)まず、この実施例によれば、加入者
回線131,132を介して送られてくるファクシミリ
信号は、ディジタル信号をディジタル変調することによ
りアナログ信号化された信号である点に着目し、ディジ
タル復調とディジタル変調によってA/D変換とD/A
変換を行うようにしたので、ディジタル信号の伝送速度
が遅くなっても、ファクシミリ通信を行うことができ
る。
【0070】(2)また、この実施例によれば、通信手
順として、非標準手順が設定されようとしている場合
に、通信手順信号を修正することにより、強制的に標準
手順を設定するようにしたので、CCITT勧告T.3
0で規定されている通信手順になんら影響を与えること
なく、通信手順を変更することができる。
【0071】[第2の実施例]次に、この発明の第2の
実施例を説明する。
【0072】[構成]先の実施例では、ファクシミリ信
号にのみ対処可能な伝送装置を説明した。これに対し、
この実施例は、ファクシミリ信号と音声信号に対処可能
な伝送装置を提供するものである。
【0073】図6は、この実施例の伝送装置を備えたフ
ァクシミリ・音声通信システムの一例の構成を示すブロ
ック図である。
【0074】図示のファクシミリ・音声通信システム
は、ファクシミリ端末装置210,220と、電話機2
30,240と、構内交換機250,260と、電話回
線270と、伝送装置280,290を有する。
【0075】電話回線270は、アナログ形式の加入者
回線271,272と、ディジタル形式の基幹回線27
3を有する。
【0076】伝送装置280,290は、コーディック
部301と、モデム部302と、選択部303,304
と、制御部305を有する。
【0077】コーディック部301は、音声通信におい
て、音声信号の符号化と復号を行う機能を有する。
【0078】モデム部302は、ファクシミリ通信にお
いて、ファクシミリ信号のディジタル復調とディジタル
変調を行う機能を有する。このモデム部302の構成
は、例えば、先の第1の実施例における伝送装置の構成
とほぼ同じである。
【0079】選択部303は、音声通信時は、コーディ
ック部301を加入者回線271,272に接続し、フ
ァクシミリ通信時は、モデム部302を加入者回線27
1,272に接続する機能を有する。
【0080】選択部304は、音声通信時は、コーディ
ック部301を基幹回線273に接続し、ファクシミリ
通信時は、モデム部302を基幹回線273に接続する
機能を有する。
【0081】制御部305は、電話回線270を伝送さ
れる信号に基づいて、通信が音声通信かファクシミリ通
信かを判定し、この判定結果に基づいて、選択部30
3,304の選択動作を制御する機能を有する。
【0082】[動作]上記構成において、動作を説明す
る。
【0083】なお、以下の説明では、構内交換機250
側から構内交換機260側に音声通信あるいはファクシ
ミリ通信を行う場合を説明する。
【0084】まず、音声通信を行う場合を説明する。
【0085】この場合、送信側の伝送装置280の選択
部303は、加入者回線271をコーディック部301
に接続し、選択部304は、基幹回線273をコーディ
ック部301に接続する。
【0086】また、受信側の伝送装置290の選択部3
03は、加入者回線272をコーディック部301に接
続し、選択部304は、基幹回線273をコーディック
部301に接続する。
【0087】さらに、電話機230からは、ディジタル
変調によりアナログ信号化された音声信号が出力され
る。この音声信号は、構内交換機250と、加入者回線
271を介して伝送装置280に供給される。
【0088】伝送装置280に供給された音声信号は、
選択部303を介してコーディック部301に供給さ
れ、符号化される。これにより、アナログ形式の音声信
号は、ディジタル形式の音声信号に変換される。
【0089】このディジタル形式の音声信号は、選択部
304と、基幹回線273を介して、受信側の伝送装置
290に供給される。伝送装置290に供給された音声
信号は、選択部304を介してコーディック部301に
供給され、復号される。これにより、ディジタル形式の
音声信号が元のアナログ形式の音声信号に戻される。
【0090】この音声信号は、選択部303と、加入者
回線272と、構内交換機260を介して電話機210
に供給され、ディジタル復調される。これにより、アナ
ログ形式の音声信号が元のディジタル形式の音声信号に
戻される。
【0091】次に、ファクシミリ通信を行う場合を説明
する。
【0092】ファクシミリ通信を開始すると、受信側の
ファクシミリ端末装置220から通信手順信号の送出に
先立ってプリアンブル信号が出力される。受信側の伝送
装置290の制御部305は、このプリアンブル信号を
受けると、選択部303,304の選択先を切り替え
る。
【0093】これにより、加入者回線272と基幹回線
273は、モデム部302に接続される。その結果、こ
のプリアンブル信号は、このモデム部302でディジタ
ル復調され、ディジタル形式の信号に戻される。このデ
ィジタル形式のプリアンブル信号は、選択部304と、
基幹回線273を介して、送信側の伝送装置280に供
給される。
【0094】送信側の伝送装置280の制御部305
は、プリアンブル信号を受けると、選択部303,30
4の選択先をモデム部302に切り替える。これによ
り、加入者回線271と基幹回線273は、モデム部3
02に接続される。
【0095】以上により、ファクシミリ通信において
は、第1の実施例で説明した動作と同じ動作が得られ
る。
【0096】[効果]以上詳述したこの実施例において
も、先の実施例と同様の効果を得ることができることは
勿論、さらに、次のような効果を得ることができる。
【0097】すなわち、この実施例によれば、コーディ
ック部301とモデム部302を設け、通信が音声通信
かファクシミリ通信かによって、これらを選択的に電話
回線中270に挿入するようにしたので、音声通信とフ
ァクシミリ通信の両方に対処することができる。
【0098】[そのほかの実施例]以上、この発明の第
1,第2の実施例を詳細に説明したが、この発明は、上
述したような実施例に限定されるものではない。
【0099】(1)例えば、先の実施例では、送信側の
伝送装置で、製品コードを置換する場合を説明した。し
かし、この発明は、受信側の伝送装置で置換するように
してもよい。このような構成によれば、受信側伝送装置
から送信側伝送装置への通知が不要になる。
【0100】(2)また、先の実施例では、対抗するフ
ァクシミリ端末装置がいずれもアナログ回線に接続され
る通信システムの伝送装置に、この発明を適用する場合
を説明した。
【0101】しかし、この発明は、いずれか一方のファ
クシミリ端末装置がディジタル回線に接続される通信シ
ステムの伝送装置にも適用することができる。図7に、
この場合の通信システムの構成の一例を示す。図には、
ファクシミリ通信システムを代表として示す。
【0102】(3)また、先の実施例では、電話回線を
使ってファクシミリ通信を行うシステムに、この発明を
適用する場合を説明した。しかし、この発明は、電話回
線のような公衆回線ではなく、専用回線を使用するシス
テムの伝送装置にも適用することができる。
【0103】(4)このほかにも、この発明は、その要
旨を逸脱しない範囲で、種々様々変形実施可能なことは
勿論である。
【0104】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に係る発明
によれば、アナログ回線を介して送られてくるファクシ
ミリ信号は、ディジタル信号をディジタル変調すること
によりアナログ信号化された信号である点に着目し、デ
ィジタル復調とディジタル変調によってファクシミリ信
号のA/D変換とD/A変換を行うようにしたので、デ
ィジタル信号の伝送速度が遅くなっても、ファクシミリ
通信を行うことができる。
【0105】また、請求項4に係る発明によれば、音声
信号の符号化・復号手段とファクシミリ信号のディジタ
ル復調・変調手段を設け、通信が音声通信かファクシミ
リ通信かにより、これらを選択的に回線中に挿入するよ
うにしたので、音声通信とファクシミリ通信の両方に対
処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図2】第1の実施例の伝送装置を備えたファクシミリ
通信システムの一例の構成を示すブロック図である。
【図3】CCITT勧告T.30の標準手順によるファ
クシミリ通信シーケンスを示す図である。
【図4】CCITT勧告T.30の非標準手順によるフ
ァクシミリ通信シーケンスを示す図である。
【図5】非標準手順を標準手順に変更するためのファク
シミリ通信シーケンスを示す図である。
【図6】この発明の第2の実施例の伝送装置を備えた音
声・ファクシミリ通信システムの一例の構成を示すブロ
ック図である。
【図7】ファクシミリ通信システムの他の例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
110,120,210,220…ファクシミリ端末装
置 130,270…電話回線 131,132,271,272…加入者回線 133,273…基幹回線 140,150,280,290…伝送装置 161…ディジタル復調部 162…ディジタル変調部 163,164,303,304…選択部 165,305…制御部 230,240…電話機 250,260…構内交換機 301…コーディック部 302…モデム部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列接続によってファクシミリ回線を構
    成するアナログ回線とディジタル回線の境界点に設けら
    れ、ファクシミリ信号のアナログ/ディジタル変換とデ
    ィジタル/アナログ変換を行う伝送装置において、 ディジタル変調によってアナログ信号化された後、前記
    アナログ回線を介して送られてきたファクシミリ信号
    を、ディジタル復調によって元のディジタル信号に戻し
    た後、前記ディジタル回線に送出するディジタル復調手
    段と、 前記ディジタル回線を介して送られてきたディジタル形
    式のファクシミリ信号をディジタル変調によってアナロ
    グ信号化し、前記アナログ回線に送出するディジタル変
    調手段と、 前記アナログ回線と前記ディジタル回線を介して送られ
    てきた通信手順信号に基いて、前記ディジタル変調手段
    と前記ディジタル復調手段の動作を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、設定される通信手順が
    非標準手順である場合は、前記通信手順信号を修正する
    ことにより、通信手順を標準手順に設定するように構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記ファクシミリ回線は、アナログ形式
    の加入者回線とディジタル形式の基幹回線とからなる電
    話回線であり、 前記制御手段は、 自伝送装置が受信側伝送装置である場合に、受信側ファ
    クシミリ端末装置から非標準機能識別信号を受けると、
    その旨の通知を送信側伝送装置に行う通知手段と、 自伝送装置が送信側伝送装置である場合に、受信側伝送
    装置の前記通知手段から前記通知を受けると、前記非標
    準機能識別信号を修正して送信側ファクシミリ端末装置
    に供給する修正手段とを備えたことを特徴とする請求項
    2記載の伝送装置。
  4. 【請求項4】 直列接続によって音声・ファクシミリ回
    線を構成するアナログ回線とディジタル回線の境界点に
    設けられ、音声信号及びファクシミリ信号のアナログ/
    ディジタル変換とディジタル/アナログ変換を行う伝送
    装置においてディジタル変調によってアナログ信号化さ
    れた後、前記アナログ回線を介して送られてきた音声信
    号を符号化した後、前記ディジタル回線に送出し、符号
    化によってディジタル信号化された後、前記ディジタル
    回線を介して送られてきた音声信号を復号した後、前記
    アナログ回線に送出する符号化・復号手段と、 ディジタル変調によってアナログ信号化された後、前記
    アナログ回線を介して送られてきたファクシミリ信号を
    ディジタル復調した後、前記ディジタル回線に送出し、
    ディジタル復調によって元のディジタル信号に戻された
    後、前記ディジタル回線を介して送られてきたファクシ
    ミリ信号をディジタル変調した後、前記アナログ回線に
    送出するディジタル復調・変調手段と、 音声通信を行う場合は、前記符号化・復号手段を前記音
    声・ファクシミリ回線に挿入し、ファクシミリ通信を行
    う場合は、前記ディジタル復調・変調手段を前記音声・
    ファクシミリ回線に挿入する挿入手段とを備えたことを
    特徴とする伝送装置。
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