JP2000299774A - データ通信装置 - Google Patents

データ通信装置

Info

Publication number
JP2000299774A
JP2000299774A JP2000059983A JP2000059983A JP2000299774A JP 2000299774 A JP2000299774 A JP 2000299774A JP 2000059983 A JP2000059983 A JP 2000059983A JP 2000059983 A JP2000059983 A JP 2000059983A JP 2000299774 A JP2000299774 A JP 2000299774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
procedure
communication
modem
signal
training
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000059983A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3380514B2 (ja
Inventor
Genzo Takagi
元三 高木
Yoshihiro Noguchi
好博 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from JP08287879A external-priority patent/JP3140381B2/ja
Application filed by Matsushita Graphic Communication Systems Inc filed Critical Matsushita Graphic Communication Systems Inc
Priority to JP2000059983A priority Critical patent/JP3380514B2/ja
Publication of JP2000299774A publication Critical patent/JP2000299774A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3380514B2 publication Critical patent/JP3380514B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 V.34を使ったファクシミリの通信規格と
してT30ANEXFがあり、この規格に基づいて通信
を行うと、モデムパラメータ、最適トレーニング時間、
変調モードを設定するための前手順時間が長く、通信効
率が悪いものであった。 【解決手段】 メモリ108に通信相手(電話番号)と
そのモデムパラメータ、最適トレーニング時間、変調モ
ードを対応づけて予め記憶し、送信側から電話番号を入
力し、送信を行うと、メモリ108から上記情報を読み
だし、この情報に基づいて通信手順を行う。このため、
これらパラメータ等を設定するための前手順を省略する
ことができ、通信時間を短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モデムを使用した
データ通信、例えばファクシミリ通信における前手順に
要する時間を短縮するデータ通信装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、この種のデータ通信装置では、I
TU−Tに定めるところによるV.34モデム(28.
8kbps)のデータ通信が行われている。そしてファ
クシミリ装置においても、上記V.34モデムを使った
ファクシミリの通信規格としてT30ANEXF(所謂
スーパーG3)がITU−Tで勧告化されており、この
通信規格に沿って通信手順を実行し画像データの通信を
行っている。
【0003】その通信手順を図12に示すシーケンス図
に基づいて説明する。図12は従来技術のファクシミリ
通信の前手順の制御信号図である。図12において、1
0aはV34半二重、V34全二重、V17半二重等の
中から変調モード選択をする通信手順である。10bは
回線を検査して各種パラメータを決めるための回線プロ
ービングに関わる通信手順である。10cはモデムトレ
ーニングの通信手順である。10dはモデムパラメータ
設定の通信手順である。10eはファクシミリ制御信号
の通信手順である。10fは主チャンネルのデータ通信
手順である。図の上側が発呼側のシーケンスで下が着呼
側のシーケンスで、左から右に向かってシーケンスが進
んでいく。
【0004】以上のように構成された通信手順について
動作を説明する。まず、回線接続後、変調モード選択の
通信手順10aでは、V.21モデム(300bps、
全二重)により発呼側、着呼側でお互い通信可能な変調
モードと通信プロトコルの選択を行う。V.34モデム
を使ったファクシミリ装置では、変調モードとしてV.
34モデム、通信プロトコルとしてファクシミリ通信を
選択する。
【0005】その後、回線プロービングの通信手順10
bでは、発呼側から回線プロービングトーンを送信し、
着呼側で受信して回線検査を行い、上記回線検査結果に
基づいてトレーニングパラメータの選択する。
【0006】モデムトレーニングの通信手順10cで
は、回線プロービングの通信手順10bで選択した上記
トレーニングパラメータ基づいて、発呼側からトレーニ
ング信号を送信し、着呼側では上記トレーニング信号を
受信し、回線特性を補正するための適応等化器のフィル
ター係数の学習と、トレーニング信号の受信品質検査を
する。
【0007】モデムパラメータ選択の通信手順10dで
は、1200bpsの全二重モデムにより、発呼側と着
呼側との間でモデムパラメータのネゴシエーションを行
い、装置に予め設定されているモデムパラメータと、上
記回線検査結果と、上記トレーニング信号の受信品質検
査から、最適なモデムパラメータを選択する。
【0008】ファクシミリ制御信号の通信手順10eで
は、1200bpsの全二重モデムにより、ファクシミ
リ制御信号NSF、CSI、DIS、TSI、DCS、
CFR等のネゴシエーションを行う。
【0009】データ通信手順10fでは、2400bp
sから28.8kbpsまでの半二重モデムで、発呼側
から画像データを送信し、着呼側で上記画像データを受
信する。最大通信速度28.8kbpsで通信した場
合、A4紙1枚あたり3秒程度で画像データの通信がで
きる。また、上記モデムは、通信回線プロービングの通
信手順10bで選択した上記トレーニングパラメータ
と、モデムパラメータ選択の通信手順10dで選択した
上記モデムパラメータに従って通信を行う。尚、上記受
信側モデムでは、回線特性を補正するためにモデムトレ
ーニング10bで学習した上記フィルター係数使って通
信を行うよになっている。このようすることによって、
回線品質に応じた最適なデータ通信が行われるようにな
っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来技
術の構成では、回線接続から画像データの送出を開始す
るまで5手順にも渡る前手順を経るため、7秒程必要と
しいる。それに対して最大通信速度28.8kbpsに
よる1枚の画像データの電送時間が3秒程度であるた
め、1枚のみのを送信する場合、後手順の1秒程度を含
めて全所用時間11秒に対して、前手順にしめる割合が
60%以上にも達している。このため、送受信の回数が
増大するに従って、通信時間や通信コストの面から無視
できない浪費となっている。
【0011】而も、ファクシミリ装置が実際に使われて
いる状況は、回線1つに対してファクシミリ装置1台だ
け接続されているケースが多く、同じ通信相手に対して
はいつも同じ変調モードの選択となるため、以前の通信
モードを記憶しておけば変調モードの選択手順を毎通信
毎に行う必要がない。
【0012】また、近年のディジタル交換器の普及に伴
い交換器内の経路の違いによる回線特性の差がなくな
り、同じ通信相手に対してはいつも同じような回線特性
を得るため、以前のモデムパラメータを記憶しておけば
回線プロービングに関わる通信手順を毎通信毎に行う必
要がない。
【0013】また、トレーニング時間は受信側での適応
等化器のフィルター係数の学習時間に応じて設定するよ
うになっているが、通常は全ての回線に満足するような
長いトレーニング時間の設定をしている。このため、良
い回線の場合は上記フィルター係数の学習時間が通常設
定より短くて済むため、トレーニングの無駄時間が発生
する場合がある。
【0014】本発明は、上述の課題に鑑みて為せれもの
で、変調モード選択をする通信手順と回線プロービング
に関わる通信手順を削除し、またモデムトレーニングの
通信手順を最適な時間で行うことにより、通信手順の前
手順の時間を短縮することができるデータ通信装置を提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するため、発呼側から短縮手順を示す信号、または
通常手順を示す信号を検出する検出手段と、この検出手
段が検出した信号に応じた通信手順を実行する通信手段
とを備えたものである。
【0016】この構成により、短縮通信手順を実行する
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。
【0018】図1は、本実施例のファクシミリ装置の基
本ブロック図である。図1において、101は原稿画像
を読み取る読取部であり、102は受信した画像を記録
出力するための記録部である。103は装置全体の制御
を行うための制御部であり、画像信号の符号化及び復号
化処理、通信手順の実行制御もここで行う。104はI
TU−TのT.30ANEXFに定めるファクシミリ通
信手順のすべての変調復調を実現するためのモデムあ
り、モデムの信号処理を行うディジタル信号処理部(D
SP)104aと、A/D変換とD/A変換の機能を兼
ね備えたアナログフロントエンド部(AFE)104b
で構成されている。105は回線106に対してダイヤ
リングや呼び出しを制御する回線制御部(NCU)であ
る。107はダイヤルキーやスタートキー等の種々のキ
ー入力スイッチと、情報を表示する表示器等により構成
された操作部であり、この操作部107より操作のオペ
レーションを行う。108は短縮手順の機能を有する通
信相手に対応して、情報を記憶するためのメモリであ
り、本例においては図6に示すように電話番号とモデム
パラメータ等の情報を記憶させる。モデムパラメータは
信号パワーを示す電力抑制値、トレーニング時間を示す
時間値、ハイレベル、ローレベルの2種類のうちいずれ
かを選択設定されるキャリア選択、プリエンファシスフ
ィルター選択、アイパターンにに送る5段階の速度を選
択設定されるシンボル速度選択、トレーニング星座ポイ
ント選択である。
【0019】また、図1に示すモデムのディジタル信号
処置部(DSP)104aの機能構成図を図2に示す。
201は制御部103とのインターフェースや各種モデ
ム機能を制御するモデム制御部である。202は通信手
順に応じて様々なトーナル信号を送出するトーナル送信
部であり、203は通信相手から送出されるトーナル信
号を識別するトーナル検出部である。204はITU−
TのV.21モデム(300bps、全二重)で変調モ
ード選択をする通信手順で使用される。205はITU
−TのV.34モデムに定めるINFOシーケンスの通
信を行うINFOモデム(600bps、全二重)であ
り、回線プロービングの通信手順や短縮手順の開始手順
で使用される。206はITU−TのV.34モデムに
定める制御チャンネルモデム(1200bps、全二
重)で上記V.34モデムの主チャンネルモデムに対す
るモデムパラメータの設定とファクシミリの制御信号の
通信手順で使用される。207はITU−TのV.34
モデムの主チャンネルモデム(2400bps〜28.
8kbps、半二重)で画像データの通信に使用され
る。208はV.34に定める回線プロービングトーン
を送信する回線プロービング送信部で、上記回線プロー
ビングトーンは図3に示す150Hzから3750Hz
までの21種類のトーナル信号の合成信号である。20
9は通信相手からの上記回線プロービングトーンを受信
して回線検査を行う回線プロービング受信部で、実際に
は上記受信信号を高速フーリエ変換アルゴリズムによる
スペクトラム分析を行い、主チャンネルモデム207に
対する最適なシンボルレート、キャリアの選択及びその
他のモデムパラメータの選択を行う。210はV.34
モデムのトレーニング信号を送信するトレーニング送信
部で、211は通信相手からの上記トレーニング信号を
受信し、回線ひずみを補正するための適応等化器のフィ
ルター係数の学習を行うトレーニング受信部である。
【0020】トレーニング受信部211のブロック図を
図4に示す。401はアナログフロントエンド104b
でA/D変換されたトレーニングの受信信号Spをパス
バンドから複素数のベースバンド信号Ybに変換する復
調器あり、402は上記ベースバンド信号Ybに対して
回線ひずみを補正して受信信号Yrを出力する適応等化
器である。403は受信信号Yrからアイパターンにお
けるポイントのずれをみるための判定ポイントYdを判
定する判定器である。404は受信信号Yrから判定ポ
イントYdを減算してエラー信号Erを出力する減算器
である。尚、上記Yb、Yr、Yd、Erは複素数の信
号である。上記エラー信号Erは適応等化器402に供
給され、適応等化器402はこのエラー信号Erが小さ
くなるように内部フィルター係数の学習を行い、上記学
習した内部フィルター係数は、主チャンネルモデム20
7の受信フィルター係数として使われる。405はエラ
ー信号Erに絶対値の演算を行う絶対値器であり、40
6は絶対値器405の出力信号Eaをローパスフィルタ
ーして平滑化するLPFある。LPF406の出力信号
は適応等化器402の回線ひずみの補正度合いを表すE
QM信号であり、このEQM信号が小さいほど回線ひず
みの補正が充分にされていることになる。407はEQ
M信号から適応等化器402の回線ひずみの補正能力を
分析する等化能力分析部であり、トレーニング開始から
EQM信号の変化量を観測し変化量の絶対値が一定値よ
り小さくなったところまでの時間を最適トレーニング時
間として算出し(図5参照)、またEQM信号の最終値
をノイズパワーとしトレーニング信号パワー(アイパタ
ーンにおけるポイントの原点からの絶対値)対ノイズパ
ワー(アイパターンにおけるポイントの誤差)比(S
N)を算出する。上記最適トレーニング時間は短縮手順
時のトレーニング時間として使われ、上記SNは主チャ
ンネルモデム207のデータ転送レートの選択に使われ
る。尚、短縮手順の場合は、最適トレーニング時間の算
出は行わない。
【0021】以上のように構成したデータ通信装置につ
いてその動作を説明する。送信発呼側の動作について述
べる。図7は本実施例の送信発呼時の制御動作を示した
フローチャートである。まず、操作部107からの送信
相手の電話番号と送信開始指示に従って発呼開始を行い
ステップS601にて、送信相手の電話番号が短縮手順
登録されているか否かメモリ108を検索し、登録され
ていない場合ステップS607に進んでダイヤル発呼を
行う。そしてステップS608にてITU−TのT30
ANEXFに基づく通常通信手順でファクシミリ通信を
行う。上記通常通信手順の中で、ファクシミリ制御信号
の非標準装置信号NSFに送信相手のファクシミリ装置
が短縮手順機能を有していることが確認できれば、短縮
手順登録フラグがセットされる。そしてステップS60
9にて、短縮手順登録フラグがセットされているか否か
を判断し、上記フラグがセットされていなければ終了
し、上記フラグがセットされていた場合はステップS6
10にて送信相手に対して短縮手順登録を行い、ステッ
プ604に進む。短縮手順登録する内容は図6に示す短
縮手順登録メモリのメモリ構成に従ってメモり108に
記録する。
【0022】また、ステップS601にて短縮手順登録
されている場合は、ステップS602にてダイヤル発呼
を行い、ステップS603にて短縮手順通信を行う。上
記短縮手順通信では、開始手順で短縮手順登録メモリの
モデムパラメータを送信相手に伝達し、そのモデムパラ
メータに従って通信を行う。そしてステップS604に
て通信エラーの有無を判断し、通信エラーがない場合は
ステップS605に進む。そしてステップS605に
て、今度は通信中にデータ誤りの多少を判断し、データ
誤りが少ない場合は終了する。ここでは、ECMにおけ
る再送回数に基づいて判断することが考えられる。
【0023】また、ステップS604にて通信エラーが
あったと判断した場合及び、ステップS605にてデー
タ誤りが多いと判断した場合は、ステップS606では
送信相手に対する短縮手順登録のクリアをメモリ108
に施し、そして終了する。
【0024】次に、受信着呼側の動作について述べる。
図8は本実施例の受信発呼時の制御動作を示したフロー
チャートである。回線106からの着信指示に従い着信
開始を行い、ステップS701にて、被呼端末識別信号
ANSam信号を送信する。
【0025】そしてステップS702にて、上記ANS
am信号を送信しながら発呼側からの信号検出を行い、
短縮手順開始を指示するクイックトーナル信号(QT
S)を検出した場合は、ステップS703にて短縮手順
通信を行う。また、ステップS702にて通常手順のC
M信号を検出した場合は、ステップS704にてITU
−TのT30ANEXFに従った通常手順通信を行う。
その時、上記通常手順通信でのファクシミリ制御信号の
非標準装置信号NSFに、自装置が短縮手順機能を有し
ていることを示す短縮手順登録フラグと、最適トレーニ
ング時間とをセットする。
【0026】次に、短縮手順登録時の通信手順について
説明する。図9は短縮手順登録時の通信手順の制御信号
図である。回線接続後、変調モード選択の通信手順80
1を行い、次に回線プロービングの通信手順802、モ
デムトレーニングの通信手順803、モデムパラメータ
設定の通信手順804、ファクシミリ制御信号の通信手
順805と前手順が行われ、そしてデータ(画像デー
タ)を送るデータ通信手順806が行われるようになっ
ている。
【0027】変調モード選択の通信手順801について
説明する。発呼側は発呼局識別信号CNGを送信し、着
呼側は被呼端末識別信号ANSamを送信する。その
後、発呼側は発呼側の変調モードと通信プロトコル等の
機能を示すCMを送信し、着呼側は上記CMの受信内容
に応じて、通信可能な共通機能を示すJMを送信する。
発呼側は上記JM信号を確認するとCJの送信後、回線
プロービングの通信手順802に遷移する。着呼側も上
記JMを送信しながら上記CJの検出後、回線プロービ
ングの通信手順802に遷移する。上記CM、JM、C
JはV.21モデム204(300bps、全二重)に
より通信される。ここでのやりとりに基づいて、例えば
V.34モデムを使ったファクシミリ装置では、変調モ
ードとして上記V.34モデム、通信プロトコルとして
ファクシミリ通信を選択することができる。
【0028】回線プロービングの通信手順802につい
て説明する。発呼側は、予め設定されているV.34モ
デムの変調速度とキャリア周波数等の通信可能能力を示
すINFO0cと、回線プロービングトーンL1、L2
を送信する。着呼側は、予め設定されている上記通信能
力を示すINFO0aを送信し、回線プロービングトー
ンを受信する。上記回線プロービングトーンは図3に示
す150Hzから3750Hzまでの21種類のトーナ
ル信号の合成信号であり、着呼側は上記回線プロービン
グトーンを受信し高速フーリエ変換アルゴリズムによる
スペクトラム分析を行い、主チャンネルモデム207に
対する最適なシンボルレート、キャリアの選択及びその
他のモデムパラメータの選択を行う。そして着呼側は上
記選択した内容とINFO0c、INFO0aの内容か
ら通信可能なトレーニングパラメータを選択し、INF
O0hを設定し、送信する。上記INFO0c、INF
O0a、INFO0hはINFOモデム205(600
bps、全二重)により通信される。また、この通信手
順では同期合わせのための応答信号として、発呼側のト
ーンB、iB(トーンBに対して180度位相)及び、
着呼側のトーンA、iA(トーンAに対して180度位
相)が使われる。
【0029】モデムトレーニングの通信手順803につ
いて説明する。発呼側は、上記INFO0hのトレーニ
ングパラメータでトレーニング信号S、iS、PP、T
RNを送信する。着呼側は、上記トレーニング信号を受
信して回線特性を補正するための適応等化器402のフ
ィルター係数の学習及び、等化能力分析部407で最適
トレーニング時間、およびノイズパワー比SNとを算出
する。
【0030】モデムパラメータ設定の通信手順804に
ついて説明する。発呼側と着呼側は、手順同期信号PP
h、ALTとデータ通信に関わるモデムパラメータMP
hと相手側からの上記MPhの確認信号Eを送信し、発
呼側と着呼側で上記MPhを交換をする。発呼側の上記
MPhは、発呼側モデムに予め設定されているモデムパ
ラメータであり、着呼側の上記MPhは、予め設定され
ているモデムパラメータと、上記回線プロービングトー
ン受信の回線検査結果と、上記トレーニング信号受信か
ら算出した上記SNから選択したモデムパラメータであ
る。上記モデムパラメータ設定の通信手順は、制御チャ
ンネルモデム206(1200bps、全二重モデム)
を用いて通信される。
【0031】ファクシミリ制御信号の通信手順805に
ついて説明する。まずは、着呼側から非標準装置信号N
SF、被呼端末識別信号CSI、デジタル識別信号DI
Sを送信する。着呼側は上記NSFに短縮手順機能を搭
載していることを示すフラグと、上記等化能力分析部4
07で算出した最適トレーニング時間を設定する。発呼
側は上記NSF、CSI、DISを受信した後、NSF
に着呼側が短縮手順機能が搭載していることを確認した
後、送信局識別信号TSI、デジタル命令信号DSCを
送信する。その時、発呼側は短縮手順登録フラグをセッ
トする。着呼側は上記TSI、DCSを受信した後、受
信準備確認CFRを送信する。上記以外の場合で、発呼
側、着呼側のどちらかが短縮手順機能を有していない場
合は、発呼側での短縮手順登録フラグのセットは行わな
い。上記ファクシミリ制御信号の通信手順は、制御チャ
ンネルモデム206(1200bps、全二重モデム)
を用いて通信される。
【0032】主チャンネルのデータ通信手順806につ
いて説明する。ここでの通信は、上記INFO0hのト
レーニングパラメータと上記MPhとから、発呼側と着
呼側の両方が満足するモデムパラメータで通信を行う。
発呼側は、主チャンネルの手順同期信号S、iS、P
P、B1を送信し、続いてPIX(画像データ)を送信
する。着呼側は、上記手順同期信号S、iS、PP、B
1とそれに続くPIX(画像データ)を受信する。ここ
での通信は主チャンネルモデム207(1200bps
〜28.8kbps、半二重)で通信され、特に着呼側
の主チャンネルモデム207の受信は上記適応等化器4
02で学習したフィルター係数を使って回線ひずみの補
正を行うように構成されている。主チャンネルで最大通
信速度28.8kbpsで通信した場合、A4紙1枚あ
たり3秒程度で通信できる。
【0033】このように短縮手順登録時の通信手順は、
ITU−TのT30ANEXFの勧告通りの通常手順で
行い、また、発呼側のメモリ108に短縮手順を登録す
ることより、次回の通信から短縮手順を用いて、通信す
ることを可能とする。次に、短縮手順時の通信手順につ
いて説明する。図10は短縮手順時の通信手順の制御信
号図であり、回線接続後から画像データの通信まで示し
ている。回線接続後、短縮手順開始の通信手順901を
行い、その後は通常の通信手順でモデムトレーニングの
通信手順902、モデムパラメータ設定の通信手順90
3、ファクシミリ制御信号の通信手順904、そしてデ
ータ(画像データ)を送るデータ通信手順905を行
う。
【0034】短縮手順開始の通信手順901について説
明する。発呼側は発呼局識別信号CNGを送信し、着呼
側は被呼端末識別信号ANSamを送信する。発呼側は
ANSam信号を検出した後、クイックトーナル信号Q
TSを送信し、着呼側からの応答信号トーンAを検出し
てトーンB、QINFOを送信する。着呼側は、発呼側
からのクイックトーナル信号QTSを検出した後、トー
ンAを送信し、発呼側からのQINFOを受信する。上
記QINFOは、図6の短縮手順登録メモリの通信相手
の電話番号毎の内容で、短縮手順登録時のトレーニング
パラメータ(INFO0h)、最適トレーニング時間、
非線形ひずみ補正選択の内容で、V.21モデム204
(300bps、全二重)により通信される。
【0035】モデムトレーニングの通信手順902につ
いては、上記QINFOのトレーニングパラメータ(I
NFO0h)、最適トレーニング時間で通信を行う。
【0036】また、モデムパラメータ設定の通信手順9
03で通信する着呼側MPhの設定は、上記QINFO
の非線形ひずみ補正選択と上記モデムトレーニングの通
信手順902で算出したSN情報を元に選択する。
【0037】短縮手順時の通信手順は、短縮手順開始の
通信手順だけを独自手順で行い、それに続くモデムトレ
ーニングの通信手順以降はITU−TのT30ANEX
Fの勧告に従って通信を行い、前手順の短縮化を行う。
【0038】本実施例においては、短縮手順登録メモリ
のメモリ構成を図6のように相手電話番号に対応させて
モデムパラメータの登録を行うようにしているが、操作
部107の短縮ダイヤルキー及びリダイヤルキー等と対
応させて相手電話番号とモデムパラメータの登録を行う
ようし、短縮手順登録メモリの検索等のメモリ管理を簡
単にするようにしてもよい。
【0039】また本実施例は、発呼側でダイヤル時の相
手電話番号に対応させて短縮手順登録を行っているが、
近年サービスを開始した交換機による発信電話番号通知
サービスの発呼側電話番号に対応させて、着呼側でモデ
ムパラメータの登録を行うようにしてもよい。図11に
その処理のフローチャートを示す。
【0040】発信電話番号通知サービスによる電話番号
が送信機側から受信機側に通知されると(S801)、
受信機側では電話番号を検索し(S802)、対応する
電話番号があると(S803、S804)短縮手順通信
を行う(S805)。対応する電話番号がないときに
は、通常通信手順を行う(S806)。
【0041】このときの制御信号図を図12に示す。電
話番号が通知されると、通信手順1001を行う。この
通信手順1001では受信側からQTS信号を送信側へ
送り、短縮通信手順を行う旨を通知する。この後は上述
した手順と同様に、モデムトレーニングの通信手順10
02、モデムパラメータ設定の通信手順1003、ファ
クシミリ制御信号の通信手順1004、データ通信手順
1005を行う。
【0042】また、この制御信号図ではQTS信号とモ
デムパラメータ等を通知するQINFOを別にしている
が、QTS信号にモデムパラメータ等の情報を盛り込む
ことにより、手順時間を短くすることができる。
【0043】また、モデムパラメータ、最適トレーニン
グ時間、変調モード等の情報を送信側と受信側との両方
でメモリに登録しておくことで、通信手順上でそれら情
報を通知する必要がなくなり、着信後、通信手順100
1を省略して、通信手順1002から始めることができ
る。
【0044】このように制御することにより、送信機側
から受信機側へモデムパラメータ等の情報を通知するこ
とがなく、手順による通信時間をさらに短くすることが
できる。
【0045】以上のように、本発明は、変調モード選
択、回線プロービング、モデムトレーニングを行う通常
の通信手順行い、その時に選択したモデムパラメータと
算出した最適トレーニング時間を相手電話番号に対応さ
せて記憶することにより、以降の通信では記憶したモデ
ムパラメータ、最適トレーニング時間に従って、変調モ
ード選択の通信手順と回線プロービングの通信手順を省
略し、なおかつ最適トレーニング時間でモデムトレーニ
ングの通信手順を行うことができるので、通信性能を損
なうことなしに通信の前手順の時間を大幅に短縮するこ
とができる。
【0046】
【発明の効果】本発明は、記憶したモデムパラメータ、
最適トレーニング時間に従って、変調モード選択の通信
手順と回線プロービングの通信手順を省略し、なおかつ
最適トレーニング時間でモデムトレーニングの通信手順
を行うことができる短縮手順通信を行うことができるの
で、通信性能を損なうことなしに通信の前手順の時間を
大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のファクシミリ装置の基本構成ブロッ
ク図
【図2】図1に示すディジタル信号処理部(DSP)の
機能構成図
【図3】回線プロービングトーン信号のトーン群を示す
説明図
【図4】図2に示すトレーニング受信部のブロック図
【図5】図4に示す最適トレーニング時間の算出を示す
説明図
【図6】短縮手順登録メモリのメモリ構成図
【図7】本発明例の送信発呼時の制御動作を示したフロ
ーチャート
【図8】本実施例の受信着呼時の制御動作を示したフロ
ーチャート
【図9】短縮手順登録時の通常手順の制御信号図
【図10】短縮手順時の制御信号図
【図11】電話番号通知サービスを用いるときの制御動
作を示したフローチャート
【図12】電話番号通知サービスを用いるときの制御信
号図
【図13】従来の制御信号図
【符号の説明】
101 読み取り部 102 記録部 103 制御部 104 モデム 104a ディジタル信号処理部(DSP) 104b アナログフロントエンド部(AFE) 105 回線制御部 106 回線 201 モデム制御部 202 トーナル送信部 203 トーナル検出部 204 V.21モデム 205 INFOモデム 206 制御チャンネルモデム 207 主チャンネルモデム 208 回線プロービング送信部 209 回線プロービング受信部 210 トレーニング送信部 211 トレーニング受信部 401 復調器 402 適応等化器 403 判定部 405 絶対値器 406 ローパスフィル 407 等化能力分析部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発呼側から短縮手順を示す信号、または
    通常手順を示す信号を検出する検出手段と、この検出手
    段が検出した信号に応じた通信手順を実行する通信手段
    とを備えるデータ通信装置。
  2. 【請求項2】 着信に応じて識別信号を送出する送出手
    段とを備え、この送出手段が前記識別信号を送出しなが
    ら、前記短縮手順を示す信号、または通常手順を示す信
    号を前記検出手段は検出することを特徴とする請求項1
    記載のデータ通信装置。
  3. 【請求項3】 回線特性に関する情報、最適トレーニン
    グ時間を記憶する記憶手段を備え、前記短縮手順は、前
    記記憶手段に記憶されている情報に基づいて回線プロー
    ビング信号の送出を省略して通信を行うことを特徴とす
    る請求項1、2記載のデータ通信装置。
  4. 【請求項4】 原稿を読み取るスキャナと、受信したデ
    ータを印刷するプリンタと、請求項1から3のいずれか
    記載のデータ通信装置とを備えるファクシミリ装置。
JP2000059983A 1996-10-30 2000-03-06 データ通信装置及びファクシミリ装置 Expired - Lifetime JP3380514B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000059983A JP3380514B2 (ja) 1996-10-30 2000-03-06 データ通信装置及びファクシミリ装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08287879A JP3140381B2 (ja) 1996-10-30 1996-10-30 データ通信装置
JP2000059983A JP3380514B2 (ja) 1996-10-30 2000-03-06 データ通信装置及びファクシミリ装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08287879A Division JP3140381B2 (ja) 1996-10-30 1996-10-30 データ通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000299774A true JP2000299774A (ja) 2000-10-24
JP3380514B2 JP3380514B2 (ja) 2003-02-24

Family

ID=26556923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000059983A Expired - Lifetime JP3380514B2 (ja) 1996-10-30 2000-03-06 データ通信装置及びファクシミリ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3380514B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016072684A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 キヤノン株式会社 通信装置、通信システム、情報処理方法及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016072684A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 キヤノン株式会社 通信装置、通信システム、情報処理方法及びプログラム
US10506080B2 (en) 2014-09-26 2019-12-10 Canon Kabushiki Kaisha Communication apparatus, communication system, information processing method, and storage medium

Also Published As

Publication number Publication date
JP3380514B2 (ja) 2003-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3140381B2 (ja) データ通信装置
JP3426122B2 (ja) データ通信装置
US6314170B1 (en) Modem apparatus and data communication method
JP3182123B2 (ja) データ送信装置およびデータ通信方法
JP3380514B2 (ja) データ通信装置及びファクシミリ装置
JP3302209B2 (ja) データ通信装置
JP3193036B2 (ja) データ伝送装置
JP3967098B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3806274B2 (ja) データ送信装置及びデータ送信方法
JP3486620B2 (ja) データ通信装置
JP3128464B2 (ja) ファクシミリ通信方法
JP3611739B2 (ja) データ通信装置
JP3581117B2 (ja) ファクシミリ装置及びファクシミリ通信方法
JP3157857B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH05300353A (ja) ファクシミリ装置
JPH06189103A (ja) ファクシミリ装置
JPH0955845A (ja) 伝送装置
JPH09252392A (ja) ファクシミリ装置およびファクシミリ通信方法
JPH0678124A (ja) ファクシミリ装置
JP2002190930A (ja) ファクシミリ装置
JPH08251381A (ja) ファクシミリ通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071213

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081213

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081213

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081213

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091213

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091213

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101213

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101213

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111213

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111213

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121213

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121213

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131213

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term