JP2002190930A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2002190930A
JP2002190930A JP2000385867A JP2000385867A JP2002190930A JP 2002190930 A JP2002190930 A JP 2002190930A JP 2000385867 A JP2000385867 A JP 2000385867A JP 2000385867 A JP2000385867 A JP 2000385867A JP 2002190930 A JP2002190930 A JP 2002190930A
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impedance
signal
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JP2000385867A
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Naoto Hamada
直人 浜田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は終端回路のインピーダンスを回線に適
切なインピーダンスに自動設定するファクシミリ装置を
提供する。 【解決手段】ファクシミリ装置1は、発呼時に通信制御
部10から送出する送信信号の送出レベルと当該送信信
号の回り込み信号の受信レベルとのレベル差を検出し、
CPU14が当該レベル差に基づいて、切換可能な複数
のインピーダンスを有した通信制御部10の終端回路の
インピーダンスを選択・設定する。また、ファクシミリ
装置1は、着呼時に送出する送信信号の送出レベルと当
該送信信号の回り込み信号の受信レベルとのレベル差を
検出し、当該レベル差に基づいて、CPU14が通信制
御部10の終端回路のインピーダンスを選択・設定す
る。したがって、接続された通信回線Lに適した終端回
路を自動的に設定することができ、ノイズなどの影響を
受けにくくして、エラーの少ない通信を簡単かつ容易に
行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
に関し、詳細には、終端回路のインピーダンスを回線に
適切なインピーダンスに自動設定するファクシミリ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置においては、終
端回路の設定は設置される国毎に一定であり、選択を行
うことはなかった。
【0003】ところが、現実的には、多種多様な交換機
が存在しており、予め定められた終端回路だけでは適切
に対応することができない場合もあった。そのため、交
換機とファクシミリ装置の終端条件が合わず、着信レベ
ルが低下して、ノイズが入りやすい状況となり、通信エ
ラーが発生するという問題があった。
【0004】そして、終端回路は、各国の規格に合わせ
てインピーダンスが選択しており、インピーダンスとし
ては、「高い」、「普通」、「低い」の3種類がある。
例えば、A国は、当該国の規格によってインピーダンス
が「高い」が選択されていると、ファクシミリ装置は、
国コードがA国の場合は、その終端回路のインピーダン
ス設定として、「高い」に設定されている。
【0005】ところが、交換機によっては、端末のイン
ピーダンスが高いと、伝送損失特性が悪化し、着信レベ
ルが低下して、ノイズが入りやすく、通信エラーが発生
するという問題が発生する。
【0006】そこで、本出願人は、先に、信号送信側の
送信回路構成、及び信号受信側の終端回路構成を信号周
波数に応じて変換可能にする事により、各々の伝送速度
に最適な送信回路と終端回路を選択可能に構成し、確実
な信号伝送と放射ノイズの低減(EMI効果)を図るこ
とが可能な有線信号伝送路を有する電気機器を提案して
いる(特開平10−320308号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の電気機器にあっては、送信側の終端回路構成を
も、信号周波数に応じて変換可能にする必要があり、大
がかりで、高価なものとなるおそれがあった。
【0008】そこで、請求項1記載の発明は、発呼時に
送出する送信信号の送出レベルと当該送信信号の回り込
み信号の受信レベルとのレベル差を検出し、当該レベル
差に基づいて、切換可能な複数のインピーダンスを有し
た終端回路のインピーダンスを選択・設定することによ
り、接続された通信回線に適した終端回路を自動的に設
定し、ノイズなどの影響を受けにくくして、エラーの少
ない通信を簡単かつ容易に行うことのできるファクシミ
リ装置を提供することを目的としている。
【0009】請求項2記載の発明は、着呼時に送出する
送信信号の送出レベルと当該送信信号の回り込み信号の
受信レベルとのレベル差を検出し、当該レベル差に基づ
いて終端回路のインピーダンスを選択・設定することに
より、接続された通信回線に適した終端回路を自動的に
設定し、ノイズなどの影響を受けにくくして、エラーの
少ない通信を簡単かつ容易に行うことのできるファクシ
ミリ装置を提供することを目的としている。
【0010】請求項3記載の発明は、ECM方式での送
信時に、受信側から通知されるエラーフレーム数に基づ
いて、終端回路のインピーダンスを選択・設定すること
により、接続された通信回線に適した終端回路を自動的
に設定し、ノイズなどの影響を受けにくくして、エラー
の少ない通信を簡単かつ容易に行うことのできるファク
シミリ装置を提供することを目的としている。
【0011】請求項4記載の発明は、ECM方式での受
信時に、当該受信した画像データフレームのうちエラー
フレーム数に基づいて、終端回路のインピーダンスを選
択・設定することにより、接続された通信回線に適した
終端回路を自動的に設定し、ノイズなどの影響を受けに
くくして、エラーの少ない通信を簡単かつ容易に行うこ
とのできるファクシミリ装置を提供することを目的とし
ている。
【0012】請求項5記載の発明は、非ECM方式での
送信時に、送信した画像データにエラーがある場合に受
信側から送られてくる否定応答の数に基づいて終端回路
のインピーダンスを選択・設定することにより、接続さ
れた通信回線に適した終端回路を自動的に設定し、ノイ
ズなどの影響を受けにくくして、エラーの少ない通信を
簡単かつ容易に行うことのできるファクシミリ装置を提
供することを目的としている。
【0013】請求項6記載の発明は、非ECM方式での
受信時に、送信されてきた画像データにエラーがある場
合に、当該エラーライン数に基づいて終端回路のインピ
ーダンスを選択・設定することにより、接続された通信
回線に適した終端回路を自動的に設定し、ノイズなどの
影響を受けにくくして、エラーの少ない通信を簡単かつ
容易に行うことのできるファクシミリ装置を提供するこ
とを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ァクシミリ装置は、所定の通信回線に接続され、切換可
能な複数のインピーダンスを有した終端回路を備え、前
記通信回線を介して所定のファクシミリ通信手順により
ファクシミリ通信を行うファクシミリ装置において、発
呼時に送出する送信信号の送出レベルと当該送信信号の
回り込み信号の受信レベルとのレベル差を検出し、当該
レベル差に基づいて前記終端回路のインピーダンスを選
択・設定することにより、上記目的を達成している。
【0015】上記構成によれば、発呼時に送出する送信
信号の送出レベルと当該送信信号の回り込み信号の受信
レベルとのレベル差を検出し、当該レベル差に基づい
て、切換可能な複数のインピーダンスを有した終端回路
のインピーダンスを選択・設定するので、接続された通
信回線に適した終端回路を自動的に設定することがで
き、ノイズなどの影響を受けにくくして、エラーの少な
い通信を簡単かつ容易に行うことができる。
【0016】請求項2記載の発明のファクシミリ装置
は、所定の通信回線に接続され、切換可能な複数のイン
ピーダンスを有した終端回路を備え、前記通信回線を介
して所定のファクシミリ通信手順によりファクシミリ通
信を行うファクシミリ装置において、着呼時に送出する
送信信号の送出レベルと当該送信信号の回り込み信号の
受信レベルとのレベル差を検出し、当該レベル差に基づ
いて前記終端回路のインピーダンスを選択・設定するこ
とにより、上記目的を達成している。
【0017】上記構成によれば、着呼時に送出する送信
信号の送出レベルと当該送信信号の回り込み信号の受信
レベルとのレベル差を検出し、当該レベル差に基づいて
終端回路のインピーダンスを選択・設定するので、接続
された通信回線に適した終端回路を自動的に設定するこ
とができ、ノイズなどの影響を受けにくくして、エラー
の少ない通信を簡単かつ容易に行うことができる。
【0018】請求項3記載の発明のファクシミリ装置
は、所定の通信回線に接続され、切換可能な複数のイン
ピーダンスを有した終端回路を備え、前記通信回線を介
してECM方式でファクシミリ通信を行うファクシミリ
装置において、送信時に、受信側から通知されるエラー
フレーム数に基づいて、前記終端回路のインピーダンス
を選択・設定することにより、上記目的を達成してい
る。
【0019】上記構成によれば、ECM方式での送信時
に、受信側から通知されるエラーフレーム数に基づい
て、終端回路のインピーダンスを選択・設定するので、
接続された通信回線に適した終端回路を自動的に設定す
ることができ、ノイズなどの影響を受けにくくして、エ
ラーの少ない通信を簡単かつ容易に行うことができる。
【0020】請求項4記載の発明のファクシミリ装置
は、所定の通信回線に接続され、切換可能な複数のイン
ピーダンスを有した終端回路を備え、前記通信回線を介
してECM方式でファクシミリ通信を行うファクシミリ
装置において、受信時に、当該受信した画像データフレ
ームのうちエラーフレーム数に基づいて、前記終端回路
のインピーダンスを選択・設定することにより、上記目
的を達成している。
【0021】上記構成によれば、ECM方式での受信時
に、当該受信した画像データフレームのうちエラーフレ
ーム数に基づいて、終端回路のインピーダンスを選択・
設定するので、接続された通信回線に適した終端回路を
自動的に設定し、ノイズなどの影響を受けにくくして、
エラーの少ない通信を簡単かつ容易に行うことができ
る。
【0022】請求項5記載の発明のファクシミリ装置
は、所定の通信回線に接続され、切換可能な複数のイン
ピーダンスを有した終端回路を備え、前記通信回線を介
して所定のファクシミリ通信手順によりファクシミリ通
信を行うファクシミリ装置において、送信時、送信した
画像データにエラーがある場合に受信側から送られてく
る否定応答の数に基づいて前記終端回路のインピーダン
スを選択・設定することにより、上記目的を達成してい
る。
【0023】上記構成によれば、非ECM方式での送信
時に、送信した画像データにエラーがある場合に受信側
から送られてくる否定応答の数に基づいて終端回路のイ
ンピーダンスを選択・設定するので、接続された通信回
線に適した終端回路を自動的に設定することができ、ノ
イズなどの影響を受けにくくして、エラーの少ない通信
を簡単かつ容易に行うことができる。
【0024】請求項6記載の発明のファクシミリ装置
は、所定の通信回線に接続され、切換可能な複数のイン
ピーダンスを有した終端回路を備え、前記通信回線を介
して所定のファクシミリ通信手順によりファクシミリ通
信を行うファクシミリ装置において、受信時、送信され
てきた画像データにエラーがある場合に、当該エラーラ
イン数に基づいて前記終端回路のインピーダンスを選択
・設定することにより、上記目的を達成している。
【0025】上記構成によれば、非ECM方式での受信
時に、送信されてきた画像データにエラーがある場合
に、当該エラーライン数に基づいて終端回路のインピー
ダンスを選択・設定するので、接続された通信回線に適
した終端回路を自動的に設定することができ、ノイズな
どの影響を受けにくくして、エラーの少ない通信を簡単
かつ容易に行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0027】図1〜図3は、本発明のファクシミリ装置
の第1の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、
信号の送出レベルとその回り込み信号の受信レベルのレ
ベル差に基づいて終端回路のインピーダンスを自動設定
するもので、請求項1及び請求項2に対応するものであ
る。
【0028】図1は、本発明のファクシミリ装置の第1
の実施の形態を適用したファクシミリ装置1の回路ブロ
ック図である。
【0029】図1において、ファクシミリ装置1は、ス
キャナ2、原稿センサ3、プロッタ4、用紙センサ5、
操作ボード6、SAF(Store And Forward )7、ワー
クメモリ8、管理用メモリ9、通信制御部10、モデム
11、NCU(Network Control Unit)12、符号化・
復号化部13、CPU(Central Processing Unit )1
4、ROM(Read Only Memory)15、バッファメモリ
16及びキャラクタジェネレータ17等を備えており、
各部は、バス18により接続されている。
【0030】スキャナ2は、例えば、CCD(Charge C
oupled Device )を利用したラインイメージスキャナ等
が用いられており、スキャナ2は、原稿の画像を所定の
解像度で読み取って画情報として出力する。
【0031】原稿センサ3は、スキャナ2への原稿のセ
ットの有無及び原稿のジャム等を検出して、検出結果を
CPU14に出力する。
【0032】プロッタ4は、例えば、サーマル素子を利
用したサーマル記録装置あるいは電子写真式記録装置等
が用いられており、受信した画情報やスキャナ2の読み
取った画情報に基づいて画像を記録紙に記録出力すると
ともに、通信レポートやその他の情報を記録紙に記録出
力する。
【0033】用紙センサ5は、プロッタ4にセットされ
ている記録紙の有無やプロッタ4の記録紙の経路のうち
どの位置に記録紙があるかを検出し、検出結果をCPU
14に出力する。
【0034】操作ボード6は、テンキーやスタートキー
及びファンクションキー等の各種操作キーを備えるとと
もに、ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ)を備
え、操作キーからは、送信操作等の各種命令が入力さ
れ、ディスプレイには、操作キーから入力された命令内
容やファクシミリ装置1からオペレータに通知する各種
情報が表示される。
【0035】SAF7は、RAMあるいはハードディス
ク等の読み/書き可能なメモリで構成され、主に送信用
の画情報や受信した画情報を記憶する。SAF7は、画
情報を所定のファイル単位毎に記憶し、CPU14は、
このSAF7内の画情報をファイル単位で管理する。
【0036】ワークメモリ8は、RAM等で構成され、
CPU14のワークメモリとして利用される。
【0037】管理用メモリ9は、RAM等の読み/書き
可能なメモリで構成され、送信先電話番号や名称及び自
己の電話番号や名称等の各種管理情報を記憶する。
【0038】通信制御部10は、CPU14の制御下で
動作して、モデム13及びNCU12を介して相手ファ
クシミリ装置との間でファクシミリ制御信号を交換し、
ファクシミリ通信手順を実行する。
【0039】モデム13は、NCU12に接続されてお
り、CPU14の制御下で動作して、送信信号の変調及
び受信信号の復調を行う。また、モデム13は、送出す
る信号レベルを設定し、この送出信号の回り込み信号の
信号レベルを検出する。
【0040】NCU12は、通信回線L、例えば、公衆
電話回線等に接続されており、CPU14の制御下で動
作して、通信回線Lからの発呼に対して自動着呼し、ま
た、通信回線Lへの自動発呼処理を行う。
【0041】符号化・復号化部13は、画情報のSAF
7への蓄積の効率化や伝送時間の短縮化を図るためのも
のであり、所定の符号化方式に従って画情報を符号化
し、また、符号化された画情報を復号化する。
【0042】ROM15には、ファクシミリ装置1の基
本処理プログラム及び後述する終端回路自動設定処理プ
ログラム等の各種プログラムが格納されているととも
に、これらの各処理プログラムを実行するのに必要な各
種データやシステムデータ等が格納されている。
【0043】CPU14は、ROM15内のプログラム
に基づいてワークメモリ8を利用しながらファクシミリ
装置1の各部を制御し、ファクシミリ装置1としての基
本処理を実行するとともに、後述する終端回路自動設定
処理を実行する。
【0044】バッファメモリ16は、RAM等で構成さ
れ、送信画情報の一時蓄積や受信画情報の一時蓄積に使
用される。
【0045】キャラクタジェネレータ17は、英字、数
字、カナ字、記号、かな字及び漢字等の各文字フォント
データを記憶し、CPU14は、このキャラクタジェネ
レータ17の記憶する文字フォントデータを使用して、
操作ボード6への文字データの表示や上記通信レポート
の文字変換等を行う。
【0046】上記通信制御部10は、図2に示すよう
に、アンプ21、フィルタ22、終端回路23、トーン
デコーダ24及びDTMFレシーバ25等を備えてい
る。
【0047】アンプ21は、モデム11及びフィルタ2
2に接続され、モデム11から入力される送信信号やフ
ィルタ22を介してモデム11へ入力される受信信号の
増幅を行う。
【0048】フィルタ22は、ビジートーンやダイヤル
トーンの検出のためのハイパスフィルタであり、トーン
デコーダ24は、通信回線Lからのビジートーンやダイ
ヤルトーン等を検出して、CPU14に出力する。
【0049】DTMFレシーバ25は、通信回線Lから
のDTMF(Dual Tone Multifrequency )信号(0〜
9、♯、*)を検出して、CPU14に出力する。
【0050】終端回路23は、NCU12のオンフック
インピーダンスの切換制御を行うもので、アナログスイ
ッチ及びアナログスイッチに並列に接続された3種類の
抵抗とコンデンサが直列に接続された「高い」「普通」
「低い」の3種類のインピーダンスを備え、各国の規格
に合わせてアナログスイッチで、3種類のインピーダン
スを切り換えて選択する。また、このアナログスイッチ
は、CPU14の制御下で切換動作を行い、適切なイン
ピーダンスを選択する。
【0051】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態のファクシミリ装置1は、信号の送出レベル
とその回り込み信号の受信レベルのレベル差に基づいて
終端回路のアナログスイッチの切換動作を行って、適切
なインピーダンスを自動設定するところにその特徴があ
る。
【0052】すなわち、ファクシミリ装置1は、図3に
示すように、ファクシミリ通信時、送信側が、DTMF
信号を送出して、受信側を発呼し、受信側は、着信があ
ると、ファクシミリ装置であることを示すCED信号
(被呼端末識別信号)、NSF信号(非標準機能識別信
号)、DIS信号(デジタル識別信号)を送出する。
【0053】送信側は、DCS信号(ディジタル命令信
号)を送出した後、TCF信号(トレーニングチェッ
ク)を行う。
【0054】受信側は、TCF信号を受信すると、トレ
ーニングチェックを行い、トレーニングチェックを正常
に完了すると、CFR信号(受信準備確認信号)を送出
する。
【0055】送信側は、CFR信号を受信すると、受信
準備が完了したとして、画情報の送信を開始し、画情報
の送信を完了すると、EOP信号(手順終了信号)を送
出する。
【0056】受信側は、EOP信号を受信すると、MC
F信号(メッセージ確認信号)を送出し、送信側のファ
クシミリ装置1は、MCF信号を受信すると、DCN信
号(切断命令信号)を送出した後、回線を切断して、送
信処理を終了する。
【0057】そして、ファクシミリ装置1は、送出信号
の信号レベル(以下、レベルAという。)を当該送出信
号の回り込み信号の信号レベル(以下、レベルBとい
う。)をモデム11で検出し、当該レベルAとレベルB
のレベル差が最も小さいインピーダンスを終端回路23
のインピーダンスとして選択して、設定する。
【0058】すなわち、ファクシミリ装置1は、送信側
であるときには、通信制御部10で上記DTMF信号の
送出レベルをレベルAとして検出し、CPU14が当該
レベルAをワークメモリ8に格納する。また、通信制御
部10は、当該DTMF信号の回り込み信号の信号レベ
ルをレベルBとして検出し、CPU14がワークメモリ
8に当該レベルBを格納する。
【0059】例えば、インピーダンスを「高い」に設定
したときのレベルAとレベルBのレベル差が、4dBで
あり、インピーダンスを「普通」に設定したときのレベ
ルAとレベルBとレベル差が、1dBであり、インピー
ダンスを「低い」に設定したときのレベルAとレベルB
とのレベル差が、6dBであったとすると、CPU14
は、これらのレベル差をワークメモリ8に格納し、ワー
クメモリ8に格納したレベルAとレベルBのレベル差の
最も少ないインピーダンスを終端回路23のインピーダ
ンスとして設定する。
【0060】すなわち、通信回線Lに接続された交換機
と端末であるファクシミリ装置1とのインピーダンスが
適切であると、レベルAとレベルBとのレベル差はほと
んどない状態となるため、レベルAとレベルBとのレベ
ル差の最も少ないインピーダンスが通信回線Lに最適な
インピーダンスとなる。
【0061】そこで、CPU14は、上記ワークメモリ
8に格納した各インピーダンスでのレベルAとレベルB
とのレベル差のうち、最もレベル差の小さいときのイン
ピーダンスを終端回路23のインピーダンスとして設定
する。
【0062】例えば、上記例では、インピーダンスを
「普通」に設定したときのレベル差が最も小さいため、
CPU14は、終端回路23のインピーダンスとして、
「普通」を設定する。
【0063】このように、本実施の形態のファクシミリ
装置1は、発呼時に送出する送信信号の送出レベル(レ
ベルA)と当該送信信号の回り込み信号の受信レベル
(レベルB)とのレベル差を検出し、当該レベル差に基
づいて、切換可能な複数のインピーダンスを有した終端
回路23のインピーダンスを選択・設定している。
【0064】したがって、接続された通信回線Lに適し
た終端回路23を自動的に設定することができ、ノイズ
などの影響を受けにくくして、エラーの少ない通信を簡
単かつ容易に行うことができる。
【0065】また、本実施の形態のファクシミリ装置1
は、着呼時に送出する送信信号の送出レベル(レベル
A)と当該送信信号の回り込み信号の受信レベル(レベ
ルB)とのレベル差を検出し、当該レベル差に基づいて
終端回路23のインピーダンスを選択・設定している。
【0066】したがって、接続された通信回線Lに適し
た終端回路23を自動的に設定することができ、ノイズ
などの影響を受けにくくして、エラーの少ない通信を簡
単かつ容易に行うことができる。
【0067】図4は、本発明のファクシミリ装置の第2
の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、エラー
フレーム数に基づいて終端回路のインピーダンスを自動
設定するもので、請求項3及び請求項4に対応するもの
である。
【0068】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態のファクシミリ装置1と同様のファクシミリ装置に
適用したものであり、本実施の形態の説明においては、
必要に応じて、上記第1の実施の形態の説明で用いた符
号をそのまま用いて説明する。
【0069】ファクシミリ通信においては、ECM(Err
or Correction Mode )交信の場合、画情報の後のPPS
−Q信号で送信側が送出したブロックNo.とフレーム
数を受信側に通知し、受信側で、当該通知されたブロッ
クNo.とフレーム数に対して受信できていないフレー
ムがある場合には、そのフレームがいずれのフレームで
あるかを通知するPPR信号を送信側に通知する。
【0070】そして、PPR信号により送出した画情報
フレームのうち、何フレームがエラーになったかを送信
側、受信側ともに判断することができるため、本実施の
形態のファクシミリ装置1は、このエラーフレーム数に
基づいて終端回路23のインピーダンスの設定を行う。
【0071】すなわち、ECM交信においては、図4に
示すように、送信側が受信側を発呼して、受信側が着呼
すると、受信側は、CED信号、NSF信号及びDIS
信号を順次送信し、これに応じて送信側は、DCS信号
を送信した後、TCF信号を送出する。
【0072】受信側は、TCF信号を受信すると、トレ
ーニングチェックを行い、トレーニングチェックを正常
に完了すると、CFR信号を送出する。
【0073】送信側は、CFR信号を受信すると、受信
準備が完了したとして、ECMフレームで画情報の送信
を開始し、ページの画情報の送信を完了すると、メッセ
ージ終了を示すPPS−EOP信号(部分ページ信号)
を送信する。
【0074】受信側は、画情報の誤りの有無の検査を行
って、誤りを検出すると、誤りのあったフレーム番号
(フレームNo.)を部分ページ要求(PPR)として
送信側に返送する。
【0075】送信側は、部分ページ要求(PPR)を受
信すると、当該要求されたフレームNo.のフレームの
画情報を再送信する。
【0076】画情報の送信が正常に行われると、受信側
は、MCF信号を送出し、送信側は、MCF信号を受信
すると、DCN信号を送出して、回線を切断し、ファク
シミリ通信を終了する。
【0077】そして、ファクシミリ装置1は、送信側で
あるときには、PPR信号により送出した画情報のフレ
ームのうち、何フレームがエラーになったかを判断する
ことができ、受信側であるときには、当然に、送信され
てきたフレームのうち、何フレームがエラーであったか
を知ることができる。
【0078】そこで、ファクシミリ装置1は、画情報の
フレーム数Cとエラーフレーム数Dをワークメモリ8に
格納し、画情報のフレーム数Cとエラーフレーム数Dの
相対比に基づいて、終端回路23のインピーダンスを選
択・決定する。
【0079】例えば、いま、インピーダンスを「高い」
に設定したときの画情報のフレーム数Cとエラーフレー
ム数Dの相対比(D/C)が、0.5であり、インピー
ダンスを「普通」に設定したときの相対比(D/C)
が、0.3であり、インピーダンスを「低い」に設定し
たときの相対比(D/C)が、0.1であったとする
と、CPU14は、これらの相対比(D/C)をワーク
メモリ8に格納し、ワークメモリ8に格納した相対比
(D/C)の値の最も少ないインピーダンスを通信制御
部10の終端回路23のインピーダンスとして設定す
る。
【0080】すなわち、通信回線Lに接続された交換機
と端末であるファクシミリ装置1とのインピーダンスが
適切であると、画情報のフレーム数Cに対するエラーと
なるフレームの数(エラーフレーム数)Dの割合が少な
くなるため、相対比D/Cの値の最も少ないインピーダ
ンスが通信回線Lに最適なインピーダンスとなる。
【0081】そこで、CPU14は、上記ワークメモリ
8に格納した各インピーダンスでの相対比D/Cのう
ち、その値の最も小さいときのインピーダンスを終端回
路23のインピーダンスとして設定する。
【0082】例えば、上記例では、インピーダンスを
「低い」に設定したときの相対比D/Cの値が最も小さ
いため、CPU14は、終端回路23のインピーダンス
として、「低い」を設定する。
【0083】このように、本実施の形態のファクシミリ
装置1は、ECM方式での送信時に、受信側から通知さ
れるエラーフレーム数に基づいて、終端回路23のイン
ピーダンスを選択・設定している。
【0084】したがって、接続された通信回線Lに適し
た終端回路23を自動的に設定することができ、ノイズ
などの影響を受けにくくして、エラーの少ない通信を簡
単かつ容易に行うことができる。
【0085】また、本実施の形態のファクシミリ装置1
は、ECM方式での受信時に、当該受信した画像データ
フレームのうちエラーフレーム数に基づいて、終端回路
23のインピーダンスを選択・設定している。
【0086】したがって、接続された通信回線Lに適し
た終端回路23を自動的に設定し、ノイズなどの影響を
受けにくくして、エラーの少ない通信を簡単かつ容易に
行うことができる。
【0087】図5は、本発明のファクシミリ装置の第2
の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、否定応
答数に基づいて終端回路のインピーダンスを自動設定す
るもので、請求項5及び請求項6に対応するものであ
る。
【0088】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態のファクシミリ装置1と同様のファクシミリ装置に
適用したものであり、本実施の形態の説明においては、
必要に応じて、上記第1の実施の形態の説明で用いた符
号をそのまま用いて説明する。
【0089】ファクシミリ通信においては、非ECM交
信の場合、送信側が画情報を送信した後のQ信号に、受
信側から送信側へ所定の応答信号が返ってくる。すなわ
ち、受信側が画情報を復調し、その結果を判断して、正
常に画情報を受信したか否かで、肯定応答の信号、ある
いは、否定応答の信号を受信側から送信側に送出する。
【0090】すなわち、非ECM交信においては、図5
に示すように、送信側が、受信側を発呼し、受信側は、
CED信号、NSF信号、DIS信号を送出する。
【0091】送信側は、DCS信号を送出した後、TC
F信号を行い、受信側は、TCF信号を受信すると、ト
レーニングチェックを行い、トレーニングチェックを正
常に完了すると、CFR信号を送出する。
【0092】送信側は、CFR信号を受信すると、受信
準備が完了したとして、画情報の送信を開始し、1ペー
ジの画情報の送信を完了して、次ページがあると、MP
S信号(Multi-Page Signal :マルチページ信号)を送
出する。
【0093】受信側は、送信されてきた画情報を復調し
て、正常に受信されていると、MCF信号(メッセージ
確認信号)を送出して、送信側から送信されてくる次ペ
ージの画情報を受信するが、画情報の受信にエラーがあ
ると、否定応答であるリトレーニング否定信号(RT
N:Retrain Negative)を送出する。
【0094】送信側は、RTNが送られてくると、画情
報の再送を行って、移行の送信手順を順次実行する。
【0095】そこで、ファクシミリ装置1は、送信側の
場合、画情報を送信した後、否定応答が返ってくると、
当該否定応答を受けた数Fをワークメモリ8に格納し、
この否定応答を受けた数Fに基づいて終端回路23のイ
ンピーダンスの選択・決定を行う。
【0096】いま、インピーダンスを「高い」に設定し
たときの否定応答を受けた数Fが、1回であり、インピ
ーダンスを「普通」に設定したときの否定応答を受けた
数Fが、5回であり、インピーダンスを「低い」に設定
したときの否定応答を受けた数Fが、7回であったとす
ると、CPU14は、これらの否定応答を受けた数Fを
ワークメモリ8に格納し、ワークメモリ8に格納した否
定応答を受けた数Fの最も少ないインピーダンスを通信
制御部10の終端回路23のインピーダンスとして設定
する。
【0097】すなわち、通信回線Lに接続された交換機
と端末であるファクシミリ装置1とのインピーダンスが
適切であると、否定応答を受けた数Fが少なくなるた
め、否定応答を受けた数Fが、最も少ないインピーダン
スが通信回線Lに最適なインピーダンスとなる。
【0098】そこで、CPU14は、上記ワークメモリ
8に格納した各インピーダンスでの否定応答を受けた数
Fのうち、否定応答を受けた数Fの最も少ないときのイ
ンピーダンスを終端回路23のインピーダンスとして設
定する。
【0099】例えば、上記例では、インピーダンスを
「高い」に設定したときの否定応答を受けた数Fが最も
少ないため、CPU14は、終端回路23のインピーダ
ンスとして、「高い」を設定する。
【0100】このように、本実施の形態のファクシミリ
装置1は、非ECM方式での送信時に、送信した画像デ
ータにエラーがある場合に受信側から送られてくる否定
応答の数に基づいて終端回路23のインピーダンスを選
択・設定している。
【0101】したがって、接続された通信回線Lに適し
た終端回路23を自動的に設定することができ、ノイズ
などの影響を受けにくくして、エラーの少ない通信を簡
単かつ容易に行うことができる。
【0102】また、非ECM交信の場合、上述のよう
に、受信側では、画情報を受信し復調して初めてエラー
があるかどうか判断することができる。
【0103】そこで、ファクシミリ装置1が受信側であ
るときには、受信した画情報を復調して、その結果エラ
ーと判断した回数Gをワークメモリ8に格納し、このエ
ラーラインとなった数Gに基づいて、終端回路23のイ
ンピーダンスを選択・設定する。
【0104】いま、インピーダンスを「高い」に設定し
たときのエラーラインとなった数Gが、10であり、イ
ンピーダンスを「普通」に設定したときのエラーライン
となった数Gが、15であり、インピーダンスを「低
い」に設定したときのエラーラインとなった数Gが、2
5であったとすると、CPU14は、これらのエラーラ
インとなった数Gをワークメモリ8に格納し、ワークメ
モリ8に格納したエラーラインとなった数Gの最も少な
いインピーダンスを通信制御部10の終端回路23のイ
ンピーダンスとして設定する。
【0105】すなわち、通信回線Lに接続された交換機
と端末であるファクシミリ装置1とのインピーダンスが
適切であると、エラーラインとなった数Gが少なくなる
ため、エラーラインとなった数Gが、最も少ないインピ
ーダンスが通信回線Lに最適なインピーダンスとなる。
【0106】そこで、CPU14は、上記ワークメモリ
8に格納した各インピーダンスでのエラーラインとなっ
た数Gのうち、エラーラインとなった数Gの最も少ない
ときのインピーダンスを終端回路23のインピーダンス
として設定する。
【0107】例えば、上記例では、インピーダンスを
「高い」に設定したときのエラーラインとなった数Gが
最も少ないため、CPU14は、終端回路23のインピ
ーダンスとして、「高い」を設定する。
【0108】このように、本実施の形態のファクシミリ
装置1は、非ECM方式での受信時に、送信されてきた
画像データにエラーがある場合に、当該エラーライン数
に基づいて終端回路23のインピーダンスを選択・設定
している。
【0109】したがって、接続された通信回線Lに適し
た終端回路23を自動的に設定することができ、ノイズ
などの影響を受けにくくして、エラーの少ない通信を簡
単かつ容易に行うことができる。
【0110】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0111】
【発明の効果】請求項1記載の発明のファクシミリ装置
によれば、発呼時に送出する送信信号の送出レベルと当
該送信信号の回り込み信号の受信レベルとのレベル差を
検出し、当該レベル差に基づいて、切換可能な複数のイ
ンピーダンスを有した終端回路のインピーダンスを選択
・設定するので、接続された通信回線に適した終端回路
を自動的に設定することができ、ノイズなどの影響を受
けにくくして、エラーの少ない通信を簡単かつ容易に行
うことができる。
【0112】請求項2記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、着呼時に送出する送信信号の送出レベルと当該
送信信号の回り込み信号の受信レベルとのレベル差を検
出し、当該レベル差に基づいて終端回路のインピーダン
スを選択・設定するので、接続された通信回線に適した
終端回路を自動的に設定することができ、ノイズなどの
影響を受けにくくして、エラーの少ない通信を簡単かつ
容易に行うことができる。
【0113】請求項3記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、ECM方式での送信時に、受信側から通知され
るエラーフレーム数に基づいて、終端回路のインピーダ
ンスを選択・設定するので、接続された通信回線に適し
た終端回路を自動的に設定することができ、ノイズなど
の影響を受けにくくして、エラーの少ない通信を簡単か
つ容易に行うことができる。
【0114】請求項4記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、ECM方式での受信時に、当該受信した画像デ
ータフレームのうちエラーフレーム数に基づいて、終端
回路のインピーダンスを選択・設定するので、接続され
た通信回線に適した終端回路を自動的に設定し、ノイズ
などの影響を受けにくくして、エラーの少ない通信を簡
単かつ容易に行うことができる。
【0115】請求項5記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、非ECM方式での送信時に、送信した画像デー
タにエラーがある場合に受信側から送られてくる否定応
答の数に基づいて終端回路のインピーダンスを選択・設
定するので、接続された通信回線に適した終端回路を自
動的に設定することができ、ノイズなどの影響を受けに
くくして、エラーの少ない通信を簡単かつ容易に行うこ
とができる。
【0116】請求項6記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、非ECM方式での受信時に、送信されてきた画
像データにエラーがある場合に、当該エラーライン数に
基づいて終端回路のインピーダンスを選択・設定するの
で、接続された通信回線に適した終端回路を自動的に設
定することができ、ノイズなどの影響を受けにくくし
て、エラーの少ない通信を簡単かつ容易に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の第1の実施の形態
を適用したファクシミリ装置の回路ブロック図。
【図2】図1の通信制御部の詳細な回路ブロック図。
【図3】図1のファクシミリ装置によるファクシミリ通
信手順を示す図。
【図4】本発明のファクシミリ装置の第2の実施の形態
を適用したファクシミリ装置によるECM交信時のファ
クシミリ通信手順を示す図。
【図5】本発明のファクシミリ装置の第3の実施の形態
を適用したファクシミリ装置による非ECM交信時のフ
ァクシミリ通信手順を示す図。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 スキャナ 3 原稿センサ 4 プロッタ 5 用紙センサ 6 操作ボード 7 SAF 8 ワークメモリ 9 管理用メモリ 10 通信制御部 11 モデム 12 NCU 13 符号化・復号化部 14 CPU 15 ROM 16 バッファメモリ 17 キャラクタジェネレータ 18 バス 21 アンプ 22 フィルタ 23 終端回路 24 トーンデコーダ 25 DTMFレシーバ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の通信回線に接続され、切換可能な複
    数のインピーダンスを有した終端回路を備え、前記通信
    回線を介して所定のファクシミリ通信手順によりファク
    シミリ通信を行うファクシミリ装置において、発呼時に
    送出する送信信号の送出レベルと当該送信信号の回り込
    み信号の受信レベルとのレベル差を検出し、当該レベル
    差に基づいて前記終端回路のインピーダンスを選択・設
    定することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】所定の通信回線に接続され、切換可能な複
    数のインピーダンスを有した終端回路を備え、前記通信
    回線を介して所定のファクシミリ通信手順によりファク
    シミリ通信を行うファクシミリ装置において、着呼時に
    送出する送信信号の送出レベルと当該送信信号の回り込
    み信号の受信レベルとのレベル差を検出し、当該レベル
    差に基づいて前記終端回路のインピーダンスを選択・設
    定することを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】所定の通信回線に接続され、切換可能な複
    数のインピーダンスを有した終端回路を備え、前記通信
    回線を介してECM方式でファクシミリ通信を行うファ
    クシミリ装置において、送信時に、受信側から通知され
    るエラーフレーム数に基づいて、前記終端回路のインピ
    ーダンスを選択・設定することを特徴とするファクシミ
    リ装置。
  4. 【請求項4】所定の通信回線に接続され、切換可能な複
    数のインピーダンスを有した終端回路を備え、前記通信
    回線を介してECM方式でファクシミリ通信を行うファ
    クシミリ装置において、受信時に、当該受信した画像デ
    ータフレームのうちエラーフレーム数に基づいて、前記
    終端回路のインピーダンスを選択・設定することを特徴
    とするファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】所定の通信回線に接続され、切換可能な複
    数のインピーダンスを有した終端回路を備え、前記通信
    回線を介して所定のファクシミリ通信手順によりファク
    シミリ通信を行うファクシミリ装置において、送信時、
    送信した画像データにエラーがある場合に受信側から送
    られてくる否定応答の数に基づいて前記終端回路のイン
    ピーダンスを選択・設定することを特徴とするファクシ
    ミリ装置。
  6. 【請求項6】所定の通信回線に接続され、切換可能な複
    数のインピーダンスを有した終端回路を備え、前記通信
    回線を介して所定のファクシミリ通信手順によりファク
    シミリ通信を行うファクシミリ装置において、受信時、
    送信されてきた画像データにエラーがある場合に、当該
    エラーライン数に基づいて前記終端回路のインピーダン
    スを選択・設定することを特徴とするファクシミリ装
    置。
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