JPH0955377A - 素子分離方法 - Google Patents

素子分離方法

Info

Publication number
JPH0955377A
JPH0955377A JP20448795A JP20448795A JPH0955377A JP H0955377 A JPH0955377 A JP H0955377A JP 20448795 A JP20448795 A JP 20448795A JP 20448795 A JP20448795 A JP 20448795A JP H0955377 A JPH0955377 A JP H0955377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
selective oxidation
polysilicon film
temperature
oxide film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP20448795A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Gocho
哲雄 牛膓
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP20448795A priority Critical patent/JPH0955377A/ja
Publication of JPH0955377A publication Critical patent/JPH0955377A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Local Oxidation Of Silicon (AREA)
  • Element Separation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリシリコン・パッドLOCOS法における
フィールド酸化膜6のエッジ・プロファイルを改善し、
接合リークを低減させる。 【解決手段】 Si基板1の選択酸化マスクM1を構成
するポリシリコン膜パターン3aが選択酸化中に再結晶
化を起こさない様、ポリシリコン膜3に予め選択酸化温
度以上の温度を経るような熱履歴を与えておく。すなわ
ち、選択酸化を1100℃で行うのであれば、少なくと
も1100℃の温度でポリシリコン膜3を成膜するか、
あるいは低温にて成膜したポリシリコン膜もしくはアモ
ルファス・シリコン膜を少なくとも1100℃の温度で
アニールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体デバイスの製
造に適用される素子分離方法に関し、特に素子分離領域
のエッジ・プロファイルを改善する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコン(Si)基板上において多数の
素子形成領域を互いに電気的に分離するための素子分離
領域、いわゆるフィールド酸化膜(SiOx)を形成す
る素子分離技術は、半導体デバイス製造の基礎となるプ
ロセス技術のひとつである。たとえば、大容量メモリ・
デバイスにおいては、フィールド酸化膜の幅(すなわち
素子分離幅)が実質的にメモル・セルの寸法、ひいては
集積度を決定する要因となっている。また、フィールド
酸化膜は、そのエッジ部における電界集中、あるいはそ
の形成時に生じた基板残留ストレスに起因する接合リー
ク電流等、回路特性にも大きな影響を与える。したがっ
て素子分離技術は、寸法、形状、回路特性等のあらゆる
観点から検討される必要がある。
【0003】素子分離方法としては、従来よりLOCO
S(LOCal Oxidation of Silicon)法が広く用いられて
いる。これは、Si基板上に薄いパッド酸化膜(SiO
x)を介して選択的に窒化シリコン膜からなるマスクを
形成した状態で、該Si基板の熱酸化を行い、フィール
ド酸化膜(SiOx)を形成する方法である。上記パッ
ド酸化膜は、Si基板と窒化シリコン膜(SiN)との
間の応力を緩和するために設けられている。
【0004】しかし、LOCOS法ではこのパッド酸化
膜が存在するために、フィールド酸化膜のエッジが窒化
シリコン膜の下へ入り込んで遷移領域が形成され、素子
形成領域とフィールド酸化膜との間の境界が不明瞭とな
る。この遷移領域は、その断面形状にちなんでバーズ・
ビーク(鳥の嘴)と呼ばれている。大容量メモリ・デバ
イスでは、フィールド酸化膜にも最小加工寸法が適用さ
れているので、バーズ・ビークによりフィールド酸化膜
の寸法変換差が拡大することは、高集積化の妨げとな
る。また、MOSトランジスタのドレイン電流を予測し
難くする原因ともなる。
【0005】バーズビーク長を縮小するには、パッド酸
化膜の膜厚とフィールド酸化量の低減が有効であること
が一般に知られている。しかしながら、これらの対策で
はストレスによる結晶欠陥をシリコン基板内に発生させ
易く、リーク電流を増大させてたとえばDRAMのデー
タ保持時間を劣化させる等の問題を生ずる。
【0006】かかる問題を解決するための改良法のひと
つとして、ポリシリコン・パッドLOCOS法(PPL
法)が提案されている。PPL法とは、上記パッド酸化
膜と窒化シリコン膜との間にさらにポリシリコン膜を挟
んだ選択酸化マスクを用いる方法であり、SRAMやA
SIC用メモリ等の半導体デバイスの製造に既に導入さ
れている。この方法を、図10ないし図14を参照しな
がら説明する。
【0007】図10は、Si基板21上に薄いパッド酸
化膜22(SiOx)を介してポリシリコン膜23(p
olySi)を積層した状態を示す。このポリシリコン
膜23は、たとえばSiH4 を原料ガスとして600℃
近傍の基板加熱温度にてLPCVDを行うことにより成
膜される。このポリシリコン膜23の上に、さらに図1
1に示されるような窒化シリコン膜24(SiN)を積
層する。続いて、図12に示されるように、レジスト・
パターン25(PR)をマスクとして上記窒化シリコン
膜24とポリシリコン膜23とパッド酸化膜22とをパ
ターニングする。このようにして形成された窒化シリコ
ン膜パターン24a、ポリシリコン膜パターン23a、
およびパッド酸化膜パターン22aの三者が選択酸化マ
スクM2を構成する。
【0008】この選択酸化マスクM2を介してシリコン
基板21の選択酸化を行うと、図13に示されるような
フィールド酸化膜26(SiOx)が形成される。この
フィールド酸化膜26のエッジ部には、上下2段に分か
れたバーズビーク27U ,27L が形成される。かかる
PPL法で形成されるバーズビーク27U ,27L は、
LOCOS法で形成されるものに比べて長さが短い。な
お、この選択酸化は、950℃程度の温度でも進行する
が、近年では更なるバーズビークの抑制を目的として1
100℃以上の高温領域で行われることもある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、Si基板の
酸化反応が反応律速領域から拡散律速領域へ移行する臨
界点は1000〜1050℃付近にあり、前述の高温領
域における選択酸化ではSi−SiOx界面における粘
性流動が促進されてバーズビークが縮小されるものと考
えられている。しかし、かかる高温領域では同時にポリ
シリコンの再結晶化も進行し、図13に示される段階で
は、ポリシリコン膜パターン23aは大粒径ポリシリコ
ン膜パターン23bに変化する。
【0010】かかる再結晶化は、フィールド酸化膜26
のエッジ・プロファイルに影響を及ぼす。図14は、選
択酸化マスクM2を除去した後の基体の状態を示してお
り、(a)は断面図、(b)は斜視図である。この斜視
図に示されるように、フィールド酸化膜26のエッジ・
プロファイルには不規則な凹凸が生じ易い。これは、ポ
リシリコン膜パターン23bの内部で結晶粒の面方位が
一定しておらず、かつ、該ポリシリコン膜パターン23
bのエッジ部におけるフィールド酸化膜26の成長速度
がこの面方位に依存して局部的に変動するためである。
この凹凸は、ポリシリコン膜パターン23bの結晶粒が
大きく成長するほど顕著となる。また、この結晶粒の成
長は、成膜時の温度と選択酸化時の温度の差が大きいほ
ど顕著となる。
【0011】上述のような凹凸は、ナロー・チャネル耐
性、パンチスルー耐性、接合リーク耐性を劣化させる原
因となるので、今後より一層の微細化,高集積化が進行
した半導体デバイスにおいてはその解消が不可欠であ
る。そこで本発明は、PPL法においても、ポリシリコ
ン膜の再結晶化に起因するフィールド酸化膜のエッジ・
プロファイルの劣化を抑制することが可能な素子分離方
法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の素子分離方法
は、上述の目的を達成するために提案されるものであ
り、PPL法において選択酸化マスクの構成材料として
用いられるポリシリコン膜の選択酸化中の再結晶化を防
止するために、前記選択酸化時の基板加熱温度と少なく
とも同じ温度を経るような熱履歴を、選択酸化前にポリ
シリコン膜に対して与えるものである。
【0013】かかる熱履歴は、選択酸化より以前であれ
ば、(a)前記ポリシリコン膜の成膜時、(b)前記ポ
リシリコン膜の成膜後、のいずれの段階で与えても良
い。上記(a)の場合の具体的手段としては、選択酸化
時の基板加熱温度、もしくはそれ以上の温度でポリシリ
コン膜の気相成長を行うことが挙げられる。このとき、
ポリシリコン膜の表面モホロジーを改善するために、予
め下地膜としてアモルファス・シリコン膜をパッド酸化
膜の上に形成しておくことが、特に好適である。一方、
上記(b)の具体的手段としては、従来と同等の低温領
域で多結晶状ないし非晶質状のシリコン膜を成膜した
後、選択酸化時の基板加熱温度、もしくはそれ以上の温
度でアニールを行うことが挙げられる。
【0014】
【発明の実施の形態】選択酸化時の基板加熱温度、もし
くはそれ以上の温度で成膜されたポリシリコン膜、ある
いは低温成膜後であっても同様の温度でのアニールを一
旦経た多結晶状ないし非晶質状のシリコン膜は、後工程
における選択酸化がその温度以下で行われる限り、選択
酸化中に再結晶化を起こすことがない。したがって、本
発明によれば、エッジ・プロファイルの滑らかな素子分
離領域(フィールド酸化膜)を形成し、これによりナロ
ー・チャネル耐性、パンチスルー耐性、接合リーク耐性
等、半導体デバイスの回路特性を改善することができ
る。
【0015】なお、本発明はシリコン基板の選択酸化中
におけるポリシリコン膜の再結晶化を防止するものであ
るから、ポリシリコン膜に対しては選択酸化時の基板加
熱温度と同じ温度で熱履歴が与えられれば実用上は十分
である。しかし、これよりも高い温度を採用する場合、
その温度の上限はシリコン基板の耐熱温度により自ずと
制限される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
する。
【0017】実施例1 本実施例では、選択酸化マスクを構成するポリシリコン
膜のCVD成膜温度と選択酸化温度とを、共に1100
℃とした。本発明のプロセスを、図1ないし図5を参照
しながら説明する。
【0018】まず、図1に示されるように、Si基板1
上に厚さ約5nmのパッド酸化膜2(SiOx)と、厚
さ約48nmのポリシリコン膜3(polySi)とを
順次積層した。ここで、上記パッド酸化膜2は、たとえ
ば850℃でパイロジェニック酸化を行うことにより形
成した。また、上記ポリシリコン膜3はLPCVD法に
より、一例として SiH4 流量 100 SCCM He流量 2000 SCCM 圧力 30 Pa 基板加熱温度 1100 ℃ なる条件で成膜した。上記基板加熱温度は、従来の一般
的なポリシリコン膜の成膜温度(600℃近傍)よりも
はるかに高く、この時点でかなりの程度まで結晶粒成長
が完了している。
【0019】次に、図2に示されるように、上記ポリシ
リコン膜3の上に厚さ約100nm窒化シリコン膜4
(SiN)を成膜した。この窒化シリコン膜4の成膜条
件は、従来からの典型的な条件で良く、たとえば次のよ
うなLPCVD条件 SiH2 Cl2 流量 50 SCCM NH3 流量 200 SCCM 圧力 70 Pa 基板加熱温度 760 ℃ を採用した。
【0020】次に、図3に示されるように、上記窒化シ
リコン膜4の上に通常のフォトリソグラフィ技術により
レジスト・パターン5(PR)を形成した。このレジス
ト・パターンの開口幅はたとえば0.4μmとした。続
いて、上記レジスト・パターン5をマスクとして上記窒
化シリコン膜4、ポリシリコン膜3、パッド酸化膜2を
一括してドライエッチングした。このエッチングは、マ
グネトロンRIE装置を用い、たとえば下記の条件 c−C48 流量 5 SCCM O2 流量 4 SCCM Ar流量 100 SCCM 圧力 2.7 Pa RFパワー 1000 W(13.56 MHz) 基板加熱温度 30 ℃ で行った。これにより、窒化シリコン膜パターン4a、
ポリシリコン膜パターン3a、パッド酸化膜パターン2
aからなる選択酸化マスクM1を形成した。
【0021】次に、この選択酸化マスクM1を介してS
i基板1の選択酸化を行い、図4に示されるようなフィ
ールド酸化膜6(SiOx)を形成した。このフィール
ド酸化膜6には、上下2段にバーズビーク7U ,7L
発生しているが、これらバーズビーク7U ,7L の長さ
は、従来のLOCOS法で発生するものよりもはるかに
短い。上記フィールド酸化膜6の幅、すなわち素子分離
幅は、約0.5μmであった。
【0022】次に、熱リン酸溶液処理を行って窒化シリ
コン膜パターン4aを除去し、水酸化カリウム溶液処理
を行ってポリシリコン膜パターン3aを除去し、さらに
希フッ酸溶液処理を行ってパッド酸化膜パターン2aを
除去した。このようにして選択酸化マスクM1を除去し
た段階における基体の断面図を図5(a)に、また斜視
図を図5(b)に示す。特に図5(b)より明らかなよ
うに、フィールド酸化膜6のエッジ・プロファイルは滑
らかであり、従来問題となっていたような凹凸は観察さ
れなかった。これは、ポリシリコン成膜時と選択酸化時
の基板加熱温度を等しくしたために、選択酸化時におけ
るポリシリコン膜パターン3aの再結晶化を抑制するこ
とができたからである。
【0023】このようにして形成されたフィールド酸化
膜6はまた、従来のPPL法により形成された素子分離
長の等しいフィールド酸化膜に比べ、回路特性の向上を
もたらした。たとえば、このフィールド酸化膜6を挟む
両側の素子形成領域に1021/cm3 のオーダーで砒素
(As)を含むn+ 型の不純物拡散領域を形成し、該フ
ィールド酸化膜6の直下には1018/cm3 のオーダー
でホウ素(B)を含むp+ のチャネル・ストップ領域を
形成して接合リーク電流を測定したところ、結果は良好
であり、単位ペリフェリ長あたりのリーク電流は従来の
100FA/μmに比べ、1FA/μmに改善された。
【0024】実施例2 前述の実施例1では、パッド酸化膜2上に直接に高温プ
ロセスにてポリシリコン膜3を形成したが、本実施例で
はポリシリコン膜の成膜前に薄いアモルファス・シリコ
ン膜を成膜した。
【0025】すなわち、図6に示されるように、パッド
酸化膜2の上にはまず、厚さ約4nmのアモルファス・
シリコン膜8(a−Si:H)をLPCVDにより成膜
した。このときの成膜条件は、たとえば SiH4 流量 500 SCCM He流量 30 SCCM 圧力 266 Pa 基板加熱温度 550 ℃ とした。
【0026】次に、実施例1で上述したごとく、110
0℃におけるLPCVDを行い、図7に示されるごと
く、厚さ約44nmのポリシリコン膜9を形成した。こ
のとき、アモルファス・シリコンの結晶化も同時に進行
してポリシリコンに変化するため、最終的にはパッド酸
化膜2の上にポリシリコン膜9の単層膜が形成されるこ
とになる。このようにして形成されたポリシリコン膜9
の表面モホロジーは、高温プロセスによりパッド酸化膜
2上に直接形成された実施例1のポリシリコン膜3のそ
れに比べて改善されていた。
【0027】この後の窒化シリコン膜の成膜工程、パタ
ーニングによる選択酸化マスクの形成工程、選択酸化工
程は、すべて実施例1で上述したとおりである。本実施
例では、ポリシリコン膜9のLPCVD温度とシリコン
基板1の選択酸化温度とが等しいため、選択酸化時にお
けるポリシリコン膜9の再結晶化が抑制され、エッジ・
プロファイルが良好で、回路特性の向上をもたらすフィ
ールド酸化膜を形成することができた。
【0028】実施例3 本実施例では、低温領域で成膜したポリシリコン膜を、
選択酸化前に高温領域にてアニールした。
【0029】すなわち、図8に示されるように、パッド
酸化膜2の上にはまず、厚さ約48nmのポリシリコン
膜10(polySi)をLPCVDにより成膜した。
このときの成膜条件は従来のPPL法と同じであり、た
とえば SiH4 流量 500 SCCM He流量 30 SCCM 圧力 266 Pa 基板加熱温度 610 ℃ とした。このポリシリコン膜10は、結晶粒径が比較的
小さい。
【0030】次に、たとえばN2 雰囲気中、1100
℃,30分間のアニールを行った。この結果、図9に示
されるように、ポリシリコン膜10は大粒径のポリシリ
コン膜11に変化した。この大粒径のポリシリコン膜1
1は、実施例1において最初から高温プロセスで成膜さ
れたポリシリコン膜3に比べて粒径が大きく、また表面
モホロジーも改善されていた。
【0031】この後の窒化シリコン膜の成膜工程、パタ
ーニングによる選択酸化マスクの形成工程、選択酸化工
程は、すべて実施例1で上述したとおりである。本実施
例では、選択酸化前にポリシリコン膜10が同じ温度に
おけるアニールを経て大粒径化されているため、選択酸
化時における再結晶化が抑制された。この結果、エッジ
・プロファイルが良好で、回路特性の向上をもたらすフ
ィールド酸化膜を形成することができた。
【0032】以上、3例の実施例を挙げて説明したが、
本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではな
い。たとえば、上述の実施例3では、低温成膜された小
粒径のポリシリコン膜を高温アニールにより大粒径のポ
リシリコン膜に変化させたが、アモルファス・シリコン
膜を高温アニールにより大粒径のポリシリコン膜に変化
させても良い。この他、各膜の厚さ、成膜条件、エッチ
ング条件等の細部は適宜変更・選択が可能である。
【0033】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、PPL法で問題となっていたポリシリコン
膜の再結晶化に起因するフィールド酸化膜のエッジ・プ
ロファイルを改善することができる。したがって、バー
ズビークを縮小できるPPL法の本来のメリットに加
え、素子形成領域に形成される半導体デバイスの回路特
性を向上させることができる。本発明は、半導体デバイ
スの微細化、高集積化、高信頼化に大きく貢献するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したPPL法のプロセス例におい
て、Si基板上にパッド酸化膜を介してポリシリコン膜
を高温成膜した状態を示す模式的断面図である。
【図2】図1のポリシリコン膜上に窒化シリコン膜を成
膜した状態を示す模式的断面図である。
【図3】図2の窒化シリコン膜およびポリシリコン膜を
パターニングして選択酸化マスクを形成した状態を示す
模式的断面図である。
【図4】図3のSi基板の選択酸化を行って素子分離領
域を形成した状態を示す模式的断面図である。
【図5】選択酸化マスクを除去した状態を示す図であっ
て、(a)はその模式的断面図、(b)はその斜視図で
ある。
【図6】本発明を適用したPPL法の他のプロセス例に
おいて、アモルファス・シリコン膜の成膜工程を示す模
式的断面図である。
【図7】図6のアモルファス・シリコン膜上にポリシリ
コン膜の高温成膜を行い、全体をポリシリコン膜とした
状態を示す模式的断面図である。
【図8】本発明を適用したPPL法のさらに他のプロセ
ス例において、ポリシリコン膜の低温成膜を行った状態
を示す模式的断面図である。
【図9】図8のポリシリコン膜の大粒径化アニールを行
った状態を示す模式的断面図である。
【図10】従来のPPL法において、Si基板上にパッ
ド酸化膜を介してポリシリコン膜を低温成膜した状態を
示す模式的断面図である。
【図11】図10のポリシリコン膜上に窒化シリコン膜
を成膜した状態を示す模式的断面図である。
【図12】図11の窒化シリコン膜およびポリシリコン
膜をパターニングして選択酸化マスクを形成した状態を
示す模式的断面図である。
【図13】図12のSi基板の選択酸化を行って素子分
離領域を形成した状態を示す模式的断面図である。
【図14】選択酸化マスクを除去し、フィールド酸化膜
のエッジ・プロファイルに不規則な凹凸が観察される状
態を示す図であって、(a)はその模式的断面図、
(b)はその斜視図である。
【符号の説明】
1 Si基板 2 パッド酸化膜 3,9,11 (高温プロセスを経た)ポリシリコン膜 4 窒化シリコン膜 6 フィールド酸化膜 7U ,7L バーズビーク 8 アモルファス・シリコン膜 10 (低温成膜された)ポリシリコン膜 M1 選択酸化マスク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化シリコン膜とポリシリコン膜と窒化
    シリコン膜とがこの順に積層されてなる複合膜をマスク
    としてシリコン基板の選択酸化を行うことにより素子分
    離領域を形成する素子分離方法であって、 前記選択酸化時の基板加熱温度と少なくとも同じ温度を
    経るような熱履歴を、該選択酸化前の前記ポリシリコン
    膜に対して与える素子分離方法。
  2. 【請求項2】 前記ポリシリコン膜を、前記選択酸化時
    の基板加熱温度と少なくとも同じ温度にて気相成長を行
    うことにより前記酸化シリコン膜上に成膜する請求項1
    記載の素子分離方法。
  3. 【請求項3】 前記ポリシリコン膜の成膜前に、前記酸
    化シリコン膜上に予めアモルファス・シリコン膜を成膜
    しておく請求項2記載の素子分離方法。
  4. 【請求項4】 前記ポリシリコン膜は、前記選択酸化時
    の基板加熱温度よりも低い温度にて前記酸化シリコン膜
    上に成膜した多結晶状ないし非晶質状のシリコン膜を、
    該基板加熱温度と少なくとも同じ温度にてアニールする
    ことにより形成する請求項1記載の素子分離方法。
JP20448795A 1995-08-10 1995-08-10 素子分離方法 Withdrawn JPH0955377A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20448795A JPH0955377A (ja) 1995-08-10 1995-08-10 素子分離方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20448795A JPH0955377A (ja) 1995-08-10 1995-08-10 素子分離方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0955377A true JPH0955377A (ja) 1997-02-25

Family

ID=16491346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20448795A Withdrawn JPH0955377A (ja) 1995-08-10 1995-08-10 素子分離方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0955377A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06163532A (ja) 半導体素子分離方法
JP3565993B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH11289087A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPS59165434A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH08203886A (ja) 半導体素子の隔離方法
JPH0955377A (ja) 素子分離方法
JP2001036078A (ja) Mos型トランジスタ及びその製造方法
JP3003598B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3189387B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH11145425A (ja) 半導体素子の製造方法及び半導体装置
JPH04326576A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0832066A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3445929B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3932816B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH06120332A (ja) 半導体装置
JPH0888198A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH1084053A (ja) 半導体記憶装置の製造方法
JPH10321616A (ja) 半導体素子の素子分離絶縁膜形成方法
JP2776109B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR0139890B1 (ko) 반도체 소자의 필드 산화막 제조방법
JPH08139330A (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
JPH0216019B2 (ja)
JPH0578193B2 (ja)
JPH07169951A (ja) 酸化膜形成方法
JPH10303418A (ja) 半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021105