JPH0954905A - 記録アンプおよび記録再生装置 - Google Patents
記録アンプおよび記録再生装置Info
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- JPH0954905A JPH0954905A JP20112195A JP20112195A JPH0954905A JP H0954905 A JPH0954905 A JP H0954905A JP 20112195 A JP20112195 A JP 20112195A JP 20112195 A JP20112195 A JP 20112195A JP H0954905 A JPH0954905 A JP H0954905A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ロータリートランスによって損なわれた記録
信号の低域成分に影響されない記録電流を得る記録アン
プの提供を目的とする。 【解決手段】 この記録アンプ2は、ロータリートラン
ス1を通過した情報信号を波形整形するリミッター3
と、この情報信号のエンベロープを検出するエンベロー
プ検波器4と、エンベロープ値をピークホールドするピ
ークホールド回路6と、ピークホールド値に基づいて波
形整形された情報信号の電流値を増幅するVCA5と、
エンベロープ値と基準電圧8の値とを比較するコンパレ
ーター7と、比較出力に基づいてVCA5で増幅された
情報信号を出力するか否かを制御するイネーブルコント
ロール回路9と、情報信号の電流値を増幅して記録ヘッ
ド11に記録電流を供給する電流増幅器10とを有す
る。
信号の低域成分に影響されない記録電流を得る記録アン
プの提供を目的とする。 【解決手段】 この記録アンプ2は、ロータリートラン
ス1を通過した情報信号を波形整形するリミッター3
と、この情報信号のエンベロープを検出するエンベロー
プ検波器4と、エンベロープ値をピークホールドするピ
ークホールド回路6と、ピークホールド値に基づいて波
形整形された情報信号の電流値を増幅するVCA5と、
エンベロープ値と基準電圧8の値とを比較するコンパレ
ーター7と、比較出力に基づいてVCA5で増幅された
情報信号を出力するか否かを制御するイネーブルコント
ロール回路9と、情報信号の電流値を増幅して記録ヘッ
ド11に記録電流を供給する電流増幅器10とを有す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、ディジ
タルビデオテープレコーダー(以下、ディジタルVTR
という。)に使用して好適な記録アンプに関する。
タルビデオテープレコーダー(以下、ディジタルVTR
という。)に使用して好適な記録アンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ディジタルVTRにおいて
は、ディジタルビデオ信号を記録または再生する際に、
回転型ヘッドの磁気ヘッドが用いられている。磁気ヘッ
ドは回転ドラムに設けられている。回転ドラムは上ドラ
ムの回転体と下ドラムの固定体とを有する。また、この
磁気ヘッドが設けられている回転体と固定体との間には
回転トランス(以下、「ロータリートランス」とい
う。)が設けられている。ロータリートランスは、磁気
ヘッドと回転ドラムの外部の記録回路または再生回路と
の間の信号の伝達を行う。
は、ディジタルビデオ信号を記録または再生する際に、
回転型ヘッドの磁気ヘッドが用いられている。磁気ヘッ
ドは回転ドラムに設けられている。回転ドラムは上ドラ
ムの回転体と下ドラムの固定体とを有する。また、この
磁気ヘッドが設けられている回転体と固定体との間には
回転トランス(以下、「ロータリートランス」とい
う。)が設けられている。ロータリートランスは、磁気
ヘッドと回転ドラムの外部の記録回路または再生回路と
の間の信号の伝達を行う。
【0003】このような信号経路にトランスが介在する
場合には、ディジタル化された信号を記録または再生し
ようとすると、トランスにより信号が微分波形となるた
め、信号中の直流成分およびその近傍の周波数成分が欠
如する。
場合には、ディジタル化された信号を記録または再生し
ようとすると、トランスにより信号が微分波形となるた
め、信号中の直流成分およびその近傍の周波数成分が欠
如する。
【0004】図14は従来の記録アンプの構成を示すブ
ロック図である。まず、この記録アンプの構成を説明す
る。この記録アンプ141は、ロータリートランス14
0を通過した情報信号を波形整形するリミッター142
と、ロータリートランス140を通過した情報信号の包
絡線(以下、「エンベロープ」という。)を検出するエ
ンベロープ検波器143と、エンベロープ検波器143
で検出されたエンベロープ値に基づいてリミッター14
2で波形整形された情報信号の電流値を増幅する可変電
流増幅器144(以下、「VCA」という。)と、エン
ベロープ検波器143で検出されたエンベロープ値と基
準電圧146の値とを比較するコンパレーター145
と、コンパレーター145の比較出力に基づいてVCA
144で増幅された情報信号を出力するか否かを制御す
るイネーブルコントロール回路147と、イネーブルコ
ントロール回路147から出力される情報信号の電流値
を増幅して記録ヘッド149に記録電流を供給する電流
増幅器148とを有する。
ロック図である。まず、この記録アンプの構成を説明す
る。この記録アンプ141は、ロータリートランス14
0を通過した情報信号を波形整形するリミッター142
と、ロータリートランス140を通過した情報信号の包
絡線(以下、「エンベロープ」という。)を検出するエ
ンベロープ検波器143と、エンベロープ検波器143
で検出されたエンベロープ値に基づいてリミッター14
2で波形整形された情報信号の電流値を増幅する可変電
流増幅器144(以下、「VCA」という。)と、エン
ベロープ検波器143で検出されたエンベロープ値と基
準電圧146の値とを比較するコンパレーター145
と、コンパレーター145の比較出力に基づいてVCA
144で増幅された情報信号を出力するか否かを制御す
るイネーブルコントロール回路147と、イネーブルコ
ントロール回路147から出力される情報信号の電流値
を増幅して記録ヘッド149に記録電流を供給する電流
増幅器148とを有する。
【0005】次に、このように構成された記録アンプの
動作を以下に説明する。図15は従来の記録アンプの動
作を示す波形図である。Aは回転ドラムの外部の記録回
路から供給される記録信号である。記録信号Aは、ゼロ
ボルトを中心に所定の振幅を有する高周波信号であり、
低域成分の多い部分150を一部に有する。記録信号A
は、ロータリートランス140の固定体の下ドラムに供
給される。ロータリートランス140は記録信号に所定
のハイパス特性を付与したロータリートランス出力信号
を回転体の上ドラムに設けられた記録アンプ141に供
給する。Bはロータリートランス140の出力信号であ
る。ロータリートランス出力信号Bは、ゼロボルトを中
心に所定の振幅を有する高周波信号であり、低域成分の
振幅変動部分151を有する。ロータリートランス出力
信号B中の低域成分の振幅変動部分151は記録信号中
の低域成分の多い部分150に対応する。この低域変動
は波形劣化となる。
動作を以下に説明する。図15は従来の記録アンプの動
作を示す波形図である。Aは回転ドラムの外部の記録回
路から供給される記録信号である。記録信号Aは、ゼロ
ボルトを中心に所定の振幅を有する高周波信号であり、
低域成分の多い部分150を一部に有する。記録信号A
は、ロータリートランス140の固定体の下ドラムに供
給される。ロータリートランス140は記録信号に所定
のハイパス特性を付与したロータリートランス出力信号
を回転体の上ドラムに設けられた記録アンプ141に供
給する。Bはロータリートランス140の出力信号であ
る。ロータリートランス出力信号Bは、ゼロボルトを中
心に所定の振幅を有する高周波信号であり、低域成分の
振幅変動部分151を有する。ロータリートランス出力
信号B中の低域成分の振幅変動部分151は記録信号中
の低域成分の多い部分150に対応する。この低域変動
は波形劣化となる。
【0006】ロータリートランス出力信号Bの一方はリ
ミッター142に供給される。リミッター142はロー
タリートランス出力信号Bに所定の振幅制限を行う。C
はリミッター出力信号である。波形整形されたリミッタ
ー出力信号CはVCA144に供給される。リミッター
出力信号Cは、ゼロボルトを中心に一定の振幅を有する
高周波信号であり、低域成分の多い部分152を一部に
有する。リミッター出力信号C中の低域成分の多い部分
152は記録信号A中の低域成分の多い部分150に対
応する。リミッター142はロータリートランス140
によって損なわれた記録信号Aの低域成分を復元してい
る。
ミッター142に供給される。リミッター142はロー
タリートランス出力信号Bに所定の振幅制限を行う。C
はリミッター出力信号である。波形整形されたリミッタ
ー出力信号CはVCA144に供給される。リミッター
出力信号Cは、ゼロボルトを中心に一定の振幅を有する
高周波信号であり、低域成分の多い部分152を一部に
有する。リミッター出力信号C中の低域成分の多い部分
152は記録信号A中の低域成分の多い部分150に対
応する。リミッター142はロータリートランス140
によって損なわれた記録信号Aの低域成分を復元してい
る。
【0007】ロータリートランス出力信号Bの他方はエ
ンベロープ検波器143に供給される。エンベロープ検
波器143はロータリートランス出力信号Bのプラス方
向のエンベロープを検出する。Dはエンベロープ検波出
力信号である。エンベロープ検波出力信号DはVCA1
44およびコンパレーター145に供給される。エンベ
ロープ検波出力信号Dは、ゼロボルトからプラス方向の
レベル信号であり、エンベロープ変動部分153を一部
に有する。エンベロープ検波出力信号D中のエンベロー
プ変動部分153はロータリートランス出力信号B中の
低域成分の振幅変動部分151に対応する。エンベロー
プ変動部分153は低下変動のみである。
ンベロープ検波器143に供給される。エンベロープ検
波器143はロータリートランス出力信号Bのプラス方
向のエンベロープを検出する。Dはエンベロープ検波出
力信号である。エンベロープ検波出力信号DはVCA1
44およびコンパレーター145に供給される。エンベ
ロープ検波出力信号Dは、ゼロボルトからプラス方向の
レベル信号であり、エンベロープ変動部分153を一部
に有する。エンベロープ検波出力信号D中のエンベロー
プ変動部分153はロータリートランス出力信号B中の
低域成分の振幅変動部分151に対応する。エンベロー
プ変動部分153は低下変動のみである。
【0008】エンベロープ検波出力信号Dの一方はVC
A144に供給される。VCA144はエンベロープ検
波出力信号Dのレベルに基づいてリミッター出力信号C
の電流増幅をする。FはVCA出力信号である。VCA
出力信号Fはイネーブルコントロール回路147に供給
される。VCA出力信号Fは、ゼロボルトを中心に所定
の振幅を有する信号であり、出力変動部分154を一部
に有する。VCA出力信号F中の出力変動部分154は
エンベロープ検波出力信号D中のエンベロープ変動部分
153に対応する。VCA144はリミッター142で
一定となった信号の振幅を可変にする。
A144に供給される。VCA144はエンベロープ検
波出力信号Dのレベルに基づいてリミッター出力信号C
の電流増幅をする。FはVCA出力信号である。VCA
出力信号Fはイネーブルコントロール回路147に供給
される。VCA出力信号Fは、ゼロボルトを中心に所定
の振幅を有する信号であり、出力変動部分154を一部
に有する。VCA出力信号F中の出力変動部分154は
エンベロープ検波出力信号D中のエンベロープ変動部分
153に対応する。VCA144はリミッター142で
一定となった信号の振幅を可変にする。
【0009】エンベロープ検波出力信号Dの他方はコン
パレーター145に供給される。Gはコンパレーター出
力信号である。コンパレーター145はエンベロープ検
波出力信号Dを基準電圧146と比較して、基準電圧1
46より大きい信号をコンパレーター出力信号Gとして
出力する。コンパレーター出力信号Gはイネーブルコン
トロール回路147に供給される。基準電圧146はエ
ンベロープ検波出力信号D中のエンベロープ変動部分の
低下変動153より低い値である。コンパレーター出力
信号Gはゼロボルトからプラス方向の基準電圧146ま
での矩形波信号であり、矩形波の幅はエンベロープ検波
出力信号Dの基準電圧146より大きい部分に対応す
る。コンパレーター145は記録信号Aの存在する部分
と存在しない部分とを検出してイネーブルコントロール
回路147を制御するコンパレーター出力信号Gを得
る。
パレーター145に供給される。Gはコンパレーター出
力信号である。コンパレーター145はエンベロープ検
波出力信号Dを基準電圧146と比較して、基準電圧1
46より大きい信号をコンパレーター出力信号Gとして
出力する。コンパレーター出力信号Gはイネーブルコン
トロール回路147に供給される。基準電圧146はエ
ンベロープ検波出力信号D中のエンベロープ変動部分の
低下変動153より低い値である。コンパレーター出力
信号Gはゼロボルトからプラス方向の基準電圧146ま
での矩形波信号であり、矩形波の幅はエンベロープ検波
出力信号Dの基準電圧146より大きい部分に対応す
る。コンパレーター145は記録信号Aの存在する部分
と存在しない部分とを検出してイネーブルコントロール
回路147を制御するコンパレーター出力信号Gを得
る。
【0010】イネーブルコントロール回路147はコン
パレーター出力信号Gに基づいてVCA出力信号Fを出
力するか否かを制御する。Hはイネーブルコントロール
出力信号である。イネーブルコントロール出力信号Hは
電流増幅器148に供給される。イネーブルコントロー
ル出力信号Hは、ゼロボルトを中心に所定の振幅を有す
る信号であり、出力変動部分155を一部に有する。イ
ネーブルコントロール出力信号H中の出力変動部分15
5はVCA出力信号F中の出力変動部分154に対応す
る。イネーブルコントロール回路147はVCA出力信
号Fをオンまたはオフするように制御して、記録のオン
またはオフを制御する。
パレーター出力信号Gに基づいてVCA出力信号Fを出
力するか否かを制御する。Hはイネーブルコントロール
出力信号である。イネーブルコントロール出力信号Hは
電流増幅器148に供給される。イネーブルコントロー
ル出力信号Hは、ゼロボルトを中心に所定の振幅を有す
る信号であり、出力変動部分155を一部に有する。イ
ネーブルコントロール出力信号H中の出力変動部分15
5はVCA出力信号F中の出力変動部分154に対応す
る。イネーブルコントロール回路147はVCA出力信
号Fをオンまたはオフするように制御して、記録のオン
またはオフを制御する。
【0011】電流増幅器148はイネーブルコントロー
ル出力信号Hの電流増幅を行って、記録電流を出力す
る。記録電流は記録ヘッド149に供給される。記録ヘ
ッド149は記録電流の値により磁気テープに磁気記録
を行う。したがって、回転ドラム内では、記録信号と記
録アンプ141のIC回路に供給する図示しない電源以
外には特に制御信号を必要とせず、記録電流値の制御お
よび記録状態のオンまたはオフの制御を行うことができ
る。
ル出力信号Hの電流増幅を行って、記録電流を出力す
る。記録電流は記録ヘッド149に供給される。記録ヘ
ッド149は記録電流の値により磁気テープに磁気記録
を行う。したがって、回転ドラム内では、記録信号と記
録アンプ141のIC回路に供給する図示しない電源以
外には特に制御信号を必要とせず、記録電流値の制御お
よび記録状態のオンまたはオフの制御を行うことができ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の記録
アンプ141では、ロータリートランス140によって
損なわれた記録信号Aの低域成分150を復元しないで
エンベロープ検波出力信号Dを得ているので、VCA出
力信号Fおよびイネーブルコントロール出力信号Hに出
力変動部分155が現れ、この記録信号Aの低域変動1
51により記録信号Aが劣化するという不都合があっ
た。
アンプ141では、ロータリートランス140によって
損なわれた記録信号Aの低域成分150を復元しないで
エンベロープ検波出力信号Dを得ているので、VCA出
力信号Fおよびイネーブルコントロール出力信号Hに出
力変動部分155が現れ、この記録信号Aの低域変動1
51により記録信号Aが劣化するという不都合があっ
た。
【0013】ロータリートランス140によって記録信
号Aの低域成分150が損なわれる理由を以下に説明す
る。一般に、ロータリートランス140は図16に示す
ような等価回路で表すことができる。この等価回路は、
入力側の信号源160と、入力抵抗R1と、インダクタ
ンスl1と、インダクタンスl2と、インダクタンスL
と、出力抵抗RLとを有する。このように構成されたロ
ータリートランスの等価回路の動作を説明する。インダ
クタンスl1と、インダクタンスl2とは小さい値であ
るので、図16に示す等価回路は図17のように表すこ
とができる。図17の等価回路は、入力抵抗R1と、イ
ンダクタンスLと、出力抵抗RLとを有する。図17の
等価回路の動作は、ハイパス特性を有する。したがっ
て、ロータリートランス140を通過した記録信号は低
域成分が低下する。
号Aの低域成分150が損なわれる理由を以下に説明す
る。一般に、ロータリートランス140は図16に示す
ような等価回路で表すことができる。この等価回路は、
入力側の信号源160と、入力抵抗R1と、インダクタ
ンスl1と、インダクタンスl2と、インダクタンスL
と、出力抵抗RLとを有する。このように構成されたロ
ータリートランスの等価回路の動作を説明する。インダ
クタンスl1と、インダクタンスl2とは小さい値であ
るので、図16に示す等価回路は図17のように表すこ
とができる。図17の等価回路は、入力抵抗R1と、イ
ンダクタンスLと、出力抵抗RLとを有する。図17の
等価回路の動作は、ハイパス特性を有する。したがっ
て、ロータリートランス140を通過した記録信号は低
域成分が低下する。
【0014】また、低域成分が損なわれたエンベロープ
検波出力信号Dにより記録信号Aが劣化する理由を以下
に説明する。記録アンプ141中のエンベロープ検波回
路143は、図18に示すように構成される。このエン
ベロープ検波回路143は、掛算器180と、ローパス
フィルター(LPF)181とを有する。このエンベロ
ープ検波の動作は、2乗検波により行われる。掛算器1
80は入力信号を2乗する。入力信号を2乗すると直流
成分や高調波成分が現れるので、これを除去するために
ローパスフィルター(LPF)181を通過させる。こ
のようにして、エンベロープ検波が行われる。
検波出力信号Dにより記録信号Aが劣化する理由を以下
に説明する。記録アンプ141中のエンベロープ検波回
路143は、図18に示すように構成される。このエン
ベロープ検波回路143は、掛算器180と、ローパス
フィルター(LPF)181とを有する。このエンベロ
ープ検波の動作は、2乗検波により行われる。掛算器1
80は入力信号を2乗する。入力信号を2乗すると直流
成分や高調波成分が現れるので、これを除去するために
ローパスフィルター(LPF)181を通過させる。こ
のようにして、エンベロープ検波が行われる。
【0015】ところが、ロータリートランス140の固
定体側から供給される記録信号レベルに対してすばやく
記録状態のオンまたはオフの制御を行うために、エンベ
ロープ検波回路143のローパスフィルター(LPF)
181の時定数を伝達特性が早くなるように設定する必
要がある。エンベロープ検波出力信号Dは低域成分の多
い部分でエンベロープ変動153が生じる。このため、
VCA出力信号Fは低域成分の多い部分で出力変動15
4が生じてしまい、結果としてエラーレートが低下して
いた。
定体側から供給される記録信号レベルに対してすばやく
記録状態のオンまたはオフの制御を行うために、エンベ
ロープ検波回路143のローパスフィルター(LPF)
181の時定数を伝達特性が早くなるように設定する必
要がある。エンベロープ検波出力信号Dは低域成分の多
い部分でエンベロープ変動153が生じる。このため、
VCA出力信号Fは低域成分の多い部分で出力変動15
4が生じてしまい、結果としてエラーレートが低下して
いた。
【0016】また、この出力変動154を抑えるため
に、エンベロープ検波回路143のローパスフィルター
(LPF)181の時定数を伝達特性が遅くなるように
設定すると、VCA出力信号Fは低域成分の多い部分で
出力変動154が少なくなる。しかし、イネーブルコン
トロール回路147を制御するコンパレーター出力信号
Gの伝達特性が遅くなるため、記録すべき信号の先頭部
分が欠落したり、または記録してはいけない部分に記録
してしまうという不都合があった。
に、エンベロープ検波回路143のローパスフィルター
(LPF)181の時定数を伝達特性が遅くなるように
設定すると、VCA出力信号Fは低域成分の多い部分で
出力変動154が少なくなる。しかし、イネーブルコン
トロール回路147を制御するコンパレーター出力信号
Gの伝達特性が遅くなるため、記録すべき信号の先頭部
分が欠落したり、または記録してはいけない部分に記録
してしまうという不都合があった。
【0017】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
のであり、ロータリートランスによって損なわれた記録
信号の低域成分に影響されない記録電流を得る記録アン
プの提供を目的とする。
のであり、ロータリートランスによって損なわれた記録
信号の低域成分に影響されない記録電流を得る記録アン
プの提供を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この第1の発明の記録ア
ンプは、情報信号を記録媒体に記録する回転型ヘッドが
設けられている回転体と固定体との間に回転トランスが
設けられ、回転トランスを介して情報信号を回転型ヘッ
ドに供給する記録アンプにおいて、回転トランスから供
給される情報信号を波形整形する波形整形手段と、回転
トランスから供給される情報信号の包絡線を検出する包
絡線検出手段と、包絡線検出手段により検出された包絡
線のピーク値を保持するピーク値保持手段と、ピーク値
保持手段により保持されたピーク値に基づいて波形整形
手段により波形整形された情報信号を増幅する可変電流
増幅手段と、包絡線検出手段により検出された包絡線の
値に基づいて情報信号を回転型ヘッドに供給するか否か
を切り換える切り換え手段とを有し、回転型ヘッドによ
り情報信号を記録媒体に記録する際の記録電流値を制御
するものである。
ンプは、情報信号を記録媒体に記録する回転型ヘッドが
設けられている回転体と固定体との間に回転トランスが
設けられ、回転トランスを介して情報信号を回転型ヘッ
ドに供給する記録アンプにおいて、回転トランスから供
給される情報信号を波形整形する波形整形手段と、回転
トランスから供給される情報信号の包絡線を検出する包
絡線検出手段と、包絡線検出手段により検出された包絡
線のピーク値を保持するピーク値保持手段と、ピーク値
保持手段により保持されたピーク値に基づいて波形整形
手段により波形整形された情報信号を増幅する可変電流
増幅手段と、包絡線検出手段により検出された包絡線の
値に基づいて情報信号を回転型ヘッドに供給するか否か
を切り換える切り換え手段とを有し、回転型ヘッドによ
り情報信号を記録媒体に記録する際の記録電流値を制御
するものである。
【0019】また、この第2の発明の記録アンプは、情
報信号を記録媒体に記録する第1の回転型ヘッドおよび
第2の回転型ヘッドが対向して設けられている回転体と
固定体との間に回転トランスが設けられ、回転トランス
を介して情報信号を第1の回転型ヘッドおよび第2の回
転型ヘッドに供給する記録アンプにおいて、回転トラン
スから供給される情報信号を波形整形する波形整形手段
と、回転トランスから供給される情報信号の包絡線を検
出する包絡線検出手段と、包絡線検出手段により検出さ
れた包絡線のピーク値を保持する第1のピーク値保持手
段と、包絡線検出手段により検出された包絡線のピーク
値を保持する第2のピーク値保持手段と、第1のピーク
値保持手段により保持されたピーク値に基づいて波形整
形手段により波形整形された情報信号を増幅する第1の
可変電流増幅手段と、第2のピーク値保持手段により保
持されたピーク値に基づいて波形整形手段により波形整
形された情報信号を増幅する第2の可変電流増幅手段
と、包絡線検出手段により検出された包絡線の値に基づ
いて情報信号を第1の回転型ヘッドに供給するか否かを
切り換える第1の切り換え手段と、包絡線検出手段によ
り検出された包絡線の値に基づいて情報信号を第2の回
転型ヘッドに供給するか否かを切り換える第2の切り換
え手段と、第1のピーク値保持手段および第1の切り換
え手段、または第2のピーク値保持手段および第2の切
り換え手段の動作を有効にする切り換え制御手段とを有
し、第1の回転型ヘッドまたは第2の回転型ヘッドによ
り情報信号を記録媒体に記録する際の記録電流値を制御
するものである。
報信号を記録媒体に記録する第1の回転型ヘッドおよび
第2の回転型ヘッドが対向して設けられている回転体と
固定体との間に回転トランスが設けられ、回転トランス
を介して情報信号を第1の回転型ヘッドおよび第2の回
転型ヘッドに供給する記録アンプにおいて、回転トラン
スから供給される情報信号を波形整形する波形整形手段
と、回転トランスから供給される情報信号の包絡線を検
出する包絡線検出手段と、包絡線検出手段により検出さ
れた包絡線のピーク値を保持する第1のピーク値保持手
段と、包絡線検出手段により検出された包絡線のピーク
値を保持する第2のピーク値保持手段と、第1のピーク
値保持手段により保持されたピーク値に基づいて波形整
形手段により波形整形された情報信号を増幅する第1の
可変電流増幅手段と、第2のピーク値保持手段により保
持されたピーク値に基づいて波形整形手段により波形整
形された情報信号を増幅する第2の可変電流増幅手段
と、包絡線検出手段により検出された包絡線の値に基づ
いて情報信号を第1の回転型ヘッドに供給するか否かを
切り換える第1の切り換え手段と、包絡線検出手段によ
り検出された包絡線の値に基づいて情報信号を第2の回
転型ヘッドに供給するか否かを切り換える第2の切り換
え手段と、第1のピーク値保持手段および第1の切り換
え手段、または第2のピーク値保持手段および第2の切
り換え手段の動作を有効にする切り換え制御手段とを有
し、第1の回転型ヘッドまたは第2の回転型ヘッドによ
り情報信号を記録媒体に記録する際の記録電流値を制御
するものである。
【0020】また、この第3の発明の記録アンプは、情
報信号を記録媒体に記録する回転型ヘッドが設けられて
いる回転体と固定体との間に回転トランスが設けられ、
回転トランスを介して情報信号を回転型ヘッドに供給す
る記録アンプにおいて、回転トランスから供給される情
報信号を波形整形する波形整形手段と、回転トランスか
ら供給される情報信号の包絡線を検出する包絡線検出手
段と、包絡線検出手段により検出された包絡線のピーク
値を保持するピーク値保持手段と、包絡線検出手段によ
り検出された包絡線の値に対応してピーク値保持手段に
より保持されたピーク値をリセットするリセット手段
と、ピーク値保持手段により保持されたピーク値に基づ
いて波形整形手段により波形整形された情報信号を増幅
する可変電流増幅手段と、包絡線検出手段により検出さ
れた包絡線の値に基づいて情報信号を回転型ヘッドに供
給するか否かを切り換える切り換え手段とを有し、回転
型ヘッドにより情報信号を記録媒体に記録する際の記録
電流値を制御するものである。
報信号を記録媒体に記録する回転型ヘッドが設けられて
いる回転体と固定体との間に回転トランスが設けられ、
回転トランスを介して情報信号を回転型ヘッドに供給す
る記録アンプにおいて、回転トランスから供給される情
報信号を波形整形する波形整形手段と、回転トランスか
ら供給される情報信号の包絡線を検出する包絡線検出手
段と、包絡線検出手段により検出された包絡線のピーク
値を保持するピーク値保持手段と、包絡線検出手段によ
り検出された包絡線の値に対応してピーク値保持手段に
より保持されたピーク値をリセットするリセット手段
と、ピーク値保持手段により保持されたピーク値に基づ
いて波形整形手段により波形整形された情報信号を増幅
する可変電流増幅手段と、包絡線検出手段により検出さ
れた包絡線の値に基づいて情報信号を回転型ヘッドに供
給するか否かを切り換える切り換え手段とを有し、回転
型ヘッドにより情報信号を記録媒体に記録する際の記録
電流値を制御するものである。
【0021】また、この第4の発明の記録アンプは、情
報信号を記録媒体に記録する第1の回転型ヘッドおよび
第2の回転型ヘッドが対向して設けられている回転体と
固定体との間に回転トランスが設けられ、回転トランス
を介して情報信号を上記第1の回転型ヘッドおよび第2
の回転型ヘッドに供給する記録アンプにおいて、回転ト
ランスから供給される情報信号を波形整形する波形整形
手段と、回転トランスから供給される情報信号の包絡線
を検出する包絡線検出手段と、包絡線検出手段により検
出された包絡線のピーク値を保持する第1のピーク値保
持手段と、包絡線検出手段により検出された包絡線の値
に対応して第1のピーク値保持手段により保持されたピ
ーク値をリセットする第1のリセット手段と、包絡線検
出手段により検出された包絡線のピーク値を保持する第
2のピーク値保持手段と、包絡線検出手段により検出さ
れた包絡線の値に対応して第2のピーク値保持手段によ
り保持されたピーク値をリセットする第2のリセット手
段と、第1のピーク値保持手段により保持されたピーク
値に基づいて波形整形手段により波形整形された情報信
号を増幅する第1の可変電流増幅手段と、第2のピーク
値保持手段により保持されたピーク値に基づいて波形整
形手段により波形整形された情報信号を増幅する第2の
可変電流増幅手段と、包絡線検出手段により検出された
包絡線の値に基づいて情報信号を第1の回転型ヘッドに
供給するか否かを切り換える第1の切り換え手段と、包
絡線検出手段により検出された包絡線の値に基づいて情
報信号を第2の回転型ヘッドに供給するか否かを切り換
える第2の切り換え手段と、第1のピーク値保持手段お
よび第1の切り換え手段、または第2のピーク値保持手
段および第2の切り換え手段の動作を有効にする切り換
え制御手段とを有し、第1の回転型ヘッドまたは第2の
回転型ヘッドにより情報信号を記録媒体に記録する際の
記録電流値を制御するものである。
報信号を記録媒体に記録する第1の回転型ヘッドおよび
第2の回転型ヘッドが対向して設けられている回転体と
固定体との間に回転トランスが設けられ、回転トランス
を介して情報信号を上記第1の回転型ヘッドおよび第2
の回転型ヘッドに供給する記録アンプにおいて、回転ト
ランスから供給される情報信号を波形整形する波形整形
手段と、回転トランスから供給される情報信号の包絡線
を検出する包絡線検出手段と、包絡線検出手段により検
出された包絡線のピーク値を保持する第1のピーク値保
持手段と、包絡線検出手段により検出された包絡線の値
に対応して第1のピーク値保持手段により保持されたピ
ーク値をリセットする第1のリセット手段と、包絡線検
出手段により検出された包絡線のピーク値を保持する第
2のピーク値保持手段と、包絡線検出手段により検出さ
れた包絡線の値に対応して第2のピーク値保持手段によ
り保持されたピーク値をリセットする第2のリセット手
段と、第1のピーク値保持手段により保持されたピーク
値に基づいて波形整形手段により波形整形された情報信
号を増幅する第1の可変電流増幅手段と、第2のピーク
値保持手段により保持されたピーク値に基づいて波形整
形手段により波形整形された情報信号を増幅する第2の
可変電流増幅手段と、包絡線検出手段により検出された
包絡線の値に基づいて情報信号を第1の回転型ヘッドに
供給するか否かを切り換える第1の切り換え手段と、包
絡線検出手段により検出された包絡線の値に基づいて情
報信号を第2の回転型ヘッドに供給するか否かを切り換
える第2の切り換え手段と、第1のピーク値保持手段お
よび第1の切り換え手段、または第2のピーク値保持手
段および第2の切り換え手段の動作を有効にする切り換
え制御手段とを有し、第1の回転型ヘッドまたは第2の
回転型ヘッドにより情報信号を記録媒体に記録する際の
記録電流値を制御するものである。
【0022】また、この第5の発明の記録アンプは、情
報信号を記録媒体に記録する回転型ヘッドが設けられて
いる回転体と固定体との間に回転トランスが設けられ、
回転トランスを介して情報信号を回転型ヘッドに供給す
る記録アンプにおいて、回転トランスから供給される情
報信号を波形整形手段により波形整形した後に位相補正
し、さらにローパスフィルタを通過させ、ローパスフィ
ルタを通過した情報信号を回転トランスから供給される
情報信号に加算して波形整形手段により波形整形する補
正手段と、回転トランスから供給される情報信号の包絡
線を検出する包絡線検出手段と、包絡線検出手段により
検出された包絡線のピーク値を保持するピーク値保持手
段と、ピーク値保持手段により保持されたピーク値に基
づいて補正手段により補正された情報信号を増幅する可
変電流増幅手段と、包絡線検出手段により検出された包
絡線の値に基づいて情報信号を回転型ヘッドに供給する
か否かを切り換える切り換え手段とを有し、回転型ヘッ
ドにより情報信号を記録媒体に記録する際の記録電流値
を制御するものである。
報信号を記録媒体に記録する回転型ヘッドが設けられて
いる回転体と固定体との間に回転トランスが設けられ、
回転トランスを介して情報信号を回転型ヘッドに供給す
る記録アンプにおいて、回転トランスから供給される情
報信号を波形整形手段により波形整形した後に位相補正
し、さらにローパスフィルタを通過させ、ローパスフィ
ルタを通過した情報信号を回転トランスから供給される
情報信号に加算して波形整形手段により波形整形する補
正手段と、回転トランスから供給される情報信号の包絡
線を検出する包絡線検出手段と、包絡線検出手段により
検出された包絡線のピーク値を保持するピーク値保持手
段と、ピーク値保持手段により保持されたピーク値に基
づいて補正手段により補正された情報信号を増幅する可
変電流増幅手段と、包絡線検出手段により検出された包
絡線の値に基づいて情報信号を回転型ヘッドに供給する
か否かを切り換える切り換え手段とを有し、回転型ヘッ
ドにより情報信号を記録媒体に記録する際の記録電流値
を制御するものである。
【0023】また、この第6の発明の記録アンプは、情
報信号を記録媒体に記録する第1の回転型ヘッドおよび
第2の回転型ヘッドが対向して設けられている回転体と
固定体との間に回転トランスが設けられ、回転トランス
を介して情報信号を第1の回転型ヘッドおよび第2の回
転型ヘッドに供給する記録アンプにおいて、回転トラン
スから供給される情報信号を波形整形した後に位相補正
し、さらにローパスフィルタを通過させ、ローパスフィ
ルタを通過した情報信号を回転トランスから供給される
情報信号に加算して波形整形手段により波形整形する補
正手段と、回転トランスから供給される情報信号の包絡
線を検出する包絡線検出手段と、包絡線検出手段により
検出された包絡線のピーク値を保持する第1のピーク値
保持手段と、包絡線検出手段により検出された包絡線の
ピーク値を保持する第2のピーク値保持手段と、第1の
ピーク値保持手段により保持されたピーク値に基づいて
補正手段により補正された情報信号を増幅する第1の可
変電流増幅手段と、第2のピーク値保持手段により保持
されたピーク値に基づいて補正手段により補正された情
報信号を増幅する第2の可変電流増幅手段と、包絡線検
出手段により検出された包絡線の値に基づいて情報信号
を第1の回転型ヘッドに供給するか否かを切り換える第
1の切り換え手段と、包絡線検出手段により検出された
包絡線の値に基づいて情報信号を第2の回転型ヘッドに
供給するか否かを切り換える第2の切り換える手段と、
第1のピーク値保持手段および第1の切り換え手段、ま
たは第2のピーク値保持手段および第2の切り換え手段
の動作を有効にする切り換え制御手段とを有し、第1の
回転型ヘッドまたは第2の回転型ヘッドにより情報信号
を記録媒体に記録する際の記録電流値を制御するもので
ある。
報信号を記録媒体に記録する第1の回転型ヘッドおよび
第2の回転型ヘッドが対向して設けられている回転体と
固定体との間に回転トランスが設けられ、回転トランス
を介して情報信号を第1の回転型ヘッドおよび第2の回
転型ヘッドに供給する記録アンプにおいて、回転トラン
スから供給される情報信号を波形整形した後に位相補正
し、さらにローパスフィルタを通過させ、ローパスフィ
ルタを通過した情報信号を回転トランスから供給される
情報信号に加算して波形整形手段により波形整形する補
正手段と、回転トランスから供給される情報信号の包絡
線を検出する包絡線検出手段と、包絡線検出手段により
検出された包絡線のピーク値を保持する第1のピーク値
保持手段と、包絡線検出手段により検出された包絡線の
ピーク値を保持する第2のピーク値保持手段と、第1の
ピーク値保持手段により保持されたピーク値に基づいて
補正手段により補正された情報信号を増幅する第1の可
変電流増幅手段と、第2のピーク値保持手段により保持
されたピーク値に基づいて補正手段により補正された情
報信号を増幅する第2の可変電流増幅手段と、包絡線検
出手段により検出された包絡線の値に基づいて情報信号
を第1の回転型ヘッドに供給するか否かを切り換える第
1の切り換え手段と、包絡線検出手段により検出された
包絡線の値に基づいて情報信号を第2の回転型ヘッドに
供給するか否かを切り換える第2の切り換える手段と、
第1のピーク値保持手段および第1の切り換え手段、ま
たは第2のピーク値保持手段および第2の切り換え手段
の動作を有効にする切り換え制御手段とを有し、第1の
回転型ヘッドまたは第2の回転型ヘッドにより情報信号
を記録媒体に記録する際の記録電流値を制御するもので
ある。
【0024】また、この第7の発明の記録アンプは、情
報信号を記録媒体に記録する回転型ヘッドが設けられて
いる回転体と固定体との間に回転トランスが設けられ、
回転トランスを介して情報信号を上記回転型ヘッドに供
給する記録アンプにおいて、記回転トランスから供給さ
れる情報信号を波形整形する波形整形手段と、回転トラ
ンスから供給される情報信号の包絡線を検出する包絡線
検出手段と、包絡線検出手段により検出された包絡線の
ピーク値を保持するピーク値保持手段と、ピーク値保持
手段により保持されたピーク値に基づいて電流値が制御
される直流電流源と、波形整形手段により波形整形され
た情報信号および情報信号の反転信号に基づいて電流値
を増幅して回転型ヘッドに流れる記録電流値を増幅する
一対のトランジスタからなる差動増幅器とを有する可変
電流増幅手段と、包絡線検出手段により検出された包絡
線の値と所定値とを比較し、この比較結果に基づいて記
録電流を回転型ヘッドに供給する回路に設けられたスイ
ッチ回路のオンまたはオフの制御をする切り換え手段と
を有し、回転型ヘッドにより情報信号を記録媒体に記録
する際の記録電流値を制御するものである。
報信号を記録媒体に記録する回転型ヘッドが設けられて
いる回転体と固定体との間に回転トランスが設けられ、
回転トランスを介して情報信号を上記回転型ヘッドに供
給する記録アンプにおいて、記回転トランスから供給さ
れる情報信号を波形整形する波形整形手段と、回転トラ
ンスから供給される情報信号の包絡線を検出する包絡線
検出手段と、包絡線検出手段により検出された包絡線の
ピーク値を保持するピーク値保持手段と、ピーク値保持
手段により保持されたピーク値に基づいて電流値が制御
される直流電流源と、波形整形手段により波形整形され
た情報信号および情報信号の反転信号に基づいて電流値
を増幅して回転型ヘッドに流れる記録電流値を増幅する
一対のトランジスタからなる差動増幅器とを有する可変
電流増幅手段と、包絡線検出手段により検出された包絡
線の値と所定値とを比較し、この比較結果に基づいて記
録電流を回転型ヘッドに供給する回路に設けられたスイ
ッチ回路のオンまたはオフの制御をする切り換え手段と
を有し、回転型ヘッドにより情報信号を記録媒体に記録
する際の記録電流値を制御するものである。
【0025】また、この第8の発明の記録アンプは、情
報信号を記録媒体に記録する第1の回転型ヘッドおよび
第2の回転型ヘッドが対向して設けられている回転体と
固定体との間に回転トランスが設けられ、回転トランス
を介して情報信号を第1の回転型ヘッドおよび第2の回
転型ヘッドに供給する記録アンプにおいて、回転トラン
スから供給される情報信号を波形整形する波形整形手段
と、回転トランスから供給される情報信号の包絡線を検
出する包絡線検出手段と、包絡線検出手段により検出さ
れた包絡線のピーク値を保持する第1のピーク値保持手
段と、包絡線検出手段により検出された包絡線のピーク
値を保持する第2のピーク値保持手段と、第1のピーク
値保持手段により保持されたピーク値に基づいて電流値
が制御される直流電流源と、波形整形手段により波形整
形された情報信号および情報信号の反転信号に基づいて
電流値を増幅して第1の回転型ヘッドに流れる記録電流
値を増幅する一対のトランジスタからなる差動増幅器と
を有する第1の可変電流増幅手段と、包絡線検出手段に
より検出された包絡線の値と所定値とを比較し、この比
較結果に基づいて記録電流を第1の回転型ヘッドに供給
する回路に設けられたスイッチ回路のオンまたはオフの
制御をする第1の切り換え手段と、第2のピーク値保持
手段により保持されたピーク値に基づいて電流値が制御
される直流電流源と、波形整形手段により波形整形され
た情報信号および情報信号の反転信号に基づいて電流値
を増幅して第2の回転型ヘッドに流れる記録電流値を増
幅する一対のトランジスタからなる差動増幅器とを有す
る第2の可変電流増幅手段と、包絡線検出手段により検
出された包絡線の値と所定値とを比較し、この比較結果
に基づいて記録電流を第2の回転型ヘッドに供給する回
路に設けられたスイッチ回路のオンまたはオフの制御を
する第2の切り換え手段とを有し、第1のピーク値保持
手段および第1の切り換え手段、または第2のピーク値
保持手段および第2の切り換え手段の動作を有効にする
切り換え制御手段とを有し、第1の回転型ヘッドまたは
第2の回転型ヘッドにより情報信号を記録媒体に記録す
る際の記録電流値を制御するものである。
報信号を記録媒体に記録する第1の回転型ヘッドおよび
第2の回転型ヘッドが対向して設けられている回転体と
固定体との間に回転トランスが設けられ、回転トランス
を介して情報信号を第1の回転型ヘッドおよび第2の回
転型ヘッドに供給する記録アンプにおいて、回転トラン
スから供給される情報信号を波形整形する波形整形手段
と、回転トランスから供給される情報信号の包絡線を検
出する包絡線検出手段と、包絡線検出手段により検出さ
れた包絡線のピーク値を保持する第1のピーク値保持手
段と、包絡線検出手段により検出された包絡線のピーク
値を保持する第2のピーク値保持手段と、第1のピーク
値保持手段により保持されたピーク値に基づいて電流値
が制御される直流電流源と、波形整形手段により波形整
形された情報信号および情報信号の反転信号に基づいて
電流値を増幅して第1の回転型ヘッドに流れる記録電流
値を増幅する一対のトランジスタからなる差動増幅器と
を有する第1の可変電流増幅手段と、包絡線検出手段に
より検出された包絡線の値と所定値とを比較し、この比
較結果に基づいて記録電流を第1の回転型ヘッドに供給
する回路に設けられたスイッチ回路のオンまたはオフの
制御をする第1の切り換え手段と、第2のピーク値保持
手段により保持されたピーク値に基づいて電流値が制御
される直流電流源と、波形整形手段により波形整形され
た情報信号および情報信号の反転信号に基づいて電流値
を増幅して第2の回転型ヘッドに流れる記録電流値を増
幅する一対のトランジスタからなる差動増幅器とを有す
る第2の可変電流増幅手段と、包絡線検出手段により検
出された包絡線の値と所定値とを比較し、この比較結果
に基づいて記録電流を第2の回転型ヘッドに供給する回
路に設けられたスイッチ回路のオンまたはオフの制御を
する第2の切り換え手段とを有し、第1のピーク値保持
手段および第1の切り換え手段、または第2のピーク値
保持手段および第2の切り換え手段の動作を有効にする
切り換え制御手段とを有し、第1の回転型ヘッドまたは
第2の回転型ヘッドにより情報信号を記録媒体に記録す
る際の記録電流値を制御するものである。
【0026】また、この第9の発明の記録再生装置は、
情報信号を記録媒体に記録する回転型ヘッドが設けられ
ている回転体と固定体との間に回転トランスが設けら
れ、情報信号を回転トランスを介して回転型ヘッドに供
給する記録再生装置において、回転トランスから供給さ
れる情報信号を波形整形する波形整形手段と、回転トラ
ンスから供給される情報信号の包絡線を検出する包絡線
検出手段と、包絡線検出手段により検出された包絡線の
ピーク値を保持するピーク値保持手段と、ピーク値保持
手段により保持されたピーク値に基づいて波形整形手段
により波形整形された情報信号を増幅する可変電流増幅
手段と、包絡線検出手段により検出された包絡線の値に
基づいて情報信号を回転型ヘッドに供給するか否かを切
り換える切り換え手段とを有し、回転型ヘッドにより情
報信号を記録媒体に記録する際の記録電流値を制御する
記録アンプを備えたものである。
情報信号を記録媒体に記録する回転型ヘッドが設けられ
ている回転体と固定体との間に回転トランスが設けら
れ、情報信号を回転トランスを介して回転型ヘッドに供
給する記録再生装置において、回転トランスから供給さ
れる情報信号を波形整形する波形整形手段と、回転トラ
ンスから供給される情報信号の包絡線を検出する包絡線
検出手段と、包絡線検出手段により検出された包絡線の
ピーク値を保持するピーク値保持手段と、ピーク値保持
手段により保持されたピーク値に基づいて波形整形手段
により波形整形された情報信号を増幅する可変電流増幅
手段と、包絡線検出手段により検出された包絡線の値に
基づいて情報信号を回転型ヘッドに供給するか否かを切
り換える切り換え手段とを有し、回転型ヘッドにより情
報信号を記録媒体に記録する際の記録電流値を制御する
記録アンプを備えたものである。
【0027】この第1の発明の記録アンプによれば、以
下のような作用をする。回転体の外部の記録回路から供
給される記録信号は、ゼロボルトを中心に所定の振幅を
有する高周波信号であり、低域成分の多い部分を一部に
有する。記録信号は、回転トランスの固定体の下ドラム
に供給される。回転トランスは記録信号に所定のハイパ
ス特性を付与した回転トランス出力信号を回転体の上ド
ラムに設けられた記録アンプに供給する。回転トランス
出力信号は、ゼロボルトを中心に所定の振幅を有する高
周波信号であり、低域成分の振幅変動部分を有する。回
転トランス出力信号中の低域成分の振幅変動部分は記録
信号中の低域成分の多い部分に対応する。この低域変動
は波形劣化となる。
下のような作用をする。回転体の外部の記録回路から供
給される記録信号は、ゼロボルトを中心に所定の振幅を
有する高周波信号であり、低域成分の多い部分を一部に
有する。記録信号は、回転トランスの固定体の下ドラム
に供給される。回転トランスは記録信号に所定のハイパ
ス特性を付与した回転トランス出力信号を回転体の上ド
ラムに設けられた記録アンプに供給する。回転トランス
出力信号は、ゼロボルトを中心に所定の振幅を有する高
周波信号であり、低域成分の振幅変動部分を有する。回
転トランス出力信号中の低域成分の振幅変動部分は記録
信号中の低域成分の多い部分に対応する。この低域変動
は波形劣化となる。
【0028】回転トランス出力信号の一方は波形整形手
段に供給される。波形整形手段は回転トランス出力信号
に所定の振幅制限を行う。波形整形された波形整形出力
信号は可変電流増幅手段に供給される。波形整形出力信
号は、ゼロボルトを中心に一定の振幅を有する高周波信
号であり、低域成分の多い部分を一部に有する。波形整
形出力信号中の低域成分の多い部分は記録信号中の低域
成分の多い部分に対応する。波形整形手段は回転トラン
スによって損なわれた記録信号の低域成分を復元してい
る。
段に供給される。波形整形手段は回転トランス出力信号
に所定の振幅制限を行う。波形整形された波形整形出力
信号は可変電流増幅手段に供給される。波形整形出力信
号は、ゼロボルトを中心に一定の振幅を有する高周波信
号であり、低域成分の多い部分を一部に有する。波形整
形出力信号中の低域成分の多い部分は記録信号中の低域
成分の多い部分に対応する。波形整形手段は回転トラン
スによって損なわれた記録信号の低域成分を復元してい
る。
【0029】回転トランス出力信号の他方は包絡線検出
手段に供給される。包絡線検出手段は回転トランス出力
信号のプラス方向のエンベロープを検出する。包絡線検
出出力信号はピーク値保持手段およびコンパレーターに
供給される。包絡線検出出力信号は、ゼロボルトからプ
ラス方向のレベル信号であり、エンベロープ変動部分を
一部に有する。包絡線検出出力信号中のエンベロープ変
動部分は回転トランス出力信号中の低域成分の振幅変動
部分に対応する。エンベロープ変動部分は低下変動のみ
である。
手段に供給される。包絡線検出手段は回転トランス出力
信号のプラス方向のエンベロープを検出する。包絡線検
出出力信号はピーク値保持手段およびコンパレーターに
供給される。包絡線検出出力信号は、ゼロボルトからプ
ラス方向のレベル信号であり、エンベロープ変動部分を
一部に有する。包絡線検出出力信号中のエンベロープ変
動部分は回転トランス出力信号中の低域成分の振幅変動
部分に対応する。エンベロープ変動部分は低下変動のみ
である。
【0030】包絡線検出出力信号の一方はピーク値保持
手段に供給される。ピーク値保持手段は、包絡線検出出
力信号の値のピーク値を保持する。ピーク値保持出力信
号は、ゼロボルトからプラス方向の一定のピーク値を有
する信号である。ピーク値保持手段はエンベロープ変動
部分を有する包絡線検出出力信号のエンベロープ変動部
分を除去する働きをする。この一定のピーク値は包絡線
検出出力信号の値のピーク値に対応する。ピーク値保持
出力信号は、可変電流増幅手段に供給される。
手段に供給される。ピーク値保持手段は、包絡線検出出
力信号の値のピーク値を保持する。ピーク値保持出力信
号は、ゼロボルトからプラス方向の一定のピーク値を有
する信号である。ピーク値保持手段はエンベロープ変動
部分を有する包絡線検出出力信号のエンベロープ変動部
分を除去する働きをする。この一定のピーク値は包絡線
検出出力信号の値のピーク値に対応する。ピーク値保持
出力信号は、可変電流増幅手段に供給される。
【0031】可変電流増幅手段は包絡線検出出力信号の
値のピーク値のレベルに基づいて波形整形出力信号の電
流増幅をする。可変電流増幅出力信号は切り換え手段に
供給される。可変電流増幅出力信号は、ゼロボルトを中
心に所定の振幅を有する信号である。可変電流増幅出力
信号中には出力変動部分は現れない。その理由は、可変
電流増幅手段が波形整形手段で一定となった信号の振幅
を、一定のピーク値を有するピーク値保持出力信号に基
づいて可変にするからである。
値のピーク値のレベルに基づいて波形整形出力信号の電
流増幅をする。可変電流増幅出力信号は切り換え手段に
供給される。可変電流増幅出力信号は、ゼロボルトを中
心に所定の振幅を有する信号である。可変電流増幅出力
信号中には出力変動部分は現れない。その理由は、可変
電流増幅手段が波形整形手段で一定となった信号の振幅
を、一定のピーク値を有するピーク値保持出力信号に基
づいて可変にするからである。
【0032】包絡線検出出力信号の他方はコンパレータ
ーに供給される。コンパレーターは包絡線検出出力信号
を基準電圧と比較して、基準電圧より大きい信号をコン
パレーター出力信号として出力する。コンパレーター出
力信号は切り換え手段に供給される。基準電圧は包絡線
検出出力信号中のエンベロープ変動部分の低下変動より
低い値である。コンパレーター出力信号はゼロボルトか
らプラス方向の基準電圧までの矩形波信号であり、矩形
波の幅は包絡線検出出力信号の基準電圧より大きい部分
に対応する。コンパレーターは記録信号の存在する部分
と存在しない部分とを検出して切り換え手段を制御する
コンパレーター出力信号を得る。
ーに供給される。コンパレーターは包絡線検出出力信号
を基準電圧と比較して、基準電圧より大きい信号をコン
パレーター出力信号として出力する。コンパレーター出
力信号は切り換え手段に供給される。基準電圧は包絡線
検出出力信号中のエンベロープ変動部分の低下変動より
低い値である。コンパレーター出力信号はゼロボルトか
らプラス方向の基準電圧までの矩形波信号であり、矩形
波の幅は包絡線検出出力信号の基準電圧より大きい部分
に対応する。コンパレーターは記録信号の存在する部分
と存在しない部分とを検出して切り換え手段を制御する
コンパレーター出力信号を得る。
【0033】切り換え手段はコンパレーター出力信号に
基づいて可変電流増幅出力信号を出力するか否かを制御
する。切り換え出力信号は電流増幅器に供給される。切
り換え出力信号は、ゼロボルトを中心に所定の振幅を有
する信号である。切り換え手段は可変電流増幅出力信号
をオンまたはオフするように制御して、記録信号の記録
のオンまたはオフを制御する。電流増幅器は切り換え出
力信号の電流増幅を行って、記録電流を出力する。記録
電流は記録ヘッドに供給される。記録ヘッドは記録電流
の値により磁気テープに磁気記録を行う。したがって、
回転体内では、記録信号と記録アンプの回路に供給する
図示しない電源以外には特に制御信号を必要とせず、記
録電流値の制御および記録状態のオンまたはオフの制御
を行うことができる。
基づいて可変電流増幅出力信号を出力するか否かを制御
する。切り換え出力信号は電流増幅器に供給される。切
り換え出力信号は、ゼロボルトを中心に所定の振幅を有
する信号である。切り換え手段は可変電流増幅出力信号
をオンまたはオフするように制御して、記録信号の記録
のオンまたはオフを制御する。電流増幅器は切り換え出
力信号の電流増幅を行って、記録電流を出力する。記録
電流は記録ヘッドに供給される。記録ヘッドは記録電流
の値により磁気テープに磁気記録を行う。したがって、
回転体内では、記録信号と記録アンプの回路に供給する
図示しない電源以外には特に制御信号を必要とせず、記
録電流値の制御および記録状態のオンまたはオフの制御
を行うことができる。
【0034】また、この第2の発明の記録アンプの作用
を以下に説明する。スイッチ信号は、第1の記録ヘッド
による記録タイミングと第2の記録ヘッドによる記録タ
イミングとを切り換える信号である。スイッチ信号が第
1のレベルのとき第1の記録ヘッドによる記録タイミン
グとし、スイッチ信号が第2のレベルのとき第2の記録
ヘッドによる記録タイミングとする。コンパレーター出
力信号は第1のゲート回路および第2のゲート回路に供
給される。第1のピーク値保持手段はスイッチ信号が第
1のレベルのときピークホールドの動作をイネーブルに
する。第1のゲート回路は、スイッチ信号およびコンパ
レーター出力信号が第1のレベルのとき第1のゲート信
号を第1の切り換え手段に供給する。第2のピーク値保
持手段はスイッチ信号が第2のレベルのときピークホー
ルドの動作をイネーブルにする。
を以下に説明する。スイッチ信号は、第1の記録ヘッド
による記録タイミングと第2の記録ヘッドによる記録タ
イミングとを切り換える信号である。スイッチ信号が第
1のレベルのとき第1の記録ヘッドによる記録タイミン
グとし、スイッチ信号が第2のレベルのとき第2の記録
ヘッドによる記録タイミングとする。コンパレーター出
力信号は第1のゲート回路および第2のゲート回路に供
給される。第1のピーク値保持手段はスイッチ信号が第
1のレベルのときピークホールドの動作をイネーブルに
する。第1のゲート回路は、スイッチ信号およびコンパ
レーター出力信号が第1のレベルのとき第1のゲート信
号を第1の切り換え手段に供給する。第2のピーク値保
持手段はスイッチ信号が第2のレベルのときピークホー
ルドの動作をイネーブルにする。
【0035】第2のゲート回路は、スイッチ信号が第2
のレベルでかつコンパレーター出力信号が第1のレベル
のとき第2のゲート信号を第2の切り換え手段に供給す
る。第1の切り換え手段は第1のゲート信号が供給され
たときイネーブルコントロールの動作をする。第2の切
り換え手段は第2のゲート信号が供給されたときイネー
ブルコントロールの動作をする。つまり、スイッチ信号
が第1のレベルのとき、第1のピーク値保持手段、第1
のゲート回路および第1の切り換え手段の動作をアクテ
ィブとし、スイッチ信号が第2のレベルのとき、第2の
ピーク値保持手段、第2のゲート回路および第2の切り
換え手段の動作をアクティブとすることにより、第1の
記録ヘッドと第2の記録ヘッドによる記録タイミングと
を切り換える。
のレベルでかつコンパレーター出力信号が第1のレベル
のとき第2のゲート信号を第2の切り換え手段に供給す
る。第1の切り換え手段は第1のゲート信号が供給され
たときイネーブルコントロールの動作をする。第2の切
り換え手段は第2のゲート信号が供給されたときイネー
ブルコントロールの動作をする。つまり、スイッチ信号
が第1のレベルのとき、第1のピーク値保持手段、第1
のゲート回路および第1の切り換え手段の動作をアクテ
ィブとし、スイッチ信号が第2のレベルのとき、第2の
ピーク値保持手段、第2のゲート回路および第2の切り
換え手段の動作をアクティブとすることにより、第1の
記録ヘッドと第2の記録ヘッドによる記録タイミングと
を切り換える。
【0036】このようにして、第1の記録ヘッドによる
記録タイミングと第2の記録ヘッドによる記録タイミン
グとを切り換えて記録信号を記録することができる。こ
のようにして第1の記録ヘッドによる記録タイミングと
第2の記録ヘッドによる記録タイミングとを切り換えて
記録信号を記録する理由は、第1の記録ヘッドと第2の
記録ヘッドとでヘッドの特性が異なるため、第1の記録
ヘッドによる記録電流値と第2の記録ヘッドによる記録
電流値とを個別に作る必要があるためである。
記録タイミングと第2の記録ヘッドによる記録タイミン
グとを切り換えて記録信号を記録することができる。こ
のようにして第1の記録ヘッドによる記録タイミングと
第2の記録ヘッドによる記録タイミングとを切り換えて
記録信号を記録する理由は、第1の記録ヘッドと第2の
記録ヘッドとでヘッドの特性が異なるため、第1の記録
ヘッドによる記録電流値と第2の記録ヘッドによる記録
電流値とを個別に作る必要があるためである。
【0037】また、この第3の発明の記録アンプの作用
を以下に説明する。記録レベルがそれぞれ異なる記録信
号が回転トランスに供給されている。記録信号の記録レ
ベルが異なる理由は、記録ヘッドのバラツキがあるから
である。この場合、コンパレーター出力のそれぞれの立
ち下がりのタイミングでピーク値保持手段のリセット手
段をオンする。すると、ピーク値保持出力は記録レベル
の大きい信号と,記録レベルの小さい信号とを区別して
出力することができる。したがって、可変電流増幅手段
はこのピーク値保持出力に基づいて可変電流増幅動作を
行うことができる。これにより、適正な記録信号レベル
を有する切り換え出力を得ることができる。
を以下に説明する。記録レベルがそれぞれ異なる記録信
号が回転トランスに供給されている。記録信号の記録レ
ベルが異なる理由は、記録ヘッドのバラツキがあるから
である。この場合、コンパレーター出力のそれぞれの立
ち下がりのタイミングでピーク値保持手段のリセット手
段をオンする。すると、ピーク値保持出力は記録レベル
の大きい信号と,記録レベルの小さい信号とを区別して
出力することができる。したがって、可変電流増幅手段
はこのピーク値保持出力に基づいて可変電流増幅動作を
行うことができる。これにより、適正な記録信号レベル
を有する切り換え出力を得ることができる。
【0038】このようにして、記録ヘッドのバラツキに
より記録信号の記録レベルが異なる場合であっても、ピ
ーク値をリセットすることにより、適正な記録レベルの
記録電流で記録ヘッドにより信号の記録を行うことがで
きる。また、この第4の発明の記録アンプの作用を以下
に説明する。この発明の記録アンプは、第2の発明の記
録アンプと第3の発明の記録アンプとを組み合わせたも
のである。つまり、スイッチ信号が第1のレベルのと
き、第1のピーク値保持手段、第1のゲート回路および
第1の切り換え手段の動作をアクティブとし、スイッチ
信号が第2のレベルのとき、第2のピーク値保持手段、
第2のゲート回路および第2の切り換え手段の動作をア
クティブとすることにより、第1の記録ヘッドと第2の
記録ヘッドによる記録タイミングとを切り換える。
より記録信号の記録レベルが異なる場合であっても、ピ
ーク値をリセットすることにより、適正な記録レベルの
記録電流で記録ヘッドにより信号の記録を行うことがで
きる。また、この第4の発明の記録アンプの作用を以下
に説明する。この発明の記録アンプは、第2の発明の記
録アンプと第3の発明の記録アンプとを組み合わせたも
のである。つまり、スイッチ信号が第1のレベルのと
き、第1のピーク値保持手段、第1のゲート回路および
第1の切り換え手段の動作をアクティブとし、スイッチ
信号が第2のレベルのとき、第2のピーク値保持手段、
第2のゲート回路および第2の切り換え手段の動作をア
クティブとすることにより、第1の記録ヘッドと第2の
記録ヘッドによる記録タイミングとを切り換える。
【0039】このようにして、第1の記録ヘッドによる
記録タイミングと第2の記録ヘッドによる記録タイミン
グとを切り換えて記録信号を記録することができる。こ
のとき、記録レベルがそれぞれ異なる記録信号が回転ト
ランスに供給されている。この場合、コンパレーター出
力のそれぞれの立ち下がりのタイミングで第1または第
2のピーク値保持手段のリセット手段をオンする。する
と、第1または第2のピーク値保持出力は記録レベルの
大きい信号と,記録レベルの小さい信号とを区別して出
力することができる。したがって、第1または第2の可
変電流増幅手段はこの第1または第2のピーク値保持出
力に基づいて可変電流増幅動作を行うことができる。こ
れにより、適正な記録信号レベルを有する切り換え出力
を得ることができる。
記録タイミングと第2の記録ヘッドによる記録タイミン
グとを切り換えて記録信号を記録することができる。こ
のとき、記録レベルがそれぞれ異なる記録信号が回転ト
ランスに供給されている。この場合、コンパレーター出
力のそれぞれの立ち下がりのタイミングで第1または第
2のピーク値保持手段のリセット手段をオンする。する
と、第1または第2のピーク値保持出力は記録レベルの
大きい信号と,記録レベルの小さい信号とを区別して出
力することができる。したがって、第1または第2の可
変電流増幅手段はこの第1または第2のピーク値保持出
力に基づいて可変電流増幅動作を行うことができる。こ
れにより、適正な記録信号レベルを有する切り換え出力
を得ることができる。
【0040】このようにして、記録ヘッドのバラツキに
より記録信号の記録レベルが異なる場合であっても、ピ
ーク値をリセットすることにより、適正な記録レベルの
記録電流で記録ヘッドにより信号の記録を行うことがで
きる。
より記録信号の記録レベルが異なる場合であっても、ピ
ーク値をリセットすることにより、適正な記録レベルの
記録電流で記録ヘッドにより信号の記録を行うことがで
きる。
【0041】また、この第5の発明の記録アンプの作用
を以下に説明する。この補正手段は低域成分を復元する
量子化帰還の作用をする。回転トランスからなるハイパ
スフィルターには、ゼロボルトを中心に所定の振幅を有
するナイキスト第1基準に等化された入力信号が供給さ
れる。この信号は、回転トランスからなるハイパスフィ
ルターによりハイパス特性を付与されるので、低域低下
部分を有する。波形整形手段から出力される出力信号は
波形整形された矩形波信号とする。
を以下に説明する。この補正手段は低域成分を復元する
量子化帰還の作用をする。回転トランスからなるハイパ
スフィルターには、ゼロボルトを中心に所定の振幅を有
するナイキスト第1基準に等化された入力信号が供給さ
れる。この信号は、回転トランスからなるハイパスフィ
ルターによりハイパス特性を付与されるので、低域低下
部分を有する。波形整形手段から出力される出力信号は
波形整形された矩形波信号とする。
【0042】すると、包絡線検出手段の包絡線検出出力
信号に基づいて可変電流増幅手段で可変電流増幅された
可変電流増幅出力信号に対して、ローパスフィルターに
よりローパス特性を付与された信号は、低域ではローパ
ス特性を付与された入力信号とほぼ同じになる。包絡線
検出手段では、入力信号の電圧レベルを検知して、回転
トランスからなるハイパスフィルターによりハイパス特
性を付与された信号とローパスフィルターによりローパ
ス特性を付与された信号とのレベルを合わせるようにし
ている。そこで、ローパスフィルターによりローパス特
性を付与された信号と回転トランスからなるハイパスフ
ィルターによりハイパス特性を付与された信号とを加算
器で加算すると、入力信号を得ることができる。
信号に基づいて可変電流増幅手段で可変電流増幅された
可変電流増幅出力信号に対して、ローパスフィルターに
よりローパス特性を付与された信号は、低域ではローパ
ス特性を付与された入力信号とほぼ同じになる。包絡線
検出手段では、入力信号の電圧レベルを検知して、回転
トランスからなるハイパスフィルターによりハイパス特
性を付与された信号とローパスフィルターによりローパ
ス特性を付与された信号とのレベルを合わせるようにし
ている。そこで、ローパスフィルターによりローパス特
性を付与された信号と回転トランスからなるハイパスフ
ィルターによりハイパス特性を付与された信号とを加算
器で加算すると、入力信号を得ることができる。
【0043】このようにして、量子化帰還回路では低域
低下した信号を復元して低域低下の無い出力信号を得る
ことができる。また、低域低下部分を有する信号に波形
整形をかけると、位相方向の進みによる誤差が生じる。
この位相進みの誤差をも修正することができる。また、
この第6の発明の記録アンプの作用を以下に説明する。
この発明の記録アンプは、第2の発明の記録アンプと第
5の発明の記録アンプとを組み合わせたものである。つ
まり、スイッチ信号が第1のレベルのとき、第1のピー
ク値保持手段、第1のゲート回路および第1の切り換え
手段の動作をアクティブとし、スイッチ信号が第2のレ
ベルのとき、第2のピーク値保持手段、第2のゲート回
路および第2の切り換え手段の動作をアクティブとする
ことにより、第1の記録ヘッドと第2の記録ヘッドによ
る記録タイミングとを切り換える。
低下した信号を復元して低域低下の無い出力信号を得る
ことができる。また、低域低下部分を有する信号に波形
整形をかけると、位相方向の進みによる誤差が生じる。
この位相進みの誤差をも修正することができる。また、
この第6の発明の記録アンプの作用を以下に説明する。
この発明の記録アンプは、第2の発明の記録アンプと第
5の発明の記録アンプとを組み合わせたものである。つ
まり、スイッチ信号が第1のレベルのとき、第1のピー
ク値保持手段、第1のゲート回路および第1の切り換え
手段の動作をアクティブとし、スイッチ信号が第2のレ
ベルのとき、第2のピーク値保持手段、第2のゲート回
路および第2の切り換え手段の動作をアクティブとする
ことにより、第1の記録ヘッドと第2の記録ヘッドによ
る記録タイミングとを切り換える。
【0044】このようにして、第1の記録ヘッドによる
記録タイミングと第2の記録ヘッドによる記録タイミン
グとを切り換えて記録信号を記録することができる。こ
のとき、補正手段は低域成分を復元する量子化帰還の作
用をする。回転トランスとしてのハイパスフィルターに
は、ゼロボルトを中心に所定の振幅を有するナイキスト
第1基準に等化された入力信号が供給される。この信号
は、回転トランスとしてのハイパスフィルターによりハ
イパス特性を付与されるので、低域低下部分を有する。
波形整形手段から出力される出力信号は波形整形された
矩形波信号である。このようにして、量子化帰還回路で
は低域低下した信号を復元して低域低下の無い出力信号
を得ることができる。また、低域低下部分を有する信号
に波形整形をかけると、位相方向の進みによる誤差が生
じる。この位相進みの誤差をも修正することができる。
記録タイミングと第2の記録ヘッドによる記録タイミン
グとを切り換えて記録信号を記録することができる。こ
のとき、補正手段は低域成分を復元する量子化帰還の作
用をする。回転トランスとしてのハイパスフィルターに
は、ゼロボルトを中心に所定の振幅を有するナイキスト
第1基準に等化された入力信号が供給される。この信号
は、回転トランスとしてのハイパスフィルターによりハ
イパス特性を付与されるので、低域低下部分を有する。
波形整形手段から出力される出力信号は波形整形された
矩形波信号である。このようにして、量子化帰還回路で
は低域低下した信号を復元して低域低下の無い出力信号
を得ることができる。また、低域低下部分を有する信号
に波形整形をかけると、位相方向の進みによる誤差が生
じる。この位相進みの誤差をも修正することができる。
【0045】また、この第7の発明の記録アンプの作用
を以下に説明する。ピーク値保持出力信号に基づいて直
流電流源の電流値を制御し、波形整形出力信号に基づく
差動増幅器の電流増幅率を制御する。これにより、記録
ヘッド内のコイルに流れる記録電流値を制御する。コン
パレーター出力信号に基づいて切り換え手段のオンまた
はオフを制御し、これにより記録電流のオンまたはオフ
を制御する。また、この第8の発明の記録アンプの作用
を以下に説明する。この発明の記録アンプは、第2の発
明の記録アンプと第7の発明の記録アンプとを組み合わ
せたものである。つまり、スイッチ信号が第1のレベル
のとき、第1のピーク値保持手段、第1のゲート回路お
よび第1の切り換え手段の動作をアクティブとし、スイ
ッチ信号が第2のレベルのとき、第2のピーク値保持手
段、第2のゲート回路および第2の切り換え手段の動作
をアクティブとすることにより、第1の記録ヘッドと第
2の記録ヘッドによる記録タイミングとを切り換える。
を以下に説明する。ピーク値保持出力信号に基づいて直
流電流源の電流値を制御し、波形整形出力信号に基づく
差動増幅器の電流増幅率を制御する。これにより、記録
ヘッド内のコイルに流れる記録電流値を制御する。コン
パレーター出力信号に基づいて切り換え手段のオンまた
はオフを制御し、これにより記録電流のオンまたはオフ
を制御する。また、この第8の発明の記録アンプの作用
を以下に説明する。この発明の記録アンプは、第2の発
明の記録アンプと第7の発明の記録アンプとを組み合わ
せたものである。つまり、スイッチ信号が第1のレベル
のとき、第1のピーク値保持手段、第1のゲート回路お
よび第1の切り換え手段の動作をアクティブとし、スイ
ッチ信号が第2のレベルのとき、第2のピーク値保持手
段、第2のゲート回路および第2の切り換え手段の動作
をアクティブとすることにより、第1の記録ヘッドと第
2の記録ヘッドによる記録タイミングとを切り換える。
【0046】このようにして、第1の記録ヘッドによる
記録タイミングと第2の記録ヘッドによる記録タイミン
グとを切り換えて記録信号を記録することができる。こ
のとき、第1または第2のピーク値保持出力信号に基づ
いて第1または第2の直流電流源の電流値を制御し、波
形整形出力信号に基づく第1または第2の可変電流増幅
手段の差動増幅器の電流増幅率を制御する。これによ
り、第1または第2の記録ヘッド内のコイルに流れる記
録電流値を制御する。コンパレーター出力信号に基づい
て第1または第2の切り換え手段のオンまたはオフを制
御し、これにより第1または第2の記録電流のオンまた
はオフを制御する。また、この第9の発明の記録再生装
置によれば、以下の作用をする。回転トランスは記録信
号に所定のハイパス特性を付与して出力信号を回転体の
上ドラムに設けられた記録アンプに供給する。記録アン
プでは、低域低下の無い記録信号の記録電流が増幅され
て記録ヘッドに供給される。この記録アンプは回転型ヘ
ッドで記録信号を記録媒体に記録する際の記録電流値を
制御する。
記録タイミングと第2の記録ヘッドによる記録タイミン
グとを切り換えて記録信号を記録することができる。こ
のとき、第1または第2のピーク値保持出力信号に基づ
いて第1または第2の直流電流源の電流値を制御し、波
形整形出力信号に基づく第1または第2の可変電流増幅
手段の差動増幅器の電流増幅率を制御する。これによ
り、第1または第2の記録ヘッド内のコイルに流れる記
録電流値を制御する。コンパレーター出力信号に基づい
て第1または第2の切り換え手段のオンまたはオフを制
御し、これにより第1または第2の記録電流のオンまた
はオフを制御する。また、この第9の発明の記録再生装
置によれば、以下の作用をする。回転トランスは記録信
号に所定のハイパス特性を付与して出力信号を回転体の
上ドラムに設けられた記録アンプに供給する。記録アン
プでは、低域低下の無い記録信号の記録電流が増幅され
て記録ヘッドに供給される。この記録アンプは回転型ヘ
ッドで記録信号を記録媒体に記録する際の記録電流値を
制御する。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を説明す
る。図6は、本実施例の記録アンプを用いたディジタル
VTRの構成を示すブロック図である。まず、ディジタ
ルVTRの構成を説明する。図6において、ディジタル
VTRは、記録系と再生系とを有する。記録系は、入力
ビデオ信号を量子化してディジタル信号に変換するA/
Dコンバータ61と、画像圧縮、シャフリング、パリテ
ィー付加などの処理を行うディジタル信号処理回路62
と、チャンネルコーディングを行う符号化器63と、回
転ドラムに信号を供給するロータリートランス64と、
回転ドラム内で記録電流を増幅する記録アンプ65と、
回転ドラム上に設けられ、記録電流により磁気テープ上
に信号を記録する記録ヘッド66とを有する。
る。図6は、本実施例の記録アンプを用いたディジタル
VTRの構成を示すブロック図である。まず、ディジタ
ルVTRの構成を説明する。図6において、ディジタル
VTRは、記録系と再生系とを有する。記録系は、入力
ビデオ信号を量子化してディジタル信号に変換するA/
Dコンバータ61と、画像圧縮、シャフリング、パリテ
ィー付加などの処理を行うディジタル信号処理回路62
と、チャンネルコーディングを行う符号化器63と、回
転ドラムに信号を供給するロータリートランス64と、
回転ドラム内で記録電流を増幅する記録アンプ65と、
回転ドラム上に設けられ、記録電流により磁気テープ上
に信号を記録する記録ヘッド66とを有する。
【0048】再生系は、回転ドラム上に設けられ、磁気
テープ上に記録された信号を再生する再生ヘッド73
と、回転ドラム以内で再生信号を増幅する再生アンプ7
2と、回転ドラムから外部に信号を供給するロータリー
トランス71と、チャンネルデコーディングを行う復号
器70と、エラー訂正、デシャフリング、画像伸張など
の処理を行うディジタル信号処理回路69と、ディジタ
ル信号を出力ビデオ信号に変換するD/Aコンバータ6
8とを有する。
テープ上に記録された信号を再生する再生ヘッド73
と、回転ドラム以内で再生信号を増幅する再生アンプ7
2と、回転ドラムから外部に信号を供給するロータリー
トランス71と、チャンネルデコーディングを行う復号
器70と、エラー訂正、デシャフリング、画像伸張など
の処理を行うディジタル信号処理回路69と、ディジタ
ル信号を出力ビデオ信号に変換するD/Aコンバータ6
8とを有する。
【0049】記録ヘッド66および再生ヘッド73は回
転ドラムに設けられている。回転ドラムは上ドラムの回
転体と下ドラムの固定体とを有する。また、この記録ヘ
ッド66および再生ヘッド73並びに記録アンプ65お
よび再生アンプ72が設けられている回転体と、固定体
との間にはロータリートランス64、71が設けられて
いる。ロータリートランス64、71は、記録ヘッド6
6および再生ヘッド73と回転ドラムの外部のA/Dコ
ンバータ61、ディジタル信号処理回路62、符号化器
63等からなる記録回路、または復号器70、ディジタ
ル信号処理回路69、D/Aコンバータ68等からなる
再生回路との間の信号の伝達を行う。
転ドラムに設けられている。回転ドラムは上ドラムの回
転体と下ドラムの固定体とを有する。また、この記録ヘ
ッド66および再生ヘッド73並びに記録アンプ65お
よび再生アンプ72が設けられている回転体と、固定体
との間にはロータリートランス64、71が設けられて
いる。ロータリートランス64、71は、記録ヘッド6
6および再生ヘッド73と回転ドラムの外部のA/Dコ
ンバータ61、ディジタル信号処理回路62、符号化器
63等からなる記録回路、または復号器70、ディジタ
ル信号処理回路69、D/Aコンバータ68等からなる
再生回路との間の信号の伝達を行う。
【0050】次に、このように構成されたディジタルV
TRの動作を説明する。まず、記録系の動作を説明す
る。入力ビデオ信号がA/Dコンバータ61に供給され
ると、A/Dコンバータ61では入力ビデオ信号の量子
化が行われる。量子化された入力ビデオ信号はディジタ
ル信号処理回路62に供給される。ディジタル信号処理
回路62では、画像圧縮、シャフリング、パリティー付
加などの処理が行われる。ディジタル信号処理回路62
で信号処理が行われた信号は符号化器63に供給され
る。符号化器63ではチャンネルコーディングが行われ
る。チャンネルコーディングされた信号はロータリート
ランス64の固定体の下ドラムに供給される。ロータリ
ートランス64は記録信号に所定のハイパス特性を付与
して出力信号を回転体の上ドラムに設けられた記録アン
プ65に供給する。記録アンプ65では記録信号の記録
電流が増幅されて記録ヘッド66に供給される。記録ヘ
ッド66により磁気テープ上に記録信号が記録される。
TRの動作を説明する。まず、記録系の動作を説明す
る。入力ビデオ信号がA/Dコンバータ61に供給され
ると、A/Dコンバータ61では入力ビデオ信号の量子
化が行われる。量子化された入力ビデオ信号はディジタ
ル信号処理回路62に供給される。ディジタル信号処理
回路62では、画像圧縮、シャフリング、パリティー付
加などの処理が行われる。ディジタル信号処理回路62
で信号処理が行われた信号は符号化器63に供給され
る。符号化器63ではチャンネルコーディングが行われ
る。チャンネルコーディングされた信号はロータリート
ランス64の固定体の下ドラムに供給される。ロータリ
ートランス64は記録信号に所定のハイパス特性を付与
して出力信号を回転体の上ドラムに設けられた記録アン
プ65に供給する。記録アンプ65では記録信号の記録
電流が増幅されて記録ヘッド66に供給される。記録ヘ
ッド66により磁気テープ上に記録信号が記録される。
【0051】次に、再生系の動作を説明する。磁気テー
プに記録された信号が再生ヘッド73で再生される。再
生された信号は再生アンプ72に供給される。再生アン
プ72では、再生信号が増幅される。増幅された再生信
号はロータリートランス71に供給される。ロータリー
トランス71は再生信号を回転ドラムの外部の復号器7
0に供給する。復号器70ではチャンネルデコーディン
グが行われる。チャンネルデコーディングされた信号は
ディジタル信号処理回路69に供給される。ディジタル
信号処理回路69ではエラー訂正、デシャフリング、画
像伸張などの処理が行われる。ディジタル信号処理回路
69で信号処理された信号はD/Aコンバータ68に供
給される。D/Aコンバータ68ではディジタル信号が
出力ビデオ信号に変換されて出力される。本実施例は、
記録系に用いられる記録アンプ65に関するものであ
る。
プに記録された信号が再生ヘッド73で再生される。再
生された信号は再生アンプ72に供給される。再生アン
プ72では、再生信号が増幅される。増幅された再生信
号はロータリートランス71に供給される。ロータリー
トランス71は再生信号を回転ドラムの外部の復号器7
0に供給する。復号器70ではチャンネルデコーディン
グが行われる。チャンネルデコーディングされた信号は
ディジタル信号処理回路69に供給される。ディジタル
信号処理回路69ではエラー訂正、デシャフリング、画
像伸張などの処理が行われる。ディジタル信号処理回路
69で信号処理された信号はD/Aコンバータ68に供
給される。D/Aコンバータ68ではディジタル信号が
出力ビデオ信号に変換されて出力される。本実施例は、
記録系に用いられる記録アンプ65に関するものであ
る。
【0052】図1は本実施例の記録アンプの構成を示す
ブロック図である。まず、この記録アンプの構成を説明
する。この記録アンプ2は、ロータリートランス1を通
過した情報信号を波形整形するリミッター3と、ロータ
リートランス1を通過した情報信号のエンベロープを検
出するエンベロープ検波器4と、エンベロープ検波器4
で検出されたエンベロープ値をピークホールドするピー
クホールド回路6と、ピークホールド値に基づいてリミ
ッター3で波形整形された情報信号の電流値を増幅する
VCA5と、エンベロープ検波器4で検出されたエンベ
ロープ値と基準電圧8の値とを比較するコンパレーター
7と、コンパレーター7の比較出力に基づいてVCA5
で増幅された情報信号を出力するか否かを制御するイネ
ーブルコントロール回路9と、イネーブルコントロール
回路9から出力される情報信号の電流値を増幅して記録
ヘッド11に記録電流を供給する電流増幅器10とを有
する。ここで、リミッター3は波形整形手段、エンベロ
ープ検波器4は包絡線検出手段、ピークホールド回路6
はピーク値保持手段、VCA5は可変電流増幅手段、イ
ネーブルコントロール回路9は切り換え手段を構成す
る。
ブロック図である。まず、この記録アンプの構成を説明
する。この記録アンプ2は、ロータリートランス1を通
過した情報信号を波形整形するリミッター3と、ロータ
リートランス1を通過した情報信号のエンベロープを検
出するエンベロープ検波器4と、エンベロープ検波器4
で検出されたエンベロープ値をピークホールドするピー
クホールド回路6と、ピークホールド値に基づいてリミ
ッター3で波形整形された情報信号の電流値を増幅する
VCA5と、エンベロープ検波器4で検出されたエンベ
ロープ値と基準電圧8の値とを比較するコンパレーター
7と、コンパレーター7の比較出力に基づいてVCA5
で増幅された情報信号を出力するか否かを制御するイネ
ーブルコントロール回路9と、イネーブルコントロール
回路9から出力される情報信号の電流値を増幅して記録
ヘッド11に記録電流を供給する電流増幅器10とを有
する。ここで、リミッター3は波形整形手段、エンベロ
ープ検波器4は包絡線検出手段、ピークホールド回路6
はピーク値保持手段、VCA5は可変電流増幅手段、イ
ネーブルコントロール回路9は切り換え手段を構成す
る。
【0053】次に、このように構成された記録アンプの
動作を以下に説明する。図2は本実施例の記録アンプの
動作を示す波形図である。Aは回転ドラムの外部の記録
回路から供給される記録信号である。記録信号Aは、ゼ
ロボルトを中心に所定の振幅を有する高周波信号であ
り、低域成分の多い部分20を一部に有する。記録信号
Aは、ロータリートランス1の固定体の下ドラムに供給
される。ロータリートランス1は記録信号Aに所定のハ
イパス特性を付与したロータリートランス出力信号Bを
回転体の上ドラムに設けられた記録アンプ2に供給す
る。Bはロータリートランス1の出力信号である。ロー
タリートランス出力信号Bは、ゼロボルトを中心に所定
の振幅を有する高周波信号であり、低域成分の振幅変動
部分21を有する。ロータリートランス出力信号B中の
低域成分の振幅変動部分21は記録信号A中の低域成分
の多い部分20に対応する。この低域変動21は波形劣
化となる。
動作を以下に説明する。図2は本実施例の記録アンプの
動作を示す波形図である。Aは回転ドラムの外部の記録
回路から供給される記録信号である。記録信号Aは、ゼ
ロボルトを中心に所定の振幅を有する高周波信号であ
り、低域成分の多い部分20を一部に有する。記録信号
Aは、ロータリートランス1の固定体の下ドラムに供給
される。ロータリートランス1は記録信号Aに所定のハ
イパス特性を付与したロータリートランス出力信号Bを
回転体の上ドラムに設けられた記録アンプ2に供給す
る。Bはロータリートランス1の出力信号である。ロー
タリートランス出力信号Bは、ゼロボルトを中心に所定
の振幅を有する高周波信号であり、低域成分の振幅変動
部分21を有する。ロータリートランス出力信号B中の
低域成分の振幅変動部分21は記録信号A中の低域成分
の多い部分20に対応する。この低域変動21は波形劣
化となる。
【0054】ロータリートランス出力信号Bの一方はリ
ミッター3に供給される。リミッター3はロータリート
ランス出力信号Bに所定の振幅制限を行う。Cはリミッ
ター出力信号である。リミッター出力信号Cは、ゼロボ
ルトを中心に一定の振幅を有する高周波信号であり、低
域成分の多い部分22を一部に有する。波形整形された
リミッター出力信号CはVCA5に供給される。リミッ
ター出力信号C中の低域成分の多い部分22は記録信号
A中の低域成分の多い部分20に対応する。リミッター
3はロータリートランス1によって損なわれた記録信号
Aの低域成分20を復元している。
ミッター3に供給される。リミッター3はロータリート
ランス出力信号Bに所定の振幅制限を行う。Cはリミッ
ター出力信号である。リミッター出力信号Cは、ゼロボ
ルトを中心に一定の振幅を有する高周波信号であり、低
域成分の多い部分22を一部に有する。波形整形された
リミッター出力信号CはVCA5に供給される。リミッ
ター出力信号C中の低域成分の多い部分22は記録信号
A中の低域成分の多い部分20に対応する。リミッター
3はロータリートランス1によって損なわれた記録信号
Aの低域成分20を復元している。
【0055】ロータリートランス出力信号Bの他方はエ
ンベロープ検波器4に供給される。エンベロープ検波器
4はロータリートランス出力信号Bのプラス方向のエン
ベロープを検出する。Dはエンベロープ検波出力信号で
ある。エンベロープ検波出力信号Dはピークホールド回
路6およびコンパレーター7に供給される。エンベロー
プ検波出力信号Dは、ゼロボルトからプラス方向のレベ
ル信号であり、エンベロープ変動部分23を一部に有す
る。エンベロープ検波出力信号D中のエンベロープ変動
部分23はロータリートランス出力信号B中の低域成分
の振幅変動部分21に対応する。エンベロープ変動部分
21は低下変動のみである。
ンベロープ検波器4に供給される。エンベロープ検波器
4はロータリートランス出力信号Bのプラス方向のエン
ベロープを検出する。Dはエンベロープ検波出力信号で
ある。エンベロープ検波出力信号Dはピークホールド回
路6およびコンパレーター7に供給される。エンベロー
プ検波出力信号Dは、ゼロボルトからプラス方向のレベ
ル信号であり、エンベロープ変動部分23を一部に有す
る。エンベロープ検波出力信号D中のエンベロープ変動
部分23はロータリートランス出力信号B中の低域成分
の振幅変動部分21に対応する。エンベロープ変動部分
21は低下変動のみである。
【0056】エンベロープ検波出力信号Dの一方はピー
クホールド回路6に供給される。ピークホールド回路6
は、エンベロープ検波出力信号Dの値のピーク値を保持
する。Eはピークホールド出力信号である。ピークホー
ルド出力信号Eは、ゼロボルトからプラス方向の一定の
ピーク値を有する信号である。ピークホールド回路6は
エンベロープ変動部分23を有するエンベロープ検波出
力信号Dのエンベロープ変動部分23を除去する働きを
する。この一定のピーク値はエンベロープ検波出力信号
Dの値のピーク値に対応する。ピークホールド出力信号
Eは、VCA5に供給される。
クホールド回路6に供給される。ピークホールド回路6
は、エンベロープ検波出力信号Dの値のピーク値を保持
する。Eはピークホールド出力信号である。ピークホー
ルド出力信号Eは、ゼロボルトからプラス方向の一定の
ピーク値を有する信号である。ピークホールド回路6は
エンベロープ変動部分23を有するエンベロープ検波出
力信号Dのエンベロープ変動部分23を除去する働きを
する。この一定のピーク値はエンベロープ検波出力信号
Dの値のピーク値に対応する。ピークホールド出力信号
Eは、VCA5に供給される。
【0057】VCA5はエンベロープ検波出力信号Dの
値のピーク値のレベルに基づいてリミッター出力信号C
の電流増幅をする。FはVCA出力信号である。VCA
出力信号Fはイネーブルコントロール回路9に供給され
る。VCA出力信号Fは、ゼロボルトを中心に所定の振
幅を有する信号である。VCA出力信号F中には出力変
動部分は現れない。その理由は、VCA5がリミッター
3で一定となった信号の振幅を、一定のピーク値を有す
るピークホールド出力信号Eに基づいて可変にするから
である。
値のピーク値のレベルに基づいてリミッター出力信号C
の電流増幅をする。FはVCA出力信号である。VCA
出力信号Fはイネーブルコントロール回路9に供給され
る。VCA出力信号Fは、ゼロボルトを中心に所定の振
幅を有する信号である。VCA出力信号F中には出力変
動部分は現れない。その理由は、VCA5がリミッター
3で一定となった信号の振幅を、一定のピーク値を有す
るピークホールド出力信号Eに基づいて可変にするから
である。
【0058】エンベロープ検波出力信号Dの他方はコン
パレーター7に供給される。Gはコンパレーター出力信
号である。コンパレーター7はエンベロープ検波出力信
号Dを基準電圧8と比較して、基準電圧8より大きい信
号をコンパレーター出力信号Gとして出力する。コンパ
レーター出力信号Gはイネーブルコントロール回路9に
供給される。基準電圧8はエンベロープ検波出力信号D
中のエンベロープ変動部分23の低下変動より低い値で
ある。コンパレーター出力信号Gはゼロボルトからプラ
ス方向の基準電圧8までの矩形波信号であり、矩形波の
幅はエンベロープ検波出力信号Dの基準電圧8より大き
い部分に対応する。コンパレーター7は記録信号Aの存
在する部分と存在しない部分とを検出してイネーブルコ
ントロール回路9を制御するコンパレーター出力信号G
を得る。
パレーター7に供給される。Gはコンパレーター出力信
号である。コンパレーター7はエンベロープ検波出力信
号Dを基準電圧8と比較して、基準電圧8より大きい信
号をコンパレーター出力信号Gとして出力する。コンパ
レーター出力信号Gはイネーブルコントロール回路9に
供給される。基準電圧8はエンベロープ検波出力信号D
中のエンベロープ変動部分23の低下変動より低い値で
ある。コンパレーター出力信号Gはゼロボルトからプラ
ス方向の基準電圧8までの矩形波信号であり、矩形波の
幅はエンベロープ検波出力信号Dの基準電圧8より大き
い部分に対応する。コンパレーター7は記録信号Aの存
在する部分と存在しない部分とを検出してイネーブルコ
ントロール回路9を制御するコンパレーター出力信号G
を得る。
【0059】イネーブルコントロール回路9はコンパレ
ーター出力信号Gに基づいてVCA出力信号Fを出力す
るか否かを制御する。Hはイネーブルコントロール出力
信号である。イネーブルコントロール出力信号Hは電流
増幅器10に供給される。イネーブルコントロール出力
信号Hは、ゼロボルトを中心に所定の振幅を有する信号
である。イネーブルコントロール回路9はVCA出力信
号Fをオンまたはオフするように制御して、記録信号A
の記録のオンまたはオフを制御する。電流増幅器10は
イネーブルコントロール出力信号Hの電流増幅を行っ
て、記録電流を出力する。記録電流は記録ヘッド11に
供給される。記録ヘッド11は記録電流の値により磁気
テープに磁気記録を行う。したがって、回転ドラム内で
は、記録信号Aと記録アンプ2のIC回路に供給する図
示しない電源以外には特に制御信号を必要とせず、記録
電流値の制御および記録状態のオンまたはオフの制御を
行うことができる。
ーター出力信号Gに基づいてVCA出力信号Fを出力す
るか否かを制御する。Hはイネーブルコントロール出力
信号である。イネーブルコントロール出力信号Hは電流
増幅器10に供給される。イネーブルコントロール出力
信号Hは、ゼロボルトを中心に所定の振幅を有する信号
である。イネーブルコントロール回路9はVCA出力信
号Fをオンまたはオフするように制御して、記録信号A
の記録のオンまたはオフを制御する。電流増幅器10は
イネーブルコントロール出力信号Hの電流増幅を行っ
て、記録電流を出力する。記録電流は記録ヘッド11に
供給される。記録ヘッド11は記録電流の値により磁気
テープに磁気記録を行う。したがって、回転ドラム内で
は、記録信号Aと記録アンプ2のIC回路に供給する図
示しない電源以外には特に制御信号を必要とせず、記録
電流値の制御および記録状態のオンまたはオフの制御を
行うことができる。
【0060】次に、図1に示した記録アンプに用いるピ
ークホールド回路について説明する。図3に本実施例の
ピークホールド回路の構成を示す。このピークホールド
回路は、入力端子30と、ダイオード31と、コンデン
サ33と、出力端子32とを有する。以下に各素子の接
続を示す。入力端子30はダイオード31のアノードに
接続される。ダイオード31のカソードの一方はコンデ
ンサ33の一端に接続される。コンデンサ33の他端は
アースに接続される。ダイオード31のカソードの他方
は出力端子32に接続される。
ークホールド回路について説明する。図3に本実施例の
ピークホールド回路の構成を示す。このピークホールド
回路は、入力端子30と、ダイオード31と、コンデン
サ33と、出力端子32とを有する。以下に各素子の接
続を示す。入力端子30はダイオード31のアノードに
接続される。ダイオード31のカソードの一方はコンデ
ンサ33の一端に接続される。コンデンサ33の他端は
アースに接続される。ダイオード31のカソードの他方
は出力端子32に接続される。
【0061】このように構成されたピークホールド回路
の動作を図5に基づいて説明する。入力端子に図5に一
点鎖線で示すような入力電圧が供給されると、ダイオー
ド31はアノードからカソードへ順方向にこの電圧を出
力する。ダイオード31から出力された電圧は、コンデ
ンサ33に蓄積される。図5において、一点鎖線で示す
ような入力電圧中で、P1,P2,P3,P4,P5で
示すようなプラス方向およびマイナス方向のピーク値が
ある場合について説明する。P1は第1のプラス方向の
ピーク値,P2は第1のマイナス方向のピーク値になる
点,P3は第2のプラス方向のピーク値になる点,P4
は第2のマイナス方向のピーク値になる点,P5は第3
のプラス方向のピーク値になる点、P6は第1のマイナ
ス方向のピーク値P2と第2のプラス方向のピーク値P
3との間で第1のプラス方向のピーク値P1と同じ電圧
になる点,P7は第2のマイナス方向のピーク値P4と
第3のプラス方向のピーク値P5との間で第2のプラス
方向のピーク値P3と同じ電圧になる点をそれぞれ示
す。
の動作を図5に基づいて説明する。入力端子に図5に一
点鎖線で示すような入力電圧が供給されると、ダイオー
ド31はアノードからカソードへ順方向にこの電圧を出
力する。ダイオード31から出力された電圧は、コンデ
ンサ33に蓄積される。図5において、一点鎖線で示す
ような入力電圧中で、P1,P2,P3,P4,P5で
示すようなプラス方向およびマイナス方向のピーク値が
ある場合について説明する。P1は第1のプラス方向の
ピーク値,P2は第1のマイナス方向のピーク値になる
点,P3は第2のプラス方向のピーク値になる点,P4
は第2のマイナス方向のピーク値になる点,P5は第3
のプラス方向のピーク値になる点、P6は第1のマイナ
ス方向のピーク値P2と第2のプラス方向のピーク値P
3との間で第1のプラス方向のピーク値P1と同じ電圧
になる点,P7は第2のマイナス方向のピーク値P4と
第3のプラス方向のピーク値P5との間で第2のプラス
方向のピーク値P3と同じ電圧になる点をそれぞれ示
す。
【0062】まず、入力電圧がゼロボルトから第1のプ
ラス方向のピーク値になる点P1で示す電圧値までは、
図3においてダイオード31から出力された電圧は、コ
ンデンサ33に蓄積され、コンデンサ33に蓄積された
電圧が出力端子32に出力される。ところが、第1のプ
ラス方向のピーク値になる点P1から第1のプラス方向
のピーク値P1と同じ電圧になる点P6で示す電圧値ま
では、図3においてダイオード31から出力された電圧
は、コンデンサ33に蓄積された電圧よりも小さいの
で、以前にコンデンサ33に蓄積された第1のプラス方
向のピーク値になる点P1で示す電圧が出力端子32に
出力される。
ラス方向のピーク値になる点P1で示す電圧値までは、
図3においてダイオード31から出力された電圧は、コ
ンデンサ33に蓄積され、コンデンサ33に蓄積された
電圧が出力端子32に出力される。ところが、第1のプ
ラス方向のピーク値になる点P1から第1のプラス方向
のピーク値P1と同じ電圧になる点P6で示す電圧値ま
では、図3においてダイオード31から出力された電圧
は、コンデンサ33に蓄積された電圧よりも小さいの
で、以前にコンデンサ33に蓄積された第1のプラス方
向のピーク値になる点P1で示す電圧が出力端子32に
出力される。
【0063】次に、第1のプラス方向のピーク値P1と
同じ電圧になる点P6から第2のプラス方向のピーク値
P3で示す電圧値までは、図3においてダイオード31
から出力された電圧は、コンデンサ33に蓄積され、コ
ンデンサ33に蓄積された電圧が出力端子32に出力さ
れる。ところが、第2のプラス方向のピーク値になる点
P3から第2のプラス方向のピーク値P3と同じ電圧に
なる点P7で示す電圧値までは、図3においてダイオー
ド31から出力された電圧は、コンデンサ33に蓄積さ
れた電圧よりも小さいので、以前にコンデンサ33に蓄
積された第2のプラス方向のピーク値になる点P3で示
す電圧が出力端子32に出力される。第2のプラス方向
のピーク値P3と同じ電圧になる点P7から第3のプラ
ス方向のピーク値P5で示す電圧値までは、図3におい
てダイオード31から出力された電圧は、コンデンサ3
3に蓄積され、コンデンサ33に蓄積された電圧が出力
端子32に出力される。従って、出力端子32からは、
原点からP1,P6,P3,P7,P5で示すような階
段状の電圧が出力される。つまり、電圧のプラス方向に
は早い充電をし、電圧のマイナス方向にはホールドをす
る働きをする。
同じ電圧になる点P6から第2のプラス方向のピーク値
P3で示す電圧値までは、図3においてダイオード31
から出力された電圧は、コンデンサ33に蓄積され、コ
ンデンサ33に蓄積された電圧が出力端子32に出力さ
れる。ところが、第2のプラス方向のピーク値になる点
P3から第2のプラス方向のピーク値P3と同じ電圧に
なる点P7で示す電圧値までは、図3においてダイオー
ド31から出力された電圧は、コンデンサ33に蓄積さ
れた電圧よりも小さいので、以前にコンデンサ33に蓄
積された第2のプラス方向のピーク値になる点P3で示
す電圧が出力端子32に出力される。第2のプラス方向
のピーク値P3と同じ電圧になる点P7から第3のプラ
ス方向のピーク値P5で示す電圧値までは、図3におい
てダイオード31から出力された電圧は、コンデンサ3
3に蓄積され、コンデンサ33に蓄積された電圧が出力
端子32に出力される。従って、出力端子32からは、
原点からP1,P6,P3,P7,P5で示すような階
段状の電圧が出力される。つまり、電圧のプラス方向に
は早い充電をし、電圧のマイナス方向にはホールドをす
る働きをする。
【0064】しかし、ダイオード31には温度特性があ
るため、環境温度により出力電圧にオフセットが生じる
ことがある。図5において、出力電圧にVg[V]のオ
フセットが生じた場合には、実線で示すような出力電圧
となる。図4に、オフセットが生じないピークホールド
回路の構成を示す。まず、この回路の構成を説明する。
このピークホールド回路は、入力端子40と、オペアン
プ41と、トランジスタ42と、バイアス電源VCC
と、コンデンサ44と、スイッチ45と、出力端子43
とを有する。オペアンプ41は、例えば、Bi−FET
入力型で構成される差動アンプで、入力インピーダンス
が高く、ゲインも高い。Bi−FET入力型のオペアン
プは、回路構成の主体はバイポーラであるが、入力回路
などに、同一チップ上に作ったFETを用いているもの
である。
るため、環境温度により出力電圧にオフセットが生じる
ことがある。図5において、出力電圧にVg[V]のオ
フセットが生じた場合には、実線で示すような出力電圧
となる。図4に、オフセットが生じないピークホールド
回路の構成を示す。まず、この回路の構成を説明する。
このピークホールド回路は、入力端子40と、オペアン
プ41と、トランジスタ42と、バイアス電源VCC
と、コンデンサ44と、スイッチ45と、出力端子43
とを有する。オペアンプ41は、例えば、Bi−FET
入力型で構成される差動アンプで、入力インピーダンス
が高く、ゲインも高い。Bi−FET入力型のオペアン
プは、回路構成の主体はバイポーラであるが、入力回路
などに、同一チップ上に作ったFETを用いているもの
である。
【0065】以下に各素子の接続を示す。入力端子40
はオペアンプ41の非反転入力端子に接続される。オペ
アンプ41の出力端子はトランジスタ42のベースに接
続される。トランジスタ42のコレクタはバイアス電源
+VCCに接続される。トランジスタ42のエミッタは
オペアンプ41の反転入力端子に接続される。トランジ
スタ42のエミッタはコンデンサ44の一端に接続され
る。コンデンサ44の他端はスイッチ45の固定接点に
接続される。スイッチ45の可動接点はアースに接続さ
れる。トランジスタ42のエミッタは出力端子43に接
続される。
はオペアンプ41の非反転入力端子に接続される。オペ
アンプ41の出力端子はトランジスタ42のベースに接
続される。トランジスタ42のコレクタはバイアス電源
+VCCに接続される。トランジスタ42のエミッタは
オペアンプ41の反転入力端子に接続される。トランジ
スタ42のエミッタはコンデンサ44の一端に接続され
る。コンデンサ44の他端はスイッチ45の固定接点に
接続される。スイッチ45の可動接点はアースに接続さ
れる。トランジスタ42のエミッタは出力端子43に接
続される。
【0066】このように構成されたピークホールド回路
の動作を説明する。オペアンプ41は、入力電圧を高入
力インピーダンスで受けて、その電圧をそのまま低い出
力インピーダンス回路の出力として送り出す、いわゆる
バッファアンプ(緩衝増幅器)としての動作をする。従
って、このオペアンプ41による電圧増幅度は1であ
る。またトランジスタ42は入力インピーダンスが高
く、hfeが大きい理想的なバッファである。これによ
り、ベース電流を無視できるので、ベースに供給された
電圧がそのままエミッタに出力される。従って、このト
ランジスタ42による増幅度も1である。このように、
オペアンプ41の非反転入力端子および反転入力端子に
供給される電圧の差がゼロになるようにバランスするの
で、温度ドリフトは生じない。
の動作を説明する。オペアンプ41は、入力電圧を高入
力インピーダンスで受けて、その電圧をそのまま低い出
力インピーダンス回路の出力として送り出す、いわゆる
バッファアンプ(緩衝増幅器)としての動作をする。従
って、このオペアンプ41による電圧増幅度は1であ
る。またトランジスタ42は入力インピーダンスが高
く、hfeが大きい理想的なバッファである。これによ
り、ベース電流を無視できるので、ベースに供給された
電圧がそのままエミッタに出力される。従って、このト
ランジスタ42による増幅度も1である。このように、
オペアンプ41の非反転入力端子および反転入力端子に
供給される電圧の差がゼロになるようにバランスするの
で、温度ドリフトは生じない。
【0067】入力端子40に図5に一点鎖線で示すよう
な入力電圧が供給されると、オペアンプ41の非反転入
力端子にこの電圧が供給される。オペアンプ41は出力
端子にこの電圧をそのまま出力する。オペアンプ41の
出力端子に出力された電圧はトランジスタ42のベース
に供給される。トランジスタ42のベースに供給された
電圧はそのままエミッタに出力される。トランジスタ4
2から出力された電圧は、コンデンサ44に蓄積され
る。以下、トランジスタ42から出力される電圧がコン
デンサ44に蓄積された電圧よりも大きいときは、トラ
ンジスタ42から出力される電圧がそのまま出力端子4
3に出力され、トランジスタ42から出力される電圧が
コンデンサ44に蓄積された電圧よりも小さいときは、
コンデンサ44に蓄積された電圧がそのまま出力端子4
3に出力される。従って、出力端子43からは、図5に
示すように、原点からP1,P6,P3,P7,P5で
示すような階段状の電圧が出力され、このとき、オフセ
ットは生じない。
な入力電圧が供給されると、オペアンプ41の非反転入
力端子にこの電圧が供給される。オペアンプ41は出力
端子にこの電圧をそのまま出力する。オペアンプ41の
出力端子に出力された電圧はトランジスタ42のベース
に供給される。トランジスタ42のベースに供給された
電圧はそのままエミッタに出力される。トランジスタ4
2から出力された電圧は、コンデンサ44に蓄積され
る。以下、トランジスタ42から出力される電圧がコン
デンサ44に蓄積された電圧よりも大きいときは、トラ
ンジスタ42から出力される電圧がそのまま出力端子4
3に出力され、トランジスタ42から出力される電圧が
コンデンサ44に蓄積された電圧よりも小さいときは、
コンデンサ44に蓄積された電圧がそのまま出力端子4
3に出力される。従って、出力端子43からは、図5に
示すように、原点からP1,P6,P3,P7,P5で
示すような階段状の電圧が出力され、このとき、オフセ
ットは生じない。
【0068】また、スイッチ45はホールド動作をオン
またはオフする。スイッチ45がオンのときはホールド
動作をオンして、上述した動作をする。一旦スイッチ4
5をオフにするとホールド動作をオフする。このとき、
オフする直前にコンデンサ44に蓄積された電圧がコン
デンサ44にそのまま蓄積される。そして、次にスイッ
チ45をオンすると、オフする直前にコンデンサ44に
蓄積された電圧がそのまま出力端子43に出力される。
つまり、このスイッチ45はホールド動作のイネーブル
またはディセーブルの制御をする。また、スイッチ45
を入力端子40とオペアンプ41の非反転入力端子との
間に設けて良い。この場合もスイッチ45は、ホールド
動作のイネーブルまたはディセーブルの制御をする。
またはオフする。スイッチ45がオンのときはホールド
動作をオンして、上述した動作をする。一旦スイッチ4
5をオフにするとホールド動作をオフする。このとき、
オフする直前にコンデンサ44に蓄積された電圧がコン
デンサ44にそのまま蓄積される。そして、次にスイッ
チ45をオンすると、オフする直前にコンデンサ44に
蓄積された電圧がそのまま出力端子43に出力される。
つまり、このスイッチ45はホールド動作のイネーブル
またはディセーブルの制御をする。また、スイッチ45
を入力端子40とオペアンプ41の非反転入力端子との
間に設けて良い。この場合もスイッチ45は、ホールド
動作のイネーブルまたはディセーブルの制御をする。
【0069】図7は他の実施例の記録アンプの構成を示
すブロック図である。この例の記録アンプは、回転ドラ
ム上に180度対向して記録ヘッド(A)および記録ヘ
ッド(B)が設けられているディジタルVTRに用いら
れる。まず、この記録アンプの構成を説明する。この記
録アンプ2は、ロータリートランス1を通過した情報信
号を波形整形するリミッター3と、ロータリートランス
1を通過した情報信号のエンベロープを検出するエンベ
ロープ検波器4と、エンベロープ検波器4で検出された
エンベロープ値をピークホールドする第1のピークホー
ルド回路6と、このピークホールド値に基づいてリミッ
ター3で波形整形された情報信号の電流値を増幅する第
1のVCA5と、エンベロープ検波器4で検出されたエ
ンベロープ値と基準電圧8の値とを比較するコンパレー
ター7と、コンパレーター7の比較出力とスイッチ信号
とに基づいてゲート信号を出力する第1のゲート回路7
9と、第1のゲート回路79のゲート信号に基づいて第
1のVCA5で増幅された情報信号を出力するか否かを
制御する第1のイネーブルコントロール回路9と、第1
のイネーブルコントロール回路9から出力される情報信
号の電流値を増幅して記録ヘッド(A)11に記録電流
を供給する第1の電流増幅器10とを有する。
すブロック図である。この例の記録アンプは、回転ドラ
ム上に180度対向して記録ヘッド(A)および記録ヘ
ッド(B)が設けられているディジタルVTRに用いら
れる。まず、この記録アンプの構成を説明する。この記
録アンプ2は、ロータリートランス1を通過した情報信
号を波形整形するリミッター3と、ロータリートランス
1を通過した情報信号のエンベロープを検出するエンベ
ロープ検波器4と、エンベロープ検波器4で検出された
エンベロープ値をピークホールドする第1のピークホー
ルド回路6と、このピークホールド値に基づいてリミッ
ター3で波形整形された情報信号の電流値を増幅する第
1のVCA5と、エンベロープ検波器4で検出されたエ
ンベロープ値と基準電圧8の値とを比較するコンパレー
ター7と、コンパレーター7の比較出力とスイッチ信号
とに基づいてゲート信号を出力する第1のゲート回路7
9と、第1のゲート回路79のゲート信号に基づいて第
1のVCA5で増幅された情報信号を出力するか否かを
制御する第1のイネーブルコントロール回路9と、第1
のイネーブルコントロール回路9から出力される情報信
号の電流値を増幅して記録ヘッド(A)11に記録電流
を供給する第1の電流増幅器10とを有する。
【0070】また、この記録アンプ2は、エンベロープ
検波器4で検出されたエンベロープ値をピークホールド
する第2のピークホールド回路75と、このピークホー
ルド値に基づいてリミッター3で波形整形された情報信
号の電流値を増幅する第2のVCA74と、コンパレー
ター7の比較出力とスイッチ信号とに基づいてゲート信
号を出力する第2のゲート回路80と、第2のゲート回
路80のゲート信号に基づいて第2のVCA74で増幅
された情報信号を出力するか否かを制御する第2のイネ
ーブルコントロール回路76と、第2のイネーブルコン
トロール回路76から出力される情報信号の電流値を増
幅して記録ヘッド(B)78に記録電流を供給する第2
の電流増幅器77とを有する。ここで、第2のピークホ
ールド回路75は第2のピーク値保持手段、第2のVC
A74は第2の可変電流増幅手段、第2のイネーブルコ
ントロール回路76は第2の切り換え手段、第1のゲー
ト回路79および第2のゲート回路80は切り換え制御
手段を構成する。
検波器4で検出されたエンベロープ値をピークホールド
する第2のピークホールド回路75と、このピークホー
ルド値に基づいてリミッター3で波形整形された情報信
号の電流値を増幅する第2のVCA74と、コンパレー
ター7の比較出力とスイッチ信号とに基づいてゲート信
号を出力する第2のゲート回路80と、第2のゲート回
路80のゲート信号に基づいて第2のVCA74で増幅
された情報信号を出力するか否かを制御する第2のイネ
ーブルコントロール回路76と、第2のイネーブルコン
トロール回路76から出力される情報信号の電流値を増
幅して記録ヘッド(B)78に記録電流を供給する第2
の電流増幅器77とを有する。ここで、第2のピークホ
ールド回路75は第2のピーク値保持手段、第2のVC
A74は第2の可変電流増幅手段、第2のイネーブルコ
ントロール回路76は第2の切り換え手段、第1のゲー
ト回路79および第2のゲート回路80は切り換え制御
手段を構成する。
【0071】次に、このように構成された記録アンプの
動作を以下に説明する。記録アンプ2の動作は、先に示
した実施例の動作と同様であるので、詳細な動作の説明
を省略する。ここでは、先に示した実施例の動作と異な
る点のみを説明する。スイッチ信号は、記録ヘッド
(A)11による記録タイミングと記録ヘッド(B)7
8による記録タイミングとを切り換える信号である。例
えば、スイッチ信号がハイレベルのとき記録ヘッド
(A)11による記録タイミングとし、スイッチ信号が
ローレベルのとき記録ヘッド(B)78による記録タイ
ミングとする。コンパレーター出力信号は第1のゲート
回路79および第2のゲート回路80に供給される。第
1のピークホールド回路6はスイッチ信号がハイレベル
のときピークホールドの動作をイネーブルにする。第1
のゲート回路79は、スイッチ信号およびコンパレータ
ー出力信号がハイレベルのとき第1のゲート信号を第1
のイネーブルコントロール回路9に供給する。第2のピ
ークホールド回路75はスイッチ信号がローレベルのと
きピークホールドの動作をイネーブルにする。
動作を以下に説明する。記録アンプ2の動作は、先に示
した実施例の動作と同様であるので、詳細な動作の説明
を省略する。ここでは、先に示した実施例の動作と異な
る点のみを説明する。スイッチ信号は、記録ヘッド
(A)11による記録タイミングと記録ヘッド(B)7
8による記録タイミングとを切り換える信号である。例
えば、スイッチ信号がハイレベルのとき記録ヘッド
(A)11による記録タイミングとし、スイッチ信号が
ローレベルのとき記録ヘッド(B)78による記録タイ
ミングとする。コンパレーター出力信号は第1のゲート
回路79および第2のゲート回路80に供給される。第
1のピークホールド回路6はスイッチ信号がハイレベル
のときピークホールドの動作をイネーブルにする。第1
のゲート回路79は、スイッチ信号およびコンパレータ
ー出力信号がハイレベルのとき第1のゲート信号を第1
のイネーブルコントロール回路9に供給する。第2のピ
ークホールド回路75はスイッチ信号がローレベルのと
きピークホールドの動作をイネーブルにする。
【0072】第2のゲート回路80は、スイッチ信号が
ローレベルでかつコンパレーター出力信号がハイレベル
のとき第2のゲート信号を第2のイネーブルコントロー
ル回路76に供給する。第1のイネーブルコントロール
回路9は第1のゲート信号が供給されたときイネーブル
コントロールの動作をする。第2のイネーブルコントロ
ール回路76は第2のゲート信号が供給されたときイネ
ーブルコントロールの動作をする。つまり、スイッチ信
号がハイレベルのとき、第1のピークホールド回路6、
第1のゲート回路79および第1のイネーブルコントロ
ール回路9の動作をアクティブとし、スイッチ信号がロ
ーレベルのとき、第2のピークホールド回路75、第2
のゲート回路80および第2のイネーブルコントロール
回路76の動作をアクティブとすることにより、記録ヘ
ッド(A)11と記録ヘッド(B)78による記録タイ
ミングとを切り換える。
ローレベルでかつコンパレーター出力信号がハイレベル
のとき第2のゲート信号を第2のイネーブルコントロー
ル回路76に供給する。第1のイネーブルコントロール
回路9は第1のゲート信号が供給されたときイネーブル
コントロールの動作をする。第2のイネーブルコントロ
ール回路76は第2のゲート信号が供給されたときイネ
ーブルコントロールの動作をする。つまり、スイッチ信
号がハイレベルのとき、第1のピークホールド回路6、
第1のゲート回路79および第1のイネーブルコントロ
ール回路9の動作をアクティブとし、スイッチ信号がロ
ーレベルのとき、第2のピークホールド回路75、第2
のゲート回路80および第2のイネーブルコントロール
回路76の動作をアクティブとすることにより、記録ヘ
ッド(A)11と記録ヘッド(B)78による記録タイ
ミングとを切り換える。
【0073】このようにして、記録ヘッド(A)11に
よる記録タイミングと記録ヘッド(B)78による記録
タイミングとを切り換えて記録信号を記録することがで
きる。このようにして記録ヘッド(A)11による記録
タイミングと記録ヘッド(B)78による記録タイミン
グとを切り換えて記録信号を記録する理由は、記録ヘッ
ド(A)11と記録ヘッド(B)78とでヘッドの特性
が異なるため、記録ヘッド(A)11による記録電流値
と記録ヘッド(B)78による記録電流値とを個別に作
る必要があるためである。上例では、スイッチ信号がハ
イレベルのとき記録ヘッド(A)11の系統のピークホ
ールド動作およびイネーブルコントロール動作をイネー
ブルとし、スイッチ信号がローレベルのとき記録ヘッド
(B)78の系統のピークホールド動作およびイネーブ
ルコントロール動作をイネーブルとする例を示したが、
記録ヘッド(A)11の系統と記録ヘッド(B)78の
系統のピークホールド動作およびイネーブルコントロー
ル動作をリレースイッチにより切り換えるようにしても
よいし、また、図4に示したスイッチ45により切り換
えるようにしても良い。
よる記録タイミングと記録ヘッド(B)78による記録
タイミングとを切り換えて記録信号を記録することがで
きる。このようにして記録ヘッド(A)11による記録
タイミングと記録ヘッド(B)78による記録タイミン
グとを切り換えて記録信号を記録する理由は、記録ヘッ
ド(A)11と記録ヘッド(B)78とでヘッドの特性
が異なるため、記録ヘッド(A)11による記録電流値
と記録ヘッド(B)78による記録電流値とを個別に作
る必要があるためである。上例では、スイッチ信号がハ
イレベルのとき記録ヘッド(A)11の系統のピークホ
ールド動作およびイネーブルコントロール動作をイネー
ブルとし、スイッチ信号がローレベルのとき記録ヘッド
(B)78の系統のピークホールド動作およびイネーブ
ルコントロール動作をイネーブルとする例を示したが、
記録ヘッド(A)11の系統と記録ヘッド(B)78の
系統のピークホールド動作およびイネーブルコントロー
ル動作をリレースイッチにより切り換えるようにしても
よいし、また、図4に示したスイッチ45により切り換
えるようにしても良い。
【0074】図8は他の実施例の記録アンプの構成を示
すブロック図である。まず、この記録アンプの構成を説
明する。この例は、図1の実施例に対してピークホール
ド値をリセットする機能を追加した。この記録アンプ2
は、ロータリートランス1を通過した情報信号を波形整
形するリミッター3と、ロータリートランス1を通過し
た情報信号のエンベロープを検出するエンベロープ検波
器4と、エンベロープ検波器4で検出されたエンベロー
プ値をピークホールドするピークホールド回路6と、ピ
ークホールド値をリセットするリセットスイッチ81
と、ピークホールド値に基づいてリミッター3で波形整
形された情報信号の電流値を増幅するVCA5と、エン
ベロープ検波器4で検出されたエンベロープ値と基準電
圧8の値とを比較するコンパレーター7と、コンパレー
ター7の比較出力に基づいてVCA5で増幅された情報
信号を出力するか否かを制御するイネーブルコントロー
ル回路9と、イネーブルコントロール回路9から出力さ
れる情報信号の電流値を増幅して記録ヘッド11に記録
電流を供給する電流増幅器10とを有する。ここでリセ
ットスイッチ81はリセット手段である。
すブロック図である。まず、この記録アンプの構成を説
明する。この例は、図1の実施例に対してピークホール
ド値をリセットする機能を追加した。この記録アンプ2
は、ロータリートランス1を通過した情報信号を波形整
形するリミッター3と、ロータリートランス1を通過し
た情報信号のエンベロープを検出するエンベロープ検波
器4と、エンベロープ検波器4で検出されたエンベロー
プ値をピークホールドするピークホールド回路6と、ピ
ークホールド値をリセットするリセットスイッチ81
と、ピークホールド値に基づいてリミッター3で波形整
形された情報信号の電流値を増幅するVCA5と、エン
ベロープ検波器4で検出されたエンベロープ値と基準電
圧8の値とを比較するコンパレーター7と、コンパレー
ター7の比較出力に基づいてVCA5で増幅された情報
信号を出力するか否かを制御するイネーブルコントロー
ル回路9と、イネーブルコントロール回路9から出力さ
れる情報信号の電流値を増幅して記録ヘッド11に記録
電流を供給する電流増幅器10とを有する。ここでリセ
ットスイッチ81はリセット手段である。
【0075】次に、このように構成された記録アンプの
動作を以下に説明する。記録アンプ2の動作は、先に示
した実施例の動作と同様であるので、詳細な動作の説明
を省略する。ここでは、先に示した図1の実施例の動作
と異なる点のみを説明する。図9は、図8の記録アンプ
の動作を示す波形図である。図9において、記録レベル
がそれぞれ異なる記録信号A1、A2がロータリートラ
ンス1に供給されている。記録信号Aの記録レベルが異
なる理由は、記録ヘッドのバラツキがあるからである。
この場合、コンパレーター出力G1,G2のそれぞれの
立ち下がりのタイミングT1,T2でピークホールド回
路6のリセットスイッチ81をオンする。すると、ピー
クホールド出力Eは記録レベルの大きいE1と,記録レ
ベルの小さいE2とを区別して出力することができる。
したがって、VCA5はこのピークホールド出力Eに基
づいてVCA動作を行うことができる。これにより、適
正な記録信号レベルを有するイネーブルコントロール出
力Hを得ることができる。このようにして、記録ヘッド
のバラツキにより記録信号Aの記録レベルが異なる場合
であっても、ピークホールド値をリセットすることによ
り、適正な記録レベルの記録電流で記録ヘッドにより信
号の記録を行うことができる。
動作を以下に説明する。記録アンプ2の動作は、先に示
した実施例の動作と同様であるので、詳細な動作の説明
を省略する。ここでは、先に示した図1の実施例の動作
と異なる点のみを説明する。図9は、図8の記録アンプ
の動作を示す波形図である。図9において、記録レベル
がそれぞれ異なる記録信号A1、A2がロータリートラ
ンス1に供給されている。記録信号Aの記録レベルが異
なる理由は、記録ヘッドのバラツキがあるからである。
この場合、コンパレーター出力G1,G2のそれぞれの
立ち下がりのタイミングT1,T2でピークホールド回
路6のリセットスイッチ81をオンする。すると、ピー
クホールド出力Eは記録レベルの大きいE1と,記録レ
ベルの小さいE2とを区別して出力することができる。
したがって、VCA5はこのピークホールド出力Eに基
づいてVCA動作を行うことができる。これにより、適
正な記録信号レベルを有するイネーブルコントロール出
力Hを得ることができる。このようにして、記録ヘッド
のバラツキにより記録信号Aの記録レベルが異なる場合
であっても、ピークホールド値をリセットすることによ
り、適正な記録レベルの記録電流で記録ヘッドにより信
号の記録を行うことができる。
【0076】図10は他の実施例の記録アンプの構成を
示すブロック図である。まず、この記録アンプの構成を
説明する。この例は、図1の実施例のリミッター3に替
えて量子化帰還回路(QFB)100を設けたものであ
る。この記録アンプ2は、ロータリートランス1を通過
した情報信号を波形整形する量子化帰還回路100と、
ロータリートランス1を通過した情報信号のエンベロー
プを検出するエンベロープ検波器4と、エンベロープ検
波器4で検出されたエンベロープ値をピークホールドす
るピークホールド回路6と、ピークホールド値に基づい
て量子化帰還回路100で波形整形された情報信号の電
流値を増幅するVCA5と、エンベロープ検波器4で検
出されたエンベロープ値と基準電圧8の値とを比較する
コンパレーター7と、コンパレーター7の比較出力に基
づいてVCA5で増幅された情報信号を出力するか否か
を制御するイネーブルコントロール回路9と、イネーブ
ルコントロール回路9から出力される情報信号の電流値
を増幅して記録ヘッド11に記録電流を供給する電流増
幅器10とを有する。ここで、量子化帰還回路100
は、加算器101と、ローパスフィルター102と、V
CA103と、リミッター104とを有する。量子化帰
還回路100は補正手段を構成する。
示すブロック図である。まず、この記録アンプの構成を
説明する。この例は、図1の実施例のリミッター3に替
えて量子化帰還回路(QFB)100を設けたものであ
る。この記録アンプ2は、ロータリートランス1を通過
した情報信号を波形整形する量子化帰還回路100と、
ロータリートランス1を通過した情報信号のエンベロー
プを検出するエンベロープ検波器4と、エンベロープ検
波器4で検出されたエンベロープ値をピークホールドす
るピークホールド回路6と、ピークホールド値に基づい
て量子化帰還回路100で波形整形された情報信号の電
流値を増幅するVCA5と、エンベロープ検波器4で検
出されたエンベロープ値と基準電圧8の値とを比較する
コンパレーター7と、コンパレーター7の比較出力に基
づいてVCA5で増幅された情報信号を出力するか否か
を制御するイネーブルコントロール回路9と、イネーブ
ルコントロール回路9から出力される情報信号の電流値
を増幅して記録ヘッド11に記録電流を供給する電流増
幅器10とを有する。ここで、量子化帰還回路100
は、加算器101と、ローパスフィルター102と、V
CA103と、リミッター104とを有する。量子化帰
還回路100は補正手段を構成する。
【0077】次に、このように構成された記録アンプの
動作を以下に説明する。記録アンプ2の動作は、先に示
した実施例の動作と同様であるので、詳細な動作の説明
を省略する。ここでは、先に示した図1の実施例の動作
と異なる点のみを説明する。図11は、量子化帰還の原
理を説明するための構成を示すブロック図である。図1
1の量子化帰還回路110の構成を説明する。この量子
化帰還回路110は、ハイパスフィルター115と、加
算器111と、リミッター112と、VCA113と、
ローパスフィルター114と、エンベロープ検波器11
6とを有する。ハイパスフィルター115は、図10の
記録アンプ2の前段に設けられたロータリートランス1
に相当する。ロータリートランス1はハイパス特性を有
するので、図11においてはハイパスフィルター115
に置き換えたのである。エンベロープ検波器116は、
図10の記録アンプ2におけるエンベロープ検波器4を
示す。
動作を以下に説明する。記録アンプ2の動作は、先に示
した実施例の動作と同様であるので、詳細な動作の説明
を省略する。ここでは、先に示した図1の実施例の動作
と異なる点のみを説明する。図11は、量子化帰還の原
理を説明するための構成を示すブロック図である。図1
1の量子化帰還回路110の構成を説明する。この量子
化帰還回路110は、ハイパスフィルター115と、加
算器111と、リミッター112と、VCA113と、
ローパスフィルター114と、エンベロープ検波器11
6とを有する。ハイパスフィルター115は、図10の
記録アンプ2の前段に設けられたロータリートランス1
に相当する。ロータリートランス1はハイパス特性を有
するので、図11においてはハイパスフィルター115
に置き換えたのである。エンベロープ検波器116は、
図10の記録アンプ2におけるエンベロープ検波器4を
示す。
【0078】図12は、図11の量子化帰還回路の動作
を示す波形図である。図12において、ハイパスフィル
ター115には、図12aで示すように、ゼロボルトを
中心に所定の振幅を有するナイキスト第1基準に等化さ
れた入力信号H1(S)が供給される。以下、S=jω
=j・2πfであり、fは信号の周波数である。H1
(S)を数1に示す。
を示す波形図である。図12において、ハイパスフィル
ター115には、図12aで示すように、ゼロボルトを
中心に所定の振幅を有するナイキスト第1基準に等化さ
れた入力信号H1(S)が供給される。以下、S=jω
=j・2πfであり、fは信号の周波数である。H1
(S)を数1に示す。
【0079】
【数1】
【0080】信号H1(S)は、ハイパスフィルター1
15によりハイパス特性を付与されるので、図12bで
示すような、低域低下部分120を有する。ハイパス特
性を付与された信号H1(S)は、以下の数2のように
表される。
15によりハイパス特性を付与されるので、図12bで
示すような、低域低下部分120を有する。ハイパス特
性を付与された信号H1(S)は、以下の数2のように
表される。
【0081】
【数2】
【0082】ここで、図12eに示すようにリミッター
112から出力される出力信号H2(S)を波形整形さ
れた矩形波信号とする。H2(S)を数3に示す。
112から出力される出力信号H2(S)を波形整形さ
れた矩形波信号とする。H2(S)を数3に示す。
【0083】
【数3】
【0084】すると、図12cに示すように、エンベロ
ープ検波器116のエンベロープ出力に基づいてVCA
113で可変電流増幅されたVCA出力に対して、ロー
パスフィルター114によりローパス特性を付与された
信号H2(S)は、低域ではローパス特性を付与された
信号H1(S)とほぼ同じになる。この関係を数4に示
す。エンベロープ検波器116では、図12aで示す入
力信号の電圧レベルを検知して、図12bで示す信号と
図12cに示す信号とのレベルを合わせるようにしてい
る。
ープ検波器116のエンベロープ出力に基づいてVCA
113で可変電流増幅されたVCA出力に対して、ロー
パスフィルター114によりローパス特性を付与された
信号H2(S)は、低域ではローパス特性を付与された
信号H1(S)とほぼ同じになる。この関係を数4に示
す。エンベロープ検波器116では、図12aで示す入
力信号の電圧レベルを検知して、図12bで示す信号と
図12cに示す信号とのレベルを合わせるようにしてい
る。
【0085】
【数4】
【0086】そこで、図12dに示すようにローパスフ
ィルター114によりローパス特性を付与された信号H
1(S)とハイパスフィルター115によりハイパス特
性を付与された信号H1(S)とを加算器111で加算
すると、入力信号H1(S)を得ることができる。この
関係を数5に示す。
ィルター114によりローパス特性を付与された信号H
1(S)とハイパスフィルター115によりハイパス特
性を付与された信号H1(S)とを加算器111で加算
すると、入力信号H1(S)を得ることができる。この
関係を数5に示す。
【0087】
【数5】
【0088】このようにして、量子化帰還回路110で
は低域低下した信号を復元して低域低下の無い出力信号
H2(S)を得ることができる。また、低域低下部分1
20を有する信号にリミッター112により波形整形を
かけると、位相方向の進みによる誤差が生じる。この位
相進みの誤差をも修正することができる。ここで、入力
信号H1(S)は図10における記録信号Aに対応し、
出力信号H2(S)は図10における量子化帰還回路出
力Cに対応する。図11ではエンベロープ検波器116
のエンベロープ出力に基づいてVCA113で可変電流
増幅するが、図10ではピークホールド回路6のピーク
ホールド出力に基づいてVCA103で可変電流増幅す
るようにしている。
は低域低下した信号を復元して低域低下の無い出力信号
H2(S)を得ることができる。また、低域低下部分1
20を有する信号にリミッター112により波形整形を
かけると、位相方向の進みによる誤差が生じる。この位
相進みの誤差をも修正することができる。ここで、入力
信号H1(S)は図10における記録信号Aに対応し、
出力信号H2(S)は図10における量子化帰還回路出
力Cに対応する。図11ではエンベロープ検波器116
のエンベロープ出力に基づいてVCA113で可変電流
増幅するが、図10ではピークホールド回路6のピーク
ホールド出力に基づいてVCA103で可変電流増幅す
るようにしている。
【0089】図13は、図1に示した本実施例の記録ア
ンプのVCA、イネーブルコントロール回路および電流
増幅器の具体的回路である。この例の記録アンプ2のV
CA、イネーブルコントロール回路および電流増幅器の
構成を説明する。VCAおよび電流増幅器130は、差
動増幅器133を構成する一対のトランジスタ131、
132と、直流電流源134とを有する。イネーブルコ
ントロール回路135はスイッチ136を有する。ここ
で、VCAおよび電流増幅器130は可変電流増幅手
段、スイッチ136はスイッチ回路を構成する。このよ
うなVCA、イネーブルコントロール回路および電流増
幅器の接続関係は以下のようになる。一方のトランジス
タ131のベースはリミッター3の非反転出力端子に接
続される。他方のトランジスタ132のベースはリミッ
ター3の反転出力端子に接続される。一方のトランジス
タ131のエミッタは他方のトランジスタ132のエミ
ッタに接続される。一方のトランジスタ131のコレク
タは記録ヘッド11内のコイル138の一端に接続さ
れ、他方のトランジスタ132のコレクタは記録ヘッド
11内のコイル138の他端に接続される。記録ヘッド
11内のコイル138の中点タップにはバイアス電源1
37が接続される。
ンプのVCA、イネーブルコントロール回路および電流
増幅器の具体的回路である。この例の記録アンプ2のV
CA、イネーブルコントロール回路および電流増幅器の
構成を説明する。VCAおよび電流増幅器130は、差
動増幅器133を構成する一対のトランジスタ131、
132と、直流電流源134とを有する。イネーブルコ
ントロール回路135はスイッチ136を有する。ここ
で、VCAおよび電流増幅器130は可変電流増幅手
段、スイッチ136はスイッチ回路を構成する。このよ
うなVCA、イネーブルコントロール回路および電流増
幅器の接続関係は以下のようになる。一方のトランジス
タ131のベースはリミッター3の非反転出力端子に接
続される。他方のトランジスタ132のベースはリミッ
ター3の反転出力端子に接続される。一方のトランジス
タ131のエミッタは他方のトランジスタ132のエミ
ッタに接続される。一方のトランジスタ131のコレク
タは記録ヘッド11内のコイル138の一端に接続さ
れ、他方のトランジスタ132のコレクタは記録ヘッド
11内のコイル138の他端に接続される。記録ヘッド
11内のコイル138の中点タップにはバイアス電源1
37が接続される。
【0090】一方のトランジスタ131のエミッタと他
方のトランジスタ132のエミッタとの接続点は直流電
流源134の入力端子に接続される。直流電流源134
の制御端子はピークホールド回路6の出力端子に接続さ
れる。直流電流源134の出力端子はスイッチ136の
固定接点に接続される。スイッチ136の可動接点はア
ースに接続される。スイッチ136の制御端子はコンパ
レーター7の出力端子に接続される。
方のトランジスタ132のエミッタとの接続点は直流電
流源134の入力端子に接続される。直流電流源134
の制御端子はピークホールド回路6の出力端子に接続さ
れる。直流電流源134の出力端子はスイッチ136の
固定接点に接続される。スイッチ136の可動接点はア
ースに接続される。スイッチ136の制御端子はコンパ
レーター7の出力端子に接続される。
【0091】次に、このように構成された記録アンプの
VCA、イネーブルコントロール回路および電流増幅器
の動作を以下に説明する。記録アンプの動作は、先に示
した実施例の動作と同様であるので、詳細な動作の説明
を省略する。ここでは、図13に示したVCA、イネー
ブルコントロール回路および電流増幅器の動作のみを説
明する。ピークホールド出力信号Eに基づいて直流電流
源134の電流値を制御し、リミッター出力信号Cに基
づく差動増幅器133の電流増幅率を制御する。これに
より、記録ヘッド11内のコイル138に流れる記録電
流値を制御する。コンパレーター出力信号Gに基づいて
スイッチ136のオンまたはオフを制御し、記録電流の
オンまたはオフを制御する。
VCA、イネーブルコントロール回路および電流増幅器
の動作を以下に説明する。記録アンプの動作は、先に示
した実施例の動作と同様であるので、詳細な動作の説明
を省略する。ここでは、図13に示したVCA、イネー
ブルコントロール回路および電流増幅器の動作のみを説
明する。ピークホールド出力信号Eに基づいて直流電流
源134の電流値を制御し、リミッター出力信号Cに基
づく差動増幅器133の電流増幅率を制御する。これに
より、記録ヘッド11内のコイル138に流れる記録電
流値を制御する。コンパレーター出力信号Gに基づいて
スイッチ136のオンまたはオフを制御し、記録電流の
オンまたはオフを制御する。
【0092】また、上例の第7図に示した記録アンプと
第8図に示した記録アンプとを組み合わせても良い。こ
の場合、第1のピークホールド回路6に第1のリセット
スイッチ81を設け、第2のピークホールド回路75に
第2のリセットスイッチを設ける。つまり、スイッチ信
号が第1のレベルのとき、第1のピークホールド回路
6、第1のゲート回路79および第1のイネーブルコン
トロール回路9の動作をアクティブとし、スイッチ信号
が第2のレベルのとき、第2のピークホールド回路7
5、第2のゲート回路80および第2のイネーブルコン
トロール回路76の動作をアクティブとすることによ
り、第1の記録ヘッド11と第2の記録ヘッド78によ
る記録タイミングとを切り換える。このようにして、第
1の記録ヘッド11による記録タイミングと第2の記録
ヘッド78による記録タイミングとを切り換えて記録信
号を記録することができる。このとき、記録レベルがそ
れぞれ異なる記録信号がロータリートランス1に供給さ
れている。この場合、コンパレーター出力Gのそれぞれ
の立ち下がりのタイミングで第1または第2のピークホ
ールド回路6,75のリセットスイッチをオンする。す
ると、第1または第2のピークホールド出力E1,E2
は記録レベルの大きい信号と,記録レベルの小さい信号
とを区別して出力することができる。したがって、第1
または第2のVCA5,74はこの第1または第2のピ
ークホールド出力E1,E2に基づいて可変電流増幅動
作を行うことができる。これにより、適正な記録信号レ
ベルを有する判別出力G1,G2を得ることができる。
このようにして、記録ヘッドのバラツキにより記録信号
Aの記録レベルが異なる場合であっても、ピーク値をリ
セットすることにより、適正な記録レベルの記録電流で
記録ヘッドにより信号の記録を行うことができる。
第8図に示した記録アンプとを組み合わせても良い。こ
の場合、第1のピークホールド回路6に第1のリセット
スイッチ81を設け、第2のピークホールド回路75に
第2のリセットスイッチを設ける。つまり、スイッチ信
号が第1のレベルのとき、第1のピークホールド回路
6、第1のゲート回路79および第1のイネーブルコン
トロール回路9の動作をアクティブとし、スイッチ信号
が第2のレベルのとき、第2のピークホールド回路7
5、第2のゲート回路80および第2のイネーブルコン
トロール回路76の動作をアクティブとすることによ
り、第1の記録ヘッド11と第2の記録ヘッド78によ
る記録タイミングとを切り換える。このようにして、第
1の記録ヘッド11による記録タイミングと第2の記録
ヘッド78による記録タイミングとを切り換えて記録信
号を記録することができる。このとき、記録レベルがそ
れぞれ異なる記録信号がロータリートランス1に供給さ
れている。この場合、コンパレーター出力Gのそれぞれ
の立ち下がりのタイミングで第1または第2のピークホ
ールド回路6,75のリセットスイッチをオンする。す
ると、第1または第2のピークホールド出力E1,E2
は記録レベルの大きい信号と,記録レベルの小さい信号
とを区別して出力することができる。したがって、第1
または第2のVCA5,74はこの第1または第2のピ
ークホールド出力E1,E2に基づいて可変電流増幅動
作を行うことができる。これにより、適正な記録信号レ
ベルを有する判別出力G1,G2を得ることができる。
このようにして、記録ヘッドのバラツキにより記録信号
Aの記録レベルが異なる場合であっても、ピーク値をリ
セットすることにより、適正な記録レベルの記録電流で
記録ヘッドにより信号の記録を行うことができる。
【0093】また、図4に示した記録アンプと図10に
示した記録アンプとを組み合わせても良い。このとき、
図4のリミッター3に替えて図10の量子化帰還回路1
00を設ける。つまり、スイッチ信号が第1のレベルの
とき、第1のピークホールド回路6、第1のゲート回路
79および第1のイネーブルコントロール回路9の動作
をアクティブとし、スイッチ信号が第2のレベルのと
き、第2のピークホールド回路75、第2のゲート回路
80および第2のイネーブルコントロール回路76の動
作をアクティブとすることにより、第1の記録ヘッド1
1と第2の記録ヘッド78による記録タイミングとを切
り換える。このようにして、第1の記録ヘッド11によ
る記録タイミングと第2の記録ヘッド78による記録タ
イミングとを切り換えて記録信号を記録することができ
る。このとき、量子化帰還回路100は低域成分を復元
する量子化帰還の作用をする。ロータリートランスから
なるハイパスフィルター1には、ゼロボルトを中心に所
定の振幅を有するナイキスト第1基準に等化された入力
信号が供給される。この信号は、ロータリートランスと
してのハイパスフィルター1によりハイパス特性を付与
されるので、低域低下部分を有する。リミッター104
から出力される出力信号は波形整形された矩形波信号で
ある。このようにして、量子化帰還回路100では低域
低下した信号を復元して低域低下の無い出力信号を得る
ことができる。また、低域低下部分を有する信号に波形
整形をかけると、位相方向の進みによる誤差が生じる。
この位相進みの誤差をも修正することができる。
示した記録アンプとを組み合わせても良い。このとき、
図4のリミッター3に替えて図10の量子化帰還回路1
00を設ける。つまり、スイッチ信号が第1のレベルの
とき、第1のピークホールド回路6、第1のゲート回路
79および第1のイネーブルコントロール回路9の動作
をアクティブとし、スイッチ信号が第2のレベルのと
き、第2のピークホールド回路75、第2のゲート回路
80および第2のイネーブルコントロール回路76の動
作をアクティブとすることにより、第1の記録ヘッド1
1と第2の記録ヘッド78による記録タイミングとを切
り換える。このようにして、第1の記録ヘッド11によ
る記録タイミングと第2の記録ヘッド78による記録タ
イミングとを切り換えて記録信号を記録することができ
る。このとき、量子化帰還回路100は低域成分を復元
する量子化帰還の作用をする。ロータリートランスから
なるハイパスフィルター1には、ゼロボルトを中心に所
定の振幅を有するナイキスト第1基準に等化された入力
信号が供給される。この信号は、ロータリートランスと
してのハイパスフィルター1によりハイパス特性を付与
されるので、低域低下部分を有する。リミッター104
から出力される出力信号は波形整形された矩形波信号で
ある。このようにして、量子化帰還回路100では低域
低下した信号を復元して低域低下の無い出力信号を得る
ことができる。また、低域低下部分を有する信号に波形
整形をかけると、位相方向の進みによる誤差が生じる。
この位相進みの誤差をも修正することができる。
【0094】また、図4に示した記録アンプと図13に
示した記録アンプとを組み合わせても良い。このとき、
第1のVCA5および第1の電流増幅器10を一対の差
動増幅器133および直流電流源134で構成し、第1
のイネーブルコントロール回路9をスイッチ136で構
成し、第2のVCA74および第2の電流増幅器77を
一対の差動増幅器133および直流電流源134で構成
し、第2のイネーブルコントロール回路76をスイッチ
136で構成する。つまり、スイッチ信号が第1のレベ
ルのとき、第1のピークホールド回路6、第1のゲート
回路79および第1のイネーブルコントロール回路9の
動作をアクティブとし、スイッチ信号が第2のレベルの
とき、第2のピークホールド回路75、第2のゲート回
路80および第2のイネーブルコントロール回路76の
動作をアクティブとすることにより、第1の記録ヘッド
11と第2の記録ヘッド78による記録タイミングとを
切り換える。このようにして、第1の記録ヘッド11に
よる記録タイミングと第2の記録ヘッド78による記録
タイミングとを切り換えて記録信号を記録することがで
きる。このとき、第1または第2のピークホールド出力
信号E1,E2に基づいて第1または第2の直流電流源
134の電流値を制御し、リミッター出力信号Cに基づ
く第1または第2のVCA5,74の差動増幅器133
の電流増幅率を制御する。これにより、第1または第2
の記録ヘッド11,78内のコイルに流れる記録電流値
を制御する。コンパレーター出力信号Gに基づいて第1
または第2のイネーブルコントロール回路9,76のオ
ンまたはオフを制御し、これにより第1または第2の記
録電流のオンまたはオフを制御する。
示した記録アンプとを組み合わせても良い。このとき、
第1のVCA5および第1の電流増幅器10を一対の差
動増幅器133および直流電流源134で構成し、第1
のイネーブルコントロール回路9をスイッチ136で構
成し、第2のVCA74および第2の電流増幅器77を
一対の差動増幅器133および直流電流源134で構成
し、第2のイネーブルコントロール回路76をスイッチ
136で構成する。つまり、スイッチ信号が第1のレベ
ルのとき、第1のピークホールド回路6、第1のゲート
回路79および第1のイネーブルコントロール回路9の
動作をアクティブとし、スイッチ信号が第2のレベルの
とき、第2のピークホールド回路75、第2のゲート回
路80および第2のイネーブルコントロール回路76の
動作をアクティブとすることにより、第1の記録ヘッド
11と第2の記録ヘッド78による記録タイミングとを
切り換える。このようにして、第1の記録ヘッド11に
よる記録タイミングと第2の記録ヘッド78による記録
タイミングとを切り換えて記録信号を記録することがで
きる。このとき、第1または第2のピークホールド出力
信号E1,E2に基づいて第1または第2の直流電流源
134の電流値を制御し、リミッター出力信号Cに基づ
く第1または第2のVCA5,74の差動増幅器133
の電流増幅率を制御する。これにより、第1または第2
の記録ヘッド11,78内のコイルに流れる記録電流値
を制御する。コンパレーター出力信号Gに基づいて第1
または第2のイネーブルコントロール回路9,76のオ
ンまたはオフを制御し、これにより第1または第2の記
録電流のオンまたはオフを制御する。
【0095】また、上例のいずれかに示した記録アンプ
を記録再生装置に用いるようにしても良い。このとき、
ロータリートランスは記録信号Aに所定のハイパス特性
を付与して出力信号を回転体の上ドラムに設けられた記
録アンプ2に供給する。記録アンプ2では、低域低下の
無い記録信号Aの記録電流が増幅されて記録ヘッド11
に供給される。この記録アンプ2は回転型ヘッドで記録
信号Aを記録媒体に記録する際の記録電流値を制御す
る。また、この発明の記録アンプは、上例に限らず、デ
ータレコーダーにも適用することができる。
を記録再生装置に用いるようにしても良い。このとき、
ロータリートランスは記録信号Aに所定のハイパス特性
を付与して出力信号を回転体の上ドラムに設けられた記
録アンプ2に供給する。記録アンプ2では、低域低下の
無い記録信号Aの記録電流が増幅されて記録ヘッド11
に供給される。この記録アンプ2は回転型ヘッドで記録
信号Aを記録媒体に記録する際の記録電流値を制御す
る。また、この発明の記録アンプは、上例に限らず、デ
ータレコーダーにも適用することができる。
【0096】
【発明の効果】この第1の発明の記録アンプは、情報信
号を記録媒体に記録する回転型ヘッドが設けられている
回転体と固定体との間に回転トランスが設けられ、上記
回転トランスを介して情報信号を上記回転型ヘッドに供
給する記録アンプにおいて、上記回転トランスから供給
される情報信号を波形整形する波形整形手段と、上記回
転トランスから供給される情報信号の包絡線を検出する
包絡線検出手段と、上記包絡線検出手段により検出され
た包絡線のピーク値を保持するピーク値保持手段と、上
記ピーク値保持手段により保持されたピーク値に基づい
て上記波形整形手段により波形整形された情報信号を増
幅する可変電流増幅手段と、上記包絡線検出手段により
検出された包絡線の値に基づいて情報信号を上記回転型
ヘッドに供給するか否かを切り換える切り換え手段とを
有し、上記回転型ヘッドにより情報信号を記録媒体に記
録する際の記録電流値を制御するので、回転トランスの
固定体側に供給される記録信号のレベルに対して素早く
記録状態のオンまたはオフの制御を行うことができると
同時に、そのレベルでの記録信号のパターンに依存しな
い安定した記録電流値制御を可能とすることができる。
号を記録媒体に記録する回転型ヘッドが設けられている
回転体と固定体との間に回転トランスが設けられ、上記
回転トランスを介して情報信号を上記回転型ヘッドに供
給する記録アンプにおいて、上記回転トランスから供給
される情報信号を波形整形する波形整形手段と、上記回
転トランスから供給される情報信号の包絡線を検出する
包絡線検出手段と、上記包絡線検出手段により検出され
た包絡線のピーク値を保持するピーク値保持手段と、上
記ピーク値保持手段により保持されたピーク値に基づい
て上記波形整形手段により波形整形された情報信号を増
幅する可変電流増幅手段と、上記包絡線検出手段により
検出された包絡線の値に基づいて情報信号を上記回転型
ヘッドに供給するか否かを切り換える切り換え手段とを
有し、上記回転型ヘッドにより情報信号を記録媒体に記
録する際の記録電流値を制御するので、回転トランスの
固定体側に供給される記録信号のレベルに対して素早く
記録状態のオンまたはオフの制御を行うことができると
同時に、そのレベルでの記録信号のパターンに依存しな
い安定した記録電流値制御を可能とすることができる。
【0097】また、この第2の発明の記録アンプは、情
報信号を記録媒体に記録する第1の回転型ヘッドおよび
第2の回転型ヘッドが対向して設けられている回転体と
固定体との間に回転トランスが設けられ、上記回転トラ
ンスを介して情報信号を上記第1の回転型ヘッドおよび
第2の回転型ヘッドに供給する記録アンプにおいて、上
記回転トランスから供給される情報信号を波形整形する
波形整形手段と、上記回転トランスから供給される情報
信号の包絡線を検出する包絡線検出手段と、上記包絡線
検出手段により検出された包絡線のピーク値を保持する
第1のピーク値保持手段と、上記包絡線検出手段により
検出された包絡線のピーク値を保持する第2のピーク値
保持手段と、上記第1のピーク値保持手段により保持さ
れたピーク値に基づいて上記波形整形手段により波形整
形された情報信号を増幅する第1の可変電流増幅手段
と、上記第2のピーク値保持手段により保持されたピー
ク値に基づいて上記波形整形手段により波形整形された
情報信号を増幅する第2の可変電流増幅手段と、上記包
絡線検出手段により検出された包絡線の値に基づいて情
報信号を上記第1の回転型ヘッドに供給するか否かを切
り換える第1の切り換え手段と、上記包絡線検出手段に
より検出された包絡線の値に基づいて情報信号を上記第
2の回転型ヘッドに供給するか否かを判別する第2の切
り換え手段と、上記第1のピーク値保持手段および第1
の切り換え手段、または上記第2のピーク値保持手段お
よび第2の切り換え手段の動作を有効する切り換え制御
手段とを有し、上記第1の回転型ヘッドまたは第2の回
転型ヘッドにより情報信号を記録媒体に記録する際の記
録電流値を制御するので、記録電流値が異なる場合であ
っても、回転トランスの固定体側に供給される記録信号
のレベルに対して素早く記録状態のオンまたはオフの制
御を行うことができると同時に、そのレベルでの記録信
号のパターンに依存しない安定した記録電流値制御を可
能とすることができる。
報信号を記録媒体に記録する第1の回転型ヘッドおよび
第2の回転型ヘッドが対向して設けられている回転体と
固定体との間に回転トランスが設けられ、上記回転トラ
ンスを介して情報信号を上記第1の回転型ヘッドおよび
第2の回転型ヘッドに供給する記録アンプにおいて、上
記回転トランスから供給される情報信号を波形整形する
波形整形手段と、上記回転トランスから供給される情報
信号の包絡線を検出する包絡線検出手段と、上記包絡線
検出手段により検出された包絡線のピーク値を保持する
第1のピーク値保持手段と、上記包絡線検出手段により
検出された包絡線のピーク値を保持する第2のピーク値
保持手段と、上記第1のピーク値保持手段により保持さ
れたピーク値に基づいて上記波形整形手段により波形整
形された情報信号を増幅する第1の可変電流増幅手段
と、上記第2のピーク値保持手段により保持されたピー
ク値に基づいて上記波形整形手段により波形整形された
情報信号を増幅する第2の可変電流増幅手段と、上記包
絡線検出手段により検出された包絡線の値に基づいて情
報信号を上記第1の回転型ヘッドに供給するか否かを切
り換える第1の切り換え手段と、上記包絡線検出手段に
より検出された包絡線の値に基づいて情報信号を上記第
2の回転型ヘッドに供給するか否かを判別する第2の切
り換え手段と、上記第1のピーク値保持手段および第1
の切り換え手段、または上記第2のピーク値保持手段お
よび第2の切り換え手段の動作を有効する切り換え制御
手段とを有し、上記第1の回転型ヘッドまたは第2の回
転型ヘッドにより情報信号を記録媒体に記録する際の記
録電流値を制御するので、記録電流値が異なる場合であ
っても、回転トランスの固定体側に供給される記録信号
のレベルに対して素早く記録状態のオンまたはオフの制
御を行うことができると同時に、そのレベルでの記録信
号のパターンに依存しない安定した記録電流値制御を可
能とすることができる。
【0098】また、この第3の発明の記録アンプは、情
報信号を記録媒体に記録する回転型ヘッドが設けられて
いる回転体と固定体との間に回転トランスが設けられ、
上記回転トランスを介して情報信号を上記回転型ヘッド
に供給する記録アンプにおいて、上記回転トランスから
供給される情報信号を波形整形する波形整形手段と、上
記回転トランスから供給される情報信号の包絡線を検出
する包絡線検出手段と、上記包絡線検出手段により検出
された包絡線のピーク値を保持するピーク値保持手段
と、上記包絡線検出手段により検出された包絡線の値に
対応して上記ピーク値保持手段により保持されたピーク
値をリセットするリセット手段と、上記ピーク値保持手
段により保持されたピーク値に基づいて上記波形整形手
段により波形整形された情報信号を増幅する可変電流増
幅手段と、上記包絡線検出手段により検出された包絡線
の値に基づいて情報信号を上記回転型ヘッドに供給する
か否かを切り換える切り換え手段とを有し、上記回転型
ヘッドにより情報信号を記録媒体に記録する際の記録電
流値を制御するので、記録がオフになる度にピーク値保
持手段により保持されたピーク値をリセットすること
で、記録部分毎に記録電流値を増減することができると
ともに、回転トランスの固定体側に供給される記録信号
のレベルに対して素早く記録状態のオンまたはオフの制
御を行うことができると同時に、そのレベルでの記録信
号のパターンに依存しない安定した記録電流値制御を可
能とすることができる。
報信号を記録媒体に記録する回転型ヘッドが設けられて
いる回転体と固定体との間に回転トランスが設けられ、
上記回転トランスを介して情報信号を上記回転型ヘッド
に供給する記録アンプにおいて、上記回転トランスから
供給される情報信号を波形整形する波形整形手段と、上
記回転トランスから供給される情報信号の包絡線を検出
する包絡線検出手段と、上記包絡線検出手段により検出
された包絡線のピーク値を保持するピーク値保持手段
と、上記包絡線検出手段により検出された包絡線の値に
対応して上記ピーク値保持手段により保持されたピーク
値をリセットするリセット手段と、上記ピーク値保持手
段により保持されたピーク値に基づいて上記波形整形手
段により波形整形された情報信号を増幅する可変電流増
幅手段と、上記包絡線検出手段により検出された包絡線
の値に基づいて情報信号を上記回転型ヘッドに供給する
か否かを切り換える切り換え手段とを有し、上記回転型
ヘッドにより情報信号を記録媒体に記録する際の記録電
流値を制御するので、記録がオフになる度にピーク値保
持手段により保持されたピーク値をリセットすること
で、記録部分毎に記録電流値を増減することができると
ともに、回転トランスの固定体側に供給される記録信号
のレベルに対して素早く記録状態のオンまたはオフの制
御を行うことができると同時に、そのレベルでの記録信
号のパターンに依存しない安定した記録電流値制御を可
能とすることができる。
【0099】また、この第4の発明の記録アンプは、情
報信号を記録媒体に記録する第1の回転型ヘッドおよび
第2の回転型ヘッドが対向して設けられている回転体と
固定体との間に回転トランスが設けられ、上記回転トラ
ンスを介して情報信号を上記第1の回転型ヘッドおよび
第2の回転型ヘッドに供給する記録アンプにおいて、回
転トランスから供給される情報信号を波形整形する波形
整形手段と、上記回転トランスから供給される情報信号
の包絡線を検出する包絡線検出手段と、上記包絡線検出
手段により検出された包絡線のピーク値を保持する第1
のピーク値保持手段と、上記包絡線検出手段により検出
された包絡線の値に対応して上記第1のピーク値保持手
段により保持されたピーク値をリセットする第1のリセ
ット手段と、上記包絡線検出手段により検出された包絡
線のピーク値を保持する第2のピーク値保持手段と、上
記包絡線検出手段により検出された包絡線の値に対応し
て上記第2のピーク値保持手段により保持されたピーク
値をリセットする第2のリセット手段と、上記第1のピ
ーク値保持手段により保持されたピーク値に基づいて上
記波形整形手段により波形整形された情報信号を増幅す
る第1の可変電流増幅手段と、上記第2のピーク値保持
手段により保持されたピーク値に基づいて上記波形整形
手段により波形整形された情報信号を増幅する第2の可
変電流増幅手段と、上記包絡線検出手段により検出され
た包絡線の値に基づいて情報信号を上記第1の回転型ヘ
ッドに供給するか否かを切り換える第1の切り換え手段
と、上記包絡線検出手段により検出された包絡線の値に
基づいて情報信号を上記第2の回転型ヘッドに供給する
か否かを切り換える第2の切り換え手段と、上記第1の
ピーク値保持手段および第1の切り換え手段、または上
記第2のピーク値保持手段および第2の切り換え手段の
動作を有効にする切り換え制御手段とを有し、上記第1
の回転型ヘッドまたは第2の回転型ヘッドにより情報信
号を記録媒体に記録する際の記録電流値を制御するの
で、記録電流値が異なる場合であっても、記録がオフに
なる度にピーク値保持手段により保持されたピーク値を
リセットすることで、記録部分毎に記録電流値を増減す
ることができるとともに、回転トランスの固定体側に供
給される記録信号のレベルに対して素早く記録状態のオ
ンまたはオフの制御を行うことができると同時に、その
レベルでの記録信号のパターンに依存しない安定した記
録電流値制御を可能とすることができる。
報信号を記録媒体に記録する第1の回転型ヘッドおよび
第2の回転型ヘッドが対向して設けられている回転体と
固定体との間に回転トランスが設けられ、上記回転トラ
ンスを介して情報信号を上記第1の回転型ヘッドおよび
第2の回転型ヘッドに供給する記録アンプにおいて、回
転トランスから供給される情報信号を波形整形する波形
整形手段と、上記回転トランスから供給される情報信号
の包絡線を検出する包絡線検出手段と、上記包絡線検出
手段により検出された包絡線のピーク値を保持する第1
のピーク値保持手段と、上記包絡線検出手段により検出
された包絡線の値に対応して上記第1のピーク値保持手
段により保持されたピーク値をリセットする第1のリセ
ット手段と、上記包絡線検出手段により検出された包絡
線のピーク値を保持する第2のピーク値保持手段と、上
記包絡線検出手段により検出された包絡線の値に対応し
て上記第2のピーク値保持手段により保持されたピーク
値をリセットする第2のリセット手段と、上記第1のピ
ーク値保持手段により保持されたピーク値に基づいて上
記波形整形手段により波形整形された情報信号を増幅す
る第1の可変電流増幅手段と、上記第2のピーク値保持
手段により保持されたピーク値に基づいて上記波形整形
手段により波形整形された情報信号を増幅する第2の可
変電流増幅手段と、上記包絡線検出手段により検出され
た包絡線の値に基づいて情報信号を上記第1の回転型ヘ
ッドに供給するか否かを切り換える第1の切り換え手段
と、上記包絡線検出手段により検出された包絡線の値に
基づいて情報信号を上記第2の回転型ヘッドに供給する
か否かを切り換える第2の切り換え手段と、上記第1の
ピーク値保持手段および第1の切り換え手段、または上
記第2のピーク値保持手段および第2の切り換え手段の
動作を有効にする切り換え制御手段とを有し、上記第1
の回転型ヘッドまたは第2の回転型ヘッドにより情報信
号を記録媒体に記録する際の記録電流値を制御するの
で、記録電流値が異なる場合であっても、記録がオフに
なる度にピーク値保持手段により保持されたピーク値を
リセットすることで、記録部分毎に記録電流値を増減す
ることができるとともに、回転トランスの固定体側に供
給される記録信号のレベルに対して素早く記録状態のオ
ンまたはオフの制御を行うことができると同時に、その
レベルでの記録信号のパターンに依存しない安定した記
録電流値制御を可能とすることができる。
【0100】また、この第5の発明の記録アンプは、情
報信号を記録媒体に記録する回転型ヘッドが設けられて
いる回転体と固定体との間に回転トランスが設けられ、
上記回転トランスを介して情報信号を上記回転型ヘッド
に供給する記録アンプにおいて、上記回転トランスから
供給される情報信号を波形整形手段により波形整形した
後に位相補正し、さらにローパスフィルタを通過させ、
上記ローパスフィルタを通過した情報信号を上記回転ト
ランスから供給される情報信号に加算して上記波形整形
手段により波形整形する補正手段と、上記回転トランス
から供給される情報信号の包絡線を検出する包絡線検出
手段と、上記包絡線検出手段により検出された包絡線の
ピーク値を保持するピーク値保持手段と、上記ピーク値
保持手段により保持されたピーク値に基づいて上記補正
手段により補正された情報信号を増幅する可変電流増幅
手段と、上記包絡線検出手段により検出された包絡線の
値に基づいて情報信号を上記回転型ヘッドに供給するか
否かを切り換える切り換え手段とを有し、上記回転型ヘ
ッドにより情報信号を記録媒体に記録する際の記録電流
値を制御するので、記録信号の低域低下部分を復元する
と共に、位相遅れによる部分をも復元することができ、
回転トランスの固定体側に供給される記録信号のレベル
に対して素早く記録状態のオンまたはオフの制御を行う
ことができると同時に、そのレベルでの記録信号のパタ
ーンに依存しない安定した記録電流値制御を可能とする
ことができる。。
報信号を記録媒体に記録する回転型ヘッドが設けられて
いる回転体と固定体との間に回転トランスが設けられ、
上記回転トランスを介して情報信号を上記回転型ヘッド
に供給する記録アンプにおいて、上記回転トランスから
供給される情報信号を波形整形手段により波形整形した
後に位相補正し、さらにローパスフィルタを通過させ、
上記ローパスフィルタを通過した情報信号を上記回転ト
ランスから供給される情報信号に加算して上記波形整形
手段により波形整形する補正手段と、上記回転トランス
から供給される情報信号の包絡線を検出する包絡線検出
手段と、上記包絡線検出手段により検出された包絡線の
ピーク値を保持するピーク値保持手段と、上記ピーク値
保持手段により保持されたピーク値に基づいて上記補正
手段により補正された情報信号を増幅する可変電流増幅
手段と、上記包絡線検出手段により検出された包絡線の
値に基づいて情報信号を上記回転型ヘッドに供給するか
否かを切り換える切り換え手段とを有し、上記回転型ヘ
ッドにより情報信号を記録媒体に記録する際の記録電流
値を制御するので、記録信号の低域低下部分を復元する
と共に、位相遅れによる部分をも復元することができ、
回転トランスの固定体側に供給される記録信号のレベル
に対して素早く記録状態のオンまたはオフの制御を行う
ことができると同時に、そのレベルでの記録信号のパタ
ーンに依存しない安定した記録電流値制御を可能とする
ことができる。。
【0101】また、この第6の発明の記録アンプは、情
報信号を記録媒体に記録する第1の回転型ヘッドおよび
第2の回転型ヘッドが対向して設けられている回転体と
固定体との間に回転トランスが設けられ、上記回転トラ
ンスを介して情報信号を上記第1の回転型ヘッドおよび
第2の回転型ヘッドに供給する記録アンプにおいて、上
記回転トランスから供給される情報信号を波形整形した
後に位相補正し、さらにローパスフィルタを通過させ、
上記ローパスフィルタを通過した情報信号を上記回転ト
ランスから供給される情報信号に加算して上記波形整形
手段により波形整形する補正手段と、上記回転トランス
から供給される情報信号の包絡線を検出する包絡線検出
手段と、上記包絡線検出手段により検出された包絡線の
ピーク値を保持する第1のピーク値保持手段と、上記包
絡線検出手段により検出された包絡線のピーク値を保持
する第2のピーク値保持手段と、上記第1のピーク値保
持手段により保持されたピーク値に基づいて上記補正手
段により補正された情報信号を増幅する第1の可変電流
増幅手段と、上記第2のピーク値保持手段により保持さ
れたピーク値に基づいて上記補正手段により補正された
情報信号を増幅する第2の可変電流増幅手段と、上記包
絡線検出手段により検出された包絡線の値に基づいて情
報信号を上記第1の回転型ヘッドに供給するか否かを切
り換える第1の切り換え手段と、上記包絡線検出手段に
より検出された包絡線の値に基づいて情報信号を上記第
2の回転型ヘッドに供給するか否かを切り換える第2の
切り換え手段と、上記第1のピーク値保持手段および第
1の切り換え手段、または上記第2のピーク値保持手段
および第2の切り換え手段の動作を有効にする切り換え
制御手段とを有し、上記第1の回転型ヘッドまたは第2
の回転型ヘッドにより情報信号を記録媒体に記録する際
の記録電流値を制御するので、記録信号の低域低下部分
を復元すると共に、位相遅れによる部分をも復元するこ
とができ、記録電流値が異なる場合であっても、記録が
オフになる度にピーク値保持手段により保持されたピー
ク値をリセットすることで、記録部分毎に記録電流値を
増減することができるとともに、回転トランスの固定体
側に供給される記録信号のレベルに対して素早く記録状
態のオンまたはオフの制御を行うことができると同時
に、そのレベルでの記録信号のパターンに依存しない安
定した記録電流値制御を可能とすることができる。
報信号を記録媒体に記録する第1の回転型ヘッドおよび
第2の回転型ヘッドが対向して設けられている回転体と
固定体との間に回転トランスが設けられ、上記回転トラ
ンスを介して情報信号を上記第1の回転型ヘッドおよび
第2の回転型ヘッドに供給する記録アンプにおいて、上
記回転トランスから供給される情報信号を波形整形した
後に位相補正し、さらにローパスフィルタを通過させ、
上記ローパスフィルタを通過した情報信号を上記回転ト
ランスから供給される情報信号に加算して上記波形整形
手段により波形整形する補正手段と、上記回転トランス
から供給される情報信号の包絡線を検出する包絡線検出
手段と、上記包絡線検出手段により検出された包絡線の
ピーク値を保持する第1のピーク値保持手段と、上記包
絡線検出手段により検出された包絡線のピーク値を保持
する第2のピーク値保持手段と、上記第1のピーク値保
持手段により保持されたピーク値に基づいて上記補正手
段により補正された情報信号を増幅する第1の可変電流
増幅手段と、上記第2のピーク値保持手段により保持さ
れたピーク値に基づいて上記補正手段により補正された
情報信号を増幅する第2の可変電流増幅手段と、上記包
絡線検出手段により検出された包絡線の値に基づいて情
報信号を上記第1の回転型ヘッドに供給するか否かを切
り換える第1の切り換え手段と、上記包絡線検出手段に
より検出された包絡線の値に基づいて情報信号を上記第
2の回転型ヘッドに供給するか否かを切り換える第2の
切り換え手段と、上記第1のピーク値保持手段および第
1の切り換え手段、または上記第2のピーク値保持手段
および第2の切り換え手段の動作を有効にする切り換え
制御手段とを有し、上記第1の回転型ヘッドまたは第2
の回転型ヘッドにより情報信号を記録媒体に記録する際
の記録電流値を制御するので、記録信号の低域低下部分
を復元すると共に、位相遅れによる部分をも復元するこ
とができ、記録電流値が異なる場合であっても、記録が
オフになる度にピーク値保持手段により保持されたピー
ク値をリセットすることで、記録部分毎に記録電流値を
増減することができるとともに、回転トランスの固定体
側に供給される記録信号のレベルに対して素早く記録状
態のオンまたはオフの制御を行うことができると同時
に、そのレベルでの記録信号のパターンに依存しない安
定した記録電流値制御を可能とすることができる。
【0102】また、この第7の発明の記録アンプは、情
報信号を記録媒体に記録する回転型ヘッドが設けられて
いる回転体と固定体との間に回転トランスが設けられ、
上記回転トランスを介して情報信号を上記回転型ヘッド
に供給する記録アンプにおいて、上記回転トランスから
供給される情報信号を波形整形する波形整形手段と、上
記回転トランスから供給される情報信号の包絡線を検出
する包絡線検出手段と、上記包絡線検出手段により検出
された包絡線のピーク値を保持するピーク値保持手段
と、上記ピーク値保持手段により保持されたピーク値に
基づいて電流値が制御される直流電流源と、上記波形整
形手段により波形整形された情報信号および上記情報信
号の反転信号に基づいて上記電流値を増幅して上記回転
型ヘッドに流れる記録電流値を増幅する一対のトランジ
スタからなる差動増幅器とを有する可変電流増幅手段
と、上記包絡線検出手段により検出された包絡線の値と
所定値とを比較し、この比較結果に基づいて上記記録電
流を上記回転型ヘッドに供給する回路に設けられたスイ
ッチ回路のオンまたはオフの制御をする切り換え手段と
を有し、上記回転型ヘッドにより情報信号を記録媒体に
記録する際の記録電流値を制御するので、簡単な構成に
より、回転トランスの固定体側に供給される記録信号の
レベルに対して素早く記録状態のオンまたはオフの制御
を行うことができると同時に、そのレベルでの記録信号
のパターンに依存しない安定した記録電流値制御を可能
とすることができる。
報信号を記録媒体に記録する回転型ヘッドが設けられて
いる回転体と固定体との間に回転トランスが設けられ、
上記回転トランスを介して情報信号を上記回転型ヘッド
に供給する記録アンプにおいて、上記回転トランスから
供給される情報信号を波形整形する波形整形手段と、上
記回転トランスから供給される情報信号の包絡線を検出
する包絡線検出手段と、上記包絡線検出手段により検出
された包絡線のピーク値を保持するピーク値保持手段
と、上記ピーク値保持手段により保持されたピーク値に
基づいて電流値が制御される直流電流源と、上記波形整
形手段により波形整形された情報信号および上記情報信
号の反転信号に基づいて上記電流値を増幅して上記回転
型ヘッドに流れる記録電流値を増幅する一対のトランジ
スタからなる差動増幅器とを有する可変電流増幅手段
と、上記包絡線検出手段により検出された包絡線の値と
所定値とを比較し、この比較結果に基づいて上記記録電
流を上記回転型ヘッドに供給する回路に設けられたスイ
ッチ回路のオンまたはオフの制御をする切り換え手段と
を有し、上記回転型ヘッドにより情報信号を記録媒体に
記録する際の記録電流値を制御するので、簡単な構成に
より、回転トランスの固定体側に供給される記録信号の
レベルに対して素早く記録状態のオンまたはオフの制御
を行うことができると同時に、そのレベルでの記録信号
のパターンに依存しない安定した記録電流値制御を可能
とすることができる。
【0103】また、この第8の発明の記録アンプは、情
報信号を記録媒体に記録する第1の回転型ヘッドおよび
第2の回転型ヘッドが対向して設けられている回転体と
固定体との間に回転トランスが設けられ、上記回転トラ
ンスを介して情報信号を上記第1の回転型ヘッドおよび
第2の回転型ヘッドに供給する記録アンプにおいて、回
転トランスから供給される情報信号を波形整形する波形
整形手段と、上記回転トランスから供給される情報信号
の包絡線を検出する包絡線検出手段と、上記包絡線検出
手段により検出された包絡線のピーク値を保持する第1
のピーク値保持手段と、上記包絡線検出手段により検出
された包絡線のピーク値を保持する第2のピーク値保持
手段と、上記第1のピーク値保持手段により保持された
ピーク値に基づいて電流値が制御される直流電流源と、
上記波形整形手段により波形整形された情報信号および
上記情報信号の反転信号に基づいて上記電流値を増幅し
て上記第1の回転型ヘッドに流れる記録電流値を増幅す
る一対のトランジスタからなる差動増幅器とを有する第
1の可変電流増幅手段と、上記包絡線検出手段により検
出された包絡線の値と所定値とを比較し、この比較結果
に基づいて上記記録電流を上記第1の回転型ヘッドに供
給する回路に設けられたスイッチ回路のオンまたはオフ
の制御をする第1の切り換え手段と、上記第2のピーク
値保持手段により保持されたピーク値に基づいて電流値
が制御される直流電流源と、上記波形整形手段により波
形整形された情報信号および上記情報信号の反転信号に
基づいて上記電流値を増幅して上記第2の回転型ヘッド
に流れる記録電流値を増幅する一対のトランジスタから
なる差動増幅器とを有する第2の可変電流増幅手段と、
上記包絡線検出手段により検出された包絡線の値と所定
値とを比較し、この比較結果に基づいて上記記録電流を
上記第2の回転型ヘッドに供給する回路に設けられたス
イッチ回路のオンまたはオフの制御をする第2の切り換
え手段とを有し、上記第1のピーク値保持手段および第
1の切り換え手段、または上記第2のピーク値保持手段
および第2の切り換え手段の動作を有効にする切り換え
制御手段とを有し、上記第1の回転型ヘッドまたは第2
の回転型ヘッドにより情報信号を記録媒体に記録する際
の記録電流値を制御するので、記録電流値が異なる場合
であっても、記録がオフになる度にピーク値保持手段に
より保持されたピーク値をリセットすることで、記録部
分毎に記録電流値を増減することができるとともに、簡
単な構成により、回転トランスの固定体側に供給される
記録信号のレベルに対して素早く記録状態のオンまたは
オフの制御を行うことができると同時に、そのレベルで
の記録信号のパターンに依存しない安定した記録電流値
制御を可能とすることができる。
報信号を記録媒体に記録する第1の回転型ヘッドおよび
第2の回転型ヘッドが対向して設けられている回転体と
固定体との間に回転トランスが設けられ、上記回転トラ
ンスを介して情報信号を上記第1の回転型ヘッドおよび
第2の回転型ヘッドに供給する記録アンプにおいて、回
転トランスから供給される情報信号を波形整形する波形
整形手段と、上記回転トランスから供給される情報信号
の包絡線を検出する包絡線検出手段と、上記包絡線検出
手段により検出された包絡線のピーク値を保持する第1
のピーク値保持手段と、上記包絡線検出手段により検出
された包絡線のピーク値を保持する第2のピーク値保持
手段と、上記第1のピーク値保持手段により保持された
ピーク値に基づいて電流値が制御される直流電流源と、
上記波形整形手段により波形整形された情報信号および
上記情報信号の反転信号に基づいて上記電流値を増幅し
て上記第1の回転型ヘッドに流れる記録電流値を増幅す
る一対のトランジスタからなる差動増幅器とを有する第
1の可変電流増幅手段と、上記包絡線検出手段により検
出された包絡線の値と所定値とを比較し、この比較結果
に基づいて上記記録電流を上記第1の回転型ヘッドに供
給する回路に設けられたスイッチ回路のオンまたはオフ
の制御をする第1の切り換え手段と、上記第2のピーク
値保持手段により保持されたピーク値に基づいて電流値
が制御される直流電流源と、上記波形整形手段により波
形整形された情報信号および上記情報信号の反転信号に
基づいて上記電流値を増幅して上記第2の回転型ヘッド
に流れる記録電流値を増幅する一対のトランジスタから
なる差動増幅器とを有する第2の可変電流増幅手段と、
上記包絡線検出手段により検出された包絡線の値と所定
値とを比較し、この比較結果に基づいて上記記録電流を
上記第2の回転型ヘッドに供給する回路に設けられたス
イッチ回路のオンまたはオフの制御をする第2の切り換
え手段とを有し、上記第1のピーク値保持手段および第
1の切り換え手段、または上記第2のピーク値保持手段
および第2の切り換え手段の動作を有効にする切り換え
制御手段とを有し、上記第1の回転型ヘッドまたは第2
の回転型ヘッドにより情報信号を記録媒体に記録する際
の記録電流値を制御するので、記録電流値が異なる場合
であっても、記録がオフになる度にピーク値保持手段に
より保持されたピーク値をリセットすることで、記録部
分毎に記録電流値を増減することができるとともに、簡
単な構成により、回転トランスの固定体側に供給される
記録信号のレベルに対して素早く記録状態のオンまたは
オフの制御を行うことができると同時に、そのレベルで
の記録信号のパターンに依存しない安定した記録電流値
制御を可能とすることができる。
【0104】また、この第9の発明の記録再生装置は、
情報信号を記録媒体に記録する回転型ヘッドが設けられ
ている回転体と固定体との間に回転トランスが設けら
れ、情報信号を上記回転トランスを介して上記回転型ヘ
ッドに供給する記録再生装置において、上記回転トラン
スから供給される情報信号を波形整形する波形整形手段
と、上記回転トランスから供給される情報信号の包絡線
を検出する包絡線検出手段と、上記包絡線検出手段によ
り検出された包絡線のピーク値を保持するピーク値保持
手段と、上記ピーク値保持手段により保持されたピーク
値に基づいて上記波形整形手段により波形整形された情
報信号を増幅する可変電流増幅手段と、上記包絡線検出
手段により検出された包絡線の値に基づいて情報信号を
上記回転型ヘッドに供給するか否かを切り換える切り換
え手段とを有し、上記回転型ヘッドにより情報信号を記
録媒体に記録する際の記録電流値を制御する記録アンプ
を備えたので、したがって、記録アンプが設けられてい
る回転体にはこの記録アンプと記録アンプを駆動させる
ための電源以外には特に制御信号などを必要とせず、回
転トランスの段数や信号を伝達するブラシの本数を最小
限にすることができ、これにより、記録再生装置のコス
トを下げることができ、そのサイズを小さくすることが
できる。
情報信号を記録媒体に記録する回転型ヘッドが設けられ
ている回転体と固定体との間に回転トランスが設けら
れ、情報信号を上記回転トランスを介して上記回転型ヘ
ッドに供給する記録再生装置において、上記回転トラン
スから供給される情報信号を波形整形する波形整形手段
と、上記回転トランスから供給される情報信号の包絡線
を検出する包絡線検出手段と、上記包絡線検出手段によ
り検出された包絡線のピーク値を保持するピーク値保持
手段と、上記ピーク値保持手段により保持されたピーク
値に基づいて上記波形整形手段により波形整形された情
報信号を増幅する可変電流増幅手段と、上記包絡線検出
手段により検出された包絡線の値に基づいて情報信号を
上記回転型ヘッドに供給するか否かを切り換える切り換
え手段とを有し、上記回転型ヘッドにより情報信号を記
録媒体に記録する際の記録電流値を制御する記録アンプ
を備えたので、したがって、記録アンプが設けられてい
る回転体にはこの記録アンプと記録アンプを駆動させる
ための電源以外には特に制御信号などを必要とせず、回
転トランスの段数や信号を伝達するブラシの本数を最小
限にすることができ、これにより、記録再生装置のコス
トを下げることができ、そのサイズを小さくすることが
できる。
【図1】この発明の一実施例の記録アンプの構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】この発明の一実施例の図1に示した記録アンプ
の動作を示す波形図である。
の動作を示す波形図である。
【図3】この発明の一実施例の記録アンプに用いるピー
クホールド回路の回路図である。
クホールド回路の回路図である。
【図4】この発明の一実施例の記録アンプに用いるピー
クホールド回路の回路図である。
クホールド回路の回路図である。
【図5】この発明の一実施例の記録アンプに用いるピー
クホールド回路のホールド動作を示す図である。
クホールド回路のホールド動作を示す図である。
【図6】この発明の一実施例の記録アンプを用いたディ
ジタルVTRの構成を示すブロック図である。
ジタルVTRの構成を示すブロック図である。
【図7】この発明の他の実施例の記録アンプの構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図8】この発明の他の実施例の記録アンプの構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図9】この発明の他の実施例の図8に示した記録アン
プの動作を示す波形図である。
プの動作を示す波形図である。
【図10】この発明の他の実施例の記録アンプの構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図11】この発明の他の実施例の図10に示したQF
B(量子化帰還)の原理を説明するための構成を示すブ
ロック図である。
B(量子化帰還)の原理を説明するための構成を示すブ
ロック図である。
【図12】この発明の他の実施例の図11に示したQF
B(量子化帰還)の動作を示す波形図である。
B(量子化帰還)の動作を示す波形図である。
【図13】この発明の他の実施例の記録アンプのVC
A,イネーブルコントロール回路および電流増幅器の具
体的回路を示す図である。
A,イネーブルコントロール回路および電流増幅器の具
体的回路を示す図である。
【図14】従来の記録アンプの構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図15】従来の記録アンプの動作を示す波形図であ
る。
る。
【図16】記録アンプに用いるロータリートランスの等
化回路を示す図である。
化回路を示す図である。
【図17】記録アンプに用いるロータリートランスのハ
イパス特性を示す図である。
イパス特性を示す図である。
【図18】記録アンプに用いるエンベロープ検波回路を
示す図である。
示す図である。
1 ロータリートランス(回転トランス) 2 記録アンプ 3 リミッター(波形整形手段) 4 エンベロープ検波器(包絡線検出手段) 5 VCA(可変電流増幅手段) 6 ピークホールド回路(ピーク値保持手段) 7 コンパレーター 8 基準電圧 9 イネーブルコントロール回路(判別手段) 10 電流増幅器 11 記録ヘッド 74 第2のVCA(第2の可変電流増幅手段) 75 第2のピークホールド回路(第2のピーク値保持
手段) 76 第2のイネーブルコントロール回路(第2の判別
手段) 77 第2の電流増幅器 78 第2の記録ヘッド 81 スイッチ(リセット手段) 100 量子化帰還回路(補正手段) 130 VCAおよび電流増幅器 131 トランジスタ 132 トランジスタ 133 差動増幅器 134 直流電流源 136 スイッチ(スイッチ回路)
手段) 76 第2のイネーブルコントロール回路(第2の判別
手段) 77 第2の電流増幅器 78 第2の記録ヘッド 81 スイッチ(リセット手段) 100 量子化帰還回路(補正手段) 130 VCAおよび電流増幅器 131 トランジスタ 132 トランジスタ 133 差動増幅器 134 直流電流源 136 スイッチ(スイッチ回路)
Claims (9)
- 【請求項1】 情報信号を記録媒体に記録する回転型ヘ
ッドが設けられている回転体と固定体との間に回転トラ
ンスが設けられ、上記回転トランスを介して情報信号を
上記回転型ヘッドに供給する記録アンプにおいて、上記
回転トランスから供給される情報信号を波形整形する波
形整形手段と、 上記回転トランスから供給される情報信号の包絡線を検
出する包絡線検出手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線のピーク値
を保持するピーク値保持手段と、 上記ピーク値保持手段により保持されたピーク値に基づ
いて上記波形整形手段により波形整形された情報信号を
増幅する可変電流増幅手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線の値に基づ
いて情報信号を上記回転型ヘッドに供給するか否かを切
り換える切り換え手段とを有し、 上記回転型ヘッドにより情報信号を記録媒体に記録する
際の記録電流値を制御することを特徴とする記録アン
プ。 - 【請求項2】 情報信号を記録媒体に記録する第1の回
転型ヘッドおよび第2の回転型ヘッドが対向して設けら
れている回転体と固定体との間に回転トランスが設けら
れ、上記回転トランスを介して情報信号を上記第1の回
転型ヘッドおよび第2の回転型ヘッドに供給する記録ア
ンプにおいて、上記回転トランスから供給される情報信
号を波形整形する波形整形手段と、 上記回転トランスから供給される情報信号の包絡線を検
出する包絡線検出手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線のピーク値
を保持する第1のピーク値保持手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線のピーク値
を保持する第2のピーク値保持手段と、 上記第1のピーク値保持手段により保持されたピーク値
に基づいて上記波形整形手段により波形整形された情報
信号を増幅する第1の可変電流増幅手段と、 上記第2のピーク値保持手段により保持されたピーク値
に基づいて上記波形整形手段により波形整形された情報
信号を増幅する第2の可変電流増幅手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線の値に基づ
いて情報信号を上記第1の回転型ヘッドに供給するか否
かを切り換える第1の切り換え手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線の値に基づ
いて情報信号を上記第2の回転型ヘッドに供給するか否
かを切り換える第2の切り換え手段と、 上記第1のピーク値保持手段および第1の切り換え手
段、または上記第2のピーク値保持手段および第2の切
り換え手段の動作を有効にする切り換え制御手段とを有
し、 上記第1の回転型ヘッドまたは第2の回転型ヘッドによ
り情報信号を記録媒体に記録する際の記録電流値を制御
することを特徴とする記録アンプ。 - 【請求項3】 情報信号を記録媒体に記録する回転型ヘ
ッドが設けられている回転体と固定体との間に回転トラ
ンスが設けられ、上記回転トランスを介して情報信号を
上記回転型ヘッドに供給する記録アンプにおいて、上記
回転トランスから供給される情報信号を波形整形する波
形整形手段と、 上記回転トランスから供給される情報信号の包絡線を検
出する包絡線検出手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線のピーク値
を保持するピーク値保持手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線の値に対応
して上記ピーク値保持手段により保持されたピーク値を
リセットするリセット手段と、 上記ピーク値保持手段により保持されたピーク値に基づ
いて上記波形整形手段により波形整形された情報信号を
増幅する可変電流増幅手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線の値に基づ
いて情報信号を上記回転型ヘッドに供給するか否かを切
り換える切り換え手段とを有し、 上記回転型ヘッドにより情報信号を記録媒体に記録する
際の記録電流値を制御することを特徴とする記録アン
プ。 - 【請求項4】 情報信号を記録媒体に記録する第1の回
転型ヘッドおよび第2の回転型ヘッドが対向して設けら
れている回転体と固定体との間に回転トランスが設けら
れ、上記回転トランスを介して情報信号を上記第1の回
転型ヘッドおよび第2の回転型ヘッドに供給する記録ア
ンプにおいて、上記回転トランスから供給される情報信
号を波形整形する波形整形手段と、 上記回転トランスから供給される情報信号の包絡線を検
出する包絡線検出手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線のピーク値
を保持する第1のピーク値保持手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線の値に対応
して上記第1のピーク値保持手段により保持されたピー
ク値をリセットする第1のリセット手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線のピーク値
を保持する第2のピーク値保持手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線の値に対応
して上記第2のピーク値保持手段により保持されたピー
ク値をリセットする第2のリセット手段と、 上記第1のピーク値保持手段により保持されたピーク値
に基づいて上記波形整形手段により波形整形された情報
信号を増幅する第1の可変電流増幅手段と、 上記第2のピーク値保持手段により保持されたピーク値
に基づいて上記波形整形手段により波形整形された情報
信号を増幅する第2の可変電流増幅手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線の値に基づ
いて情報信号を上記第1の回転型ヘッドに供給するか否
かを切り換える第1の切り換え手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線の値に基づ
いて情報信号を上記第2の回転型ヘッドに供給するか否
かを切り換える第2の切り換え手段と、 上記第1のピーク値保持手段および第1の切り換え手
段、または上記第2のピーク値保持手段および第2の切
り換え手段の動作を有効にする切り換え制御手段とを有
し、 上記第1の回転型ヘッドまたは第2の回転型ヘッドによ
り情報信号を記録媒体に記録する際の記録電流値を制御
することを特徴とする記録アンプ。 - 【請求項5】 情報信号を記録媒体に記録する回転型ヘ
ッドが設けられている回転体と固定体との間に回転トラ
ンスが設けられ、上記回転トランスを介して情報信号を
上記回転型ヘッドに供給する記録アンプにおいて、上記
回転トランスから供給される情報信号を波形整形手段に
より波形整形した後に位相補正し、さらにローパスフィ
ルタを通過させ、上記ローパスフィルタを通過した情報
信号を上記回転トランスから供給される情報信号に加算
して上記波形整形手段により波形整形する補正手段と、 上記回転トランスから供給される情報信号の包絡線を検
出する包絡線検出手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線のピーク値
を保持するピーク値保持手段と、 上記ピーク値保持手段により保持されたピーク値に基づ
いて上記補正手段により補正された情報信号を増幅する
可変電流増幅手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線の値に基づ
いて情報信号を上記回転型ヘッドに供給するか否かを切
り換える切り換え手段とを有し、 上記回転型ヘッドにより情報信号を記録媒体に記録する
際の記録電流値を制御することを特徴とする記録アン
プ。 - 【請求項6】 情報信号を記録媒体に記録する第1の回
転型ヘッドおよび第2の回転型ヘッドが対向して設けら
れている回転体と固定体との間に回転トランスが設けら
れ、上記回転トランスを介して情報信号を上記第1の回
転型ヘッドおよび第2の回転型ヘッドに供給する記録ア
ンプにおいて、 上記回転トランスから供給される情報信号を波形整形し
た後に位相補正し、さらにローパスフィルタを通過さ
せ、上記ローパスフィルタを通過した情報信号を上記回
転トランスから供給される情報信号に加算して上記波形
整形手段により波形整形する補正手段と、 上記回転トランスから供給される情報信号の包絡線を検
出する包絡線検出手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線のピーク値
を保持する第1のピーク値保持手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線のピーク値
を保持する第2のピーク値保持手段と、 上記第1のピーク値保持手段により保持されたピーク値
に基づいて上記補正手段により補正された情報信号を増
幅する第1の可変電流増幅手段と、 上記第2のピーク値保持手段により保持されたピーク値
に基づいて上記補正手段により補正された情報信号を増
幅する第2の可変電流増幅手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線の値に基づ
いて情報信号を上記第1の回転型ヘッドに供給するか否
かを切り換える第1の切り換え手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線の値に基づ
いて情報信号を上記第2の回転型ヘッドに供給するか否
かを切り換える第2の切り換え手段と、 上記第1のピーク値保持手段および第1の切り換え手
段、または上記第2のピーク値保持手段および第2の切
り換え手段の動作を有効にする切り換え制御手段とを有
し、 上記第1の回転型ヘッドまたは第2の回転型ヘッドによ
り情報信号を記録媒体に記録する際の記録電流値を制御
することを特徴とする記録アンプ。 - 【請求項7】 情報信号を記録媒体に記録する回転型ヘ
ッドが設けられている回転体と固定体との間に回転トラ
ンスが設けられ、上記回転トランスを介して情報信号を
上記回転型ヘッドに供給する記録アンプにおいて、上記
回転トランスから供給される情報信号を波形整形する波
形整形手段と、 上記回転トランスから供給される情報信号の包絡線を検
出する包絡線検出手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線のピーク値
を保持するピーク値保持手段と、 上記ピーク値保持手段により保持されたピーク値に基づ
いて電流値が制御される直流電流源と、上記波形整形手
段により波形整形された情報信号および上記情報信号の
反転信号に基づいて上記電流値を増幅して上記回転型ヘ
ッドに流れる記録電流値を増幅する一対のトランジスタ
からなる差動増幅器とを有する可変電流増幅手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線の値と所定
値とを比較し、この比較結果に基づいて上記記録電流を
上記回転型ヘッドに供給する回路に設けられたスイッチ
回路のオンまたはオフの制御をする切り換え手段とを有
し、 上記回転型ヘッドにより情報信号を記録媒体に記録する
際の記録電流値を制御することを特徴とする記録アン
プ。 - 【請求項8】 情報信号を記録媒体に記録する第1の回
転型ヘッドおよび第2の回転型ヘッドが対向して設けら
れている回転体と固定体との間に回転トランスが設けら
れ、上記回転トランスを介して情報信号を上記第1の回
転型ヘッドおよび第2の回転型ヘッドに供給する記録ア
ンプにおいて、上記回転トランスから供給される情報信
号を波形整形する波形整形手段と、 上記回転トランスから供給される情報信号の包絡線を検
出する包絡線検出手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線のピーク値
を保持する第1のピーク値保持手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線のピーク値
を保持する第2のピーク値保持手段と、 上記第1のピーク値保持手段により保持されたピーク値
に基づいて電流値が制御される直流電流源と、上記波形
整形手段により波形整形された情報信号および上記情報
信号の反転信号に基づいて上記電流値を増幅して上記第
1の回転型ヘッドに流れる記録電流値を増幅する一対の
トランジスタからなる差動増幅器とを有する第1の可変
電流増幅手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線の値と所定
値とを比較し、この比較結果に基づいて上記記録電流を
上記第1の回転型ヘッドに供給する回路に設けられたス
イッチ回路のオンまたはオフの制御をする第1の切り換
え手段と、 上記第2のピーク値保持手段により保持されたピーク値
に基づいて電流値が制御される直流電流源と、上記波形
整形手段により波形整形された情報信号および上記情報
信号の反転信号に基づいて上記電流値を増幅して上記第
2の回転型ヘッドに流れる記録電流値を増幅する一対の
トランジスタからなる差動増幅器とを有する第2の可変
電流増幅手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線の値と所定
値とを比較し、この比較結果に基づいて上記記録電流を
上記第2の回転型ヘッドに供給する回路に設けられたス
イッチ回路のオンまたはオフの制御をする第2の切り換
え手段とを有し、 上記第1のピーク値保持手段および第1の切り換え手
段、または上記第2のピーク値保持手段および第2の切
り換え手段の動作を有効にする切り換え制御手段とを有
し、 上記第1の回転型ヘッドまたは第2の回転型ヘッドによ
り情報信号を記録媒体に記録する際の記録電流値を制御
することを特徴とする記録アンプ。 - 【請求項9】 情報信号を記録媒体に記録する回転型ヘ
ッドが設けられている回転体と固定体との間に回転トラ
ンスが設けられ、情報信号を上記回転トランスを介して
上記回転型ヘッドに供給する記録再生装置において、 上記回転トランスから供給される情報信号を波形整形す
る波形整形手段と、 上記回転トランスから供給される情報信号の包絡線を検
出する包絡線検出手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線のピーク値
を保持するピーク値保持手段と、 上記ピーク値保持手段により保持されたピーク値に基づ
いて上記波形整形手段により波形整形された情報信号を
増幅する可変電流増幅手段と、 上記包絡線検出手段により検出された包絡線の値に基づ
いて情報信号を上記回転型ヘッドに供給するか否かを切
り換える切り換え手段とを有し、 上記回転型ヘッドにより情報信号を記録媒体に記録する
際の記録電流値を制御する記録アンプを備えたことを特
徴とする記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20112195A JPH0954905A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 記録アンプおよび記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20112195A JPH0954905A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 記録アンプおよび記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0954905A true JPH0954905A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16435764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20112195A Pending JPH0954905A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 記録アンプおよび記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0954905A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001045093A1 (fr) * | 1999-12-14 | 2001-06-21 | Sony Corporation | Appareil d'enregistrement de donnees numeriques |
-
1995
- 1995-08-07 JP JP20112195A patent/JPH0954905A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001045093A1 (fr) * | 1999-12-14 | 2001-06-21 | Sony Corporation | Appareil d'enregistrement de donnees numeriques |
US6804071B2 (en) | 1999-12-14 | 2004-10-12 | Sony Corporation | Digital recording apparatus non-influenced by recording data rate and low frequency cut-off, and enhancing high frequency components of data being recorded |
KR100711684B1 (ko) * | 1999-12-14 | 2007-04-25 | 소니 가부시끼 가이샤 | 디지털 데이터 기록 장치 |
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