JPH0954175A - 電子メトロノーム及び電子メトロノームの共鳴具 - Google Patents
電子メトロノーム及び電子メトロノームの共鳴具Info
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- JPH0954175A JPH0954175A JP23208895A JP23208895A JPH0954175A JP H0954175 A JPH0954175 A JP H0954175A JP 23208895 A JP23208895 A JP 23208895A JP 23208895 A JP23208895 A JP 23208895A JP H0954175 A JPH0954175 A JP H0954175A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 形態に便利でありかつ簡単な構成でスピーカ
からの拍子音を増幅することのできる電子メトロノーム
及び電子メトロノームの共鳴具を提供することを課題と
する。 【解決手段】 電源、発振器、スピーカを内蔵した筐体
構造をなし、所望のテンポで拍子音を出力する電子メト
ロノームにおいて、スピーカの前方側、後方側の少なく
とも一方に、筒状の共鳴管を配置して構成される。
からの拍子音を増幅することのできる電子メトロノーム
及び電子メトロノームの共鳴具を提供することを課題と
する。 【解決手段】 電源、発振器、スピーカを内蔵した筐体
構造をなし、所望のテンポで拍子音を出力する電子メト
ロノームにおいて、スピーカの前方側、後方側の少なく
とも一方に、筒状の共鳴管を配置して構成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気的に拍子音を
発生する電子メトロノームに係り、特に、拍子音を増幅
する技術に関する。
発生する電子メトロノームに係り、特に、拍子音を増幅
する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、楽器演奏等においては、所望の
テンポとなる拍子音を得るため、メトロノームが用いら
れる。従来におけるメトロノームは、ゼンマイにより動
作する振り子を利用してリズムをとるものが多いが、昨
今においては発振器を用いて、スピーカより電気的に拍
子音を発生させる電子メトロノームが実用に供されてい
る。
テンポとなる拍子音を得るため、メトロノームが用いら
れる。従来におけるメトロノームは、ゼンマイにより動
作する振り子を利用してリズムをとるものが多いが、昨
今においては発振器を用いて、スピーカより電気的に拍
子音を発生させる電子メトロノームが実用に供されてい
る。
【0003】図8は従来における電子メトロノームの外
観を示す斜視図であり、ほぼ手のひらサイズのケーシン
グ1と、テンポを調整するためのテンポ設定スイッチ2
と、所定のテンポで拍子音を出力するためのスピーカ4
と、該拍子音に同期して発光するLED3と、オン・オ
フ切り換え用の入切スイッチ5と、音声出力を外部に出
力するための出力端子6とを有している。また、図には
示されていないが、ケーシング内部には乾電池が搭載さ
れており、該乾電池を電源として動作するようになって
いる。
観を示す斜視図であり、ほぼ手のひらサイズのケーシン
グ1と、テンポを調整するためのテンポ設定スイッチ2
と、所定のテンポで拍子音を出力するためのスピーカ4
と、該拍子音に同期して発光するLED3と、オン・オ
フ切り換え用の入切スイッチ5と、音声出力を外部に出
力するための出力端子6とを有している。また、図には
示されていないが、ケーシング内部には乾電池が搭載さ
れており、該乾電池を電源として動作するようになって
いる。
【0004】図9は、上記電子メトロノームの電気的な
回路構成を示すブロック図であり、同図に示すようにこ
の電子メトロノームは、主にテンポ設定スイッチ2と、
CPU7と、スピーカ4と、LED3とに大別して構成
されている。CPU7は、前記したテンポ設定スイッチ
2の設定値に対応したタイミングを計算するタイミング
計算部7aと、タイマ7bと、タイミング計算部7aに
て求められたタイミングで拍子音を発生する拍子音発生
部7cと、このタイミングに同期させてLED3を点灯
させるLED出力部7dと、から構成されている。そし
て、このような構成により、テンポ設定スイッチ2によ
り、所定のテンポ(例えば、1分間に80回等)が設定
されると、このテンポでスピーカ4から拍子音が出力さ
れ、楽器演奏の際のリズム合わせに使用することができ
る。
回路構成を示すブロック図であり、同図に示すようにこ
の電子メトロノームは、主にテンポ設定スイッチ2と、
CPU7と、スピーカ4と、LED3とに大別して構成
されている。CPU7は、前記したテンポ設定スイッチ
2の設定値に対応したタイミングを計算するタイミング
計算部7aと、タイマ7bと、タイミング計算部7aに
て求められたタイミングで拍子音を発生する拍子音発生
部7cと、このタイミングに同期させてLED3を点灯
させるLED出力部7dと、から構成されている。そし
て、このような構成により、テンポ設定スイッチ2によ
り、所定のテンポ(例えば、1分間に80回等)が設定
されると、このテンポでスピーカ4から拍子音が出力さ
れ、楽器演奏の際のリズム合わせに使用することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来における電子メトロノームにおいては、電源が
乾電池であるので、音を出力する際の電力に限界があ
り、一定のレベルよりも高い音を出すことができないと
いう欠点がある。特に、音量の高い楽器演奏時等におい
ては、メトロノームの音量が小さいと拍子音が楽器によ
り打ち消されてしまい、事実上役に立たないことがあっ
た。そこで、この問題を解決するため、電源を乾電池で
なく、ACアダプタを用いて商用電源から取り出すもの
も考えられているが、このような方法では、持ち運びが
不便であり使い勝手が悪いという欠点がある。この発明
はこのような従来の課題を解決するためになされたもの
であり、その目的とするところは、携帯に便利でありか
つ簡単な構成で拍子音を増幅して出力することのできる
電子メトロノーム及びその共鳴具を提供することにあ
る。
うな従来における電子メトロノームにおいては、電源が
乾電池であるので、音を出力する際の電力に限界があ
り、一定のレベルよりも高い音を出すことができないと
いう欠点がある。特に、音量の高い楽器演奏時等におい
ては、メトロノームの音量が小さいと拍子音が楽器によ
り打ち消されてしまい、事実上役に立たないことがあっ
た。そこで、この問題を解決するため、電源を乾電池で
なく、ACアダプタを用いて商用電源から取り出すもの
も考えられているが、このような方法では、持ち運びが
不便であり使い勝手が悪いという欠点がある。この発明
はこのような従来の課題を解決するためになされたもの
であり、その目的とするところは、携帯に便利でありか
つ簡単な構成で拍子音を増幅して出力することのできる
電子メトロノーム及びその共鳴具を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の電子メトロノームは、電源、発振器、スピーカ
を内蔵した筐体構造をなし、所望のテンポで拍子音を出
力するものにおいて、前記スピーカの前方側、後方側の
少なくとも一方に、筒状の共鳴管を配置したことが特徴
である。また、電源、発振器、スピーカを内蔵した筐体
構造をなし、所望のテンポで拍子音を出力する電子メト
ロノームにおいて、前記筐体のスピーカ取り付け位置の
前面及び裏面に嵌合部が形成され、該嵌合部に着脱可能
に取り付けられる筒状の共鳴管を有することを特徴とす
る。
本発明の電子メトロノームは、電源、発振器、スピーカ
を内蔵した筐体構造をなし、所望のテンポで拍子音を出
力するものにおいて、前記スピーカの前方側、後方側の
少なくとも一方に、筒状の共鳴管を配置したことが特徴
である。また、電源、発振器、スピーカを内蔵した筐体
構造をなし、所望のテンポで拍子音を出力する電子メト
ロノームにおいて、前記筐体のスピーカ取り付け位置の
前面及び裏面に嵌合部が形成され、該嵌合部に着脱可能
に取り付けられる筒状の共鳴管を有することを特徴とす
る。
【0007】更に、前記共鳴管の長さは、スピーカから
出力される電子音波長の約1/4波長であることを特徴
とする。本発明の電子メトロノームの共鳴具は、電子メ
トロノームと接続可能で、該メトロノーム拍子音を増幅
して出力する電子メトロノームの共鳴具において、前記
電子メトロノームと電気的に接続可能な接続コネクタ
と、該接続コネクタと接続されたスピーカと、このスピ
ーカの前方側、後方側の少なくとも一方に配置された筒
状の共鳴管と、を有することを特徴とする。また、前記
共鳴管の長さは、スピーカから出力される電子音波長の
約1/4波長であることを特徴とする。
出力される電子音波長の約1/4波長であることを特徴
とする。本発明の電子メトロノームの共鳴具は、電子メ
トロノームと接続可能で、該メトロノーム拍子音を増幅
して出力する電子メトロノームの共鳴具において、前記
電子メトロノームと電気的に接続可能な接続コネクタ
と、該接続コネクタと接続されたスピーカと、このスピ
ーカの前方側、後方側の少なくとも一方に配置された筒
状の共鳴管と、を有することを特徴とする。また、前記
共鳴管の長さは、スピーカから出力される電子音波長の
約1/4波長であることを特徴とする。
【0008】上述の如く構成された本発明によれば、ス
ピーカから出力された拍子音は、共鳴管により増幅して
出力されるので、乾電池の出力でも十分に大音量の拍子
音を得ることができるようになる。また、共鳴管の長さ
を拍子音波長の1/4の整数倍とすれば、共鳴音が大き
くなるので有効である。また、ケーシングに対して共鳴
管を着脱自在とすれば、使用環境に応じた汎用性が向上
する。即ち、比較的小さな音量でも良い時には共鳴管を
取り外し、大音量で使用したい時には共鳴管を取り付け
ることができる。
ピーカから出力された拍子音は、共鳴管により増幅して
出力されるので、乾電池の出力でも十分に大音量の拍子
音を得ることができるようになる。また、共鳴管の長さ
を拍子音波長の1/4の整数倍とすれば、共鳴音が大き
くなるので有効である。また、ケーシングに対して共鳴
管を着脱自在とすれば、使用環境に応じた汎用性が向上
する。即ち、比較的小さな音量でも良い時には共鳴管を
取り外し、大音量で使用したい時には共鳴管を取り付け
ることができる。
【0009】更に、本発明の共鳴具によれば、接続コネ
クタにより市販の電子メトロノームの出力端子に接続し
て音量を増幅することができるので、既に市販の電子メ
トロノームを使用している場合のオプションとして有用
である。
クタにより市販の電子メトロノームの出力端子に接続し
て音量を増幅することができるので、既に市販の電子メ
トロノームを使用している場合のオプションとして有用
である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る
電子メトロノームの構成図である。図示のように、この
電子メトロノームは、大きく分けて、ほぼ手のひらサイ
ズのケーシング1と、円筒状に構成された共鳴管8とか
ら構成されており、共鳴管8内の下側から1/3程度の
位置には拍子音を出力するためのスピーカ9が配置され
ている。ケーシング1は、テンポを調整するためのテン
ポ設定スイッチ2と、拍子音に同期して発光するLED
3と、オン・オフ切り換え用の入切スイッチ5と、音声
出力を外部に出力するための出力端子6とを有してい
る。また、図には示されていないが、ケーシング内部に
は乾電池が搭載されており、当該電子メトロノームはこ
の乾電池を電源として動作するようになっている。共鳴
管8は、例えば紙製やプラスチック製等、音を吸収しな
い材質にて形成された筒状体である。
基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る
電子メトロノームの構成図である。図示のように、この
電子メトロノームは、大きく分けて、ほぼ手のひらサイ
ズのケーシング1と、円筒状に構成された共鳴管8とか
ら構成されており、共鳴管8内の下側から1/3程度の
位置には拍子音を出力するためのスピーカ9が配置され
ている。ケーシング1は、テンポを調整するためのテン
ポ設定スイッチ2と、拍子音に同期して発光するLED
3と、オン・オフ切り換え用の入切スイッチ5と、音声
出力を外部に出力するための出力端子6とを有してい
る。また、図には示されていないが、ケーシング内部に
は乾電池が搭載されており、当該電子メトロノームはこ
の乾電池を電源として動作するようになっている。共鳴
管8は、例えば紙製やプラスチック製等、音を吸収しな
い材質にて形成された筒状体である。
【0011】また、この電子メトロノームは弱拍用と強
拍用の2種類の周波数にて拍子音を出力し得るようにな
っており、これにより所望の拍子のリズムを出力するこ
とができる。例えば、4拍子の場合には、「強、弱、
弱、弱、強、弱、……」と言った具合に2種の周波数が
切り換えられながら出力される。いま、強拍の拍子音の
出力周波数が2 [KHz]、弱拍の拍子音の出力周波数が1
[KHz]であるとすれば、共鳴管8の長さはこれらの周波
数にて共鳴する長さとされている。即ち、音速が340
[m/s](実際には温度差により変化する)であるとする
ならば拍子音の出力周波数が1 [KHz]の場合には、 (波長)=(速度)/(周波数) の関係より、波長が34[cm]と求められ、1/4波長は
8.5[cm]となる。従って、図7に示した模式図におい
て、スピーカ9の表面から共鳴管8の前端までの距離L
1を8.5[cm]とする。同様に、周波数が2 [KHz]の場
合には、1/4波長は4.25[cm]と求められるので、
スピーカ9の表面から共鳴管8の後端までの距離L2を
4.25[cm]とする。
拍用の2種類の周波数にて拍子音を出力し得るようにな
っており、これにより所望の拍子のリズムを出力するこ
とができる。例えば、4拍子の場合には、「強、弱、
弱、弱、強、弱、……」と言った具合に2種の周波数が
切り換えられながら出力される。いま、強拍の拍子音の
出力周波数が2 [KHz]、弱拍の拍子音の出力周波数が1
[KHz]であるとすれば、共鳴管8の長さはこれらの周波
数にて共鳴する長さとされている。即ち、音速が340
[m/s](実際には温度差により変化する)であるとする
ならば拍子音の出力周波数が1 [KHz]の場合には、 (波長)=(速度)/(周波数) の関係より、波長が34[cm]と求められ、1/4波長は
8.5[cm]となる。従って、図7に示した模式図におい
て、スピーカ9の表面から共鳴管8の前端までの距離L
1を8.5[cm]とする。同様に、周波数が2 [KHz]の場
合には、1/4波長は4.25[cm]と求められるので、
スピーカ9の表面から共鳴管8の後端までの距離L2を
4.25[cm]とする。
【0012】そして、上記のように長さが設定された共
鳴管を用いて強拍の拍子音、及び弱拍の拍子音を出力す
ると、出力された拍子音が強め合い増幅されることにな
る。また、ここでは、1/4波長を用いたが、1/2波
長、1波長でも良い。このようにして、本実施形態の電
子メトロノームによれば、拍子音を出力するスピーカ9
とほぼ同径の共鳴管8が配置され、この共鳴管8はスピ
ーカ9より出力される拍子音の周波数にて共鳴する長さ
に設定されているので、拍子音が強め合い、増幅して出
力されることになる。従って、大きな電力を必要とせ
ず、また簡単な構成で大音量の拍子音を出力することが
できるようになる。図2は、本発明の第2実施形態に係
る電子メトロノームを示す構成図であり、この実施形態
では、共鳴管11の上部が当該電子メトロノームの前方
を向くように屈曲されている。そして、このような構成
によれば、拍子音が前方に向けて出力されるので、拍子
音出力方向を任意に設定することができる。なお、この
実施形態において、前記した図7の距離L1は、共鳴管
11の中心軸の距離として設定すれば良い。
鳴管を用いて強拍の拍子音、及び弱拍の拍子音を出力す
ると、出力された拍子音が強め合い増幅されることにな
る。また、ここでは、1/4波長を用いたが、1/2波
長、1波長でも良い。このようにして、本実施形態の電
子メトロノームによれば、拍子音を出力するスピーカ9
とほぼ同径の共鳴管8が配置され、この共鳴管8はスピ
ーカ9より出力される拍子音の周波数にて共鳴する長さ
に設定されているので、拍子音が強め合い、増幅して出
力されることになる。従って、大きな電力を必要とせ
ず、また簡単な構成で大音量の拍子音を出力することが
できるようになる。図2は、本発明の第2実施形態に係
る電子メトロノームを示す構成図であり、この実施形態
では、共鳴管11の上部が当該電子メトロノームの前方
を向くように屈曲されている。そして、このような構成
によれば、拍子音が前方に向けて出力されるので、拍子
音出力方向を任意に設定することができる。なお、この
実施形態において、前記した図7の距離L1は、共鳴管
11の中心軸の距離として設定すれば良い。
【0013】図3は、本発明の第3実施形態に係る電子
メトロノームを示す構成図であり、この実施形態におい
ては1つの周波数(例えば、1 [KHz])のみの拍子音を
出力する電子メトロノームに対応するものである。従っ
て、この周波数の拍子音のみを共鳴させればよいので、
スピーカ9の前方にのみ共鳴管11が配置されている。
そして、この共鳴管11の長さは図6に示すように前記
した図7のL1と同様とされている。このような構成に
よれば、前記第1、第2実施形態と同様に簡単な構成で
スピーカ9から出力される拍子音を増幅することができ
るようになる。図4は、本発明の第4実施形態に係る電
子メトロノームを示す構成図である。図示のように、こ
の電子メトロノームは、ケーシング1内にスピーカ9が
配設されており、この前面及び後面のケーシングに雄ネ
ジ12が刻設されている。そして、この雄ネジ12に螺
合し得る雌ネジ14aが刻設された共鳴管13aと雌ネ
ジ14bが刻設された共鳴管13bとが、ケーシング1
に着脱可能に設けられている。そして、前記したよう
に、共鳴管13aの長さは周波数1 [KHz]にて共鳴し得
る長さとされ、共鳴管13bの長さは周波数2 [KHz]に
て共鳴し得る長さとされている。
メトロノームを示す構成図であり、この実施形態におい
ては1つの周波数(例えば、1 [KHz])のみの拍子音を
出力する電子メトロノームに対応するものである。従っ
て、この周波数の拍子音のみを共鳴させればよいので、
スピーカ9の前方にのみ共鳴管11が配置されている。
そして、この共鳴管11の長さは図6に示すように前記
した図7のL1と同様とされている。このような構成に
よれば、前記第1、第2実施形態と同様に簡単な構成で
スピーカ9から出力される拍子音を増幅することができ
るようになる。図4は、本発明の第4実施形態に係る電
子メトロノームを示す構成図である。図示のように、こ
の電子メトロノームは、ケーシング1内にスピーカ9が
配設されており、この前面及び後面のケーシングに雄ネ
ジ12が刻設されている。そして、この雄ネジ12に螺
合し得る雌ネジ14aが刻設された共鳴管13aと雌ネ
ジ14bが刻設された共鳴管13bとが、ケーシング1
に着脱可能に設けられている。そして、前記したよう
に、共鳴管13aの長さは周波数1 [KHz]にて共鳴し得
る長さとされ、共鳴管13bの長さは周波数2 [KHz]に
て共鳴し得る長さとされている。
【0014】このような構成によれば、スピーカ9から
出力される拍子音を増幅する必要のないときにはそれぞ
れの共鳴管13a,13bを取り外して使用し、増幅し
たい場合には各共鳴管13a,13bの雌ネジ14a,
14bをケーシング1の雄ネジ12に螺合させて固定す
る。すると、前記した各実施形態の場合と同様に、周波
数1 [KHz]、2 [KHz]の拍子音を増幅することができ
る。従って、使用環境に応じて適宜電子メトロノームの
音量を調整することができるようになる。
出力される拍子音を増幅する必要のないときにはそれぞ
れの共鳴管13a,13bを取り外して使用し、増幅し
たい場合には各共鳴管13a,13bの雌ネジ14a,
14bをケーシング1の雄ネジ12に螺合させて固定す
る。すると、前記した各実施形態の場合と同様に、周波
数1 [KHz]、2 [KHz]の拍子音を増幅することができ
る。従って、使用環境に応じて適宜電子メトロノームの
音量を調整することができるようになる。
【0015】図5(a)は、本発明の第5実施形態に係
る電子メトロノームの共鳴具を示す構成図であり、この
共鳴具は、円筒状の共鳴管17と、該共鳴管17内の下
方からほぼ1/3程度の距離の位置に配置されたスピー
カ9と、該スピーカ9の端子に接続され共鳴管17の外
周部に固定された接続コネクタ15とを有している。そ
して、このように構成された共鳴具の接続コネクタ15
を既存の電子メトロノームの出力端子6に接続すれば、
電子メトロノームから出力された拍子音は共鳴具のスピ
ーカ9から出力され、前記した各実施形態と同様の原理
によりこの拍子音は増幅されて出力されるようになる。
る電子メトロノームの共鳴具を示す構成図であり、この
共鳴具は、円筒状の共鳴管17と、該共鳴管17内の下
方からほぼ1/3程度の距離の位置に配置されたスピー
カ9と、該スピーカ9の端子に接続され共鳴管17の外
周部に固定された接続コネクタ15とを有している。そ
して、このように構成された共鳴具の接続コネクタ15
を既存の電子メトロノームの出力端子6に接続すれば、
電子メトロノームから出力された拍子音は共鳴具のスピ
ーカ9から出力され、前記した各実施形態と同様の原理
によりこの拍子音は増幅されて出力されるようになる。
【0016】そして、このような電子メトロノームの共
鳴具を用いれば、コネクタの接続のみで簡単に着脱する
ことができ、また、既存の電子メトロノームに直接接続
することができるので汎用性に富み、既に電子メトロノ
ームを所持している人にとって新たに共鳴管が搭載され
た電子メトロノームを購入する必要はなく手軽に使用す
ることができるようになる。また、図5(b)に示すよ
うに、スピーカ9と接続コネクタ15とを配線コード1
6を用いて接続するようにしてもよい。この場合には共
鳴管17を適宜好適な場所に配置することができるよう
になる。なお、上記した各実施形態においては、円筒状
の共鳴管を用いる例について説明したが、本発明はこれ
に限定されることなく、多角形、楕円状の筒を用いても
良い。このような共鳴体を用いても円筒状の場合とほぼ
同様の効果を得ることができる。また、上記した各実施
形態では、1[KHz]および2[KHz]の2種の周波数を用い
て強拍、弱拍の拍子音を出力する例について説明した
が、本発明はこれに限定されるものでなく、勿論、他の
周波数を用いても良い。
鳴具を用いれば、コネクタの接続のみで簡単に着脱する
ことができ、また、既存の電子メトロノームに直接接続
することができるので汎用性に富み、既に電子メトロノ
ームを所持している人にとって新たに共鳴管が搭載され
た電子メトロノームを購入する必要はなく手軽に使用す
ることができるようになる。また、図5(b)に示すよ
うに、スピーカ9と接続コネクタ15とを配線コード1
6を用いて接続するようにしてもよい。この場合には共
鳴管17を適宜好適な場所に配置することができるよう
になる。なお、上記した各実施形態においては、円筒状
の共鳴管を用いる例について説明したが、本発明はこれ
に限定されることなく、多角形、楕円状の筒を用いても
良い。このような共鳴体を用いても円筒状の場合とほぼ
同様の効果を得ることができる。また、上記した各実施
形態では、1[KHz]および2[KHz]の2種の周波数を用い
て強拍、弱拍の拍子音を出力する例について説明した
が、本発明はこれに限定されるものでなく、勿論、他の
周波数を用いても良い。
【0017】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の電子メ
トロノームによれば、拍子音を出力するスピーカの前面
側、後面側のどちらか一方または両方に共鳴管が配置さ
れているので、スピーカから出力される拍子音が増幅し
て出力される。従って、電気的な増幅機能や大きな電源
容量を必要とせず簡単な構成にて拍子音を増幅すること
ができるので、乾電池を電源として動作する電子メトロ
ノームでも大音量の拍子音を得ることができる。また、
小型軽量であるため、持ち運びにおいて非常に便利であ
る。また、本発明の電子メトロノームの共鳴具によれ
ば、接続コネクタを用いて既存の電子メトロノームに容
易に着脱することができるので、既存の電子メトロノー
ムをそのまま使用して、大音量の拍子音を得ることがで
きるようになる。
トロノームによれば、拍子音を出力するスピーカの前面
側、後面側のどちらか一方または両方に共鳴管が配置さ
れているので、スピーカから出力される拍子音が増幅し
て出力される。従って、電気的な増幅機能や大きな電源
容量を必要とせず簡単な構成にて拍子音を増幅すること
ができるので、乾電池を電源として動作する電子メトロ
ノームでも大音量の拍子音を得ることができる。また、
小型軽量であるため、持ち運びにおいて非常に便利であ
る。また、本発明の電子メトロノームの共鳴具によれ
ば、接続コネクタを用いて既存の電子メトロノームに容
易に着脱することができるので、既存の電子メトロノー
ムをそのまま使用して、大音量の拍子音を得ることがで
きるようになる。
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る電子メトロノ
ームの構成を示す斜視図。
ームの構成を示す斜視図。
【図2】 本発明の第2の実施形態に係る電子メトロノ
ームの構成を示す斜視図。
ームの構成を示す斜視図。
【図3】 本発明の第3の実施形態に係る電子メトロノ
ームの構成を示す斜視図。
ームの構成を示す斜視図。
【図4】 本発明の第4の実施形態に係る電子メトロノ
ームの構成を示す斜視図。
ームの構成を示す斜視図。
【図5】 本発明の第5の実施形態に係る電子メトロノ
ームの構成を示す斜視図。
ームの構成を示す斜視図。
【図6】 共鳴管の長さとスピーカの取り付け位置の関
係を示す説明図(単一周波数の場合)。
係を示す説明図(単一周波数の場合)。
【図7】 共鳴管の長さとスピーカの取り付け位置の関
係を示す説明図(2種の周波数の場合)。
係を示す説明図(2種の周波数の場合)。
【図8】 従来における電子メトロノームの構成を示す
斜視図。
斜視図。
【図9】 電子メトロノームの内部構成を示すブロック
図。
図。
1 ケーシング 2 テンポ設定スイッチ 3 LED 4 スピーカ 5 入切スイッチ 6 出力端子 7 CPU 7a タイミング計算部 7b タイマ 7c 拍子音発生部 7d LED出力部 8,10,11,13a,13b,17 共鳴管 9 スピーカ 12 雄ネジ 14a,14b 雌ネジ 15 接続プラグ 16 配線コード
Claims (5)
- 【請求項1】 電源、発振器、スピーカを内蔵した筐体
構造をなし、所望のテンポで拍子音を出力する電子メト
ロノームにおいて、 前記スピーカの前方側、後方側の少なくとも一方に、筒
状の共鳴管を配置したことを特徴とする電子メトロノー
ム。 - 【請求項2】 電源、発振器、スピーカを内蔵した筐体
構造をなし、所望のテンポで拍子音を出力する電子メト
ロノームにおいて、 前記筐体のスピーカ取り付け位置の前面及び裏面に嵌合
部が形成され、該嵌合部に着脱可能に取り付けられる筒
状の共鳴管を有することを特徴とする電子メトロノー
ム。 - 【請求項3】 前記共鳴管の長さは、スピーカから出力
される電子音波長の約1/4波長であることを特徴とす
る請求項1乃至3のいづれか1項記載の電子メトロノー
ム。 - 【請求項4】 電子メトロノームと接続可能で、該メト
ロノーム拍子音を増幅して出力する電子メトロノームの
共鳴具において、 前記電子メトロノームと電気的に接続可能な接続コネク
タと、該接続コネクタと接続されたスピーカと、このス
ピーカの前方側、後方側の少なくとも一方に配置された
筒状の共鳴管と、を有することを特徴とする電子メトロ
ノームの共鳴具。 - 【請求項5】 前記共鳴管の長さは、スピーカから出
力される電子音波長の約1/4波長であることを特徴と
する請求項4記載の電子メトロノームの共鳴具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23208895A JPH0954175A (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | 電子メトロノーム及び電子メトロノームの共鳴具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23208895A JPH0954175A (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | 電子メトロノーム及び電子メトロノームの共鳴具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0954175A true JPH0954175A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16933818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23208895A Pending JPH0954175A (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | 電子メトロノーム及び電子メトロノームの共鳴具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0954175A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110231765A (zh) * | 2018-03-05 | 2019-09-13 | 蒙特雷布勒盖股份有限公司 | 音乐表壳体 |
-
1995
- 1995-08-18 JP JP23208895A patent/JPH0954175A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110231765A (zh) * | 2018-03-05 | 2019-09-13 | 蒙特雷布勒盖股份有限公司 | 音乐表壳体 |
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