JP2538150Y2 - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

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JP2538150Y2
JP2538150Y2 JP1989111829U JP11182989U JP2538150Y2 JP 2538150 Y2 JP2538150 Y2 JP 2538150Y2 JP 1989111829 U JP1989111829 U JP 1989111829U JP 11182989 U JP11182989 U JP 11182989U JP 2538150 Y2 JP2538150 Y2 JP 2538150Y2
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智士 高見
勝昭 舌間
純一 高田
賢行 川上
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九州日立マクセル 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、充電量、放電量、毛くず溜め量などの報知
音を発生する装置を内蔵した電気かみそりに関する。
〔従来の技術〕
この種の電気かみそりとして、例えば、実開昭55-698
33号公報に示されているように報知音を発生するブザー
を本体ケースに内蔵し、ブザーから発する音を本体ケー
スの握り部外表面一部に形成した放音孔から放出するよ
うにしたものがある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかるに、上記放音孔は単に本体ケースの外表面のフ
ラットな部分に形成され、本体ケースの手で握られる面
と放音孔の開口面とが同一平面上に形成されているた
め、本体ケースを握る手で放音孔が塞がれやすい。この
ため報知音が聞き取れ難くなり、とくに音声合成により
報知内容を音声で発生する場合に、音声を聞き辛くす
る。また、毛くずが放音孔に侵入しやすかった。
本考案は、上記のような、握り部を有する本体ケース
の外表面一部に放音孔を形成する電気かみそりにおい
て、放音孔の形成の仕方に工夫を凝らすことにより、握
り手や卓上などで放音孔が塞がれて報知音が聞こえなく
なったり、小さくなるといった問題を解消することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の電気かみそりでは、例えば第1図に示すよう
に、発音体26を内蔵した握り部を有する本体ケース1の
握り部より上方に剃り刃部を備えるとともに、前記握り
部の外表面一部に膨出部30を設け、該膨出部30の外周側
壁30bの上側面を除く下側面及び左右側面の双方または
一方に、放音孔29を発音体26と連通するように形成した
ものである。
〔作用〕
放音孔29が膨出部30の外周側壁30bに形成されている
と、本体ケース1が手で握られるとき、この手が膨出部
30の上にのせられるようなことがあってもその手は放音
孔29に密着することなく離間しやすいため、放音孔29を
塞いでしまうようなことが無くなる。
また、卓上などに本体ケース1が放音孔29を下向きに
して置かれるような場合も、膨出部30の突出端が卓上に
接当するため放音孔29は卓上で塞がれることがない。さ
らに、膨出部30の外周側壁30bの上側面を除く下側面及
び左右側面の双方または一方に形成した放音孔29には、
剃り刃部から落下してくる毛くずが侵入するのを避ける
ことができる。
〔考案の効果〕
本考案の電気かみそりによれば、本体ケース1の膨出
部30の外周側壁30bに放音孔29を形成するという簡単な
手段で、握り手や卓上などで放音孔29が塞がれるのを防
止し、常に報知音をよく聞き取ることができて使用価値
が高められる。しかも、放音孔29は膨出部30の外周側壁
30bの上側面を除く下側面及び左右側面の双方または一
方に形成してあるので、剃り刃部から落下してくる毛く
ずが放音孔29内に侵入するのを防止できて有利である。
本考案に係る電気かみそりの一実施例を第1図ないし
第5図に基づき説明する。
第1図及び第2図において、握り部を有する本体ケー
ス1はその上部に刃収納空間2を設け、この刃収納空間
2内に内刃3を配置し、内刃3は網目状の外刃4で覆っ
ている。この内刃3と外刃4とで剃り刃部を構成してい
る。本体ケース1の前面壁1aにはメインスイッチ5を、
本体ケース1の底側には充電用の電源プラグ6をそれぞ
れ備えている。本体ケース1の内部において、内刃3の
下方にはモータ7を配備し、モータ7の下方に、第4図
に示す電気回路を形成した回路基板8・8を前後に対向
配備するとともに、両基板8・8間に二個のニカド電池
などの充電池9を搭載している。
その回路基板8上の電気回路は、充電池9を電源と
し、メインスイッチ5を介して充電池9からモータ7へ
通電することにより、モータ7に伝動連結された内刃3
を左右に往復駆動させて外刃4とでひげ剃り作動を行う
といった基本構成となっている。
また、この電気かみそりは、上記した基本構成に加え
て、第4図に示すように、充電池9に対する充電および
商用交流電圧29(第5図参照)によるモータ駆動を可能
とする充電部10と、モータ7に対する印加電圧を制御し
てモータ7の回転速度を一定に維持するモータ制御部11
と、各部の状態を検知して、検知内容に対応した信号を
発生する検知部12と、検知部12から出力される信号に対
応した表示を行う表示部13とを備えている。
充電部10は、電源プラグ6から入力された商用交流電
圧29を整流回路14で一旦整流した後、インバータ回路15
を用いて所定の充電電圧に降圧するものであって、検知
部12に備えた充電状態検知回路16で充電中は常時充電状
態を監視し、充電の進行に対応して所定の検知信号を発
生する。更に、充電状態検知回路16で充電が完了したこ
とが検知されると、インバータ回路15の発振動作を制御
して、充電池9に対する過充電を防止する。こうした充
電状態検知回路16から出力される信号は、同時に表示部
13にも送られ、充電状態の進行に対応した表示をする。
更に検知部12には、充電池9の放電状態を検知する回
路17を備えて充電池9の端子電圧を監視しており、充電
池9の端子電圧が設定値を下回ると表示部13に信号を送
って、充電が必要であることを表示する。
一方、モータ7の回転速度は、モータ回転状態検知回
路18で監視され、負荷の変動あるいは電池電圧の降下な
どにより回転速度が規定値から大幅に外れたことがこの
モータ回転状態検知回路18で検知されると、モータ制御
部11に信号を送り、モータ電圧を自動制御して回転速度
を一定に維持する制御が働く。それと同時に表示部13に
信号を送り、モータ回転の制御状態を報知する。
表示部13は第5図に示すように、音声をもって検知部
12における検知内容に対応した表示を可能とするもので
あって、表示部13全体の動作制御を行うマイクロプロセ
ッサ(MPU)20と、表示すべき一連の音声に対応するデ
ータを記憶したデータ記憶部21と、データ記憶部21から
取り出されたデータから音声信号を合成する音声合成回
路22と、合成された音声信号を所定の音波に変換して出
力する出力回路23とから構成される。
マイクロプロセッサ20は、中央処理装置(CPU)、ROM
あるいはRAMを一体に備えて、ROMに記憶されたプログラ
ムに従って動作するものであって、充電池9から電力が
供給され、常時は検知部12からの信号入力のみを待つ省
電力状態の待機モードで動作しているが、検知部12から
検知信号が入力されると検知信号の種類を調べ、種類に
対応した、例えば遅延処理などの所定処理を行った後、
音声合成回路22に対して合成すべき音声データの種類を
特定すると同時に出力回路23に信号を送り、出力回路23
をオンさせる。
データ記憶部21には、出力回路23で発音表示すべき、
例えば「充電してください」などの一連の音声に対応し
たデータを記憶しており、音声合成回路22では、マイク
ロプロセッサ20から送られるデータに基づいてデータ記
憶部21からデータを適宜取り出し、このように取り出し
たデータを音声合成して所定の音声信号に変換した後、
出力回路23に順次送り出す。
出力回路23は、音声信号から高周波成分を取り除くフ
ィルタ回路24と、音声信号を電力増幅する回路25と、音
声信号を音波に変換するスピーカー26と、増幅回路25に
充電池9を接続してオンさせる時期を規制するスイッチ
ング回路27とから構成され、増幅回路25はスイッチング
回路27で常時はオフして、電気かみそり全体としての電
力消費量を可及的に低減させ、検知部12から有意の検知
信号がマイクロプロセッサ20に入力された時、スイッチ
ング回路27にマイクロプロセッサ20から信号を送り、所
定の発音動作が行えるようにしている。
更に、充電部10が動作中に表示部13で発音表示を行う
場合、インバータ回路15における発振を停止する構成を
備える。すなわち、マイクロプロセッサ20からスイッチ
ング回路27に印加される信号が、充電部10のインバータ
回路15にも同時に印加され、その信号でインバータ回路
15にスイッチング素子として備えたトランジスタ28のベ
ース端をアースする等して、インバータ回路15の発振を
停止可能とする。したがって、表示部13における表示動
作に先立ち、充電部10から出力される充電電圧を停止
し、表示部13は充電池9のみによる安定した電圧で駆動
されるのである。
上記した表示の具体的な実施例を説明する。いま、メ
インスイッチ5をONにしたとき、充電池9の充電容量が
所定値以上である場合は「パワーOKです。」と発音する
と同時に、第2図に示すごとく本体ケース1の前面壁1a
の外面下部に装備している表示ランプAが緑色に点灯す
る。メインスイッチ5をONにしたとき、充電池9の充電
容量が所定値以下である場合は「充電してください。お
掃除もお願いします。」と発音すると同時に、表示ラン
プBが赤色に点滅する。また、充電を始めるとき、電源
プラグ6をコンセントに差し込むと「充電を始めま
す。」と発音すると同時に、表示ランプCが赤色に点灯
する。充電が完了したときは「充電が終わりました。」
と発音すると同時に、表示ランプCが赤色から緑色に変
化する。
本考案は、上記スピーカー26から出る音声をケース外
に放出させる放音孔29の形成手段に特徴を有する。第1
図および第3図に示すように、スピーカー26は圧電型の
ものが用いられ、本体ケース1の後面壁1bの下部をケー
ス外方へボタン形状に膨出させ、この膨出部30は円形の
突出端面壁30aと外周側壁30bとを有し、その外周側壁30
bに放音孔29をケース内外に貫通状に設ける。
この場合、外刃4などから落ちてくる毛くずが放音孔
29に侵入するのを避けるために、放音孔29は外周側壁30
bの全周にわたって設けるよりも、その円周下半部の領
域に設けることが好ましい。
本体ケース1内にスピーカー26が膨出部30と対応して
配置されるが、このさいスピーカー26は、膨出部30の内
部に形成される皿形状の空間Sを確保し、その空間Sを
介して放音孔29と連通するように配置される。スピーカ
ー26の回路基板8に面する側にはマイカ板31が、また放
音孔29に面する側にはスピーカー26への塵埃侵入防止用
シート32がそれぞれ配される。
したがって、スピーカー26から出る音声は、放音孔29
からケース外へ放出する。このとき、握り手が膨出部30
の突出端面壁30aの上に掛けられたり、あるいは卓上な
どに膨出部30を下にして置かれた場合も、放音孔29が手
や卓上などで塞がれて音声が減衰して小さい音になるよ
うなことがなく、したがってスピーカー26からの音声は
はっきりと聞き取れる。
〔別実施例〕
上記実施例では本体ケース1内においてスピーカー26
が膨出部30に対応して位置設定してあるが、必ずしもこ
れに限られず、例えば、第6図に示すようにスピーカー
26を膨出部30の位置からずらして配置するもよい。
また、上記実施例では発音体としてスピーカー26が用
いられるが、その他にブザーなどが使用されることもあ
る。
更に、上記実施例では膨出部30がスピーカー26の形状
に合わせて円形状に形成されているが、これに限られ
ず、例えば、第7図、第8図に示すごとく四角形、逆三
角形などに形成されることもある。この場合、毛くずが
放音孔29に侵入するのを避けるために、膨出部30が四角
形に形成される場合はその外周側壁30bの左右側面およ
び下側面にそれぞれ形成し、逆三角形に形成される場合
はその外周側壁30bの左右両斜辺に対応する左右側面に
形成することが望ましい。また、第9図に示すように断
面円弧状の膨出部30を左右方向にわたって形成し、その
外周側壁30bの下向き面側に放音孔29を形成してもよ
い。
なお、膨出部30は本体ケース1の後面壁1b以外に、前
面壁1a、または左右側面壁1c・1dのいずれかに形成する
こともできる。
もっとも、対象の電気かみそりは往復動式のものに限
られず、その他に回転式電気かみそりなどのものにも同
様に適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案に係る電気かみそりの一実
施例を示しており、 第1図は一部破断状態で示す側面図、 第2図は全体の正面図、 第3図は一部の背面図、 第4図は電気回路の全体構成を示すブロック図、 第5図は表示部の構成を示すブロック図である。 第6図は本考案の別実施例を示す要部の断面図である。 第7図ないし第9図はいずれも本考案の更に別実施例を
それぞれ示す要部の斜視図である。 1……本体ケース、26……発音体、29……放音孔、30…
…膨出部、30b……膨出部の外周側壁。
フロントページの続き 合議体 審判長 野上 智司 審判官 桐本 勲 審判官 播 博 (56)参考文献 実公 昭60−14449(JP,Y2) 実公 昭64−629(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】握り部を有する本体ケース(1)に、充電
    量等の報知音を発生する発音体(26)を内蔵しており、 本体ケース(1)の握り部より上方に剃り刃部を備える
    とともに、前記握り部の外表面一部に膨出部(30)を設
    け、該膨出部(30)の外周側壁(30b)の上側面を除く
    下側面及び左右側面の双方または一方に、発音体(26)
    と連通する放音孔(29)を設けてあることを特徴とする
    電気かみそり。
JP1989111829U 1989-09-25 1989-09-25 電気かみそり Expired - Lifetime JP2538150Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6014449U (ja) * 1984-06-12 1985-01-31 株式会社日立ホームテック ガス瞬間湯沸器の水栓開閉装置
JPS64629U (ja) * 1987-06-17 1989-01-05

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