JPH0953387A - 小口径管推進装置における送水管構造 - Google Patents

小口径管推進装置における送水管構造

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JPH0953387A
JPH0953387A JP7204418A JP20441895A JPH0953387A JP H0953387 A JPH0953387 A JP H0953387A JP 7204418 A JP7204418 A JP 7204418A JP 20441895 A JP20441895 A JP 20441895A JP H0953387 A JPH0953387 A JP H0953387A
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JP
Japan
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pipe
small
propulsion
diameter
water
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JP7204418A
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English (en)
Inventor
Norisumi Hidaka
典純 日高
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HOUSHIYOU KK
Original Assignee
HOUSHIYOU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 小口径管の内部において送水可能にするとと
もに推進ヘッド内部の発光体の光をトランシットによっ
て確認できる管構造を提供する。 【解決手段】 小口径管8は二重管構造になっており、
内管21の外径は外管22の内径よりも小径にして間隙
を設け、この間隙内を水が通過できるようにする。内管
21及び外管22は順次継ぎ足されて、小口径管推進装
置1から供給される水を送る。推進ヘッド11には、発
光部31が内蔵されている。この発光体31の外表面に
複数の軸線方向の溝を設け、推進ヘッド11の本体部3
7とに間隙を有している。発光体31を推進ヘッド11
に内設するとき、推進ヘッド11内に中空部39を有す
る。送られた水がこの中空部39に供給される。中空部
39に連続する排水孔40を推進ヘッド11に穿設す
る。小口径管8と推進ヘッド11との間に中間部材51
を設ける。中間部材51は二重の円筒管を一体的に構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に小口径管を
方向修正しつつ推進させる小口径管推進装置において、
推進する先端まで送水させることのできる管構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、方向修正可能な小口径管にあ
っては、実公昭58−35756号公報において開示さ
れている技術があった。これは、先導管の後部近くの内
側にターゲット板を固定し、ターゲット板に発光ダイオ
ードを設け、先導管の後端に管接手を介して小口径管を
接続できるようにしたものであった。また、推進管の先
端付近から水を噴射する構造を有するものに、特開平2
−161096号公報において開示されている技術があ
った。これは、方向修正の効率を良くするため、斜状の
受圧面の反対側に水を噴射するノズルを内蔵したもので
あって、推進用ヘッド及び推進管の内側には、水噴射ノ
ズルに水を供給するための給水ホースの挿通孔が形成さ
れているものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
装置のうち、前者にあっては、先導管の内側に発光ダイ
オードを設けたものであるので、発光ダイオードの光を
通過させるために、小口径管を中空にしなければなら
ず、小口径管の内部を使用して先端に水を送ることはで
きなかった。従って、地中への推進の際、推進させるべ
き地中の土質が比較的硬質であるときには、油圧ジャッ
キの押圧力のみによる推進では、長時間を要することが
あった。そこで、先端から水を排出させることによって
土質を軟化させることができる小口径管の構造が切望さ
れていた。また、後者にあっては、推進用ヘッドから水
を噴射できるものの、この推進用ヘッドと推進管(小口
径管)には水を供給するための給水ホースを挿通させな
ければならず、推進方向を確認するために前者のような
発光ダイオードを使用することは不可能であった。
【0004】本発明は、上記諸点にかんがみ、小口径管
の内部において送水可能にするとともに推進ヘッド内部
の発光体の光をトランシットによって確認できる管構造
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は、中空円筒の小口径管と、方向修正手段を
備えこの小口径管の先頭に接続される推進ヘッドと、該
推進ヘッドに内蔵された発光体と、小口径管を後方から
強制的に推進させる油圧ジャッキと、上記発光体の状態
を確認するトランシットとからなる小口径管推進装置に
おいて、上記小口径管を二重管構造にするとともに、こ
の二重管の外側の管と内側の管とに通水可能な間隙を設
け、上記推進ヘッドの先端近傍に開口しつつ二重管の間
隙に連続する通水孔を設けたことを特徴とする小口径管
推進装置における送水構造を要旨とする。
【0006】また、本発明は、中空円筒の小口径管と、
方向修正手段を備えこの小口径管の先頭に接続される推
進ヘッドと、該推進ヘッドに内蔵された発光体と、小口
径管を後方から強制的に推進させる油圧ジャッキと、こ
の油圧ジャッキに連続して設けられる小口径管支持手段
と、上記発光体の状態を確認するトランシットとからな
る小口径管推進装置において、上記小口径管を二重管構
造にするとともに、この二重管の外側の管と内側の管と
に通水可能な間隙を設け、二重管の内管に接続でき、か
つ、軸線方向に摺動自在なインナーパイプを小径管支持
手段の内部に挿通し、上記推進ヘッドの先端近傍に開口
しつつ二重管の間隙に連続する通水孔を設けたことを特
徴とする小口径管推進装置における送水構造を要旨とす
る。
【0007】さらに、本発明は、中空円筒の小口径管
と、方向修正手段を備えこの小口径管の先頭に接続され
る推進ヘッドと、該推進ヘッドに内蔵された発光体と、
小口径管を後方から強制的に推進させる油圧ジャッキ
と、この油圧ジャッキに連続して設けられる小口径管支
持手段と、上記発光体の状態を確認するトランシットと
からなる小口径管推進装置において、上記小口径管を二
重管構造にするとともに、この二重管の外側の管と内側
の管とに通水可能な間隙を設け、二重管の内管に接続で
き、かつ、軸線方向に摺動自在なインナーパイプを小径
管支持手段の内部に挿通し、上記推進ヘッド内部に円筒
状の発光部を間隙を有しつつ内設し、この推進ヘッドの
先端近傍に開口しつつ発光部の間隙に連続する通水孔を
設けたことを特徴とする小口径管推進装置における送水
構造をも要旨とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本実施形態は地中に小口径管を推
進するための装置に使用するものであるところ、まず、
この小口径管推進装置について説明する。
【0009】図1に示すように、小口径管推進装置1に
は、推進部2が中央に設置されており、油圧コンプレッ
サに接続された油圧シリンダ3,4によって移動できる
ようになっている。この油圧シリンダ3,4は、基台5
の上に配設されているレール6,7に沿って摺動するよ
うに設けられているので、このレール6,7に沿って上
記推進部2を移動させることができる。推進部2の下部
には、小口径管8内に水を供給する給水アダプタ9が設
けられており、この給水アダプタ9は油圧モータ10の
回転力が伝達されている。従って、推進部2の内部にお
いて伝えられる駆動力によって、給水アダプタ9及びこ
れに接続される小口径管8を回転させることができる。
また、小口径管8の先頭には、推進ヘッド11が接続さ
れており、この推進ヘッド11の先端は斜状に切断さ
れ、地中において方向を修正できるようになっている。
推進部2の後方にはトランシット12が設置されてお
り、小口径管8の中空内部を介して推進ヘッド11の内
部を確認できるようになっている。なお、この小口径管
推進装置1は、小口径管8を推進した後、スクリュー1
3と埋設パイプ14とを接続して、掘削推進により埋設
パイプ14の配管を行うことができるものである。
【0010】次に、本実施形態について説明する。図2
に示すように、小口径管8は二重管構造になっており、
内管21の外径は外管22の内径よりも小径にして間隙
を設け、この間隙内を水が通過できるようになってい
る。内管21及び外管22は順次継ぎ足されて、小口径
管推進装置1(図1)から供給される水を送ることがで
きるようになっている。推進ヘッド11には、発光部3
1が内蔵されている。この発光部31には、3個の発光
ダイオード32,33,34と、この発光ダイオード3
2,33,34に通電する電源35とが設けられ、発光
ダイオード32,33,34は円形の板部材36に設け
られている。この発光体31の外表面には軸線方向に複
数の溝が設けられており、推進ヘッド11の本体部37
とに間隙を有するようになっている。また、発光体31
は、推進ヘッド11に内蔵されるとき、その前方(図中
左側)に中空部39を有するように内設されており、送
られた水がこの中空部39に供給される。そして、推進
ヘッド11には、中空部39に連続する排水孔40が穿
設されており、この排水孔40は途中で分岐しつつ、推
進ヘッド11の先端側方に開口している。上記の小口径
管8と推進ヘッド11との間には中間部材51が設けら
れている。この中間部材51は二重の円筒管が一体的に
構成され、前方において、外部材52は推進ヘッド11
の本体部37に螺合されるとともに、内部材53はシー
ルされつつ発光部31の直前で開口している。また、後
方において、外部材52は小口径管8の外管22と、内
部材53は内管21とそれぞれ接続できるようになって
いる。
【0011】次に、小口径管8の詳細を説明する。小口
径管8は、上記のとおり内管21と外管22の二重構造
になっていて、同様に構成された複数の小口径管8が用
意され、推進装置1(図1)において継ぎ足しながら目
的位置まで推進されるものである。外管22は、図3
(a)に示すように、円筒状に構成されており、先端
(図中左端)の外側には雄ねじ部23が、後端(図中右
端)の内側には雌ねじ部24がそれぞれ設けられてい
る。この雄ねじ部23と雌ねじ部24とは相互に螺合で
きるように刻設されていて、複数の小口径管8を継ぎ足
すとき、他の同様の外管22を連結することができるよ
うになっている。一方の内管21は、図3(b)に示す
ように、円筒状に構成されており、前記外管22と同様
に、先端(図中左端)の外側には雄ねじ部25が、後端
(図中右端)の内側には雌ねじ部26がそれぞれ設けら
れ、他の同様の内管21を連続できるようになってい
る。また、この雄ねじ部25と雌ねじ部26の根元には
円環状のシール部材27が設けられ、内管21内への水
の侵入を防止できるようになっている。この内管21の
本体28の外径aは外管22の内径よりも小径となるよ
うに設けられていて、外管22内に挿入したとき間隙を
有するようになっている。そして、内管21の本体28
表面上には外周の4箇所に断続して突出部29が設けら
れ、その外径bは外管22の内径とほぼ同径になってい
る。これにより、図4に示すように、外管22内に挿入
された内管21を安定させることができるとともに、内
管21と外管22との間隙を均一にすることができるよ
うになっている。内管21の中空内部は、発光部31
(図2)の発光ダイオード32,33,34の光が通過
できる程度の径を有しており、順次継ぎ足された内管2
1を介してトランシット12(図1)によって確認でき
るようになっている。
【0012】次に、中間部材51の詳細を説明する。前
記のとおり、この中間部材51は、外部材52と内部材
53は螺着され一体的に構成されている。外部材52
は、図5(a)に示すように、中空円筒状に設けられて
おり、外径は前記の小口径管8の外径と同径になってい
る。先端(図中左端)には推進ヘッド11(図1)との
接続のための雄ねじ部54と、後端(図中右端)には小
口径管8の外管22(図3)との接続のための雌ねじ部
55が設けられている。本体56には複数のネジ穴57
が設けられており、内部材53との螺着の際に使用され
る。一方の内部材53は、図5(b)に示すように、中
空円筒状になっており、本体部分58の内径及び外径は
小口径管8の内管21の内径及び外径とほぼ同様に設け
られている。先端(図中左端)の外径は、若干小径にな
っており、推進ヘッド8の発光部31(図2)内に緊密
に挿入できるようになっている。先端付近には、円環状
のシール部材59を設けることができ、中空内部へ水が
侵入しないようになっている。この内部材53は外部材
52よりも長くなっており、両者を一体化したとき内部
材53の後端(図中右端)付近が外部材52から突出す
るように構成されている。これにより、後方に接続する
小口径管8は、内管21が、上記の突出量だけ後方に押
し出された状態で連続することとなる。また、外部材5
2との螺着部分60は、本体58の外径よりも大径にな
っているとともに、軸線方向に複数の通水孔61が設け
られている。この通水孔61は、図6に示すように、円
環形状になっている螺着部分60の外周の全周に断続し
て設けられており、外部材52と内部材53との間隙が
維持されている。なお、内部材53の中空部は、前記小
口径管8の内管21と同様に発光ダイオード32,3
3,34の光を通過させることができるものである。
【0013】次に、推進ヘッド11の詳細を説明する。
前記のとおり、推進ヘッド11は、先端は斜状に切断さ
れ、地中において方向を修正できるようになっており、
発光部31を内蔵できるようになっている。推進ヘッド
11の本体37は、図7(a)に示すように、発光部3
1を内接できるように大半が中空円筒状に構成されてお
り、その先端には方向修正部42が設けられている。こ
の方向修正部42は、斜状に切断された土圧抵抗面43
によって構成され、推進ヘッド11の回転を中止しつつ
推進させたとき、この土圧抵抗面43が土圧の抵抗を受
けて尖端44の方向に移動することによって方向を修正
できるようになっている。この方向修正部42には、円
筒内部に連続する排水孔40が穿設されており、土圧抵
抗面43を避けて開口している。この排水孔40は途中
で3方向に分岐しており、順次送水された水がこの各開
口部から排水できるようになっている。そして、方向修
正部42後部の適宜位置には突出部41が設けられてお
り、推進ヘッド11内の発光部31との間で空間部39
を設けることができるようになっている。本体部分を構
成する円筒状には複数のネジ穴45が貫設されており、
発光体31を内設するとき、このネジ穴45にボルトを
ねじ込んで四方から押圧し、円筒内の中心で支持される
ようになっている。
【0014】一方、発光部31は、その円筒状の本体3
7内に発光ダイオード32,33,34と電源35とが
設けられており、前方(図中左)に電源35が、これを
隔てて発光ダイオード32,33,34がそれぞれ配設
されている。発光ダイオード32,33,34は円形の
板部材36上に電源35の反対側表面に設けられてい
て、発光部31から後ろ向き(図中右向き)に発光でき
るようになっている。これらの発光ダイオード32,3
3,34のうち最も内側に位置する発光ダイオード32
は発光部31の軸心、即ち、推進ヘッド11の中心に一
致させて設けられ、この位置から周方向へ向けて順次一
列に2つの発光ダイオード33,34が設けられてい
る。このような発光部31を推進ヘッド11に内設する
とき、上記の発光ダイオード33,34の列が、方向修
正部42の軸心から尖端44に至る方向に一致させる。
これにより、推進装置1に設けられているトランシット
12(図1)によって、いずれの発光ダイオードが確認
できるかによって、推進ヘッド11の推進方向を認識で
きるとともに、この発光ダイオード32,33,34の
列を修正すべき方向に一致させるように回転調整できる
ようになっている。また、発光部31の外表面上には、
軸線方向に複数の通水溝38が設けられており、図8に
示すように、推進ヘッド11内において間隙を有するよ
うになっている。この通水溝38は外周の全周に断続し
て設けられており、小口径管8及び中間部材51を通過
して送られる水をさらに前方へ送ることができるように
なっている。この通水溝38を通過する水は、前記方向
修正部42の突出部41によって維持される空間部に供
給され、排水孔40から外部に排水されるのである。な
お、排水孔40はこの図にも示すように3方向に分岐さ
れている。
【0015】次に、給水アダプタ9及びその周辺につい
て説明する。図9に示すように、給水アダプタ9は、推
進部2の回転駆動体(図示せず)に連結されて回転する
円板状の本体部71と、この本体部71に連続しつつ小
口径管8内に水を供給する給水部72とから構成されて
いる。本体部71は、前記のとおり、図示せぬ駆動軸に
連動して回転可能に設けられている。一方の給水部72
は、小口径管8の外管22後端の雌ねじ部24に螺合で
きる雄ねじ部73を有する円筒状に構成されている。こ
の円筒状の給水部72の内径は、上記小口径管8の外管
22と同一に設けられている。さらに、給水部72の側
部には、複数の水供給孔74が貫設されている。そし
て、水供給孔74の開口部周辺において、この水供給孔
74を包囲するとともに給水管75を有する給水カバー
76が設けられている。この給水カバー76には、円環
状のリング77,78が設けられており、供給される水
が漏れないようにするとともに、周方向の摺動が可能に
なっている。従って、給水カバー76を固定しつつ給水
アダプタ9の本体部71と給水部72を回転させること
ができるようになっているのである。このような給水ア
ダプタ9の内部には、小口径管8の内管21の後端に接
続できるインナーパイプ79が軸線方向への摺動が自在
に設けられている。このインナーパイプ79の先端(図
中左端)には、上記小口径管8の内管21の後端の雌ね
じ部26に螺合できる雄ねじ部80を有している。ま
た、給水部72との間において、前記小口径管8の内管
21及び外管22の間隙と同様の間隙を維持できるよう
になっている。そして、このインナーパイプ79は、給
水アダプタ9の本体部71を貫通しており、その後端
(図中右端)は、本体部71よりもはるかに後方に位置
する。この後端には、前記のトランシット12(図1)
が設置されていて、推進ヘッド11(図2)の発光ダイ
オード32,33,34の光を、中間部材51の内部材
53、小口径管8の内管21、及び、インナーパイプ7
9をそれぞれ介して確認できるようになっている。そこ
で、インナーパイプ79の外側には、給水部72から水
が供給されるので、この水がトランシット側(図中右
側)に漏れないように、アダプタ9の本体部71には、
止水キャップ81が締着されている。この止水キャップ
81には、円環状のシール部材82,83が設けられ、
前記軸線方向の摺動を阻害せずに止水できるようになっ
ている。
【0016】以上のように、小口径管8、中間部材5
1、及び、推進ヘッド11は連続しており、それぞれの
各ねじ部を螺合して強固に接続されている(図2)。従
って、推進ヘッド11内の発光部31から発せられる光
は、中間部材51の内部材53と小口径管8の内管21
との内部空間を通過し、トランシット12(図1)に到
達できるようになっている。一方、推進部2に接続され
ている給水アダプタ9から供給される水は、小口径管8
の内管21と外管と22との間隙、中間部材51の外部
材52と内部材53との間隙、推進ヘッド11の内蔵さ
れた発光部31外表面の通水孔38を順次通過し、推進
ヘッド11内の空間部まで供給され、かつ、ここから排
水孔40を介して排水できるようになっている。
【0017】そこで、次に、本実施形態の使用態様を説
明する。推進工程を進行させるためには、既に推進され
た小口径管8に同様の小口径管8を継ぎ足して推進を続
行する。この小口径管8の継ぎ足しは、推進部2に連続
する給水アダプタ9を既推進の小口径管8から離脱させ
て推進部2を後退させる。既推進の小口径管8と推進部
2との間に新たな小口径管8を接続できるだけスペース
を設ける。そして、新たな小口径管8の前後をそれぞれ
接続した後、推進部2を前進させて推進を再開する。こ
こで、小口径管8の着脱は、図10に示すように、ま
ず、小口径管8の外管22の螺合を解除し、内管21と
インナーパイプ79とが接続した状態で、推進部2を後
退、即ち、給水アダプタ9の給水部72を(図中矢印A
の方向へ)後退させる。このとき、給水アダプタ9内に
おいて摺動可能なインナーパイプ79は停止しており、
給水部72からインナーパイプ79を露出させることが
できる。この状態で、小口径管8の内管21とインナー
パイプ79との螺合を解除することができるようにな
る。この螺合の解除によって、小口径管8と給水アダプ
タ9とを分離させることができるので、推進部2を自在
に後退できる。新たに継ぎ足す小口径管8は、図11に
示すように、内管21が間隙を有しつつ外管22内に挿
入された状態となっており、内管21が外管22の後方
に位置する状態で接続されるものである。なお、この内
管21は外管22内において軸線方向への摺動が自在で
あり、内管21の雄ねじ部分25を螺合する際には、外
管22を後方へ移動させることができるものである。そ
して、前記のとおり、他の小口径管8を継ぎ足すことが
できるスペースを有するまで推進部2を後退させ、さら
に、新たな小口径管8を既推進の小口径管8に、内管2
1、外管22の順に接続すると、図10と同様に、小口
径管8と給水アダプタ9とを分離させたときと同様の状
態となる。そして、前記とは逆の操作によって、即ち、
内管21とインナーパイプ79とを螺合させ、給水アダ
プタ9を(図中矢印Bの方向へ)前進させ、外管22と
給水部72とを螺合させることによって、新たな小口径
管8の継ぎ足しを完了する。この継ぎ足し作業中は、給
水孔74からの水の供給は中断されており、この給水の
中断により既推進の小口径管8内にある水は、推進ヘッ
ド11の排水孔40から地中へ浸透するので、水が逆流
することはほとんどない。
【0018】なお、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々なる実施の態様を取り得ることは無論である。方向修
正のための手段は斜状に切断したものに限らず、他の構
造を有する方向修正部であってもよい。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明は、中空円筒の小
口径管と、方向修正手段を備えこの小口径管の先頭に接
続される推進ヘッドと、該推進ヘッドに内蔵された発光
体と、小口径管を後方から強制的に推進させる油圧ジャ
ッキと、上記発光体の状態を確認するトランシットとか
らなる小口径管推進装置において、上記小口径管を二重
管構造にするとともに、この二重管の外側の管と内側の
管とに通水可能な間隙を設け、上記推進ヘッドの先端近
傍に開口しつつ二重管の間隙に連続する通水孔を設けた
ことを特徴とする小口径管推進装置における送水構造を
要旨とするので、二重の小口径管のうち内側の管は、中
空の状態が維持されるので、発光体の光を通過させるこ
とができるとともに、内側の管と外側の管との間隙に水
を通過させることができる。そして、この間隙を通過す
る水はさらに通水孔から推進ヘッドの先端近傍に流出さ
せることができるので、推進すべき地中を軟化させつつ
推進作業が行える。推進ヘッドの推進方向、トランシッ
トによって小口径管の内側の管を介して発光体を確認す
ることができ、この内側の管内は送水される水と隔離さ
れ、発光体の光の通過には支障がない。
【0020】また、本発明は、中空円筒の小口径管と、
方向修正手段を備えこの小口径管の先頭に接続される推
進ヘッドと、該推進ヘッドに内蔵された発光体と、小口
径管を後方から強制的に推進させる油圧ジャッキと、こ
の油圧ジャッキに連続して設けられる小口径管支持手段
と、上記発光体の状態を確認するトランシットとからな
る小口径管推進装置において、上記小口径管を二重管構
造にするとともに、この二重管の外側の管と内側の管と
に通水可能な間隙を設け、二重管の内管に接続でき、か
つ、軸線方向に摺動自在なインナーパイプを小口径管支
持手段の内部に挿通し、上記推進ヘッドの先端近傍に開
口しつつ二重管の間隙に連続する通水孔を設けたことを
特徴とする小口径管推進装置における送水構造を要旨と
するので、小口径管の推進が進行して小口径管を継ぎ足
す際、インナーパイプを小口径管支持手段から軸線方向
に引き出すことができ、小口径管の外側の管と小口径管
支持手段とを分離させた状態で、小口径管の内側の管と
インナーパイプとを接続及び離脱させることが可能とな
る。従って、二重管構造の小口径管を容易に継ぎ足すこ
とができるものである。
【0021】さらに、本発明は、中空円筒の小口径管
と、方向修正手段を備えこの小口径管の先頭に接続され
る推進ヘッドと、該推進ヘッドに内蔵された発光体と、
小口径管を後方から強制的に推進させる油圧ジャッキ
と、この油圧ジャッキに連続して設けられる小口径管支
持手段と、上記発光体の状態を確認するトランシットと
からなる小口径管推進装置において、上記小口径管を二
重管構造にするとともに、この二重管の外側の管と内側
の管とに通水可能な間隙を設け、二重管の内管に接続で
き、かつ、軸線方向に摺動自在なインナーパイプを小径
管支持手段の内部に挿通し、上記推進ヘッド内部に円筒
状の発光部を間隙を有しつつ内設し、この推進ヘッドの
先端近傍に開口しつつ発光部の間隙に連続する通水孔を
設けたことを特徴とする小口径管推進装置における送水
構造をも要旨とするので、発光体を推進ヘッドから取り
外すことができ、この発光部を交換できるものである。
この発光部は、電池と発光ダイオードによって構成する
のが一般的であり、電池の消耗や発光ダイオードの寿命
などによって、発光部を推進ヘッドとは個別に交換でき
るものである。
【0022】前記通水孔を、方向修正手段による操作に
影響のない複数の位置に開口せしめてなることにより、
通水された水を無駄なく使用できるものであり、また、
この通水孔は、通水のための間隙に連続する単一の通水
孔と、この通水孔が途中で分岐して複数の位置で開口さ
せることもでき、通水孔の開口構造を簡単にすることが
できる。
【0023】また、前記小口径管と推進ヘッドの間に、
内部材が外部材よりも長く構成された二重構造の中間部
材を設けてなることによって、この中間部材に接続させ
た小口径管は、外側の管よりも内側の管を、常に後方に
位置させることができる。即ち、内側の管の後部が外側
の管の後端から突出させることができるものである。従
って、小口径管の後部において外側の管を離脱させたと
き、内側の管の突出部分が露出するので、内側の管を離
脱する作業を可能にするものである。これとともに、イ
ンナーパイプが摺動することにより、より効率的な作業
が行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】小口径管推進装置の斜視図である。
【図2】小口径管、中間部材、及び、推進ヘッドを接続
した状態の断面図である。
【図3】(a)は外管、(b)は内管の各説明図であ
る。
【図4】IV−IV断面図である。
【図5】(a)は中間部材の外部材、(b)は内部材の
各説明図である。
【図6】VI−VI断面図である。
【図7】(a)は推進ヘッド本体、(b)は発光部の各
説明図である。
【図8】VIII−VIII断面図である。
【図9】給水アダプタの説明図である。
【図10】小口径管を継ぎ足す際の給水アダプタ付近の
説明図である。
【図11】小口径管の二重の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 小口径管推進装置 2 推進部 8 小口径管 9 給水アダプタ 11 推進ヘッド 12 トランシット 21 内管 22 外管 31 発光部 51 中間部材 40 排水孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空円筒の小口径管と、方向修正手段を
    備えこの小口径管の先頭に接続される推進ヘッドと、該
    推進ヘッドに内蔵された発光体と、小口径管を後方から
    強制的に推進させる油圧ジャッキと、上記発光体の状態
    を確認するトランシットとからなる小口径管推進装置に
    おいて、上記小口径管を二重管構造にするとともに、こ
    の二重管の外側の管と内側の管とに通水可能な間隙を設
    け、上記推進ヘッドの先端近傍に開口しつつ二重管の間
    隙に連続する通水孔を設けたことを特徴とする小口径管
    推進装置における送水管構造。
  2. 【請求項2】 中空円筒の小口径管と、方向修正手段を
    備えこの小口径管の先頭に接続される推進ヘッドと、該
    推進ヘッドに内蔵された発光体と、小口径管を後方から
    強制的に推進させる油圧ジャッキと、この油圧ジャッキ
    に連続して設けられる小口径管支持手段と、上記発光体
    の状態を確認するトランシットとからなる小口径管推進
    装置において、上記小口径管を二重管構造にするととも
    に、この二重管の外側の管と内側の管とに通水可能な間
    隙を設け、二重管の内管に接続でき、かつ、軸線方向に
    摺動自在なインナーパイプを小径管支持手段の内部に挿
    通し、上記推進ヘッドの先端近傍に開口しつつ二重管の
    間隙に連続する通水孔を設けたことを特徴とする小口径
    管推進装置における送水管構造。
  3. 【請求項3】 中空円筒の小口径管と、方向修正手段を
    備えこの小口径管の先頭に接続される推進ヘッドと、該
    推進ヘッドに内蔵された発光体と、小口径管を後方から
    強制的に推進させる油圧ジャッキと、この油圧ジャッキ
    に連続して設けられる小口径管支持手段と、上記発光体
    の状態を確認するトランシットとからなる小口径管推進
    装置において、上記小口径管を二重管構造にするととも
    に、この二重管の外側の管と内側の管とに通水可能な間
    隙を設け、二重管の内管に接続でき、かつ、軸線方向に
    摺動自在なインナーパイプを小径管支持手段の内部に挿
    通し、上記推進ヘッド内部に円筒状の発光部を間隙を有
    しつつ内設し、この推進ヘッドの先端近傍に開口しつつ
    発光部の間隙に連続する通水孔を設けたことを特徴とす
    る小口径管推進装置における送水管構造。
  4. 【請求項4】 前記通水孔を、方向修正手段による操作
    に影響のない複数の位置に開口せしめてなる請求項1な
    いし3のいずれかに記載の小口径管推進装置における送
    水管構造。
  5. 【請求項5】 前記通水孔を、分岐して複数の位置で開
    口させてなる請求項4記載の小口径管推進装置における
    送水管構造。
  6. 【請求項6】 前記小口径管と推進ヘッドの間に、内部
    材が外部材よりも長く構成された二重構造の中間部材を
    設けてなる請求項1ないし3のいずれかに記載の小口径
    管推進装置における送水管構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111485888A (zh) * 2019-12-26 2020-08-04 中铁第六勘察设计院集团有限公司 一种先行预制分块衬砌隧道系统及实施方法

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JPH02161096A (ja) * 1988-12-12 1990-06-20 Kubota Ltd 推進工法用掘削機
JPH0411719A (ja) * 1990-04-27 1992-01-16 Rohm Co Ltd 電子部品における端子電極膜のコーティング装置

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