JPH0952679A - リニアモータエレベータ用ブレーキ - Google Patents

リニアモータエレベータ用ブレーキ

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JPH0952679A
JPH0952679A JP7208697A JP20869795A JPH0952679A JP H0952679 A JPH0952679 A JP H0952679A JP 7208697 A JP7208697 A JP 7208697A JP 20869795 A JP20869795 A JP 20869795A JP H0952679 A JPH0952679 A JP H0952679A
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brake
guide rail
linear motor
arm
bracket
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JP7208697A
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Tadashi Ito
忠 伊東
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外形の小形化と軽量化を図ることができるリニ
アモータエレベータ用ブレーキを得ること。 【解決手段】電磁コイル2Aの両側に一対の圧縮コイル
ばね8Aを収納する。アーマチュア2aの外面側に側板
7を固定し、この側板7で圧縮コイルばね8Aを圧縮す
る。電磁コイル2Aの外周の片側に連結板20を突設し、
この連結板20の先端を軸17Aに連結する。連結板20の両
側にピン4Bを介してアーム3Aの中間部を連結し、ア
ーム3Aの後端と側板7の中央を頭付きボルト6Bで連
結する。アーム3Aの前端に連結したブラケット5の前
面側には、ローラ10を圧縮コイルばね11を介して遊嵌し
て、圧縮コイルばね11の復帰力でローラ10をガイドレー
ル1に押圧することで、ブラケット5の前面のブレーキ
シュー9とガイドレール1との間隙を減らす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニアモータエレ
ベータ用ブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のリニアモータエレベータ
用ブレーキの一例を示す平面図で、ブレーキコイルが励
磁状態、すなわち、ブレーキが解放状態を示す。図4に
おいて、図示しないかごの上端左側に設けられた図示し
ない一対の支えには、軸4が縦に固定されている。これ
らの軸4Bには、アーム3の中央左側に形成された軸穴
が挿入されている。
【0003】一対の軸4Bには、連結板20Bの両側が破
線で示すように挿入され、この連結板20Bの右端には、
図4の図示しない前面図ではU字状の溝が形成されてい
る。この溝には、電磁コイル2Bの左端に突設された破
線で示す連結部が遊嵌し、ピン17aで連結板20Bに連結
されている。
【0004】電磁コイル2Bの内部には、一対のアーマ
チュア2aが遊嵌している。これらのアーマチュア2a
の外面側には、端板2bが固定され、これらの端板2b
の外面の中心部には、頭付きスタッド16の端部のおねじ
部が螺合されナットで固定されている。
【0005】各頭付きスタッド16の頭部は、アーム3B
の右側に紙面平行方向に形成された角穴に遊嵌し、各頭
部と角穴の両側に貫挿されたピン6Bで各アーム3Bに
連結されている。電磁コイル2Bの図示しない接続端子
に片側が接続された電線は、かごの下端の接続箱から図
示しないテールコードを経て、エレベータの制御盤に接
続されている。
【0006】一対のアーム3Bの右端には、両ねじスタ
ッド13が貫設されている。この両ねじスタッド13には、
あらかじめ圧縮コイルばね8Bが圧縮された状態で遊嵌
されている。
【0007】圧縮コイルばね8Bの両端には、環状のば
ね座14が両ねじスタッド13に遊嵌され、後方のばね座14
の後部には、ストッパ18が両ねじスタッド13に挿入さ
れ、このストッパ18の後端は、圧縮コイルばね8Bの復
帰力によって、後方のアーム3Bの前面に押圧されてい
る。両ねじスタッド13の両端に形成されたおねじ部に
は、ダブルナット15が螺合され、各アーム3Bの外面と
の間に僅かな隙間を形成している。
【0008】各アーム3Bの左端には、図示しない前面
図においてはU字状の溝が形成され、この溝には、図4
の図示しない左側面図においては略T字状のブラケット
5の破線で示す凸部が遊嵌され、ピン6Aで連結されて
いる。
【0009】各ブラケット5の前面には、ブレーキシュ
ー9が取り付けられ、一対のブレーキシュー9の間に
は、昇降路に縦設された一点鎖線で示すガイドレール1
が僅かな間隙で遊嵌している。
【0010】このように構成されたリニアモータエレベ
ータ用ブレーキは、図示しないかごの上下の両側と、リ
ニアモータが組み込まれた図示しないつり合いおもり
(注;特願平6−82828 参照)の上下の両側に設けら
れ、図示しない制御盤によって電磁コイル2Bが励磁さ
れ、又は消磁されて各アーム3Bが揺動し、かごとつり
合いおもりが走行し、又は所定の場所に停止する。
【0011】すなわち、ブレーキが解放状態を示す図4
において、電磁コイル2Bを消磁することによって、圧
縮コイルばね8Bの復帰力でアーム3Bは右側が開動作
し、軸4Bを支点として左端が閉動作して、ブレーキシ
ュー9でガイドレール1を両側から挟む。
【0012】したがって、万一、エレベータが設置され
たビルが停電したときには、電磁コイル2Bに通電され
ていた電流も遮断されるので、圧縮コイルばね8Bの復
帰力によってブレーキは作動し、かごは急停止する。
【0013】ところで、昇降路に施設されるガイドレー
ルは、昇降路の上端から吊り下げられるピアノ線と錘に
よって、ガイドレールの間隔と平行度及び垂直度が所定
の値となるように位置決めされた後壁面の金具に固定さ
れる。また、ガイドレール自体も、頭部の両側と上端面
が、底面を基準として精密に加工され、かごやつり合い
おもりに取り付けられた案内ローラの転動で発生する騒
音や振動の低減が図られている。
【0014】一方、かごの軽量化を図ることによって、
リニアモータの所要推進力の低減とかごの高速化を図る
ためにも、リニアモータエレベータ用ブレーキにおいて
は、更なる軽量化が要請される。また、ブレーキの重量
には、電磁コイルの占める割合が最大である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
精密に加工され長時間をかけて施設されるガイドレール
においても、ガイドレール自体の加工の僅かな誤差、例
えば、僅かな曲がりやねじれ及び施設工事の僅かな誤差
のために、昇降路の上下を通してみた場合には、僅かな
曲がりやねじれを許容せざるを得ない。
【0016】そのため、ガイドレールの加工に当って
は、加工前に内部応力を除くための焼鈍を行い、切削加
工時には、加工前に真直度を修正し、切削加工機への取
付も歪が発生しないように考慮されているが、それで
も、施設後には、僅かな曲がりが残る。
【0017】すると、リニアモータエレベータ用ブレー
キをかごやつり合いおもりに取り付ける場合に、ブレー
キシュー9とガイドレール1との間隔を広く取る必要が
あるので、それだけアームの狭持ストロークも減らすこ
とができず、圧縮コイルばね8Bのストロークも増える
ので、電磁コイル2Bを始めとして、圧縮コイルばね8
Bやアーム3Bなどの小形化・軽量化を図るうえで障害
となる。そこで、本発明の目的は、外形の小形化と軽量
化を図ることのできるリニアモータエレベータ用ブレー
キを得ることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
リニアモータエレベータ用ブレーキは、一対のアーマチ
ュアが軸心に遊嵌された電磁コイルの両側に軸方向に設
けられた一対の加圧ばねと、アーマチュアの外側に固定
され加圧ばねを圧縮する側板と、電磁コイルから突設さ
れた連結部に貫設され昇降路の昇降体に支持された支軸
の両側にピンを介して中間部が連結され片側が側板に連
結されるアームと、このアームの他側にピンを介して連
結され先端の対向側にブレーキシューが設けられたブラ
ケットと、このブラケットの対向側に設けられ昇降路に
縦設されたガイドレールの側面を転動するローラとを備
えたことを特徴する。
【0019】また、請求項2に記載の発明のリニアモー
タエレベータ用ブレーキは、ローラの背面側にローラを
ガイドレールに押圧する弾性体を介在させたことを特徴
とする。
【0020】また、請求項3に記載の発明のリニアモー
タエレベータ用ブレーキは、アームの他側とブラケット
との間に弾性体を介在させたことを特徴とする。
【0021】また、請求項4に記載の発明のリニアモー
タエレベータ用ブレーキは、弾性体をコイルばねとした
ことを特徴とする。
【0022】また、請求項5に記載の発明のリニアモー
タエレベータ用ブレーキは、弾性体を皿ばねとしたこと
を特徴とする。
【0023】さらに、請求項6に記載の発明のリニアモ
ータエレベータ用ブレーキは、一対のアーマチュアが軸
心に遊嵌された電磁コイルの両側に軸方向に設けられた
一対の加圧ばねと、アーマチュアの外側に固定され加圧
ばねを圧縮する側板と、電磁コイルから突設された連結
部に貫設され昇降路の昇降体に支持された支軸の両側に
ピンを介して中間部が連結され片側が側板に連結される
アームと、このアームの他側にピンを介して連結され先
端の対向側にブレーキシューが設けられたブラケット
と、このブラケットの対向側に設けられ昇降路に縦設さ
れたガイドレールの側面と対置する第1の永久磁石と、
ガイドレールの側面に添設され第1の永久磁石と対向側
が同極性に磁化された第2の永久磁石とを備えたことを
特徴とする。
【0024】このような手段によって、請求項1乃至請
求項5に記載の発明においては、ブレーキシューとガイ
ドレールとの間の空隙をガイドレールの曲がりの有無に
かかわらず、ガイドレールの側面を転動するローラによ
って最小且つ一定に維持し、アームの揺動角すなわち、
アーマチュアの動作ストロークを減らす。
【0025】また、請求項6に記載の発明においては、
ブレーキシューとガイドレールとの間の空隙をガイドレ
ールの曲がりの有無にかかわらず、第1,第2の永久磁
石の反撥力によって最小且つ一定に維持し、アームの揺
動角すなわち、アーマチュアの動作ストロークを減ら
す。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明のリニアモータエレ
ベータ用ブレーキの一実施形態を図面を参照して説明す
る。図1は、本発明のリニアモータエレベータ用ブレー
キの第1の実施形態を示す平面図で、従来の技術で示し
た図4に対応し、請求項1乃至請求項4に対応する図で
ある。
【0027】図1において、従来の技術で示した図4と
大きく異るところは、ガイドレール1の両側のブラケッ
ト5に対して、ガイドレール1の側面を転動するローラ
を設けたことと、ブレーキ用の圧縮コイルばねの取付構
造及び個数である。
【0028】すなわち、図1において、電磁コイル2A
の左右の前後には、巻線を収納する略円筒状のケースに
対して、一対の円柱状の凹部が両面に形成されている。
これらの凹部には、従来の技術で示した図4に組み込ま
れた圧縮コイルばね8Bと比べて小形の圧縮コイルばね
8Aが挿入されている。
【0029】各アーマチュア2aの外面側には、図1の
図示しない前面図及び背面図においては、短冊状の側板
7が添設され、頭付きボルト16とナットで各アーマチュ
ア2aの外面に固定されている。
【0030】側板7の左右端には、ボルト18がナットを
介して螺合され、このボルト18の先端は、圧縮コイルば
ね8Aの外側に添設された円板状のばね座の外面を所定
の圧力で押圧している。電磁コイル2Aの左側面に突き
出た連結板20Aの左端には、軸17Aを介して連結板20A
の中心部が連結され、この連結板20Aの前後端は、ピン
4Aを介して前後のアーム3Aに連結されている。
【0031】各アーム3Aの左端には、ピン6Aを介し
て図示しない左側面図ではT字形のブラケット5が連結
されている。各ブラケット5の対向面には、ブレーキシ
ュー9が固定され、このブレーキシュー9と各ブラケッ
ト5の左側には、対向面と直交方向に円柱状の挿入穴が
形成されている。
【0032】各挿入穴の底部には、小形の圧縮コイルば
ね11が遊嵌され、各圧縮コイルばね11の前面側には、詳
細省略した環状の軸受板を介してローラ10が遊嵌されて
いる。各ローラ10の対向部は、各ブレーキシュー9の対
向面よりも僅かに突き出ていて、ガイドレール1の側面
に押圧されている。
【0033】このように構成されたリニアモータエレベ
ータ用ブレーキにおいては、各ローラ10の対向面がガイ
ドレール1の両側面に接触し、圧縮コイルばね11の復帰
力で押圧された状態で転動しながらかごやつり合いおも
りが昇降する。
【0034】このとき、昇降路に施設されたガイドレー
ル全体が僅かに曲がっていた場合でも、圧縮コイルばね
11の撓みや復帰力と、この圧縮コイルばね11の反力によ
るアーム3Aの軸7を支点とした揺動によって、ブレー
キシューとガイドレールの間隙を、曲がったガイドレー
ルに追従してほぼ一定に維持することができる。
【0035】したがって、各ブレーキシュー9は、ロー
ラ10によって、ガイドレール1の側面との間に僅かな間
隙を維持した状態で対置させることができる。すると、
アーム3Aの揺動角度も最小に抑えることができ、電磁
コイル2Aのアーマチュア2aのストロークを減らすこ
とができ、圧縮コイルばね8Aの伸縮長を最小にするこ
とができるので、電磁コイル2Aを小形化することがで
き、励磁電流も減らすことができる。
【0036】したがって、アーム3Aも小形・軽量化す
ることができ、ブレーキを小形・軽量化することができ
るので、かごやつり合いおもりを軽量化することがで
き、リニアモータエレベータの高速化を図ることができ
る。
【0037】なお、上記実施例においてローラ10の背面
には、ローラ10をガイドレール1に押圧するために圧縮
コイルばね11を設けた例で説明したが、この圧縮コイル
ばね11の伸縮ストロークが短いので、板ばね例えば皿ば
ねを使用してもよい。この場合には、収納空間を減らす
ことができる利点がある。
【0038】次に、図2は、本発明のリニアモータエレ
ベータ用ブレーキの第2の実施形態を示す平面図で、図
1に対応し、請求項3に対応する図である。図2におい
て、図1と異るところは、ブラケット5の先端背面の両
側とアーム3Aの先端の対向面との間に対して、一対の
圧縮コイルばね11を対称的に挿着した点で、他は、図1
と同一である。
【0039】このように構成されたリニアモータエレベ
ータ用ブレーキにおいては、ガイドレールの曲がりなど
によって、ブレーキシュー9がガイドレール1の側面に
接触すると、その反力の分力によって、矢印Aに示すよ
うにブラケット5がガイドレール側に僅かに揺動するこ
とで、接触部分がガイドレール1の側面から離れる。そ
のとき、ガイドレール1側の圧縮コイルばね11は僅かに
圧縮され、逆に、反対側の圧縮コイルばね11は僅かに長
くなる。
【0040】したがって、ブレーキシュー9とガイドレ
ール1の側面との間に、所定の間隙が復元すると、圧縮
コイルばね11の復帰力によってブラケット5は、元の状
態に復帰する。
【0041】したがって、このように構成されたリニア
モータエレベータ用ブレーキにおいても、ガイドレール
1の僅かな曲がりに対して、ブラケット5を揺動動作で
退避させることで、僅かな間隙で組み込むことができ
る。したがって、電磁コイル2Aを始めとしてブレーキ
全体を小形・軽量化することができるので、かごやつり
合いおもりの小形・軽量化に対応することができる。
【0042】次に、図3は、本発明のリニアモータエレ
ベータ用ブレーキの第3の実施形態を示す平面図で、図
1及び図2に対応し、請求項6に対応する図である。図
3において、図1及び図2と異るところは、ブレーキシ
ュー9の対向面とガイドレール1の側面に対して、永久
磁石19Aを設けたことである。
【0043】すなわち、ガイドレール1の両側面には、
短冊状の永久磁石19Aが連続的に貼り付けられ、図示し
ない皿ねじで固定されている。同様に、ブレーキシュー
9の対向面にも、ガイドレール1と対向する部分の中央
部に対して永久磁石19Bが貼り付けられ、図示しない皿
ねじで固定されている。これらの永久磁石19A,19B
は、対向面側が同極性として僅かな空隙で配置されてい
る。
【0044】このように構成されたリニアモータエレベ
ータ用ブレーキにおいては、ガイドレール1が僅かに曲
がっていた場合でも、ガイドレール1の両側に配置され
た永久磁石19Aと、ブレーキシュー9の対向面に取り付
けられた永久磁石19Bとの間に働く反撥力によって、両
側の空隙を常に均一に維持することができ、ガイドレー
ルの曲がりに対応して、アーム3A,3Bを軸7を支点
として揺動させることができる。
【0045】したがって、アーム3Aの揺動角を減らす
ことができるので、図1で示したリニアモータエレベー
タ用ブレーキと同様に電磁コイル2Aを小形化すること
ができ、ブレーキを小形・軽量化することができるの
で、かごやつり合いおもりの軽量化を図ることができ
る。
【0046】
【発明の効果】以上、請求項1に記載の発明によれば、
一対のアーマチュアが軸心に遊嵌された電磁コイルの両
側に軸方向に設けられた一対の加圧ばねと、アーマチュ
アの外側に固定され加圧ばねを圧縮する側板と、電磁コ
イルから突設された連結部に貫設され昇降路の昇降体に
支持された支軸の両側にピンを介して中間部が連結され
片側が側板に連結されるアームと、このアームの他側に
ピンを介して連結され先端の対向側にブレーキシューが
設けられたブラケットと、このブラケットの対向側に設
けられ昇降路に縦設されたガイドレールの側面を転動す
るローラとを備えることで、ブレーキシューとガイドレ
ールとの間の空隙をガイドレールの曲がりの有無にかか
わらず、ローラによって最小且つ一定に維持し、アーム
の揺動角すなわち、アーマチュアの動作ストロークを減
らしたので、外形の小形化と軽量化を図ることのできる
リニアモータエレベータ用ブレーキを得ることができ
る。
【0047】また、請求項2に記載の発明によれば、ロ
ーラの背面側にローラをガイドレールに押圧する弾性体
を介在させることで、ブレーキシューとガイドレールと
の間の空隙をガイドレールの曲がりの有無にかかわら
ず、弾性体で押圧されるローラによって最小且つ一定に
維持し、アームの揺動角すなわち、アーマチュアの動作
ストロークを減らしたので、外形の小形化と軽量化を図
ることのできるリニアモータエレベータ用ブレーキを得
ることができる。
【0048】また、請求項3に記載の発明によれば、ア
ームの他側とブラケットとの間に弾性体を介在させるこ
とで、ブレーキシューとガイドレールとの間の空隙をガ
イドレールの曲がりの有無にかかわらず、ローラによっ
て最小且つ一定に維持し、アームの揺動角すなわち、ア
ーマチュアの動作ストロークを減らしたので、外形の小
形化と軽量化を図ることのできるリニアモータエレベー
タ用ブレーキを得ることができる。
【0049】また、請求項4に記載の発明によれば、弾
性体をコイルばねとすることで、ブレーキシューとガイ
ドレールとの間の空隙をガイドレールの曲がりの有無に
かかわらず、コイルばねで押圧されるローラによって最
小且つ一定に維持し、アームの揺動角すなわち、アーマ
チュアの動作ストロークを減らしたので、外形の小形化
と軽量化を図ることのできるリニアモータエレベータ用
ブレーキを得ることができる。
【0050】また、請求項5に記載の発明によれば、弾
性体を皿ばねとすることで、ブレーキシューとガイドレ
ールとの間の空隙をガイドレールの曲がりの有無にかか
わらず、皿ばねで押圧されるローラによって最小且つ一
定に維持し、アームの揺動角すなわち、アーマチュアの
動作ストロークを減らしたので、外形の小形化と軽量化
を図ることのできるリニアモータエレベータ用ブレーキ
を得ることができる。
【0051】さらに、請求項6に記載の発明によれば、
一対のアーマチュアが軸心に遊嵌された電磁コイルの両
側に軸方向に設けられた一対の加圧ばねと、アーマチュ
アの外側に固定され加圧ばねを圧縮する側板と、電磁コ
イルから突設された連結部に貫設され昇降路の昇降体に
支持された支軸の両側にピンを介して中間部が連結され
片側が側板に連結されるアームと、このアームの他側に
ピンを介して連結され先端の対向側にブレーキシューが
設けられたブラケットと、このブラケットの対向側に設
けられ昇降路に縦設されたガイドレールの側面と対置す
る第1の永久磁石と、ガイドレールの側面に添設され第
1の永久磁石と対向側が同極性に磁化された第2の永久
磁石とを備えることで、ブレーキシューとガイドレール
との間の空隙をガイドレールの曲がりの有無にかかわら
ず、第1,第2の永久磁石の反撥力によって最小且つ一
定に維持し、アームの揺動角すなわち、アーマチュアの
動作ストロークを減らしたので、外形の小形化と軽量化
を図ることのできるリニアモータエレベータ用ブレーキ
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリニアモータエレベータ用ブレーキの
第1の実施例を示す図で、請求項1乃至請求項4に対応
する図。
【図2】本発明のリニアモータエレベータ用ブレーキの
第2の実施例を示す図で、請求項3に対応する図。
【図3】本発明のリニアモータエレベータ用ブレーキの
第3の実施例を示す図で、請求項6に対応する図。
【図4】従来のリニアモータエレベータ用ブレーキの一
例を示す平面図。
【符号の説明】
1…ガイドレール、2A…電磁コイル、3A…アーム、
4A,6A…ピン、5…ブラケット、6B,16…頭付き
ボルト、7…側板、8A,11…圧縮コイルばね、9…ブ
レーキシュー、10…ローラ、17A…軸、18…ボルト、19
A,19B…永久磁石、20…連結板。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のアーマチュアが軸心に遊嵌された
    電磁コイルの両側に軸方向に設けられた一対の加圧ばね
    と、前記アーマチュアの外側に固定され前記加圧ばねを
    圧縮する側板と、前記電磁コイルから突設された連結部
    に貫設され昇降路の昇降体に支持された支軸の両側にピ
    ンを介して中間部が連結され片側が前記側板に連結され
    るアームと、このアームの他側にピンを介して連結され
    先端の対向側にブレーキシューが設けられたブラケット
    と、このブラケットの前記対向側に設けられ前記昇降路
    に縦設されたガイドレールの側面を転動するローラとを
    備えたリニアモータエレベータ用ブレーキ。
  2. 【請求項2】 前記ローラの背面側に前記ローラを前記
    ガイドレールに押圧する弾性体を介在させたことを特徴
    とする請求項1に記載のリニアモータエレベータ用ブレ
    ーキ。
  3. 【請求項3】 前記アームの他側と前記ブラケットとの
    間に弾性体を介在させたことを特徴とする請求項1に記
    載のリニアモータエレベータ用ブレーキ。
  4. 【請求項4】 前記弾性体をコイルばねとしたことを特
    徴とする請求項2又は請求項3に記載のリニアモータエ
    レベータ用ブレーキ。
  5. 【請求項5】 前記弾性体を皿ばねとしたことを特徴と
    する請求項2又は請求項3に記載のリニアモータエレベ
    ータ用ブレーキ。
  6. 【請求項6】 一対のアーマチュアが軸心に遊嵌された
    電磁コイルの両側に軸方向に設けられた一対の加圧ばね
    と、前記アーマチュアの外側に固定され前記加圧ばねを
    圧縮する側板と、前記電磁コイルから突設された連結部
    に貫設され昇降路の昇降体に支持された支軸の両側にピ
    ンを介して中間部が連結され片側が前記側板に連結され
    るアームと、このアームの他側にピンを介して連結され
    先端の対向側にブレーキシューが設けられたブラケット
    と、このブラケットの前記対向側に設けられ前記昇降路
    に縦設されたガイドレールの側面と対置する第1の永久
    磁石と、前記ガイドレールの側面に添設され前記第1の
    永久磁石と対向側が同極性に磁化された第2の永久磁石
    とを備えたリニアモータエレベータ用ブレーキ。
JP7208697A 1995-08-16 1995-08-16 リニアモータエレベータ用ブレーキ Pending JPH0952679A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1744190A2 (en) 1998-02-17 2007-01-17 Ngk Insulators, Ltd. A method of processing a substrate made of a ferroelectric single crystalline material
JP2014162575A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Fujitec Co Ltd 共振軽減装置、及び共振軽減方法
EP3372546A1 (en) * 2017-01-10 2018-09-12 Otis Elevator Company A stabilizing device of elevator car and a control method thereof, an elevator system

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