JP2612134B2 - リニアモータエレベーターのブレーキ装置 - Google Patents

リニアモータエレベーターのブレーキ装置

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JP2612134B2
JP2612134B2 JP20207392A JP20207392A JP2612134B2 JP 2612134 B2 JP2612134 B2 JP 2612134B2 JP 20207392 A JP20207392 A JP 20207392A JP 20207392 A JP20207392 A JP 20207392A JP 2612134 B2 JP2612134 B2 JP 2612134B2
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magnet
armature
frame
brake device
magnet frame
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和且 中村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電磁マグネットによ
り、二次導体や重り側ガイドレールにブレーキシューを
接離させるリニアモータエレベーターのブレーキ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は例えば特開平1−271381号
公報に示された従来のリニアモータエレベーターを示す
斜視図である。図において、昇降路1の上部には、2個
の返し車2が設置されており、これらにロープ3が巻き
掛けられている。ロープ3の一端部にはかご4が、ロー
プ3の他端部には釣合重り5がそれぞれ吊り下げられて
いる。昇降路1のかご4の両側には、かご4の昇降をガ
イドする一対のかご側ガイドレール6が設置されてい
る。また、釣合重り5の両側には、一対の重り側ガイド
レール7が設置されている。
【0003】釣合重り5には、リニアモータの一次側コ
イル8が複数個設けられている。昇降路1側には、一次
側コイル8に対向するリニアモータの二次導体9が設け
られている。この二次導体9は、その幅方向の一端部が
重り側ガイドレール7に係合している。一次側コイル8
は、二次導体9の両面に対向するように配置されてい
る。釣合重り5の下端部には、ブレーキ装置10が設け
られている。
【0004】図4は図3の釣合重り5を示す正面図、図
5は図4のブレーキ装置を示す拡大図、図6は図5のブ
レーキ装置の制動時の状態を示す断面図、図7は図5の
ブレーキ装置の解放時の状態を示す断面図である。図に
おいて、ブレーキ装置10は、重り側ガイドレール7の
両面に接離する一対のブレーキシュー11を有してい
る。これらのブレーキシュー11は、それぞれピン12
に回動自在に支持された一対のアーム13の先端に取り
付けられている。各アーム13の他端部は、それぞれ電
磁マグネット14のマグネット枠15及びマグネットア
ーマチュア16に連結されている。
【0005】図8は従来の電磁マグネット14を拡大し
て示す断面図である。図において、マグネットアーマチ
ュア16には、複数本のピン17が固定されている。ピ
ン17は、マグネット枠15の外周部を摺動自在に貫通
している。ピン17のマグネット枠15から突出した部
分には、マグネット枠15とマグネットアーマチュア1
6との開離間隔を規制するストッパ18が固着されてい
る。
【0006】マグネット枠15内には、ばね19が挿入
され、調整ねじ20により軸方向の位置決めがなされて
いる。このばね19は、マグネットアーマチュア16を
マグネット枠15から開離する方向へ付勢している。ま
た、マグネット枠15内には、電磁コイル21が挿入さ
れている。マグネットアーマチュア16のマグネット枠
15に対向する面には、ボルト類(図示せず)によりな
めし皮22が固定されている。
【0007】上記のような従来のリニアモータエレベー
ターでは、一次側コイル8と二次導体9とにより構成さ
れるリニア誘導モータの推進力により、釣合重り5を重
り側ガイドレール7に沿って昇降させ、これにより釣合
重り5にロープ3を介して接続されたかご4をかご側ガ
イドレール6に沿って昇降させる。また、釣合重り5内
にブレーキ装置10を設け、かご4と釣合重り5とを制
動停止させる。
【0008】次に、ブレーキ装置10の動作について説
明する。まず、制動時には、図6に示すように、ばね1
9のばね力によりマグネット枠15とマグネットアーマ
チュア16とが互いに開離する。これにより、アーム1
3がピン12を中心に回動し、ブレーキシュー11が重
り側ガイドレール7に押し付けられて制動力が発生す
る。このような制動時には、マグネット枠15とマグネ
ットアーマチュア16との間に隙間が生じている。
【0009】また、ブレーキ装置10の解放時には、
コイル21を励磁することにより、マグネット枠15
とマグネットアーマチュア16との間に吸引力を発生さ
せる。これにより、マグネット枠15とマグネットアー
マチュア16とは、図7に示すように、ばね19に逆ら
って接触する。従って、アーム13が制動時とは逆方向
に回動し、ブレーキシュー11が重り側ガイドレール7
から開離する。このような解放時には、ブレーキシュー
11と重り側ガイドレール7との間に隙間が生じてい
る。
【0010】また、解放時にマグネット枠15とマグネ
ットアーマチュア16とが直接接触すると、騒音が発生
したり、マグネット枠15とマグネットアーマチュア1
6とが離れにくくなり、制動不可能となったりする恐れ
がある。そこで、これらを防止するため、マグネットア
ーマチュア16になめし皮22を固定して、マグネット
枠15とマグネットアーマチュア16との直接接触を避
けている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の電磁マグネット14においては、制動時に、ば
ね19のばね力によりブレーキシュー11が重り側ガイ
ドレール7に瞬時に押し付けられるため、ブレーキシュ
ー11が重り側ガイドレール7に接触する瞬間に騒音が
発生するという問題点があった。
【0012】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、制動時に騒音
が発生するのを防止して、静かに動作するリニアモータ
エレベーターのブレーキ装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るリニアモ
ータエレベーターのブレーキ装置は、電磁マグネットの
マグネット枠と、このマグネット枠をガイドするピンの
先端部に固定されたストッパとの間に、ゴムやばねなど
の弾性体を装着したものである。
【0014】
【作用】この発明においては、制動時にブレーキシュー
がガイドレール等に押し付けられる動作を、弾性体によ
り和らげ、騒音の発生を防止する。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の一実施例によるブレーキ装置の電
磁マグネットの制動時の状態を示す断面図、図2は図1
の解放時の断面図であり、図8と同一又は相当部分には
同一符号を付している。
【0016】図において、電磁マグネット30のマグネ
ット枠15とマグネットアーマチュア16とを連結する
ピン17は、一端部がマグネットアーマチュア16に固
定され、他端部がマグネット枠15を摺動自在に貫通し
ている。ピン17のマグネット枠15から突出した部分
には、ストッパ18が固定されており、このストッパ1
8とマグネット枠15との間に弾性体であるゴム31が
装着されている。
【0017】また、マグネットアーマチュア16とマグ
ネット枠15との間には、ピン17を通してなめし皮3
2が装着されている。即ち、従来例では、なめし皮22
をマグネットアーマチュア16の中央部の広い部分に固
定したが、この実施例では、ピン17の周囲に限定して
なめし皮32を設けている。
【0018】なお、マグネット枠15内にばね19及び
電磁コイル21が挿入されているのは、従来例と同様で
ある。また、リニアモータエレベーターの構成やそのブ
レーキ装置10の構成は、図3ないし図7と同様であ
る。
【0019】次に、動作について説明する。まず、ブレ
ーキ装置10の制動時は、従来例と同様にばね19のば
ね力によりブレーキシュー11を重り側ガイドレール7
に押し付けて釣合重り5を停止させ、これによりかご4
を停止させる。このとき、マグネット枠15は、ピン1
7を案内としてストッパ18側へ移動するが、移動の
際、マグネット枠15とストッパ18との間に装着され
たゴム31を圧縮する。このため、ブレーキシュー11
が重り側ガイドレール7に接触する動作が和らげられ、
ブレーキシュー11と重り側ガイドレール7との瞬時の
接触による騒音の発生が防止される。
【0020】また、ブレーキ装置10の解放時は、通電
により電磁コイル21を励磁して、マグネット枠15と
マグネットアーマチュア16との間に吸引力を発生させ
る。これにより、マグネット枠15とマグネットアーマ
チュア16とは、図2に示すように、なめし皮32を介
して互いに接触する。これにより、ブレーキシュー11
が重り用ガイドレール7から開離してブレーキが解放さ
れる。
【0021】このとき、マグネット枠15とマグネット
アーマチュア16との間には、なめし皮32が介在して
いるので、マグネット枠15とマグネットアーマチュア
16とが直接接触せず、従って騒音が発生したり制動不
可能となったりするのが防止される。しかも、なめし皮
32を従来より小さくしたので、コスト的に安価にな
る。
【0022】また、従来例の電磁マグネット14では、
なめし皮22がマグネットアーマチュア16に固定され
ているので、保守時にブレーキ装置10を全部分解する
必要があった。しかし、この実施例の電磁マグネット3
0では、ピン17をマグネット枠15及びマグネットア
ーマチュア16から抜き取るだけで、なめし皮32やゴ
ム31の点検・交換が行え、保守作業を迅速に行うこと
ができる。
【0023】なお、上記実施例では弾性体としてゴム3
1を使用した場合を示したが、ばねやダンパ等の弾性体
を使用してもよい。また、上記実施例ではマグネット枠
15とマグネットアーマチュア16との直接接触を避け
るための介在部材としてなめし皮32を使用した場合を
示したが、なめし皮32の代わりにフェルトや銅板等の
非磁性材からなるワッシャやプレートを使用してもよ
い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のリニア
モータエレベーターのブレーキ装置は、電磁マグネット
のマグネット枠とこのマグネット枠をガイドするピンの
先端部に固定されたストッパとの間に弾性体を装着した
ので、ブレーキシューがガイドレール等に押し付けられ
る動作を緩衝して、制動時に騒音が発生するのを防止す
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるブレーキ装置の電磁
マグネットの制動時の状態を示す断面図である。
【図2】図1の解放時の状態を示す断面図である。
【図3】従来のリニアモータエレベーターの一例を示す
斜視図である。
【図4】図3の釣合重りを示す正面図である。
【図5】図4のブレーキ装置を示す拡大図である。
【図6】図5のブレーキ装置の制動時の状態を示す断面
図である。
【図7】図5のブレーキ装置の解放時の状態を示す断面
図である。
【図8】従来の電磁マグネットを拡大して示す断面図で
ある。
【符号の説明】
15 マグネット枠 16 マグネットアーマチュア 17 ピン 18 ストッパ 19 ばね 21 電磁コイル 30 電磁マグネット 31 ゴム(弾性体)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降体に設けられ、電磁コイルを有する
    マグネット枠と、上記電磁コイルの励磁により上記マグ
    ネット枠の方向へ吸引されるマグネットアーマチュア
    、一側が上記マグネットアーマチュアに固定され
    記マグネット枠を摺動自在に貫通して、他側に上記マグ
    ネットアーマチュアの移動を規制するストッパが設けら
    れたピンと、上記マグネット枠と上記マグネットアーマ
    チュアとの間に設けられ上記マグネットアーマチュアを
    上記マグネット枠から開離する方向へ付勢するばねと、
    上記ストッパと上記マグネット枠との間に設けられた弾
    性体と、上記マグネットアーマチュアに係合し上記マグ
    ネットアーマチュアの往復動により動作してブレーキシ
    ューを介しガイドレールを挟圧するアームとを備えてい
    ることを特徴とするリニアモータエレベーターのブレー
    キ装置。
JP20207392A 1992-07-29 1992-07-29 リニアモータエレベーターのブレーキ装置 Expired - Lifetime JP2612134B2 (ja)

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